JP2009133088A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上部可動障子20および下部可動障子30のいずれの開閉移動領域からも外れた位置における縦枠レール部材132に切欠き部132Gが形成されているので、比較的作業がしやすい位置に設けられた切欠き部132Gを介してスライドシューを縦枠レール部材132の内外に挿通させることができ、各障子の建て込みや交換の作業性を向上させることができる。さらに、窓枠の中間高さ位置における縦枠レール部材132の開口132Dおよび切欠き部132Gが縦枠カバーで覆われていることで、上げ下げ窓1の室内側から見た外観意匠性を高めることもできる。
【選択図】図8
Description
特許文献1には、窓枠と、この窓枠の室外寄りにて上下にスライド開閉自在に設けられた室外側可動障子(外障子)と、この室外側可動障子の室内側に沿って上下にスライド開閉自在に設けられた室内側可動障子(内障子)とを備えた上げ下げ窓が開示されている。この上げ下げ窓において、可動障子の移動面内における縦枠には、可動障子を上方に付勢するバランサと、室外側可動障子の下方への移動または室内側可動障子の上方への移動を規制するストッパとが設けられ、このストッパに当接して移動が規制される全開位置まで可動障子が開放される。また、各可動障子の下端部には、縦枠のレール(縦溝)に上下案内されるスライダが連結され、このスライダとバランサとがワイヤを介して連結されることで可動障子が上方に付勢されようになっている。
このような構成によれば、上下スライド開閉可能な可動障子を内倒し可能に構成した場合に、障子ストッパーおよび縦枠カバーを縦枠レールから取り外すことで、上部障子ストッパーの規制位置よりも下方まで移動させてから上部可動障子を内倒すことができ、また下部障子ストッパーの規制位置よりも上方まで移動させてから下部可動障子を内倒すことができる。このように内倒した上部可動障子および下部可動障子の室外面を室内側から清掃することができるので、窓枠の上部や下部において内倒して清掃する場合と比較して、格段に容易に清掃作業が実施でき、利便性を向上させることができる。
このような構成によれば、縦枠カバーのカバー面部を傾斜させたことで、建具のデザイン性を高めて意匠性を向上させることができる。また、縦枠カバーの上側または下側に障子ストッパーが位置する場合において、縦枠の見付け方向内側に傾斜したカバー面部を設けることで、縦枠カバーを障子ストッパーの底面または上面に当接させ移動規制するとともに、この当接面積が大きくできるため、障子ストッパーによる可動障子の規制強度を高めることができる。従って、障子ストッパーの部材寸法が小さくできたり、その取付構造が簡単化できたりなど、障子ストッパーの小型化を図って意匠性をさらに向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を室外側から見た正面図である。図2は、上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図3および図4は、それぞれ上げ下げ窓1を示す横断面図であって、図3は、図1に矢視III−III線で示す断面図であり、図4は、図1に矢視IV−IV線で示す断面図である。図5は、上げ下げ窓1を室外側から見た分解斜視図である。
図1〜図5において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁2における開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、下端位置が床面3と略同一高さ位置に設けられ、上端位置が天井面4と略同一高さ位置に設けられた窓である。
図6は、上げ下げ窓1の縦枠13部分を拡大して示す横断面図である。図7(A)は、縦枠13の側面図であり、図7(B)は、上げ下げ窓1の縦断面図である。図8は、上げ下げ窓1の縦断面図であり、縦枠13から縦枠カバー部材136を取り外した状態の図である。
先ず、縦枠カバー部材136を縦枠レール部材132から取り外すとともに、上部障子ストッパー137Bおよび下部障子ストッパー137Cを、それぞれストッパー固定金物137A(図3)のビスを緩めて縦枠レール部材132から取り外す。この状態で上部可動障子20を下方に開放移動させるとともに下部可動障子30を上方に開放移動させ、上部可動障子20の下框22が上部障子ストッパー137Bの取付位置よりも下方で、かつ切欠き部132Gよりも上方となる位置まで移動させるとともに、下部可動障子30の上框31が下部障子ストッパー137Cの取付位置よりも上方で、かつ切欠き部132Gよりも下方となる位置まで移動させる。
清掃が完了したら、上部可動障子20および下部可動障子30を室外側に回動させてラッチ装置26,36の係止部を縦枠レール部材132の係止突片132Eに係止させてから、上部可動障子20を上方に移動させるとともに下部可動障子30を下方に移動させる。そして、下框22が上部障子ストッパー137Bの取付位置よりも上方になるまで上部可動障子20を閉鎖方向に移動させたら、上部障子ストッパー137Bを縦枠レール部材132に固定し、上框31が下部障子ストッパー137Cの取付位置よりも下方になるまで下部可動障子30を閉鎖方向に移動させたら、下部障子ストッパー137Cを縦枠レール部材132に固定する。これに続いて縦枠カバー部材136を縦枠レール部材132に取り付けて清掃作業が完了する。なお、上部障子ストッパー137B、下部障子ストッパー137Cおよび縦枠カバー部材136を取り外さずに、上部障子ストッパー137Bよりも上方位置にて上部可動障子20を内倒し開放し、下部障子ストッパー137Cよりも下方位置にて下部可動障子30を内倒し開放して、各障子の清掃を行ってもよい。
(1)すなわち、上部可動障子20および下部可動障子30のいずれの開閉移動領域からも外れた位置における縦枠レール部材132に切欠き部132Gが形成されているので、この切欠き部132Gを介してスライドシュー25,35を縦枠レール部材132の内外に挿通させることができる。従って、上部可動障子20および下部可動障子30の建て込みや交換の際に、スライドシュー25,35が容易に着脱でき、作業性を向上させることができる。
例えば、前記実施形態においては、上げ下げ窓1が上下一対の2枚の障子(上部可動障子20および下部可動障子30)を有して構成されていたが、これに限らず、可動障子が1枚であってもよく、また3枚以上の可動障子を有して構成されていてもよい。可動障子が1枚の場合には、上部可動障子20に相当する可動障子の下方に前記切欠き部132Gおよび縦枠カバー部材136が設けられる構成であればよい。また、3枚以上の可動障子を有する建具を構成する場合には、上部可動障子20に相当する可動障子と、その下方に設けられる切欠き部132Gおよび縦枠カバー部材136とを少なくとも有していればよく、他の可動障子や固定障子の構成は特に限定されない。
また、前記実施形態では、室外面材としての固定ガラスパネル48が、上部通気面材46や下部通気面材47などを有して一体的に組み立てられた固定面材ユニット40に設けられていたが、本発明における室外面材は、このような構成に限定されない。すなわち、室外面材は、窓枠10に固定された固定パネルや固定障子であってもよく、また窓枠10に上下開閉移動可能に支持された室外可動障子であってもよい。さらに、室外面材は、窓枠10に支持されて室外側に開閉可能な開き形式あるいは突出し形式の障子であってもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 建物開口部に固定される窓枠と、この窓枠における室外寄りに支持される室外面材と、この室外面材の室内側に沿って上下スライド自在に前記窓枠に支持される上部可動障子および下部可動障子とを備えた建具であって、
前記窓枠は、上枠、下枠および左右の縦枠を四周枠組みして構成され、前記上枠から下方に離隔しかつ前記下枠から上方に離隔して前記室外面材が支持されるとともに、これら上下の離隔部分のうち、上側の離隔部分の室内側を覆う閉鎖位置と当該離隔部分を開放する開放位置との間を前記上部可動障子が上下スライド自在に設けられ、下側の離隔部分の室内側を覆う閉鎖位置と当該離隔部分を開放する開放位置との間を前記下部可動障子が上下スライド自在に設けられ、
前記縦枠は、前記上部可動障子および下部可動障子を上下スライド自在に案内する縦枠レールを備え、
前記上部可動障子および下部可動障子は、前記縦枠レールにて上下スライド自在に案内されるスライド部材を備え、
前記縦枠レールは、上下方向に連続して形成された開口と、前記スライド部材における当該開口側への移動を規制する係止突片とを有して構成され、
前記縦枠レールにおいて、前記開放位置にある上部可動障子の下端縁よりも下方かつ前記開放位置にある下部可動障子の上端縁よりも上方には、前記係止突片を切り欠いて前記スライド部材を挿通可能な切欠き部が形成されるとともに、当該縦枠レールの開口および前記切欠き部を覆う縦枠カバーが設けられている建具。 - 前記縦枠レールには、前記上部可動障子に当接して当該上部可動障子の移動を規制する上部障子ストッパーが前記縦枠レールの上端縁に隣接して設けられ、前記下部可動障子のに当接して当該下部可動障子の移動を規制する下部障子ストッパーが前記縦枠レールの下端縁に隣接して設けられ、前記切欠き部は、前記上部障子ストッパーと下部障子ストッパーとの間に位置して設けられる請求項1に記載の建具。
- 前記スライド部材は、前記上部可動障子および下部可動障子の各々の下端部に設けられるとともに、当該上部可動障子および下部可動障子を室内側に回動可能に支持する回動軸を有して構成され、
前記上部可動障子および下部可動障子の各々の上端部には、前記縦枠レールに係止されて上下スライド案内される係止状態と、この係止を外すことで当該上部可動障子および下部可動障子を内倒し可能にする非係止状態とが切り換え操作可能なラッチ部材が設けられ、
前記上部障子ストッパー、下部障子ストッパーおよび縦枠カバーが前記縦枠レールに着脱自在に取り付けられている請求項2に記載の建具。 - 前記縦枠レールには、前記係止突片が一対で設けられ、当該一対の係止突片間に前記開口が形成され、
前記縦枠カバーは、前記縦枠レールの開口を覆うカバー面部と、このカバー面部から縦枠レール側に延びて前記一対の係止突片に係止される一対の被係止片部とを有して形成され、前記カバー面部は、見込み方向室内側から室外側に向かって前記縦枠の見付け方向内側に傾斜して形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
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CN115198847A (zh) * | 2022-08-02 | 2022-10-18 | 北京创特盛达商贸有限公司 | 一种集洗手、给皂和风干一体的多功能智能洗手器 |
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JP2002021433A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-23 | Shin Nikkei Co Ltd | 上げ下げ窓における障子ガイド機構 |
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