JP5369867B2 - 広角レンズおよび撮像装置 - Google Patents

広角レンズおよび撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5369867B2
JP5369867B2 JP2009106706A JP2009106706A JP5369867B2 JP 5369867 B2 JP5369867 B2 JP 5369867B2 JP 2009106706 A JP2009106706 A JP 2009106706A JP 2009106706 A JP2009106706 A JP 2009106706A JP 5369867 B2 JP5369867 B2 JP 5369867B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
angle
wide
image
negative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009106706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010256627A (ja
Inventor
一成 安部
勇人 吉田
直樹 茂庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2009106706A priority Critical patent/JP5369867B2/ja
Priority to CN201080016182.1A priority patent/CN102388331B/zh
Priority to EP10766941.8A priority patent/EP2422235B1/en
Priority to US13/257,446 priority patent/US8643958B2/en
Priority to PCT/JP2010/055782 priority patent/WO2010122882A1/en
Publication of JP2010256627A publication Critical patent/JP2010256627A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5369867B2 publication Critical patent/JP5369867B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/06Panoramic objectives; So-called "sky lenses" including panoramic objectives having reflecting surfaces

Description

この発明は広角レンズおよび撮像装置に関する。
結像レンズとエリアセンサを組み合わせた「監視用カメラや車載カメラ」が実用化されつつある。
監視用カメラや車載カメラに用いられる結像レンズは、広い撮像範囲が撮像可能であることが好ましく、画角が広いレンズであることが求められる。
また、このような結像レンズは高解像度であることが好ましい。
例えば、車載カメラに使用する場合であれば、比較的近距離での路上の状況(釘、ガラス片等、比較的小さい危険物の有無)や、あるいは車体の移動速度が大きい高速道路上では比較的遠方での道路状況を的確に観察できる解像度を持つことが求められる。
また、例えば防犯用の監視カメラに用いる場合であれば、撮像された人物の様子や持ち物(凶器等の危険物らしきもの)の有無等を明瞭に撮像・観察できることが好ましい。
また、監視用カメラや車載カメラも屋外で使用される機会が多く、撮像環境での明るさは、日中と夜とで大きく異なるところから、特に「夜でも良好な撮像が可能」であるように「明るいレンズ」であることが好ましい。
さらに、監視用カメラや車載カメラのコンパクト性の要請から、小型のレンズであることも重要である。
従来、広画角で性能も比較的良好であり、明るく、比較的コンパクトで、車載カメラや監視カメラに用いうる結像レンズとして、レンズ7枚構成のものが特許文献1、2記載のものが知られている。
特許文献1、2に開示された結像レンズは、何れも180度を超える広画角であり、レンズ枚数も7枚と少ないためコンパクト性の面でも優れている。
しかしながら、車載用や監視用の結像レンズで要求される広画角のもとで、解像度を高めるためには、色収差が良好に補正されている必要がある。
特許文献1記載の結像レンズの場合、画角の大きい部分で、例えば赤色光と青色光との間の色収差が0.05mm(50μm)程度もあり、撮像素子として画素ピッチで6μm程度のものを用いた場合には、同一画像の結像位置が赤色光と青色光とで、8画素分以上もずれてしまい、撮像したカラー画像の解像度は低いものとなってしまう。
特許文献2に開示された結像レンズでは色収差の補正の程度は不明であり、解像度の良否も明らかではない。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、色収差に起因する解像度の低下を有効に改良した結像レンズと「この結像レンズを用いる撮像装置」の実現を課題とする。
この発明の広角レンズは「画角が160度を超える広角レンズ」であって、物体側から像側へ向かって、前群、開口絞り、後群をこの順序に配してなる。
「前群」は、物体側から像側へ向かって順次、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1レンズ、負レンズである第2レンズ、負レンズである第3レンズ、正レンズである第4レンズを配してなり、従って、屈折力配分は負・負・負・正である。
このように、前群の物体側に3枚の負レンズを配することにより、大きな画角をもって第1レンズに入射する最大画角の光束を、有効に光軸に平行に近づけることができるが、そのために入射画角の大きい第1レンズを、凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズとする。
「後群」は、開口絞り側から像側へ向かって、正レンズである第5レンズと、負レンズである第6レンズと、正レンズである第7レンズとの3枚を配してなるが、これら3枚のうち「正レンズである第5レンズ」と「負レンズである第6レンズ」とが接合される。そして第5レンズと第6レンズとを接合した「接合レンズ」は正の屈折力を有する。
このように、後群は「正の屈折力を有する接合レンズ」と正レンズである第7レンズとにより構成されるので、全体として正の屈折力を有する。
また、正レンズである第5レンズの材質のアッベ数:νd5が50以上であり、負レンズである第6レンズの材質のアッベ数:νd6が30以下である。
そして、第7レンズの像側面は非球面である。
以上のレンズ構成を「広角レンズの基本構成」と称する。
請求項1記載の広角レンズは、上記基本構成において、「第4レンズ」の材質のアッベ数:νd4を30以下としたことを特徴とする。
請求項2記載の広角レンズは、上記基本構成において、第4レンズの肉厚:d4、全系の焦点距離:Fが、条件:
(1) 5.0 < d4/F < 6.0
を満たすことを特徴とする。
請求項2記載の広角レンズにおいても、「第4レンズ」の材質のアッベ数:νd4を30以下とすることが好ましい(請求項3)。
請求項1または2または3記載の広角レンズにおける第7レンズは、その像面側の非球面が主として「歪曲収差を調整する機能」を有することができる(請求項4)。
請求項1〜4の任意の1に記載の広角レンズは、画角が180度を超えるものであることができる(請求項5)。
また、請求項1〜5の任意の1に記載の広角レンズは、F値が1.9〜2.4の範囲にあるものであることが好ましい(請求項6)。
請求項1〜6の任意の1に記載の広角レンズは、第1〜第6レンズの材質を光学ガラスとし、第7レンズを樹脂レンズとすることができる(請求項7)。
この発明の「撮像装置」は、広角レンズと、撮像素子とを有する(請求項8)。
「広角レンズ」は、上記請求項1〜6の任意の1に記載のものである。
「撮像素子」は、画素が2次元に配列され、広角レンズにより結像された撮像対象の像を画像データに変換する素子であり、一般にCCDやCMOS等のエリアセンサを用いることができる。
請求項8記載の撮像装置はさらに「撮像素子により変換された画像データに対して電子的な処理を実行する電子処理手段」を有することができる(請求項9)。
「電子処理手段」が実行する「撮像素子により変換された画像データに対する電子的な処理」は、従来から広く知られた各種の画像処理や伝送処理、あるいは特許文献3等で知られた収差やMTFの補正等を含むことができる。
上述したように、この発明では、画角:160度を超える広角レンズにおいて色収差を十分に補正することにより、高解像度の実現を企図している。この広角レンズが「F値の小さい明るいレンズ」であることが好ましいことは言うまでもない。
明るさの指標であるF値は、レンズ系の焦点距離を入射瞳径で除したものであるから、明るさを達成するためにF値を小さくするには、焦点距離を小さく、入射瞳径を大きくすれば良いが、何れの場合も、軸上光線と軸外光線のなす角が大きくなり易く、色収差(特に倍率の色収差)の増大を招来し易く、撮像画像の解像度を低下させ易い。
「アッベ数の高い材質による正レンズ」と「アッベ数の低い材質による負レンズ」を組み合わせて用いることにより、色収差を低減できることは周知だが、このような正・負レンズを貼り合わせて接合レンズにすることにより、さらに色収差を低減できることはよく知られている。
特許文献1、2では、開口絞りの像側で「アッベ数の低い材質による負レンズ」を物体側、「アッベ数の高い材質による正レンズ」を像側にして接合レンズを構成しており、このような接合順序であると、接合面は「開口絞りに向かって凸形状」になり、各画角の主光線が、この接合面の法線に対して大きな角度で入射することになって、コマ収差が多く発生する。
この発明の請求項1の広角レンズでは、上記の如く、開口絞りの像側において、開口絞り側に「アッベ数の高い材質による正レンズ」である第5レンズを配し、像側に「アッベ数の低い材質による負レンズ」である第6レンズを配して、これらを接合して接合レンズを構成する。
このようにすると、正レンズである第5レンズ、負レンズである第6レンズの「各材質のアッベ数の大小関係」により色収差が良好に補正されるとともに、接合面が開口絞りに「凹面」を向けた形状となり、絞りの中心を通った各主光線が、接合面でその法線に対して小さい角度、即ち、コンセントリックな状態で入射するため「コマ収差の発生」を有効に低減することができる。
第5レンズ、第6レンズのこのような役割を有効に発揮させるためには、第5レンズの材質のアッベ数:νd5を50以上とすると共に、第6レンズの材質のアッベ数:νd6を30以下とするのがよい。
第5レンズの材質のアッベ数:νd5が50以下であると、アッベ数が30以下の材質の第6レンズと組み合わせても色収差が補正不足となり、第5レンズの材質のアッベ数が65以上では逆に過剰補正となる。
第6レンズの材質のアッベ数:νd6が30以上であると、アッベ数が50以上の材質の第5レンズと組み合わせても色収差が補正不足となり、第6レンズの材質のアッベ数が15以下だと、実在する硝材で構成するのが困難であり、このような硝材が存在したとしても、色収差が過剰補正となってしまう。
請求項1記載の広角レンズは、上記の如き構成により「色収差の良好な補正による高解像度の実現」を図るものであるが、前群においては、物体側から、第1レンズ〜第3レンズという「3枚の負レンズ」が配置されており、これらの像側に正レンズである第4レンズが配されている。
3枚の負レンズである第1レンズ〜第3レンズは、160度を超える超広角を実現するために「画角を広げる役割」を持つ。そして、これらの像側に設けられる第4レンズは、その開口絞り側の面において「3枚の負レンズである第1レンズ〜第3レンズで発生した倍率色収差」をキャンセルして補正する役割を持つ。
第4レンズのこのような役割を有効に発揮させるためには、請求項2のように、第4レンズの材質のアッベ数:νd4を30以下とするのがよい。
第4レンズの材質のアッベ数が30以上であると、前群の負レンズ群(第1レンズ〜第3レンズ)で発生した倍率色収差を補正しきれず、また、第4レンズを15以下のアッベ数の材質で構成するのは「実在する硝材で構成する」のが困難であり、このような硝材が存在したとしても、倍率色収差が過剰補正となってしまう。
第4レンズの肉厚を大きくすることにより「前群内での光線を、緩やかに開口絞りまで導く」ことができ、特に、第4レンズの物体側面の曲率を緩くでき、発生する収差、とくに球面収差、コマ収差の低減が可能になる。
第4レンズの肉厚に関しては、請求項2、3記載のように、第4レンズの肉厚;d4、全系の焦点距離:F、上記条件(1)を満足することが好ましく、パラメータである「d4/F」が下限の5.0以下では、第1レンズ〜第3レンズで発生する倍率色収差と、これを補正する第4レンズの開口絞り側の面での倍率色収差のバランスを維持しつつ、球面収差、コマ収差を小さく保つのが困難になって、解像性能が劣化しやすい。
パラメータである「d4/F」が6.0以上では、第4レンズの肉厚が大きくなりすぎて広角レンズの全長が長くなり、コンパクト性を損ないやすい。
「高解像度を実現するための色収差補正」であれば、第4、第6レンズの材質のアッベ数は必ずしも30以下としなくても良いが、請求項6の場合のように「1.9〜2.4の範囲」という小さいF値の実現には、第4レンズ・第6レンズのアッベ数を30以下とすることが有効である。
勿論、撮像画像の像質を良好にするためには、色収差のみならず、他の収差の補正も重要である。この発明の広角レンズは前記の如く、独立した5枚のレンズと2枚貼り合わせによる接合レンズ1個とで構成されるので、独立して設定できるレンズ面が13面あり、設計のパラメータ数が多いので収差補正のための設計の自由度が大きい。
また、第7レンズの像側面は広角レンズの「結像光束が射出する最終レンズ面」であるので、この面に非球面を採用することにより、第1レンズ以下で発生した各種の収差を有効に補正することが可能になる。
一般的な結像レンズにおいては、各種の収差が小さく補正されることが好ましいことは当然であり、歪曲収差もその例外ではない。
しかしながら、車載カメラや監視用カメラでは結像レンズが広角であることに伴い、表示される撮像画像は広い画角をカバーするものであり「歪曲収差の小さい画面」が必ずしも観察し易いとは限らない。ある程度の歪曲収差を有する画面のほうが見やすい場合もあるのである。これは画像を表示するディスプレイのサイズにもよる。
第7レンズの像側面では、軸上主光線と軸外主光線とが分離しているので、結像光線の位置に応じて、非球面形状を適切に設定することにより、歪曲収差を調整することが可能となる。なお、後述する実施例では第7レンズの両面を非球面としている。このように、第7レンズには非球面が形成されるので、第7レンズは「樹脂レンズ」とすることが好ましい。
以上に説明したように、この発明によれば上記の如き構成により「色収差を良好に補正した高解像度の広角レンズ」を実現できる。実際、後述する実施例では、画角:165度、190度という広画角で、色収差が良好に補正されて解像度が高く、しかも、F:2.0という「明るい広角レンズ」を実現できた。
広角レンズの1例のレンズ構成と軸上光束および最軸外光束とを示す図である。 広角レンズの別例のレンズ構成と軸上光束および最軸外光束とを示す図である。 実施例1の広角レンズのデータを示す図である。 実施例1の広角レンズの非球面データを示す図である。 実施例2の広角レンズのデータを示す図である。 実施例2の広角レンズの非球面データを示す図である。 実施例1の広角レンズのタンジェンシアル方向およびサジタル方向の横収差図である。 実施例2の広角レンズのタンジェンシアル方向およびサジタル方向の横収差図である。 実施例1の広角レンズの非点収差図である。 実施例2の広角レンズの非点収差図である。 実施例1の広角レンズの歪曲収差図である。 実施例2の広角レンズの歪曲収差図である。 実施例1に関する相対的な倍率色収差を示す図である。 実施例1に関する相対的な倍率色収差(画素単位)を示す図である。 実施例1に関する相対的な倍率色収差(画素単位)を示す図である。 実施例2に関する相対的な倍率色収差を示す図である。 実施例2に関する相対的な倍率色収差(画素単位)を示す図である。 実施例2に関する相対的な倍率色収差(画素単位)を示す図である。 撮像装置における撮像素子と電子処理手段との部分を示す図である。 撮像装置のより詳細な構成を示すブロック回路である。 信号処理部のより詳細な構成を示す図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1は、広角レンズの実施の1形態を示す図である。この広角レンズは、後述する実施例1のものである。
広角レンズは、物体側である図の左方から像側である図の右方へ向かって、第1レンズL1〜第7レンズL7を配してなる。
第1レンズL1は「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」、第2レンズL2、第3レンズL3も同じく「物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ」、第4レンズL4は「両凸レンズ」であり、これら第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4は「前群」を構成する。
即ち、前群のパワー配分は「負・負・負・正」である。
第4レンズL4の像側に開口絞りSが配置され、その像側に後群を構成する3枚のレンズ、即ち、第5レンズL5、第6レンズL6、第7レンズL7が、開口絞りS側から像側に向かって順に配置される。
第5レンズL5は「両凸レンズ」、第6レンズL6は「両凹レンズ」であり、これら第5レンズL5と第6レンズL6とは接合されている。第5レンズL5と第6レンズL6とが接合された接合レンズは「正の屈折力」を持つ。
第7レンズL7は両面ともに非球面であって、近軸領域では「両凸レンズ」である。
開口絞りSは、前群と後群の間の「第5レンズL5の物体側面に近接した位置」に配置されている。
図1において、符号CGは撮像素子(CCDエリアセンサ)のカバーガラスを示し、符号ISは結像面を示し、結像面ISは実体的には「カラー撮像素子の受光面」である。カラー撮像素子は周知のものであって、画素が2次元に配列され、広角レンズにより結像された「撮像対象の像」を電子的な画像データに変換する。
また、符号LF0は「軸上光束」、符号LF1は「最軸外光束」である。最軸外光束LF1の第1レンズL1への入射状況から明らかなように、この広角レンズは「160度を超える画角」を有する。
第1レンズL1〜第6レンズL6はガラスレンズであり、第7レンズL7は樹脂レンズである。
図2は、広角レンズの実施の別形態を示す図である。この広角レンズは、後述する実施例2のものである。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては図1におけると同一の符号を付した。
広角レンズは、物体側である図の左方から像側である図の右方へ向かって、第1レンズL1〜第7レンズL7を配してなる。
第1レンズL1は「凸面を物体側に向けた負メニスカスレンズ」、第2レンズL2、第3レンズL3も同じく「物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ」、第4レンズL4は「曲率の大きい曲面を像側に向けた正メニスカスレンズ」であり、これら第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4は「前群」を構成する。
即ち、前群のパワー配分は「負・負・負・正」である。
第4レンズL4の像側に開口絞りSが配置され、その像側に後群を構成する3枚のレンズ即ち、第5レンズL5、第6レンズL6、第7レンズL7が、開口絞りS側から像側に向かって順に配置される。
第5レンズL5は「両凸レンズ」、第6レンズL6は「両凹レンズ」であり、これら第5レンズL5と第6レンズL6とは接合されている。第5レンズL5と第6レンズL6とが接合された接合レンズは「正の屈折力」を持つ。
第7レンズL7は両面ともに非球面であって、近軸領域では「両凸レンズ」である。
開口絞りSは、前群と後群の間の「第5レンズL5の物体側面にやや近接した位置」に配置されている。
図1におけると同様、符号CGは撮像素子(CCDエリアセンサ)のカバーガラス、符号ISは結像面を示し、結像面ISは実体的には「カラー撮像素子の受光面」である。
また、符号LF0は「軸上光束」、符号LF1は「最軸外光束」である。最軸外光束LF1の第1レンズL1への入射状況から明らかなように、この広角レンズは「190度を超える画角」を有する。
第1レンズL1〜第6レンズL6はガラスレンズであり、第7レンズL7は樹脂レンズである。
「実施例1」
図1に示す広角レンズの「具体的な実施例」である実施例1を示す。なお、以下において、長さの次元を持つ量の単位は「mm」である。
実施例1における画角:165度(半画角:82.5度)、焦点距離:1.166mm、F値:2.0である。
図3に実施例1に関する諸元のデータを示す。
図3の最左欄は、第1レンズL1の物体側から結像面ISへ向かって数えた「面番号」を示す。面番号として数えられる面はレンズ面と開口絞りSの面、カバーガラスCGの両面および結像面(図2において「像面」)も含む。
図1との対応で言えば、面番号1〜8が第1レンズL1〜第4レンズL4の物体側・像側レンズ面、面番号9が「開口絞りSの面」、面番号10〜14が第5レンズL5〜第7レンズL7の物体側・像側レンズ面、面番号15、16はカバーガラスCGの物体側・像側面、面番号17は結像面ISの面を示す。面番号11は第5レンズL5と第6レンズL6との接合面である。
「非球面」の欄における「○印」はレンズ面が非球面であることを示し、図の如く、第7レンズの両面(面番号13、14)が非球面である。なお、図3における「曲率半径」の欄の値は、非球面にあっては「近軸曲率半径」である。
非球面形状は、光軸直交方向の座標:h、光軸方向の座標:Z、近軸曲率半径:R、円錐定数:K、高次の非球面係数:A、B、C、D、E、Fを用いて、周知の次式で表し、K、A〜Fの値を与えて形状を特定する。
Z=(h/R)/[1+{1−(1+K)(h/R)}1/2
+Ah+Bh+Ch+Dh+Eh10+Fh12
図4に、実施例1の非球面データを示す。図4の最左欄は前記「面番号」である。
図4において例えば「9.41E−03」は「9.41×10−3」を意味する。以下に説明する実施例2においても同様である。
「実施例2」
図2に示す広角レンズの「具体的な実施例」である実施例2を示す。
実施例2における画角:190度(半画角:95度)、焦点距離:0.946mm、F値:2.0である。
図5に実施例2に関する諸元のデータを図3に倣って示す。
図2との対応で言えば、面番号1〜8が第1レンズL1〜第4レンズL4の物体側・像側レンズ面、面番号9が「開口絞りSの面」、面番号10〜14が第5レンズL5〜第7レンズL7の物体側・像側レンズ面、面番号15、16はカバーガラスCGの物体側・像側面、面番号17は結像面ISの面を示す。面番号11は第5レンズL5と第6レンズL6との接合面である。
「非球面」は「○印」を付した第7レンズの両面(面番号13、14)である。
図6に、実施例2の非球面データを図4に倣って示す。
即ち、実施例1、2の広角レンズは、物体側から像側へ向かって、前群、開口絞りS、後群をこの順序に配してなり、前群は、物体側から像側へ向かって、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1レンズL1、負レンズである第2レンズL2、第3レンズL3、正レンズである第4レンズL4を配してなり、後群は、開口絞りS側から像側へ向かって、正レンズである第5レンズL5、負レンズである第6レンズL6、正レンズである第7レンズL7を配してなり、第5レンズL6と第6レンズL6が接合されている。
前群の第4レンズL4の材質のアッベ数:νd4は実施例1において28.5、実施例2において26.5、第6レンズL6の材質のアッベ数:νd6は実施例1において20.9、実施例2において23.8であって、ともに30以下である。
また、第5レンズL5の材質のアッベ数:νd5は、実施例1において55.3、実施例2において60.1であり共に50より大きい。
F値は上記の如く、実施例1、2とも2.0である。
また、第4レンズL4の肉厚:d4と全系の焦点距離:Fとの比:d4/Fの値は、実施例1において「5.15(=6.00/1.166)」、実施例2において「5.89(=5.57/0.946)」であって、条件(1)を満足する。
第7レンズL7は非球面レンズ(両面とも非球面)で樹脂レンズである。第1レンズL1〜第6レンズL6はガラスレンズである。
また、バックフォーカス(第6レンズの像側面から結像面までの光軸上の距離)は、実施例1において2.654mm、実施例2において2.3mmである。第1レンズの物体側面から結像面までの光軸上の距離である光学全長は、実施例1において19.854mm、実施例2において20.97mmである。
「光軸直交方向における広角レンズのサイズ」を規定する第1レンズL1の有口径は、実施例1において12.8mm、実施例2において13.2mmである。このように、この実施例1、2の広角レンズはコンパクトなサイズである。
図7は、実施例1に関するタンジェンシアル方向およびサジタル方向の「コマ収差」を含めた横収差を示す。図8は、実施例2に関するタンジェンシアル方向およびサジタル方向の「コマ収差」を含めた横収差を示す。
図9は実施例1に関する非点収差図、図10は実施例2に関する非点収差図である。図7〜図10において「R1、R2」とあるのは波長:650nm、「G1、G2」とあるのは波長:532nm、「B1、B2」とあるのは波長:477nmの光に対するものであることを示し、R1、G1、B1はサジタル方向、R2、G2、B2はタンジェンシアル方向を示す。
図9、図10に見られるように、実施例1、実施例2とも「非点収差」がよく補正されている。特に実施例1では非点収差の補正が極めて良好である。非点収差が良好に補正されていることもまた、解像度を高める効果を有している。
図11、図12に「画角に対する歪曲収差」を示す。図11は実施例1に関するものであり、図12は実施例2に関するものである。これらの図の左図は計算値を、右図は歪曲収差図を示す。歪曲収差図における縦軸は半画角(光軸に対する入射光束の入射角)を示し、横軸は歪曲量(%)である。なお、歪曲収差は「撮像素子における鉛直方向」における立体射影方式、即ち、広角レンズの焦点距離:f、像高:Y、半画角:θに対して、
Y=2f・tan(θ/2)
で示される射影方式によるものである。
図11、図12右図の歪曲収差図は、必要によりあるいは所望により「カラー撮像素子の出力による電子データに対する電子的処理」により補正することもできる。なお、実施例1、2とも、撮像画像のディスプレイの見易さの観点から、図11、図12のような歪曲収差を意図的に生じさせたものである。
図13〜図15には実施例1に関する「相対的な倍率色収差」、即ち緑色光(前述の波長:532nm)を基準とし、緑色光に対する赤色光(前述の波長:650nm)の「倍率色収差の差:R−G」および、緑色光に対する青色光(前述の波長:477nm)の「倍率色収差の差:B−G」を示す。
これらの図における左図は計算値、右図はグラフで、横軸は画角、縦軸は倍率の色収差を示す。
図14、図15では縦軸のスケールを画素数としたものである。
例えば、ある画角において倍率色収差の差:R−Gの画素数が1であるとすれば、この画角において、赤色光:Rと緑色光:Gの結像位置が「1画素分」ずれていることを意味する。
図14では、縦軸の画素単位は画素ピッチ:0.006mm(6μm)の場合のものである。図15では、画素ピッチを0.003mmとしている。
図16〜図18は、実施例2に関する「相対的な倍率色収差」を、図13〜図15にそれぞれ倣って示している。
実施例1や実施例2の広角レンズと、撮像素子を組み合わせることにより撮像装置を構成することができる。
撮像素子は、既述したように、CCDやCMOS、即ち、2次元的に配置された画素を有し、広角レンズにより画素配列面(上述の結像面)に結像された被写体像(前記「撮像対象の像」)を画像データに変換するエリアセンサタイプが用いられる。
実施例1もしくは実施例2の広角レンズと組み合わせられる撮像素子の1例として、受光面の形状が長方形形状(長手方向をH、身近手方向をVで表す。)で、H、V両方向につき画素ピッチ:6μm、画素数:640(H方向)×480(V方向)のものをあげることができる。
この場合、実効撮像エリアは、2.88mm(V方向)×3.84mm(H方向)×4.80mm(D方向:対角線方向)である。
また、このような広角レンズと撮像素子とに対してさらに「電子処理手段」を組み合わせた撮像装置を構成しても良い。
図19に、撮像装置における「撮像素子と電子処理手段」との部分を示す。
「電子処理手段」は、符号3Aで示す撮像素子の「後段の部分」であり、撮像素子3Aから出力された画像データを記憶するメモリと、指定した画角に対応する画像データをメモリから出力させるメモリ出力制御回路と、広角レンズの歪曲収差を補正する第1信号処理回路と、広角レンズのMTFを補正する第2信号処理回路とを備えている。
即ち、図19に「一般的なブロック回路」として示すように、撮像素子3Aの光電変換信号はセンサ(I/0)3Bから出力される。センサ(I/O)3Bの出力は、例えば、SYNC(V−SYNC、HSYNC)、DATA、CLK(クロック)信号である。
DATA信号はR、G、Bのそれぞれにつき10ビットであり、CLK信号は、例えば、25MH(メガヘルツ)である。
これらの信号は、信号処理ユニット(DSPユニット)3Cに入力されて処理される。DSPユニット3Cは、既述のメモリ、メモリ出力制御手段、第1信号処理回路、第2信号処理回路を有する。
そのハード構成は、FPGA、DSP等のプログラマブルロジックやASIC等、入力信号に対して後述する処理を実現できるものであれば何でもよい。DSPユニット3Cにはクロック発生回路3Dから、例えば、100MHのクロック信号が入力される。
DSPユニット3Cの出力は、「システムの所望の出力」となるように、ポストI/F3Eにより変換出力される。出力形式としては、デジタルの場合、YUV422、YUV444、YUV221等があるが、ここでは、NTSCに変換して出力するものとする。
図20は「撮像装置」のより詳細な構成を示すブロック回路である。
図1あるいは図2に示す結像レンズ系(上述の実施例1、2の広角レンズ)により撮像素子3AであるCCDの像面(前記結像面IS)に結像された被写体像は、撮像素子3Aにより光電変換され、電子的な画像データとされる。広角レンズによる被写体像は図11あるいは図12に示す如き歪曲収差を有する。
撮像素子3Aから出力される画像データは、前処理部3Fのオートゲインコントローラ3F1によって自動利得制御され、A/D変換器3F2によってデジタル信号に変換され、デジタル画像データとされる。なお、オートゲインコントローラ3F1は操作部3Gの操作に基づく制御回路3Hの制御により調節される。
デジタル画像データは信号処理部3Iにより画像処理される。この画像処理には「撮像素子3Aに起因する画像劣化」の改善処理と、「広角レンズに起因する画像劣化」の改善処理とがある。
撮像素子3Aの画素配列には、例えば、緑(G)の画素数が赤(R)や青(B)の画素数より多い「ベイヤー配列」等がある。R、G、Bの各画像を作成する場合、単に、R、G、Bの画像データを取り出して合成するのみでは、各画素配列のズレにより、各色画像のズレが生じる。
信号処理部3Iでは、まず、これらの画素の再配列やR、G、B間のホワイトバランスの補正処理等を行う。この画像処理で、撮像素子3Aに起因する画像劣化の補正処理を行った後、結像レンズ系に起因する画像劣化要因としての歪曲収差、MTF劣化の補正処理を行う。
なお、これらの補正処理を行う際、R、G、Bの画像データは一時的にフレームメモリ(メモリ)3Jに記憶される。制御回路3Hは、指定した画角に対応する画像データをメモリから出力させるメモリ出力制御回路としても機能し、フレームメモリ3Jから読み出された画像データは、必要に応じて、信号処理部3Iにより処理される。
図21は信号処理部3Iの「より詳細な構成」を示し、ここでは、第1信号処理回路、第2信号処理回路の詳細構成のみを示している。
第1信号処理回路は一次変換回路3I1から構成されている。第2信号処理回路はFIRフィルタ回路3I2から構成されている。
一次変換回路3I1には、撮像素子3Aのハード構成に起因する画像劣化の補正処理済みのR、G、Bの各デジタル画像データが入力される。一次変換回路3I1はこのR、G、Bのデジタル画像データに対して一次変換処理を行う。
一次変換処理は、歪曲収差による被写体像の歪みを考慮しながら、入力画像データの座標を出力画像データの座標に写像を用いて行う座標変換処理である。これにより、歪曲収差の補正処理が実行される。
即ち、歪曲収差は、広角レンズの特性として予め設計で定められているので既知であるか、又は、実際に計測することにより求めることができるので、この歪曲収差特性に基づいて、入力画像データの座標から出力画像データの座標への座標変換式を決定でき、この変換式に従って補正を行えば、歪曲収差を除去すること、すなわち、歪みの補正された画像データが得られる。変換式は、例えば多項式を用いて近似できる。
なお、変換式による画素の圧縮伸張により光量分布が変化し、シェーディングが発生する場合があるので、各画素の輝度に各画素の面積の拡大率に応じた係数を乗ずることにより、光量ムラの補正を行う。
このようにして、歪曲収差が補正されたデジタル画像データは、次段のFIRフィルタ3I2に入力される。FIRフィルタ3I2は一次変換回路3I1から出力されたデジタル画像データにデコンボリューション等の処理を施す。
これにより、MTFの劣化が補正される。このFIRフィルタには、ウイナフィルタや単純なHPF(ハイパスフィルタ)を用いることができる。
なお、実施例1、実施例2として示した広角レンズの歪曲収差は図11、図12に示す如きものであるが、所望により意図的に発生させているので、この歪曲収差を補正する必要はなく、上記歪曲収差の補正はオプションとして行なうようにすることができる。
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
S 開口絞り
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
CG 撮像素子のカバーガラス
IS 結像面
特開2006−337691号公報 特開2005−345577号公報 特開2008−276185号公報

Claims (9)

  1. 160度を超える画角を有する広角レンズであって、
    物体側から像側へ向かって、前群、開口絞り、後群をこの順序に配してなり、
    上記前群は、物体側から像側へ向かって順次、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1レンズ、負レンズである第2レンズ、負レンズである第3レンズ、正レンズである第4レンズを配してなり、上記第4レンズは、その材質のアッベ数:νd4が30以下であり、
    上記後群は、上記開口絞り側から像側へ向かって、正レンズである第5レンズ、負レンズである第6レンズ、正レンズである第7レンズを配してなり、上記第5レンズと第6レンズが接合され、全7枚のレンズにより結像系が構成され、
    上記第5レンズと第6レンズとの接合レンズが正の屈折力を有し、
    正レンズである第5レンズの材質のアッベ数:νd5が50以上、かつ、負レンズである第6レンズの材質のアッベ数:νd6が30以下であって、
    第7レンズの像側面が非球面であることを特徴とする広角レンズ。
  2. 160度を超える画角を有する広角レンズであって、
    物体側から像側へ向かって、前群、開口絞り、後群をこの順序に配してなり、
    上記前群は、物体側から像側へ向かって順次、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである第1レンズ、負レンズである第2レンズ、負レンズである第3レンズ、正レンズである第4レンズを配してなり、上記第4レンズの肉厚:d4、全系の焦点距離:Fが、条件:
    (1) 5.0 < d4/F < 6.0
    を満たし、
    上記後群は、上記開口絞り側から像側へ向かって、正レンズである第5レンズ、負レンズである第6レンズ、正レンズである第7レンズを配してなり、上記第5レンズと第6レンズが接合され、全7枚のレンズにより結像系が構成され、
    上記第5レンズと第6レンズとの接合レンズが正の屈折力を有し、
    正レンズである第5レンズの材質のアッベ数:νd5が50以上、かつ、負レンズである第6レンズの材質のアッベ数:νd6が30以下であって、
    第7レンズの像側面が非球面であることを特徴とする広角レンズ。
  3. 請求項2記載の広角レンズにおいて、
    前群の第4レンズは、その材質のアッベ数:νd4が30以下であることを特徴とする広角レンズ。
  4. 請求項1または2または3記載の広角レンズにおいて、
    第7レンズの像側面の非球面が、主として歪曲収差を調整する機能を有することを特徴とする広角レンズ。
  5. 請求項1〜4の任意の1に記載の広角レンズにおいて、
    画角が180度を超えることを特徴とする広角レンズ。
  6. 請求項1〜5の任意の1に記載の広角レンズにおいて、
    Fナンバが1.9〜2.4の範囲内の値であることを特徴とする広角レンズ。
  7. 請求項1〜6の任意の1に記載の広角レンズにおいて、
    第1〜第6レンズの材質が光学ガラスであり、第7レンズが樹脂レンズであることをと特徴とする広角レンズ。
  8. 請求項1〜7の任意の1に記載の広角レンズと、
    画素が2次元に配列され、上記広角レンズにより結像された撮像対象の像を画像データに変換するカラー撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8記載の撮像装置において、
    カラー撮像素子により変換された画像データに対して電子的な処理を実行する電子処理手段を有することを特徴とする撮像装置。
JP2009106706A 2009-04-24 2009-04-24 広角レンズおよび撮像装置 Active JP5369867B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009106706A JP5369867B2 (ja) 2009-04-24 2009-04-24 広角レンズおよび撮像装置
CN201080016182.1A CN102388331B (zh) 2009-04-24 2010-03-24 广角透镜和成像装置
EP10766941.8A EP2422235B1 (en) 2009-04-24 2010-03-24 Wide-angle lens with seven lenses
US13/257,446 US8643958B2 (en) 2009-04-24 2010-03-24 Wide angle lens and imaging device
PCT/JP2010/055782 WO2010122882A1 (en) 2009-04-24 2010-03-24 Wide angle lens and imaging device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009106706A JP5369867B2 (ja) 2009-04-24 2009-04-24 広角レンズおよび撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010256627A JP2010256627A (ja) 2010-11-11
JP5369867B2 true JP5369867B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=43011005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009106706A Active JP5369867B2 (ja) 2009-04-24 2009-04-24 広角レンズおよび撮像装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8643958B2 (ja)
EP (1) EP2422235B1 (ja)
JP (1) JP5369867B2 (ja)
CN (1) CN102388331B (ja)
WO (1) WO2010122882A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180075151A (ko) * 2016-12-26 2018-07-04 삼성전기주식회사 촬상 광학계
US10606043B2 (en) 2017-06-12 2020-03-31 Genius Electronic Optical (Xiamen) Co., Ltd. Optical imaging lens

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009021223A1 (en) 2007-08-08 2009-02-12 Frank William Harris Systems and methods for image capture, generation, & presentation
JP5544834B2 (ja) * 2009-11-18 2014-07-09 株式会社ニコン 広角レンズ、及び、この広角レンズを有する光学機器
JP5652349B2 (ja) * 2011-07-25 2015-01-14 株式会社リコー 広角レンズおよび全天球型撮像装置
WO2013052773A1 (en) * 2011-10-05 2013-04-11 L-3 Communications Mobilevision Inc. Multiple resolution camera system for automated license plate recognition and event recording
JP6539939B2 (ja) * 2013-08-14 2019-07-10 株式会社ニコン 撮影レンズ、及び光学機器
CN103472569B (zh) * 2013-09-16 2016-03-23 浙江大学 双分辨率光学成像镜头
TWI497146B (zh) * 2013-12-27 2015-08-21 Ability Opto Electronics Technology Co Ltd 七片式光學影像擷取鏡頭與七片式光學影像擷取模組
KR102083931B1 (ko) * 2014-01-21 2020-03-03 한화테크윈 주식회사 광각 렌즈계
US9316808B1 (en) 2014-03-16 2016-04-19 Hyperion Development, LLC Optical assembly for a wide field of view point action camera with a low sag aspheric lens element
US9726859B1 (en) * 2014-03-16 2017-08-08 Navitar Industries, Llc Optical assembly for a wide field of view camera with low TV distortion
TWI479190B (zh) * 2014-03-24 2015-04-01 Largan Precision Co Ltd 攝像光學鏡組、取像裝置以及車用攝影裝置
KR101721675B1 (ko) * 2015-05-15 2017-03-31 (주) 소모비전 광각 렌즈
WO2015190783A1 (ko) * 2014-06-09 2015-12-17 주식회사 소모비전 광각 렌즈
KR101622160B1 (ko) 2014-06-09 2016-05-19 주식회사 소모비전 광각 렌즈
TWI557426B (zh) 2014-06-25 2016-11-11 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統
TWI631366B (zh) * 2014-08-27 2018-08-01 佳能企業股份有限公司 光學鏡頭
CN108873273B (zh) * 2015-01-30 2021-08-20 大立光电股份有限公司 光学取像系统以及取像装置
TWI574037B (zh) 2015-01-30 2017-03-11 大立光電股份有限公司 光學取像系統、取像裝置以及電子裝置
CN106154487B (zh) * 2015-04-02 2019-03-22 大立光电股份有限公司 光学镜头、取像装置及电子装置
TWI669528B (zh) * 2015-06-25 2019-08-21 佳能企業股份有限公司 光學鏡頭
TWI582483B (zh) * 2015-10-12 2017-05-11 今國光學工業股份有限公司 六片式廣角鏡頭
CN105372789A (zh) * 2015-11-11 2016-03-02 苏州莱能士光电科技有限公司 一种无畸变高分辨率大视角无人机镜头光学系统
CN105607234B (zh) * 2016-01-07 2017-12-22 东莞市宇瞳光学科技股份有限公司 一种鱼眼镜头
US10551593B2 (en) 2016-04-08 2020-02-04 Young Optics Inc. Optical lens
CN106199922B (zh) 2016-07-13 2018-07-24 浙江舜宇光学有限公司 七片式广角镜头
CN106019538B (zh) * 2016-08-03 2019-02-15 秦皇岛视听机械研究所有限公司 一种数字双机对投反射式半球幕投影镜头结构
JP6769863B2 (ja) * 2016-09-30 2020-10-14 日本電産サンキョー株式会社 広角レンズ
JP6798270B2 (ja) * 2016-11-21 2020-12-09 セイコーエプソン株式会社 撮像レンズ系、撮像装置及びプロジェクター
KR20180064179A (ko) * 2016-12-05 2018-06-14 삼성전기주식회사 촬상 광학계
US9904014B1 (en) * 2017-02-14 2018-02-27 Ability Opto-Electronics Technology Co., Ltd. Optical image capturing system
CN108663774B (zh) * 2017-03-31 2020-10-27 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头和成像设备
TWI638202B (zh) * 2017-05-15 2018-10-11 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統
US11442255B2 (en) * 2017-06-02 2022-09-13 Owl Labs, Inc. Wide angle lens and camera system for peripheral field of view imaging including eight lenses of ---++-++ or nine lenses of ----++-++ refractive powers
TWI657284B (zh) * 2017-07-21 2019-04-21 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統(一)
TWI647510B (zh) * 2017-08-04 2019-01-11 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統
CN109960011B (zh) * 2017-12-25 2021-04-02 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头
CN109960012B (zh) * 2017-12-25 2021-04-09 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头
KR102561262B1 (ko) 2017-12-29 2023-07-28 삼성전자주식회사 옵티칼 렌즈 어셈블리 및 이를 포함한 전자 장치
TWI703367B (zh) * 2018-02-08 2020-09-01 先進光電科技股份有限公司 光學成像系統
TWI650592B (zh) 2018-04-18 2019-02-11 大立光電股份有限公司 攝像光學鏡組、取像裝置及電子裝置
WO2019205944A1 (zh) * 2018-04-28 2019-10-31 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头及成像设备
WO2019234800A1 (ja) * 2018-06-04 2019-12-12 日精テクノロジー株式会社 撮像光学系及びそれを有する撮像装置
CN109358404B (zh) * 2018-10-23 2020-11-24 重庆乾岷光学科技有限公司 一种大靶面超广角高清镜头
JP7207038B2 (ja) 2019-03-14 2023-01-18 株式会社リコー 撮像装置、撮像光学系及び移動体
CN109839730B (zh) * 2019-03-26 2023-07-25 厦门力鼎光电股份有限公司 一种光学成像镜头
CN112068290B (zh) * 2019-06-11 2022-04-05 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头及成像设备
CN112068291B (zh) * 2019-06-11 2022-05-06 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头及成像设备
WO2020248877A1 (zh) * 2019-06-11 2020-12-17 宁波舜宇车载光学技术有限公司 光学镜头及成像设备
CN110346920A (zh) * 2019-07-02 2019-10-18 舜宇光学(中山)有限公司 鱼眼镜头
JP2021117447A (ja) 2020-01-29 2021-08-10 株式会社リコー 撮像レンズおよびカメラ装置および移動体
CN113433675B (zh) * 2021-08-27 2022-01-04 江西晶超光学有限公司 光学系统、镜头模组和电子设备
CN114002818B (zh) * 2021-11-15 2023-09-05 江西晶超光学有限公司 光学系统、摄像模组及电子设备
CN116047718A (zh) 2023-01-19 2023-05-02 诚瑞光学(苏州)有限公司 摄像光学镜头
CN117289436B (zh) * 2023-11-27 2024-02-13 武汉墨光科技有限公司 一种小型超广角大孔径车载镜头

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4745015B1 (ja) * 1969-08-04 1972-11-14
JP2599311B2 (ja) * 1991-01-31 1997-04-09 株式会社コパル 超広角レンズ
JPH08313802A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Olympus Optical Co Ltd 広角レンズ
JP3706827B2 (ja) * 2001-11-09 2005-10-19 キヤノン株式会社 ズームレンズ及びそれを有する光学機器
JP3970020B2 (ja) * 2001-12-25 2007-09-05 株式会社エルモ社 ワイドレンズとその製造方法
JP4246606B2 (ja) 2003-11-20 2009-04-02 本田技研工業株式会社 変速機のシンクロ機構
JP2005345577A (ja) 2004-05-31 2005-12-15 Kyocera Corp 超広角レンズ
JP2006337691A (ja) 2005-06-01 2006-12-14 Olympus Imaging Corp 結像光学系
US7633688B2 (en) 2005-06-01 2009-12-15 Olympus Imaging Corp. Image forming optical system
JP2007164079A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Elmo Co Ltd 魚眼レンズユニット
JP2008134494A (ja) * 2006-11-29 2008-06-12 Topcon Corp 超広角光学系、撮像レンズ装置
JP4994262B2 (ja) 2007-03-30 2012-08-08 リコー光学株式会社 広角レンズおよび撮影装置
CN101373261B (zh) * 2007-08-22 2010-09-29 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 广角镜头及使用该广角镜头的车辆装置
JP5272614B2 (ja) 2008-09-26 2013-08-28 株式会社リコー 広角レンズ及びこの広角レンズを用いた撮像装置
JP2010243711A (ja) 2009-04-03 2010-10-28 Ricoh Co Ltd 広角レンズ及び撮像装置
JP5272858B2 (ja) 2009-04-03 2013-08-28 株式会社リコー 広角レンズおよび撮像装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180075151A (ko) * 2016-12-26 2018-07-04 삼성전기주식회사 촬상 광학계
KR102080657B1 (ko) * 2016-12-26 2020-02-24 삼성전기주식회사 촬상 광학계
US10838176B2 (en) 2016-12-26 2020-11-17 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Optical imaging system
US11635592B2 (en) 2016-12-26 2023-04-25 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Optical imaging system
US10606043B2 (en) 2017-06-12 2020-03-31 Genius Electronic Optical (Xiamen) Co., Ltd. Optical imaging lens

Also Published As

Publication number Publication date
CN102388331A (zh) 2012-03-21
US20120056978A1 (en) 2012-03-08
US8643958B2 (en) 2014-02-04
EP2422235A4 (en) 2012-09-19
CN102388331B (zh) 2013-11-06
JP2010256627A (ja) 2010-11-11
EP2422235B1 (en) 2013-11-27
EP2422235A1 (en) 2012-02-29
WO2010122882A1 (en) 2010-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369867B2 (ja) 広角レンズおよび撮像装置
JP5272858B2 (ja) 広角レンズおよび撮像装置
JP5272614B2 (ja) 広角レンズ及びこの広角レンズを用いた撮像装置
US8116013B2 (en) Wide-angle lens and image pickup apparatus
JP4994262B2 (ja) 広角レンズおよび撮影装置
JP5724755B2 (ja) 撮像システム
WO2012008312A1 (ja) 対物光学系
CN102713718B (zh) 成像光学系统和摄像装置
US8638507B2 (en) Fisheye lens system and photographing apparatus
KR101914042B1 (ko) 광각 렌즈 및 이를 포함한 촬상 장치
CN110174743A (zh) 摄像镜头以及具备该摄像镜头的摄像装置
CN103293646B (zh) 变焦透镜
CN107430260B (zh) 斜视物镜光学系统和具备该斜视物镜光学系统的斜视用内窥镜
WO2020017258A1 (ja) レンズ系、撮像装置及び撮像システム
JP2004354829A (ja) 可視光近赤外光用単焦点レンズ
JP2006053218A (ja) カメラヘッド
JP6004073B2 (ja) 光学系及び撮像装置
JP5783314B2 (ja) 全天球型光学系および撮像システム
JP5839135B2 (ja) 全天球型光学系及び撮像装置
JP3105600B2 (ja) 内視鏡
CN117083553A (zh) 成像镜头及摄像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5369867

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151