JP5364217B2 - 永久磁石を利用した駆動機構 - Google Patents

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Description

この発明は、永久磁石を利用した駆動機構に関する。
従来から永久磁石を利用した駆動機構に関しては種々の提案がされていた(例えば、特許文献1、2、3、4、5)。
しかし、実用に供し得る、永久磁石を利用した駆動機構に関する提案はなかった。
特開平5−111269号公報 特開平7−222429号公報 特開平8−126297号公報 特開2001−309640号公報 特開2007−259684号公報
この発明は、永久磁石を利用した駆動機構であって、実用に供し得るものを提案することを目的にしている。
請求項1記載の発明は、
平坦な表面1aに磁石の一方の磁極(N)、背面1bに他方の磁極(S)を備えていて、前記二つの磁極(N、S)と直交する方向に一方の側から当該一方の側に対向する他方の側に向かって伸びる板状磁石1と、
前記板状磁石1の表面1aの側で、前記板状磁石1の表面1aに直交する平面上に、前記板状磁石1と所定の間隔をあけて配置される第一の環状磁石体50と
で構成される駆動機構であって、
前記第一の環状磁石体50は、前記板状磁石1の前記一方の側の端部1dと前記他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置に円周の中心7を有する円周上に、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する複数個の第二の小型棒状磁石9a、〜、9kが、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石9aの前記板状磁石1の一方の側に対応する一方の側の端部91に対向する他方の側の端部から隣接する他の第二の小型棒状磁石9bの方向に向かう隣接する第二の小型棒状磁石9a、〜、9k同士の間に所定の間隔L3を空けて配置されて構成されており、
前記複数個の第二の小型棒状磁石9a、〜、9kは、それぞれ、一方の側の端部と当該一方の側に対向する他方の側の端部にそれぞれ異なる磁極(N、S)を備えており、
前記複数個の第二の小型棒状磁石9a、〜、9k中、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石9aは、当該第二の小型棒状磁石9aの前記板状磁石1の一方の側に対応する前記一方の側の端部91が備えている磁極(N)が前記板状磁石1の表面1aと同一の磁極(N)であって、前記板状磁石1による磁界の範囲内で、前記板状磁石1の一方の側に対応する前記一方の側の端部91が、前記板状磁石1の前記一方の側の端部1dと前記他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置から前記板状磁石1の前記一方の側に向かってわずかに突出する位置に配置され、
前記板状磁石1に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石9aの前記板状磁石1の一方の側に対応する一方の側の端部91に対向する他方の側の端部から隣接する他の第二の小型棒状磁石9bの方向に向かう隣接する第二の小型棒状磁石9a、〜、9k同士の間の前記所定の間隔L3が、隣接する各第二の小型棒状磁石9a、〜、9k同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されていることにより、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石9aの前記板状磁石1の一方の側に対応する前記一方の側の端部91から、第二の小型棒状磁石9aの前記一方の側の端部91に対向する他方の側の端部を介して、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石9aの前記一方の側の端部91に対して、前記他方の側の端部92を対向させて隣接して配備されている前記第二の小型棒状磁石9kの当該他方の側の端部92まで磁力線が形成され、
前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石9aと、前記円周の前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石9aの前記一方の側の端部91に隣接する他の前記第二の小型棒状磁石9kの前記他方の側の端部92との間の間隔が、互いの磁力によって引き合うことができない大きさであることにより
前記円周の中心7を中心として、前記第一の環状磁石体50が、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石9aから、前記第二の小型棒状磁石9aの前記一方の側の端部91に対して前記他方の側の端部92を対向させて隣接する他の前記第二の小型棒状磁石9kの方向に向かって回動し、
前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石9aの前記一方の側の端部91に対して前記他方の側の端部92を対向させて隣接する他の前記第二の小型棒状磁石9kの、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石9aの前記一方の側の端部91に対向する前記他方の側の端部92に対向する前記一方の側の端部が、
前記回動開始前に、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されていた前記第二の小型棒状磁石9aの、前記板状磁石1の一方の側に対応する前記一方の側の端部91が、前記板状磁石1の前記一方の側の端部1dと前記他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置から前記板状磁石1の前記一方の側に向かって突出していた大きさよりも大きく、前記板状磁石1の前記一方の側の端部1dと前記他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置から前記板状磁石1の前記一方の側に向かって、突出する位置まで回動することを利用する
ことを特徴とする永久磁石を利用した駆動機構
である。
請求項2記載の発明は、
前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石10aの前記一方の側の端部101に対して前記他方の側の端部を対向させて隣接する他の前記第二の小型棒状磁石10fの、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石10aの前記一方の側の端部101に対向する前記他方の側の端部に対向する前記一方の側の端部が当該端部を中心として、前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石10aの前記一方の側の端部101に対向する前記他方の側の端部が、前記円周の中心7方向に向けて回動することにより、
前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石10aと、前記円周の前記板状磁石1に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石10aの前記一方の側の端部101に隣接する他の前記第二の小型棒状磁石10fの前記他方の側の端部との間の間隔が、互いの磁力によって引き合うことができない大きさに広げられる
ことを特徴とする請求項1記載の永久磁石を利用した駆動機構
である。
この発明によれば、永久磁石を利用した駆動機構であって、実用に供し得るものを提供することができる。
(a)は、この発明の第一の実施形態を説明する一部を省略した平面図、(b)は、図1(a)図示の状態から磁石を搭載した板状体が図中、左側方向に移動した状態を説明する一部を省略した平面図。 図1図示の実施形態の他の例を説明する図であって、(a)は一部を省略した平面図、(b)は図2(a)図示の状態から磁石を搭載した板状体が図中、左側方向に移動した状態を説明する一部を省略した平面図、(c)は、図2(a)の右側面図。 この発明の他の実施形態を説明する参考の平面図であって、磁石の移動が生じない状態の平面図。 図3図示の実施形態において磁石の移動が開始される状態の平面図。 図4図示の状態から開始された磁石の移動が完了した状態の平面図。 この発明の更に他の実施形態を説明する平面図。 図6図示の実施形態において、磁石の移動が開始される状態の平面図。 図7図示の状態からの磁石の移動の状態を説明する平面図。 図8の状態に引き続く磁石の移動の状態を説明する平面面。 図6〜図9図示の実施形態の他の実施例を説明する平面図。 図10図示の状態からの磁石の移動の状態を説明する平面図。 (a)、(b)は、図10図示の実施形態において、環状磁石体が、回転軸が伸びる方向で複数段配備されるときの各段に配備される磁石の配置形態の一例を説明する平面図。 図12図示のように複数段配置されている環状磁石体を備えている本発明の駆動機構を説明する側面図。 本発明の駆動機構の原理を説明する図。 本発明の駆動機構の原理を説明する図。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態について、いくつかの実施例に基づいて説明する。
図1、図2を参照して本発明の好ましい実施例を説明する。
この実施例の永久磁石を利用した駆動機構は、板状磁石1と、棒状磁石6とによって構成されている(図1)。
棒状磁石6の下端は、板状体3の上面に固定されており、板状体3はスライドレール2の上をスライド可能になっている。
板状磁石1は、平坦な表面1aに磁石の一方の磁極(図1(a)の実施形態ではN極)、背面1bに他方の磁極(図1(a)の実施形態ではS極)を備えている。板状磁石1は、前記二つの磁極と直交する方向(図1(a)中、左右方向)に、一方の側1dから当該一方の側1dに対向する他方の側1cに向かって伸びている。
棒状磁石6は、板状磁石1の表面1aの側に、板状磁石1と所定の間隔をあけて、板状磁石1の表面1aと平行に、板状磁石1の一方の側1dに対応する一方の側(図1(a)中、左側)から、板状磁石1の他方の側1cに対応する他方の側(図1(a)中、右側)に向かって伸び、板状磁石1の表面1aと平行に移動可能に配置されている。
棒状磁石6の一方の側(図1(a)中、左側)の端部61は板状磁石1の表面1aと同一の磁極(図1(a)の実施形態ではN極)、棒状磁石6の他方の側(図1(a)中、右側)の端部62は板状磁石1の背面1bと同一の磁極(図1(a)の実施形態ではS極)を備えている。
板状磁石1の表面1aと棒状磁石6との間の間隔L2は、棒状磁石6が板状磁石1による磁界の範囲内に配置されるように設定されている。
棒状磁石6の一方の側(図1(a)中、左側)の端部61は、板状磁石1の一方の側の端部1dと他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方(図1(a)中、左側)の側に向かってわずかに突出する位置に配置されている(図1(a))。棒状磁石6の他方の側(図1(a)中、右側)の端部62は、板状磁石1の他方の側(図1(a)中、右側)に位置するように配置されている。
図1(a)図示のように、棒状磁石6を手で押さえて、棒状磁石6の一方の側の端部61が、板状磁石1の一方の側の端部1dと他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方の側に向かってわずかに突出する位置に配置している状態で、棒状磁石6から手を離すと、棒状磁石6は矢印40(図1(a))方向に移動を開始し、図1(b)図示の状態にまで移動する。
これは図14、図15を用いて後述する、棒状磁石6のN極(端部61)と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力と、一方での、棒状磁石6のS極(端部62)と板状磁石1の中心5aとの間の引力との関係によるものである。
図2(a)〜(c)は上述した図1図示の実施形態の他の実施形態を説明するものである。
図2(a)〜(c)図示の実施形態では、図1図示の実施形態における棒状磁石6が、互いに所定の間隔L1を空けて配置されている複数個の第一の小型棒状磁石から構成されている。図2(a)〜(c)図示の実施形態では第一の小型棒状磁石に相当する5個の小型棒状磁石4a、4b、4c、4d、4eが採用されており、小型棒状磁石4a、4b、4c、4d、4eの下端はいずれも板状体3の上面に固定されている。なお、以下、本明細書、図面において小型棒状磁石4a、4b、4c、4d、4eを総称して小型棒状磁石4と表すことがある。
各小型棒状磁石4a〜4eの、前述した棒状磁石6の一方の側の端部61と他方の側の端部62とに対応する側の各端部は、棒状磁石6の一方の側の端部61及び他方の側の端部62が備えている磁極とそれぞれ同一になっている。
すなわち、各小型棒状磁石4a〜4eは、図示のように、図中、左端にN磁、右端にS極を備えている。
また、隣接する各小型棒状磁石4同士の間の前記所定の間隔L1は、隣接する各小型棒状磁石4同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されている。
このように、隣接する小型棒状磁石4aと小型棒状磁石4bとは両者の間の間隔L1が両者の磁力によって引き合うことが可能な範囲であり、隣接する小型棒状磁石4bと小型棒状磁石4cとは両者の間の間隔L1が両者の磁力によって引き合うことが可能な範囲であるようにして連続配置されている。そこで、結局、5個の小型棒状磁石4a〜4eは、その一方の側(図1(a)中、左側)の端部41が板状磁石1の表面1aと同一の磁極(図1(a)の実施形態ではN極)で、当該一方の側に対向する他方の側(図1(a)中、右側)の端部42が板状磁石1の背面1bと同一の磁極(図1(a)の実施形態ではS極)を備えている一本の棒状磁石と同じことになる。
そこで、図2図示の実施形態でも、図2(a)図示のように、小型棒状磁石4を手で押さえて、小型棒状磁石4の一方の側の端部41が、板状磁石1の一方の側の端部1dと他方の側の端部1cとの間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方の側に向かってわずかに突出する位置に配置している状態で、小型棒状磁石4から手を離すと、小型棒状磁石4は矢印40(図2(a))方向に移動を開始し、図2(b)図示の状態にまで移動する。
これも、図14、図15を用いて後述する、小型棒状磁石4aのN極(端部41)と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力と、一方での、小型棒状磁石4aのS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力との関係によるものである。
図3〜図5は本発明の他の実施形態を説明するものである。
この実施例の永久磁石を利用した駆動機構は、板状磁石1と、第一の環状磁石体に相当する環状磁石体50(図4)とで構成されている。
板状磁石1は、実施例1、図1、図2の実施例で説明したものと同じく、平坦な表面1aに磁石の一方の磁極N、背面1bに他方の磁極Sを備えていて、前記二つの磁極と直交する方向に一方の側(図3中、左側)から他方の側(図3中、右側)に向かって伸びるものである。
環状磁石体50(図4)は、板状磁石1の表面1aの側に、板状磁石1と所定の間隔をあけて、板状磁石1の表面1aに直交する平面上に配置されている。
環状磁石体50は、板状磁石1の一方の側(図3中、左側)の端部1dと他方の側(図3中、右側)の端部1cとの間の中心5に対応する位置に円周の中心7を有する円周上に、両端部にそれぞれ異なる磁極N、Sを有する第二の小型棒状磁石に相当する小型棒状磁石9a〜9kが複数個互いに所定の間隔L3を空けて配置されて構成されている(図4)。
各小型棒状磁石9a〜9kの下端はそれぞれ、前記円周の中心7を中心とする環状の板状体8(図3に一点破線で表している)の上面に固定されており、環状の板状体8は、板状磁石1の表面1aに直交する平面上で、前記円周の中心7を中心として回転運動可能になっている。このようにして環状磁石体50が構成されている。
なお、以下、本明細書、図面において小型棒状磁石9a〜9kを総称して小型棒状磁石9と表すことがある。
複数個の小型棒状磁石9a〜9kは、それぞれ、一方の側の端部と当該一方の側に対向する他方の側の端部にそれぞれ異なる磁極N、Sを備えている。また、隣接する各小型棒状磁石9a〜9k同士の間の前記所定の間隔L3は、隣接する各小型棒状磁石9a〜9k同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されている。
この結果、N極になっている小型棒状磁石9aの一方の端部から、S極になっている小型棒状磁石9kの他方の端部まで、連続している円周状の環状磁石体が配置されているのと同じことになる。
複数個の小型棒状磁石9a〜9k中、中心7を中心とする前記の円周の板状磁石1に最も近接する個所に配置される小型棒状磁石9aは、板状磁石1による磁界の範囲内に配置されている。
すなわち、板状磁石1の表面1aと小型棒状磁石9aとの間の間隔L4(図3)は、小型棒状磁石9aが板状磁石1による磁界の範囲内に配置されるように設定されている。
また、小型棒状磁石9aの板状磁石1の一方の側(1d)に対応する一方の側の端部91が備えている磁極は、板状磁石1の表面1aと同一の磁極Nになっている。
更に、小型棒状磁石9aの、板状磁石1の一方の側(1d)に対応する一方の側の端部91は、板状磁石1の一方の側の端部(1d)と他方の側の端部(1c)との間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方の側(1d)に向かってわずかに突出する位置に配置されている(図3、図4)。
そして、複数個の小型棒状磁石9a〜9k中、中心7を中心とする円周の板状磁石1に最も近接する個所に配置されている小型棒状磁石9aの一方の側の端部91と隣接する他の小型棒状磁石9kの他方の側の端部との間の間隔は、複数個の小型棒状磁石9a〜9k中、前記の円周の板状磁石1に最も近接する個所に配置されている小型棒状磁石9aと、小型棒状磁石9aの一方の側の端部と隣接する他の小型棒状磁石9kとの間で互いの磁力によって引き合うことができない大きさに広げられている(図4)。
これをわかりやすくするため、図3に、小型棒状磁石9aと、小型棒状磁石9kとの間に、それぞれ、間隔L3をあけて、小型棒状磁石9a〜9kと同一の小型棒状磁石9lが配置されている状態を図示し、図4に、図3図示の状態から小型棒状磁石9lを取り除いて、小型棒状磁石9aと、小型棒状磁石9kとの間の間隔を他の小型棒状磁石9同士の間隔L3より大きくした状態を表す。
図3図示の状態で存在していた小型棒状磁石9lを取り除くと、環状磁石体50は、矢印30(図4)方向に移動を開始し、図5図示の状態にまで移動する。
これも、図14、図15を用いて後述する、小型棒状磁石9aのN極(端部91)と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力と、一方での、小型棒状磁石9aのS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力との関係によるものである。
図6〜図9は、図3〜図5を用いて説明した実施例2の他の実施形態を説明するものである。
図6〜図9の実施形態における第二の環状磁石体に相当する環状磁石体51は、基本的に実施例2で説明した環状磁石体50と同一の構造になっている。そこで、図6〜図9の実施形態では、円周の中心7を中心とする環状の板状体8は、図面では、省略している 。第三の小型棒状磁石に相当する小型棒状磁石10a、10b、10c、10d、10eの下端はそれぞれ環状の板状体8(不図示)の上面に固定されている。
環状磁石体51は、板状磁石1の一方の側(図6中、左側)の端部1dと他方の側(図6中、右側)の端部1cとの間の中心5に対応する位置に円周の中心7を有する円周上に、両端部にそれぞれ異なる磁極N、Sを有する小型棒状磁石10a、10b、10c、10d、10e、10fが複数個互いに所定の間隔L8及び、L7を空けて配置されて構成されている(図6)。
なお、以下、本明細書、図面において小型棒状磁石10a〜10fを総称して小型棒状磁石10と表すことがある。
上述したように、小型棒状磁石10a〜10eの下端は、実施例2の場合と同じく、円周の中心7を中心とする環状の板状体8(不図示)の上面に固定されている。
一方、小型棒状磁石10fは、図6中、N極の側の端部がピン11によって環状の板状体8(不図示)の上面に支持され、このピン11によって支持されるN極の側の端部を中心として、S極の側の端部を前記円周の中心7の方向に向けて、矢印31で示すように回動可能になっている。
複数個の小型棒状磁石10a〜10fは、それぞれ、一方の側の端部と当該一方の側に対向する他方の側の端部にそれぞれ異なる磁極N、Sを備えている。また、隣接する各小型棒状磁石10a〜10f同士の間の前記所定の間隔L7、L8は、隣接する各小型棒状磁石10a〜10f同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されている。
この結果、N極になっている小型棒状磁石10aの一方の端部から、S極になっている小型棒状磁石10fの他方の端部まで、連続している円周状の環状磁石体が配置されているのと同じことになっている。
小型棒状磁石10aと10bとの間の間隔、小型棒状磁石10bと10cとの間の間隔、小型棒状磁石10cと10dとの間の間隔、小型棒状磁石10dと10eとの間の間隔、小型棒状磁石10eと10fとの間の間隔はいずれもL8である。一方、小型棒状磁石10fと10aとの間の間隔はL7である。そして、L7の方がL8より大きくなっている。そこで、小型棒状磁石10fと10aとの間の互いに引き合う磁力は、他の小型棒状磁石10同士の間の磁力より小さくなっている。
複数個の小型棒状磁石10a〜10f中、中心7を中心とする前記の円周の板状磁石1に最も近接する個所に配置される小型棒状磁石10aは、実施例2の場合と同じく、板状磁石1による磁界の範囲内に配置されている。
すなわち、板状磁石1の表面1aと小型棒状磁石10aとの間の間隔L4は、小型棒状磁石10aが板状磁石1による磁界の範囲内に配置されるように設定されている。
また、小型棒状磁石10aの板状磁石1の一方の側(1d)に対応する一方の側の端部101が備えている磁極は、板状磁石1の表面1aと同一の磁極Nになっている。
更に、小型棒状磁石10aの、板状磁石1の一方の側(1d)に対応する前記一方の側の端部101は、板状磁石1の前記一方の側の端部(1d)と前記他方の側の端部(1c)との間の中心5に対応する位置から板状磁石1の前記一方の側(1d)に向かってわずかに突出する位置に配置されている(図6)。
環状磁石体51を図6図示の状態で手により押さえつけておき、次いで、手を環状磁石体51から離すと、環状磁石体51は、矢印30(図7)方向に移動を開始し、同時に、小型棒状磁石10fのS極の側の端部が、ピン11を回転中心として円周の中心7の方向に向けて矢印31で示すように回動開始し(図7)、図8図示の状態になる。
これは、図14、図15を用いて後述する、小型棒状磁石10aのN極(端部101)と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力と、一方での、小型棒状磁石10aのS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力、そして、間隔L7、L8が隣接する各小型棒状磁石10同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されていながら、L7の方がL8より大きくなっていて小型棒状磁石10fと10aとの間の互いに引き合う磁力が他の小型棒状磁石10同士の間の磁力より小さくなっていること、更に、小型棒状磁石10fのN極と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力、小型棒状磁石10fのS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力との関係によるものである。
環状磁石体51には不図示のカム機構が備えられており、環状磁石体51が図6、図7図示の状態から180度回転した位置で、環状磁石体51が備えている不図示のカム機構によって、小型棒状磁石10fはピン11を回転中心として矢印32(図9)で示す方向に回動し、図6に図示されていた元の環状の状態に復帰する。
こうして、環状磁石体51が回転を続けて図6図示の状態に戻った際の図7図示の、ピン11を回転中心とした矢印31方向の回動に備える。
なお、図3〜5を用いて説明した実施例2では、小型棒状磁石9a〜9kの円周方向の長さはいずれも同一であったが、図6〜図9の実施例では、小型棒状磁石10a、10c、10eの円周方向の長さL5と、小型棒状磁石10b、10d、10fの円周方向の長さL6とは異なっている。すなわち、隣接する小型棒状磁石10の円周方向の長さが互いに異なる二種類の小型棒状磁石10が円周方向に交互に配置されている。図示の実施形態では、L6:L5=3:2であり、円周方向の長さL5の小型棒状磁石10aと、円周方向の長さL6の小型棒状磁石10bを一組として、三組が円周方向に配置される構成になっている。
そして、上述した実施形態では、図6、図7図示のように、中心7を中心とする円周の板状磁石1に最も近接する個所に配置されている小型棒状磁石10aの円周方向の長さと、中心7を中心とする円周の板状磁1石に最も近接する個所に配置されている小型棒状磁石10aの一方の側の端部101に隣接する他の小型棒状磁石10fの円周方向の長さとの関係が2:3になっている。
環状磁石体51の矢印30(図7)方向への回転運動を開始させる上で、この状態から開始させることが最も効率的だからである。
図10、図11は、図6〜図9を用いて説明した実施例3の他の実施形態を説明するものである。
実施例3(図6〜図9)と共通する部分には共通する符号を用いてその説明を省略する。
図10、11図示の実施形態においては、図6〜9の実施形態における環状磁石体51が、環状磁石体20になっている。
また、図6〜9の実施形態における小型棒状磁石10a、10c、10eが、それぞれ、小型棒状磁石12a、12b、12cになっている。また、図6〜9の実施形態における小型棒状磁石10b、10d、10fが、それぞれ、小型棒状磁石13a、13b、13cになっている。
そして、小型棒状磁石12aは、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する小型棒状磁石14a、14bが、両者の間に、互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲の間隔L9を空けて配置されて構成されている。小型棒状磁石12bは、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する小型棒状磁石14c、14d(図面中、符号を省略)が、両者の間に、互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲の間隔L9を空けて配置されて構成されている。小型棒状磁石12cは、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する小型棒状磁石14e、14fが、両者の間に、互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲の間隔L9を空けて配置されて構成されている。前記の小型棒状磁石14a〜14fが第四の小型棒状磁石に相当する。
また、小型棒状磁石13aは、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する3個の小型棒状磁石15a、15b、15cが、互いの間に、互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲の間隔L10を空けて配置されて構成されている。小型棒状磁石13bは、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する3個の小型棒状磁石15d、15e、15f(図面中、符号を省略)が、互いの間に、互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲の間隔L10を空けて配置されて構成されている。小型棒状磁石13cは、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する3個の小型棒状磁石15g、15h、15i(図面中、符号を省略)が、互いの間に、互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲の間隔L10を空けて配置されて構成されている。前記の小型棒状磁石15a〜14iが第五の小型棒状磁石に相当する。
以下、本明細書、図面において小型棒状磁石12a、12b、12cを総称して小型棒状磁石12、小型棒状磁石13a、13b、13cを総称して小型棒状磁石13、小型棒状磁石14a〜14fを総称して小型棒状磁石14、小型棒状磁石15a〜15iを総称して小型棒状磁石15と表すことがある。
図10、11図示の実施形態において、符号L4、L5、L6で示されている間隔の関係は、実施例3(図6〜図9)で説明したものと同一である。
一方、符号L7、L8で表されている間隔は、L7=L8としている。
L9の方がL10より大きいので、小型棒状磁石12aにおいて小型棒状磁石14aと14bとの間の互いに引き合う磁力の方が、小型棒状磁石13aにおいて小型棒状磁石15aと15b、15bと15cとの間の互いに引き合う磁力より小さくなっている。
そこで、環状磁石体20を図10図示の状態で手により押さえつけておき、小型棒状磁石14bの、板状磁石1の一方の側(1d)に対応する一方の側の端部141が、板状磁石1の一方の側の端部(1d)と他方の側の端部(1c)との間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方の側(1d)に向かってわずかに突出する位置に配置し、次いで、手を環状磁石体20から離すと、環状磁石体20は、矢印30(図10)方向に移動を開始し、同時に、小型棒状磁石13cのS極の側の端部が、ピン11を回転中心として円周の中心7の方向に向けて矢印31で示すように回動開始し(図10)、図11図示の状態になる。
これは、図14、図15を用いて後述する、小型棒状磁石14bのN極(端部141)と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力と、一方での、小型棒状磁石14bのS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力、そして、間隔L9、L10が隣接する各小型棒状磁石14、15同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されていながら、L9の方がL10より大きくなっていて、小型棒状磁石12aにおける小型棒状磁石14aと14bとの間の互いに引き合う磁力が、小型棒状磁石13a、13cにおける小型棒状磁石15同士の間の磁力より小さくなっていること、更に、小型棒状磁石13c、13aを構成している小型棒状磁石15におけるN極と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力、小型棒状磁石13c、13aを構成している小型棒状磁石15におけるS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力との関係によるものである。
なお、この場合、実施例3(図6〜図9)で説明したものと同じく、L7>L8としておいてもよい。
また、L7>L8としておき、符号142で示す、小型棒状磁石14aの、板状磁石1の一方の側(1d)に対応する一方の側の端部142が、板状磁石1の一方の側の端部(1d)と他方の側の端部(1c)との間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方の側(1d)に向かってわずかに突出する位置に配置して、これを、回転運動開始の状態にすることもできる。
図12、13を用いて、上述した図6〜9、図10、11図示の実施形態の駆動機構を用いた永続的な駆動機構について説明する。
図10、11で説明したように、本発明の駆動機構は、図10図示の状態から図11図示の状態に回転する。
そこで、上述した図6〜9、図10、11図示の実施形態における環状磁石体51、20が、環状磁石体51、20の前記中心を通って、板状磁石1の表面と平行に伸びていて回動可能な回転軸22(図13)に、回転軸22が伸びる方向で複数段にわたって支持されている構造にする。
この際、第一段目の環状磁石体20を、回転軸22に図12(a)図示の状態で支持されている配置にする。そして、第二段目の環状磁石体20aを、回転軸22に図12(b)図示の状態で支持されている配置にする。そうすると、第一段目の環状磁石体20が図10図示の状態から、図11図示のように回転したとき、すなわち、図13で矢印25aで示すように回転したときに、回転軸22も図13で矢印25aで示すように回転し、最初、図12(b)図示の配置にあった第二段目の環状磁石体20aは、図10に図示されていた第一段目の環状磁石体20の位置にまで回転する。
そこで、今度は、第二段目の環状磁石体20aが、図10図示の状態から、図11図示のように回転し、図13で矢印25bで示すように回転して、回転軸22を図13で矢印25bで示すように回転させる。
この結果、回転軸21は連続的に矢印25方向に回転することになる。
そこで、環状磁石体20が、回転軸21に支持されている円周方向の角度をそれぞれ相違させ、例えば、図12(a)、(b)に示した、環状磁石体20、20aの配置角度とは異なる配置角度の環状磁石体20b、20c、20dという複数段の配置構成にすることにより、よりスムーズに、回転軸22を連続させて矢印25方向に回転させることが可能になる。
この結果、図13図示の駆動機構では、回転軸22を中心とした矢印25方向の回転運動が永久的に継続される。
(本発明の原理)
図14、図15を用いて本発明の原理を説明する。
平坦な表面1aに磁石の一方の磁極N、背面1bに前記磁石の他方の磁極Sを備えていて、前記二つの磁極と直交する方向に一方の側(図14中、左側)から他方の側(図14中、右側)に向かって伸びる板状磁石1が配置されている。
板状磁石1の表面1aの側に、板状磁石1と所定の間隔をあけて、板状磁石1の表面1aに直交する平面上に円周8が存在していると考える。円周8の中心7は、板状磁石1の一方の側(図14中、左側)の端部1dと他方の側(図14中、右側)の端部1cとの間の中心5に対応する位置に存在している。
円周8上をピン11によって回動自在に支持されている棒状磁石26(26a、26b、26c、・・・、26f)が図14中、時計回り方向に移動していく場合を考える。
棒状磁石26のS極は、常に、板状磁石1の中心5aに向かうので、棒状磁石26a、26b、26c、・・・、26fは、その回転位置に応じて、ピン11を中心に、図14図示のように傾く方向を変動させる。
図1、図2、図4、図7、図10図示の実施形態において、棒状磁石のそれぞれ符号41、61、91、101、141で示すN極側の端部は、板状磁石1の一方の側の端部(1d)と他方の側の端部(1c)との間の中心5に対応する位置から板状磁石1の一方の側(1d)に向かってわずかに突出する位置に配置されている。一方、図14で説明したように、棒状磁石26(26a、26b、26c、・・・、26f)と板状磁石1の中心5aとの間では、棒状磁石26のS極が、常に、板状磁石1の中心5aの方向に向かう。
そこで、図1、図2、図4、図7、図10図示の実施形態において、それぞれ、前述したように、板状磁石1の一方の側の端部(1d)方向に向けた移動が開始されるのは、各棒状磁石のN極と板状磁石1の表面1aのN極との間の斥力と、一方での、当該各棒状磁石のS極と板状磁石1の中心5aとの間の引力によるものである。
図15は、図6、図7図示の実施形態において、図7図示の位置における小型棒状磁石10fのS極の側の端部が、ピン11を回転中心として円周の中心7の方向に向けて矢印31で示すように回動開始する原理を説明するものである。
前述した図14図示のように、棒状磁石26(26a、26b、26c、・・・、26f)と板状磁石1の中心5aとの間では、棒状磁石26のS極が、常に、板状磁石1の中心5aの方向に向かう。
一方、各棒状磁石のN極と、板状磁石1の表面1aのN極との間では斥力が生じる。
そこで、図7で小型棒状磁石10fが位置している回転角度(図15のAからBまでの45度の回転)の位置で、小型棒状磁石10fのS極の側の端部が、ピン11を回転中心として円周の中心7の方向に向けて矢印31で示すように回動開始するのである。
この回動が開始される位置は、円周8の径方向においては、図15にしましたように、円周部から中心7方向に向かって3:7の関係にある位置になる。図6〜図11図示の実施形態では、小型棒状磁石10fが、図9に示す位置で、ピン11を回転中心として矢印32(図9)で示す方向に回動し、図6に図示されていた元の環状の状態に復帰することを説明した。この位置は、図15に符号Fで示す位置になる。小型棒状磁石10fのN極とS極及び、板状磁石1の表面1aのN極、そして、板状磁石1の中心5aの方向に向かう小型棒状磁石10fのS極の関係で、この位置で、小型棒状磁石10fは、図6に図示されていた元の環状の状態に復帰することが望ましい。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
例えば、図示した実施形態とN極、S極の配置を逆転した場合にも同様の駆動機構が成立する。
1 板状磁石
1a 板状磁石の表面
1b 板状磁石の背面
1c 板状磁石の他方の側
1d 板状磁石一方の側
2 スライドレール
3 板状体
4(4a〜4e) 小型棒状磁石(第一の小型棒状磁石)
5 板状磁石の一方の側の端部と他方の側の端部との間の中心
5a 板状磁石の中心
6 棒状磁石
7 円周の中心
8 環状の板状体
9(9a〜9k) 小型棒状磁石(第二の小型棒状磁石)
10(10a〜10f) 小型棒状磁石(第三の小型棒状磁石)
11 ピン
50 環状磁石体(第一の環状磁石体)
51 環状磁石体(第二の環状磁石体)
61 棒状磁石の一方の側の端部
62 棒状磁石の他方の側の端部

Claims (2)

  1. 平坦な表面(1a)に磁石の一方の磁極(N)、背面(1b)に他方の磁極(S)を備えていて、前記二つの磁極(N、S)と直交する方向に一方の側から当該一方の側に対向する他方の側に向かって伸びる板状磁石(1)と、
    前記板状磁石(1)の表面(1a)の側で、前記板状磁石(1)の表面(1a)に直交する平面上に、前記板状磁石(1)と所定の間隔をあけて配置される第一の環状磁石体(50)と
    で構成される駆動機構であって、
    前記第一の環状磁石体(50)は、前記板状磁石(1)の前記一方の側の端部(1d)と前記他方の側の端部(1c)との間の中心(5)に対応する位置に円周の中心(7)を有する円周上に、両端部にそれぞれ異なる磁極を有する複数個の第二の小型棒状磁石(9a、〜、9k)が、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石(9a)の前記板状磁石(1)の一方の側に対応する一方の側の端部(91)に対向する他方の側の端部から隣接する他の第二の小型棒状磁石(9b)の方向に向かう隣接する第二の小型棒状磁石(9a、〜、9k)同士の間に所定の間隔(L3)を空けて配置されて構成されており、
    前記複数個の第二の小型棒状磁石(9a、〜、9k)は、それぞれ、一方の側の端部と当該一方の側に対向する他方の側の端部にそれぞれ異なる磁極(N、S)を備えており、
    前記複数個の第二の小型棒状磁石(9a、〜、9k)中、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石(9a)は、当該第二の小型棒状磁石(9a)の前記板状磁石(1)の一方の側に対応する前記一方の側の端部(91)が備えている磁極(N)が前記板状磁石(1)の表面(1a)と同一の磁極(N)であって、前記板状磁石(1)による磁界の範囲内で、前記板状磁石(1)の一方の側に対応する前記一方の側の端部(91)が、前記板状磁石(1)の前記一方の側の端部(1d)と前記他方の側の端部(1c)との間の中心(5)に対応する位置から前記板状磁石(1)の前記一方の側に向かってわずかに突出する位置に配置され、
    前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石(9a)の前記板状磁石(1)の一方の側に対応する一方の側の端部(91)に対向する他方の側の端部から隣接する他の第二の小型棒状磁石(9b)の方向に向かう隣接する第二の小型棒状磁石(9a、〜、9k)同士の間の前記所定の間隔(L3)が、隣接する各第二の小型棒状磁石(9a、〜、9k)同士が互いの磁力によって引き合うことが可能な範囲に設定されていることにより、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石(9a)の前記板状磁石(1)の一方の側に対応する前記一方の側の端部(91)から、第二の小型棒状磁石(9a)の前記一方の側の端部(91)に対向する他方の側の端部を介して、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置される第二の小型棒状磁石(9a)の前記一方の側の端部(91)に対して、前記他方の側の端部(92)を対向させて隣接して配備されている前記第二の小型棒状磁石(9k)の当該他方の側の端部(92)まで磁力線が形成され、
    前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(9a)と、前記円周の前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(9a)の前記一方の側の端部(91)に隣接する他の前記第二の小型棒状磁石(9k)の前記他方の側の端部(92)との間の間隔が、互いの磁力によって引き合うことができない大きさであることにより
    前記円周の中心(7)を中心として、前記第一の環状磁石体(50)が、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(9a)から、前記第二の小型棒状磁石(9a)の前記一方の側の端部(91)に対して前記他方の側の端部(92)を対向させて隣接する他の前記第二の小型棒状磁石(9k)の方向に向かって回動し、
    前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(9a)の前記一方の側の端部(91)に対して前記他方の側の端部(92)を対向させて隣接する他の前記第二の小型棒状磁石(9k)の、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(9a)の前記一方の側の端部(91)に対向する前記他方の側の端部(92)に対向する前記一方の側の端部が、
    前記回動開始前に、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されていた前記第二の小型棒状磁石(9a)の、前記板状磁石(1)の一方の側に対応する前記一方の側の端部(91)が、前記板状磁石(1)の前記一方の側の端部(1d)と前記他方の側の端部(1c)との間の中心(5)に対応する位置から前記板状磁石(1)の前記一方の側に向かって突出していた大きさよりも大きく、前記板状磁石(1)の前記一方の側の端部(1d)と前記他方の側の端部(1c)との間の中心(5)に対応する位置から前記板状磁石(1)の前記一方の側に向かって、突出する位置まで回動することを利用する
    ことを特徴とする永久磁石を利用した駆動機構。
  2. 前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(10a)の前記一方の側の端部(101)に対して前記他方の側の端部を対向させて隣接する他の前記第二の小型棒状磁石(10f)の、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(10a)の前記一方の側の端部(101)に対向する前記他方の側の端部に対向する前記一方の側の端部が当該端部を中心として、前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(10a)の前記一方の側の端部(101)に対向する前記他方の側の端部が、前記円周の中心(7)方向に向けて回動することにより、
    前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(10a)と、前記円周の前記板状磁石(1)に最も近接する個所に配置されている前記第二の小型棒状磁石(10a)の前記一方の側の端部(101)に隣接する他の前記第二の小型棒状磁石(10f)の前記他方の側の端部との間の間隔が、互いの磁力によって引き合うことができない大きさに広げられる
    ことを特徴とする請求項1記載の永久磁石を利用した駆動機構。
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