JP5371460B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、光コネクタに関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant:個人用携帯情報端末)、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、車両用ナビゲーション装置等の電子機器においては、筐(きょう)体全体の小型化とディスプレイの大型化とを両立させるため、筐体を折畳むことができるようになっている。この場合、一方の筐体と他方の筐体とを回転可能に接続するヒンジ部の内部を通過するように、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、細線同軸ケーブル等の導電線を配設し、パラレル伝送等によって信号を伝送する。
近年、画像の高精細化等によって信号の高速化が求められているが、ヒンジ部の内部の大きさには限界があるので、幅広又は大径の導電線を配設することは困難である。また、EMI(Electro Magnetic Interference:電磁干渉)対策を施すと、更に導電線が幅広又は大径となってしまう。
そこで、大量の信号を伝送することができ、かつ、EMI対応に優れる光伝送化が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8は従来の光コネクタを示す斜視図である。
図において、870は発光素子、受光素子等を含む光学モジュールを収納する光学素子部であり、結合部材841を介して、コネクタハウジング811に結合されている。該コネクタハウジング811は、図示されない光ファイバの先端に結合されたプラグが挿入される溝状のガイド部814と、前記プラグの前端が係合される係合壁部818とを有する。該係合壁部818の壁面には一対のガイド突起831が形成され、該ガイド突起831が前記プラグに形成された一対の係合孔(こう)と嵌(かん)合することによって、前記プラグの位置決めが行われる。
また、光コネクタは、前記コネクタハウジング811に回転可能に取付けられたクランプ部材821を備える。該クランプ部材821の前端は、係合壁部818の側面から突出する回転軸813に回転可能に取付けられている。そして、前記クランプ部材821は、前端から後方へ向けて延出する細長い板状の腕部822を備え、該腕部822の後端には前記プラグの後端に掛止する掛止部827が接続され、さらに、該掛止部827の後端にはオペレータが操作するための操作部825が接続されている。
そして、前記プラグを光コネクタに接続する場合には、まず、図に示される姿勢から操作部825を上昇させるようにクランプ部材821を回転させ、ガイド部814の上面を開放する。続いて、後方からプラグをガイド部814に挿入し、前記プラグの前端面を係合壁部818の壁面に当接させる。この場合、ガイド突起831をプラグの係合孔と嵌合させることによって、前記プラグの位置決めを行う。最後に、操作部825を下降させるようにクランプ部材821を回転させ、図に示される姿勢に復帰させる。これにより、前記プラグの後端に掛止部827が掛止し、前記プラグは光コネクタに接続された状態でロックされる。
特開平11−84174号公報
しかしながら、前記従来の光コネクタにおいては、ガイド突起831をプラグの係合孔と嵌合させることによってプラグの位置決めを行うようになっているので、オペレータによる接続作業が困難である。通常、光ファイバに接続されたプラグを光コネクタに接続する場合、プラグ側の光路と光コネクタ側の光路との位置決めには極めて高い精度が要求されるので、ガイド突起831と係合孔との寸法公差が極めて小さく設定されている。そのため、ガイド突起831が係合孔に進入するようにプラグを移動させるオペレータの操作は、正確さが要求され、困難なものとなる。
また、オペレータがガイドに余分な力を付与した場合に、ガイド突起831が破損する可能性がある。近年では、光コネクタの微細化が進んでおり、それに伴ってガイド突起831も微細化している。そのため、例えば、ガイド突起831をプラグの係合孔と嵌合させる際に、オペレータが手指等によってプラグの姿勢や向きに修正を加えると、ガイド突起831がオペレータの手指等の力を受けて破損してしまうことがある。
さらに、操作部825を下降させてクランプ部材821を回転させる前に、ガイド突起831がプラグの係合孔と完全に嵌合して嵌合プラグの位置決めが完了していることを確認する必要があるが、ガイド突起831やプラグの係合孔を含む各部材が微細なために、目視によって嵌合プラグの位置決めが完了していることを確認することは困難である。
本発明は、前記従来の問題点を解決して、ロック部材にプラグを検知する検知部を形成し、光導波路に接続されたプラグの前部がコネクタハウジングの当接部に対して位置決めされると、ロック部材が姿勢変化を開始するようにして、コネクタハウジングに対するプラグの位置決めを容易に、かつ、正確に行うことができるとともに、プラグの位置決め完了を容易に認識することができ、小型でありながら耐久性が高く、構造が簡素で製造コストが低く、操作が容易な光コネクタを提供することを目的とする。
そのために、本発明の光コネクタにおいては、光導波路を備えるケーブルに接続されたプラグが装着されるコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに姿勢変化可能に取付けられ、前記プラグをロックするロック部材とを有する光コネクタであって、前記コネクタハウジングは、前記プラグの前部と係合する当接部を備え、前記ロック部材は、該ロック部材が開放位置にあるときに少なくとも一部が前記当接部に位置する検知部と、屈曲部を備える伸縮部と、該伸縮部の伸縮によって前記コネクタハウジングに掛止又は掛止解除される被掛止部と、前記伸縮部の収縮によって前記プラグを前記当接部に向けて押圧する押部とを備え、前記前部を前記当接部と係合させると、前記プラグの少なくとも一部が前記検知部に当接し、前記ロック部材が前記開放位置からの姿勢変化を開始する。
本発明の他の光コネクタにおいては、さらに、前記プラグは、その下面が前記コネクタハウジングの上面と対向するようにコネクタハウジングに装着され、前記ロック部材は、前記プラグの上面を前記コネクタハウジングの上面に向けて押圧するプラグ押え部を備える。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記ロック部材は、前記開放位置からの姿勢変化を開始した後、閉止位置に向けた姿勢変化をその自重によって続行する。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記検知部の少なくとも一部は、前記ロック部材が開放位置にあるときに前記当接部から露出する。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記前部又は当接部の一方には、円弧端部を備える凸部が形成され、前記前部又は当接部の他方には、互いに反対方向に傾斜する2つの斜辺部を備える凹部が形成され、前記前部と当接部とが係合すると、前記凸部の少なくとも一部が前記凹部に進入し、前記コネクタハウジングと前記プラグとの位置合せが行われる。
本発明の更に他の光コネクタにおいては、さらに、前記当接部は一対の側壁部を備え、前記前部が前記一対の側壁部の間に進入すると、前記コネクタハウジングと前記プラグとの概略的な位置合せが行われる。
本発明によれば、光コネクタは、ロック部材にプラグを検知する検知部を形成し、光導波路に接続されたプラグの前部がコネクタハウジングの当接部に対して位置決めされると、ロック部材が姿勢変化を開始する。これにより、コネクタハウジングに対するプラグの位置決めを容易に、かつ、正確に行うことができるとともに、プラグの位置決め完了を容易に認識することができる。さらに、ロックの解除性とロックの信頼性とを両立させることができ、かつ、小型でありながら耐久性が高く、コネクタの構造を簡素化することができ、製造コストを抑制し、操作を容易にすることができる。
本発明の実施の形態における光コネクタを示す図でありケーブルを接続する前にロック部材を開放した状態を示す図であって、(a)は光コネクタの斜視図、(b)はケーブルの斜視図、(c)は側面図である。 本発明の実施の形態における光コネクタを示す斜視図でありケーブルを接続した後にロック部材を閉じてロックした状態を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 本発明の実施の形態におけるプラグを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態におけるケーブルの接続端部とレセプタクルコネクタの光接続部及び電気接続部との接続関係を示す側断面の模式図である。 本発明の実施の形態におけるプラグをレセプタクルコネクタに嵌合する動作を示す第1の図であり、(a)〜(d)は一連の動作を示す上面図、(a−1)〜(d−1)は一連の動作を示す断面図であって(a)〜(d)のA−A矢視断面図、(b−2)及び(c−2)は要部拡大図であって(b−1)及び(c−1)のB部及びC部の拡大図である。 本発明の実施の形態におけるプラグをレセプタクルコネクタに嵌合する動作を示す第2の図であり、(a)〜(d)は一連の動作を示す上面図、(a−1)〜(d−1)は一連の動作を示す側面図であって(a)〜(d)の側面図である。 本発明の実施の形態におけるプラグをレセプタクルコネクタに嵌合する動作を示す第3の図であり、(a)〜(g)は一連の動作を示す斜視図である。 従来の光コネクタを示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における光コネクタを示す図でありケーブルを接続する前にロック部材を開放した状態を示す図、図2は本発明の実施の形態における光コネクタを示す斜視図でありケーブルを接続した後にロック部材を閉じてロックした状態を示す図である。なお、図1において、(a)は光コネクタの斜視図、(b)はケーブルの斜視図、(c)は側面図であり、図2において、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
図において、1は本実施の形態における光コネクタとしてのレセプタクルコネクタであり、図示されない回路基板等の基板の面に実装され、ケーブル101を接続するための光コネクタとして機能する。
ここで、ケーブル101は、光導波路と後述される導電線151とを一体化した複合ケーブルであり、具体的には、帯状の光導波路の一面にフレキシブル回路基板等の可撓(とう)性平板状ケーブルを貼(てん)付して積層することによって一体的に結合したもの、又は、帯状の光導波路の一面に導電パターンを形成したものである。
また、前記ケーブル101の端部には、プラグハウジング130が取付けられ、相手方光コネクタであるプラグコネクタとしてのプラグ120が形成されている。そして、該プラグ120が前記レセプタクルコネクタ1と嵌合することによって、ケーブル101がレセプタクルコネクタ1に接続される。
なお、本発明における光コネクタは、光導波路を接続するためのコネクタとして機能し、少なくとも光導波路を備えるケーブルを接続することができるものであればよく、必ずしも、光導波路と導電線151とを一体化した複合ケーブルである必要はない。しかし、本実施の形態においては、説明の都合上、光コネクタがコネクタであって、光導波路と導電線151とを一体化した複合ケーブル101を接続するコネクタである場合についてのみ説明する。
前記ケーブル101は、いかなる用途に使用されるものであってもよいが、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDA、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤ、ゲーム機、車両用ナビゲーション装置等であって、筐体が複数の部分に分割され、隣接する各部分が回転可能に連結されている電子機器に使用され、隣接する各部分を回転可能に連結するヒンジ部の内部を通過するように配線されるような用途に適している。また、前記ケーブル101は、例えば光導波路によって信号をシリアル伝送することができ、かつ、EMI対応に優れているので、大量の信号を高速で伝送する用途に適している。さらに、レセプタクルコネクタ1は、前記電子機器の筐体内に配設された基板の面に実装されるような用途に適している。
なお、本実施の形態において、レセプタクルコネクタ1、ケーブル101及びプラグ120並びにそれらに含まれる各部材の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、レセプタクルコネクタ1、ケーブル101及びプラグ120並びにそれらに含まれる各部材が図に示される姿勢である場合に適切であるが、レセプタクルコネクタ1、ケーブル101及びプラグ120並びにそれらに含まれる各部材の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。
前記レセプタクルコネクタ1は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成されたコネクタハウジング11と、金属、合成樹脂等であって弾性変形可能な材料によって一体的に形成され、前記コネクタハウジング11に姿勢変化可能に取付けられた弾性ロック部材としてのロック部材21とを有する。該ロック部材21は、例えば、金属板に曲げ加工、プレス加工等の加工を施すことによって形成することができる。そして、前記ロック部材21は、その基端(図1(c)における下端)がコネクタハウジング11の先端(図1(c)における左端)に回転可能に接続され、姿勢変化して、プラグ120をコネクタハウジング11に装着するための図1に示されるような第1位置としての開放位置、及び、プラグ120をロックする図2に示されるような第2位置としての閉止位置になる。
前記ロック部材21は、中空の略長方形状の板状部材であり、短軸方向(幅方向)に延在する帯板状の第1横桟部24及び第2横桟部25と、長軸方向(縦方向)に延在して前記第1横桟部24及び第2横桟部25の両端を接続する細長い帯板状の一対の撓(たわ)み部22とを有する。該撓み部22は、伸縮可能な伸縮部として機能する。
そして、前記第1横桟部24は、ロック部材21の先端に位置し、その短軸方向の両端には一対の取付部としての取付脚部23の基端が接続されている。前記取付脚部23は、第1横桟部24に対してほぼ直交する方向に延在し、その先端が、コネクタハウジング11の回転軸13を介して、コネクタハウジング11の先端に回転可能に接続されている。なお、前記取付脚部23は、第1横桟部24を介して、前記撓み部22の一端に接続されているとも言える。また、前記第1横桟部24における一対の撓み部22との接続部分の間には、第2横桟部25の方向に向けて延出するプラグ押え部としての第1押え部24aの基端が接続されている。図に示される例において、第1押え部24aは、細長い帯板状の部材であってその数は2つであるが、幅広い板状部材であってもよいし、その数は1つであっても3つ以上であってもよい。
さらに、前記第1横桟部24には、閉止位置において下方に向けて延出する板状の検知レバー28の基端が接続されている。前記検知レバー28は、プラグ120の少なくとも一部と当接してプラグ120を検知する検知部として機能する。図に示される例において、前記検知レバー28は、略S字状又はクランク状の側面形状を備える板状の部材であり、基端が第1横桟部24における第2横桟部25と反対側の縁に接続され、本体は基端に対してほぼ90度曲げて接続され、閉止位置において下方に延出し、前記本体の下端、すなわち、先端には先端部28aが接続されている。該先端部28aは、基端に対してほぼ90度曲がるように湾曲した側面形状を備え、その先端は、第2横桟部25と反対方向に向けて延出する。図に示される例において、検知レバー28は、幅の狭い部材であってその数は1つであるが、幅の広い部材であってもよいし、その数は2つ以上であってもよい。
また、前記第2横桟部25は、ロック部材21の後端に位置し、その長軸方向の後端側の両端には一対の被係止部としての掛止腕部27の基端が接続されている。前記掛止腕部27は、図1(a)に示されるように、U字状の側面形状を備え、第1横桟部24と反対の方向に向けて延出し、下方に湾曲して先端部27aが第1横桟部24の方向を向き、コネクタハウジング11に掛止又は掛止解除される。なお、前記掛止腕部27は、第2横桟部25を介して、前記撓み部22の一端に接続されているとも言える。そして、図2に示されるような閉止位置において、前記先端部27aは、コネクタハウジング11の掛止部としてのロック突起15aに掛止される。また、前記第2横桟部25における一対の撓み部22と接続部分との間には、第1横桟部24の方向に向けて延出するプラグ押え部としての第2押え部25aの基端が接続されている。図に示される例において、第2押え部25aは、細長い帯板状の部材であってその数は2つであるが、幅広い板状部材であってもよいし、その数は1つであっても3つ以上であってもよい。
なお、前記第2横桟部25における掛止腕部27との接続部分より内側の部分には、第1横桟部24と反対の方向に向けて延出する板状の操作部25bの基端が接続されている。前記操作部25bは、ロック部材21を姿勢変化させる際に、オペレータが手指等によって操作する部分であるが、不要であれば適宜省略することもできる。
さらに、前記第2横桟部25における2つの第2押え部25aの間の部分には、下方に向けて延出する板状の押部25cの基端が接続されている。前記押部25cは、プラグハウジング130の被押部130cに当接し、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて押圧する部材である。図に示される例において、押部25cは、幅の狭い部材であってその数は1つであるが、幅の広い部材であってもよいし、その数は2つ以上であってもよい。
さらに、前記撓み部22の各々は、図2に示されるような閉止位置において上方に突出するように屈曲した屈曲部22aと、該屈曲部22aの両側に接続された平板状又は直線状の直状部22bと、撓み部22の両端を第1横桟部24及び第2横桟部25に接続する接続部22cとを備え、図1(c)に示されるように、略ヘ字状の側面形状を備える。そして、前記撓み部22は、このような側面形状を備え、かつ、弾性を備える材料から成るので、弾性的に伸長可能となっている。すなわち、撓み部22の両端間の距離を伸長させることができ、これにより、第1横桟部24と第2横桟部25との間隔を広げることができる。具体的には、閉止位置において屈曲部22aを下に向けて押圧することによって、該屈曲部22aの屈曲程度が緩和され、両側の直状部22b同士の間の角度が広くなり、その結果、撓み部22の両端間の距離が伸長する。つまり、屈曲部22aの屈曲程度の変化によって、前記撓み部22は伸縮する。
なお、図に示される例において、前記接続部22cは、閉止位置において下方に突出するように湾曲している。このことから、屈曲部22aの屈曲程度を変えることなく、レセプタクルコネクタ1の高さ寸法を低くすることができ、閉止位置でのレセプタクルコネクタ1の低背化を図ることができる。また、必ずしも下方に突出するように湾曲している必要はなく、上方に突出するように屈曲していてもよい。ただし、低背化を図る必要がない場合は、湾曲することなく平坦(たん)であってもよく、その場合は、接続部22cの湾曲部分の高さ寸法のみ、閉止位置でのレセプタクルコネクタ1の高さ寸法が高くなる。また、前記屈曲部22aは、閉止位置において上方に突出するように屈曲していてもよい。さらに、図に示される例において、前記屈曲部22aは、第1横桟部24と第2横桟部25との間のほぼ中央に位置するが、第1横桟部24寄りに位置してもよいし、第2横桟部25寄りに位置してもよい。また、前記屈曲部22aは2つ以上であってもよい。つまり、必ずしも直状部22bを備える必要はなく、撓み部22に少なくとも屈曲部22aが1つ以上あれば、それに伸縮させる機能を備えることができる。
前記ロック部材21は、このような構成を有することによって、図2に示されるような閉止位置において、プラグ120を上方及び後方からコネクタハウジング11に押付け、前記プラグ120をコネクタハウジング11に対して正確に位置決めした状態でロックすることができる。また、オペレータが手指等によって屈曲部22aを下に向けて押圧することによって、ロック部材21全体が長軸方向に伸長して掛止腕部27の先端部27aの掛止が解除されるので、プラグ120のロックを容易に解除することができる。
また、前記コネクタハウジング11は、平面形状が略長方形の板状の部材であり、長軸方向に延在する一対の側壁部12と、後端において幅方向に延在して両側の側壁部12を連結する後端壁部15とを備える。さらに、前記コネクタハウジング11は、先端から後端に向って長軸方向にタンデムに並んで配列されたガイド部14、光接続部16及び電気接続部17を備える。前記側壁部12の先端近傍には回転軸13が取付けられ、該回転軸13を介して、ロック部材21の取付脚部23が回転可能に取付けられている。
なお、両側の側壁部12は、先端において、幅方向に延在するガイド部14によって連結され、中間において、幅方向に延在し、光接続部16と電気接続部17とを仕切る仕切壁部35によって連結されている。
そして、前記後端壁部15の幅方向両端近傍、すなわち、両側の側壁部12の後端面には、後方に突出する掛止部としてのロック突起15aが形成されている。前記ロック部材21は、閉止位置になると、その掛止腕部27の先端部27aが前記ロック突起15aと係合することによってコネクタハウジング11に掛止され、これにより、プラグ120をロックする。なお、ロック突起15aの上面は、前記先端部27aのスライドを容易とするために、後下方に向けて傾斜するテーパ面15bとなっている。また、ロック突起15aの下面側の凹部は、前記先端部27aの掛止が確実となるように形成された掛止凹部15cとなっている。なお、前記ロック突起15aは、両側の側壁部12の側面に形成されてもよい。
前記ガイド部14は、ガイド面としての平坦な上面、及び、該上面から上方に向けて突出する位置決め部としての当接部18を備える。該当接部18は、ガイド部14の前端に一体的に形成された幅方向に延在する壁状の部分であり、プラグハウジング130の前部としての前端部130aと係合する。そして、前記当接部18の位置決め端としての後端部18aは、プラグ120の前端部、すなわち、プラグハウジング130の前端部130aと対向する。また、前記当接部18の幅方向両端には、後方に向けて延出する側壁部としてのガイド側壁部18dが形成されている。該ガイド側壁部18dの内側の壁は、ガイド側壁18eとして機能し、プラグ120をガイドする。なお、ガイド側壁部18dは、前記側壁部12と一体的に形成され、前記回転軸13は、詳細には、ガイド側壁部18dに取付けられている。
そして、前記当接部18には、後端部18aから後方に向けて突出する扇形の凸部31が形成されている。図に示される例において、該凸部31は、中心角がほぼ180度の扇形、すなわち、ほぼ半円の形状を備えるが、いかなる形状であってもよい。つまり、前記凸部31は、略円弧状の円弧端部31aを備えるものであれば、必ずしも半円又は扇形の形状である必要はなく、いかなる形状であってもよい。なお、図に示される例において、平坦部18bは、直線状に形成されているが、必ずしも厳密な直線状である必要はなく、緩やかな曲線状であってもよい。また、図に示される例において、凸部31の数は2つであるが、その数は1つであっても3つ以上であってもよい。
さらに、前記当接部18には、前記検知レバー28の少なくとも一部が位置する。また、ロック部材21が開放位置にあるとき、前記検知レバー28の少なくとも一部は当接部18から露出する。図に示される例においては、後端部18a及びガイド部14の上面の一部を貫通するように形成されたレバー収容凹部18cが形成されている。該レバー収容凹部18cは、ロック部材21の検知レバー28の少なくとも一部を収容する凹部であり、回転軸13を中心に回転する検知レバー28を収容するために、ガイド部14の上面から深く凹入するように形成され、後述されるように、略扇形の側面形状を備える溝状の凹部である。図に示される例において、前記レバー収容凹部18cは、一対の凸部31の間に形成されているが、その位置は前記検知レバー28の位置に適合するように、適宜調整される。また、図に示される例において、レバー収容凹部18cの数は1つであるが、その数は検知レバー28の数に適合するように適宜変更され、2つ以上であってもよい。
一方、プラグ120のプラグハウジング130の前端部130aには、前記凸部31と係合する凹部131が形成されている。図に示される例において、該凹部131は、前端部130a側が開放され、プラグ120の長軸に平行な直線に対して互いに反対方向に傾斜する2つの斜辺部131aを含む三角形又はV字状の形状を備えるが、いかなる形状であってもよい。すなわち、前記凹部131は、前端部130a側が開放され、両側に平坦部130bの少なくとも一部が存在し、プラグ120の長軸に平行な直線に対して互いに反対方向に傾斜する2つの斜辺部131aを含み、前記凸部31の少なくとも一部が進入可能なものであれば、必ずしも三角形又はV字の形状である必要はなく、例えば、台形の形状であってもよく、いかなる形状であってもよい。また、図に示される例において、凹部131の数は2つであるが、その数は1つであっても3つ以上であってもよいし、必ずしも凸部31の数と一致しなくてもよく、例えば、1つの凹部131に2つ以上の凸部31が進入するのであれば、凸部31の数より少なくてもよい。
さらに、前記平坦部130bの少なくとも一部は、ロック部材21の検知レバー28に当接するレバー当接部130dとして機能する。該レバー当接部130dは、コネクタハウジング11にプラグ120を装着するためにプラグハウジング130の前端部130aとコネクタハウジング11の当接部18との位置決めを行う際に、前記検知レバー28に当接してロック部材21を回転させる部分である。図に示される例において、前記レバー当接部130dは、一対の凹部131の間に形成されているが、その位置は前記検知レバー28の位置に適合するように、適宜調整される。また、図に示される例において、レバー当接部130dの数は1つであるが、その数は検知レバー28の数に適合するように適宜変更され、2つ以上であってもよい。
そして、前記当接部18の凸部31にプラグハウジング130の凹部131を係合させることによって、コネクタハウジング11に装着されるプラグ120を所定の位置に高精度でガイドし、レセプタクルコネクタ1とプラグ120との位置合せが高精度で行われる。
なお、その際に、プラグハウジング130の側面部130eにおける前端部130a及びその近傍部分が前記ガイド側壁部18dのガイド側壁18eにガイドされることによって、コネクタハウジング11とプラグ120との幅方向の概略的な位置合せを容易に行うことができる。つまり、プラグハウジング130の前端部130a及びその近傍部分を両側のガイド側壁部18dの間に進入させることによって、コネクタハウジング11とプラグ120との大まかな位置合せを行うことができ、これにより、前記凸部31と凹部131との係合によるコネクタハウジング11とプラグ120との高精度な位置合せを容易に行うことができる。
また、その際に、プラグハウジング130のレバー当接部130dが検知レバー28に当接してロック部材21の回転を開始させるので、オペレータはレセプタクルコネクタ1とプラグ120との位置合せが完了したことを容易に認識することができる。なお、プラグ120は、平面形状が略長方形の薄い板状の部材であり、コネクタハウジング11に装着されると、その下面がコネクタハウジング11の上面と対向する。
さらに、前記光接続部16は、ケーブル101の光導波路と光の受渡しを行う部分であり、後述される受光素子、発光素子等の光半導体素子72、該光半導体素子72を制御する制御回路を備える図示されない受発光制御素子としての制御IC等の光デバイスを収容する凹部である。該凹部の上面は、図に示される例において、ガラス等の透光性材料から成る薄板状の封止板41によって封止されている。
なお、前記光接続部16には、金属等の導電性材料から成り、前記光半導体素子72又は制御ICに接続される光学用端子61も収容される。該光学用端子61は、基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部63を備え、該テール部63がコネクタハウジング11の側方に突出している。
また、前記電気接続部17は、ケーブル101の導電線151と電気的に接続される部分であり、金属等の導電性材料から成る電気接続用端子51を収容する凹部である。前記電気接続用端子51は、自由端近傍に形成され、上方に向けて凸となるように湾曲した接触部、及び、基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付等によって接続される基板用接続部としてのテール部53を備え、該テール部53がコネクタハウジング11の側方に突出している。
次に、前記プラグ120の構成について詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるプラグを示す分解斜視図である。
ケーブル101は、細長い帯状の薄板部材であるが、図3には前端(図における左端)近傍の一部分のみが描画されている。そして、102は、前端面102bから所定長さの範囲に形成された接続端部である。
また、ケーブル101の下面には、ケーブル101の電気的絶縁性を示す絶縁層上に、金属等の導電性を備える材料から成る箔(はく)状の導電線151が複数本、例えば、6本、所定のピッチで並列に配設されている。なお、前記導電線151の下側は他の絶縁層によって覆われている。そして、前記接続端部102では、前記他の絶縁層が除去され、導電線151の下面が露出している。
なお、各導電線151の先端には幅広の接続パッド部152が形成されている。該接続パッド部152の各々は、ケーブル101がレセプタクルコネクタ1に接続された状態において、コネクタハウジング11の電気接続部17内に収容された電気接続用端子51の接触部と対応するような部位に形成される。なお、接続パッド部152の配設された範囲は、プラグ側電気接続部153として機能する。また、接続パッド部152の配列は、任意に設定することができるが、図に示されるように、千鳥状に、かつ、ケーブル101の軸方向にタンデムに並ぶように配列されることが望ましい。これにより、接続端部102の幅を拡張することなく、多数の接続パッド部152を配設することができ、その結果、プラグ120の幅方向の寸法を抑制することができる。
さらに、前記接続端部102において、接続パッド部152よりも前端寄りの部位には、プラグ側光接続部としての光路変換部161が形成されている。該光路変換部161は、鏡面として機能する後述される傾斜面162を備え、光導波路を伝送される光の向きをほぼ直角に変換する。すなわち、ケーブル101の軸線方向の光路をケーブル101の下面に対して垂直な方向の光路に変換する。これにより、光導波路を伝送されてきた光をケーブル101の下面から下方に射出させることができるとともに、下方からケーブル101の下面に入射された光を光導波路に導入することができる。前記光路変換部161は、ケーブル101がレセプタクルコネクタ1に接続された状態において、コネクタハウジング11の光接続部16内に収容された光半導体素子72と対応するような部位に形成される。
そして、プラグハウジング130は、ケーブル101の軸方向に延在する長方形の枠状の部材であるプラグハウジング本体121と、ケーブル101の軸方向に延在する長方形の板状の部材であるプラグ天板126とを有する。前記プラグハウジング本体121は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成された部材であり、長軸方向に延在する一対の側壁部124、該側壁部124の前端を連結する前方横桟部122、及び、前記側壁部124の後端を連結する後方横桟部123を有する。なお、125は、プラグハウジング本体121を厚さ方向に貫通する長方形の開口であり、周囲を側壁部124、前方横桟部122及び後方横桟部123によって画定される。
前記側壁部124の厚さ方向の寸法は、ケーブル101の接続端部102の厚さ方向の寸法と同等である。また、前記側壁部124は、ケーブル101の幅方向の位置決めを行う。
そして、前記前方横桟部122は、プラグ120の被位置決め部として機能し、長方形の断面形状を備える長方形の板状の部材であり、被ガイド面としての平坦な下面、及び、位置決め端としての前端部130aを備える。なお、該前端部130aには凹部131が形成されている。前記前方横桟部122はプラグ120をコネクタハウジング11に装着する際に被ガイド部として機能し、前記凹部131がコネクタハウジング11の凸部31と係合し、前記前端部130aがコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aと対向し、前記下面がコネクタハウジング11のガイド部14の上面と対向する。なお、前方横桟部122の下面は、側壁部124の下面と面一となるように形成されている。さらに、前記前方横桟部122の後端面は、ケーブル101の接続端部102の前端面102bと当接することによって、ケーブル101の軸方向の位置決めを行う。なお、前記前方横桟部122の厚さ方向の寸法は、側壁部124の厚さ方向の寸法にプラグ天板126の厚さ方向の寸法を加算した値とほぼ同一である。
また、前記後方横桟部123は、長方形の断面形状を備える長方形の板状の部材であり、平坦な上面を備え、該上面がケーブル101の接続端部102の下面と当接することによって、ケーブル101を下方から支持する。後方横桟部123は、その上面が側壁部124の下面とほぼ面一となるように前記側壁部124に接続されているので、前記プラグハウジング本体121の後端面は、後方から観て、略U字の形状を有する。
そして、前記プラグ天板126は、略長方形状の薄板状部材であり、開口125を上から塞(ふさ)ぐように、プラグハウジング本体121に取付けられて固着される。図に示される例において、プラグハウジング本体121とプラグ天板126とは、個別に形成されているが、プラグハウジング本体121とプラグ天板126とは一体的に形成されたものであってもよい。なお、前記プラグ天板126は、シールド板として機能するものであることが望ましく、例えば、金属板から形成されたもの、金属板を合成樹脂でオーバーモールドして形成されたもの、金属層を含む積層複合板から形成されたもの、合成樹脂等のマトリックスに金属、カーボン等の導電性材料を混入させた導電性複合材から形成されたもの等であることが望ましい。
また、前記プラグ天板126の長さ、すなわち、長軸方向の寸法は、プラグハウジング本体121における前方横桟部122の後端面近傍から後方横桟部123の前端面近傍までの寸法にほぼ等しく、前記プラグ天板126の幅、すなわち、短軸方向の寸法は、プラグハウジング本体121における一方の側壁部124の外側面から他方の側壁部124の外側面までの寸法にほぼ等しい。
なお、前記プラグ天板126の後端面は、プラグハウジング130の被押部130cとして機能し、ロック部材21が閉止位置となると、その押部25cが当接し、コネクタハウジング11の先端に向けて押圧される。そのため、プラグ120全体が、ロック部材21によってコネクタハウジング11の先端に向けて押圧されることとなる。
そして、プラグ天板126の前端面が前方横桟部122の後端面に当接するようにプラグ天板126をプラグハウジング本体121に取付けて固着すると、プラグハウジング130が完成する。この場合、開口125の全面及び側壁部124の上面がプラグ天板126によって覆われる。なお、プラグハウジング本体121とプラグ天板126とが一体的に形成されたものである場合には、当初からプラグ天板126がプラグハウジング本体121に取付けられた状態となっている。完成したプラグハウジング130において、前方横桟部122の上面とプラグ天板126とは面一となる。
次に、前記ケーブル101の接続端部102とレセプタクルコネクタ1の光接続部16及び電気接続部17との接続関係について詳細に説明する。
図4は本発明の実施の形態におけるケーブルの接続端部とレセプタクルコネクタの光接続部及び電気接続部との接続関係を示す側断面の模式図である。
プラグ120がレセプタクルコネクタ1に接続された状態において、プラグハウジング130の前端部130aがコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aと係合しているので、ケーブル101の軸方向及び幅方向について、プラグ120は、コネクタハウジング11に対して位置決めされている。したがって、図4に示されるように、プラグ120がレセプタクルコネクタ1に接続された状態において、プラグ120の光路変換部161は、レセプタクルコネクタ1の光接続部16に収容された光半導体素子72の真上に位置する。なお、ケーブル101の幅方向に関しても、半導体素子72の真上に位置する。これにより、ケーブル101及びレセプタクルコネクタ1は光学的に接続された状態となる。
すなわち、光半導体素子72の発光面から射出された光は、下方からケーブル101に入射し、光路変換部161の後方寄りの傾斜面162で反射されてほぼ直角に向きを変え、対応するコア部に導入され、該コア部内をケーブル101の軸方向に沿って伝送される。一方、コア部内をケーブル101の軸方向に沿って伝送されてきた光は、光路変換部161の後方寄りの傾斜面162で反射されてほぼ直角に向きを変え、ケーブル101から下方に射出され、光半導体素子72の受光面によって受光される。
また、プラグ120のプラグ側電気接続部153は、レセプタクルコネクタ1の電気接続部17の真上に位置し、各接続パッド部152は、電気接続部17に収容された対応する電気接続用端子51の接触部と接触し、電気的に接続される。
次に、プラグ120をレセプタクルコネクタ1に嵌合することによって、ケーブル101をレセプタクルコネクタ1に接続する動作について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるプラグをレセプタクルコネクタに嵌合する動作を示す第1の図、図6は本発明の実施の形態におけるプラグをレセプタクルコネクタに嵌合する動作を示す第2の図、図7は本発明の実施の形態におけるプラグをレセプタクルコネクタに嵌合する動作を示す第3の図である。なお、図5において、(a)〜(d)は一連の動作を示す上面図、(a−1)〜(d−1)は一連の動作を示す断面図であって(a)〜(d)のA−A矢視断面図、(b−2)及び(c−2)は要部拡大図であって(b−1)及び(c−1)のB部及びC部の拡大図、図6において、(a)〜(d)は一連の動作を示す上面図、(a−1)〜(d−1)は一連の動作を示す側面図であって(a)〜(d)の側面図、図7において、(a)〜(g)は一連の動作を示す斜視図である。
まず、図5(a)、5(a−1)及び7(a)に示されるように、レセプタクルコネクタ1のロック部材21を開放位置とし、プラグ120をコネクタハウジング11の上方に位置させる。この場合、プラグ120の下面、すなわち、接続パッド部152の露出する面がコネクタハウジング11の上面と対向する姿勢にするとともに、プラグ120をコネクタハウジング11の斜め後上方において、プラグハウジング130の前端部130aが斜め下を向くような姿勢とする。
続いて、前端部130aが斜め下方向に移動するようにプラグ120を移動させ、図5(b)、5(b−1)及び7(b)に示されるように、前記プラグハウジング130の前端部130a及びその近傍部分をコネクタハウジング11の両側のガイド側壁部18dの間に進入させる。つまり、プラグハウジング130の前端部130aをコネクタハウジング11の後端部18aに、斜め上方から係合させる。これにより、プラグハウジング130の側面部130eにおける前端部130a及びその近傍部分が前記ガイド側壁部18dのガイド側壁18eにガイドされ、コネクタハウジング11とプラグ120との幅方向の概略的な位置合せが行われる。
すると、プラグハウジング130の凹部131とコネクタハウジング11の凸部31とが対向するとともに、プラグハウジング130のレバー当接部130dとロック部材21の検知レバー28とが対向する。なお、該検知レバー28は、ロック部材21が開放位置にあるとき、少なくとも一部が当接部18から露出し、図に示される例においては、先端部28aの後端側の面が凸部31の後端側の面とほぼ面一となるように形成されている。これにより、コネクタハウジング11とプラグ120との幅方向の概略的な位置合せが行われた状態で、図5(b−2)に示されるように、レバー当接部130dが検知レバー28の先端部28aに当接する。なお、ロック部材21が開放位置にあるときにおける先端部28aの後端側の面の位置は、適宜変更することができ、凸部31の後端側の面よりも後方(後端壁部15に近い方)にあってもよいし、凸部31の後端側の面よりも前方(後端壁部15から離れた方)にあってもよい。
そして、前記前端部130aが斜め下方向に移動するようにプラグ120を更に移動させると、プラグハウジング130の凹部131とコネクタハウジング11の凸部31との係合が開始される。これとともに、検知レバー28の先端部28aがレバー当接部130dによって押されるので、検知レバー28は、図5(b−2)において時計回り方向に回転し、ロック部材21全体が、回転軸13を中心にして、時計回り方向に回転する。なお、検知レバー28は、略扇形の側面形状を備える溝状のレバー収容凹部18c内に収容されているので、スムーズに回転することができる。
続いて、プラグ120を、前端部130aを中心にして、時計回り方向に回転させ、図5(c)、5(c−1)及び7(c)に示されるように、プラグ120全体をコネクタハウジング11上に載置する。そして、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて移動させ、更に押圧する。これにより、凹部131と凸部31とが係合し、プラグ120がコネクタハウジング11に対して正確に位置決めされる。
一方、図5(c−2)に示されるように、検知レバー28の先端部28aがレバー当接部130dによって更に押されるので、検知レバー28が更に時計回り方向に回転し、図5(c−1)に示されるように、ロック部材21全体が、回転軸13を中心にして、更に時計回り方向に回転し、正午の位置よりも進行する。すなわち、ロック部材21とコネクタハウジング11との間の角度が90度より小さくなる。これにより、ロック部材21は、自重により、更に時計回り方向に回転する。すなわち、閉止位置に向けて姿勢変化する。そして、オペレータは、自動的に行われるロック部材21の姿勢変化を視認することにより、プラグ120がコネクタハウジング11に対して正確に位置決めされたことを容易にかつ確実に認識することができる。
ここで、凹部131と凸部31との係合による位置決めについて説明する。図に示される例において、コネクタハウジング11の当接部18の後端部18aに形成された凸部31は、2つであり、ほぼ半円の形状を備える。また、プラグハウジング130の前端部130aに形成された凹部131は、2つであり、三角形の形状を備える。そして、前記凹部131の各々に、各凸部31の少なくとも一部が進入して係合する。
前述のように、プラグ120をコネクタハウジング11に装着する際に、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて押圧すると、プラグハウジング130の前端部130aがコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aと係合し、プラグ120がコネクタハウジング11に対して位置決めされる。
この場合、凹部131の形状が三角形又はV字であって凸部31の形状が半円なので、プラグ120とコネクタハウジング11との位置関係がコネクタハウジング11の幅方向に多少ずれていても、プラグ120をコネクタハウジング11に対して相対的に前進させて凸部31が凹部131に相対的に進入すると、前記凸部31の円弧端部31aが前記凹部131の斜辺部131aに沿ってスライドすることによって、コネクタハウジング11の幅方向のずれは自動的に修正される。つまり、互いに係合する凸部31と凹部131とが半円と三角形との組合せなので、凸部31が凹部131に進入する際に、プラグ120とコネクタハウジング11との位置合せがラフであっても、誘い込みが行われ、プラグ120とコネクタハウジング11とは、正確に位置合せされる。
このようにして、プラグ120がコネクタハウジング11に対して位置決めされて、プラグ120とコネクタハウジング11との相対的位置が確定した状態において、前記前端部130aと後端部18aとの係合状態を微視的に観ると、前端部130aと後端部18aとは、複数の点で互いに接触する多点接触の状態となっている。したがって、ケーブル101の軸方向及び幅方向並びにZ軸回りについて、コネクタハウジング11に対するプラグ120の精度の高い位置決めが行われる。
そして、ロック部材21は、図5(c)、5(c−1)及び7(c)に示されるような姿勢になった後、自重により、更に時計回り方向に回転し、図5(d)、5(d−1)、6(a)、6(a−1)及び7(d)に示されるように、コネクタハウジング11上に載置されたプラグ120の上に被さるような姿勢となる。
続いて、ロック部材21は、自重により、更に時計回り方向に回転し、図6(b)、6(b−1)及び7(e)に示されるように、掛止腕部27の先端部27aがコネクタハウジング11のロック突起15aの上面、すなわち、テーパ面15bに当接することによっって停止する。なお、ロック部材21は、開放位置からの姿勢変化を開始した後、閉止位置に向けた姿勢変化を自重によって続行する。つまり、図5(c)、5(c−1)及び7(c)に示されるような姿勢になって自重による回転を開始した後は、途中で、例えば、図5(d)、5(d−1)、6(a)、6(a−1)及び7(d)に示されるような姿勢で停止することなく、図6(b)、6(b−1)及び7(e)に示されるような姿勢になるまで、一気に姿勢変化する。
続いて、オペレータが手指等によって、ロック部材21を更に回転させ、掛止腕部27を下方に移動させると、先端部27aが前記テーパ面15bに沿ってスライドするので、掛止腕部27は、回転軸13から離れる方向(図6(b)及び6(b−1)における右方向)へ変位させられる。すると、弾性を備える撓み部22が伸長させられ、屈曲部22aが弾性的に変形する。そして、図6(c)、6(c−1)及び7(f)に示されるように、ロック部材21の掛止腕部27の先端部27aがコネクタハウジング11のロック突起15aの頂部と当接したときに、撓み部22が最も伸長した状態となる。この状態で、図6(c)に示されるように、ロック部材21の押部25cは、プラグハウジング130の被押部130cよりも後方に位置するので、プラグハウジング130と干渉しない。
そして、図6(c)、6(c−1)及び7(f)に示されるような状態から、ロック部材21を更に回転させ、掛止腕部27を更に下方に移動させると、図6(d)、6(d−1)及び7(g)に示されるような状態となる。この場合、先端部27aは、ロック突起15aの頂部から外れて、図6(d−1)に示されるように、ロック突起15aの下面側の掛止凹部15cに進入する。また、屈曲部22aがばねとしての復元力によって元の形状に復元し、撓み部22が伸縮して元の形状に復元する。そして、先端部27aは、ロック突起15aの下面と係合する。これにより、ロック部材21は、図6(d)、6(d−1)及び7(g)に示されるような閉止位置でコネクタハウジング11に掛止され、プラグ120をロックする。
また、撓み部22が伸縮して元の形状に復元するので、押部25cは、回転軸13の方向に変位し、図6(d)に示されるように、プラグハウジング130の被押部130cに当接し、屈曲部22aのばねとしての付勢力によって、被押部130cをコネクタハウジング11の先端に向けて押圧する。そのため、プラグ120全体が、ロック部材21によってコネクタハウジング11の先端に向けて押圧されることとなる。したがって、前端部130aと後端部18aとが少なくとも3点が接触する多点接触の状態となるので、プラグ120のコネクタハウジング11に対する位置及び姿勢は、安定的に維持される。
また、撓み部22が伸縮することによって、掛止腕部27の先端部27aが回転軸13の方向に向いた力を受けるので、前記先端部27aとロック突起15aの下面との係合範囲が最大となり、ロックの信頼性が向上する。なお、ロック部材21が閉止位置になると、図6(d−1)に示される例のように、撓み部22の接続部22cが側壁部12の上面に当接する状態が示されているが、前記接続部22cは側壁部12の上面に当接しなくてもよい。
これにより、図2、6(d)、6(d−1)及び7(g)に示されるように、プラグ120がレセプタクルコネクタ1に嵌合されてロックされた状態となり、ケーブル101がレセプタクルコネクタ1に確実に接続される。
なお、プラグ120は、必ずしも、コネクタハウジング11の斜め後上方において、プラグハウジング130の前端部130aが斜め下を向くような姿勢としてから、斜め下方向に移動させる必要はない。
例えば、プラグ120をコネクタハウジング11の上方に位置させ、プラグ120の下面とコネクタハウジング11の上面とを対向させた後、プラグ120をコネクタハウジング11に対して下降させ、該コネクタハウジング11に嵌合させることもできる。この場合、プラグハウジング130の前端部130aがコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aよりわずかに後方に位置し、かつ、プラグハウジング130の前端部130aをコネクタハウジング11の両側のガイド側壁部18dの間に位置するようにしてプラグ120を下降させる。そして、該プラグ120がコネクタハウジング11上に載置されると、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて移動させる。そして、プラグ120をコネクタハウジング11上に載置した後、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて押圧することによって、プラグ120がコネクタハウジング11に対して位置決めされる。
また、例えば、プラグ120をコネクタハウジング11の後方に位置させ、プラグ120の下面がコネクタハウジング11の上面とほぼ平行で、かつ、該上面よりわずかに上方に位置するようにした後、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて移動させることによって、プラグハウジング130の前端部130aをコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aと係合させる。そして、プラグ120をコネクタハウジング11上に載置した後、プラグ120をコネクタハウジング11の先端に向けて押圧することによって、プラグ120がコネクタハウジング11に対して位置決めされる。
このように、プラグ120をレセプタクルコネクタ1に嵌合する際に、プラグ120の姿勢及び移動方向を適宜選択することができるので、作業の自由度が高い。例えば、レセプタクルコネクタ1の周囲に電子部品のような他の部材が既に実装されている場合でも、プラグ120の姿勢及び移動方向を適宜選択することによって、プラグ120をレセプタクルコネクタ1に嵌合する作業を容易に行うことができる。
また、互いに係合する凸部31と凹部131とが半円と三角形との組合せなので、凸部31が凹部131に進入する際に、プラグ120とコネクタハウジング11との位置合せがラフであっても、誘い込みが行われ、プラグ120とコネクタハウジング11とは、正確に位置合せされる。したがって、プラグ120をレセプタクルコネクタ1に嵌合する作業を容易に行うことができる。
さらに、プラグハウジング130の前端部130a及びその近傍部分をコネクタハウジング11の両側のガイド側壁部18dの間に進入させることによって、コネクタハウジング11とプラグ120との幅方向の概略的な位置合せが行われる。そのため、前記凸部31と凹部131との係合によるコネクタハウジング11とプラグ120との高精度な位置合せを容易に行うことができる。
さらに、前記凸部31を凹部131に進入させる際に、検知レバー28の先端部28aにプラグ120のレバー当接部130dが当接する。そして、該レバー当接部130dによって押されるので、検知レバー28が回転してロック部材21全体が回転し、さらに、ロック部材21は自重によって閉止位置に向けて回転する。そのため、オペレータは、自動的に行われるロック部材21の回転を視認することによって、プラグ120がコネクタハウジング11に対して正確に位置決めされたことを容易にかつ確実に認識することができる。
そして、プラグ120がコネクタハウジング11に対して位置決めされると、コネクタハウジング11の光接続部16及び電気接続部17に、プラグ120のプラグ側光接続部としての光路変換部161及びプラグ側電気接続部153が、各々、対向する。また、前方横桟部122の下面がガイド部14の上面と当接することによって厚さ方向の位置決めが行われる。さらに、プラグハウジング130の前端部130aがコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aと係合し、かつ、プラグ120の後端近傍における側面がコネクタハウジング11の後方係合突壁と係合するので、プラグ120とコネクタハウジング11との位置関係が安定的に維持される。これらにより、外力を受けても、前記位置関係が乱れることがない。
次に、プラグ120をレセプタクルコネクタ1から取外すためにプラグ120のロックを解除する動作について説明する。
図2、6(d)、6(d−1)及び7(g)に示されるように、レセプタクルコネクタ1に嵌合されているプラグ120を取外すためには、プラグ120のロックを解除する必要がある。この場合、オペレータは、手指等によって撓み部22の屈曲部22aを下方に押圧する。これにより、屈曲部22aが弾性的に変形し、撓み部22が伸長する。その結果、掛止腕部27の先端部27aは、回転軸13から離れる方向に変位し、ロック突起15aの下面と非係合の状態となる。つまり、掛止腕部27の先端部27aと掛止凹部15cとの掛止が解除される。
また、押部25cが被押部130cから離間し、ロック部材21によるプラグ120全体のコネクタハウジング11の先端に向けての押圧が解除される。
この状態で、オペレータが手指等によって操作部25bを図6(c−1)において反時計回り方向に変位させると、ロック部材21が回転軸13を中心に反時計回り方向に回転し、掛止腕部27が上方に移動させられる。これにより、プラグ120のロックが解除される。
以上のように、屈曲部22aを下方に押圧するだけで、掛止腕部27の先端部27aと掛止凹部15cとの掛止が解除可能となるので、プラグ120のロックを容易に解除することができ、ロックの解除性が極めて高い。また、ロックの信頼性を高くするために掛止腕部27の発揮するばね力を強化しても、屈曲部22aを下方に押圧するだけで、掛止腕部27の先端部27aと掛止凹部15cとの掛止が解除されるので、前記先端部27aと掛止凹部15cとが摩耗することがなく、耐久性が高いものとなる。
なお、本実施の形態においては、ケーブルが光導波路と導電線151とを一体化したケーブル101であり、かつ、コネクタが光接続部16及び電気接続部17を備える光コネクタである場合についてのみ説明したが、ケーブルは光導波路のみを備えるものであってもよいし、かつ、コネクタも光接続部16のみを備えるものであってもよい。
また、本実施の形態においては、凸部31がコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aに形成され、凹部131がプラグハウジング130の前端部130aに形成された場合についてのみ説明したが、凸部31をプラグハウジング130の前端部130aに形成し、凹部131をコネクタハウジング11の当接部18の後端部18aに形成することもできる。すなわち、コネクタハウジング11の当接部18の後端部18a又はプラグハウジング130の前端部130aのいずれか一方に凸部31が形成され、他方に前記凸部31と係合する凹部131が形成されていればよい。
このように、本実施の形態において、レセプタクルコネクタ1は、ケーブル101に接続されたプラグ120が装着されるコネクタハウジング11と、コネクタハウジング11に姿勢変化可能に取付けられ、プラグ120をロックするロック部材21とを有し、コネクタハウジング11は、プラグ120の前端部130aと係合する当接部18を備え、ロック部材21は、ロック部材21が開放位置にあるときに少なくとも一部が当接部18に位置する検知レバー28を備え、前端部130aを当接部18と係合させると、プラグ120の少なくとも一部が検知レバー28に当接し、ロック部材21が開放位置からの姿勢変化を開始する。
これにより、コネクタハウジング11に対するプラグ120の位置決めを容易に、かつ、正確に行うことができる。また、オペレータは、プラグ120の位置決め完了を容易に認識することができる。
また、プラグ120は、その下面がコネクタハウジング11の上面と対向するようにコネクタハウジング11に装着され、ロック部材21は、プラグ120の上面をコネクタハウジング11の上面に向けて押圧する第1押え部24a及び第2押え部25aを備える。
これにより、プラグ120とコネクタハウジング11との位置関係が安定的に維持される。
さらに、ロック部材21は、開放位置からの姿勢変化を開始した後、閉止位置に向けた姿勢変化を自重によって続行する。これにより、オペレータは、プラグ120の位置決め完了を容易に認識することができる。
さらに、検知レバー28の少なくとも一部は、ロック部材21が開放位置にあるときに当接部18から露出する。これにより、前端部130aを当接部18と係合させる際に、検知レバー28は前端部130aと確実に当接する。
さらに、ロック部材21は、屈曲部22aを含み、屈曲部22aの屈曲程度の変化によって伸縮する撓み部22と、撓み部22の伸縮によってコネクタハウジング11に掛止又は掛止解除される掛止腕部27と、撓み部22の伸縮によってプラグ120を当接部18に向けて押圧する押部25cとを備える。これにより、ロックの解除性とロックの信頼性とを両立させることができ、掛止腕部27のコネクタハウジング11への掛止及び掛止解除を繰返しても、掛止腕部27及びコネクタハウジング11が摩耗してしまうことがなく、耐久性が高い。
さらに、前端部130a又は後端部18aの一方には、円弧端部31aを備える凸部31が形成され、前端部130a又は後端部18aの他方には、互いに反対方向に傾斜する2つの斜辺部131aを備える凹部131が形成され、前端部130aと当接部18とが係合すると、凸部31の少なくとも一部が凹部131に進入し、コネクタハウジング11とプラグ120との位置合せが行われる。これにより、コネクタハウジング11に対するプラグ120の位置決めを、高精度で正確に行うことができる。
さらに、当接部18は一対のガイド側壁部18dを備え、前端部130aが一対のガイド側壁部18dの間に進入すると、コネクタハウジング11とプラグ120との概略的な位置合せが行われる。そのため、前記凸部31と凹部131との係合によるコネクタハウジング11とプラグ120との高精度な位置合せを容易に行うことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、光コネクタに適用することができる。
1 レセプタクルコネクタ
11、811 コネクタハウジング
12、124 側壁部
13、813 回転軸
14、814 ガイド部
15 後端壁部
15a ロック突起
15b テーパ面
15c 掛止凹部
16 光接続部
17 電気接続部
18 当接部
18a 後端部
18b、130b 平坦部
18c レバー収容凹部
18d ガイド側壁部
18e ガイド側壁
21 ロック部材
22 撓み部
22a 屈曲部
22b 直状部
22c 接続部
23 取付脚部
24 第1横桟部
24a 第1押え部
25 第2横桟部
25a 第2押え部
25b、825 操作部
25c 押部
27 掛止腕部
27a、28a 先端部
28 検知レバー
31 凸部
31a 円弧端部
35 仕切壁部
41 封止板
51 電気接続用端子
53、63 テール部
61 光学用端子
72 光半導体素子
101 ケーブル
102 接続端部
102a 側面
102b 前端面
120 プラグ
121 プラグハウジング本体
122 前方横桟部
123 後方横桟部
124a 内側面
125 開口
126 プラグ天板
130 プラグハウジング
130a 前端部
130c 被押部
130d レバー当接部
130e 側面部
131 凹部
131a 斜辺部
151 導電線
152 接続パッド部
153 プラグ側電気接続部
161 光路変換部
162 傾斜面
818 係合壁部
821 クランプ部材
822 腕部
827 掛止部
831 ガイド突起
841 結合部材
870 光学素子部

Claims (6)

  1. (a)光導波路を備えるケーブルに接続されたプラグが装着されるコネクタハウジングと、該コネクタハウジングに姿勢変化可能に取付けられ、前記プラグをロックするロック部材とを有する光コネクタであって、
    (b)前記コネクタハウジングは、前記プラグの部と係合する当接部を備え、
    (c)前記ロック部材は、該ロック部材が開放位置にあるときに少なくとも一部が前記当接部に位置する検知部と、屈曲部を備える伸縮部と、該伸縮部の伸縮によって前記コネクタハウジングに掛止又は掛止解除される被掛止部と、前記伸縮部の収縮によって前記プラグを前記当接部に向けて押圧する押部とを備え、
    (d)前記前部を前記当接部と係合させると、前記プラグの少なくとも一部が前記検知部に当接し、前記ロック部材が前記開放位置からの姿勢変化を開始することを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記プラグは、その下面が前記コネクタハウジングの上面と対向するようにコネクタハウジングに装着され、
    前記ロック部材は、前記プラグの上面を前記コネクタハウジングの上面に向けて押圧するプラグ押え部を備える請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記ロック部材は、前記開放位置からの姿勢変化を開始した後、閉止位置に向けた姿勢変化をその自重によって続行する請求項1又は2に記載の光コネクタ。
  4. 前記検知部の少なくとも一部は、前記ロック部材が開放位置にあるときに前記当接部から露出する請求項1〜3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  5. 前記前部又は当接部の一方には、円弧端部を備える凸部が形成され、
    前記前部又は当接部の他方には、互いに反対方向に傾斜する2つの斜辺部を備える凹部が形成され、
    前記前部と当接部とが係合すると、前記凸部の少なくとも一部が前記凹部に進入し、前記コネクタハウジングと前記プラグとの位置合せが行われる請求項1〜4のいずれか1項に記載の光コネクタ。
  6. 前記当接部は一対の側壁部を備え、
    前記前部が前記一対の側壁部の間に進入すると、前記コネクタハウジングと前記プラグとの概略的な位置合せが行われる請求項1〜のいずれか1項に記載の光コネクタ。
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