JP5370952B2 - 組立式収納家具 - Google Patents
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Description
これは、図28に示すように、左右に設置される側板101,地板102及び天板103で枠体100を構成し、この枠体100で囲まれる収納空間に、複数の引出し110を取付けるための引出し用取付部104を取り付け、この引出し用取付部104に引出し110を支持させるようにしている。
図1乃至図20には、本発明の実施の形態に係る組立式収納家具Kを示している。本発明の組立式収納家具Kは、引出し1と、支持体10と、連結部材50とを備えてなる。
(1)表面部材と天板及び支承部材とを組み付ける。
表面部材20の内側面22に設けられた支持溝11に支承部材30の一側縁部31を嵌入させる。天板12と奥行き長さの一番長い支承部材30とを、最上段と最下段とに組み付け、中央に向けて順に奥行き長さの短い支承部材30を組み付けていく。支承部材30と天板12とは、合わせて8枚用いられているので、奥行き長さの一番短い2枚の支承部材30を中心として上段3枚の支承部材30及び天板12と下段3枚の支承部材30とが上下対称になるように組み付ける。このとき、スリット32の入っていない前側一側縁部31bを支持溝11に嵌入させる。支持溝11に支承部材30を嵌入させるだけで良いので、支承部材30の表面部材20への組み付けが容易になる。また、支承部材30の前側一側縁部31bが支持溝11によって支持されるので、支承部材30の組み付け強度を向上させることができる。
後側部材40の内側面42に設けられた支持溝11に支承部材30の一側縁部31を嵌入させる。支承部材31の組み付け順は、上記(1)と同様である。後側部材40を、各引出し1の後側左右に一対配置させるので、支承部材30の左右の一側縁部31aを後側部材40の支持溝11に嵌入させる。このとき、後側部材40の後側一側縁部41aと支承部材30の後側一側縁部31cとが、組み立て後の側面から見て同じ位置に配置されるように組み付ける。支持溝11に支承部材30を嵌入させるだけで良いので、支承部材30の後側部材40への組み付けが容易になる。また、支承部材30の左右の一側縁部31aが支持溝11によって支持されるので、支承部材30の組み付け強度を向上させることができる。
表面部材20の一側縁部23に連結部材50の一方凹部51を嵌合させ、それと同時に支承部材30の左右の一側縁部31aに他方凹部52を嵌合させる。このとき、連結部材50の制止片54を、支承部材30に形成されたスリット32に嵌合させる。連結は、表面部材20及び支承部材30の左右両側から夫々行なう。これにより、表面部材20と支承部材30とを強固に連結させることができるとともに、支承部材30の水平方向のうち前後方向への移動を制止させることができる。
後側部材40の後側一側縁部41aに連結部材50の一方凹部51を嵌合させ、それと同時に支承部材30の後側一側縁部31cに他方凹部52を嵌合させる。このとき、連結部材50の制止片54を、支承部材30に形成されたスリット32に嵌合させる。支承部材30と左右に設けられた一対の後側部材40とを夫々連結する。これにより、支承部材30と後側部材40とを強固に連結させることができるとともに、支承部材30の水平方向のうち左右方向への移動を制止させることができる。
また、この組立式収納家具Kを使用するときは、引出し1を表面部材20の開口21から出し入れさせる。このとき、引出し1は、開口21によってガイドされるので、確実に引出し1を出し入れさせることができる。また、引出し1を引き出すときは、前面板3に設けられた把手7を把持して引き出すことで、容易に引き出すことができる。
また、上記実施の形態において、表面部材20を木製の板材で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、どのような材質,形状であっても良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、支承部材30を木製の板材で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、どのような材質,形状であっても良く、適宜変更して差支えない。また、支承部材30は引出し1の底面板6を支承すれば良く、例えば、レール等で構成しても良い。
また、上記実施の形態において、連結部材50を上記の形状としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、支持体を連結できれば良く、適宜変更して差支えない。
更に、上記実施の形態において、ストッパ55を上記の形状としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、引出しを衝止できれば良く、適宜変更して差支えない。また、ストッパ55は、必ずしも連結部材50に形成しなくても良く、ストッパを別に設けても良い。
更にまた、本発明の組立式収納家具Kを構成する引出し,支承部材,後側部材,連結部材の数は、上記実施の形態で用いた数に必ずしも限定されるものではなく、幾つ用いても良く、適宜変更して差支えない。
1 引出し
2 開口
3 前面板
4 後面板
5 側面板
6 底面板
7 把手
8 後端
10 支持体
11 支持溝
12 天板
20 表面部材
21 開口
22 内側面
23 一側縁部
30 支承部材
31 一側縁部
31a 左右一側縁部
31b 前側一側縁部
31c 後側一側縁部
32 スリット
40 後側部材
41 一側縁部
41a 後側一側縁部
42 内側面
50 連結部材
51 一方凹部
51a 一端
51b 他端
52 他方凹部
52a 一端
53 中央部
54 制止片
55 ストッパ
56 空間
Claims (10)
- 複数の箱形の引出しと、該複数の引出しを出し入れ可能に支持する支持体とを備えた組立式収納家具において、
複数の引出しの大きさを順に小さく形成し、且つ大きさの下位の順位の引出しが大きさの1つ上位の順位の引出しに対して収納される大きさに形成し、
上記支持体を、上記各引出し毎に夫々対応して設けられ、該各引出しの出し入れ時に該各引出しをガイドする複数の開口を有した表面部材と、上記表面部材に組み付けられ上記各引出しを出し入れ可能に支承する支承部材と、上記表面部材の後側に設けられ上記支承部材が組み付けられる後側部材とを備えて構成し、
上記後側部材を、各引出しの後側左右に配置される一対の板材で形成したことを特徴とする組立式収納家具。 - 上記複数の引出しを、複数のグループに分け、各グループ毎に複数の引出しの大きさを順に小さく形成し、且つ大きさの下位の順位の引出しが大きさの1つ上位の順位の引出しに対して収納される大きさに形成したことを特徴とする請求項1記載の組立式収納家具。
- 上記表面部材を板材で形成し、該表面部材に開口を形成し、該各開口の大きさを対応する引出しの前面板が遊嵌する大きさに形成したことを特徴とする請求項1または2記載の組立式収納家具。
- 上記支承部材を、各引出しの底面板を支承する板材で形成したことを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の組立式収納家具。
- 上記表面部材及び上記後側部材の内側面に、上記支承部材が嵌入される支持溝を設けたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の組立式収納家具。
- 上記表面部材と上記支承部材とを連結部材を用いて連結し、上記支承部材と上記後側部材とを連結部材を用いて連結したことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の組立式収納家具。
- 上記表面部材と上記支承部材とを連結させる連結部材と、上記支承部材と上記後側部材とを連結させる連結部材とを同じ形状に形成したことを特徴とする請求項6記載の組立式収納家具。
- 上記連結部材を、上記表面部材の一側縁部または上記後側部材の一側縁部に嵌合する一方凹部と、該一方凹部に直交して設けられ上記支承部材の一側縁部に嵌合する他方凹部とを備えて形成したことを特徴とする請求項7記載の組立式収納家具。
- 上記他方凹部に設けられ、上記支承部材の一側縁部に形成されるスリットに嵌合されて該支承部材の水平方向への移動を制止する制止片を備えたことを特徴とする請求項8記載の組立式収納家具。
- 上記連結部材に、上記引出しの後端が衝止するストッパを設けたことを特徴とする請求項6乃至9何れかに記載の組立式収納家具。
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