JP6427339B2 - 粒子状物質検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関から発生した排ガスに含まれる粒子状物質の量を検出する粒子状物質検出装置に関する。
内燃機関の排気管には、排ガスに含まれる粒子状物質を捕集する排ガス浄化装置が設けられている。この排ガス浄化装置は、排ガスに含まれる粒子状物質の量を検出するセンサを備えた粒子状物質検出装置を備えており、この粒子状物質検出装置によって得られた情報を基に、排ガス浄化装置の故障検知が行われている。
排ガス浄化装置に用いられる粒子状物質検出装置としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に示された粒子状物質検出装置がある。特許文献1の粒子状物質検出装置は、粒子状物質の濃度を検出するためのセンサに粒子状物質が堆積することにより、静電容量が変化することを利用して排ガスに含まれる粒子状物質の量を検出しようとするものである。
特許文献2の粒子状物質検出装置は、粒子状物質中に含まれる煤が、電気導電性を有していることを利用しており、煤を捕獲する多孔質の導電性物質で構成された検出電極と、上記検出電極に配設され、検出電極の電気抵抗を測定する少なくとも一対の導電性電極とで構成されるものである。
特開2011−89791号公報 特開2006−266961号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に示された粒子状物質検出装置には以下の課題がある。
特許文献1及び特許文献2の粒子状物質検出装置においては、排ガスが流通する排気管内にセンサを配置し、内燃機関の運転中に排出される粒子状物質をセンサに堆積させることにより、粒子状物質の堆積量を検出している。このとき、内燃機関の運転状態によって、排ガスの流量や温度が大きく変化することがある。この排ガスの流量や温度の変化により、センサの出力が変動し、センサに堆積した粒子状物質の堆積量を正確に検出することができない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、捕集部に捕集された粒子状物質の堆積量を精度よく検出することができる粒子状物質検出装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、内燃機関から排出される排ガスに含まれる粒子状物質の一部を一対の対向電極の間に捕集する捕集部、及び該捕集部を加熱する加熱手段を有し、上記一対の対向電極の間に堆積した粒子状物質によって上記一対の対向電極の間が導通された際の電流値に基づいて、粒子状物質の堆積量を検出する粒子量検出手段と、
上記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段と、
粒子状物質の捕集を開始してからの上記内燃機関の運転時間tを検出する時間検出手段と、を備えており、
該時間検出手段による上記運転時間tが所定の目標運転時間t0以上となった後、上記内燃機関の回転数が0rpmとなったときに、上記粒子量検出手段によって粒子状物質の堆積量を検出するよう構成されていることを特徴とする粒子状物質検出装置にある。
上記粒子状物質検出装置においては、上記内燃機関の回転数が0rpmとなったときに、上記粒子量検出手段によって粒子状物質の堆積量を検出するよう構成されている。上記内燃機関の回転数が0rpmとなったとき、つまり、上記内燃機関の運転が停止した状態においては、上記内燃機関における排ガスの排出が停止する。そのため、上記内燃機関から排出された排ガスの流量及び温度による影響を低減することができる。これにより、上記粒子検出手段の出力のばらつきを低減し、粒子状物質の堆積量を精度よく検出することができる。それゆえ、粒子状物質の堆積量を定量的に把握することができる。
以上のごとく、上記粒子状物質検出装置によれば、捕集部に捕集された粒子状物質の堆積量を精度よく検出することができる。
実施例1における、粒子状物質検出装置の制御フローを示す説明図。 実施例1における、粒子状物質検出装置が設けられた内燃機関を示す説明図。 実施例1における、粒子量検出手段を示す説明図。 実施例1における、粒子状物質が堆積した被堆積部を示す説明図。 確認試験における、出力電圧と粒子状物質排出量との関係を示すグラフ。
上記粒子状物質検出装置において、上記捕集部は、排ガス中の粒子状物質を堆積させる被堆積部と、該被堆積部上に互いに離れて配置された一対の対向電極とを備えており、上記被堆積部に粒子状物質が堆積することで、上記一対の対向電極間における電気抵抗値が変化することを利用して、粒子状物質の堆積量を検出することが好ましい。上記一対の対向電極間における電気抵抗値の変化を利用する電気抵抗式の上記粒子量検出手段は、他の形式の粒子量検出手段と比べて粒子状物質の検出精度が高く、ばらつきが少ない。したがって、粒子状物質の検出精度をより向上することができる。
また、上記粒子状物質検出装置は、粒子状物質の捕集を開始してからの上記内燃機関の運転時間tを検出する時間検出手段を備えており、時間検出手段による上記運転時間tが所定の目標運転時間t0以上となった後、上記内燃機関の回転数が0rpmとなったときに、上記粒子量検出手段によって粒子状物質の堆積量を検出するよう構成されている。この場合には、粒子状物質の堆積量を検出するのに十分な量の粒子状物質を上記捕集部に堆積させることができる。
また、上記粒子量検出手段は、上記捕集部に捕集された粒子状物質を除去する除去手段を備えていることが好ましい。この場合には、上記捕集部に捕集された粒子状物質を除去した後、改めて上記捕集部に粒子状物質を捕集することにより、正確な粒子状物質の量を検出することができる。
また、上記粒子量検出手段によって検出された粒子状物質の堆積量と、排ガスに含まれる粒子状物質の総排出量との関係を示した関係データを有するコントロールユニットを備えており、該コントロールユニットは、上記関係データを用いて、粒子状物質の堆積量から、粒子状物質の総排出量を算出することが好ましい。この場合には、粒子状物質の堆積量から内燃機関における粒子状物質の総排出量を算出することができる。これにより、上記内燃機関や、排ガスに含まれる粒子状物質を除去する浄化システムの制御をより緻密に行うことが可能となり、粒子状物質の排出による環境負荷を低減することができる。
(実施例1)
上記粒子状物質検出装置にかかる実施例について、図1〜図4を参照して説明する。
図2〜図4に示すごとく、粒子状物質検出装置1は、内燃機関6から排出される排ガスに含まれる粒子状物質7の一部を捕集する捕集部21を備え、捕集部21に堆積した粒子状物質7の堆積量を検出する粒子量検出手段2と、内燃機関6の回転数を検出する回転数検出手段3とを備えている。粒子状物質検出装置1は、内燃機関6の回転数が0rpmとなったとき、粒子量検出手段2によって粒子状物質7の堆積量を検出するよう構成されている。
以下、さらに詳細に説明する。
図2に示すごとく、粒子状物質検出装置1は、自動車に搭載された内燃機関6から、排気管61を通じて排出される排ガスに含まれる粒子状物質7を検出するためのものである。本例の内燃機関6は、過給器62を搭載したディーゼルエンジンである。また、内燃機関6に接続された排気管61には、酸化触媒631(DOC)及びパティキュレートフィルタ632(DPF)を備えた浄化システム63が設けられている。
粒子状物質検出装置1は、内燃機関6の回転数を検出する回転数検出手段3と、粒子状物質捕集開始後の内燃機関6の運転時間tを検出する時間検出手段4と、排ガスに含まれる粒子状物質7の量を検出する粒子量検出手段2と、これらによって検出された情報を受信するコントロールユニット51とを備えている。
回転数検出手段3は、回転角センサからなり、クランクシャフト(図示略)の回転数を検出可能に配設されている。本例においては、回転数検出手段3によって検出された回転数Nが、N=0rpmとなったとき、粒子量検出手段によって、粒子状物質7の堆積量を検出する。
時間検出手段4は、SCU52に内蔵されている。時間検出手段4は、粒子量検出手段2が粒子状物質7の捕集を開始した時点からの内燃機関6の運転時間tを計測するように設定されている。尚、本例においては、粒子状物質7の堆積量を検出するのに十分な量の粒子状物質7を捕集するための目標運転時間t0を設定してあり、運転時間tが目標運転時間t0以上となった場合に粒子状物質7の堆積量を検出する。
粒子量検出手段2は、排気管61における浄化システム63の下流側に設けてある。図3に示すごとく、粒子量検出手段2は、粒子状物質7の量を検出するPMセンサであり、粒子状物質7の一部を捕集する捕集部21と、捕集部21を加熱する加熱手段24とを備えている。
捕集部21は、排ガス中の粒子状物質7を堆積させる被堆積部22と、被堆積部22上に互いに離れて配置された一対の対向電極23とを備えている。被堆積部22は、略長方形の板状をなしており、絶縁性材料によって形成されている。一対の対向電極23は、導電性材料からなり、被堆積部22の表面に形成されている。一対の対向電極23は、被堆積部22における長手方向と平行に形成された電極基部231と、電極基部231から長手方向と直交して延設された複数の櫛歯部232とをそれぞれ有している。各対向電極23は、電極基部231が互いに向かい合うように配置されると共に、一方の対向電極23における櫛歯部232の間に、他方の対向電極23における櫛歯部232が入り込むように配置されている。
図4に示すごとく、被堆積部22に粒子状物質7が堆積し、一対の対向電極23の間が粒子状物質7によって導通されることで、一対の対向電極23間の電気抵抗値が低減する。一対の対向電極23の間には電圧が印加されており、一対の対向電極23間の電気抵抗値の変化に伴い、対向電極23間を流れる電流量が変化する。これにより、粒子量検出手段2からSCU(センサコントロールユニット)52へと出力される電流値が変化する。つまり、粒子量検出手段2から出力される電流値は、被堆積部22における粒子状物質7の堆積量に応じて変化するものであり、粒子状物質7の堆積量に関する情報を有するものである。SCU52は、シャント抵抗を備えており、出力された電流値とシャント抵抗の積で算出される電圧を、センサ出力としてコントロールユニット51へと出力する。
加熱手段24は、捕集部21に捕集された粒子状物質7を除去するために配設されており、電源243から供給される電流を流通することで発熱する熱線241と、熱線241が配設された絶縁性材料からなる加熱基部242とを有している。加熱手段24は、被堆積部22における一対の対向電極23が配置された側と反対側に、被堆積部22と積層して配置されている。尚、加熱手段24の加熱温度は、600℃〜800℃であることが好ましい。加熱手段24を用いた粒子状物質7の除去は、粒子状物質7の堆積量を検出した後等に、新たに粒子状物質7を堆積させる前のタイミングにおいて行われる。
コントロールユニット51には、回転数検出手段3によって検出された回転数情報が入力される。また、SCU52には、コントロールユニット51からの回転数情報と、時間検出手段4によって検出された運転時間tとが入力される。本例のSCU52においては、回転数情報及び運転時間tに基づいて行われる堆積量検出の制御と、センサ出力としての電圧に基づいて被堆積部22における粒子状物質7の堆積量及び、運転時間tの間に排出された粒子状物質7の総排出量の算出を行う。
SCU52は、センサ出力としての電圧と被堆積部22における粒子状物質7の堆積量との関係を示した堆積量関係データと、被堆積部22における粒子状物質7の堆積量と排ガスに含まれる粒子状物質7の総排出量との関係を示した排出量関係データを記憶している。堆積量関係データ及び排出量関係データは、内燃機関6において確認試験を実施し、予め求めたものである。SCU52は、センサ出力を基に堆積量関係データを用いて粒子状物質7の堆積量を算出する。そして、算出された堆積量を基に排出量関係データを用いて粒子状物質7の総排出量を算出することができる。これにより、算出された粒子状物質7の総排出量が、コントロールユニット51に出力される。
次に、図1を用いて、粒子状物質検出装置1における制御フローの一例を説明する。
まず、ステップS11において、内燃機関6の回転数NがN=0rpmであるかを確認する。
内燃機関6の回転数Nが0rpmである場合、ステップS12へと進み運転時間tの確認を行う。尚、運転時間tは、内燃機関6の運転状態を確認する以前に、内燃機関6を運転した際の運転時間tが積算されていてもよい。このとき、運転時間tが目標運転時間t0以上であれば、ステップS13へと進み被堆積部22に堆積した粒子状物質7の堆積量の検出を行う。
粒子状物質7の堆積量の検出が完了した後、ステップS14へと進み加熱手段24を作動させる。これにより、被堆積部22に堆積された粒子状物質7が除去される。次いで、ステップS15へと進み、運転時間tを初期化する。これにより、次回の粒子状物質7の堆積量の検出が可能な状態となる。
ステップS12において、運転時間tが目標運転時間t0未満の場合、十分な粒子状物質7の捕集ができなかったものと判断し捕集を終了する。この場合には、被堆積部22に堆積された粒子状物質7の除去を行わず、ステップS11へと戻り、次回の検出時に運転時間tを積算する。
また、ステップS11において、内燃機関6の回転数Nが0rpmを超える場合には、ステップS21において、運転時間tの確認を行う。運転時間tが目標運転時間t0未満の場合、ステップS22へと進み粒子状物質7の捕集を開始する。つまり、運転時間tを加算する。そして、ステップS23へと進み、内燃機関6の回転数Nが0rpmとなる場合、粒子状物質7の捕集を終了し、ステップS11へと戻る。
また、ステップS23において、内燃機関6の回転数Nが0rpmを超えている場合、ステップS24に進み、運転時間tが目標運転時間t0以上であるか確認する。ステップS24において、運転時間tが目標運転時間t0以上である場合、ステップS25に進み粒子状物質7の捕集を終了し、ステップS11へと戻る。また、ステップS24において、運転時間tが目標運転時間t0未満である場合、ステップS22へと戻り、再度粒子状物質7の捕集を行う。
尚、図1に示した制御フローは、一例であり、これ以外のステップにより構成することもできる。
次に、本例の作用効果について説明する。
粒子状物質検出装置1においては、内燃機関6の回転数NがN=0rpmとなったときに、粒子量検出手段2によって粒子状物質7の堆積量を検出するよう構成されている。内燃機関6の回転数Nが0rpmとなったとき、つまり、内燃機関6の運転が停止した状態においては、内燃機関6における排ガスの排出が停止する。そのため、内燃機関6から排出される排ガスの流量及び温度による影響を低減することができる。これにより、粒子検出手段の出力のばらつきを低減し、粒子状物質7の堆積量を精度よく検出することができる。それゆえ、粒子状物質7の堆積量を定量的に把握することができる。
また、捕集部21は、排ガス中の粒子状物質7を堆積させる被堆積部22と、被堆積部22上に互いに離れて配置された一対の対向電極23とを備えており、被堆積部22に粒子状物質7が堆積することで、一対の対向電極23間における電気抵抗値が変化することを利用して、粒子状物質7の堆積量を検出する。一対の対向電極23間における電気抵抗値の変化を利用する電気抵抗式の粒子量検出手段2は、他の形式の粒子量検出手段2と比べて粒子状物質7の検出精度が高く、ばらつきが少ない。したがって、粒子状物質7の検出精度をより向上することができる。
また、粒子量検出手段2が粒子状物質7の捕集を開始してからの内燃機関6の運転時間tを検出する時間検出手段4を備えており、内燃機関6の運転時間tが所定の時間以上となった後、粒子量検出手段2によって粒子状物質7の堆積量を検出するよう構成されている。そのため、粒子状物質7の検出をするにあたって十分な量の粒子状物質7を捕集部21に堆積させることができる。
また、粒子量検出手段2は、捕集部21に捕集された粒子状物質7を除去する除去手段25を備えている。そのため、捕集部21に捕集された粒子状物質7を除去した後、改めて捕集部21に粒子状物質7を捕集することにより、正確な粒子状物質7の量を検出することができる。
また、粒子量検出手段2によって検出された粒子状物質7の堆積量と、排ガスに含まれる粒子状物質7の総排出量との関係を示した関係データを有するコントロールユニット51を備えており、コントロールユニット51は、関係データを用いて、粒子状物質7の堆積量から、粒子状物質7の総排出量を算出する。そのため、内燃機関6における粒子状物質7の総排出量を把握することができる。これにより、内燃機関6や、排ガス浄化システム63の制御をより緻密に行うことが可能となり、粒子状物質7の排出による環境負荷を低減することができる。
以上のごとく、本例の粒子状物質検出装置1によれば、捕集部21に捕集された粒子状物質7の堆積量を精度よく検出することができる。
(確認試験)
本確認試験は、内燃機関における粒子状物質の排出量と粒子状物質検出装置における粒子量検出手段から出力された電圧との関係を、実施例及び比較例を用いて確認した。
図5は、縦軸を粒子量検出手段からの出力電圧(V)とし、横軸を排ガスと共に排出された粒子状物質の総排出量(mg)としたグラフである。尚、粒子状物質の総排出量は、マイクロスートセンサ(AVL LIST GmbH社製 AVL 483 Micro Soot Sensor)を用いて計測した排ガスにおける粒子状物質濃度(mg/m3)と、排ガス流量(m3)とを積算して算出した。
本確認試験では、運転条件A〜運転条件Dの4つの運転条件において比較を行った。運転条件Aは、内燃機関の回転数N=1500rpm、排気温度120℃、運転時間6分とした。運転条件Bは、内燃機関の回転数N=1500rpm、排気温度120℃、運転時間9分とした。運転条件Cは、内燃機関の回転数N=2200rpm、排気温度200℃、運転時間10分である。運転条件Dは、内燃機関の回転数N=1800rpm、排気温度150℃、運転時間20分とした。
実施例は、実施例1に示した粒子状物質検出装置1を用いたものである。内燃機関を上述の運転条件で運転させた後、粒子量検出手段の出力電圧を検出した。検出時における内燃機関の回転数Nは、0rpm(停止状態)とした。実施例における試験結果は、図5にA1〜D1として示した。
比較例は、内燃機関を上述の運転条件で運転させた運転時間が経過した時点で、回転数Nを保ったままの状態で、粒子量検出手段の出力電圧を検出した。比較例における試験結果は、図5にA2〜D2として示した。
図5に示すごとく、比較例においては、粒子状物質の排出量に対して、出力電圧のばらつきがある。そのため、出力電圧から粒子状物質の排出量を判定することは困難である。一方、実施例においては、出力電圧と粒子状物質の総排出量とが比例関係を有していることが確認された。したがって、出力電圧から粒子状物質の排出量を精度よく導くことができる。
1 粒子状物質検出装置
2 粒子量検出手段
21 捕集部
3 回転数検出手段
6 内燃機関
7 粒子状物質

Claims (4)

  1. 内燃機関(6)から排出される排ガスに含まれる粒子状物質(7)の一部を一対の対向電極(23)の間に捕集する捕集部(21)、及び該捕集部(21)を加熱する加熱手段(24)を有し、上記一対の対向電極(23)の間に堆積した粒子状物質(7)によって上記一対の対向電極(23)の間が導通された際の電流値に基づいて、粒子状物質(7)の堆積量を検出する粒子量検出手段(2)と、
    上記内燃機関(6)の回転数を検出する回転数検出手段(3)と、
    粒子状物質(7)の捕集を開始してからの上記内燃機関(6)の運転時間tを検出する時間検出手段(4)と、を備えており、
    該時間検出手段(4)による上記運転時間tが所定の目標運転時間t0以上となった後、上記内燃機関(6)の回転数が0rpmとなったときに、上記粒子量検出手段(2)によって粒子状物質(7)の堆積量を検出するよう構成されていることを特徴とする粒子状物質検出装置(1)。
  2. 上記粒子量検出手段(2)による粒子状物質(7)の堆積量の検出は、上記内燃機関(6)の運転時間tが所定の目標運転時間t0以上となると共に上記内燃機関(6)の回転数が0rpmとなるごとに、繰り返し行うよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の粒子状物質検出装置(1)。
  3. 上記粒子量検出手段(2)は、上記捕集部(21)に捕集された粒子状物質(7)を除去するための加熱手段(24)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粒子状物質検出装置(1)。
  4. 上記粒子量検出手段(2)によって検出された粒子状物質(7)の堆積量と、排ガスに含まれる粒子状物質(7)の総排出量との関係を示した関係データを有するコントロールユニット(51)を備えており、該コントロールユニット(51)は、上記関係データを用いて、粒子状物質(7)の堆積量から、粒子状物質(7)の総排出量を算出することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の粒子状物質検出装置(1)。
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