JP5367221B2 - 二次バッテリ - Google Patents

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Description

本発明は、電極活物質として有用な電極活物質の改良、前記改良された活物質を製造する方法および前記改良された物質を使用した電気化学セルに関する。
バッテリは1あるいはそれ以上の電気化学セルからなり、それぞれの前記セルは、典型的には正極、負極および電解質あるいは前記負極と正極間のイオン性電荷担体の移動を容易にする物質を含んでいる。前記セルが充電されるとき、カチオンは正極から電解質に移動し、そして同時に前記電解質より負極に移動する。放電中に、カチオンは負極から電解質に移動し、同時に電解質から正極に移動する。
このようなバッテリの正極は、一般に、イオンが放出挿入可能な結晶格子構造あるいは骨格を有する電気化学活物質を含んでいる。前記結晶格子構造あるいは骨格から、イオンを抽出し、次いで再挿入することができ、および/またはイオンを挿入あるいはインターカレートし、次いで抽出することができる。
最近、ポリアニオン(たとえば、(SO4n-,(PO4n-,(AsO4n-など)の3次元構造化合物が、LiMxyのような酸化物ベースの電極物質に互換性のあるものとして発明された。このようなポリアニオンベース物質の例としては、規則オリバインLiMPO4化合物(ここで、M=Mn,Fe,Coなど)を含む。ポリアニオンベース物質の他の例としては、ナシコン(NASICON)Li32(PO43化合物(ここでM=Mn,Fe,Coなど)を含む。
米国特許第4,477,541号 米国特許第6,136,472号
このようなクラスのリチウム化ポリアニオンベース化合物は電極活物質として、いくつかの有望性を示すが、多くのポリアニオンベースの化合物は経済的に製造できず、電圧および充電容量が不十分で、低いイオンおよび/または電気伝導性を示し、あるいはマルチサイクルの再充電能力が低い。したがって充電容量を示し、経済的に製造でき、十分な電圧を示すとともに、大きなイオン及び電気伝導性、さらにマルチサイクルにおける容量を保持可能な電極活物質が求められている。
本発明は、新規なアルカリ金属含有電極活物質を提供する。前記新規な活物質は下記の公称一般式で示される。
a[Mm,MIn,MIIo](XY4de
ここで、
(i) Aは周期律表の1族からの元素およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、0<a≦9;
(ii) M,MIおよびMIIの少なくとも1つはレドックス活性元素で、0<m、n、o≦4、さらに1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)であり、ここでV(M)はMの原子価状態、V(MI)はMIの原子価状態,V(MII)はMIIの原子価状態を示し;
(iii) XY4はX'[O4-x,Y'x],X'[O4-y,Y'2y],X"S4,[X"'z,X'1-z]O4およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(a)X'、X"'はそれぞれ独立してP,As,Sb,Si,Ge,V,Sおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(b)X"はP,As,Sb,Si,Ge,Vおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(c)Y'はハロゲン、S,Nおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(d)0≦x≦3,0≦y≦2,0≦z≦1および1≦d≦3であり;
(iv)Zは水酸基(OH),ハロゲンあるいはそれらの組み合わせからなる群より選択され、かつ0≦e≦4であり;
A,M,MI,MII,X,Y,Z,a,m,n,o,dおよびeは前記物質の電気的中性を保持するように選択される。
本発明は、また、この発明の電極活物質を使用した電極を提供する。さらに、本発明の電極活物質を有する第1の電極、相応の活物質を有する第2の電極および両者の間に介在する電解質を含むバッテリを提供する。1つの好ましい実施態様において、本発明による新規な電極活物質は正極(カソード)活物質として使用され、相応の負極(アノード)とアルカリ金属イオンを可逆的にサイクルさせるために使用される。
本発明の新規の電極物質、電極およびバッテリは当業界で知られているこのような物質および装置を上回る効果を発揮することが見いだされた。このような効果には、容量の増加、サイクル容量の向上、可逆性の向上、イオン伝導性、電気伝導、およびコスト低減のうち1以上を含む。本発明による特殊な効果および実施態様は下記の詳細な記載より明らかになる。しかしながら、このような詳細な記載および特殊な実施例は、これらの好ましい実施態様を説明するものであり、単なる例示であって、本発明の範囲を限定するものではないことを理解すべきである。
本発明は発電用の電気化学セルに使用される電極活物質を提供する。それぞれの電気化学セルは正極、負極および前記正極および負極の両者とのイオン移動において、前記両者間のイオン性電荷の担体となる電解質を含む。"バッテリ"は、1以上の発電用の電気化学セルを有する装置を指す。マルチセルバッテリを製造するため、2以上の電気化学セルを組み合わせあるいは"スタック化"することもできる。
本発明による電極活物質は負極、正極あるいはその両者に使用することができる。好ましくは、本発明による活物質は正極に使用される。ここで使用される"負極"および"正極"は、バッテリの放電中、バッテリの充電中にそれぞれ酸化および還元が行われる電極を指し、酸化、還元のサイトは可逆的である。
電極活物質
本発明は、新規なアルカリ金属含有電極活物質を提供する。前記電極活物質は下記の公称一般式(I)で示される。
a[Mm,MIn,MIIo](XY4de ,(I)
"公称一般式"の語は、原子種の相対的な割合が2〜5%のオーダーで、さらに典型的には1〜3%のオーダーで僅かに変化することを示す。一般式(I)から(V)におけるA、M、MI、MII、XY4およびZの組成、同様に活物質の元素の化学量論は前記電極活物質の電気的中性を保持するように選択される。前記組成の1以上の元素の化学量論は非整数値をとることができる。
ここにおける全ての実施態様において、部位Aは周期律表1族の元素及びそれらの組み合わせからなる群より選択される。ここにおいて、"族"はIUPACで規定される周期律表の族番号(すなわち列)を示す(米国特許6,136,472号;Barker et al.,2000年10月24日発行;参考としてここに加える)。一つの実施態様では、AはLi(リチウム),Na(ナトリウム),K(カリウム)およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。AはLiとNa、LiとK、Li、NaおよびKの組み合わせであることができる。他の態様ではAはNaあるいはNaとKの組み合わせであることができる。好ましい実施態様ではAはLiである。
ここで使用される元素、物質あるいは他の成分属(それらから個々の成分あるいは成分の組み合わせが選択される)は、列挙された成分及びそれらの組み合わせと同様な可能な組み合わせを含むものである。加えて、"好ましい"および"好ましくは"という語は、所定の状況下で所定の利点を呈する本発明の実施態様を示す。しかしながら、他の実施態様も、同様なあるいは他の状況下で好ましいこともある。さらに1以上の好ましい実施態様の列挙は、他の実施態様が有用ではないとうことを暗示するものではなく、本発明の範囲より、他の実施態様を排除するものではない。
前記電極活物質より、ある量のアルカリ金属(A)の離脱は、下記に記載する活物質中の"レドックス活性"元素の少なくとも1つの酸化状態を変化させることにより行われる。前記活物質中の酸化/還元するためのレドックス活性物質の量は、離脱可能なアルカリ金属(A)の量を規定する。このような概念は、一般に当業界でよく知られている。たとえば米国特許第4,477,541号(Fraioli;1984年10月16日発行)および米国特許第6,136,472号(Fraioli;2000年10月24日発行)、両方の公報とも、ここに参考として挙げる。
アルカリ金属(A)の十分量は、M、MIおよびMIIの"レドックス活性"元素(下記に記載される)の全てを酸化/還元するのが可能な量である。一つの実施態様では、0<a≦9である。他の実施態様では、0<a≦3である。さらに、他の実施態様では0<a≦1である。異なることわりがない限り、ここで代数学上ある数と同じ"="、同じかそれより小さい("≦")あるいは同じかそれより大きい("≧")として記載される変数は、ほぼ同じあるいは機能的に前記数に等価な値あるいは値の範囲を包含する。
一般に活物質中のアルカリ金属(A)の量(a)は、充放電中に変化する。本発明による活物質が、放電状態の電気化学セルの製造用に使用されるために合成された場合、このような活物質は、比較的高い"a"の値であり、かつ前記活物質のレドックス活性成分は、それに対応して低い酸化状態である。前記電気化学セルは初期の未充電状態から充電されるので、アルカリ金属(A)のある量(a')が上述のように前記活物質から離脱される。本質的に当初の値cを保持している場合、形成された構造は、製造されたままの状態よりアルカリ金属の量が低くなり(すなわちa−a')、そして少なくとも一つのレドックス活性成分が製造されたままの状態より高い酸化状態を有している。本発明による活物質は、発生期状態の物質(たとえば、電極中に包含される前に製造されたもの)およびバッテリ作動中(たとえばアルカリ金属(A)のインサーションあるいは離脱によって)に形成された物質を含む。
全てのここに記載した実施態様について、M、MI、MIIの少なくとも1つはレドックス活性元素であり、さらに1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)であり、ここでV(M)はMの原子価状態、V(MI)はMIの原子価状態、V(MII)はMIIの原子価状態である。ここで使用される"レドックス活性元素"は、電気化学セルが通常の作動条件で作動しているときに、酸化還元して他の酸化状態にすることが可能なことで特徴づけられる。ここで使用される"通常の作動条件"は、セルが充電され、同様に前記セルを構成するため使用される物質に依存する所定の電圧を指す。一般式(I)に記載された実態態様において、0<m、n、o≦4である。
M、MIおよびMIIに関して有用なレドックス活性元素は、周期律表4族から11族の元素、同様にTi(チタン),V(バナジウム),Cr(クロム),Mn(マンガン),Fe(鉄),Co(コバルト),Ni(ニッケル),Cu(銅),Nb(ニオブ),Mo(モリブデン),Ru(ルテニウム),Rh(ロジウム),Pd(パラジウム),Os(オスミウム),Ir(イリジウム),Pt(白金),Au(金),Si(ケイ素),Sn(錫),Pb(鉛)およびそれらの組み合わせを含む非遷移金属元素を選択できる。これらは、本発明において限定されるものではない。また、"含む"およびその同義語は、前記物質、組成、装置および本発明の方法で有用であるとしてリストに列挙された事項に限定されることはないことを示している。
1つの実施態様において、M、MIおよびMIIはそれぞれレドックス活性元素である。他の実施態様において、M、MIおよびMIIの少なくとも1つは非レドックス活性元素である。ここで"非レドックス活性元素"は安定な活物質を形成可能で、かつ電極活物質が通常の作動条件で作動しているとき、酸化還元を行わない元素を含む。
非レドックス活性元素のうち有益なものは、1族の元素、特にLi,K,Na,Ru(ルビジウム)、Cs(セシウム);2族の元素、特にBe(ベリウム),Mg(マグネシウム),Ca(カルシウム),Sr(ストロンチウム),Ba(バリウム);3族の元素、特にSc(スカンジウム),Y(イットリウム)およびランタニド族の元素、特にLa(ランタン),Ce(セリウム),Pr(プラセオジミウム),Nd(ネオジウム),Sm(サマリウム)から選択されたものを含む。さらに、12族の元素、特にZn(亜鉛)およびCd(カドミウム)から選択されたものを含む。また、13族の元素、特にB(ホウ素),Al(アルミニウム),Ga(ガリウム),In(インジウム),Tl(タリウム)から選択されたものを含む。さらに14族の元素、特にC(炭素)およびGe(ゲルマニウム)から選択されたものを含む。さらに15族の元素、特にAs(ヒ素),Sb(アンチモン)およびBi(ビスマス)から選択されたものを含む。また、16族の元素、特にTe(テリウム)から選択されたものを含む。またそれらの組み合わせを含むことができる。しかしながら、これらに限定されるものではない。
1つの実施態様において、M、MIおよびMIIのそれぞれはレドックス活性元素であり、MIは1+、2+及び3+の酸化状態のレドックス活性元素及びそれらの組み合わせからなる群より選択され、さらに1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)であり、ここでV(M)はMの原子価状態、V(MI)はMIの原子価状態,V(MII)はMIIの原子価状態を示す。1つの互換的な態様では、Mおよび/またはMIIは非レドックスス活性元素である。
1つの実施態様では、M、MIおよびMIIはレドックス活性元素であり、MIはCu1+、Ag1+及びそれらの組み合わせからなる群より選択され、MおよびMIIは、それぞれレドックス活性元素であり、1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。1つの互換的な実施態様では、Mおよび/またはMIIは非レドックス活性元素である。
1つの他の態様では、M、MIおよびMIIはレドックス活性元素であり、MIはTi2+,V2+,Cr2+,Mn2+,Fe2+,Co2+,Ni2+,Cu2+,Mo2+,Si2+,Sn2+,Pb2+およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、MおよびMIIは、それぞれレドックス活性元素であり、1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。1つの互換的な実施態様では、Mおよび/またはMIIは非レドックス活性元素である。
1つの他の態様では、M、MIおよびMIIはレドックス活性元素であり、MIはTi3+,V3+,Cr3+,Mn3+,Fe3+,Co3+,Ni3+,Mo3+,Nb3+およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、MおよびMIIは、それぞれレドックス活性元素であり、1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。1つの互換的な実施態様では、Mおよび/またはMIIは非レドックス活性元素である。
1つの実施態様では、MおよびMIIはレドックス活性元素であり、MIは1+、2+及び3+の酸化状態の非レドックス活性元素及びそれらの組み合わせからなる群より選択され、さらに1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。1つの互換的な実施態様では、Mおよび/またはMIIは非レドックス活性元素である。
他の実施態様において、MIはLi1+,K1+,Na1+,Ru1+,Cs1+及びそれらの組み合わせからなる群より選択され、MおよびMIIはそれぞれ非レドックス活性元素および1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。特殊な実施態様では、MIはK1+,Na1+およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。互換的な実施態様では、MまたはMIIは非レドックス活性元素である。
他の実施態様では、MIはBe2+,Mg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+,Zn2+,Cd2+,C2+,Ge2+およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、MおよびMIIはそれぞれレドックス活性元素であり、1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。特殊な実施態様においては、MIはBe2+,Mg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。他の特殊な実施態様では、MIはZn2+,Cd2+およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。さらに、他の特殊な実施態様では、MIはC2+,Ge2+およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。1つの互換的な実施態様では、MまたはMIIは非レドックス活性元素である。
さらに、他の実施態様では、MIはSc3+,Y3+,B3+,Al3+,Ga3+,In3+およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、MおよびMIIはそれぞれレドックス活性元素であり、1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)である。1つの互換的な実施態様では、MまたはMIIは非レドックス活性元素である。
上述のそれぞれの実施態様において、Mを化学量論的に等量のMIおよびMIIで部分的に置換することができる。その場合、前記活物質は公称一般式(II)で示される。
a[Mm-n-o,MIn,MIIo](XY4de ,(II)
ここで、前記活物質中の1以上の他の成分(たとえばA,XY4およびZ)の化学量論量は電気的に中性を保持するため調整される必要がある。
しかしながら、ここに記載されたそれぞれの実施態様において、MはMIおよびMIIの"酸化的な(oxidatively)"等量でMIおよびMIIにより部分的に置換することができ、これによれば、前記活物質は公称一般式(III)によって示される。
a[Mm-(n/V(M))-(o/V(M)),MIn/V(MI),MIIo/V(MII)](XY4de ,( III)
ここでV(M)はMの原子価状態、V(MI)はMIの原子価状態,V(MII)はMIIの原子価状態を示す。
ここで記載された全ての実施態様において、XY4はX'[O4-x,Y'x],X'[O4-y,Y'2y],X"S4,[X"'z,X'1-z]O4およびそれらの組み合わせからなる群より選択さたアニオンであり、ここで、
(a)X'、X"'はそれぞれ独立してP,As,Sb,Si,Ge,V,Sおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(b)X"はP,As,Sb,Si,Ge,Vおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(c)Y'はハロゲン、S,Nおよびそれらの組み合わせからなる群より選択され、
(d)0≦x≦3,0≦y≦2および0≦z≦1である。
1つの実施態様では、XY4はX'[O4-xY'x],X'[O4-yY'2y]およびそれらの組み合わせからなる群より選択され、xおよびyは共に0である。言い換えれば、XY4はPO4,SiO4,GeO4,VO4,AsO4,SbO4,SO4およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるアニオンである。好ましくは、XY4はPO4あるいはPO4と上述の群の他のアニオン(すなわち、X'はPではなく、Y'はOではない)との組み合わせである。1つの実施態様では、XY4は80%あるいはそれ以上のリン酸塩および20%までの1以上の上記アニオンを含む。
他の実施態様では、XY4はX'[O4-x,Y'x],X'[O4-y,Y'2y]およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。ここで、0<x≦3,0<y≦2で、部位XY4中の酸素(O)の一部は、ハロゲン、S、Nあるいはそれらの組み合わせで置換される。
ここに記載された全ての実施態様において、部位Z(供給された場合)はOH(水酸基)、ハロゲンあるいはそれらの組み合わせからなる群より選択される。一般式(I)で例示される1つの実施態様において、0≦e≦4である。ある特殊な実施態様ではe=0である。他の特殊な実施態様では、0<e≦1である。1つの実施態様では、ZはOH,F(フッ素),Cl(塩素),Br(臭素)およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。他の実施態様においては、ZはOHである。他の実施態様においては、ZはFあるいはFとOH,ClあるいはBrの組み合わせである。部位Zが本発明の活物質に導入される場合、前記活物質はそれぞれp=3あるいはd=1であるNASICONあるいはオリビン構造を取らないこともある。たとえばハロゲンの添加で減少される対称性のため、これは全く通常のことである。
前記電極活物質の組成物、同様に前記組成物の元素の化学量論量は、前記電極活物質が電気的中性を保持するように選択される。前記組成物の1以上の元素の化学量論量は整数値を取らないこともある。好ましくは、部位XY4は、単一の部位として、X'、X"、X"'Y'およびxとyの選択に依存する−2、−3あるいは−4の電荷を有するアニオンである。XY4が、好ましい上述のリン酸塩/リン酸塩置換体のようなポリアニオンの組み合わせの場合、組み合わせにおけるXY4の個々の群の電荷および組成に依存するXY4アニオンのネットの電荷は整数値を取らないかもしれない。
1つの特殊な実施態様において、前記電極活物質は斜方晶系−両錐(dipyramidal)結晶構造を有しており、空間群Pbnm(たとえば、オリビンあるいはトリフィライト(triphylite)物質)に属しており、下記の公称一般式(IV)によって示される。
a[Mm,MIn,MIIo]XY4e , (IV)
ここで、
(a)部位A,M,MI,MII,X,YおよびZは上述に限定したものであり;
(b)M,MIおよびMIIの少なくとも1つはレドックス活性元素で、さらに1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)であり、ここでV(M)はMの原子価状態、V(MI)はMIの原子価状態,V(MII)はMIIの原子価状態を示し;
(c)0<a≦2,0<m、n、o≦2および0<e≦1であり;
(d)部位A,M,MI,MII,X,YおよびZの成分、同様にa,m,n,oおよびeの値は前記化合物の電気的中性を保持するように選択される。
1つの特殊な副次的実施態様では、一般式(II)のAはLiであり、XY4=PO4である。
他の特殊な実施態様では、前記電極活物質は菱形面(rhombohedral)(空間群R−3)あるいは単斜晶系(空間群Pbcn)NASICON構造を有しており、下記の公称一般式(V)によって示される。
a[Mm,MIn,MIIo](XY43e ,(V)
ここで、
(a)部位A,M,MI,MII,X,YおよびZは上述に限定したものであり;
(b)M,MIおよびMIIの少なくとも1つはレドックス活性元素で、さらに1/2[V(MI)+V(MII)]=V(M)であり、ここでV(M)はMの原子価状態、V(MI)はMIの原子価状態,V(MII)はMIIの原子価状態を示し;
(c)0<a≦5,1<m、n、o≦3および0<e≦4であり;
(d)部位A,M,MI,MII,X,YおよびZの成分、同様にa,m,n,oおよびeの値は前記化合物の電気的中性を保持するように選択される。
1つの特殊な副次的実施態様では、一般式(III)のAはLiであり、XY4=PO4である。
製造方法
使用された特定の出発物質は、合成された特定の活物質、採用される反応方法、また好ましい副生成物に依存する。本発明の活物質は、アルカリ金属、M、MI、MIIおよびXY4含有化合物を所望の反応生成物を生成するに十分な温度及び時間反応させることによって合成される。ここで言う"含む"とは、特定の成分を含有する化合物を含み、またはここで特定される成分を生成する反応を含んでいる。
アルカリ金属の供給源は、多くのアルカリ金属含有塩またはイオン化合物を含む。リチウム、ナトリウムおよびカリウム化合物が好ましく、中でも特にリチウムが好ましい。これらの物質は無機化学の分野で広く知られている。例えば、これに限定されるものではないが、アルカリ金属含有フッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、水素硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、硼酸塩、燐酸塩、珪酸塩、アンチモン酸塩、ヒ酸塩、ゲルマン酸塩、酸化物、アセテート、蓚酸塩等である。上記化合物中の水和物、およびそれらの組み合わせも使用可能である。組み合わせは、1種以上のアルカリ金属を含むことがある。これは、複合されたアルカリ金属活物質を反応で生成させるためである。
M、MIおよびMIIの供給源は、前記のフッ化物、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、硼酸塩、燐酸塩、燐酸水素アンモニウム塩、燐酸二水素アンモニウム塩、珪酸塩、アンチモン酸塩、ヒ酸塩、ゲルマン酸塩、酸化物、水酸化物、酢酸塩、および蓚酸塩を含む。水和物も使用可能である。出発物質中のM、MIおよびMIIは、目的の生成物に要求される酸化状態および期待される酸化あるいは還元条件によって、いかなる酸化状態であることもできる。多くの上記化合物は、部位XY4の供給源として機能することができることに注目すべきである。
上述のように、本発明の活物質には、1以上の部位XY4を含むことができる。あるいは、1以上のXY4部位で完全置換または部分置換された、「燐酸塩置換」または「変性燐酸塩」として定義されるような燐酸基を含むことができる。このように、本発明によれば、前記活物質は、部位XY4が燐酸基であり、前記燐酸基は完全、または部分的にSiO4、GeO4,VO4,AsO4,SbO4,SO4およびそれらの組み合わせの部位によって置換されて提供される。酸素が硫黄に部分的または完全に置換された同様の上記酸素化アニオンは(但し、完全に硫黄に置換することができない硫酸基を除いて)、本発明による活物質として有用である。本発明による活物質おいて、例えばチオモノ燐酸塩は、燐酸塩用の完全または部分的置換基として使用することができる。そのようなチオモノ燐酸塩にはアニオン(PO3S)3-、(PO223-、(POS33-および(PS43-を含み、ナトリウム、リチウムまたはカリウム誘導体が特に有効に使用される。一フッ化モノ燐酸塩の供給源の例として、Na2PO3F、K2PO3F、(NH42PO3F・H2O、LiNaPO3F・H2O、LiKPO3F、LiNH4PO3F、NaNH4PO3F、NaK3(PO3F)2およびCaPO3F・2H2Oを含むが、これに限定されるものではない。代表的な二フッ化モノリン酸塩化合物の供給源の例として、NH4PO22、NaPO22、KPO22、Al(PO223およびFe(PO223を含むが、これに限定されるものではない。
XY4部位の供給源は、一般的で容易に入手できる。例えば、XがSiの場合、有用なシリコンの供給源は、オルト珪酸塩、ピロケイ酸塩、(Si396-、(Si61812-などの環状珪酸塩アニオンおよび例えばLiAl(SiO32などの一般式[(SiO32-]nで示されるピロセンを含む。シリカまたはSiO2も使用することができる。本発明の活物質を製造するために使用される代表的なヒ酸塩化合物(XがAsの場合)は、H3AsO4およびアニオン[H2AsO4-および[HAsO4]2-の塩を含む。XがSbの場合、アンチモン酸塩はSb25、MISbO3、M・SbO4、M・Sb27のようなアンチモン含有物質から供給される。ただしMISbO3はMIが1+の酸化状態の金属である場合、M・SbO4はM・が3+の酸化状態の金属である場合およびM・Sb27はM・が2+の酸化状態の金属である場合である。その他のアンチモン酸塩の供給源として、Li3SbO4、NH42SbO4などの化合物、および[SbO4]3-アニオンの他のアルカリ金属および/またはアンモニウムとの複合塩を含む。XがSの場合、活物質を合成するために使用される硫酸塩化合物には、アルカリ金属および遷移金属硫酸塩、硫酸水素塩および(NH42Fe(SO42、NH4Fe(SO42などの複合金属硫酸塩が含まれる。最後に、XがGeの場合、GeO2などのゲルマニウム含有化合物が活物質の合成に使用することができる。
X'O4-XY'XおよびX'O4-yY'2yの部位Y'がFの場合、Fの供給源としては、フッ素イオン(F-)またはジフッ化水素イオン(HF2 -)を含むイオン性化合物が含まれる。カチオンは、フッ素またはジフッ化水素アニオンと安定した化合物を生成するようなカチオンであれば、いかなるものでもよい。例えば、1+、2+および3+金属カチオン、アンモニウムおよび他の窒素含有カチオンなどを含む。アンモニウムは好ましいカチオンである。前記アンモニウムは迅速に反応化合物から除去される揮発性の副生成物を生成する傾向があるためである。同様に、X'O4-xXの生成には、窒化物イオンを"X"モル含む出発物質が提供される。窒化物の供給源は従来技術に知られるとおりであり、Li3Nおよび(NH43Nなどの窒化塩を含む。
上記のとおり、本発明の活物質はA、M、MI,MII,XY4および(任意に)Zの組み合わせが含まれる。上記リストに明白であるように、A出発物質を1以上のこれらの化合物より供給することができる。本発明の種々の実施態様について、出発物質は例えばMとPO4の組み合わせとして提供される。一般的に、入手しやすさによって、アルカリ金属A、M、MI,MII,XY4および(任意に)Zの成分のいずれかを含む出発物質を柔軟に選択できる。それぞれの成分を供給する出発物質の組合せも使用することができる。
一般に、どのような対イオンもA、M、MI,MII,XY4および(任意に)Zと組み合わせることができる。しかしながら、反応中に揮発性の副生成物を生成するような出発物質と対イオンを選択することが好ましい。したがって、もし可能ならば、アンモニウム塩、炭酸塩、重炭酸塩、酸化物、水酸化物などを選択するのが好ましい。これらの対イオンと出発物質は、反応混合物から容易に取り除くことができる水、アンモニア、二酸化炭素などの揮発性の副生成物を生成する傾向がある。同様に、硫酸塩、硫酸水素塩、重亜硫酸などの硫黄含有アニオンは、揮発性の硫黄酸化物副生成物を生成する傾向がある。硝酸塩、亜硝酸塩などの窒素含有アニオンもまた揮発性のNOx副生成物を生成する傾向がある。
本発明の活物質を製造する1つの方法は、必須の出発物質の熱水処理を使用することである。熱水反応では、出発物質を少量の液体(例えば、水)と混合し、加圧式容器あるいはボンベ中で、環境圧の炉で活物質を生成するために必要な温度よりも低い温度で加熱する。好ましくは、反応は加圧下で約150℃から450℃、約4から48時間または反応物が生成されるまで行われる。
酸化/還元可能な元素M、MIおよびMIIの酸化あるいは還元を伴いあるいは伴わずに、本発明の活物質を固相反応で合成することも可能である。その場合、必須出発物質を所望の反応生成物が生成されるまで所定時間、高温に加熱することによって行われる。
固体状態の反応では、出発物質は粉末状または粒子状で供給される。前記出発物質はボールミル法、乳鉢と乳棒による混合などさまざまな方法で混合される。典型的には前記出発物質は12〜18時間、20rpmの回転速度でボールミルされる。
その後、粉末状出発物質の混合物はペレットに圧縮されおよび/または密に結着した反応混合物を生成するためバインダ(還元剤として使用することができる)とともに固着することができる。反応混合物は、炉中で、反応生成物が生成されるまで、一般的には約400℃またはそれ以上の温度で加熱される。
反応を、酸化あるいは還元条件において行うことができる。還元条件は、水素、アンモニア、一酸化炭素、メタンなどそれらの組み合わせ、またはその他の適当な還元ガスなどのような「還元雰囲気」下で反応を行うことによって達成することができる。その代わりとして、またはそれに加え、還元は、M、MIおよびMIIの還元反応に寄与する還元剤を反応混合物に含ませることにより行うことができる。前記還元剤は、後に電極または電気化学セルに使用される際に活物質に影響を与えない副生成物を生成する。テルミット反応により本発明の活物質を合成することによる還元も可能である。ここで、M、MIおよび/またはMIIは反応混合物中に存在する粒状あるいは粉体状金属によって還元される。
1つの実施態様では、還元剤は元素状炭素であり、還元力は炭素から一酸化炭素および/または二酸化炭素への同時酸化により与えられる。反応後に残った過剰な炭素は、生成活物質と密に混合され、最終的な電極製剤の伝導性構成物質として機能する。したがって、100%のまたはそれ以上のオーダーで過剰な炭素を使用することができる。また、出発物質中の炭素粒子の存在は、生成される結晶の核生成サイトを提供する。
還元性炭素の供給原は、有機物質により提供することができる。前記有機物質は反応条件で加熱する場合、いわゆる「炭素質物質」および他の副生成物の炭素リッチ分解生成物を生成する。前述の作用の結果生成された少なくとも一部の有機前駆物質、炭素質物質および/または副生成物は、前記有機前駆物質が熱分解する前、最中および/または後、活物質の合成反応中の還元体として機能する。そのような前駆物質はあらゆる液体または固体有機物質を含む(例えば、糖やその他の炭水化物、それらの誘導体やポリマー)。
酸素存在下に反応は実施されるかもしれないが、還元反応が生じる際に悪影響を及ぼさないように、反応は実質的に非酸化雰囲気で実施されるのが好ましい。実質的な非酸化雰囲気は、真空状態またはアルゴン、窒素などの不活性ガスの使用によって得ることができる。
好ましくは、出発物質粒子は出発物質の融点未満で加熱される。温度は約400℃またはそれ以上、好ましくは約450℃またはそれ以上である。反応中COおよび/またはCO2が発生する。高温ではCO生成が優勢である。いくつかの反応は約600℃より高温で実施されることが好ましい。より好ましくは約650℃である。多くの反応の適当な範囲は、約500℃から約1200℃である。
約700℃ではC→COおよびC→CO2両反応が生じる。約600℃に近い温度ではC→CO2反応が優勢反応である。約800℃に近い温度では、C→CO反応が優勢である。C→CO2反応の還元効果がより大きいため、結果的に還元するMIおよび/またはMIIの原子単位あたり必要とされる炭素はより少量になる。
出発物質は、わずかな上昇比から約10℃/分までの上昇比で加熱される。いくつかのケースでは、たとえば連続的に加熱された回転炉を使用する場合、上昇比は著しく高くなることがある。一度、所望の反応温度に達したら、反応物質(出発物質)を前記反応温度に反応が生じるために十分な時間保持する。一般的に、反応は最終反応温度において数時間実施される。
反応後、生成物を上昇温度から周囲(室温)温度(約10℃から約40℃)まで冷却するのが好ましい。また前記生成物を冷却し、より高い冷却比(例えば、約100℃/分のオーダー)で行うことも可能である。選択された出発物質の還元を容易にすること、反応エネルギー、および塩の融点など熱力学的検討により、還元剤の量、反応温度および反応時間など一般的な方法で調整することができる。
電気化学セル
電極を生成するため、本発明の活物質は密着性の混合物を生成するためにポリマー性バインダ(たとえば、ポリビニリデン ジフルオライド(PVdF)およびヘキサフルオロプロピレン(HFP))と複合される。この混合物は、集電体と電気的に接続し、前記集電体は前記電極と外部負荷間の電気接続を提供する。前記混合物は集電体上に形成あるいは積層される。または、前記混合物から電極フィルムを形成することができ、この場合集電体がフィルム内に埋め込まれている。適した集電体としては、網状またはホイル状金属(例えば、アルミニウム、銅など)が含まれる。電気伝導性賦形剤あるいは電気伝導剤(例えば、カーボンブラックなどの炭素)を電極の電気伝導性を高めるために混合物に添加することができる。1つの実施態様では、ポリマー性バインダを使用しないようにするため、前記電極物質を集電体にまたはその周りにプレス加工する。1つの実施態様では、前記電極は5〜30重量%の電気伝導剤、3〜20重量%のバインダおよび残部電極活物質を含む。
電気化学セルを生成するため、固体電解質または電解質浸透性セパレータが電極と対向電極間に挿入される。1つの実施態様では、前記電解質は溶媒(ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロピルカーボネート(DPC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート、ラクトン、エステル、グリメス、スルホキシド、スルホランおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される)および5〜65重量%のアルカリ金属塩(たとえばリチウム塩)を含む。好ましい溶媒の組み合わせは、EC/DMC、EC/DEC、EC/DPC、及びEC/EMCである。1つの実施態様では、対向電極は遷移金属酸化物、金属カルコゲナイド、炭素(例えば、グラファイト)およびそれらの組み合わせからなる群より選択されたインターカレーション活物質を含む。この明細書に示す有効な対向電極、電解質組成物およびそれらの製造方法は、米国特許第5,700,298号,Shi et al.,1997年12月23日発行;米国特許第5,830,602号,Barker et al.,1998年11月3日発行;米国特許第5,418,091号,Gozdz et al.,1995年5月23日発行;米国特許第5,508,130号,Golovin;1996年4月16日発行;米国特許第5,541,020号,Golovin et al.,1996年7月30日発行;米国特許第5,620,810号,Golovin et al.,1997年4月15日発行;米国特許第5,643,695号,Barker et al.,1997年7月1日発行;米国特許第5,712,059号,Barker et al.,1997年1月27日発行;米国特許第5,851,504号,Barker et al.,1998年12月22日発行;米国特許第6,020,087号,Gao,2001年2月1日発行;および米国特許第6,103,419号,Saidi et al.,2000年8月15日発行に記載されており、すべてはここで参考として挙げる。
ここに記載される有効な電極、電解質およびその他の物質で構成される電気化学セルは下記の文献で説明されるとおりここに参考として挙げる。米国特許第4,668,595号,Yoshino et al.,1987年5月26日発行;米国特許第4,792,504号,Schwab et al.,1988年12月20日発行;米国特許第4,830,939号,Lee et al.,1989年5月16日発行;米国特許第4,935,317号,Fauteaux et al.,1980年7月19日発行;米国特許第4,990,413号,Lee et al.,1991年2月5日発行;米国特許第5,037,712号,Shackle et al.,1991年8月6日発行;米国特許第5,262,253号,Golovin,1993年11月16日発行;米国特許第5,300,373号,Shackle,1994年4月5日発行;米国特許第5,399,447号,Chaloner−Gill et al.,1995年3月21日発行;米国特許第5,411,820号,Chaloner−Gill,1995年5月2日発行;米国特許第5,435,054号,Tonder et al.,1995年7月25日発行;米国特許第5,463,179号,Chaloner−Gill et al.,1995年10月31日発行;米国特許第5,482,795号,Chaloner−Gill.,1996年1月9日発行;米国特許第5,660,984号,Barker,1995年9月16日発行;米国特許第5,869,202号,Miyasaka,1999年2月9日発;米国特許第5,882,821号,Miyasaka,1999年3月16日発;米国特許第5,616,436号,Sonobe et al.,1997年4月1日発および米国特許第6,306,215号,Larkin,2001年10月23日発行。米国特許
以下実施例により、本発明の方法および組成を例示するが、これらに限定されるものではない。
一般式Li[Fe2+ 0.90,Cu+ 0.05,V3+ 0.05]PO4を有する電極活物質を下記のように製造した。下記の出発物質が使用され、合成反応は下記のように行われた。
0.5Li2CO3+0.025Cu2O+0.025V23+0.45Fe23+1.00NH42PO4+0.45C→
Li[Fe2+ 0.90,Cu+ 0.05,V3+ 0.05]PO4+0.5CO2+0.45CO+NH3+1.5H2
反応剤は下記の割合に従い予備混合された。
0.5モルLi2CO3(モル重量=73.88g/モル) 36.9g
0.025モルCu2O(143.09g/モル) 3.58g
0.025モルV23(149.9g/モル) 3.75g
0.45モルFe23(159.69g/モル) 71.9g
1.00モルNH42PO4(132.06g/モル) 132g
0.45モル炭素(12g/モル) 5.40g
上記の出発物質を混ぜ合わせ、粒子を混合するためボールミルした。その後、粒子混合物はをペレット化した。好ましくは不活性雰囲気下(たとえばアルゴン)雰囲気中で、反応生成物が生成するまで前記ペレット化混合物を加熱した。前記試料を炉から取りだし、冷却した。
Li[Fe2+ 0.90,Cu+ 0.05,V3+ 0.05]PO4活物質を含む適切な試験電気化学セルを下記のように製造した。活物質、導電性炭素、バインダおよび溶媒のスラリを溶媒キャストすることにより正極を製造した。使用された導電性炭素はSuper P(MMM Carbonより商業的に入手可能)である。Kynar Flex 2801(Elf atochem Incより商業的に入手可能)がバインダとして使用され、電子グレード(electronic grade)のアセトンが溶媒として使用された。前記スラリをガラスにキャストし、溶媒を蒸散させて自立型(free standing)電極フィルムを生成した。前記電極フィルムは重量%で、以下の成分を含む。電極活物質80%、Super P炭素8%、Kynar Flex 2801バインダ12%。負極として、アルカリ金属イオンを可逆的にインターカレート可能な炭素質物質を用いた。前記電解質は、重量比で2:1のエチレンカーボネート(EC)およびエチルメチルカーボネート(EMC)と1モル濃度のアルカリ金属含有塩(たとえばLiPF6)より成る。溶媒と塩を含浸させたガラス繊維セパレータを前記正極と負極間に設けた。正極活物質として、Li[Fe2+ 0.90,Cu+ 0.05,V3+ 0.05]PO4活物質を含むバッテリを充電したところ、前記Li[Fe2+ 0.90,Cu+ 0.05,V3+ 0.05]PO4活物質は下記の可逆的酸化反応を行った。

Li[Fe2+ 0.90,Cu+ 0.05,V3+ 0.05]PO4←→
[Fe3+ 0.90,Cu2+ 0.05,V4+ 0.05]PO4+1.0Li++1.0e-
一般式Li[Fe2+ 0.90,K+ 0.05,V3+ 0.05]PO4を有する電極活物質を下記のように製造した。下記の出発物質が使用され、合成反応は下記のように行われた。
0.5Li2CO3+0.025K2CO3+0.025V23+0.45Fe23
1.00NH42PO4+0.45C→
Li[Fe2+ 0.90,K+ 0.05,V3+ 0.05]PO4+0.525CO2+0.45CO+NH3+1.5H2
反応剤は下記の割合に従い予備混合された。
0.5モルLi2CO3(モル重量=73.88g/モル) 36.9g
0.025モルK2CO3(138.21g/モル) 3.46g
0.025モルV23(149.9g/モル) 3.75g
0.45モルFe23(159.69g/モル) 71.9g
1.00モルNH42PO4(132.06g/モル) 132g
0.45モル炭素(12g/モル) 5.40g
上記の混合物を実施例1で詳述した反応条件で反応させ、Li[Fe2+ 0.90,K+ 0.05,V3+ 0.05]PO4活物質を生成した。正極活物質として、Li[Fe2+ 0.90,K+ 0.05,V3+ 0.05]PO4活物質を含むバッテリを充電したところ、前記Li[Fe2+ 0.90,K+ 0.05,V3+ 0.05]PO4活物質は下記の可逆的酸化反応を行った。

Li[Fe2+ 0.90,K+ 0.05,V3+ 0.05]PO4←→
[Fe3+ 0.90,K+ 0.05,V5+ 0.05]PO4+1.0Li++1.0e-
一般式Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Mn3+ 0.1]PO4を有する電極活物質を下記のように製造した。下記の出発物質が使用され、合成反応は下記のように行われた。
0.5Li2CO3+0.050Ag2O+0.050Mn23+0.40Fe23
1.00NH42PO4+0.4C→
Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Mn3+ 0.1]PO4+0.5CO2+0.4CO
+NH3+1.5H2
反応剤は下記の割合に従い予備混合された。
0.5モルLi2CO3(モル重量=73.88g/モル) 36.9g
0.050モルAg2O(231.74g/モル) 11.6g
0.050モルMn23(157.87g/モル) 7.89g
0.40モルFe23(159.69g/モル) 63.9g
1.00モルNH42PO4(132.06g/モル) 132g
0.40モル炭素(12g/モル) 4.80g
上記の混合物を実施例1で詳述した反応条件で反応させ、Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Mn3+ 0.1]PO4活物質を生成した。正極活物質として、Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Mn3+ 0.1]PO4活物質を含むバッテリを充電したところ、前記Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Mn3+ 0.1]PO4活物質は下記の可逆的酸化反応を行った。

Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Mn3+ 0.1]PO4←→
[Fe3+ 0.8,Ag2+ 0.1,Mn4+ 0.1]PO4+1.0Li++1.0e-
一般式Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Ti3+ 0.1]PO4を有する電極活物質を下記のように製造した。下記の出発物質が使用され、合成反応は下記のように行われた。
0.5Li2CO3+0.050Ag2O+0.050Ti23+0.40Fe23
1.00NH42PO4+0.4C→
Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Ti3+ 0.1]PO4+0.5CO2+0.4CO
+NH3+1.5H2
反応剤は下記の割合に従い予備混合された。
0.5モルLi2CO3(モル重量=73.88g/モル) 36.9g
0.050モルAg2O(231.74g/モル) 11.6g
0.050モルTi23(143.76g/モル) 7.19g
0.40モルFe23(159.69g/モル) 63.9g
1.00モルNH42PO4(132.06g/モル) 132g
0.40モル炭素(12g/モル) 4.80g
上記の混合物を実施例1で詳述した反応条件で反応させ、Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Ti3+ 0.1]PO4活物質を生成した。正極活物質として、Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Ti3+ 0.1]PO4活物質を含むバッテリを充電したところ、前記Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Ti3+ 0.1]PO4活物質は下記の可逆的酸化反応を行った。

Li[Fe2+ 0.8,Ag+ 0.1,Ti3+ 0.1]PO4←→
[Fe3+ 0.8,Ag2+ 0.1,Ti4+ 0.1]PO4+1.0Li++1.0e-
ここに記載された実施例および他の実施態様は例示であり本発明の方法、組成の全範囲の記載を限定するものではない。特殊な実施態様、物質、組成および方法の均等な変更、変形、変種は、実質的に同様な効果を有する本発明の範囲である。

Claims (6)

  1. (A)下記の公称一般式で示される化合物を含む第1の電極;
    Li[Mm,MIn,MIIo]PO4
    (ここで、
    (i)MIは1+の酸化状態を有する非レドックス活性元素であってK1+,Ru1+,Cs1+からなる群より選択され、あるいは1+の酸化状態を有するレドックス活性元素であってCu1+またはAg1+のいずれかであり、
    (ii)Mは2+の酸化状態を有するレドックス活性元素であって、Ti2+,V2+,Cr2+,Mn2+,Fe2+,Co2+,Ni2+,Cu2+,Mo2+,Si2+,Sn2+,Pb2+からなる群より選択され、
    (iii)MIIは3+の酸化状態を有するレドックス活性元素であって、Ti3+,V3+,Cr3+,Mn3+,Fe3+,Co3+,Ni3+,Mo3+,Nb3+からなる群より選択され、
    0<m、n、o≦4であり、M,MI,MII,m,nおよびoは該化合物の電気的中性を保持するように選択される。)
    (B)第2の電極;および
    (C)電解質
    を含むバッテリ。
  2. 前記第2の電極はインサーション活性物質を含む請求項1に記載のバッテリ。
  3. 前記インサーション活性物質は金属酸化物、金属カルコゲナイド、炭素、グラファイトおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される請求項2に記載のバッテリ。
  4. 前記インサーション活性物質はグラファイトである請求項2に記載のバッテリ。
  5. 前記電解質はジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジプロピルカーボネート(DPC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート、ラクトン、エステル、グリム、スルホキシド、スルホランおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される溶媒とリチウム塩を含む請求項1〜4のいずれか1項に記載のバッテリ。
  6. 前記電解質はEC/DMC、EC/DEC、EC/DPC、及びEC/EMCからなる群から選択される溶媒の組み合わせを含む請求項5記載のバッテリ。
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