JP5365136B2 - 電力変換装置の駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は電力変換装置の駆動装置に関し、特に、電源変換装置として共振または擬似共振を行い共振動作開始時および共振動作時のスイッチング素子の駆動方法に適用して好適なものである。
電力変換装置としては、共振または疑似共振を行なうスイッチング電源あるいはインバータなどがある。例えばスイッチング電源の駆動装置では、共振動作または擬似共振動作を行わせながらスイッチング制御することで、スイッチング素子の損失を減らす方法がある。すなわち、共振動作では、LC共振によってスイッチング素子の電流または電圧がゼロとなる状態を間欠的に作り出し、このスイッチング素子の電流または電圧がゼロとなった時にスイッチング素子をオンおよびオフさせることで、スイッチング素子の損失をゼロとすることができる。また、擬似共振動作では、スイッチング素子の電流または電圧がゼロとなった時にスイッチング素子をオンさせることで、スイッチング素子のオン時の損失をゼロとすることができる(特許文献1)。
図10は、共振動作を実現するスイッチング電源の概略構成を示すブロック図である。
図10において、スイッチング電源には、スイッチング素子Q1、Q2が設けられ、スイッチング素子Q1、Q2は互いに直列接続されるとともに、スイッチング素子Q1には、コンデンサCとリアクトルLからなるLC直列共振回路が並列接続されている。なお、スイッチング素子Q1、Q2としては、例えば、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ:Insulated Gate Bipolar Transistor)やパワーMOSFETなどの絶縁ゲート型パワーデバイスを用いることができる。
そして、スイッチング素子Q1、Q2のゲートには、ドライバ回路5、4をそれぞれ介して駆動制御部3に接続されている。ここで、駆動制御部3には、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idまたはドレイン電圧Vdsがゼロかどうかを検知する入力検知部1が接続されるとともに、LC直列共振回路の共振動作を開始させるトリガー信号を出力するトリガー出力部2が接続されている。
そして、トリガー出力部2からトリガー信号が出力されると、スイッチング素子Q1がオンしてスイッチング電源が起動する。このとき、スイッチング素子Q2はオフのままであり、スイッチング素子Q1を介してLC直列共振回路に電流が流れることで、LC直列共振回路が共振動作を開始する。
そして、LC直列共振回路が共振動作すると、入力検知部1はスイッチング素子Q1のドレイン電流Idおよびドレイン電圧Vdsを検知し、その検知結果を駆動制御部3に出力する。そして、駆動制御部3は、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idまたはドレイン電圧Vdsがゼロとなるタイミングを検出してスイッチング素子Q1をオンおよびオフさせることで、スイッチング素子Q1の損失をゼロとしながら、スイッチング素子Q1をスイッチング制御することができる。
図11は、従来のスイッチング電源の駆動装置の概略構成の一例を示すブロック図である。
図11において、ドライバ回路111には、前段ドライバ112およびメインドライバ113が設けられている。なお、ドライバ回路111は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ112には、論理反転回路L41が設けられるとともに、メインドライバ113には、バッファL42、PチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41が設けられている。なお、PチャンネルトランジスタMP41の並列数mpは、例えば1000とすることができる。そして、PチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41は直列接続され、論理反転回路L41の出力端子はバッファL42を介してPチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41のゲートに接続されている。また、論理反転回路L41の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。
図12は、図11のスイッチング電源の駆動装置の各部の信号波形を示す図である。
図12において、共振動作開始時R1では、図10のトリガー出力部2からトリガー信号S3が出力され、トリガー信号S3がロウレベルからハイレベルに変化する(t1)。そして、トリガー出力部2からトリガー信号S3が出力されると、駆動信号S1が駆動制御部3からドライバ回路111に出力され、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化する。そして、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L41およびバッファL42を介してPチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP41がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN41がオフすることで、PチャンネルトランジスタMP41の駆動能力に応じてスイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行する(t1〜t3)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはハイレベルからロウレベルに徐々に移行するとともに(t2〜t3)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは徐々に増加する(t2〜t5)。
次に、トリガー信号S3がハイレベルからロウレベルに変化すると(t4)、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化する。そして、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L41およびバッファL42を介してPチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP41がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN41がオンすることで、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行する(t4〜t5)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはロウレベルからハイレベルに移行するとともに(t5〜t6)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは減少する(t5〜t6)。
次に、共振動作時R2では、LC直列共振回路の共振動作によってスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsがハイレベルからロウレベルに移行する(t7〜t8)。そして、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsは入力検知部1にて検知され、その検知信号が駆動制御部3に出力される。そして、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idまたはドレイン電圧Vdsがゼロとなるタイミングで、駆動信号S1が駆動制御部3からドライバ回路111に出力され、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化する(t8)。
そして、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L41およびバッファL42を介してPチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP41がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN41がオフすることで、PチャンネルトランジスタMP41の駆動能力に応じてスイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行する(t8〜t9)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行すると、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは徐々に増加する(t8〜t11)。ここで、PチャンネルトランジスタMP41の駆動能力が低く、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに移行するまでの時間が長くなると、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsがゼロでない時にスイッチングが行われ、スイッチングロスN1が増加する。
次に、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると(t10)、その電位が論理反転回路L41およびバッファL42を介してPチャンネルトランジスタMP41およびNチャンネルトランジスタMN41のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP41がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN41がオンすることで、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行する(t10〜t11)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはロウレベルからハイレベルに移行するとともに(t11)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは減少する(t11)。
図13は、従来のスイッチング電源の駆動装置の概略構成のその他の例を示すブロック図である。
図13において、ドライバ回路121には、前段ドライバ122およびメインドライバ123が設けられている。なお、ドライバ回路121は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ122には、論理反転回路L43が設けられるとともに、メインドライバ123には、バッファL44、PチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42が設けられている。なお、PチャンネルトランジスタMP42の並列数mpは、例えば4000とすることができる。そして、PチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42は直列接続され、論理反転回路L43の出力端子はバッファL44を介してPチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42のゲートに接続されている。また、論理反転回路L43の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。
図14は、図13のスイッチング電源の駆動装置の各部の信号波形を示す図である。
図14において、共振動作開始時R1では、図10のトリガー出力部2からトリガー信号S3が出力され、トリガー信号S3がロウレベルからハイレベルに変化する(t1)。そして、トリガー出力部2からトリガー信号S3が出力されると、駆動信号S1が駆動制御部3からドライバ回路121に出力され、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化する。そして、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L43およびバッファL44を介してPチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP42がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN42がオフすることで、PチャンネルトランジスタMP42の駆動能力に応じてスイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行する(t1〜t2)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはハイレベルからロウレベルに徐々に移行するとともに(t2〜t3)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは徐々に増加する(t2〜t5)。ここで、PチャンネルトランジスタMP42の駆動能力が高く、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに移行するまでの時間が短くなると、スイッチング素子Q1のドレイン電流Iのピークが大きくなり、スイッチングノイズN2が増加する。
次に、トリガー信号S3がハイレベルからロウレベルに変化すると(t4)、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化する。そして、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L43およびバッファL44を介してPチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP42がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN42がオンすることで、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行する(t4〜t5)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはロウレベルからハイレベルに移行するとともに(t5〜t6)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは減少する(t5〜t6)。
次に、共振動作時R2では、LC直列共振回路の共振動作によってスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsがハイレベルからロウレベルに移行する(t7〜t8)。そして、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsは入力検知部1にて検知され、その検知信号が駆動制御部3に出力される。そして、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idまたはドレイン電圧Vdsがゼロとなるタイミングで、駆動信号S1が駆動制御部3からドライバ回路121に出力され、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化する(t8)。
そして、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L43およびバッファL44を介してPチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP42がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN42がオフすることで、PチャンネルトランジスタMP42の駆動能力に応じてスイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行する(t8〜t9)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行すると、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは徐々に増加する(t8〜t11)。
次に、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると(t10)、その電位が論理反転回路L43およびバッファL44を介してPチャンネルトランジスタMP42およびNチャンネルトランジスタMN42のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP42がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN42がオンすることで、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行する(t10〜t11)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはロウレベルからハイレベルに移行するとともに(t11)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは減少する(t11)。
特開2002−209381号公報
しかしながら、従来のスイッチング電源の駆動装置では、図11に示すように、PチャンネルトランジスタMP41の駆動能力を低くすると、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2を小さくすることができるが、共振動作時R2におけるスイッチングロスN1が増加する。
一方、図13に示すように、PチャンネルトランジスタMP42の駆動能力を高くすると、共振動作時R2におけるスイッチングロスN1を小さくすることができるが、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2が増加する。
このため、従来のスイッチング電源の駆動装置では、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、共振動作開始時におけるスイッチングノイズおよび共振動作時におけるスイッチングロスの双方を低下させることが可能な電力変換装置の駆動装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載の電力変換装置の駆動装置によれば、電力変換装置に設けられたスイッチング素子を駆動する駆動回路と、前記電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が高くなるように、前記スイッチング素子をオンさせる時の前記駆動回路の駆動能力を制御する駆動能力制御回路とを備えることを特徴とする。
また、請求項2記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、前記メインドライバに並列接続されたサブドライバとを備え、前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前サブドライバを動作させ、前記共振動作開始時に前サブドライバの動作を停止させることを特徴とする。
また、請求項3記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記スイッチング素子をカレントミラー動作にて駆動するカレントミラー回路を備えることを特徴とする。
また、請求項4記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、前記メインドライバの出力側にコンデンサを並列接続するサブドライバとを備え、前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前記メインドライバの出力側から前記コンデンサを切り離し、前記共振動作開始時に前記メインドライバの出力側に前記コンデンサを接続することを特徴とする。
また、請求項5記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、前記メインドライバの制御入力側にコンデンサを並列接続するサブドライバとを備え、前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前記メインドライバの制御入力側から前記コンデンサを切り離し、前記共振動作開始時に前記メインドライバの制御入力側に前記コンデンサを接続することを特徴とする。
また、請求項6記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、前記メインドライバの出力側に抵抗を直列接続するサブドライバとを備え、前記駆動能力制
御回路は、前記共振動作時に前記抵抗を短絡し、前記共振動作開始時に前記抵抗の短絡を解除することを特徴とする。
また、請求項7記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、前記メインドライバの制御入力側の電圧を切り替えるサブドライバとを備え、前記駆動能力制御回路は、前記電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が前記メインドライバの制御入力側の電圧が高くなるように切り替え制御することを特徴とする。
また、請求項8記載の電力変換装置の駆動装置によれば、前記駆動回路は、前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、前記メインドライバの出力側の電圧を切り替えるサブドライバとを備え、前記駆動能力制御回路は、前記電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が前記メインドライバの出力側の電圧が高くなるように切り替え制御することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が高くなるように、スイッチング素子をオンさせる時の駆動回路の駆動能力を制御することで、共振動作開始時におけるスイッチングノイズおよび共振動作時におけるスイッチングロスの双方を低下させることができ、共振動作開始時におけるノイズの低減と共振動作時における低消費電力化の両立を図ることができる。
電力変換装置としては、共振または疑似共振を行なうスイッチング電源あるいはインバータなどがある。
以下、本発明の実施形態に係る電力変換装置の駆動装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明をスイッチング電源の駆動装置に適用した場合の第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。
図1において、ドライバ回路11には、前段ドライバ12、メインドライバ13およびサブドライバ14が設けられている。なお、ドライバ回路11は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、図10のスイッチング素子Q1を駆動するメインドライバ13およびサブドライバ14は並列接続され、メインドライバ13とサブドライバ14との接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。また、前段ドライバ12には、駆動信号S1を入力する駆動信号入力端子T1およびトリガー信号S3を入力するトリガー信号入力端子T3が接続されている。そして、前段ドライバ12は、図10のスイッチング電源の共振動作開始時よりも共振動作時の方が高くなるように、スイッチング素子Q1をオンさせる時のドライバ回路11の駆動能力を制御することができる。
そして、駆動信号S1およびトリガー信号S3が前段ドライバ12に入力されると、前段ドライバ12は、サブドライバ14の動作を停止させながらメインドライバ13を動作させることにより、スイッチング素子Q1をオンさせ、図10のスイッチング電源の共振動作を開始させる。そして、図10のスイッチング電源の共振動作が開始した状態で、駆動信号S1が前段ドライバ12に入力されると、前段ドライバ12は、メインドライバ13およびサブドライバ14の双方を動作させることにより、スイッチング素子Q1をオンさせ、図10のスイッチング電源の共振動作を継続させる。
これにより、図10のスイッチング電源の共振動作開始時よりも共振動作時の方が高くなるように、スイッチング素子Q1をオンさせる時のドライバ回路11の駆動能力を制御することができる。このため、共振動作開始時におけるスイッチングノイズおよび共振動作時におけるスイッチングロスの双方を低下させることが可能となり、共振動作開始時におけるノイズの低減と共振動作時における低消費電力化の両立を図ることができる。
図2は、本発明の第2実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図2において、ドライバ回路21には、前段ドライバ22、メインドライバ23およびサブドライバ24が設けられている。なお、ドライバ回路21は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ22には、論理反転回路L1および論理和回路L2が設けられるとともに、メインドライバ23には、バッファL3、PチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1が設けられている。また、サブドライバ24には、バッファL4およびPチャンネルトランジスタMP2が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP1の並列数mpは、例えば1000、PチャンネルトランジスタMP2の並列数mpは、例えば3000とすることができる。そして、PチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1は直列接続されるとともに、PチャンネルトランジスタMP1にはPチャンネルトランジスタMP2が並列接続されている。また、論理反転回路L1の出力端子は、バッファL3を介してPチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1のゲートに接続されている。
また、論理反転回路L1の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。また、論理和回路L2の一方の入力端子は論理反転回路L1の出力端子に接続され、論理和回路L2の他方の入力端子はトリガー信号入力端子T3に接続され、論理和回路L2の出力端子は、バッファL4を介してPチャンネルトランジスタMP2のゲートに接続されている。
図3は、図2のスイッチング電源の駆動装置の各部の信号波形を示す図である。
図3において、共振動作開始時R1では、図10のトリガー出力部2からトリガー信号S3が出力され、トリガー信号S3がロウレベルからハイレベルに変化する(t1)。そして、トリガー出力部2からトリガー信号S3が出力されると、駆動信号S1が駆動制御部3からドライバ回路21に出力され、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化する。そして、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L1およびバッファL3を介してPチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP1がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN1がオフする。
また、トリガー信号S3がロウレベルからハイレベルに変化すると、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化する。そして、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、論理和回路L2の出力端子の電位はロウレベルからハイレベルに変化し、その電位がバッファL4を介してPチャンネルトランジスタMP2のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP2がオフすることで、PチャンネルトランジスタMP1の駆動能力に応じてスイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行する(t1〜t3)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはハイレベルからロウレベルに徐々に移行するとともに(t2〜t3)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは徐々に増加する(t2〜t5)。ここで、共振動作開始時R1において、PチャンネルトランジスタMP1をオンするとともに、PチャンネルトランジスタMP2をオフすることで、ドライバ回路21の駆動能力を低くすることができる。このため、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに移行するまでの時間を長くすることができ、スイッチング素子Q1のドレイン電流Iのピークを小さくすることが可能となることから、図14のスイッチングノイズN2を低減させることができる。
次に、トリガー信号S3がハイレベルからロウレベルに変化すると(t4)、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化する。そして、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L1およびバッファL3を介してPチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP1がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN1がオンする。また、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、PチャンネルトランジスタMP2はオフしたままになることから、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行する(t4〜t5)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはロウレベルからハイレベルに移行するとともに(t5〜t6)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは減少する(t5〜t6)。
次に、共振動作時R2では、LC直列共振回路の共振動作によってスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsがハイレベルからロウレベルに移行する(t7〜t8)。そして、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsは入力検知部1にて検知され、その検知信号が駆動制御部3に出力される。そして、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idまたはドレイン電圧Vdsがゼロとなるタイミングで、駆動信号S1が駆動制御部3からドライバ回路21に出力され、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化する(t8)。そして、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、その電位が論理反転回路L1およびバッファL3を介してPチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP1がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN1がオフする。
また、駆動信号入力端子T1の電位がロウレベルからハイレベルに変化すると、論理和回路L2の出力端子の電位はハイレベルからロウレベルに変化し、その電位がバッファL4を介してPチャンネルトランジスタMP2のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP2がオンすることで、PチャンネルトランジスタMP1、MP2の駆動能力に応じてスイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行する(t8〜t9)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに徐々に移行すると、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは徐々に増加する(t8〜t11)。ここで、共振動作時R2において、PチャンネルトランジスタMP1、MP2の双方をオンすることで、ドライバ回路21の駆動能力を高くすることができる。このため、スイッチング素子駆動端子T2の電位がロウレベルからハイレベルに移行するまでの時間を短くすることができ、スイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsがゼロでない時にスイッチングが行われるのを防止することが可能となることから、図12のスイッチングロスN1を低減させることができる。
次に、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると(t10)、その電位が論理反転回路L1およびバッファL3を介してPチャンネルトランジスタMP1およびNチャンネルトランジスタMN1のゲートに伝えられ、PチャンネルトランジスタMP1がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN1がオンする。また、駆動信号入力端子T1の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、PチャンネルトランジスタMP2はオフすることから、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行する(t10〜t11)。
そして、スイッチング素子駆動端子T2の電位がハイレベルからロウレベルに移行すると、図10のスイッチング素子Q1のドレイン電圧Vdsはロウレベルからハイレベルに移行するとともに(t11)、スイッチング素子Q1のドレイン電流Idは減少する(t11)。
これにより、共振動作開始時R1にはスイッチング素子駆動端子T2の電位の立ち上がりを緩くし、共振動作時R2にはスイッチング素子駆動端子T2の電位の立ち上がりを急峻にすることができ、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となることから、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
また、共振動作時R2にPチャンネルトランジスタMP1、MP2の双方がオンさせることで、図13のドライバ回路121のレイアウト面積とほぼ同等の面積で図2のドライバ回路11を実現することができ、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図りつつ、レイアウト面積の増大を抑制することができる。
図4は、本発明の第3実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図4において、ドライバ回路31には、前段ドライバ32、メインドライバ33およびサブドライバ34が設けられている。なお、ドライバ回路31は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ32には、論理反転回路L5および論理和回路L6が設けられるとともに、メインドライバ33には、論理反転回路L7、電流源I1、I2、PチャンネルトランジスタMP5およびNチャンネルトランジスタMN2〜MN6が設けられている。また、サブドライバ34には、論理反転回路L8、PチャンネルトランジスタMP6〜MP8およびNチャンネルトランジスタMN7が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP3、MP6の並列数mpは、例えば1、PチャンネルトランジスタMP5の並列数mpは、例えば1000、PチャンネルトランジスタMP8の並列数mpは、例えば3000とすることができる。また、NチャンネルトランジスタMN2、MN4の並列数mnは、例えば1、NチャンネルトランジスタMN3、MN7の並列数mnは、例えば10、NチャンネルトランジスタMN5の並列数mnは、例えば1000とすることができる。
そして、PチャンネルトランジスタMP5およびNチャンネルトランジスタMN5は直列接続されるとともに、PチャンネルトランジスタMP5にはPチャンネルトランジスタMP8が並列接続されている。また、NチャンネルトランジスタMN2、MN3はカレントミラーを構成し、NチャンネルトランジスタMN4、MN5はカレントミラーを構成し、PチャンネルトランジスタMP3、MP5はカレントミラーを構成し、PチャンネルトランジスタMP6、MP8はカレントミラーを構成している。
そして、NチャンネルトランジスタMN2のドレインには電流源I1が接続され、NチャンネルトランジスタMN4のドレインには電流源I2が接続されている。また、NチャンネルトランジスタMN2、MN3のゲートはNチャンネルトランジスタMN2のドレインに接続され、NチャンネルトランジスタMN4、MN5のゲートはNチャンネルトランジスタMN4のドレインに接続されている。
また、PチャンネルトランジスタMP3、MP5のゲートはPチャンネルトランジスタMP4のドレインに接続され、PチャンネルトランジスタMP6、MP8のゲートはPチャンネルトランジスタMP7のドレインおよびNチャンネルトランジスタMN7のドレインに接続されている。また、NチャンネルトランジスタMN4、MN5のゲートはNチャンネルトランジスタMN6のドレインに接続されている。
また、論理反転回路L5の出力端子は、論理反転回路L7を介してPチャンネルトランジスタMP4、MP6のゲートに接続されている。また、論理反転回路L5の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP5およびNチャンネルトランジスタMN5の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。また、論理和回路L6の一方の入力端子は論理反転回路L5の出力端子に接続され、論理和回路L6の他方の入力端子はトリガー信号入力端子T3に接続され、論理和回路L6の出力端子は論理反転回路L8を介してPチャンネルトランジスタMP7のゲートに接続されている。
そして、共振動作開始時において、駆動信号S1およびトリガー信号S3が前段ドライバ32に入力されると、NチャンネルトランジスタMN2〜MN4、MN7およびPチャンネルトランジスタMP3、MP4、MP6、MP7にて電流増幅されながら、PチャンネルトランジスタMP5がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN5およびPチャンネルトランジスタMP8がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP5がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN5およびPチャンネルトランジスタMP8がオフすると、PチャンネルトランジスタMP5の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が開始する。
そして、共振動作時において、駆動信号S1が前段ドライバ32に入力されると、NチャンネルトランジスタMN2〜MN4、MN7およびPチャンネルトランジスタMP3、MP4、MP6、MP7にて電流増幅されながら、PチャンネルトランジスタMP5、MP8がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN5がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP5、MP8がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN5がオフすると、PチャンネルトランジスタMP5、MP8の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が継続する。
これにより、ドライバ回路31に入力される電流を増幅しながら、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となり、ドライバ回路31に入力される電流が小さい場合においても、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
図5は、本発明の第4実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図5において、ドライバ回路41には、前段ドライバ42、メインドライバ43およびサブドライバ44が設けられている。なお、ドライバ回路41は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ42には、論理反転回路L9が設けられるとともに、メインドライバ43には、バッファL11、PチャンネルトランジスタMP9およびNチャンネルトランジスタMN8が設けられている。また、サブドライバ44には、バッファL12、論理反転回路L31、コンデンサC1およびNチャンネルトランジスタMN9、MN31が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP9の並列数mpは、例えば4000、コンデンサC1の容量は、例えば3300pFとすることができる。
そして、PチャンネルトランジスタMP9およびNチャンネルトランジスタMN8は直列接続されるとともに、NチャンネルトランジスタMN8には、NチャンネルトランジスタMN9を介してコンデンサC1が並列接続されている。また、論理反転回路L9の出力端子は、バッファL11を介してPチャンネルトランジスタMP9およびNチャンネルトランジスタMN8のゲートに接続されている。
また、論理反転回路L9の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP9およびNチャンネルトランジスタMN8の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。また、トリガー信号入力端子T3は、バッファL12を介してNチャンネルトランジスタMN9のゲートに接続されるとともに、論理反転回路L31を介してNチャンネルトランジスタMN31のゲートに接続され、NチャンネルトランジスタMN31のドレインはNチャンネルトランジスタMN9とコンデンサC1との接続点に接続されている。
そして、共振動作開始時において、駆動信号S1が前段ドライバ42に入力されると、PチャンネルトランジスタMP9がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN8がオフする。また、トリガー信号S3がサブドライバ44に入力されると、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化し、NチャンネルトランジスタMN9がオンすることで、コンデンサC1がPチャンネルトランジスタMP9の負荷として接続される。
そして、コンデンサC1がPチャンネルトランジスタMP9の負荷として接続された状態で、PチャンネルトランジスタMP9がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN8がオフすると、PチャンネルトランジスタMP9にてコンデンサC1が駆動されながらPチャンネルトランジスタMP9の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が開始する。
そして、トリガー信号S3が入力された後、トリガー信号入力端子T3の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、NチャンネルトランジスタMN9がオフし、コンデンサC1がPチャンネルトランジスタMP9から切り離されるとともに、NチャンネルトランジスタMN31がオンし、コンデンサC1が放電される。
そして、共振動作時において、駆動信号S1が前段ドライバ42に入力されると、コンデンサC1がPチャンネルトランジスタMP9から切り離された状態で、PチャンネルトランジスタMP9がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN8がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP9がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN8がオフすると、PチャンネルトランジスタMP9の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が継続する。
これにより、図10のスイッチング電源の共振動作開始時にはドライバ回路41の負荷を重くし、図10のスイッチング電源の共振動作時にはドライバ回路41の負荷を軽くすることが可能となるとともに、サブドライバ44を外付けすることができる。このため、図13のドライバ回路121をそのまま流用しつつ、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となり、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
図6は、本発明の第5実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図6において、ドライバ回路51には、前段ドライバ52、メインドライバ53およびサブドライバ54が設けられている。なお、ドライバ回路51は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ52には、論理反転回路L13が設けられるとともに、メインドライバ53には、バッファL14、PチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10が設けられている。また、サブドライバ54には、論理反転回路L15、コンデンサC2およびPチャンネルトランジスタMP11、MP31が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP10の並列数mpは、例えば4000、コンデンサC2の容量は、例えば30pFとすることができる。そして、PチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10は直列接続されるとともに、PチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10のゲートには、PチャンネルトランジスタMP11を介してコンデンサC2が並列接続されている。また、論理反転回路L13の出力端子は、バッファL14を介してPチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10のゲートに接続されている。
また、論理反転回路L13の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。また、トリガー信号入力端子T3は、PチャンネルトランジスタMP31のゲートに接続されるとともに、論理反転回路L15を介してPチャンネルトランジスタMP11のゲートに接続され、PチャンネルトランジスタMP31のドレインはPチャンネルトランジスタMN11とコンデンサC2との接続点に接続されている。
そして、共振動作開始時において、駆動信号S1が前段ドライバ52に入力されると、PチャンネルトランジスタMP10がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN10がオフする。また、トリガー信号S3がサブドライバ54に入力されると、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化し、PチャンネルトランジスタMP11がオンすることで、コンデンサC2がPチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10のゲートに接続される。
そして、コンデンサC2がPチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10のゲートに接続された状態で、PチャンネルトランジスタMP10がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN10がオフすると、前段ドライバ52にてコンデンサC2が駆動されながらPチャンネルトランジスタMP10の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が開始する。
そして、トリガー信号S3が入力された後、トリガー信号入力端子T3の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、PチャンネルトランジスタMP11がオフし、コンデンサC2がPチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10のゲートから切り離されるとともに、PチャンネルトランジスタMP31がオンし、コンデンサC2が放電される。
そして、共振動作時において、駆動信号S1が前段ドライバ52に入力されると、コンデンサC2がPチャンネルトランジスタMP10およびNチャンネルトランジスタMN10のゲートから切り離された状態で、PチャンネルトランジスタMP10がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN10がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP10がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN10がオフすると、PチャンネルトランジスタMP10の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が継続する。
これにより、図10のスイッチング電源の共振動作開始時には前段ドライバ52の負荷を重くし、図10のスイッチング電源の共振動作時には前段ドライバ52の負荷を軽くすることが可能となり、共振動作開始時にはスイッチング素子駆動端子T2の電位の立ち上がりを緩くし、共振動作時にはスイッチング素子駆動端子T2の電位の立ち上がりを急峻にすることができる。このため、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となり、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
図7は、本発明の第6実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図7において、ドライバ回路61には、前段ドライバ62、メインドライバ63およびサブドライバ64が設けられている。なお、ドライバ回路61は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ62には、論理反転回路L16が設けられるとともに、メインドライバ63には、バッファL17、PチャンネルトランジスタMP12およびNチャンネルトランジスタMN11が設けられている。また、サブドライバ64には、論理反転回路L18、スイッチSW1および抵抗R1が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP12の並列数mpは、例えば4000、抵抗R1の値は、例えば100Ωとすることができる。
そして、PチャンネルトランジスタMP12およびNチャンネルトランジスタMN11は直列接続されている。また、論理反転回路L16の出力端子は、バッファL17を介してPチャンネルトランジスタMP12およびNチャンネルトランジスタMN11のゲートに接続されている。また、論理反転回路L16の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP12およびNチャンネルトランジスタMN11の接続点は、抵抗R1を介してスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。また、抵抗R1にはスイッチSW1が並列接続され、トリガー信号入力端子T3は、論理反転回路L18を介してスイッチSW1のオン/オフ信号入力端子に接続されている。
そして、共振動作開始時において、駆動信号S1が前段ドライバ62に入力されると、PチャンネルトランジスタMP12がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN11がオフする。また、トリガー信号S3がサブドライバ64に入力されると、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化し、スイッチSW1がオフすることで、抵抗R1がPチャンネルトランジスタMP12の負荷として接続される。
そして、抵抗R1がPチャンネルトランジスタMP12の負荷として接続された状態で、PチャンネルトランジスタMP12がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN11がオフすると、PチャンネルトランジスタMP12にて抵抗R1が駆動されながらPチャンネルトランジスタMP12の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が開始する。
そして、トリガー信号S3が入力された後、トリガー信号入力端子T3の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、スイッチSW1がオンし、抵抗R1が短絡されることで、PチャンネルトランジスタMP12の負荷として抵抗R1が接続された状態が解除される。
そして、共振動作時において、駆動信号S1が前段ドライバ62に入力されると、抵抗R1が短絡された状態で、PチャンネルトランジスタMP12がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN11がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP12がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN11がオフすると、PチャンネルトランジスタMP12の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が継続する。
これにより、図10のスイッチング電源の共振動作開始時にはドライバ回路61の負荷を重くし、図10のスイッチング電源の共振動作時にはドライバ回路61の負荷を軽くすることが可能となるとともに、共振動作開始時にPチャンネルトランジスタMP12の負荷として抵抗R1を接続することで、発振を低減することができる。このため、共振動作開始時R1における動作を安定化させつつ、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となり、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
図8は、本発明の第7実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図8において、ドライバ回路71には、前段ドライバ72、メインドライバ73およびサブドライバ74が設けられている。なお、ドライバ回路71は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ72には、論理反転回路L19が設けられるとともに、メインドライバ73には、バッファL20〜L22、PチャンネルトランジスタMP13およびNチャンネルトランジスタMN12が設けられている。また、サブドライバ74には、論理反転回路L23、コンデンサC3、ツェナーダイオードZ1、抵抗R2、PチャンネルトランジスタMP14およびNチャンネルトランジスタMN13が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP13の並列数mpは、例えば4000、コンデンサC3の容量は、例えば10pF、抵抗R2の値は、例えば10kΩとすることができる。
そして、PチャンネルトランジスタMP13およびNチャンネルトランジスタMN12は直列接続されるとともに、PチャンネルトランジスタMP13およびNチャンネルトランジスタMN12のゲートには、バッファL21、L22をそれぞれ介し、さらにバッファL20を介して論理反転回路L19の出力端子が接続されている。また、論理反転回路L19の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP13およびNチャンネルトランジスタMN12の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。
また、トリガー信号入力端子T3は、論理反転回路L23を介してPチャンネルトランジスタMP14およびNチャンネルトランジスタMN13のゲートに接続されている。また、PチャンネルトランジスタMP14のドレインはツェナーダイオードZ1を介して抵抗R2に接続され、ツェナーダイオードZ1と抵抗R2の接続点には、NチャンネルトランジスタMN13のドレインが接続されている。さらに、NチャンネルトランジスタMN13のドレインには、バッファL21の電源端子が接続されるとともに、コンデンサC3が接続されている。
そして、共振動作開始時において、駆動信号S1が前段ドライバ72に入力されると、PチャンネルトランジスタMP13がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN12がオフする。また、トリガー信号S3がサブドライバ74に入力されると、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化し、PチャンネルトランジスタMP14がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN13がオフすることで、ツェナーダイオードZ1を介して抵抗R2に電流が流れ、抵抗R2による電圧降下分だけバッファL21に供給される電源電圧が制限される。
そして、バッファL21に供給される電源電圧が制限された状態で、PチャンネルトランジスタMP13がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN12がオフすると、PチャンネルトランジスタMP13の駆動能力が制限されながらスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が開始する。
そして、トリガー信号S3が入力された後、トリガー信号入力端子T3の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、PチャンネルトランジスタMP14がオフするとともに、NチャンネルトランジスタMN13がオンし、バッファL21に供給される電源電圧の制限が解除される。
そして、共振動作時において、駆動信号S1が前段ドライバ72に入力されると、バッファL21に供給される電源電圧の制限が解除された状態で、PチャンネルトランジスタMP13がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN12がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP13がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN12がオフすると、PチャンネルトランジスタMP10の駆動能力に従ってスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が継続する。
これにより、図10のスイッチング電源の共振動作開始時にはPチャンネルトランジスタMP13の駆動能力を制限し、図10のスイッチング電源の共振動作時にはPチャンネルトランジスタMP13の駆動能力を元に戻すことが可能となるとともに、共振動作開始時のメインドライバ73のノイズを減らすことができる。このため、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となり、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
図9は、本発明の第8実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。
図9において、ドライバ回路81には、前段ドライバ82、メインドライバ83およびサブドライバ84が設けられている。なお、ドライバ回路81は、図10のドライバ回路5として用いることができる。
そして、前段ドライバ82には、論理反転回路L24が設けられるとともに、メインドライバ83には、バッファL25、PチャンネルトランジスタMP15およびNチャンネルトランジスタMN14が設けられている。また、サブドライバ84には、論理反転回路L26、電源V1、V2、抵抗R3、R4、スイッチSW2、SW3およびオペアンプOP1が設けられている。
なお、PチャンネルトランジスタMP15の並列数mpは、例えば4000、抵抗R2、R3の値は、例えば20kΩとすることができる。また、電源V1の電圧は電源V2の電圧よりも大きくすることができ、電源V1の電圧は、例えば7.5V、電源V2の電圧は、例えば5Vとすることができる。
そして、PチャンネルトランジスタMP15およびNチャンネルトランジスタMN14は直列接続されるとともに、PチャンネルトランジスタMP15およびNチャンネルトランジスタMN14のゲートには、バッファL25を介して論理反転回路L24の出力端子が接続されている。また、論理反転回路L24の入力端子は駆動信号入力端子T1に接続され、PチャンネルトランジスタMP15およびNチャンネルトランジスタMN14の接続点はスイッチング素子駆動端子T2に接続されている。
また、電源V1、V2はスイッチSW2、SW3をそれぞれ介してオペアンプOP1の反転入力端子に接続され、オペアンプOP1の出力端子はオペアンプOP1の非反転入力端子に接続されるとともに、抵抗R4に接続され、さらにPチャンネルトランジスタMP15のソースに接続されている。また、トリガー信号入力端子T3は、スイッチSW2のオフ信号入力端子に接続されるとともに、スイッチSW3のオン信号入力端子に接続され、さらに論理反転回路L26を介してスイッチSW2のオン信号入力端子に接続されるとともに、スイッチSW3のオフ信号入力端子に接続されている。
そして、共振動作開始時において、駆動信号S1が前段ドライバ82に入力されると、PチャンネルトランジスタMP15がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN14がオフする。また、トリガー信号S3がサブドライバ84に入力されると、トリガー信号入力端子T3の電位がロウレベルからハイレベルに変化し、スイッチSW2がオフするとともに、スイッチSW3がオンすることで、オペアンプOP1の非反転入力端子には電源V2からの電圧が入力される。
そして、オペアンプOP1の非反転入力端子に電源V2からの電圧が入力されると、電源V2からの電圧が2倍された後、PチャンネルトランジスタMP15のソースに印加される。そして、電源V2からの電圧の2倍の電圧がPチャンネルトランジスタMP15のソースに印加された状態で、PチャンネルトランジスタMP15がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN14がオフすると、PチャンネルトランジスタMP15の駆動能力が電源V2からの電圧にて規定されながらスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が開始する。
そして、トリガー信号S3が入力された後、トリガー信号入力端子T3の電位がハイレベルからロウレベルに変化すると、スイッチSW2がオンするとともに、スイッチSW3がオフすることで、オペアンプOP1の非反転入力端子には電源V1からの電圧が入力される。
そして、共振動作時において、駆動信号S1が前段ドライバ82に入力されると、電源V1からの電圧の2倍の電圧がPチャンネルトランジスタMP15のソースに印加された状態で、PチャンネルトランジスタMP15がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN14がオフする。そして、PチャンネルトランジスタMP15がオンするとともに、NチャンネルトランジスタMN14がオフすると、PチャンネルトランジスタMP15の駆動能力が電源V1からの電圧にて規定されながらスイッチング素子Q1がオンし、図10のスイッチング電源の共振動作が継続する。
これにより、図10のスイッチング電源の共振動作開始時にはPチャンネルトランジスタMP15の駆動能力を高い電圧にて規定し、図10のスイッチング電源の共振動作時にはPチャンネルトランジスタMP15の駆動能力を低い電圧にて規定することが可能となり、共振動作開始時にはスイッチング素子駆動端子T2の電位の立ち上がりを緩くし、共振動作時にはスイッチング素子駆動端子T2の電位の立ち上がりを急峻にすることができる。このため、共振動作開始時R1におけるスイッチングノイズN2および共振動作時R2におけるスイッチングロスN1の双方を低下させることが可能となり、共振動作開始時R1におけるノイズの低減と共振動作時R2における低消費電力化の両立を図ることができる。
なお、上記実施形態においては、本発明をスイッチング電源の駆動回路に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、インバータなどの他の電力変換装置にも本発明を適用することができる。共振動作を行なうインバータとしては、例えば放電灯の駆動回路などがある。
本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 図2のスイッチング電源の駆動装置の各部の信号波形を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第8実施形態に係るスイッチング電源の駆動装置の概略構成を示すブロック図である。 共振動作を実現するスイッチング電源の概略構成を示すブロック図である。 従来のスイッチング電源の駆動装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図11のスイッチング電源の駆動装置の各部の信号波形を示す図である。 従来のスイッチング電源の駆動装置の概略構成のその他の例を示すブロック図である。 図13のスイッチング電源の駆動装置の各部の信号波形を示す図である。
符号の説明
11、21、31、41、51、61、71、81 ドライバ回路
12、22、32、42、52、62、72、82 前段ドライバ
13、23、33、43、53、63、73、83 メインドライバ
14、24、34、44、54、64、74、84 サブドライバ
L1、L5、L7〜L9、L13、L15、L16、L18、L19、L23、L24、L26、L31 論理反転回路
L2、L6、L11、L12、L20〜L22 論理和回路
L3、L14、L17、L25 バッファ
MP1〜MP15 Pチャンネルトランジスタ
MN1〜MN14、MN31 Nチャンネルトランジスタ
I1、I2 電流源
C1〜C3 コンデンサ
R1〜R4 抵抗
SW1〜SW3 スイッチ
Z1 ツェナーダイオード
V1、V2 電源
OP1 オペアンプ

Claims (8)

  1. 電力変換装置に設けられたスイッチング素子を駆動する駆動回路と、
    前記電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が高くなるように、前記スイッチング素子をオンさせる時の前記駆動回路の駆動能力を制御する駆動能力制御回路とを備えることを特徴とする電力変換装置の駆動装置。
  2. 前記駆動回路は、
    前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、
    前記メインドライバに並列接続されたサブドライバとを備え、
    前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前サブドライバを動作させ、前記共振動作開始時に前サブドライバの動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の駆動装置。
  3. 前記駆動回路は、前記スイッチング素子をカレントミラー動作にて駆動するカレントミラー回路を備えることを特徴とする請求項1または2記載の電力変換装置の駆動装置。
  4. 前記駆動回路は、
    前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、
    前記メインドライバの出力側にコンデンサを並列接続するサブドライバとを備え、
    前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前記メインドライバの出力側から前記コンデンサを切り離し、前記共振動作開始時に前記メインドライバの出力側に前記コンデンサを接続することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の駆動装置。
  5. 前記駆動回路は、
    前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、
    前記メインドライバの制御入力側にコンデンサを並列接続するサブドライバとを備え、
    前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前記メインドライバの制御入力側から前記コンデンサを切り離し、前記共振動作開始時に前記メインドライバの制御入力側に前記コンデンサを接続することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の駆動装置。
  6. 前記駆動回路は、
    前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、
    前記メインドライバの出力側に抵抗を直列接続するサブドライバとを備え、
    前記駆動能力制御回路は、前記共振動作時に前記抵抗を短絡し、前記共振動作開始時に前記抵抗の短絡を解除することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の駆動装置。
  7. 前記駆動回路は、
    前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、
    前記メインドライバの制御入力側の電圧を切り替えるサブドライバとを備え、
    前記駆動能力制御回路は、前記電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が前記メインドライバの制御入力側の電圧が高くなるように切り替え制御することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の駆動装置。
  8. 前記駆動回路は、
    前記共振動作開始時および前記共振動作時にスイッチング素子を駆動するメインドライバと、
    前記メインドライバの出力側の電圧を切り替えるサブドライバとを備え、
    前記駆動能力制御回路は、前記電力変換装置の共振動作開始時よりも共振動作時の方が前記メインドライバの出力側の電圧が高くなるように切り替え制御することを特徴とする請求項1記載の電力変換装置の駆動装置。
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