JP5371581B2 - エレベータの敷居装置 - Google Patents

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Description

本発明は、かごと乗場との間の出入口の下部に配置されているエレベータの敷居装置に関するものである。
エレベータのかご床の敷物は、乗客の出入り等によって、表面が摩耗や破損する場合がある。そのため、摩耗や破損した敷物は、新しい敷物に適時交換する必要がある。
しかし、従来のかご床の敷物は、鋼板製のかご床枠上に接着剤等で接着されている。このため、かご床の敷物の交換作業は、古い敷物を剥がした後、新しい敷物をかご床枠上に接着させる必要があった。従って、かご床の敷物の交換作業に手間が掛かってしまうといった問題点があった。
そこで、上記の問題点を解決する従来技術の1つとして、床板取付枠の上部及び側部に複数のガイドレールを設け、係合溝が形成された敷物を各ガイドレールに対して着脱可能とした技術が提案されている。これにより、敷物を簡単且つ短時間で交換することができる(例えば、特許文献1参照)。
その反面、特許文献1に示すような従来技術では、新しい敷物に交換するときに、現行の敷物と同等の敷物に交換しなければならないという制約があった。しかし、エレベータのかご床の敷物は、エレベータ機器の中でも高い意匠性が要求される部品である。このため、特許文献1に示すような従来技術では、エレベータの設置環境や利用者の好みの変化に応じて、現行の敷物と種類の異なる敷物を使用することができないといった問題点があった。
そこで、上記の問題点を解決する従来技術の1つとして、垂直部と水平部とからなる断面L字形の押圧部材を、かご床とかご敷居本体との間に配置するエレベータの敷居装置が提案されている。具体的には、水平部を、かご敷居本体よりも高い位置にあるかご床の上面に圧着固定する。これにより、現行の敷物とは異なる種類の敷物を、エレベータの設置環境や利用者の好みの変化に応じて使用することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−60114号公報 実開昭59−153981号公報
しかしながら、特許文献2に示すような従来技術では、リフォーム工事などで、かご床の敷物を、厚手の敷物や材質の硬い敷物(例えば、絨毯や大理石)に交換してほしいといった依頼があった場合、かご床の敷物の上面と、かご敷居本体の上面とに段差が生じてしまう。このため、かご床とかご敷居本体との間の意匠性が低下してしまうとともに、かご床の敷物の上面と、かご敷居本体の上面との段差によって乗客が転倒してしまうといった問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、床部とかご敷居本体との間の意匠性の低下を防止するとともに、床部の上面と、敷居本体の上面との段差によって乗客が転倒することを防止することができるエレベータの敷居装置を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベータの敷居装置は、床部と敷居本体との間に着脱可能に配置される段差緩和部材を備えたエレベータの敷居装置であって、段差緩和部材は、床部と敷居本体との間に段差緩和部材を螺着させるためのねじ部に対向して設けられた長穴と、長穴を通してねじ部にねじを締め付けることにより、ねじの頭部の外周面が圧接される受皿状傾斜部とを備えるものである。
本発明に係るエレベータの敷居装置よれば、段差緩和部材を、長穴を有する構造にするとともに、ねじをねじ部に締め付けることでねじの頭部の外周面が圧接される受皿状傾斜部を有する構造としている。これにより、床部と敷居本体との段差に応じて、段差緩和部材の設置角度を変更することができ、床部と敷居本体との間に傾斜面を形成することができる。従って、床部と敷居本体との間の意匠性の低下を防止するとともに、床部の上面と、敷居本体の上面との段差によって乗客が転倒することを防止することができるエレベータの敷居装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係るエレベータの敷居装置を示す斜視図である。 図1のエレベータの敷居装置の要部を示す断面図である。 図2の段差緩和部材を示す断面図である。 皿ねじ及び段差緩和部材の要部を示す分解斜視図である。 かご敷居本体の上面よりも、かご敷物の上面が低い場合において、かご床部とかご敷居本体との間に、段差緩和部材を配置した状態を示す断面図である。 かご敷居本体の上面よりも、かご敷物の上面が高い場合において、かご床部とかご敷居本体との間に、段差緩和部材を配置した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係るエレベータの敷居装置を示す断面図である。 図7の段差緩和部材を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係るエレベータの敷居装置の要部を示す断面図である。 かご敷居本体の上面よりも、かご敷物の上面が高い場合において、段差緩和部材の上面に対して、ねじ穴が垂直な状態を示す断面図である。 かご敷居本体の上面よりも、かご敷物の上面が低い場合において、段差緩和部材の上面に対して、ねじ穴が垂直な状態を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
本願発明は、かご床部とかご敷居本体との間に、段差緩和部材を用いて傾斜面を形成することで、かご敷物の上面とかご敷居本体の上面との段差を低減することを技術的特徴としている。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るエレベータの敷居装置を示す斜視図である。従来技術では、絨毯のような、材質の柔らかい薄手の敷物が、かご敷居本体よりも高い位置にある場合、敷物の上面に水平部を圧着固定することにより、敷物の上面と、かご敷居本体の上面との段差を低減していた。これに対して、本実施の形態1では、かご敷物13がどのような材質であっても、段差緩和部材30を用いて、かご床部10とかご敷居本体20との間に傾斜面を形成している。これにより、かご敷物13の上面と、かご敷居本体20の上面との段差を低減することができる。
なお、本実施の形態1では、かご床部10とかご敷居本体20との間に段差緩和部材30を配置した場合を例に挙げて説明する。しかしながら、本発明は、これに限定されず、乗場と乗場敷居本体との間に、この段差緩和部材30を適用することも可能である。
また、図1は、かご室内からみて、エレベータの構成の右側半分を示す斜視図となっており、図1には、エレベータの構成の左側半分が図示されていない。しかしながら、本実施の形態1におけるエレベータは、一般的なエレベータの構成を備えているものとする。
図1において、かご室の正面には、かご出入口柱1が設けられている。かご出入口柱1には、一対の袖壁2が固定されている。各袖壁2の間には、かご出入口が設けられている。また、袖壁2には、かご室の運転を操作する操作機器3が取り付けられている。
また、かご室の正面には、互いに反対方向へ移動して、かご出入口を開閉状態とする一対のかごの戸4が設けられている。さらに、かご室の下部には、かご床部10が設けられている。かご床部10は、鋼板製の床板11、平板状の木材12(例えば、ベニヤ板)及びかご敷物13を備えている。
床板11の上面には、木材12が設けられている。木材12の上面には、かご敷物13が貼り付けられている。なお、かご敷物13としては、例えば、絨毯、タイル(樹脂・陶器)、大理石、縞鋼板、アルミ縞板などが挙げられる。
かご出入口の下部には、かご敷居本体20が設けられている。かご敷居本体20には、かご出入口の間口方向に沿った敷居溝20aが形成されている。また、かご敷居本体20の側部(かご室側の側部)には、かご敷居本体20の長さ方向に沿って断面弧状の凹部20bが形成されている。さらに、かご敷居本体20は、ねじ穴支持部21を有している。
ねじ穴支持部21は、かご床部10とかご敷居本体20との間に配置されている。ねじ穴支持部21には、かご敷居本体20の長さ方向に互いに間隔をおいて、複数のねじ穴21aが垂直に設けられている。
ここで、かご敷居本体20の側部(乗場敷居本体側の側部)には、かご敷居本体20と乗場敷居本体との隙間を塞ぐためのエプロン5が取り付けられている。また、かご敷居本体20の下部には、前枠6が設けられている。
かご床部10とかご敷居本体20との間には、かご出入口の間口方向に沿って、本発明の技術的特徴である段差緩和部材30が設けられている。この段差緩和部材30には、段差緩和部材30の長手方向に互いに間隔をおいて、複数の長穴30aが設けられている。
各長穴30aは、かご床部10とかご敷居本体20との間に、段差緩和部材30が配置されたとき、各ねじ穴21aに対向する位置に配置されている。また、各長穴30aは、長穴30aの長径方向をかご室の奥行き方向に沿うように配置されている。また、各長穴30aは、段差緩和部材30を貫通しており、皿ねじ7がこの長穴30aを貫通して、各ねじ穴21aに螺着されている。
次に、図1に示したような本実施の形態1における段差緩和部材30の構成について、より具体的に説明する。図2は、図1のエレベータの敷居装置の要部を示す断面図、図3は、図2の段差緩和部材30を示す断面図である。
本実施の形態1における段差緩和部材30は、第1の係合部31と、第2の係合部32と、段差緩和部材30の上部に形成された平面部33とを有している。
第1の係合部31は、段差緩和部材30の一方(かご敷居本体20側)に設けられている。また、第1の係合部31は、断面弧状に形成されている。さらに、第1の係合部31は、凹部20bに係合される。
ここで、敷居本体側の凹部20bの曲率と、段差緩和部材30側の第1の係合部31の曲率とでは、第1の係合部31の曲率の方が大きくなっている。これにより、第1の係合部31は、凹部20bに対して回動可能となっている。
第2の係合部32は、段差緩和部材30の他方(かご床部10側)に設けられている。また、第2の係合部32は、上面傾斜部32aと、下面段差部32bとを有している。
上面傾斜部32aは、第2の係合部32の上部に形成され、かご床部10に近づく方向へ傾斜されている(すなわち、先端に行くほど薄くなるように構成されている)。また、下面段差部32bは、上面傾斜部32aの下部に形成されており、かご敷物13の上部及び側部に係合される。
このように、第2の係合部32は、上面傾斜部32aと、下面段差部32bとを有することにより、かご敷物13の上面と、上面傾斜部32aの端部との段差を小さくすることができる(図2参照)。
また、段差緩和部材30の上部(長穴30aの上部)には、皿ねじ7をねじ穴21aに締め付けることにより、皿ねじ7の頭部の外周面が圧接される受皿状傾斜部30bが形成されている。これにより、皿ねじ7の頭部は、かご床部10とかご敷居本体20との間に、段差緩和部材30が水平に配置された場合、段差緩和部材30の上面に対して面一となっている(図2参照)。
このように、段差緩和部材30は、かご敷物13の上面と、かご敷居本体20の上面との段差が小さい場合、かご敷物13の上面と、かご敷居本体20の上面とを平坦状に形成することができる(図1、2参照)。
図4は、皿ねじ7及び段差緩和部材30の要部を示す分解斜視図である。図4に示すように、段差緩和部材30は、長穴30a及び受皿状傾斜部30bを有しているので、長穴30a及び受皿状傾斜部30bに皿ねじ7が通されたとき、長穴30aの長径方向に沿って変位可能となっている。また、段差緩和部材30は、設置角度を変更したときでも、皿ねじ7の頭部の外周面が受皿状傾斜部30bに圧接されるので、かご床部10とかご敷居本体20との間に確実に設置することができる。
このため、段差緩和部材30は、後述するが、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が低い場合や、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が高い場合でも、設置角度を変更することができる。このような、段差緩和部材30の設置角度を変更した場合の効果を、図5、図6を用いて、以下に説明する。
図5は、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が低い場合において、かご床部10とかご敷居本体20との間に、段差緩和部材30を配置した状態を示す断面図である。
図5に示すように、第2の係合部32は、第1の係合部31よりも低い位置で、かご敷物13の上面及び側面に係合されている。これにより、かご床部10とかご敷居本体20との間には、段差緩和部材30によって、傾斜面が形成されている。
図6は、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が高い場合において、かご床部10とかご敷居本体20との間に、段差緩和部材30を配置した状態を示す断面図である。なお、図6におけるかご敷物13は、厚手の大理石で形成されているものとする。
図6に示すように、第2の係合部32は、第1の係合部31よりも高い位置で、かご敷物13の上面及び側面に係合されている。これにより、かご床部10とかご敷居本体20との間には、段差緩和部材30によって、傾斜面が形成されている。
このように、段差緩和部材30は、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が低い場合や、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が高い場合でも、かご床部10とかご敷居本体20との意匠性が低下するのを防止することができる。
次に、段差緩和部材30の設置作業について説明する。まず、第1の係合部31を凹部20bに係合させる。この後、第2の係合部32をかご敷物13の上面及び側面に係合させる。次に、各皿ねじ7を各長穴30a及び受皿状傾斜部30bに通すとともに、ねじ穴21aに締め付ける。これにより、段差緩和部材30を、かご床部10とかご敷居本体20との間に設置することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、段差緩和部材を、長穴を有する構造にするとともに、皿ねじをねじ穴に締め付けることで皿ねじの頭部の外周面が圧接される受皿状傾斜部を有する構造としている。これにより、かご敷物の上面と、かご敷居本体の上面との段差に応じて、段差緩和部材の設置角度を変更することができ、かご床部と敷居本体と間に傾斜面を形成することができる。従って、かご床部とかご敷居本体との間の意匠性の低下を防止するとともに、かご床部の上面と、かご敷居本体の上面との段差によって乗客が転倒することを防止することができるエレベータの敷居装置を得ることができる。
さらに、段差緩和部材は、断面孤状の第1の係合部が、敷居本体側の凹部に係合されることにより、かご敷居本体に対して回動可能となっている。これにより、段差調整部材の設置作業を容易に行うことができる。
さらに、第2の係合部は、上面傾斜部と、下面段差部とを有することにより、第2の係合部がかご敷物の上面及び側面に係合したときに、かご敷物の上面と、第2の係合部の上面との段差を小さくすることができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、かご床部10とかご敷居本体20との間の段差を緩和する段差緩和部材30の上面を平面状に形成する場合について説明した。これに対して、本発明の実施の形態2では、かご床部10とかご敷居本体20との間の段差を緩和する段差緩和部材30の上面を曲面状に形成する場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態2に係るエレベータの敷居装置を示す断面図、図8は、図7の段差緩和部材30を示す断面図である。この図7は、先の実施の形態1における図6に対応しており、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が高い場合において、かご床部10とかご敷居本体20との間に、段差緩和部材30を配置した状態を示している。
先の実施の形態1における段差緩和部材30と比較すると、本実施の形態2における段差緩和部材30は、段差緩和部材30の上部に平面部33を形成するのではなく、段差緩和部材30の上部に曲面部34を形成する点が異なっている。これにより、段差緩和部材30の第2の係合部32は、上面傾斜部32aを有していない。
また、先の実施の形態1におけるかご敷物13と比較すると、本実施の形態2におけるかご敷物13には、第2の係合部32の下面段差部32bが係合するための、段差部が形成されている。これは、かご敷物13と第2の係合部32との係合部分の意匠性を向上させるためのものである。なお、他の構成は、先の実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
本実施の形態2における段差緩和部材30の上面には、かご床部10とかご敷居本体20との幅方向に沿って曲面部34が形成されている。これにより、かご床部10とかご敷居本体20との段差が大きい場合においても、段差緩和部材30の上面と、皿ねじ7の頭部との見た目の違和感を和らげることができる(図7参照)。
以上のように、実施の形態2によれば、段差緩和部材を、曲面部が形成された構造とする。これにより、先の実施の形態1よりも、皿ねじの頭部と、段差緩和部材の上面との変曲点を滑らかにすることができる。さらに、先の実施の形態1と同様に、かご床部の上面と、かご敷居本体の上面との段差によって乗客が転倒することを防止することができる。
実施の形態3.
先の実施の形態1、2では、段差緩和部材30の設置角度に関係なく、ねじ穴支持部21にねじ穴21aが垂直に設けられていた構成のエレベータの敷居装置について説明した。これに対して、本発明の実施の形態3では、段差緩和部材30の設置角度に応じて、ねじ穴40bが段差緩和部材30の上面に対して垂直となるように追従する構成のエレベータの敷居装置について説明する。
図9は、本発明の実施の形態3に係るエレベータの敷居装置の要部を示す断面図である。先の実施の形態1、2におけるエレベータの敷居装置と比較すると、本実施の形態3におけるエレベータの敷居装置は、かご敷居本体20側に、ガイド部21b及びねじ穴支持体40を備えている点が異なっている。なお、他の構成は先の実施の形態1、2と同様であり、説明を省略する。
本実施の形態3におけるねじ穴支持部21は、ガイド部21b(貫通孔に相当)を有している。ガイド部21bは、かご敷居本体20の長さ方向に沿って形成されている。また、ガイド部21b内には、複数の球体状のねじ穴支持体40が設けられている。各ねじ穴支持体40は、かご床部10とかご敷居本体20との間に段差緩和部材30が配置されたときに、長穴30aに対向する位置に配置されている。
また、各ねじ穴支持体40には、互いに対向する一対の平面部40aが形成されている。さらに、各ねじ穴支持体40には、一対の平面部40aの間に配置されたねじ穴40bが設けられている。
ここで、ねじ穴支持部21に設けられたガイド部21bの曲率と、ガイド部21b内に装着されるねじ穴支持体40の曲率とでは、ねじ穴支持体40の曲率の方が大きくなっている。これにより、ねじ穴支持体40は、ガイド部21b内において回転可能となっている。
図10は、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が高い場合において、段差緩和部材30の上面に対して、ねじ穴40bが垂直な状態を示す断面図である。
図10に示すように、ねじ穴支持体40は、段差緩和部材30の設置角度に応じて、図10中の半時計回り方向に回転される。これにより、ねじ穴40bは、段差緩和部材30の上面に対して垂直となるように追従することができる。また、このときの皿ねじ7は、長穴30aの第1の係合部31側に通されている。
図11は、かご敷居本体20の上面よりも、かご敷物13の上面が低い場合において、段差緩和部材30の上面に対して、ねじ穴40bが垂直な状態を示す断面図である。
図11に示すように、ねじ穴支持体40は、段差緩和部材30の設置角度に応じて、図11中の時計回り方向に回転される。これにより、ねじ穴40bは、段差緩和部材30の上面に対して垂直となるように追従することができる。また、このときの皿ねじ7は、長穴30aの第2の係合部32側に通されている。
このように、段差緩和部材30は、ねじ穴40bを、段差緩和部材30の上面に対して垂直となるように追従させた場合でも、かご床部10と敷居本体20との間に設置角度を変更して設置することができる。
以上のように、実施の形態3によれば、ねじ穴支持部にガイド部を設け、このガイド部内にねじ穴を備えた球体状のねじ穴支持体が回転可能に設けられている。これにより、段差緩和部材の設置角度に応じて、ねじ穴の角度を調整することができる。従って、かご床部とかご敷居本体との段差が大きい場合においても、段差緩和部材の上面から皿ねじの頭部が突出する量を低減することができる。また、先の実施の形態1、2と同様に、かご床部の上面と、かご敷居本体の上面との段差によって乗客が転倒することを防止することができる。
7 皿ねじ(ねじ)、10 かご床部(床部)、20 かご敷居本体(敷居本体)、20b 凹部、21a、40b ねじ穴(ねじ部)、21b ガイド部(貫通孔)、30 段差緩和部材、30a 長穴、30b 受皿状傾斜部、31 第1の係合部、32 第2の係合部、32a 上面傾斜部、32b 下面段差部、34 曲面部、40 ねじ穴支持体(支持体)。

Claims (4)

  1. 床部と敷居本体との間に着脱可能に配置される段差緩和部材を備えたエレベータの敷居装置であって、
    前記段差緩和部材は、
    前記床部と前記敷居本体との間に前記段差緩和部材を螺着させるためのねじ部に対向して設けられた長穴と、
    前記長穴を通して前記ねじ部にねじを締め付けることにより、前記ねじの頭部の外周面が圧接される受皿状傾斜部と
    を備えることを特徴とするエレベータの敷居装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの敷居装置において、
    前記段差緩和部材は、
    前記敷居本体側に設けられ、前記敷居本体に形成された断面弧状の凹部に回動可能に係合される第1の係合部と、
    前記床部側に設けられ、前記床部の上面に近づく方向へ傾斜している上面傾斜部と、前記上面傾斜部の下部に形成され、前記床部に係合される下面段差部とを有している第2の係合部と
    をさらに備えることを特徴とするエレベータの敷居装置。
  3. 請求項1に記載のエレベータの敷居装置において、
    前記段差緩和部材の上部には、前記床部と前記敷居本体との幅方向に沿って曲面部が形成されていることを特徴とするエレベータの敷居装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエレベータの敷居装置において、
    前記ねじ部は、前記段差緩和部材の設置角度に応じて回転可能な構造を有する
    ことを特徴とするエレベータの敷居装置。
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