JP4891203B2 - 建具 - Google Patents
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Description
特許文献1、2には、窓枠と、この窓枠の上半分に固定された固定障子(外障子)やガラスパネルと、この固定障子の室内側に沿って上下にスライド開閉自在に設けられた可動障子(内障子、下部障子)とを備えたシングルハングの上げ下げ窓が開示されている。一方、特許文献3には、内障子のみならず外障子も上下にスライド開閉自在に設けられたダブルハングの上げ下げ窓が開示されている。
以上のような特許文献1〜3に記載された上げ下げ窓では、いずれも閉鎖状態において外障子が内障子よりも上側に位置し、外障子の下框(外召合せ框)の室内側に内障子の上框(内召合せ框)が重なるようになっている。従って、上げ下げ窓の室外側から雨などが降りかかった場合でも、内外の召合せ框の間を通って室内側に雨が入り込みにくい構造となっている。
また、室外面材は、窓枠に対して移動不能に固定されていてもよく、また可動障子と同様に上下スライド自在に支持されていてもよい。さらには、室外面材が窓枠に対して外開き形式や突き出し形式、あるいは縦辷出し(または横辷出し)形式などの各種形式で開閉可能に支持されていてもよい。
また、固定面材の上側に通気面材を設けるとともに、その最下段の通気部材の室内側に隙間を介して対向する通気突片を固定面材の外召合せ框に形成したことで、通気部材によって雨が阻止されるとともに、通気部材よりも室内側に浸入した雨が通気突片によって阻止される。従って、前述した立上り片および気密材による止水に加え、この立上り片の位置まで雨が入り込むことが通気突片および通気部材で防止できるので、止水性能を向上させることができる。また、通気面材が複数の通気部材と通気経路とを有して構成されているので、可動障子を開放すれば通気経路を介して外気を取り込んだり内気を排出したりできるとともに、通気経路の室外側開口が室内側開口よりも下方に位置することで、通気経路を介して室内側への雨などの浸入が防止でき、雨天であっても可動障子を開放して換気を行うことができる。
このような構成によれば、通気突片によって確実に雨などの浸入が防止でき、止水性能のさらなる向上が実現できる。
このような構成によれば、通気突片と立上り片との間に溝部を形成することで、通気突片を超えて雨などが浸入したとしても、この水を溝部に溜めることができ、立上り片を超えて室内側へ浸入することが防止できる。
このような構成によれば、通気突片の上端部に水返し片部を形成したことで、この通気突片まで到達した雨などを室外側に戻して落下させることができ、通気突片よりも室内側への浸入がより確実に防止できる。
このような構成によれば、前述の気密材に加えて面材に摺接する第2気密材を設けたことで、立上り片を超えた雨などの浸入を第2気密材で阻止することができ、止水性能をさらに一層向上させることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を室外側から見た正面図である。図2は、上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図3および図4は、それぞれ上げ下げ窓1を示す横断面図であって、図3は、図1に矢視III−III線で示す断面図であり、図4は、図1に矢視IV−IV線で示す断面図である。図5は、上げ下げ窓1を室外側から見た分解斜視図である。
図1〜図5において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁2における開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、下端位置が床面3と略同一高さ位置に設けられ、上端位置が天井面4と略同一高さ位置に設けられた窓である。
図6は、上げ下げ窓1の上部を拡大して示す縦断面図である。図7および図8は、それぞれ上げ下げ窓1における上部可動障子20の召合せ部分および下部可動障子30の召合せ部分を拡大して示す縦断面図である。図9は、上げ下げ窓1の下部を拡大して示す縦断面図である。図10は、上部可動障子20の召合せ部分をさらに拡大して示す縦断面図である。
上部可動障子20の下框22は、アルミ形材製の一体成形部材であって、略矩形中空状の中空部221と、この中空部221の室内側から上方に延びる室内見付け面部222と、中空部221の室外側から上方に延びる室外見付け面部223と、中空部221の室外側から室外側に延びて上方に折れ曲がった係合片としての煙返し224とを有して形成されている。この下框22において、室内見付け面部222と室外見付け面部223とは、互いに見込み方向に対向して配置されており、これらの間に上方に開口した面材保持部22Aが形成されている。この面材保持部22Aには、ガスケット241を介してガラスパネル24の下端縁が保持されるようになっている。
下部可動障子30の上框31は、アルミ形材製の一体成形部材であって、略矩形中空状の中空部311と、この中空部311の室内側から下方に延びる室内見付け面部312と、中空部311の室外側から下方に延びる室外見付け面部313と、中空部311の室外側から室外側にに延びて下方に折れ曲がった係合片としての煙返し314とを有して形成されている。さらに、上框31には、中空部311の室内側上端から室内側に延びた操作把手315が形成されている。この上框31において、室内見付け面部312と室外見付け面部313とは、互いに見込み方向に対向して配置されており、これらの間に下方に開口した面材保持部31Aが形成されている。この面材保持部31Aには、ガスケット341を介してガラスパネル34の上端縁が保持されるようになっている。
(1)すなわち、上部可動障子20の下框22(内召合せ框)と固定面材ユニット40の上部中間框44(外召合せ框)とで構成された召合せ部において、上部中間框44の煙返し449よりも室外側に立上り片44Bが形成されるとともに、この立上り片44Bよりも室内側かつ煙返し449よりも上側に気密材44Dが取り付けられている。これにより、上げ下げ窓1の室外側から降りかかる雨などを立上り片44Bで阻止することができるとともに、さらに立上り片44Bを超えた雨を気密材44Dで阻止することができ、上部中間框44と下框22との間から室内側への雨水の浸入を防止することができる。従って、固定面材ユニット40の上部中間框44の室内側に上部可動障子20の下框22が重なって閉じる開閉形式の上げ下げ窓1において、止水性能を確保することができ、従来の上げ下げ窓のような内外障子の召合せ構造の制約を受けることがなくなるため、固定面材である固定ガラスパネル48と上部可動障子20との配置に関する設計の自由度を高めることができる。
例えば、前記実施形態においては、上げ下げ窓1が上下一対の2枚の障子(上部可動障子20および下部可動障子30)を有して構成されていたが、これに限らず、可動障子が1枚であってもよく、また3枚以上の可動障子を有して構成されていてもよい。可動障子が1枚の場合には、上部可動障子20に相当する可動障子の下框と、固定面材ユニット40における上部中間框44に相当する外召合せ框とが見込み方向に重なるような構成であればよい。また、3枚以上の可動障子を有する建具を構成する場合には、上部可動障子20に相当する可動障子と、固定面材ユニット40における固定ガラスパネル48および上部中間框44に相当する固定面材および外召合せ框とを有していればよい。
また、前記実施形態では、通気面材として、複数の通気部材462,472が全体クランク状に形成され、室外側開口が室内側開口よりも下方に位置する通気経路468,478を構成するものを採用したが、このような形態に限定されない。すなわち、通気部材としては、見込み方向の中央部が高い断面略山形状に形成され、通気経路の室外側および室内側の開口がそれぞれ通気部材の中央部よりも低い位置に形成されたものでもよい。また、通気面材として、複数の通気部材462,472を有した上部通気面材46および下部通気面材47のように、ガラリ形状に形成されて防犯性や防雨性を有したものを採用したが、通気面材の形態はガラリ形状のものに限定されない。
さらに、前記実施形態では、通気面材の室内側に防虫ネット494を有した網戸49を取り付けたが、この網戸は必須ではなく、省略されてもよい。さらに、網戸の形態としては、上下左右の框を有したものに限らず、防虫ネット単体を面ファスナー等で通気面材の室内側に貼り付けたものでもよい。
ずなわち、図11に示すように、上部中間框44における気密材保持部44Cには、室内側に開口した2個の気密材ポケットが形成されており、2個のうちの下側には、前記実施形態と同様の気密材44Dが取り付けられ、上側の気密材ポケットには、上部可動障子20のガラスパネル24の室外面に摺接可能な第2気密材44Fが取り付けられている。従って、気密材44Dに加えて第2気密材44Fが設けられているので、立上り片44Bを超えた雨などの浸入を第2気密材44Fで阻止することができ、止水性能をさらに一層向上させることができる。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 建物開口部に固定される窓枠と、この窓枠における室外寄りに支持される室外面材と、この室外面材の室内側に沿って上下スライド自在に前記窓枠に支持される可動障子とを備えた建具であって、
前記可動障子は、上框、下框および左右の縦框を四周框組みした内部に面材を取り付けて形成されるとともに、前記下框が前記室外面材上部の外召合せ框の室内側に重なる閉鎖位置と、この閉鎖位置から下方にスライドされて前記室外面材の室内側に重なる開放位置との間を開閉移動自在に設けられ、
前記室外面材の外召合せ框には、前記閉鎖位置にある可動障子の下框と係合する係合片と、この係合片よりも室外側にて上方に立ち上がる立上り片とが形成されるとともに、前記可動障子の下框の室外面に当接可能な気密材が前記係合片よりも上方かつ前記立上り片よりも室内側に設けられ、
前記室外面材は、前記窓枠に移動不能に支持された固定面材であり、この固定面材の上側には、前記閉鎖位置にある可動障子の室外側を覆う通気面材が設けられており、
前記通気面材は、左右に延びる複数の通気部材と、これらの通気部材間に形成されて下方に向いた室外側開口を有しかつ室内外に渡る通気経路とを有して構成され、
前記固定面材の外召合せ框には、前記立上り片よりも室外側にて上方に立ち上がるとともに、前記通気面材における最下段の通気部材の室内側に所定の隙間を介して対向する通気突片が形成され、この通気突片と前記最下段の通気部材との間には、下方に向いた室外側開口を有しかつ室内外に渡る通気経路が形成されている建具。 - 前記通気突片は、前記立上り片の上端縁よりも上方、かつ前記可動障子の下框の上端縁よりも上方まで延びて形成されている請求項1に記載の建具。
- 前記通気突片と前記立上り片との間には、上方に開口するとともに前記外召合せ框の長手方向に延びた溝部が形成されている請求項1または請求項2に記載の建具。
- 前記通気突片の上端部には、室外側に折れ曲がった水返し片部が形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
- 前記室外面材の外召合せ框には、前記気密材よりも上方にて前記可動障子の面材の室外面に摺接可能な第2気密材が設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
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