JP5365119B2 - 電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法 - Google Patents

電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5365119B2
JP5365119B2 JP2008246415A JP2008246415A JP5365119B2 JP 5365119 B2 JP5365119 B2 JP 5365119B2 JP 2008246415 A JP2008246415 A JP 2008246415A JP 2008246415 A JP2008246415 A JP 2008246415A JP 5365119 B2 JP5365119 B2 JP 5365119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
elastic wave
waveform
sensor
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008246415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010080223A (ja
Inventor
博文 安田
徳一 峰尾
博史 宮窪
英明 堀江
博章 谷崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2008246415A priority Critical patent/JP5365119B2/ja
Publication of JP2010080223A publication Critical patent/JP2010080223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5365119B2 publication Critical patent/JP5365119B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、電池状態判定装置、該装置を搭載した車両および電池状態判定方法に関する。
電解液の分解により発生するガスを検出して、二次電池の内部状態(充電状態)を判定する方法が開示されている(特許文献1参照)。この方法では、電解液中に薄膜を配置し、発生した気泡を該薄膜に集め、はじけた気泡からの弾性波を薄膜に設置されたセンサにより検出している。
特開平7−85892号公報
しかしながら、上記方法では、過充電などの充電状態を判定できるものの、電池の劣化に関しては内部状態を判定できない。本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電池の劣化に関する内部状態を判定できる電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法を提供することを目的とする。
本発明の電池状態判定装置は、電池表面に取り付けられ、該電池内部において発生する弾性波を検出するセンサと、電池内部から発生しうる弾性波の波形を予め記憶している記憶部を有する。そして、センサによって検出した弾性波を、記憶部に記憶されている波形と比較することによって、電池の内部状態を判定する判定部を有する。その判定部は、電池の充放電サイクルの回数を計測し、該回数が所定回数以下の場合、センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致しない場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定する。充放電サイクルの回数が所定回数よりも多い場合、センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致する場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定する
また、本発明の電池状態判定方法は、電池表面に取り付けられたセンサから、該電池内部において発生する弾性波を検出する検出工程を有する。さらに、センサによって検出した弾性波の波形を、記憶部に予め記憶されている発生可能性のある弾性波の波形と比較する比較工程と、比較結果に基づいて、電池の内部状態を判定する判定工程と、を有する。その判定工程では、電池の充放電サイクルの回数を計測し、該回数が所定回数以下の場合、前記センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致しない場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定する。充放電サイクルの回数が前記所定回数よりも多い場合、センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致する場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定する
電池内で発生した弾性波の波形を、予め記憶している弾性波の波形と比較することによって、電池内部で発生している電池の劣化状態を把握あるいは推測できる。(また、センサは電池表面に取り付けるだけなので、電池内部に細工をする必要がなく、簡易な構成で、電池の内部状態を検出できる。)
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は電池状態判定装置の概略構成を示す図、図2は双極型二次電池の断面図、図3は弾性波の波形パターンを示す図である。
(第1実施形態)
電池状態判定装置10は、電池20が充放電される際にその内部で起こる劣化現象を判定する装置である。本実施形態では、判定対象の電池20として、二次電池の初期充電サイクル時に電池内部で生じる現象を判定する。初期充電時の現象を判定するため、電池状態判定装置10および電池20には、電池20を充放電する充放電装置30が接続されている。
電池状態判定装置10は、弾性波測定部(AE測定装置)12と、記憶部14と、判定部16とを有する。弾性波測定部12は、さらに、電池20に取り付けられるセンサ122と、該センサ122が接続された弾性波測定器124とを有する。
センサ122は、電池表面に取り付けられ、該電池内部において発生する弾性波を検出する。本実施形態では、2つのセンサ122が、電池20の上表面の対角線上に取り付けられている。ここで、図2を参照して、センサ122の取り付け位置および電池の構成について説明する。
本実施形態では、電池20は、双極型二次電池である。電池20は、集電体21の一方の面に正極活物質層22が形成され他方の面に負極活物質層23が形成されてなる双極型電極が、電解質層24を挟んで積層された電池要素を含む。隣接する正極活物質層22、電解質層24、および負極活物質層23を含んで構成される単電池層25の周囲を取り囲むように絶縁性部材(シール部材)26が配置されている。電池要素は、最外層の集電体21が引き出されるように、2枚のラミネートシート27の間に密閉されている。
センサ122は、絶縁性部材26が配置されている位置に対応する位置に取り付けられる。換言すると、センサ122は、ラミネートシート上であって、最外層の絶縁性部材26から最も近い位置に取り付けられている。充放電時に電池20内で発生した弾性波は、集電体21および絶縁性部材26を伝搬する。したがって、絶縁性部材26から近い位置に取り付けられたセンサ122は、伝搬してきた弾性波を感度よく検出できる。
弾性波測定器124は、センサ122によって検出された弾性波を、たとえば、アンプを用いて増幅しフーリエ変換して成分波に分ける。これによって、電池20内部で発生している弾性波の突発波形を把握できる。弾性波測定器124は、変換した弾性波のデータを判定部16に送信する。なお、弾性波測定器124の機能は、判定部16に統合しても良い。
記憶部14は、電池20の内部から発生する弾性波の波形を予め記憶している。たとえば、図3の(A)〜(C)に示すような波形を予め記憶している。この波形は、事前に双極型二次電池を測定することによって得たものであり、電池20の状態を判定するときの基準となる。記憶部14は、記憶している弾性波の波形毎に、該弾性波が発生したときの電池の内部状態を対応付けて記憶している。たとえば、電池の充放電サイクルにおいては、電池20に合金材料が用いられた場合微粉化されるという現象が確認されている。この微粉化現象は、電池20内部の劣化現象(状態)として、これに起因する弾性波の波形と対応づけて、記憶部14に記憶されている。他の電池内部の劣化現象としては、正極活物質層22および負極活物質層23に含まれるバインダの剥離、脱離がある。電池20は、充放電されるたびに、膨張、圧縮を繰り返す。このときに、バインダが剥離、脱離される。この剥離等の現象も、これに起因して生じる弾性波の波形と対応づけて、記憶部14に記憶されている。
判定部16は、たとえば、コンピュータ等の情報処理装置である。判定部16は、充放電装置30を制御して、電池20の充放電を制御する。判定部16は、充放電サイクルで生じた弾性波の検出結果を弾性波測定部12から得る。判定部16は、センサ122によって検出した弾性波を、記憶部14に記憶されている波形と比較することによって、電池の内部状態を判定する。この判定部16の判定工程については、図4を参照しつつ、詳細に説明する。
図4は、電池状態判定の手順を示すフローチャートである。なお、図4に示される工程は、特に主体を明示していない場合には、判定部16によって実行される。
判定部16は、センサ122によって、何らかのイベント(振動)が検出されたかどうかを判断する(ステップS1)。イベントが検出されていない場合(ステップS1:NO)、判定部16は、イベント検出まで待機する。
イベントが検出された場合(ステップS1:YES)、判定部16は、検出されたイベントがノイズレベルを超えるかどうかを判断する(ステップS2)。この判断は、設定された基準レベルを超えるかどうかによって、判定部16または弾性波測定器124のいずれかで実行される。ノイズレベルを超えない場合(ステップS2:NO)、ステップS1の処理に戻る。
ノイズレベルを超える場合(ステップS2:YES)、判定部16は、検出したイベントの減衰速度が所定値以下かどうか判断する(ステップS3)。この判断は、判定部16または弾性波測定器124のいずれかで実行される。減衰速度が所定値以下でない場合(ステップS3:NO)、ステップS1の処理に戻る。これにより、ノイズレベルを超えるイベントだとしても、持続時間が短ければ、ノイズと判断される。
減衰速度が所定値以下である場合(ステップS3:YES)、検出されたイベントは、弾性波と認められ、高速フーリエ変換(FFT)処理により、周波数解析される。続けて、判定部16は、FFT処理された弾性波の波形が、記憶部14に記憶されているいずれかの波形と一致するかどうか判断する(ステップS5)。
一致しない場合(ステップS5:NO)、判定部16は、電池の内部状態が劣化状態と判定する(ステップS6)。予め記憶部14には、電池内部で発生しうる弾性波の波形が複数記憶されているので、記憶された波形に該当しない場合には、事前に確認されていない現象が電池内部で生じていることがわかる。
FFT処理された弾性波の波形が、記憶部14に記憶されているいずれかの波形と一致する場合(ステップS5:YES)、判定部16は、検出した弾性波の周波数が100kHz以下かどうか判断する(ステップS7)。
100kHz以下である場合(ステップS7:YES)、判定部16は、FFT処理された弾性波の波形を、記憶部14に記憶されている弾性波の波形のうち、低周波のものと比較する(ステップS8)。100kHz以下の弾性波が検出された場合、電池20内部で生じている現象は、電解質(電解液)での現象、すなわち、気泡の発生である。したがって、電池内部状態が、100kHz以下の弾性波の発生の原因となる低周波特性現象として、気泡の発生が特定される。
100kHzより大きい場合(ステップS7:NO)、判定部16は、FFT処理された弾性波の波形を、記憶部14に記憶されている弾性波の波形のうち、図3に示されるような高周波のものと比較する(ステップS9)。判定部16は、一致する波形に対応する電池内部の現象を記憶部14から呼び出し、今回の弾性波の原因となる現象として特定する。特定結果は、記憶部14に記憶され、判定部16に設けられた表示ディスプレイに表示されてもよい。
上記ステップS1〜9の処理は、電池状態判定装置10が停止されるまで、繰り返し実行される。
以上のように、第1実施形態では、電池20内で発生した弾性波の波形を、予め記憶している弾性波の波形と比較することによって、電池内部で発生している現象を把握あるいは推測できる。また、センサ122は電池表面に取り付けるだけなので、電池20内部に細工をする必要がなく、簡易な構成で、電池の内部状態を検出できる。
また、電池20内で発生した弾性波の波形を、予め記憶している弾性波の波形と比較するので、一致しない場合に、電池20内部で事前に確認されていない現象が生じていると容易に判断できる。すなわち、電池の劣化状態を容易に確認できる。
弾性波の波形に基づいて電池20の内部状態を判別できるので、電池20の内部状態を簡単に把握できる。
センサ122が2個設けられているので、ノイズ判断のチェック機能を付加できる。すなわち、一方のセンサ122だけで検出されていたとしても、他方のセンサ122で検出されていないような場合には、ノイズと判定できる。また、一方のセンサ122が故障しても、他方で弾性波を検出でき、装置の機能の保証を向上できる。
双極型電池中の絶縁性部材が配置される位置に対応する電池表面にセンサ122が取り付けられるので、絶縁性部材を伝搬した弾性波の振動を適切に検出できる。
(変形例)
なお、上記第1実施形態では、センサ122を、電池20の表面の対角線上に2つ配置しているが、これに限定されない。たとえば、図5に示すように、センサ122を複数個配置してもよい。
図5は、センサの配置例を示す図である。
図5(A)では、センサ122を3個配置している。センサ122を3個以上配置することによって、電池20内で発生した弾性波の発生場所を2次元的に特定できる。ここで、判定部16は、事前に弾性波の速度を求めて把握しておけば、各センサ122に到達する時間の相違により3次元的に弾性波の発生位置を確認することもできる。
図5(B)のように、電池20の四隅にセンサ122を配置すれば、より正確に、弾性波の発生位置を特定できる。
また、上記第1実施形態では、電池20として双極型二次電池を判定対象とする場合について説明したが、これに限定されない。電池20として、図6に示す構造を有する積層型電池を用いてもよい。
図6は、積層型電池にセンサを取り付けた様子を示す図である。
積層型電池40は、正極集電体41の両面に正極活物質層42が形成されてなる正極と、負極集電体43の両面に負極活物質層44が形成されてなる負極とが、電解質層45を介して積層された電池要素を有する。電池要素は、2枚のラミネートシート48の間に密閉され、正極集電体41同士および負極集電体43同士が束ねられ引き出されている。
センサ122は、ラミネートシート48の表面に取り付けられている。ラミネートシート48内は電解液が充填され、減圧されている。積層型電池40がリジッドに構成されているので、センサ122は、積層型電池40内部で発生した弾性波を感度よく検出できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、1つの電池20に、電池状態判定装置10を取り付ける例について説明している。しかし、複数個の電池20を接続してなる組電池に、電池状態判定装置10を適用することもできる。
図7は、組電池に電池状態判定装置を適用した様子を示す図である。電池状態判定装置10の基本的構成については、第1実施形態と同様なので、組電池50に取り付けられるセンサ122のみ図示している。
組電池50は、上記のような双極型二次電池や積層型電池40の単位電池20が直列または並列接続され、あるいは直列および並列接続されてなる。図示の組電池50では、複数の単位電池20がケース51に収納されて、さらに該ケース51が複数個接続されている。
該ケースから突出する電極(正極、負極)52、53は、導電バー54によって接続されている。また、組電池50の側面には、固定部材55が設けられている。固定部材55は、ケース51同士をリジッドに接続する。
センサ122は、固定部材55に取り付けられている。これにより、組電池においても、弾性波を検出して、組電池50の内部状態を判定できる。しかも、固定部材55にセンサが取り付けられるので、固定部材55を伝搬してきた弾性波の振動を検出できる。
なお、ケース51同士を固定する固定部材として、板状部材の例を説明しているが、これに限定されない。超音波溶接、熱溶接、レーザー溶接、リベット、かしめ、電子ビームなどいかなる固定手段によって、ケース51同士が接続されてもよい。この場合、接続箇所付近にセンサ122が取り付けられる。また、ケース51に収納せずに、単位電池20同士を固定部材により接続して、該固定部材にセンサ122を取り付けてもよい。
図中では、2個のセンサ122を取り付けている様子を示しているが、これに限定されない。3個以上取り付けることによって、組電池50のどのケース51、さらには、ケース51中のどの単位電池20からの弾性波かを特定できる。組電池50中のより詳細な内部状態を判定できる。
(第3の実施の形態)
第1実施形態では、主に、電池20の初期充放電サイクルにおける電池の内部状態の判定を行っている。しかし、初期充放電サイクルだけに限定せずに、その後の充放電サイクルの電池の内部状態の判定にも、電池状態判定装置10は適用できる。
第3実施形態では、車両に電池状態判定装置10および組電池50を適用した例について説明する。
図8は電池状態判定装置を搭載した車両を示す図、図9は電池状態判定装置の動作の流れを示すフローチャートである。
車両60には、第2実施形態の組電池50が駆動用電源として搭載されている。組電池50は、電池状態判定装置10に接続されている。電池状態判定装置10は、図1とほぼ同様の機能を有している。ただし、構成としては、判定部16および弾性波測定器124が、車両の動作を制御するECUとして統合されることができる。記憶部14も、ECUの付属構成として設けられることができる。
電池状態判定装置10の作用について、図9を参照しつつ説明する。なお、図9に示すフローチャートにおいて、図4に示すフローチャートと同様の工程については、同じ工程番号を付している。
まず、第1実施形態と同様に、判定部16は、ステップS1〜4を経て、ノイズでないイベント(弾性波)を検出し、高速フーリエ変換する。続けて、判定部16は、今回の充放電サイクルが、初期充放電サイクルかどうか判断する(ステップS10)。判定部16は、今回の充放電サイクルが何サイクル目かを計数しており、たとえば、10回目を閾値として、10回以下の場合に、初期充放電サイクルと判定する。初期充放電サイクルかどうかを判定する閾値は、10回に限定されず、任意に設定できる。
初期充放電サイクルである場合(ステップS10:YES)、判定部16は、ステップS5〜9の処理を実行する。この処理は、第1実施形態と同様であり、初期充放電サイクルにおける組電池50内の状態を判定するためのものである。
初期充放電サイクルでない場合(ステップS10:NO)、判定部16は、検出された弾性波の波形がすでに3回以上発生しているか判断する(ステップS11)。同波形が3回以上発生していることを確認することによって、組電池50内で特定現象が発生していると予想できる。特定現象が発生しているかどうかを判定する閾値は、3回に限定されず、任意に設定できる。
同波形が3回以上発生していない場合(ステップS11:NO)、特定現象が発生しているとは、まだ推定できないので、ステップS1の処理に戻る。同波形が3回以上発生している場合(ステップS11::YES)、判定部16は、該波形が記憶部14に記憶されているいずれかの波形と一致するかどうか判断する(ステップS5)。一致する場合(ステップS12:YES)、判定部16は、組電池50内で劣化状態が発生していると判断する(ステップS13)。記憶部14に記憶されている波形は、初期充放電サイクルで発生することが確認されている弾性波の波形である。したがって、初期充放電サイクルで終了しているべき波形がここで発生しているということは、組電池50内で劣化状態が発生していることになるからである。
一方、検出された弾性波の波形が、記憶部14の波形と一致しない場合(ステップS12:NO)、判定部16は、組電池50が正常と判断する(ステップS14)。特定波形は発生しているものの初期充放電サイクルで発生すべきものではないからである。
以上のように、第3実施形態では、初期充放電サイクルかを判定するので、記憶部14に記憶されており初期充放電サイクルで発生すべき波形が通常の充放電サイクルで発生している場合に、電池の内部が劣化状態であると判断できる。また、初期充放電サイクルと判定した場合には、第1実施形態と同様の効果が得られる。
特に、電池状態判定装置10を車両に搭載しているので、車両が駆動しているときの駆動電池の内部状態を判定できる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、上記第1〜第3実施形態の処理に加えて、イベントの発生回数に従って、電池状態判定装置10が電池性能低下判断をさらに行う態様について説明する。
図10は電池状態判定装置10の作用の流れを示すフローチャート、図11は充電容量およびイベントの発生回数と時間との関係を示す図、図12は1回目の充放電サイクルにおける充電容量と総イベント数との関係を示す図である。
まず、判定部16は、図4のフローチャートのステップS1〜3と同様の処理によって、ノイズでない弾性波の発生を検出する(ステップS1〜3)。そして、判定部16は、イベントが検出されるたびに、イベント発生回数をインクリメントする(ステップS20)。
続けて、判定部16は、電池20あるいは組電池50の1つの充放電サイクルが終了したかどうか判断する(ステップS21)。1つの充放電サイクルが終了していない場合(ステップS21:NO)、ステップS1の処理に戻る。
1つの充放電サイクルが終了した場合(ステップS21:YES)、判定部16は、この充放電サイクルの間に発生したイベントの合計数が、所定の閾値を超えるか判断する(ステップS22)。ここで、閾値は、通常発生するイベントの回数に基づいて設定される。通常発生するイベントの回数は、たとえば、図11に示す通りである。図11の下側のグラフを参照すると、3回の充放電サイクル(上側のグラフ)の間で、1回目の充放電サイクルの間に大部分のイベントが発生しているのがわかる。ここで、たとえば、1回目の充放電サイクルで1000回のイベントが発生しているとする。この場合、閾値は、1000回よりも多く、5000回や1万回に設定される。
合計イベント発生回数が所定の閾値を超える場合(ステップS22:YES)、電池性能低下と判断される(ステップS23)。たとえば、図12に示すように、1回目の充放電サイクルにおいて、電池の充電容量とイベント発生回数とは比例関係を有する電極材料があることが分かっている。つまり、弾性波の発生というイベントにより、充電時の電池内部の変化が確認できることがわかっている。したがって、多くイベントが発生して、閾値を超えるということは、通常では起こらない変化が電池内部で発生していると推測できる。
所定の閾値を超えない場合(ステップS22:NO)、判定部16は、電池が正常と判断する(ステップS24)。
以上のように、第4実施形態では、弾性波の発生回数、すなわち、イベント発生回数が異常に多い場合に、電池性能低下と判定できる。
第4実施形態では、閾値を、1つだけ設定しているが、これに限定されない。1回目の充放電サイクルでは図11に示すように、多くのイベントが発生するのがわかっているので、大きな値を閾値とし、2回目以降の充放電サイクルではそれよりも小さい値、たとえば、1000回を閾値としてもよい。
なお、図10に示す手順は、単独で説明されてきたが、第1実施形態および第3実施形態のフローチャートの手順に組み込まれて並列に実施されることもできる。
(電池材料)
本発明の電池における、集電体21、正極活物質層22、42、負極活物質層23、44、電解質層24、45、単電池層25、46、絶縁性部材26、47、ラミネートシート(電池外装材)27、48、正極集電体41、負極集電体43などの材料は、公知の材料を用いればよく、特に限定されるものではない。参考までに、以下、本発明のラミネート電池がリチウムイオン二次電池である場合について簡単に記述する。
[集電体]
集電体には、たとえば、金属や導電性高分子が採用されうる。具体的には、たとえば、アルミニウム、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、チタン、銅などの金属材料が挙げられる。これらのほか、ニッケルとアルミニウムとのクラッド材、銅とアルミニウムとのクラッド材、あるいはこれらの金属の組み合わせのめっき材などが好ましく用いられうる。また、金属表面にアルミニウムが被覆されてなる箔であってもよい。なかでも、電子伝導性、電池作動電位という観点からは、アルミニウム、銅が好ましい。
[正極活物質層および負極活物質層]
正極活物質層および負極活物質層は活物質を含み、必要に応じてその他の添加剤をさらに含む。
正極活物質層は、正極活物質を含む。正極活物質としては、たとえば、LiMn、LiCoO、LiNiO、Li(Ni−Co−Mn)Oおよびこれらの遷移金属の一部が他の元素により置換されたもの等のリチウム−遷移金属複合酸化物、リチウム−遷移金属リン酸化合物、リチウム−遷移金属硫酸化合物などが挙げられる。場合によっては、2種以上の正極活物質が併用されてもよい。好ましくは、リチウム−遷移金属複合酸化物が、正極活物質として用いられる。なお、上記以外の正極活物質が用いられてもよいことは勿論である。
負極活物質層は、負極活物質を含む。負極活物質としては、たとえば、グラファイト、ソフトカーボン、ハードカーボン等の炭素材料、リチウム−遷移金属複合酸化物(たとえば、LiTi12)、金属材料、リチウム−金属合金材料などが挙げられる。場合によっては、2種以上の負極活物質が併用されてもよい。好ましくは、炭素材料またはリチウム−遷移金属複合酸化物が、負極活物質として用いられる。なお、上記以外の負極活物質が用いられてもよいことは勿論である。
各活物質層に含まれるそれぞれの活物質の平均粒子径は特に制限されないが、高出力化の観点からは、好ましくは1〜20μmであり、より好ましくは1〜5μmである。ただし、この範囲を外れる形態が採用されても、勿論よい。なお、本明細書中において、「粒子径」とは、活物質粒子の輪郭線上の任意の2点間の距離のうち、最大の距離Lを意味する。「平均粒子径」の値としては、走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)などの観察手段を用い、数〜数十視野中に観察される粒子の粒子径の平均値として算出される値を採用するものとする。
正極活物質層および負極活物質層に含まれうる添加剤としては、たとえば、バインダ、導電助剤、電解質塩(リチウム塩)、イオン伝導性ポリマー等が挙げられる。
バインダとしては、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、合成ゴム系バインダ等が挙げられる。
導電助剤とは、正極活物質層12または負極活物質層15の導電性を向上させるために配合される添加物をいう。導電助剤としては、アセチレンブラック等のカーボンブラック、グラファイト、気相成長炭素繊維などの炭素材料が挙げられる。活物質層が導電助剤を含むと、活物質層の内部における電子ネットワークが効果的に形成され、電池の出力特性の向上に寄与しうる。
電解質塩(リチウム塩)としては、Li(CSON)、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiCFSO等が挙げられる。
イオン伝導性ポリマーとしては、たとえば、ポリエチレンオキシド(PEO)系およびポリプロピレンオキシド(PPO)系のポリマーが挙げられる。
正極活物質層および負極活物質層中に含まれる成分の配合比は、特に限定されない。配合比は、非水溶媒二次電池についての公知の知見を適宜参照することにより、調整されうる。
各活物質層の厚さについても特に制限はなく、電池についての従来公知の知見が適宜参照されうる。一例を挙げると、各活物質層の厚さは、2〜100μm程度である。
[電解質層]
電解質層を構成する電解質としては、液体電解質またはポリマー電解質が用いられうる。
液体電解質は、可塑剤である有機溶媒に支持塩であるリチウム塩が溶解した形態を有する。可塑剤として用いられうる有機溶媒としては、たとえば、エチレンカーボネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)等のカーボネート類が例示される。また、支持塩(リチウム塩)としては、LiBETI等の電極の活物質層に添加されうる化合物が同様に採用されうる。
一方、ポリマー電解質は、電解液を含むゲル電解質と、電解液を含まない真性ポリマー電解質に分類される。
ゲル電解質は、イオン伝導性ポリマーからなるマトリックスポリマーに、上記の液体電解質が注入されてなる構成を有する。マトリックスポリマーとして用いられるイオン伝導性ポリマーとしては、たとえば、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド(PPO)、およびこれらの共重合体等が挙げられる。かようなポリアルキレンオキシド系ポリマーには、リチウム塩などの電解質塩がよく溶解しうる。
なお、電解質層が液体電解質やゲル電解質から構成される場合には、電解質層にセパレータを用いてもよい。セパレータの具体的な形態としては、たとえば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンからなる微多孔膜が挙げられる。
真性ポリマー電解質は、上記のマトリックスポリマーに支持塩(リチウム塩)が溶解してなる構成を有し、可塑剤である有機溶媒を含まない。したがって、電解質層が真性ポリマー電解質から構成される場合には電池からの液漏れの心配がなく、電池の信頼性が向上しうる。
ゲル電解質や真性ポリマー電解質のマトリックスポリマーは、架橋構造を形成することによって、優れた機械的強度を発現しうる。架橋構造を形成させるには、適当な重合開始剤を用いて、高分子電解質形成用の重合性ポリマー(たとえば、PEOやPPO)に対して熱重合、紫外線重合、放射線重合、電子線重合等の重合処理を施せばよい。
[電池外装材]
電池外装材としては、公知の金属缶ケースを用いることができほか、発電要素(電池要素)を覆うことができる、アルミニウムを含むラミネートフィルムを用いた袋状のケースが用いられうる。該ラミネートフィルムには、たとえば、PP、アルミニウム、ナイロンをこの順に積層してなる3層構造のラミネートフィルム等を用いることができるが、これらに何ら制限されるものではない。本発明では、高出力化や冷却性能に優れ、EV、HEV用の大型機器用電池に好適に利用することができるラミネートフィルムが望ましい。
電池状態判定装置の概略構成を示す図である。 双極型二次電池の断面図である。 弾性波の波形パターンを示す図である。 電池状態判定の手順を示すフローチャートである。 センサの配置例を示す図である。 積層型電池にセンサを取り付けた様子を示す図である。 組電池に電池状態判定装置を適用した様子を示す図である。 電池状態判定装置を搭載した車両を示す図である。 電池状態判定装置の動作の流れを示すフローチャートである。 電池状態判定装置10の作用の流れを示すフローチャートである。 充電容量およびイベントの発生回数と時間との関係を示す図である。 1回目の充放電サイクルにおける充電容量と総イベント数との関係を示す図である。
符号の説明
10 電池状態判定装置、
12 弾性波測定部、
14 記憶部、
16 判定部、
20 電池、
21 集電体、
22、42 正極活物質層、
23、44 負極活物質層、
24、45 電解質層、
25、46 単電池層、
26 絶縁性部材、
27、48 ラミネートシート、
30 充放電装置、
40 積層型電池、
41 正極集電体、
43 負極集電体、
50 組電池、
51 ケース、
52、53 電極、
54 導電バー、
55 固定部材、
60 車両、
122 センサ、
124 弾性波測定器。

Claims (9)

  1. 電池表面に取り付けられ、該電池内部において発生する弾性波を検出するセンサと、
    電池内部から発生しうる弾性波の波形を予め記憶している記憶部と、
    前記センサによって検出した弾性波を、前記記憶部に記憶されている波形と比較することによって、電池の内部状態を判定する判定部と、を有し、
    前記判定部は、
    前記電池の充放電サイクルの回数を計測し、
    該回数が所定回数以下の場合、前記センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして前記記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致しない場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定し、
    前記充放電サイクルの回数が前記所定回数よりも多い場合、前記センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして前記記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致する場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定する電池状態判定装置。
  2. 前記記憶部は、弾性波の波形ごとに、該弾性波が発生したときの電池の内部状態を対応付けて記憶しており、
    前記判定部は、前記センサによって検出した弾性波の波形が、前記記憶部に記憶されている波形と一致する場合、一致する波形に対応する内部状態を現在の前記電池の内部状態と判定する請求項に記載の電池状態判定装置。
  3. 前記センサは、少なくとも2個取り付けられている請求項1または2に記載の電池状態判定装置。
  4. 前記判定部は、前記弾性波の発生回数を計数し、該発生回数が閾値以上の場合に、電池性能の低下と判定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池状態判定装置。
  5. 前記電池は、集電体の一方の面に正極活物質層が形成され他方の面に負極活物質層が形成されてなる双極型電極が、電解質層を挟んで積層され、隣接する前記正極活物質層、前記電解質層、および前記負極活物質層を含んで構成される単電池層の周囲を取り囲むように絶縁性部材が配置されてなる双極型電池であって、
    前記センサは、前記絶縁性部材が配置される位置に対応する前記電池表面に取り付けられる請求項1〜のいずれか一項に記載の電池状態判定装置。
  6. 前記電池は、複数の独立した単電池を積層して直列または並列接続してなる組電池であり、
    前記センサは、前記複数の単電池同士を固定する固定部材に取り付けられる請求項1〜のいずれか一項に記載の電池状態判定装置。
  7. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電池状態判定装置を搭載してなる車両。
  8. 電池表面に取り付けられたセンサから、該電池内部において発生する弾性波を検出する検出工程と、
    前記センサによって検出した弾性波の波形を、記憶部に予め記憶されている発生可能性のある弾性波の波形と比較する比較工程と、
    比較結果に基づいて、電池の内部状態を判定する判定工程と、を有し、
    前記判定工程では、
    前記電池の充放電サイクルの回数を計測し、
    該回数が所定回数以下の場合、前記センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして前記記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致しない場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定し、
    前記充放電サイクルの回数が前記所定回数よりも多い場合、前記センサによって検出した弾性波が、初期充放電サイクルとして前記記憶部に記憶されている波形と一致するか否かを判断し、一致する場合に、電池の内部状態が劣化状態であると判定する電池状態判定方法。
  9. 前記記憶部は、弾性波の波形ごとに、該弾性波が発生したときの電池の内部状態を対応付けて記憶しており、
    前記判定工程では、前記センサによって検出した弾性波の波形が、前記記憶部に記憶されている波形と一致する場合、一致する波形に対応する内部状態を現在の前記電池の内部状態と判定する請求項に記載の電池状態判定方法。
JP2008246415A 2008-09-25 2008-09-25 電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法 Expired - Fee Related JP5365119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246415A JP5365119B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008246415A JP5365119B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010080223A JP2010080223A (ja) 2010-04-08
JP5365119B2 true JP5365119B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=42210427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008246415A Expired - Fee Related JP5365119B2 (ja) 2008-09-25 2008-09-25 電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5365119B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001471A1 (ja) * 2009-07-02 2011-01-06 トヨタ自動車株式会社 電池の内部状態検出装置、及び方法
JP5517997B2 (ja) 2011-06-06 2014-06-11 株式会社日立製作所 リチウムイオン二次電池の検査装置,検査方法及び二次電池モジュール
FR2980850B1 (fr) * 2011-09-30 2014-05-16 IFP Energies Nouvelles Procede et systeme de diagnotic de l'etat interne d'une batterie par emission acoustique.
JP2015047917A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 三菱自動車工業株式会社 電池の判定装置
FR3011336B1 (fr) * 2013-09-30 2017-06-09 Commissariat Energie Atomique Procede de surveillance d'une batterie li-ion et dispositif de surveillance pour sa mise en oeuvre

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH076795A (ja) * 1993-06-21 1995-01-10 Nissan Motor Co Ltd 電池内部状態検出装置
JP2002008631A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 内部短絡検出装置、内部エネルギ吸収装置及び二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010080223A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101052163B1 (ko) 전지 구조체, 조전지 및 이들을 탑재한 차량
KR100876726B1 (ko) 비수성 전해질 리튬 이온 배터리를 위한 양극 재료 그리고이것을 사용하는 배터리
US10700376B2 (en) Methods for fast-charging and detecting lithium plating in lithium ion batteries
JP4111043B2 (ja) バイポーラ二次電池
JP5916401B2 (ja) 非水電解質二次電池、その製造方法、及びその非水電解質二次電池を備える車両
KR101812420B1 (ko) 리튬 이온 이차 전지의 성능 열화 회복 방법
JP2006173095A (ja) 電池構造体
JP2010287408A (ja) 角形電池及びこれを用いた組電池
JP6961103B2 (ja) 電池及び電池パック
JP2005063775A (ja) バイポーラ電池、組電池、複合組電池、および組電池または複合組電池を用いた車両
JP5365119B2 (ja) 電池状態判定装置、車両および電池状態判定方法
KR101776519B1 (ko) 재이용 가능한 비수 전해액 2차 전지의 선별 방법
JP6862919B2 (ja) 角形リチウムイオン二次電池
JPWO2012026295A1 (ja) 電池制御装置
US10132872B2 (en) Method for sorting reusable nonaqueous electrolyte secondary battery
JP2006107963A (ja) バイポーラ電池
JP2005216631A (ja) 組電池
JP6005363B2 (ja) リチウムイオン二次電池の製造方法
JP2005340089A (ja) バイポーラ電池、組電池、およびこれらを搭載した車両
WO2021033706A1 (ja) リチウムイオン電池モジュール及び電池パック
JP2013089311A (ja) ラミネート型リチウムイオン電池の制御装置
JP4586357B2 (ja) リチウムイオン電池
JP2019114411A (ja) 電池パック及び組電池
JP2009176511A (ja) リチウムイオン二次電池の充放電方法
US11646466B2 (en) Non-aqueous electrolytic liquid secondary battery

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130813

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees