JP5369801B2 - ボールペン用油性インキ - Google Patents
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例えば、脂肪酸アルカノールアミド化合物からなる潤滑剤を含有させる(特許文献1)ことや、オレイン酸と脂肪族アミンを含有させたり(特許文献2)、更には、平均分子量が1800〜15000であるポリエチレングリコールを3〜15%含有させてボール表面に適度なインキ膜を形成させる(特許文献3)等の手段がとられてきた。
特許文献2に記載の発明も同様に徐々にオレイン酸と脂肪族アミンがとれてしまいスムーズに筆記出来なくなる畏れがある。
特許文献3の発明ではボールやチップの受け座に対して固着していないのでボールと受け座が直接強く当たるのを防止する効果が弱く、ボールがスムーズに回転しない畏れがある。
このように、従来の技術ではボールを常にスムーズに回転させらない畏れがあり、結果として筆跡が途切れたりする場合があった。
本発明は、筆記時のボール回転をスムーズにし常に綺麗な筆跡が得られるボールペン用油性インキを提供することを目的とする。
フェノール樹脂は比較的強い粘着性を有しており、ボールペンチップ内面に強固に吸着し、該部にフェノール樹脂とポリエーテル変性シリコーンオイルの各ジエチレングリコールモノメチルエーテル及び/又はジエチレングリコールモノエチルエーテルに対して親和性のある部分をインキ側に向けた層が形成されるものと推察され、特にボール表面をインキで濡れた状態を維持するため、筆記中においてもボールの金属表面が露出した状態とならずにいつもインキで濡れた状態となり、ボールのスムースな回転が維持されるものと推察される。
着色剤としては、従来、ボールペン用インキに用いられている染料、顔料の全てが使用でき、染料、顔料は単独で用いても、併用しても良い。
油溶性の染料としては、具体的には、ローダミンBベース(C.I.45170B、田岡染料製造(株)製)、ソルダンレッド3R(C.I.21260、中外化成(株)製)、メチルバイオレット2Bベース(C.I.42535B、米国、National Aniline Div.製)、ビクトリアブルーF4R(C.I.42563B)、ニグロシンベースLK(C.I.50415)(以上、BASF社製、独国)、バリファーストイエロー#3104(C.I.13900A)、バリファーストイエロー#3105(C.I.18690)、オリエントスピリットブラックAB(C.I.50415)、バリファーストブラック#3804(C.I.12195)、バリファーストイエロー#1101、バリファーストイエロー#1109、バリファーストイエロー#1151、バリファーストイエロー#1171、バリファーストオレンジ#2210、バリファーストレッド#1308、バリファーストレッド#1320、バリファーストブルー#1605、バリファーストバイオレット#1701(以上、オリエント化学工業(株)製)、スピロンブラックGMHスペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンイエローC−GNH、スピロンレッドC−GH、スピロンレッドC−BH、スピロンブルーBPNH、スピロンブルーC−RH、スピロンバイオレットC−RH、S.P.T.オレンジ6、S.P.T.ブルー111(以上、保土ヶ谷化学工業(株)製)や、ネオスーパーブルーC−555(以上、中央合成化学(株)製)等の従来公知の一般的なものが使用できる。
黒色顔料としては例えば、プリンテックス3、同25、同30、同35、同40、同45、同55、同60、同75、同80、同85、同90、同95、同300、スペシャルブラック4、同5、同100、同250、同550(以上デグサヒュルスジャパン(株)製)。三菱カーボンブラック#2700、同#2650、同#2600、同#2400、同#2350、同#2300、同#2200、同#1000、同#990、同#980、同#970、同#960、同#950、同#900、同#850、同#750、同#650、同#52、同#50、同#47、同#45、同#45L、同#44、同#40、同#33、同#32、同#30、同#25、同#20、同#10、同#5、同#95、同#260、同CF9、同MCF88、同MA600、同MA77、同MA7、同MA11、同MA100、同MA100R、同MA100S、同MA220、同MA230(以上、三菱化学(株)製)、トーカブラック#8500/F、同#8300/F、同#7550SB/F、同#7400、同#7360SB/F、同#7350/F、同#7270SB、同#7100/F、同#7050(以上、東海カーボン(株)製)等のカーボンブラックや、ダイヤモンドブラックN(玉億色材(株)製)などのアニリンブラックや、ボーンブラック(三重カラーテクノ(株)製)や、鉄化ブラックKN−320(日本鉄化(株)製)などの鉄黒が挙げられる。
青色顔料としては例えばC.I.Pigment Blue 2、同9、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同28、同29、同36、同60、同68、同76、同80等が使用できる。
赤色の顔料としてはC.I.Pigment Red 2、同3、同5、同8、同14、同17、同22、同23、同31、同48:1、同48:2、同48:3、同48:4、同53:1、同53:2、同57:1、同112、同122、同144、同146、同149、同166、同170、同175、同176、同177、同179、同184、同185、同187、同188、同202、同207、同208、同209、同210、同211、同213、同214、同242、同253、同254、同255、同256、同257、同264、同266、同268、同270、同272等が使用できる。
黄色の顔料としてはC.I.Pigment Yellow 1、同3、同12、同13、同14、同16、同17、同55、同73、同74、同79、同81、同83、同93、同94、同95、同97、同109、同110、同111、同120、同128、同133、同136、同138、同139、同147、同151、同154、同155、同167、同173、同174、同175、同176、同180、同185、同191、同194、同213等が使用できる。
橙色の顔料としてはC.I.Pigment Orange5、同13、同16、同34、同36、同38、同43、同62、同68、同72、同74等がある。
緑色の顔料としてはC.I.Pigment Green7、同36、同37等が使用できる。
紫色の顔料としてはC.I.Pigment Violet19、同23等が使用出来る。
本発明のインキにおいては、ジエチレングリコールモノメチルエーテルやジエチレングリコールモノエチルエーテル以外の有機溶媒を上記効果を損ねない範囲で補助的に使用することが出来る。使用出来る有機溶媒としては、グリコールエーテル類、グリコール類、アルコール類が特に好ましいがこれらに限られるわけではない。
一例を挙げると、フェニルグリコール、フェニルジグリコール、ベンジルモノグリコール、ベンジルジグリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノ2−エチルヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールターシャリブチルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、3−メチル−3−メトキシ−1−ブチルアセテート等のグリコールエーテル類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、3−メチル−1,3ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール等のグリコール類、ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、α−メチルベンジルアルコール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノール、3−メチル−3−メトキシペンタノール、ラウリルアルコール、トリデシルアルコール、イソデシルアルコール、イソトリデシルアルコール等のアルコール類、メチルイソプロピルエーテル、エチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ヘキシルエーテル、2−エチルヘキシルエーテル等のエーテル類、酢酸−2−エチルヘキシル、イソ酪酸イソブチル、乳酸エチル、乳酸ブチル等のエステル類をなどがある。
これらは1種又は2種以上選択して併用できるものである。また、その使用量はインキ全量に対して0.5重量%以上30重量%以下の添加が好ましい。0.5重量%未満では塗布部の乾燥防止効果が弱く使用不能になる恐れがあり、30重量%を超えて添加してもその効果の向上は見られず添加することの意味が見い出せない。
これらのフェノール樹脂はインキ全量に対し0.5〜5.0重量%使用する。0.5重量%未満ではボール表面にインキとともに張り付いて膜を形成することが不十分となりボール回転をスムーズに出来ない。また、5.0重量%を超えて添加するとインキが乾燥しやすくなり長時間ペン先を大気中に放置した後の書き出しで筆跡が掠れる畏れがある。
これらはインキ全量に対し0.2〜4.5重量%使用する。0.2重量%以下ではボール表面を濡らす効果が弱くなり、4.5重量%以上添加するとインキの表面張力が小さくなり、ペン先を下向きにして放置したときにインキが漏れ出す畏れがある。
また、特に、フェノール樹脂と共に、常にボール表面にインキが存在するものとするために、フェノール樹脂に対するポリエーテル変性シリコーンオイルの重量比率を0.05〜8とすることによって、ポリエーテル変性シリコーンオイル中のポリシロキサン部分及びフェノール樹脂の疎水部分をジエチレングリコールモノメチルエーテル及び/又はジエチレングリコールモノエチルエーテルに対して親和しているポリエーテル変性シリコーンオイルのポリエーテル部分及びフェノール樹脂の水酸基部分で覆いきることができるので、ボールが常にインキで濡れた状態が維持されるものと推察される。
これらは単独で用いても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。
これらは単独で用いても良いし、2種以上組み合わせて用いても良い。
また、顔料を分散するには汎用されている一般的な方法を用いることが可能である。例えば、顔料と溶剤と分散剤を混合し、プロペラ撹拌機等で均一に撹拌した後、分散機で顔料を分散する。ロールミル、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、ホモジナイザー等の分散機はインキの有機溶媒の量、顔料濃度によって適宜選択する。
(実施例1)
プリンテックス35(カーボンブラック、デグサヒュルスジャパン(株)製) 6.0部
SPILON VIOLET C−RH(油性染料、保土谷化学工業(株)製)
16.3部
VALIFAST YELLOW C−GNH(油性染料、オリエント化学工業(株)
3.1部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 50.1部
ベンジルグリコール 18.0部
エスレックBL−1(ポリビニルブチラール、積水化学工業(株)製) 1.6部
エスレックBH−3(ポリビニルブチラール、積水化学工業(株)製) 0.4部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
ヒタノール1501(アルキルフェノール樹脂、日立化成工業(株)製) 0.5部
FZ−7002(ポリエーテル変性シリコーンオイル、東レダウコーニング(株)製)
0.25部
上記成分のうち、ジエチレングリコールモノメチルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからプリンテックス35の全量を加えダイノーミル(ビーズミル、(株)シンマルエンタープライズ製)で直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い黒色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌して黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例1においてFZ−7002の添加量を1.0部に増やしその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例1においてFZ−7002の添加量を4.0部に増やし、その分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例1においてFZ−7002の添加量を4.4部に、ヒタノールの添加量を0.55部に増やし、その分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
SPILON VIOLET C−RH(前述) 13.0部
SPILON YELLOW C−GNH(前述) 7.0部
ジエチレングリコールモノエチルエーテル 60.0部
フェニルグリコール 10.0部
ハリフェノール145G(フェノール樹脂、ハリマ化成(株)製) 2.0部
ポリビニルピロリドン K−90(増粘剤、日本触媒(株)製) 2.5部
NIKKOL HCO−5(ポリオキシエチレン(5)硬化ひまし油、活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 2.0部
フォスファノールLP710(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、東邦化学工業(株)製) 1.0部
アミート105(ポリオキシエチレンココナットアミン、(株)花王製) 0.5部
FZ2120(ポリエーテル変性シリコーンオイル、東レダウコーニング(株)製)
0.2部
上記成分を70℃で攪拌し、均一に溶解して黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例5においてFZ−2120の添加量を1.0部に増やしその分ジエチレングリコールモノエチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例5においてFZ−2120の添加量を4.5部に増やし、その分ジエチレングリコールモノエチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
NOVOPERM RED F3RK70(C.I.Pigment Red 170、
クラリアントジャパン(株)製) 3.0部
SPILON RED C−GH(油性染料、保土谷化学工業(株)製) 14.6部
SPILON RED C−BH(油性染料、保土谷化学工業(株)製) 0.8部
SPILON YELLOW C−GNH(前述) 3.4部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 45.7部
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル 17.0部
タマノールPA(フェノール樹脂、荒川化学工業(株)製) 5.0部
エスレックBL−1(前述) 6.0部
フォスファノールLB400(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、活性剤、東邦化学工業(株)製) 1.5部
ナイミーンL201(ポリエチレングリコール−1ラウリルアミン、日油(株)製)
1.0部
KF353(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製) 0.25部
上記成分のうち、エチレングリコールモノメチルエーテルとエチレングリコールモノイソプロピルエーテルの全量と、エスレックBL−1の全量を70℃で攪拌、混合溶解した後、これを室温まで放冷してからNOVOPERM RED F3RK70の全量を加えダイノーミルで直径0.3mmのジルコニアビーズを用い10回通しを行い赤色のペーストを得た。
次いで、このペーストに残りの材料の全量を加え、70℃で3時間攪拌して赤色のボールペン用油性インキを得た。
実施例8においてKF353の添加量を1.0部に増やしその分エチレングリコールモノイソプロピルエーテルを減じた以外は同様に為し赤色のボールペン用油性インキを得た。
実施例8においてKF353の添加量を4.0部に増やし、その分エチレングリコールモノイソプロピルエーテルを減じた以外は同様に為し赤色のボールペン用油性インキを得た。
VALIFAST BLUE 1603(C.I.DIRECT BLUE 86とC.I.BASIC BLUE 7との造塩染料、オリエント化学工業(株)製)20.0部SPILON RED C−GH(前述) 3.0部
エチレングリコールモノイソプロピルエーテル 7.4部
ジエチレングリコールモノメチルエーテル 51.5部
ベンジルグリコール 5.2部
エスレックBH−3(前述) 1.4部
フォスファノールLP710(前述) 1.0部
アミート105(前述) 0.5部
KF353(ポリエーテル変性シリコーンオイル、信越化学工業(株)製) 0.22部
スミライトレジン PR−19788(フェノール樹脂、住友ベークライト工業(株)
製) 4.4部
上記成分を70℃で攪拌し、均一に溶解して青色のボールペン用油性インキを得た。
実施例2においてヒタノール1501の量を0.4部に減じその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを加えた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例2においてヒタノール1501の量を5.5部に増やしその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例5においてFZ2120の量を0.1部に減じその分ジエチレングリコールモノエチルエーテルを加えた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例5においてFZ2120の量を5.0部に増やしその分ジエチレングリコールモノエチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例1においてFZ7002の量を4.5部に増やしその分ジエチレングリコールモノメチルエーテルを減じた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例8においてKF353の量を0.2部に減じその分エチレングリコールモノイソプロピルエーテルを加えた以外は同様に為し赤色のボールペン用油性インキを得た。
実施例4においてハリフェノール145Gを、マルキード#33(マレイン酸樹脂、荒川化学工業(株)製)に代えた以外は同様に為し黒色のボールペン用油性インキを得た。
実施例6においてハリフェノール145Gを、マルキード#33(マレイン酸樹脂、荒川化学工業(株)製)に代え、KF353をニッコールBO−7V(ポリオキシエチレン(7)オレイルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)に代えた以外は同様に為し赤色のボールペン用油性インキを得た。
実施例6においてKF353をニッコールBO−7V(ポリオキシエチレン(7)オレイルエーテル、日光ケミカルズ(株)製)に代えた以外は同様に為し赤色のボールペン用油性インキを得た。
比較例8のハリフェノール145Gの添加量を6.0部に、ニッコールBO−7Vの添加量を5.5部に増やした以外は同様に為し赤色のボールペン用油性インキを得た。
(試験用油性ボールペンの作製)
上記実施例1〜11及び比較例1〜10で得たボールペン用油性インキを市販の油性ボールペン(.e−ball、製品符号 BK127、ぺんてる(株)製(ボール径φ0.7))と同構造の筆記具に0.3g充填し、遠心機にて遠心力(1000rpm、5分間)を加えてインキ中の気泡を脱気して、試験用ボールペンを作製した。
Claims (1)
- 着色剤と、ジエチレングリコールモノメチルエーテル及び/又はジエチレングリコールモノエチルエーテルと、インキ全量に対し0.5〜5.0重量%のフェノール樹脂とインキ全量に対し0.2〜4.5重量%のポリエーテル変性シリコーンオイルとから少なくともなり、該フェノール樹脂1.0に対してポリエーテル変性シリコーンオイルの比率を0.05〜8としたボールペン用油性インキ。
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