JP5366015B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5366015B2
JP5366015B2 JP2010009227A JP2010009227A JP5366015B2 JP 5366015 B2 JP5366015 B2 JP 5366015B2 JP 2010009227 A JP2010009227 A JP 2010009227A JP 2010009227 A JP2010009227 A JP 2010009227A JP 5366015 B2 JP5366015 B2 JP 5366015B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soot
time
internal combustion
combustion engine
emission amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010009227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011149289A (ja
Inventor
浩一 住田
覚 野坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2010009227A priority Critical patent/JP5366015B2/ja
Publication of JP2011149289A publication Critical patent/JP2011149289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5366015B2 publication Critical patent/JP5366015B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される有害な物質を除去するために、内燃機関の排気通路に、排気中の粒子性物質を捕集するフィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ、DPF)を設けることがある。このDPFによれば、排気中の粒子性物質を捕集することができるが、その捕集でDPFに堆積した粒子性物質の堆積量が多くなってくるとエンジンの機関効率が悪化するなどの問題がある。そこで、DPFに堆積された粒子性物質を燃焼除去して、そのDPFを再生させる再生処理を実行する必要がある。この再生処理は、筒内でメイン噴射後に燃料を噴射するポスト噴射などの手法が用いられる。一方、再生処理を実行すると、燃料を余分に使用したり、DPFが過昇温となって破損したりする場合がある。そのため、DPFに堆積された粒子性物質の堆積量であるSOOT堆積量を推定して、そのSOOT堆積量に応じて再生処理を適切に実行する必要がある。
ここで、SOOT堆積量を推定する技術として、従来、内燃機関の運転履歴から推定する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、各時点で内燃機関から排出される粒子性物質の排出量であるSOOT排出量を、各時点における内燃機関の運転条件に基づいて算出する。そして、各時点で算出したSOOT排出量を積算することで、DPFに堆積されたSOOT堆積量を推定する。さらに、特許文献1で開示されている技術では、エンジン冷却水温による影響を考慮して、各時点で算出したSOOT排出量をエンジン冷却水温に応じて補正している。
特許第2623879号
ところで、内燃機関が始動された場合には、直前に内燃機関が停止されていたときの筒内の状態を基準として、筒内で燃焼がなされるので、SOOT排出量は、直前に内燃機関の停止に少なからず影響されると考えられる。しかしながら、従来では、内燃機関の停止によるSOOT排出量の影響については考慮されていなかった。そのため、アイドリングストップ&スタートシステム(ISS)を採用した車両など、内燃機関の停止/始動が頻繁になされる場合には、SOOT堆積量の推定精度が低下するという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、内燃機関の停止を考慮した精度の良いSOOT排出量を算出できる内燃機関の排気浄化装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、内燃機関から排出される粒子性物質の排出量であるSOOT排出量を算出するSOOT排出量算出手段を備え、そのSOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量を積算することで、前記内燃機関の排気通路に設けられた排気中の粒子性物質を捕集するフィルタに堆積された粒子性物質の堆積量を推定する内燃機関の排気浄化装置において、
直前の前記内燃機関の停止時間を計測する停止時間計測手段と、
前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量を、前記停止時間計測手段で計測した前記停止時間に応じて補正するSOOT排出量補正手段と、を備えることを特徴とする。
これによれば、実際のSOOT排出量は、直前の内燃機関の停止、特に停止時間に影響されると考えられるところ、SOOT排出量補正手段が内燃機関の停止時間に応じてSOOT排出量を補正しているので、精度の良いSOOT排出量を算出できる。
また、本発明におけるSOOT排出量補正手段は、前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量を、前記停止時間に応じて増加するように補正する。
これによれば、内燃機関が停止した場合には、その停止時間に応じて筒内温度が低下すると考えられるところ、SOOT排出量補正手段が、停止時間に応じてSOOT排出量を増加するように補正しているので、内燃機関の停止による筒内温度の低下を考慮した精度の良いSOOT排出量を算出できる。
また、本発明のSOOT排出量補正手段は、直前の前記内燃機関の停止に起因して増加する前記SOOT排出量の総増加量に相当する補正値を、前記停止時間に応じて算出する補正値算出手段と、
前記内燃機関の始動時に、前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量と前記補正値算出手段で算出した前記補正値とに基づいて、補正後のSOOT排出量を算出する補正実行手段と、を備える。
これによれば、補正値算出手段が、直前の内燃機関の停止に起因して増加するSOOT排出量の総増加量に相当する補正値を停止時間に応じて算出し、補正実行手段が、内燃機関の始動時に、SOOT排出量算出手段で算出したSOOT排出量と補正値算出手段で算出した補正値とに基づいて、補正後のSOOT排出量を算出する。これにより、内燃機関の始動時に、直前の内燃機関の停止に起因して増加するSOOT排出量の総増加量を加味した精度の良いSOOT排出量を算出できる。
また、本発明のSOOT排出量補正手段は、
直前の前記内燃機関の停止に起因して増加する、前記内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点における前記SOOT排出量の増加量に相当する補正値を、前記停止時間に応じて算出する補正値算出手段と、
前記内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点において、前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量と前記補正値算出手段で算出した前記補正値とに基づいて、補正後のSOOT排出量を算出する補正実行手段と、を備えるとしてもよい。
これによれば、補正値算出手段が、直前の内燃機関の停止に起因して増加する、内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点におけるSOOT排出量の増加量に相当する補正値を停止時間に応じて算出する。そして、補正実行手段が、内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点において、SOOT排出量算出手段で算出したSOOT排出量と補正値算出手段で算出した補正値とに基づいて、補正後のSOOT排出量を算出する。このように、内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点においてSOOT排出量の補正を実行しても、内燃機関の停止を考慮した精度の良いSOOT排出量を算出できる。
また、本発明のSOOT排出量補正手段は、前記内燃機関が始動されてから安定して作動するまでの期間である始動時が過ぎたか否かを判断する始動時判断手段を備え、
その始動時判断手段で、前記始動時が過ぎた判断した場合には、前記補正値算出手段及び前記補正実行手段による処理を停止するのが望ましい。
これによれば、内燃機関が始動されてから安定して作動するまでの期間である始動時で、内燃機関の停止による影響を最も大きく受けると考えられるところ、始動時判断手段で、始動時が過ぎたと判断した場合には、補正値算出手段及び補正実行手段による処理を停止しているので、内燃機関の停止による影響をあまり受けない時点における処理負担を抑えることができる。
また、本発明のSOOT排出量補正手段は、今回の前記内燃機関の始動からの経過時間を計測する経過時間計測手段を備え、
前記補正値算出手段は、前記停止時間に加えて、前記経過時間計測手段で計測した前記経過時間に応じた前記補正値を算出するのが望ましい。
これによれば、同一の停止時間であっても内燃機関の始動からの経過時間が異なると、内燃機関の停止に起因して増加するSOOT排出量の増加量も異なってくると考えられるところ、補正値算出手段が、停止時間に加えて、経過時間計測手段で計測した経過時間に応じた補正値を算出しているので、より一層、精度の良いSOOT排出量を算出できる。
また、前記始動時は、前記内燃機関のスタータモータが始動されてから停止されるまでの期間とすることができる。
これによれば、スタータモータが停止されたタイミングは、内燃機関が安定して作動する開始のタイミングであるとすることができる。また、スタータモータの始動/停止に基づく期間を内燃機関の始動時とすることにより、現在、始動時であるか否かを容易に判断できる。
また、本発明のSOOT排出量補正手段は、前記停止時間が所定の上限時間以上か否かを判断する停止時間判断手段を備え、
その停止時間判断手段で、前記停止時間が前記上限時間以上であると判断した場合には、前記補正をしない。
これによれば、内燃機関の停止時間がある程度長くなると、内燃機関の停止に起因したSOOT排出量の増加量は少ないという発明者らによる知見があるところ、停止時間判断手段で、停止時間が所定の上限時間以上であると判断した場合には、SOOT排出量補正手段は補正をしないので、SOOT排出量の増加量が少ない場合の処理負担を抑えることができる。
エンジンシステム1の概略構成を示した図である。 エンジン2の停止時間に対して各種パラメータがどのように変わるかを示した図である。 エンジン2の停止時間ごとに、始動時のSOOT排出量を示した図である。 第一実施形態における、始動時のSOOT排出量を算出するときの処理を示したフローチャートである。 第一実施形態における補正値を示した図である。 第二実施形態における、始動時のSOOT排出量を算出するときの処理を示したフローチャートである。 第二実施形態における補正値を示した図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の排気浄化装置の第一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の排気浄化装置が適用されたエンジンシステム1の概略構成を示した図である。図1のエンジンシステム1は、内燃機関としての4気筒のディーゼルエンジン2(以下では単にエンジンと称する)に対して構成されている。エンジンシステム1は、吸気通路41、排気通路42、EGR管43を備える。排気通路42には上流側から酸化触媒6(DOC:Diesel Oxicidation Catalyst)、DPF5が配置されている。なお、エンジンシステム1は自動車に搭載されているとすればよい。
吸気通路41を通じてエンジン2に空気(吸気)が供給される。吸気通路41にはエアフロメータ31、吸気スロットル32、酸素濃度センサ33が配置されている。エアフロメータ31は吸気量を計測する。ここでの吸気量は例えば単位時間当たりの質量流量とすればよい。また吸気スロットル32の開度が調節されることによってエンジン2に供給される吸気量が増減する。酸素濃度センサ33で吸気内の酸素濃度が計測される。
エンジン2は、シリンダ21、ピストン22、コモンレール24及びエンジンヘッド25に取り付けられたインジェクタ23等から構成されている。エンジン2の運転時には、コモンレール24から分岐管を介して供給された高圧燃料(例えば噴射圧力「1000気圧」以上の軽油)がインジェクタ23からシリンダ21内に噴射される。そして、吸気弁の開動作により吸気が吸気通路41からシリンダ21内へ導入され、これがインジェクタ23から噴射供給された燃料と混ざり、混合気の状態でシリンダ21内のピストン22により圧縮されて着火(自己着火)、燃焼し、排気弁の開動作により燃焼後の排気が排気通路42へ排出されることになる。
また、エンジン2には、冷却水がエンジン2内を循環するための冷却水路(ウオータジャケット、図示外)が形成されており、その冷却水によりエンジン2が冷却されている。
DPF5は、例えば代表的な構造として、いわゆるハニカム構造において入口側と出口側を交互に目詰めした構造とすればよい。エンジン2の運転中に排出される排気にはSOOT(粒子状物質)が含まれ、このSOOTはDPF5の上記構造のDPF壁を排気が通過するときに、このDPF壁の内部あるいは表面に捕集される。なおDPF5は酸化触媒が担持された酸化触媒付きDPFとすればよい。
このように、DPF5は、エンジン2から排出されたSOOTを捕集することができるが、その捕集によってDPF5に堆積されたSOOT堆積量が多くなると、エンジンの機関効率が悪化する。そこで、定期的に(又は不定期にSOOT堆積量に応じて)堆積されたSOOTを燃焼除去し、そのDPFを再生させる再生処理が後述するECU7によって実行される。
DOC6には酸化触媒が担持されている。このDOC6に対して未燃燃料(炭化水素、HC)を添加することで、その反応熱でDPF5に堆積されたSOOTを燃焼させることができる。また、排気通路42には、DOC6とDPF5の間に、排気温を計測する排気温センサ34が装備されている。またDPF5の入口側と出口側における排気圧の差である前後差圧(圧損)を計測する差圧センサ35も装備されている。
EGR管43は、排気通路42から吸気通路41への排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)を行うために装備されている。EGR管43にはEGRバルブ36が装備されている。EGRバルブ36の開閉によって排気の還流量が調節される。
また、エンジンシステム1には、エンジン回転数NEを検出する回転数センサ37が備えられている。その回転数センサ37は、例えばエンジン2から連結されたクランク(図示外)の回転角度を計測するクランク角センサとすればよい。また、エンジンシステム1には、運転者の要求トルクを車両側に知らせるための運転操作部に相当するアクセルペダルの状態(変位量)を検出するアクセルセンサ38が備えられている。これら、回転数センサ37やアクセルセンサ38は、後述するECU7に接続されており、ECU7が、例えばエンジン2の運転状態(加速状態、減速状態等)を検出するために用いられる。
また、エンジンシステム1には、エンジン2の始動を補助するスタータモータ39が備えられており、そのスタータモータ39は、ECU7に接続されており、ECU7がスタータモータ39の作動状態を把握できるようになっている。
ECU7は、通常のコンピュータの構造を有し、各種演算を行うCPU(図示外)や各種情報の記憶を行うメモリ71を備えている。そのECU7は、上記各種センサからの検出信号を基にエンジン2の運転状態を検出し、運転状態に応じた最適な燃料噴射量、噴射時期、噴射圧等を算出して、エンジン2への燃料噴射を制御する。また、吸気スロットル32の開度を制御して吸気量を調整したり、EGRバルブ36の開度を制御してEGR量を調整したりする。
また、ECU7は、本発明の「排気浄化装置」として機能し、DPF5を再生させるための再生処理を実行する。具体的には、DPF5に堆積されたSOOT堆積量が多くなった場合には、インジェクタ23からメイン噴射後のタイミングで燃料を噴射するポスト噴射を実行する。ポスト噴射により筒内に噴射されて未燃のまま排気通路42に排出された未燃燃料が、DPF5に達して、DPF5に担持された触媒の作用で昇温して、DPF5に堆積したSOOTを燃焼させる。
このように、再生処理では燃料を余分に使用したり、DPF5を昇温させたりするので、再生処理を適切に実行しないと燃費が悪化したり、DPF5が過昇温となって破損する場合がある。そのため、ECU7は、DPF5に堆積されているSOOT堆積量を推定し、その推定したSOOT堆積量に応じた時期、DPF5の温度となるように再生処理を実行している。
SOOT堆積量を推定する方式としては、差圧センサ35によって計測されるDPF5の前後差圧に基づいて推定する差圧式推定方式や、エンジン2から排出される各時点のSOOT排出量を各運転条件に基づいて算出し、そのSOOT排出量を積算することでSOOT堆積量を推定する運転履歴式推定方式が知られているが、本発明では、運転履歴式推定方式でSOOT堆積量を推定している。そして、この運転履歴式推定方式では、各時点のSOOT排出量を正確に算出する必要があるが、本発明では、SOOT排出量を正確に算出するために、エンジン2の停止による影響を考慮している。
ここで、図2は、エンジン2の停止によるSOOT排出量の影響を説明するための図であり、エンジン2の停止時間に対して各種パラメータがどのように変わるかを示している。すなわち、図2(a)では、筒内温度がどのように変わるか、図2(b)では、エンジン2の冷却水温がどのように変わるかを示している。また、図2(c)では、エンジン2の始動時に排出されるSOOT排出量として、実際のSOOT排出量(実線)とエンジン2の停止による影響を考慮しないで算出した場合のSOOT排出量(破線)がそれぞれどのように変わるかを示している。また、図2(d)では、エンジン2の冷却水温を考慮して始動時におけるSOOT排出量を算出した場合に、停止時間に対してそのSOOT排出量がどのように変わるかを示している。また、図2(e)では、エンジン2の始動時において、実際のSOOT排出量の総量とエンジン2の停止を考慮しないで算出したSOOT排出量の総量との差がどのように変わるかを示している。なお、図2の各場合の時間軸は同一であり、その時間軸において、エンジン2が停止されたときの時間t=t00を原点0としている。また、本明細書中において「エンジンの始動時」とは、エンジン2が始動されてから安定して作動するまでの期間であるとし、具体的には、エンジン2のスタータモータ39が始動されてから停止されるまでの期間としている。
図2(a)に示すように、エンジン2が停止されると、筒内での燃焼が停止されるので、筒内温度は、時間の経過にともなって徐々に低下していくと考えられる。そして、次回のエンジン2の始動時には、直前の停止されていたときの筒内の状態が基準となって燃焼が開始されるので、停止時間が長くなるほど、低い筒内温度で燃焼が開始されることになる。そのため、筒内温度が低いほど燃焼が非効率となってSOOT排出量が多くなるという考えのもと、図2(c)に示すように、始動時の実際のSOOT排出量(実線)は、エンジン2の停止による影響を考慮しないで算出したSOOT排出量(破線)よりも多くなると考えられる。
さらに、エンジン2の停止時間によるSOOT排出量の影響について図3も参照して検討する。ここで、図3は、図2の時間軸のエンジン2の停止時間が(1)短い場合(停止時間t01)、(2)長い場合(停止時間t02)、(3)非常に長い場合(停止時間t03)における、エンジン2の始動時及びその前後のエンジン回転数NEと実際のSOOT排出量の時間変化を示した図である。なお、図3において、スタータモータ39が始動してエンジン2が始動された時間をt=t、スタータモータ39が停止して始動時が完了した時間をt=tとしている。図3(1)に示すように、エンジン2の停止時間が短い場合(停止時間t01)には、時間t=t00でエンジン2が停止、すなわちエンジン回転数NEがゼロになると、エンジン2からSOOTが排出されなくなる。そして、停止時間t01経過後の時間t11(=t00+t01)でエンジン2が始動されると、エンジン回転数NEが増加していき、SOOTも排出されるようになる。この際、始動時(図3のハッチング部)においては、直前のエンジン2の停止による影響で、筒内温度が低下し、エンジン回転数NEが不安定となるので、SOOT排出量が一時的に増加する。その後、時間t21で始動時が完了すると、筒内温度が上昇してエンジン回転数NEが安定するとともに、SOOT排出量は、始動時に比べて少なくなる。
一方、エンジン2の停止時間が長い場合(停止時間t02)には、図3(2)に示すように、時間t00でエンジン2が停止されて、停止時間t02経過後の時間t12(=t00+t02)でエンジン2が始動されると、図3(1)と同じように、始動時にSOOT排出量が一時的に増加する。このとき、図3(1)の停止時間が短い場合(停止時間t01)に比べて、始動直後の筒内温度が低くなっていると考えられるので(図2(a)参照)、始動時の各時点のSOOT排出量は、停止時間が短い場合(停止時間t01)に比べて多くなると考えられる。また、エンジン2の停止時間が長い場合(停止時間t02)には、短い場合(停止時間t01)に比べて、始動時の期間(図3のハッチング部)が長くなるとも考えられる。いずれにしても、始動時のSOOT排出量の総量は、短い場合(停止時間t01)に比べて多くなる。なお、時間t22で始動時が完了すると、図3(1)と同じように、筒内温度が上昇してエンジン回転数NEが安定するとともに、SOOT排出量は、始動時に比べて少なくなる。
このように、エンジン2の停止時間が長くなるほど、始動時のSOOT排出量の総量が多くなるが、エンジン2の停止時間が非常に長い場合には、SOOT排出量はそれほど増加しないと考えられる。すなわち、図3(3)に示すように、停止時間が非常に長い場合(停止時間t03)には、時間t13(=t00+t03)でエンジン2が始動されたとしても、始動時のSOOT排出量は、図3(1)、(2)の場合に比べて少なくなっている。これは、停止時間がある程度長くなって筒内温度が低くなると、DPF5への捕集対象となるSOOT(黒煙)よりも、DPF5への捕集対象とならない白煙が多く排出されると考えられるからである。
以上のように、始動時のSOOT排出量は、直前のエンジン2の停止時間に影響され、具体的には、図2(e)に示すように、停止時間が長くなるほど、SOOT排出量の総増加量(実際のSOOT排出量の総量とエンジン2の停止を考慮しないで算出したSOOT排出量の総量との差)が多くなる一方で、ある停止時間を境にして、その増加量は減少していき、ある停止時間t03以上では増加量はほとんど無いと考えられる。そこで本発明では、このエンジン2の停止時間によるSOOT排出量の増加量を考慮して、始動時におけるSOOT排出量を補正している。そのときの処理については後述する。
なお、図2(b)に示すように、エンジン2が停止されたとしても、冷却水温はそれほど減少しないと考えられる。したがって、次回始動時に、上記特許文献1のように冷却水温を考慮してSOOT排出量を補正して算出したとしても、それは、エンジン2の停止による影響を十分に考慮したものとは言えない。つまり、図2(d)の冷却水温を考慮したSOOT排出量は、図2(c)の実際のSOOT排出量(実線)と誤差があると考えられる。
次に、始動時にSOOT排出量を算出するときの処理を、図4のフローチャートを参照して説明する。この図4のフローチャートは、始動時にSOOT排出量を算出するときの処理の一例を示したもので、エンジン2が停止される度にECU7によって実行される。
スタータモータ39が始動されてエンジン2の始動を検出すると(S11)、直前のエンジン2の停止時間T_stop、すなわちエンジン2が停止されてから始動されるまでの時間を算出する(S12)。これは、例えば、ECU7の内部にタイマーを備えて、そのタイマーで算出すればよい。なお、ステップS12を実行するECU7が本発明の「停止時間計測手段」に相当する。
次いで、エンジン2の始動時におけるベースSOOT排出量SOOT_incとして、エンジン2の停止による影響を考慮する前のSOOT排出量を、エンジン2の運転条件に基づいて算出する(S13)。具体的には、例えば、エンジン回転数NEとインジェクタ23で噴射する燃焼噴射量Qとをパラメータとしたエンジン2の運転条件を考え、その運転条件に応じてどの程度SOOTが排出されるのかを示したマップを、予め求めておいてメモリ71(図1参照)に記憶しておく。そして、回転数センサ36で計測されたエンジン回転数NEと噴射量の指令値Qとに基づく現在の運転条件に対応したベースSOOT排出量SOOT_incを、メモリ71に記憶されたマップを参照することで決定する。なお、ステップS13を実行するECU7が本発明の「SOOT排出量算出手段」に相当する。
次いで、ステップS12で算出した停止時間T_stopが、エンジン2の停止によるSOOT排出量の増加がほとんど無い閾値時間として予め定められた上限時間A以下であるか否かを判断する(S14)。先に説明したように、図3(3)の停止時間が非常に長い場合(停止時間t03)には、DPF5の捕集対象となるSOOT(黒煙)よりも、捕集対象とならない白煙が多く排出される。つまり、上限時間Aは、図3(3)の停止時間t03に対応する時間である。なお、ステップS14を実行するECU7が本発明の「停止時間判断手段」に相当する。
ここで、停止時間T_stopが上限時間Aより大きい場合には(S14:NO)、エンジン2の停止によるSOOT排出量の増加がほとんど無いとして、図4のフローチャートの処理を終了する。この場合、ステップS13で算出したベースSOOT排出量SOOT_incがそのまま始動時におけるSOOT排出量となる。
一方、停止時間T_stopが上限時間A以下の場合には(S14:YES)、エンジン2の停止によるSOOT排出量の増加が見込まれるとして、ステップS15以下の処理を実行する。すなわち、ベースSOOT排出量SOOT_incを補正するための補正値SOOT_inc_corとして、エンジン2の停止時間T_stopに起因して増加するSOOT排出量の総増加量に相当する補正値を算出する(S15)。具体的には、図5に示す停止時間T_stopと補正値SOOT_inc_corの関係を示したマップを、図2(e)の停止時間とSOOT排出量の総増加量の関係を考慮して予め求めて、メモリ71に記憶しておく。すなわち、停止時間T_stopが長くなるほど、補正値SOOT_inc_corが大きくなる一方で、ある停止時間を境にして、補正値SOOT_inc_corは小さくなっていき、上限時間Aでは補正値SOOT_inc_corがゼロとなるマップを、予めメモリ71に記憶しておく。そして、ステップS12で算出した停止時間T_stopに対応する補正値SOOT_inc_corを、メモリ71に記憶されたマップを参照することで決定する。
なお、補正値SOOT_inc_corは、SOOT排出量の総増加量そのものとしたり、係数(例えば、SOOT排出量の増加率)としたりすることができる。また、図5では、補正値のマップに並べて、エンジン回転数NEの時間変化も示している。
次いで、補正値SOOT_inc_corに基づいてベースSOOT排出量SOOT_incを補正して、最終的なSOOT排出量SOOT_incfを算出する(S16)。具体的には、補正値SOOT_inc_corがSOOT排出量の総増加量そのものである場合には、ベースSOOT排出量SOOT_incと補正値SOOT_inc_corとを加算してSOOT排出量SOOT_incfを算出する(SOOT_incf=SOOT_inc+SOOT_inc_cor)。また、補正値SOOT_inc_corが係数の場合には、ベースSOOT排出量SOOT_incと補正値SOOT_inc_corとを乗算してSOOT排出量SOOT_incfを算出する(SOOT_incf=SOOT_inc×SOOT_inc_cor)。その後、図4のフローチャートの処理を終了する。なお、ステップS14〜S16を実行するECU7が本発明の「SOOT排出量補正手段」に相当する。また、ステップS15を実行するECU7が本発明の「補正値算出手段」に相当する。また、ステップS16を実行するECU7が本発明の「補正実行手段」に相当する。
これにより、エンジン2の始動時において、図2(c)の実際のSOOT排出量(実線)に近い精度の良いSOOT排出量SOOT_incfを算出できる。なお、ECU7は、それ以降についても、各時点の運転条件に基づいて、各時点のSOOT排出量を算出するが、この際には、エンジン2の停止に起因したSOOT排出量の補正は実行しない。上述したように、エンジン2の始動時(図3のハッチング部)が過ぎた場合には、筒内温度が上昇してエンジン回転数NEが安定するので、エンジン2の停止による影響は少ないと考えられるからである。また、エンジン2の始動時の複数の時点においてSOOT排出量を算出する場合には、そのうちの一回だけ、上記補正をすればよい。本実施形態の補正値SOOT_inc_corは、始動時のSOOT排出量の総増加量に相当する値であるので、一回だけ補正すれば、始動時の各時点のSOOT排出量の増加量それぞれが加味されたことになるからである。
なお、ECU7は、各時点で算出したSOOT排出量を積算することで、DPF5に堆積されたSOOT堆積量を推定し、そのSOOT堆積量に基づいて、DPF5の再生処理を適宜実行する。
このように、本実施形態では、エンジン2の停止による影響を考慮した精度の良いSOOT排出量を算出できるとともに、各始動時に一回だけしか補正していないので、それほど処理負担とはならない。また、エンジン2の毎始動時に、補正を実行するので、エンジン2の停止/始動が頻繁になされる場合であっても、SOOT堆積量の推定精度が低下するのを防止できる。
(第二実施形態)
次に、本発明の排気浄化装置の第二実施形態について説明する。上記第一実施形態では、エンジン2の始動時に、SOOT排出量の総増加量に相当する補正値に基づいて一回だけ補正して最終的なSOOT排出量SOOT_incfを算出していた。この第二実施形態では、エンジンの始動時の各時点において、各時点のSOOT排出量の増加量に相当する補正値に基づいてSOOT排出量を補正する実施形態である。以下、本実施形態について、第一実施形態と異なる部分を中心にして説明する。
本実施形態は、図1の第一実施形態のエンジンシステム1と同じ構成であり、始動時にSOOT排出量を算出するときの処理が第一実施形態と異なっている。図6は、本実施形態における、始動時にSOOT排出量を算出するときの処理の一例を示したフローチャートである。なお、図6において、図4の第一実施形態の処理と同じ処理には同じ符号を付している。この図6の処理は、エンジン2が停止される度にECU7によって実行される。
エンジン2の始動を検出すると(S11)、直前のエンジン2の停止時間T_stopを算出する(S12)。次いで、エンジン2の始動時におけるベースSOOT排出量SOOT_incを算出する(S13)。次いで、ステップS12で算出した停止時間T_stopが上限時間A以下であるか否かを判断する(S14)。そして、停止時間T_stopが上限時間Aより大きい場合には(S14:NO)、エンジン2の停止によるSOOT排出量の増加がほとんど無いとして、図6のフローチャートの処理を終了する。この場合、ステップS13で算出したベースSOOT排出量SOOT_incがそのまま始動時におけるSOOT排出量となる。
一方、停止時間T_stopが上限時間A以下の場合には(S14:YES)、エンジン2の停止によるSOOT排出量の増加が見込まれるとして、ステップS21以下の処理を実行する。なお、このステップS21以下の処理が第一実施形態の処理と異なっている。具体的には、先ず、スタータモータ39が始動されてからの経過時間T_staを計測する(S21)。これは、例えば、ECU7の内部にタイマーを備えて、そのタイマーで計測すればよい。なお、スタータモータ39が始動されてから筒内で初爆するまでのタイムラグが大きい場合には、経過時間T_staとして、初爆検出時からの時間を計測してもよい。なお、ステップS21を実行するECU7が本発明の「経過時間計測手段」に相当する。
次いで、ステップS13で算出したベースSOOT排出量SOOT_incを補正するための補正値SOOT_inc_corTを算出する(S22)。ここで、始動時のSOOT排出量は、上述したように、直前のエンジン2の停止に起因して増加することになるが、その増加量は、エンジン2の停止時間T_stopに加えて、始動されてからの経過時間T_staによっても影響されると考えられる。なぜなら、エンジン2が始動されると、筒内で燃焼が開始されて筒内温度が経過時間T_staに応じて上昇していくので、始動時の各時点で、筒内での燃焼条件が異なってくるからである。よって、ステップS22では、補正値SOOT_inc_corTとして、始動時の各時点、すなわち経過時間T_staにおけるSOOT排出量の増加量に相当する補正値を、エンジン2の停止時間T_stop及び経過時間T_staに基づいて算出する。
ここで、図7は、停止時間T_stop及び経過時間T_staに応じて補正値SOOT_inc_corTがどのように変わるかを示した図である。なお、図7では、エンジン回転数NEの時間変化の図も示している。図7に示すように、t=t00でエンジン2が停止され、t=tでエンジン2が始動、t=tで始動時が完了したとすると、始動時(t=tとt=tとの間の期間)の初期P1においては、エンジン回転数NEが特に不安定となる。そのため、初期P1においては、SOOT排出量の増加量(補正値SOOT_inc_corT)は、経過時間T_staにともなって増加する傾向となる。一方、始動時の後期P2においては、初期P1に比べると筒内温度が上昇しエンジン回転数NEが安定してくるので、SOOT排出量の増加量(補正値SOOT_inc_corT)は、経過時間T_staにともなって減少する傾向となる。また、SOOT排出量の増加量は、第一実施形態で説明したように、直前の停止時間T_stopによっても変わってくる。つまり、各時点のSOOT排出量の増加量(補正値SOOT_inc_corT)は、停止時間T_stop及び経過時間T_staに応じて変わってくることになる。
そこで、ステップS22で、停止時間T_stop及び経過時間T_staに応じた補正値SOOT_inc_corTを算出するために、停止時間T_stop及び経過時間T_staと補正値SOOT_inc_corTの関係を示したマップを、予め求めてメモリ71に記憶しておく。そして、今回の停止時間T_stop及び経過時間T_staに対応する補正値SOOT_inc_corTを、メモリ71に記憶されたマップを参照することで決定する。
なお、マップの代わりに、停止時間T_stop及び経過時間T_staと補正値SOOT_inc_corTの関係を示した関係式を予め定めて、その関係式から今回の補正値SOOT_inc_corTを算出してもよい。なお、ステップS22を実行するECU7が本発明の「補正値算出手段」に相当する。
次いで、補正値SOOT_inc_corTに基づいてベースSOOT排出量SOOT_incを補正して、現時点における最終的なSOOT排出量SOOT_incfを算出する(S23)。具体的には、第一実施形態と同様に、ベースSOOT排出量SOOT_incと補正値SOOT_inc_corTとを加算又は乗算してSOOT排出量SOOT_incfを算出する。なお、ステップS23を実行するECU7が本発明の「補正実行手段」に相当する。
次いで、スタータモータ39が停止されたか否かを判断する(S24)。なお、ステップS24を実行するECU7が本発明の「始動時判断手段」に相当する。スタータモータ39が未だ停止されていない場合には(S24:NO)、始動時が継続していることになるので、ステップS21の処理に戻って、次の時点に対して上述したステップS21〜S23の処理を実行する。すなわち、次の時点に対応する経過時間T_staを計測し(S21)、その経過時間T_sta及び停止時間T_stopに対応する補正値SOOT_inc_corTを算出する(S22)。そして、次の時点における最終的なSOOT排出量SOOT_incfを算出する(S23)。
このようにして、スタータモータ39が作動している間は、ステップS21〜S24の処理が繰り返し実行される。つまり、始動時の各時点において、SOOT排出量SOOT_incfを算出することになる。その後、スタータモータ39が停止した場合には(S24:YES)、図6のフローチャートの処理を終了する。なお、ステップS14、S21〜S24を実行するECU7が本発明の「SOOT排出量補正手段」に相当する。
このように、本実施形態では、始動時の各時点において、SOOT排出量を補正して算出しているので、より一層、精度の良いSOOT排出量を算出できる。なお、ECU7の内部のタイマーに代えて、吸気温度、エンジン冷却水温、エンジン油温などを用いて、エンジン2が停止されてから始動されるまでの時間を算出するとしてもよい。
1 エンジンシステム
2 エンジン(内燃機関)
5 DPF(フィルタ)
7 ECU(排気浄化装置)
39 スタータモータ
42 排気通路

Claims (8)

  1. 内燃機関から排出される粒子性物質の排出量であるSOOT排出量を算出するSOOT排出量算出手段を備え、そのSOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量を積算することで、前記内燃機関の排気通路に設けられた排気中の粒子性物質を捕集するフィルタに堆積した粒子性物質の堆積量を推定する内燃機関の排気浄化装置において、
    直前の前記内燃機関の停止時間を計測する停止時間計測手段と、
    前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量を、前記停止時間計測手段で計測した前記停止時間に応じて補正するSOOT排出量補正手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記SOOT排出量補正手段は、前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量を、前記停止時間に応じて増加するように補正することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記SOOT排出量補正手段は、
    直前の前記内燃機関の停止に起因して増加する前記SOOT排出量の総増加量に相当する補正値を、前記停止時間に応じて算出する補正値算出手段と、
    前記内燃機関の始動時に、前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量と前記補正値算出手段で算出した前記補正値とに基づいて、補正後のSOOT排出量を算出する補正実行手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記SOOT排出量補正手段は、
    直前の前記内燃機関の停止に起因して増加する、前記内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点における前記SOOT排出量の増加量に相当する補正値を、前記停止時間に応じて算出する補正値算出手段と、
    前記内燃機関のスタータモータが始動された時点以降の各時点において、前記SOOT排出量算出手段で算出した前記SOOT排出量と前記補正値算出手段で算出した前記補正値とに基づいて、補正後のSOOT排出量を算出する補正実行手段と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記SOOT排出量補正手段は、前記内燃機関が始動されてから安定して作動するまでの期間である始動時が過ぎたか否かを判断する始動時判断手段を備え、
    その始動時判断手段で、前記始動時が過ぎたと判断した場合には、前記補正値算出手段及び前記補正実行手段による処理を停止することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記SOOT排出量補正手段は、今回の前記内燃機関の始動からの経過時間を計測する経過時間計測手段を備え、
    前記補正値算出手段は、前記停止時間に加えて、前記経過時間計測手段で計測した前記経過時間に応じた前記補正値を算出することを特徴とする請求項4又は5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記始動時は、前記内燃機関のスタータモータが始動されてから停止されるまでの期間であることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  8. 前記SOOT排出量補正手段は、
    前記停止時間が所定の上限時間以上か否かを判断する停止時間判断手段を備え、
    その停止時間判断手段で、前記停止時間が前記上限時間以上であると判断した場合には、前記補正をしないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
JP2010009227A 2010-01-19 2010-01-19 内燃機関の排気浄化装置 Active JP5366015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010009227A JP5366015B2 (ja) 2010-01-19 2010-01-19 内燃機関の排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010009227A JP5366015B2 (ja) 2010-01-19 2010-01-19 内燃機関の排気浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011149289A JP2011149289A (ja) 2011-08-04
JP5366015B2 true JP5366015B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=44536496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010009227A Active JP5366015B2 (ja) 2010-01-19 2010-01-19 内燃機関の排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5366015B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6427339B2 (ja) * 2014-05-23 2018-11-21 株式会社Soken 粒子状物質検出装置
JP7209501B2 (ja) * 2018-09-20 2023-01-20 株式会社Subaru 排気装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2623879B2 (ja) * 1989-12-27 1997-06-25 日産自動車株式会社 エンジンの排気浄化装置
JP2000205019A (ja) * 1999-01-12 2000-07-25 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2003254039A (ja) * 2002-02-25 2003-09-10 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JP4737159B2 (ja) * 2007-07-31 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置及び粒子状物質排出量推定方法
JP4930416B2 (ja) * 2008-03-04 2012-05-16 日産自動車株式会社 排気浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011149289A (ja) 2011-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1722082B1 (en) Exhaust emission control system for internal combustion engine and control method therefor
US20080295491A1 (en) Exhaust gas purification device for internal combustion engine
JP4853381B2 (ja) セタン価推定装置及び方法
JP4044908B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
WO2015145996A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JP4496126B2 (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
JP2006316746A (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
CN112005002A (zh) 内燃机的控制方法及控制装置
JP2016136011A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010190120A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2005325812A (ja) フィルタの故障判定装置
US7895831B2 (en) Exhaust emission control system and method for internal combustion engine and engine control unit
EP2322776B1 (en) Exhaust gas purification system for internal combustion engine
JP2007239472A (ja) 内燃機関の触媒温度推定装置
JP4341456B2 (ja) 内燃機関の排気浄化触媒劣化判定方法及び劣化判定装置
JP5366015B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2005273653A (ja) フィルタの劣化診断装置
JP4512519B2 (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
JP2006316734A (ja) 内燃機関の排ガス浄化装置
JP2010156241A (ja) 内燃機関の異常判定装置
JP2010071125A (ja) 直接噴射式内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2010090708A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009299597A (ja) 車載内燃機関の排気浄化装置
JP6365319B2 (ja) Pmセンサの異常診断装置
JP4403915B2 (ja) ディーゼルエンジンの排気後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120223

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130901

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5366015

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250