JP5368966B2 - トラクタ - Google Patents
トラクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5368966B2 JP5368966B2 JP2009289274A JP2009289274A JP5368966B2 JP 5368966 B2 JP5368966 B2 JP 5368966B2 JP 2009289274 A JP2009289274 A JP 2009289274A JP 2009289274 A JP2009289274 A JP 2009289274A JP 5368966 B2 JP5368966 B2 JP 5368966B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- forced
- delay time
- engine
- rotational speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Agricultural Machines (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
Description
前記車体に備えたエンジンの回転速度を目標回転速度に対応した値に設定する回転速度制御手段を備え、前記強制上昇制御時には前記エンジンの回転速度を、この強制上昇制御直前の目標回転速度より低い値に設定する減速制御を行い、前記強制下降制御時には前記エンジンの回転速度を、強制上昇制御直前の目標回転速度に復帰させる復帰制御を行う回転速度変更手段を備え、
前記復帰制御の開始タイミングから下降遅延時間が経過した後に前記ロータリ耕耘装置の下降を開始させる遅延時間設定手段を備え、この遅延時間設定手段は前記下降遅延時間の人為的な設定が可能に構成されている点にある。
従って、ロータリ耕耘装置の強制上昇時にはエンジンの回転速度を低減するものでありながら、強制下降時にはエンジンの回転速度が充分に高速化しておりエンジンストールを招くことのないトラクタが構成された。
前記回転速度変更手段によって前記減速制御が行われる際には前記変速操作具で設定されている変速位置より低速の変速状態を現出し、この後、前記復帰制御が行われる際には前記変速操作具で設定されている変速位置に対応する変速状態を現出する走行速度変更手段が備えられても良い。
〔全体構成〕
図1に示すように、走行装置として左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを備えた車体Aの中央位置に運転部Acを配置すると共に、この車体Aの後端に昇降自在、かつ、ローリング自在にロータリ耕耘装置Rを連結してトラクタが構成されている。
図4に示すように、このトラクタにはエンジンEを制御するようにマイクロプロセッサやメモリ等を有したエンジンECU50と、ロータリ耕耘装置Rの昇降やローリングを制御し、変速装置Mtの変速制御を行うようにマイクロプロセッサやメモリ等を有したメインECU60とを備えており、このエンジンECU50とメインECU60との間ではCAN(Controller Area Network)通信などの車内通信により相互に情報のアクセスを行う信号系が構成されている。
この制御形態を図6のフローチャートに示しており、この制御における情報の流れを図5に示し、また、枕地で車体Aを旋回させる際において車体Aの走行経路Cと強制上昇、強制下降等のタイミングを図7に示し、図8には制御時のロータリ耕耘装置Rの昇降作動軌跡Dと各制御とのタイミングチャートを示している。
このように本発明のトラクタでは、自動耕深制御が実行されている状況で強制昇降レバー34が強制上昇位置に操作された場合には、操作が検出されたタイミングでロータリ耕耘装置Rの強制上昇制御を開始すると共に、遅延時間設定手段65でタイマの計測が開始される。そして、強制上昇の開始から第1遅延時間T1が経過した時点で減速制御が行われる。この減速制御ではエンジンEの回転速度が低減され、走行速度が低減されることから、上昇状態のロータリ耕耘装置Rの耕起爪20が高速で回転することに起因して土壌を飛散させて地面に凹部を形成することや、燃料を無駄に消費することがない。また、車体Aの走行速度が減じられることにより車体Aを小さい半径で旋回させる場合にも車体Aの姿勢を安定させることになる。
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
23 耕深検出手段(カバーセンサ)
36 変速操作具(変速レバー)
41 人為操作具(遅延時間設定ダイヤル)
51 回転速度制御手段
52 回転速度変更手段
62 自動耕深制御手段
63 強制昇降制御手段
65 遅延時間設定手段
66 変速制御手段
67 走行速度変更手段
A 車体
E エンジン
Mt 変速装置
R ロータリ耕耘装置
T1 上昇遅延時間(第1遅延時間)
T2 下降遅延時間(第2遅延時間)
Claims (4)
- 車体からの動力で駆動されるロータリ耕耘装置が車体に昇降自在に連結され、耕深検出手段で検出されるロータリ耕耘装置の耕深を目標耕深に維持する自動耕深制御を実現する自動耕深制御手段が備えられ、前記自動耕深制御に優先して前記ロータリ耕耘装置を所定の上限位置まで上昇させる強制上昇制御と、この強制上昇制御の後に元の自動耕深制御に復帰させる強制下降制御とを実現する強制昇降制御手段が備えられているトラクタであって、
前記車体に備えたエンジンの回転速度を目標回転速度に対応した値に設定する回転速度制御手段を備え、前記強制上昇制御時には前記エンジンの回転速度を、この強制上昇制御直前の目標回転速度より低い値に設定する減速制御を行い、前記強制下降制御時には前記エンジンの回転速度を、強制上昇制御直前の目標回転速度に復帰させる復帰制御を行う回転速度変更手段を備え、
前記復帰制御の開始タイミングから下降遅延時間が経過した後に前記ロータリ耕耘装置の下降を開始させる遅延時間設定手段を備え、この遅延時間設定手段は前記下降遅延時間の人為的な設定が可能に構成されているトラクタ。 - 前記回転速度変更手段は、前記強制上昇制御の開始タイミングを基準にして上昇遅延時間が経過した後に、前記減速制御を行うと共に、前記上昇遅延時間が前記下降遅延時間に連係する値に設定されている請求項1記載のトラクタ。
- 前記遅延時間設定手段は、人為操作具の設定位置に対応して前記下降遅延時間の時間を任意に設定できると共に、前記回転速度変更手段による前記エンジンの回転速度の変更の実行と非実行とを選択できる請求項1又は2記載のトラクタ。
- 前記エンジンから前記車体の走行装置に伝えられる動力をアクチュエータの作動によって変速する変速装置と、変速操作具の設定位置に対応する変速作動を実現する変速制御手段とが備えられると共に、
前記回転速度変更手段によって前記減速制御が行われる際には前記変速操作具で設定されている変速位置より低速の変速状態を現出し、この後、前記復帰制御が行われる際には前記変速操作具で設定されている変速位置に対応する変速状態を現出する走行速度変更手段が備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009289274A JP5368966B2 (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | トラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009289274A JP5368966B2 (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | トラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011125308A JP2011125308A (ja) | 2011-06-30 |
JP5368966B2 true JP5368966B2 (ja) | 2013-12-18 |
Family
ID=44288604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009289274A Active JP5368966B2 (ja) | 2009-12-21 | 2009-12-21 | トラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5368966B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142899A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | ヤンマー株式会社 | 自律走行作業車両 |
JP2022129956A (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-06 | 井関農機株式会社 | 走行車両 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6550762B2 (ja) * | 2015-01-27 | 2019-07-31 | 井関農機株式会社 | トラクター |
JP7106360B2 (ja) * | 2018-06-12 | 2022-07-26 | 株式会社クボタ | 作業機 |
CN114531986B (zh) * | 2022-03-03 | 2023-08-11 | 星光农机股份有限公司 | 一种田间作业机具的耕深控制方法及装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01195933A (ja) * | 1988-01-29 | 1989-08-07 | Kubota Ltd | 作業車 |
JP3142163B2 (ja) * | 1992-01-07 | 2001-03-07 | 株式会社クボタ | 水田作業機 |
JP3073902B2 (ja) * | 1995-02-17 | 2000-08-07 | 株式会社クボタ | 耕耘機の制御装置 |
JP3633831B2 (ja) * | 1999-07-27 | 2005-03-30 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
2009
- 2009-12-21 JP JP2009289274A patent/JP5368966B2/ja active Active
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018142899A1 (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | ヤンマー株式会社 | 自律走行作業車両 |
JP2018121594A (ja) * | 2017-02-02 | 2018-08-09 | ヤンマー株式会社 | 自律走行作業車両 |
JP2021166520A (ja) * | 2017-02-02 | 2021-10-21 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | 自律走行作業車両 |
JP7108096B2 (ja) | 2017-02-02 | 2022-07-27 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | 自律走行作業車両 |
JP2022129956A (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-06 | 井関農機株式会社 | 走行車両 |
JP7211443B2 (ja) | 2021-02-25 | 2023-01-24 | 井関農機株式会社 | 走行車両 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011125308A (ja) | 2011-06-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5368966B2 (ja) | トラクタ | |
JP4875663B2 (ja) | 作業車のアクセル制御構造 | |
WO2021054390A1 (ja) | 作業車両 | |
JP4972610B2 (ja) | 作業車のアクセル制御構造 | |
JP4972033B2 (ja) | 作業車のエンジン回転数設定構造 | |
JP4713173B2 (ja) | トラクタの制御装置 | |
JP5369024B2 (ja) | 作業車 | |
JP4956485B2 (ja) | 作業車のエンジン回転数制御構造 | |
JP3073902B2 (ja) | 耕耘機の制御装置 | |
JP5678851B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP2009195135A (ja) | 移植機 | |
JP5200173B2 (ja) | 作業車のエンジン回転数制御構造 | |
JP5541912B2 (ja) | トラクタ | |
JP2004187584A (ja) | 作業機 | |
JP2018000018A (ja) | 作業車両 | |
JP5331933B2 (ja) | 作業車両のエンジン負荷制御装置 | |
JP2008125357A (ja) | 移植機 | |
JP2008074130A (ja) | 作業車のptoクラッチ操作構造 | |
JP5874807B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP5761475B2 (ja) | 苗移植機 | |
JP2013243949A5 (ja) | ||
JP7258704B2 (ja) | 作業車両 | |
JP4886449B2 (ja) | 作業車 | |
JP5554625B2 (ja) | トラクタ | |
JP2010138887A (ja) | 作業車両 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120327 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130815 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5368966 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |