JP2003254039A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Abstract
式エンジンにおいて、排気通路に配設されるパーティキ
ュレートトラップのパーティキュレート(PM)堆積量
を精度良く推定可能とする。 【解決手段】 燃焼形態(成層燃焼、均質リーン燃焼、
均質ストイキ燃焼、均質リッチ燃焼)を判別し(S2〜
S8)、判別された燃焼形態に応じたマップを参照し
て、エンジンの回転速度Ne及び負荷Acc からPM排出量
基本値を算出する(S9)。そして、各種補正を行っ
て、PM堆積量を算出する(S16)。PM堆積量が許
容量を超えたときは再生制御に移行する(S17〜)。
Description
ンジンという)の排気浄化装置の改良に関する。
トラップ手段のパーティキュレート堆積量を推定するた
め、特許第2623879号公報に開示された装置で
は、エンジンの回転速度と負荷に応じて単位時間当たり
のパーティキュレート増減量を推定し、この推定値を積
算する演算を行っている。
ゼルエンジンの場合、回転速度と負荷が決まれば燃焼の
状態や排気温度等がほぼ一義的に定まるので、上記の方
法によって精度良くパーティキュレート増減量を推定す
ることができる。さらにこの従来技術では、エンジン冷
却水温や排気温度に応じて推定演算に補正を加えてお
り、より精度の高い推定が行えるようになっている。
ガソリンエンジンの場合、異なる形態の燃焼(例えば均
質燃焼と成層燃焼)を状況に応じて使い分けることが一
般的である。この場合、同一の運転条件(回転速度、負
荷)であっても、燃焼形態が異なると、発生するパーテ
ィキュレート量が大幅に異なることが分かってきた(図
4参照)。
路にパーティキュレートトラップ手段を配設する場合、
従来の方法を用いてパーティキュレート増減量を推定し
たのでは推定値の誤差が大きくなる。本発明は、このよ
うな従来の問題点に鑑み、直噴ガソリンエンジンにおい
て、パーティキュレート増減量を精度良く推定可能とす
ることを目的とする。
明では、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁と、
燃焼室内の混合気に火花点火する点火プラグと、を備え
たエンジンの排気浄化装置において、排気通路に配設さ
れ、排気中のパーティキュレートをトラップするトラッ
プ手段と、エンジンの回転速度及び負荷を検出する運転
条件検出手段と、燃焼室内における混合気の燃焼形態を
判別する燃焼形態判別手段と、検出したエンジンの回転
速度及び負荷と燃焼室内における混合気の燃焼形態とに
基づいて、前記トラップ手段の単位時間当たりのパーテ
ィキュレート増減量を算出するパーティキュレート増減
量算出手段と、を備えたことを特徴とする。
態には、均質燃焼、成層燃焼を含むことを特徴とする。
請求項3の発明では、前記判別する燃焼形態には、均質
リーン燃焼、均質ストイキ燃焼、均質リッチ燃焼を含む
ことを特徴とする。請求項4の発明では、前記燃焼形態
判別手段は、エンジンの燃料噴射時期及び空燃比を検知
し、該検知結果より燃焼形態を推定することを特徴とす
る。
手段より上流側の排気通路に配設され、排気中のパーテ
ィキュレートを酸化する触媒と、前記触媒の活性状態に
応じて前記パーティキュレート増減量を補正する補正手
段と、を備えたことを特徴とする。請求項6の発明で
は、特に請求項5の発明において、前記触媒の温度を検
知する手段を設け、該検知結果より触媒の活性状態を推
定することを特徴とする。
温、燃料性状、エンジンの運転時間或いは当該エンジン
を搭載した車両の走行距離、前記トラップ手段上流の排
気温度、前記トラップ手段の温度のうち、少なくとも1
つのパラメータに応じて、前記パーティキュレート増減
量を補正する補正手段を備えたことを特徴とする。請求
項8の発明では、更に、算出したパーティキュレート増
減量に基づいて、前記トラップ手段のパーティキュレー
ト堆積量を算出するパーティキュレート堆積量算出手段
と、算出したパーティキュレート堆積量が許容量を超え
たときに堆積しているパーティキュレートを強制的に燃
焼させるトラップ再生手段と、を備えたことを特徴とす
る。
転速度及び負荷と燃焼室内における混合気の燃焼形態と
に基づいて、トラップ手段の単位時間当たりのパーティ
キュレート増減量を算出する構成としたので、同一の回
転速度及び負荷で異なる複数の燃焼形態を取り得るエン
ジンにおいても、パーティキュレート増減量を正確に算
出することが可能となり、これによりパーティキュレー
ト堆積量の正確な予測が可能となり、トラップ手段の再
生時期を精度良く判断することが可能となる。
て、均質燃焼、成層燃焼の2形態を区別する構成とした
ので、これら2種の燃焼形態を切替えて使用するエンジ
ンに本発明を適用することが可能となる。請求項3の発
明によれば、燃焼形態として、均質リーン燃焼、均質ス
トイキ燃焼、均質リッチ燃焼の3形態を区別する構成と
したので、これら3種の燃焼形態を切替えて使用するエ
ンジンに本発明を適用することが可能となる。加えて、
これを請求項2の発明と組み合わせれば、成層燃焼、及
び前記3種の均質燃焼の4形態を区別し、各形態におけ
るパーティキュレート増減量をより正確に算出すること
が可能となる。
ンジンの燃料噴射時期及び空燃比から推定する構成とし
たので、特別な装置の追加無く非常に簡単な構成で燃焼
形態を推定できる。特に空燃比情報として燃料噴射量制
御信号を使用する場合は空燃比センサも不要となる。請
求項5の発明によれば、トラップ手段の上流側に触媒を
備える場合に、触媒の活性状態に応じてトラップ手段の
単位時間当たりのパーティキュレート増減量を補正する
構成としたので、触媒の活性状態に係らず単位時間当た
りのパーティキュレート増減量を正確に推定することが
可能となる。
を、触媒温度から推定する構成としたので、排気センサ
等を用いる場合と比較し、低コスト且つ単純な構成で請
求項5の効果を得ることが可能となる。請求項7の発明
によれば、その他パーティキュレート量に影響を及ぼす
諸条件として、エンジンの冷却水温、燃料性状、エンジ
ンの運転時間或いは当該エンジンを搭載した車両の走行
距離、トラップ手段上流の排気温度、トラップ手段の温
度のうち、少なくとも1つを検知し、その検知結果に応
じて単位時間当たりのパーティキュレート増減量を補正
する構成としたので、さらに精度良くパーティキュレー
ト増減量を推定することが可能となり、これによりパー
ティキュレート堆積量のより正確な予測が可能となり、
トラップ手段の再生時期をより精度良く判断することが
可能となる。
位時間当たりのパーティキュレート増減量に及ぼす影響
について補足する。第1に、エンジン冷却水温について
は、これが低い時はエンジンが十分に暖機されていない
ため、燃料の気化及び燃焼状態が暖機後と比較して悪
く、エンジンから排出されるパーティキュレートの量は
多くなる。この一例を図5に示す。
するパラメータであり、重質燃料(揮発性低)の場合は
燃料の気化が十分に行われず燃焼状態が軽質燃料使用時
と比較して悪化し、エンジンから排出されるパーティキ
ュレートの量は多くなる。この一例を図6に示す。第3
に、エンジンの運転時間或いは当該エンジンを搭載した
車両の走行距離は、噴射系を中心とするエンジンの構成
部品の劣化に関連するパラメータであり、例えば燃料噴
射弁の場合は長期間使用すると汚れや摩耗等により、噴
霧粒径が大きくなり燃料が気化しにくくなるなどの性能
変化が生じる。また、トラップ手段の上流に触媒を配設
したエンジンの場合は、触媒も劣化により酸化能力が低
下するため、触媒活性時に触媒で浄化されるパーティキ
ュレートの量が減少する。これらの作用により、一般に
運転時間或いは走行距離が長くなる程、エンジンから排
出されるパーティキュレートの量は多くなる。この一例
を図7に示す。
エンジンから排出されてからトラップ手段に到達するま
での間のパーティキュレートの凝縮に関するパラメータ
である。温度が低いときは、排気中に含まれる炭化水素
成分等が凝縮して粒径が成長し、その結果トラップ手段
で捕集可能な大きさのパーティキュレートが増加する。
この一例を図8に示す。
再生に関するパラメータである。トラップ手段の温度が
低い時はパーティキュレートはトラップ手段により捕集
され堆積するが、高温(例えば400 ℃以上)のときは、
酸素過剰雰囲気であれば堆積したパーティキュレートは
自己再燃焼を起こすことで減少し、トラップが再生され
る。
のパーティキュレート増減量に基づいてパーティキュレ
ート堆積量を推定し、これが許容量を超えた場合はトラ
ップ再生手段によりパーティキュレートを強制的に燃焼
させる構成としたので、再生時期を的確に判断し、速や
かに再生動作を行うことが可能となる。
に基づいて説明する。先ず本発明の第1実施形態につい
て説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すエンジ
ンのシステム図である。エンジン1に吸入される空気
は、エアクリーナ2を通過後、エアフローメータ3で計
量され、電制スロットル弁4に導かれる。ここで吸入空
気量の制御が行われる。吸入空気はその後、吸気通路
5、コレクタ6、吸気マニホルド7を通り、吸気弁8を
介して燃焼室9内に導入される。燃焼室9を構成するシ
リンダには往復運動を行うピストン10が配設されてい
る。燃焼室9内の空気に対して、燃料噴射弁11より燃
料を噴射し、点火プラグ12で着火燃焼させる。その
後、排気弁13を開き、排気を排気マニホルド14に排
出する。排気マニホルド14にはEGR通路15が連結
され、排気の一部を吸気通路5に還流する。EGR流量
はEGR通路15に設けたEGR制御弁16で制御す
る。
れた排気通路17には、O2 センサ18が設けられ、こ
こで排気中の酸素濃度を計測し、エンジン1を理論空燃
比で運転するときは、燃料噴射量制御に際し、この信号
に基づき空燃比フィードバック制御を行う。排気通路1
7のO2 センサ18下流には、排気中のパーティキュレ
ート(PMともいう)を捕集するためのパーティキュレ
ートトラップ19が設けられている。パーティキュレー
トトラップ19は、耐熱性フィルタ構造を有しており、
所定温度(例えば 400℃)以上では捕集されたパーティ
キュレートが自己再燃焼して再生され、それよりも低温
では捕集されたパーティキュレートが堆積する。また、
再生開始の低温化や再生反応の促進、並びに他の排気成
分低減のために、このパーティキュレートトラップ19
の表層に、例えば白金Pt、パラジウムPd、ロジウム
Rh等の貴金属を少なくとも1成分含む触媒成分をコー
ティングするのも良い方法である。また、パーティキュ
レートトラップ19の上流には排気温度センサ20が設
けられており、パーティキュレートトラップ19にも温
度センサ21が設けられている。
ル弁4のスロットル開度制御、燃料噴射弁11の燃料噴
射量及び噴射時期制御、点火プラグ12の点火時期制
御、EGR制御弁16のEGR流量制御は、エンジンコ
ントロールユニット(以下ECUという)22にて行
う。特に、このエンジン1では、所定の運転条件(例え
ば低・中負荷領域)にて、燃料噴射弁11により燃焼室
9内に圧縮行程にて燃料噴射することで、燃焼室9内の
点火プラグ12近傍に集中的に層状の混合気を形成し
て、成層燃焼を行うように制御する。このときの空燃比
は極リーンであり、成層リーン燃焼ともいう。
では、燃料噴射弁11により燃焼室9内に吸気行程にて
燃料噴射することで、燃焼室9全体に略均質な混合比の
混合気を形成して、均質燃焼を行うように制御する。こ
のときの空燃比は各種条件により、リーン、ストイキ又
はリッチに制御するので、詳しくは均質リーン燃焼、均
質ストイキ燃焼、均質リッチ燃焼に分けられる。
2 センサ18、トラップ上流排気温度センサ20、トラ
ップ温度センサ21の信号の他、図示しないクランク角
及びエンジン回転速度検出用のクランク角センサの信
号、エンジン水温検出用の水温センサの信号、アクセル
開度検出用のアクセルセンサの信号などが入力されてお
り、これらの信号を基に上記の各制御を行うと共に、パ
ーティキュレートトラップ19における単位時間当たり
のパーティキュレート増減量の推定計算、並びに再生制
御を行う。
レート増減量の推定計算及び再生制御のブロック図であ
り、図3はフローチャートとして示したものである。こ
こでは、図3のフローチャートを用いて説明する。先ず
S1では、運転時間積算値tDv 、燃料性状判定値Fc、エ
ンジン冷却水温Tw、アクセル開度Acc 、エンジン回転速
度Ne、吸入空気量Qa、燃料噴射時期IT、目標燃空比TFBY
A 、トラップ上流排気温度Te、トラップ温度Ttを読込
む。
の総稼動時間の積算値を意味するが、燃料噴射弁等主要
部品の劣化がパーティキュレート量に対し支配的である
場合は該当部品の交換時点からの積算時間を用いるのも
良い方法である。燃料性状判定値Fcは、本実施形態では
冷機始動時の回転変動から算出された値で、これが大き
いほど揮発性が低く重質燃料であることを示す値であ
る。算出方法については、例えば特開平9−14015
号公報等に示されている。尚、他の方法として、燃料性
状センサを設け、その出力を基に燃料性状を判定する構
成とすることも良い方法である。
エンジン回転速度Ne、吸入空気量Qa、トラップ上流排気
温度Te、トラップ温度Ttは、ECUに入力されるセンサ
出力に応じて求めた値である。燃料噴射時期IT、目標燃
空比TFBYA は、エンジン運転に係る燃料噴射制御から求
められる値である。TFBYA は空燃比の逆数に理論空燃比
(14.6)を乗じたものであり、TFBYA =1は理論空燃比
(ストイキ)、TFBYA <1はリーン空燃比を意味する。
間積算値tDv はS10、燃料性状判定値FcはS11、エ
ンジン冷却水温TwはS12、トラップ上流排気温度Teは
S13で参照するのみである。これらのパラメータのう
ち比較的パーティキュレート量に影響の小さいものを簡
略化のため省略した形態にて本発明を実施しようとする
場合が考えられるが、その際は該当するパラメータの読
込み並びに対応するステップを省略すれば実現できる。
その際は、該当するパラメータの検知手段も不要とな
る。
り大きいか否かを判定する。ここでBTa は例えば圧縮上
死点前90degCA 付近に設定される値で、これより大きい
(即ち圧縮上死点に近い)場合は、圧縮行程噴射が行わ
れ、その際の燃焼形態は成層、逆に小さい場合は、吸気
行程噴射が行われ、その際の燃焼形態は均質と判定され
る。
合は、S3に進み、成層燃焼用PM排出量基本値マップ
map-0 を選択する。S2でNo即ち均質燃焼と判定され
た場合は、S4に進み、目標燃空比TFBYAが1より小さ
いか否かを判定する。ここでYes即ちTFBYA が1より
小さくリーンであると判定された場合は、S5に進み、
均質リーン燃焼用PM排出量基本値マップmap-1 を選択
する。
に進み、目標燃空比TFBYA が1か否かを判定する。ここ
でYes即ちTFBYA =1の場合は、S7に進み、均質ス
トイキ燃焼用PM排出量基本値マップmap-2 を選択す
る。一方S6でNo即ちTFBYA >1の場合は、S8に進
み、均質リッチ燃焼用PM排出量基本値マップmap-3 を
選択する。
に進む。S9では、選択されたPM排出量基本値マップ
を基に、エンジン回転速度Neと負荷を代表するアクセル
開度Acc とから、PM排出量基本値dPM を算出する。
尚、各PM排出量基本値マップmap-0 、map-1 、map-2
、map-3 は、図4に示した燃焼形態(成層リーン、均
質リーン、均質ストイキ、均質リッチ)毎のパーティキ
ュレート排出特性を基に、エンジン回転速度Neとアクセ
ル開度Acc とを格子軸として、単位時間当たりのパーテ
ィキュレート増減量の基本値(PM排出量基本値dPM )
を定めたものである。
に予め定めたテーブルを参照するなどして運転時間補正
係数k.tDv を算出する。ここで、図7に示したように運
転時間又は走行距離が長くなるとパーティキュレート量
が増大することから、運転時間が長くなるほど単位時間
当たりのパーティキュレート増減量(PM排出量)を増
大側に補正すべく、運転時間積算値tDvが大きくなるに
従って運転時間補正係数k.tDv を大きく算出する。
予め定めたテーブルを参照するなどして燃料性状補正係
数k.Fcを算出する。ここで、図6に示したように重質燃
料(揮発性低)の場合はパーティキュレート量が増大す
ることから、重質燃料使用時に単位時間当たりのパーテ
ィキュレート増減量(PM排出量)を増大側に補正すべ
く、燃料性状判定値Fc(重質燃料度合)が大きくなるに
従って燃料性状補正係数k.Fcを大きく算出する。
に予め定めたテーブルを参照するなどして冷却水温補正
係数k.Twを算出する。ここで、図5に示したようにエン
ジン冷却水温が低い場合はパーティキュレート量が増大
することから、エンジン冷却水温が低いほど単位時間当
たりのパーティキュレート増減量(PM排出量)を増大
側に補正すべく、エンジン冷却水温Twが低くなるに従っ
て冷却水温補正係数k.Twを大きく算出する。
を基に予め定めたテーブルを参照するなどして上流排温
補正係数k.Teを算出する。ここで、図8に示したように
トラップ上流排気温度が低い場合はパーティキュレート
量が増大することから、トラップ上流排気温度が低いほ
ど単位時間当たりのパーティキュレート増減量(PM排
出量)を増大側に補正すべく、トラップ上流排気温度Te
が低くなるに従って上流排温補正係数k.Teを大きく算出
する。
PM排出量基本値dPM に、S10〜S13で求めた各補
正係数k.tDv 、k.Fc、k.Tw、k.Teを乗じて、PM排出量
dPMiを算出する。 dPMi←dPM ×k.tDv ×k.Fc×k.Tw×k.Te これはパーティキュレートトラップに単位時間当たりに
流入し且つ捕集可能なパーティキュレートの量を意味す
る。
されたパーティキュレートは、所定温度以上且つ酸素過
剰雰囲気では自己再燃焼により脱離浄化する。このた
め、次のS15では、単位時間当たりのPM再生可能量
dPMrを、トラップ温度Tt、酸素濃度のパラメータである
目標燃空比TFBYA 、ガス量のパラメータである吸入空気
量Qaから求める。具体的には、トラップ温度Ttと目標燃
空比TFBYA とからテーブルを参照して得た値に、吸入空
気量Qaを乗じるなどして、求める。
キュレートトラップにおけるPM堆積量の前回値PMに、
今回の流入量であるPM排出量dPMiを加え、PM再生可
能量dPMrを減じることにより、PM堆積量PMを更新す
る。 PM←PM+dPMi−dPMr ここで、PMは0以上の値をとる。尚、dPMi−dPMrが、パ
ーティキュレートトラップの単位時間当たりのパーティ
キュレート増減量に相当する。
前述の通りパーティキュレートトラップの再生は所定値
以上に温度を上昇させて酸素を供給することにより行
う。温度を上昇させる方法には、電気ヒータ、膨張行程
噴射や排気系への追加燃料噴射、エンジンでの燃焼終了
時期遅延等、種々の従来技術があるが、本実施形態にお
いてはその何れを用いることも可能である。
が上限値(許容量)PMmax を超えたか否かを判定し、超
えた場合は、S18へ進んで再生制御に移行するが、そ
の後も本フローチャートを実行し続けることにより、再
生制御に伴うパーティキュレート堆積量の減少を推定す
ることが可能である。S17の判定においてパーティキ
ュレート堆積量PMが上限値PMmax 以下となった場合はS
19に進み、パーティキュレート堆積量PMが十分に小さ
な所定値PMmin をも下回ったか否かを判定し、下回った
場合は必要な再生制御が完了したと判断してS20に進
み、再生制御を終了する。以上のように再生制御中も単
位時間当たりのパーティキュレート堆積量の増減を推定
することにより再生制御を過不足無く行うことが可能と
なる。
(特にNe、Acc を読込む部分)が運転条件検出手段に相
当し、S2〜S8の部分が燃焼形態判別手段に相当し、
S9の部分がパーティキュレート増減量算出手段に相当
し、S10〜S16の部分(dPMi−dPMrを求めるまでの
部分)がパーティキュレート増減量の補正手段に相当
し、S16の部分(PMを求める部分)がパーティキュレ
ート堆積量算出手段に相当し、S17以降がトラップ再
生手段に相当する。
る。図9は本発明の第2実施形態を示すエンジンのシス
テム図である。基本的な構成は第1実施形態と同様であ
るので説明を省略するが、本システムにおいては、パー
ティキュレートトラップ19の上流側の排気通路に、排
気浄化触媒として、三元触媒23が設けられ、三元触媒
23には触媒温度検知手段として触媒温度センサ24が
取付けられている。
ジウムPd、ロジウムRh等の貴金属を少なくとも1成
分含む触媒成分をハニカム担体にコーティングしたもの
であり、排気ガスが理論空燃比の時にはHC、CO、N
Oxを同時に浄化し、空燃比がリーンの時にはHC、C
Oを酸化反応で浄化する特性を有するものである。ま
た、他の実施形態として、三元触媒の代わりに他の触
媒、例えばリーンNOx触媒、NOxトラップ触媒、H
C吸着触媒等を用いるのも良い方法である。
送られ、これを基に後述する制御が行われる。一方、第
1実施形態で設けられていたパーティキュレートトラッ
プ上流の排気温度センサ20は省略されている。また、
他の実施形態として、これを三元触媒23とパーティキ
ュレートフィルタ19との間に設ける構成をとるのも良
い方法である。
ュレート増減量の推定計算及び再生制御のブロック図で
あり、図11はフローチャートとして示したものであ
る。ここでも、図11のフローチャートを用いて説明す
る。SA1では、各パラメータを読込む。図3のS1と
の相違点はトラップ上流排気温度Teの代わりに、触媒温
度Tcを読込むことである。次のSA2〜SA9は図3の
S2〜S9と同一であるので説明を省略する。
転時間補正係数k.tDv を算出する。前述の通りk.tDv は
種々の部品の劣化に伴うパーティキュレート増加を推定
する係数であるが、本実施形態においては、燃料噴射弁
等のエンジン部品に加えて、パーティキュレートトラッ
プ上流の触媒の劣化に伴うパーティキュレート増加も考
慮して定義するのも良い方法である。次のSA11、S
A12は図3のS11、S12と同一であるので説明を
省略する。尚、第1実施形態の場合と同様、SA10〜
SA12で参照するパラメータのうち比較的パーティキ
ュレート量に影響の小さいものは、簡略化のため省略し
た形態にて実施することも可能である。その際は該当す
るステップ、並びにSA1において該当するパラメータ
の読込みを省略すれば実現できる。その際は、該当する
パラメータの検知手段も不要となる。
温度補正係数k.Tcを算出する。これは触媒の活性状態に
応じたパーティキュレート量の補正係数である。触媒が
所定温度以下の時は未活性のため酸化能力も低いが、温
度が上昇し触媒が活性化すると排気中のHC、COに加
えパーティキュレートの一部も酸化され、パーティキュ
レートトラップに流入するパーティキュレート量は減少
する。但し、酸化のためには酸素が必要であるので、理
論空燃比よりもリッチの場合は触媒でのパーティキュレ
ート酸化は生じない。そこで、触媒温度補正係数k.Tc
は、触媒温度Tcと目標燃空比TFBYA とに応じて、例えば
図12に示すように与えられる。
たPM排出量基本値dPM に、SA10〜SA13で求め
た各補正係数k.tDv 、k.Fc、k.Tw、k.Tcを乗じて、PM
排出量dPMiを算出する。 dPMi←dPM ×k.tDv ×k.Fc×k.Tw×k.Tc 以降のSA17〜SA20は図3のS17、S20と同
一であるので説明を省略する。
の一例を図13に示す。本実施形態によれば、燃焼形態
が切替わりエンジンから排出されるパーティキュレート
が変化しても、触媒の作用によりパーティキュレートト
ラップに流入する量はすぐには変化せず、触媒の温度変
化に伴い徐々に変化する、といった挙動も精度良く推定
することが可能である。
(特にNe、Acc を読込む部分)が運転条件検出手段に相
当し、SA2〜SA8の部分が燃焼形態判別手段に相当
し、SA9の部分がパーティキュレート増減量算出手段
に相当し、SA10〜SA16の部分(dPMi−dPMrを求
めるまでの部分)がパーティキュレート増減量の補正手
段に相当し、SA16の部分(PMを求める部分)がパー
ティキュレート堆積量算出手段に相当し、SA17以降
がトラップ再生手段に相当する。
図
特性図
ート特性図
図
ト
Claims (8)
- 【請求項1】燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
と、燃焼室内の混合気に火花点火する点火プラグと、を
備えた内燃機関の排気浄化装置において、 排気通路に配設され、排気中のパーティキュレートをト
ラップするトラップ手段と、 機関の回転速度及び負荷を検出する運転条件検出手段
と、 燃焼室内における混合気の燃焼形態を判別する燃焼形態
判別手段と、 検出した機関の回転速度及び負荷と燃焼室内における混
合気の燃焼形態とに基づいて、前記トラップ手段の単位
時間当たりのパーティキュレート増減量を算出するパー
ティキュレート増減量算出手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項2】前記判別する燃焼形態には、均質燃焼、成
層燃焼を含むことを特徴とする請求項1記載の内燃機関
の排気浄化装置。 - 【請求項3】前記判別する燃焼形態には、均質リーン燃
焼、均質ストイキ燃焼、均質リッチ燃焼を含むことを特
徴とする請求項1又は請求項2記載の内燃機関の排気浄
化装置。 - 【請求項4】前記燃焼形態判別手段は、機関の燃料噴射
時期及び空燃比を検知し、該検知結果より燃焼形態を推
定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項5】前記トラップ手段より上流側の排気通路に
配設され、排気中のパーティキュレートを酸化する触媒
と、 前記触媒の活性状態に応じて前記パーティキュレート増
減量を補正する補正手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
か1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項6】前記触媒の温度を検知する手段を設け、該
検知結果より触媒の活性状態を推定することを特徴とす
る請求項5記載の内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項7】機関の冷却水温、燃料性状、機関の運転時
間或いは当該機関を搭載した車両の走行距離、前記トラ
ップ手段上流の排気温度、前記トラップ手段の温度のう
ち、少なくとも1つのパラメータに応じて、前記パーテ
ィキュレート増減量を補正する補正手段を備えたことを
特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の
内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項8】算出したパーティキュレート増減量に基づ
いて、前記トラップ手段のパーティキュレート堆積量を
算出するパーティキュレート堆積量算出手段と、 算出したパーティキュレート堆積量が許容量を超えたと
きに堆積しているパーティキュレートを強制的に燃焼さ
せるトラップ再生手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれ
か1つに記載の内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002047891A JP2003254039A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002047891A JP2003254039A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003254039A true JP2003254039A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28660838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002047891A Pending JP2003254039A (ja) | 2002-02-25 | 2002-02-25 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003254039A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023959A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Nissan Motor Co Ltd | Pm堆積量推定装置 |
JP2009156106A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
JP2011149289A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Denso Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
-
2002
- 2002-02-25 JP JP2002047891A patent/JP2003254039A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4622719B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-02-02 | 日産自動車株式会社 | Pm堆積量推定装置 |
JP2009156106A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置 |
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