JP2006524030A - 磁石回転装置及びこれを用いた回転装飾物 - Google Patents

磁石回転装置及びこれを用いた回転装飾物 Download PDF

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Abstract

本発明は、磁石を用いた回転装置に関する。本発明に係る磁石回転装置は、分離部材、少なくとも1つの可動磁石、及び少なくとも1つの受動磁石を有する。ここで、分離部材は、非磁性材質で形成され、可動磁石と受動磁石との間に介在される。可動磁石は、分離部材の一方の外面に沿って分離部材に対して相対移動が可能なように配置され、そのN極及びS極が分離部材の一方の外面に沿って配列される。受動磁石は、分離部材の他方の外面に配置され、かつ磁気力により可動磁石と結合される位置に配置される。可動磁石と分離部材とが相対移動すれば、受動磁石が可動磁石に従って移動し、分離部材の他方の外面上で回転する。本発明の磁石回転装置は、多数の回転軸を必要とする機械装置の動力伝達装置のみならず、玩具、衣装の装飾物、インテリア装飾、広告用看板などに広範囲に適用される。

Description

本発明は、磁石を用いた回転装置に関し、1つの可動磁石で複数の受動磁石を独立に回転させることができる磁石回転装置及びこれを用いた回転装飾物に関する。
従来、磁石を用いた回転装置は、駆動モータにより可動磁石を回転させることによって、磁気力により可動磁石と結合された受動磁石を回転させる構造となっている。このような構成の磁石回転装置は、回転させようとする回転物に駆動モータの出力軸を直接に連結することができない場合に主に使われる。例えば、駆動モータの出力軸と回転物の回転軸との間に中間部材が介在される場合には、ギアまたはプーリなどの動力伝達装置などを用いてモータの出力軸を回転物の回転軸に直接に連結することができない。この場合、磁石を用いた回転装置を使用すれば、磁気力に影響を与えない非磁性材質の中間部材が可動磁石と受動磁石との間に介在されても、駆動モータの回転力を磁気力により可動磁石と結合された受動磁石に伝達することができる。このような方式の回転装置は、機械装置の動力伝達装置だけでなく、化学実験室で使用する攪拌機及び玩具に至るまで広く使われている。
しかしながら、上述した方式の磁石回転装置は、1つの可動磁石が駆動モータの出力軸に連結され回転し、前記可動磁石に1つの受動磁石が磁気力により結合され、可動磁石が回転することによって、受動磁石が回転する構造である。すなわち、受動磁石を回転させるためには、可動磁石をモータに連結して回転させなければならない。したがって、回転させようとする回転物が複数である場合には、夫々の回転物に対応する複数の可動磁石が必要であり、複数の可動磁石の夫々は、ギアまたはプーリなどにより駆動モータに連結されなければならない。
複数の可動磁石を回転させるために使われる軸、ベルト、ギアまたはチェーンなどの付属品の個数は、回転物の個数に比例して増加する。したがって、装置の構造が複雑になるだけでなく、全体としての装置の組立性が非常に悪くなり、ノイズが多くなるで、付属品間の機械的な摩耗による故障が頻繁に発生する。また、前記付属品の回転摩擦による動力の損失が大きくなるので、エネルギー効率が低くなる。
本発明は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、磁気力により1つの可動磁石と結合された複数の受動磁石を夫々独立に回転させることができる磁石回転装置を提供することにある。したがって、1つの可動磁石で複数の回転物を回転させることができるので、機械装置に必要な部品の数を低減することができる。
また、本発明の他の目的は、複数の可動磁石を使用する場合にも、夫々の可動磁石が個別にモータにより回転するものでなく、可動磁石と、可動磁石と受動磁石との間に介在された分離部材とを相対移動することで、複数の受動磁石を回転させることができる磁石回転装置を提供することにある。したがって、可動磁石がギア、プーリなどの付属品によりモータの出力軸に直接に連結される構造ではないので、より少ない数の部品を使用して夫々の回転物に独立な回転力を伝達できる動力伝達装置を提供できる。さらに、より単純な構造の機械装置を構成することができ、装置の製造コストが低く、エネルギー効率に優れた回転装置を提供できる。
また、本発明のさらに他の目的は、受動磁石を移動と同時に回転させることができる磁石回転装置を提供することにある。本発明に係る磁石回転装置では、可動磁石が直接に回転せずに、受動磁石と可動磁石との間に介在された分離部材に対して相対移動する。また、受動磁石は、可動磁石に従って分離部材上で移動すると同時に、回転する。したがって、本発明に係る磁石回転装置を、玩具、インテリア装飾物、広告用看板などに使用する場合、立体感や躍動感など多様な視覚的効果を表現できる。
上記目的を達成するために、本発明に係る磁石回転装置は、非磁性材質の分離部材と、前記分離部材の一方の外面に沿って前記分離部材に対して相対移動が可能であり、そのN極及びS極が前記分離部材の前記一方の外面に沿って配置された少なくとも1つの可動磁石と、前記分離部材の他方の外面に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する少なくとも1つの受動磁石とを有する。
本発明の他の実施例に係る磁石回転装置は、非磁性材質の分離部材と、前記分離部材の一方の外面に沿って前記分離部材に対して相対移動が可能であり、その夫々のN極またはS極のいずれか1つが前記分離部材の一方の外面に沿って配置された少なくとも2つの可動磁石と、前記分離部材の他方の外面に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する少なくとも1つの受動磁石とを有する。
本発明のさらに他の実施例に係る磁石回転装置は、非磁性材質の分離部材と、前記分離部材の一方の外面に沿って前記分離部材に対して相対移動が可能であり、そのN極及びS極のいずれか1つの磁極が前記分離部材の前記一方の外面に沿って配置される少なくとも1つの可動磁石と、前記可動磁石に対向する位置において前記分離部材の他方の外面に配置され、かつ前記可動磁石と前記分離部材との相対移動経路に沿って配置される非磁性材質の隔離部材と、前記分離部材の前記他方の外面上で前記隔離部材の一側に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する少なくとも1つの受動磁石とを有する。
一方、本発明に係る磁石回転装置に使われる可動磁石及び受動磁石は、永久磁石であることが好ましく、特に、ネオジウム、酸化鉄及びホウ素を主成分とするネオジム磁石がより好ましい。可動磁石及び受動磁石の形状においては、円形、角形、リング形状など多様な形状を利用できる。また、分離部材は、可動磁石と受動磁石との間に介在され、可動磁石と受動磁石が直接吸着されるのを防止する。さらに、分離部材は、可動磁石及び受動磁石の磁気力に影響を受けない材料よりなる。例えば、分離部材は、アルミニウムステイン(aluminum stain)、合成樹脂、ガラスなどの非磁性材質よりなることが好ましい。
また、本発明に係る磁石回転装置において、受動磁石が回転する形態は、大きく2つに区分することができる。すなわち、受動磁石が分離部材上で移動する面と受動磁石の回転面とが平行となる場合(以下「水平回転」と称する)と、受動磁石が分離部材上で移動する面と受動磁石の回転面とが垂直な場合(以下「転がり回転」と称する)とが挙げられる。水平回転の場合には、受動磁石の形状に制限がない。言い換えれば、水平回転する場合には、受動磁石が角形の形状を有しても構わない。しかし、転がり回転の場合には、受動磁石の外形は、断面が円形である円柱形または円板形の形状を有することが好ましい。一方、転がり回転が可能な別途の回転物の内部に受動磁石を装着して使用する場合には、受動磁石の断面形状が必ず円形である必要はない。
本発明に係る磁石回転装置において、可動磁石及び分離部材は、相対移動することによって、互いに対して変位が可能に配置される。すなわち、可動磁石を固定し分離部材を移動させたり、分離部材を固定し可動磁石を移動させるように配置される。したがって、本発明に係る磁石回転装置は、分離部材及び可動磁石の少なくとも1つを駆動し、可動磁石を分離部材に対して相対移動させるための駆動手段をさらに含むことができる。ここで、駆動手段としては、コンベヤー装置、クランク装置、カム装置などを利用することができる。また、収容部材及び分離部材のいずれか一方を、駆動モータに連結した駆動軸に固定し回転させることによって、他方に対して相対移動させることも可能である。
また、複数の可動磁石を分離部材に対して移動させる場合には、収容部材を備えることが好ましい。これにより、収容部材を駆動手段により移動させることによって、複数の可動磁石を分離部材に対して同時に相対移動させることができる。収容部材を利用する場合には、収容部材が分離部材に対して相対移動が可能に配置される。このように、収容部材を使用すれば、複数の可動磁石を一定のパターンで配置することができ、これにより、分離部材の上面に複数の受動磁石を多様なパターンで配置することができると同時に、いろいろな磁石を回転及び/または移動させることができる。
本発明の上記目的及びその他の目的、特徴、利点は、添付の図面を用いた詳細な説明から、より明らかになるだろう。ここで、
図1aは、受動磁石が水平回転する場合、各構成要素の配置関係を示す磁石回転装置の断面図である。
図1bは、図1aに示す磁石回転装置において受動磁石が分離部材の上面に配置され回転及び移動する状態を示す上面図である。
図2aは、受動磁石が転がり回転する場合、各構成要素の配置関係を示す磁石回転装置の断面図である。
図2bは、図2aのI−I切断線に沿って切断した側断面図である。
図3aは、受動磁石が水平回転する場合、3つの可動磁石が配置された磁石回転装置の断面図である。
図3bは、受動磁石が分離部材の上面に配置され、回転し移動する状態を示す上面図である。
図4aは、受動磁石が転がり回転する場合、2つの可動磁石が配置された磁石回転装置の断面図である。
図4bは、図4aのI−I切断線に沿って切断した側断面図である。
図5aは、2つの可動磁石が互いに反撥力を作用するように配置された磁石回転装置の断面図である。
図5bは、受動磁石が分離部材の上面に配置され、回転し移動する状態を示す上面図である。
図6aは、分離部材の上面に隔離部材を配置した磁石回転装置の断面図である。
図6bは、受動磁石が隔離部材及び可動磁石に従って回転及び移動する状態を示す上面図である。
図7aは、複数の可動磁石及び受動磁石を配置し、多数の回転軸を提供する磁石回転装置を示す上面図である。
図7bは、図7aのI−I線に沿って切断した断面図である。
図7cは、図7aのII−II線に沿って切断した断面図である。
図8は、受動磁石が水平回転する場合、受動磁石の回転力を補強するために、多様な回転力補強手段を配置した磁石回転装置の断面図である。
図9は、受動磁石が転がり回転する場合、受動磁石の回転力を補強するために、多様な回転力補強手段を配置した磁石回転装置の断面図である。
図10aは、受動磁石が分離部材に吸着される面に湾曲部を形成した例を示す断面図である。
図10bは、円形の模型物内に受動磁石を配置した例を示す断面図である。
図11は、分離部材の上面に受動磁石の位置変換用傾斜突起部を形成し、受動磁石を水平回転から転がり回転に位置変換したり、または転がり回転から水平回転に位置変換する状態を説明するための図である。
図12aは、分離部材をコンベヤーベルトで形成した磁石回転装置の上面図である。
図12bは、図12aのI−I線に沿って切断した断面図である。
図13aは、収容部材をコンベヤーベルトで形成した磁石回転装置の切欠斜視図である。
図13bは、図13aのI−I線に沿って切断した断面図である。
図14aは、収容部材をコンベヤーベルトで形成し、T字状に配置した磁石回転装置において、収容部材及び可動磁石の配置を説明するための概略図である。
図14bは、平板形状の分離部材の上面で受動磁石が回転及び移動する状態を示す上面図である。
図15aから図15cは、収容部材及び分離部材を柔軟な材質で製造し、ユーザが任意の形状で配置できる磁石回転装置を説明するための図である。
図16は、駆動手段としてチェーンコンベアー装置を利用する場合、収容部材、可動磁石及びチェーンの連結関係を説明する図である。
図17aは、駆動手段としてクランク装置を利用する磁石回転装置を説明する概略図である。
図17bは、図17aのI−I線に沿って切断した断面図である。
図18aは、分離部材を球形状のシェルプレートで形成した磁石回転装置の断面図である。
図18bは、分離部材の外面に装飾物が取り付けられた受動磁石を配置した磁石回転装置の斜視図である。
図19は、分離部材を円板形状のシェルプレートで形成した磁石回転装置の断面図である。
図20は、分離部材を円筒形状のシェルプレートで形成した磁石回転装置の断面図である。
図21aは、本発明に係る磁石回転装置を用いた自動車玩具の断面図である。
図21bは、図21aに示す自動車玩具の側断面図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を説明する。
まず、図1から図6を参照して、本発明に係る磁石回転装置の各構成要素間の配置関係を説明する。
図1aは、受動磁石が水平回転する場合において、各構成要素の配置関係を示す断面図である。図1aに示すように、可動磁石200は、板状の分離部材120、140の下面122、142に隣接するように配置される。可動磁石200は、N極及びS極が分離部材120、140の下面122、142に沿って配列されるように配置される。例えば、可動磁石として両面2極磁石を使用する場合、N極が左側に位置しS極が右側に位置したり、S極が左側に位置しN極が右側に位置するように配置される。仮に、可動磁石として片面2極磁石を使用する場合には、N極及びS極が形成された磁極面が分離部材の下面に隣接するように配置される。言い換えれば、可動磁石のN極及びS極が共に分離部材の下面に隣接するように配置される。
可動磁石200が隣接するように配置された上側及び下側分離部材120、140の下面122、142に対向する上面124、144には、受動磁石320、340が夫々配置される。図1aに示すように、受動磁石320、340は、N極及びS極のいずれか1つの磁極面が上側及び下側分離部材120、140の上面124、144に吸着される。また、受動磁石320、340は、磁気力により可動磁石200と相互作用するように配置される。したがって、受動磁石320のS極が可動磁石200のN極と引力を作用すると同時に、可動磁石200のS極と斥力を作用するので、受動磁石320が可動磁石200のN極に偏って配置される。同様に、受動磁石340のN極は、可動磁石200のS極と引力を作用する同時に、可動磁石200のN極と斥力を作用するので、受動磁石340が可動磁石200のS極に偏って配置される。
次に、図1bを参照して、図1aに示す磁石配置を有する磁石回転装置の作動を説明する。分離部材120の上側から見た時、受動磁石320は、可動磁石200の一側に偏って配置される。このような配置で、分離部材120がA方向に移動すれば、受動磁石320は、移動することなく本来の位置でC方向(すなわち時計方向に)回転する。一方、可動磁石200がB方向に移動すれば、受動磁石320は、可動磁石200に従ってB方向に移動しながらC方向に回転するようになる。
受動磁石320が回転運動する理由は、可動磁石200が及ぼす磁気吸引力が、受動磁石320が分離部材120に吸着された面に均一に分布しないからである。すなわち、受動磁石320が可動磁石200の一側に偏っているので、可動磁石200に近い受動磁石320の一部分に強い磁気吸引力が作用し、可動磁石200から遠い側の受動磁石320の一部分には、相対的に弱い磁気吸引力が作用する。
言い換えれば、可動磁石200が受動磁石320に及ぼす磁気吸引力が最も最大であるM領域(図1bのハッチング領域)は、受動磁石320の中心から偏心されている。可動磁石200と分離部材120とが相対移動することによって、受動磁石320が分離部材120上で移動するようになり、この時、受動磁石320と分離部材120との間に摩擦力が発生するようになる。摩擦力は、垂直抗力に比例し、垂直抗力は、可動磁石200と受動磁石320との間に作用する磁気吸引力に比例するので、受動磁石320のM領域に作用する垂直抗力は、他の領域に作用する垂直抗力より大きくなる。したがって、受動磁石320のM領域に作用する摩擦力が受動磁石の他の領域に作用する摩擦力より大きいため、受動磁石320に回転トルクが発生するようになる。このような理由で、可動磁石200に対して分離部材120が移動すれば、分離部材120の上面に配置された受動磁石320が移動することなく本来の位置で回転運動をする。一方、分離部材120に対して可動磁石200が移動すれば、受動磁石320が回転しながら可動磁石200に従って移動する。
本発明に係る磁石回転装置において、可動磁石と受動磁石との間には、磁気吸引力と反撥力が同時に作用する。したがって、受動磁石は、可動磁石との間に作用する磁気力が平衡となる位置に配置されている。特に、可動磁石が受動磁石に及ぼす磁気吸引力は、受動磁石の一側に偏って強く作用する。例えば、図1bに示すように、受動磁石320のM領域に作用する磁気吸引力が受動磁石320の他の領域に作用する磁気吸引力より強い。このような受動磁石及び可動磁石の配置関係によって、受動磁石の回転運動が誘導される。さらに、図1aでは、可動磁石のN極及びS極が配列された方向が分離部材の下面に平行となるように配置されているが、必ずしも平行となるように配置する必要はない。すなわち、受動磁石に作用する可動磁石の磁気吸引力が最大である領域が、受動磁石の回転中心から偏心されるように配置されるとすれば、可動磁石のN極及びS極の配列方向が分離部材の下面に対して所定の角度で傾斜するように配置しても構わない。
また、図1a及び図1bに示す磁石回転装置において、可動磁石の磁石の長さが短いほど、受動磁石に作用する最大吸引力作用領域が受動磁石の回転中心から遠い位置に形成される。したがって、可動磁石と分離部材との相対移動によって、受動磁石に発生する回転トルクの大きさが大きくなるので、受動磁石の回転力が増加する。
一方、1つの可動磁石に複数の回転磁石を配置することができる。図1aに示すように、1つの可動磁石の上側及び下側に夫々上側分離部材120及び下側分離部材140を配置することによって、1つの可動磁石に対して多数の受動磁石が結合されるように構成できる。すなわち、上側分離部材120及び下側分離部材140に夫々2つの受動磁石が配置されることができ、したがって、1つの可動磁石を用いて同時に4つの受動磁石を回転運動させることができる。
さらに、複数の可動磁石を利用することも可能である。この場合には、複数の可動磁石を固定配置し、また分離部材に対して同時に相対移動させるための手段として、収容部材400を利用することが好ましい。すなわち、収容部材400に複数の可動磁石を所定の間隔で離隔させて配置し、夫々の可動磁石に受動磁石を結合させれば、同時に複数の受動磁石を回転させることができる。
一方、図1aに示すように、可動磁石200が収容部材400の内部に埋設される場合には、収容部材の一部が受動磁石320、340と可動磁石200の間に位置する。この場合、収容部材が磁性材質で形成されると、受動磁石320、340及び可動磁石200の磁気力に影響を及ぼす。したがって、収容部材400に可動磁石200が埋設されて配置された場合には、合成樹脂などのような非磁性材質を用いて収容部材400を製造することが好ましい。
本発明に係る磁石回転装置の分離部材は、可動磁石と受動磁石との間に介在され、可動磁石と受動磁石が直接吸着されるのを防止する。また、分離部材は、可動磁石及び受動磁石の磁気力に影響を受けない材料で形成されなければならない。したがって、分離部材としては、例えば、アルミニウムステイン、合成樹脂、ガラスなどの非磁性材質よりなることが好ましい。また、図1a及び図1bでは、分離部材120、140が板状を有するが、受動磁石320、340が移動できる移動面が形成されているものなら、形状は限定されない。また、夫々の受動磁石320、340に回転物520、540を取り付けると、回転物520、540が受動磁石320、340に従って移動しながら回転する。したがって、本発明に係る磁石回転装置を、躍動感ありかつ視覚的効果に優れた回転装飾物として応用できる。
図2a及び図2bに示す磁石回転装置において、可動磁石、分離部材及び収容部材の配置関係は、図1a及び図1bと同様である。但し、図1a及び図1bの受動磁石320、340は、その回転面が分離部材に平行となる場合(すなわち受動磁石が水平回転する場合)に関するものであるが、図2では、受動磁石の回転面が分離部材に直交する場合(すなわち受動磁石が転がり回転する場合)を示す。このように、受動磁石が転がり回転する場合には、図2aに示すように、受動磁石として、円柱形の両面2極磁石を利用することが好ましい。
受動磁石と可動磁石の配置関係を説明すれば、円柱形の受動磁石320、340の外周面が、上側及び下側分離部材120、140に夫々吸着され、かつ受動磁石320、340のS極が可動磁石200のN極側に向かうように配置され、受動磁石320、340のN極が可動磁石200のS極側に向かうように配置される。このような配置で、図2bに示すように、分離部材120、140がA方向に移動すれば、受動磁石320、340は、夫々移動することなく本来の位置でC1及びC2方向に回転運動する。一方、可動磁石200が分離部材120、140に対してB方向に移動すれば、受動磁石320、340は、可動磁石200に従って移動しながら夫々C1及びC2方向に回転する。
図2a及び図2bに示す磁石回転装置では、可動磁石200の磁気吸引力が強く及ぼす受動磁石320、340の一部の領域(M;ハッチング領域)が、夫々上側及び下側分離部材120、140の上面に吸着されている。したがって、分離部材120、140と可動磁石200とが相対移動することによって、受動磁石320、340が可動磁石200に従って分離部材120、140の上面を移動し、この時、受動磁石320、340と分離部材120、140との間に摩擦力が発生する。このような摩擦力により、受動磁石320、340が分離部材120、140の上面で回転運動する。
一方、図2a及び図2bに示すように、転がり回転のための磁石回転装置では、可動磁石または受動磁石のいずれか1つを、磁石でない磁性体で構成しても構わない。例えば、分離部材に対して相対移動が可能な収容部材に可動磁石を収容し、前記可動磁石に隣接する分離部材の一方の外面に対向する他方の外面に磁性材質の回転物を配置できる。この場合、前記回転物は、円柱形状または球形状であることが好ましい。特に、前記回転物が円柱形状を有する場合には、安定的に転がり回転することができるように、前記回転物を外径より長さが長い棒形状で形成することが好ましい。このような配置で、収容部材が分離部材に対して相対移動すれば、前記回転物は、可動磁石に従って分離部材上で移動しながら転がり回転する。
一方、可動磁石の代わりに、磁性材質よりなる可動部材を収容部材に収容し、受動磁石を転がり回転させることも可能である。すなわち、分離部材に対して相対移動が可能な収容部材内に磁性材質の可動部材を固定配置し、前記可動部材が配置された分離部材の一方の外面に対向する他方の外面に受動磁石を配置する。前記受動磁石は、磁気力により前記可動部材と結合されるように配置される。このような配置で、前記収容部材と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で受動磁石が可動部材に従って移動しながら転がり回転する。ここで、受動磁石は、円柱形状を有することが好ましく、その外周面が分離部材に吸着されることが好ましい。
次に、図3a及び図3bに示す磁石回転装置は、1つの受動磁石に少なくとも2つ以上の可動磁石が磁気力により結合された形態を示す。図3aに示す磁石回転装置は、上側及び下側分離部材120、140の下面に沿って夫々のN極またはS極が交互に配置され、相互の引力が作用するように配列された3つの可動磁石220、240、260を含む。すなわち、中央に配置された可動磁石220は、N極が上側分離部材120に向かい、S極が下側分離部材140に向かうように配置される。また、可動磁石220の両側に配置された可動磁石240、260は、S極が上側分離部材120に向かい、N極が下側分離部材140に向かうように配置される。また、受動磁石320、340、360、380は、夫々上側及び下側分離部材120、140の上面に配置され、かつ磁気力により可動磁石220、240、260と相互作用するように配置される。
このような磁石配置で、受動磁石320は、N極が可動磁石240のS極と引力を作用し、可動磁石220のN極と斥力を作用する。したがって、受動磁石320は、可動磁石240側に偏って配置される。同様に、受動磁石340のN極は、可動磁石260のS極と引力を作用し、可動磁石220のN極と斥力を作用するので、受動磁石340は、可動磁石260側に偏って配置される。同様の理由で、下側分離部材140に配置された受動磁石360、380も、可動磁石220、260に夫々偏って配置される。
図1bに説明した磁石配置と同様に、受動磁石320、340に及ぼす可動磁石220、240、260による磁気吸引力が最も強い領域(M;ハッチング領域、図3b参照)は、受動磁石320、340の中心から偏心されている。したがって、図3bに示すように、分離部材120と可動磁石220、240、260とが相対移動すれば、受動磁石320、340は、移動することなく本来の位置でC1またはC2方向に回転したり、可動磁石220、240、260に従ってB方向に移動しながらC1またはC2方向に回転する。下側分離部材140上に配置された2つの受動磁石360、380の運動形態も、受動磁石320、340の運動形態と同様である。
一方、図3a及び図3bに示す磁石回転装置において、可動磁石240、260の磁極面の面積は、中央に配置された可動磁石220の磁極面の面積より小さい。したがって、可動磁石の強い磁気吸引力が及ぼす受動磁石320、340のM領域が、受動磁石320、340の回転の中心から外周縁に一層近くなる。受動磁石320、340に作用する回転トルクの大きさは、回転の中心から作用点までの距離が遠いほど大きくなる。可動磁石と分離部材とが相対移動することによって発生する受動磁石の回転トルクが大きくなることによって、受動磁石の回転力が大きくなる。
また、図3a及び図3bでは、3つの可動磁石が配置された場合を示したが、図4aに示すように、2つの可動磁石を使用しても構わない。このように配置された可動磁石に対して受動磁石が水平回転するように配置する場合には、可動磁石の極性によって分離部材に吸着される受動磁石の磁極面の極性が変わる。すなわち、2つの可動磁石が配置された場合、夫々の可動磁石側に偏って配置された受動磁石は、分離部材に吸着された磁極面の極性が互いに反対となるように配置される。
また、図4a及び図4bに示すように、受動磁石320、340は、円柱形の両面2極磁石を使用して、外周面が上側及び下側分離部材120、140の上面に夫々吸着されるように配置することができる。すなわち、受動磁石320、340は、転がり回転するように配置することができる。すなわち、受動磁石320のN極が可動磁石220のS極に向かい、受動磁石320のS極が可動磁石240のN極に向かうようになる。同様に、受動磁石340は、S極が可動磁石220のN極に向かい、N極が可動磁石240のS極が向かうように配置される。このような磁石配置で、分離部材120、140と可動磁石220、240とが相対移動することによって、受動磁石320、340が回転運動するようになる。すなわち、分離部材120、140がB方向に移動すれば、受動磁石320、340は、移動することなく本来の位置でC1またはC2方向に転がり回転するようになる。一方、可動磁石220、240がA方向に移動すれば、受動磁石320、340は、分離部材120、140上で可動磁石220、240に従って移動しながらC1またはC2方向に転がり回転するようになる。
一方、図3a及び図4aでは、複数の可動磁石の夫々のN極及びS極が交互に配置され、相互の引力が作用するように配置した場合を示した。しかし、複数の可動磁石が互いに斥力を作用するように配置することも可能である。すなわち、図5aに示すように、2つの可動磁石220、240の夫々のN極が上側分離部材120に向かい、夫々のS極が下側分離部材140に向かうように配置される。また、2つの可動磁石220、240は、所定の間隔をもって離隔され配置されることが好ましい。
受動磁石320、340は、両面2極磁石であり、N極及びS極のいずれか1つの磁極面が分離部材120、140の上面に配置される。すなわち、図5aに示すように、受動磁石320のS極が上側分離部材120の上面に配置され、受動磁石340のN極が下側分離部材140の上面に配置される。ここで、受動磁石320のS極は、可動磁石220のN極及び可動磁石240のN極と引力を作用するようになる。この場合、受動磁石320は、2つの可動磁石220、240間の間隔内に配置され、いずれか1つの可動磁石近くに配置される。したがって、近い側の可動磁石220と受動磁石320との間に作用する引力が、遠い側の可動磁石240と受動磁石320との間に作用する引力より大きくなる。したがって、受動磁石320に作用する可動磁石220、240の磁気吸引力は、受動磁石320に均一に作用せずに、一部の領域(M;ハッチング領域、図5b参照)に一層強い磁気吸引力が作用するようになる。
図5bに示す磁石配置で、分離部材120と可動磁石220、240とが相対移動すれば、受動磁石320と分離部材120との間に作用する摩擦力は、M領域で一層大きく作用するので、受動磁石320に回転トルクが発生するようになる。したがって、分離部材120が可動磁石220、240に対してA方向に移動すれば、受動磁石320が移動することなく本来の位置でC方向に回転する。一方、可動磁石220、240が分離部材120に対してB方向に移動すれば、受動磁石320が可動磁石220、240に従ってB方向に移動しながらC方向に回転するようになる。
図1から図5に示す磁石回転装置では、受動磁石及び可動磁石の配置により、受動磁石に及ぼす可動磁石の磁気吸引力が受動磁石の一部の領域に一層強く作用するようにすることによって、受動磁石に回転トルクが発生するように誘導する。同様に、図6a及び図6bに示すように、分離部材120、140の上面に別途の手段を配置することによって、受動磁石が可動磁石の一側に偏心されるように配置することも可能である。
すなわち、図6aに示すように、可動磁石200のN極及びS極が夫々上側及び下側分離部材120、140に向かうように配置し、可動磁石200に対向する位置で上側及び下側分離部材120、140の上面に隔離部材600を配置する。隔離部材600は、分離部材120、140と可動磁石200とが相対移動する経路に沿って配置されることが好ましい。また、隔離部材600は、非磁性材質で製造されることが好ましく、分離部材120、140と一体に製造されたり、又は、別途の部材で製造され、分離部材120、140に取り付けることができる。受動磁石320、340は、隔離部材600の一側または両側に配置され、かついずれか1つの磁極面が分離部材120、140の上面に吸着され、磁気力により可動磁石200と結合されるように配置される。すなわち、受動磁石320、340は、水平回転するように配置される。
図6bに示す磁石回転装置において、受動磁石320は、隔離部材600によって可動磁石200の一側に偏って配置される。したがって、可動磁石200が受動磁石320に及ぼす磁気吸引力は、M領域で一層強く作用する。このような磁石配置において、分離部材120と可動磁石200とが相対移動することによって、受動磁石320に作用する摩擦力がM領域で一層大きくなるので、受動磁石320に回転トルクが発生するようになる。したがって、分離部材120が可動磁石200に対してA方向に移動すれば、受動磁石320は、移動することなく本来の位置でC方向に回転するようになる。一方、可動磁石200が分離部材120に対してB方向に移動すれば、受動磁石320は、可動磁石200に従ってB方向に移動しながらC方向に回転するようになる。
以上、本発明に係る磁石回転装置の分離部材、可動磁石及び受動磁石の多様な配置関係を説明した。図1、図3、図5及び図6を参照して、受動磁石が水平回転するように配置される場合の各構成要素の配置関係を説明し、図2及び図4では、受動磁石が転がり回転するように配置された場合の各構成要素の配置関係を説明した。特に、本発明に係る磁石回転装置において、可動磁石及び分離部材は、相対移動することで互いに対して変位が可能に配置される。すなわち、可動磁石が固定され、分離部材が移動したり、又は、分離部材が固定され、可動磁石が移動するように配置される。したがって、可動磁石を直接回転させて、受動磁石に回転力を伝達するものでなく、単純に可動磁石と分離部材とを相対移動させることによって、受動磁石の回転運動を誘導するようになる。
また、複数の可動磁石を分離部材に対して移動させる場合には、収容部材を利用することが好ましい。そして、収容部材を駆動手段により移動させることによって、複数の可動磁石を分離部材に対して同時に相対移動させることができる。収容部材を利用する場合には、収容部材が分離部材に対して相対移動が可能に配置される。このように、収容部材を使用すれば、複数の可動磁石を一定のパターンで配置することができ、これにより、分離部材の上面に複数の受動磁石を多様なパターンで配置することができると同時に、複数の磁石を回転運動させることができる。
図7aから図7cには、複数の可動磁石及び受動磁石が配置された磁石回転装置を示した。図7aは、複数の受動磁石が配置された磁石回転装置の上面図であり、図7bは、図7aのI−I切断線に沿って切断した断面図であり、図7cは、II−II切断線に沿って切断した断面図である。図7aから図7cに示す磁石回転装置において、複数の可動磁石200が収容部材400内に所定の間隔をもって離隔され配置されていて、夫々の可動磁石200は、図1aと同様に配置されている。複数の受動磁石320、340の夫々は、N極と及びS極のいずれか1つの磁極面が分離部材100の上面に配置される。
ここで、受動磁石320は、分離部材100を介して磁気力により可動磁石200と結合される。また、図7bに示すように、1つの可動磁石200に2つの受動磁石320が結合されていて、受動磁石320は、隣接する受動磁石320間に引力が作用するように配置される。また、図7cに示すように、可動磁石200と結合されていない受動磁石340を含むことができる。この場合、可動磁石と結合されていない受動磁石340は、可動磁石200に直接結合された受動磁石320に連接して配置され、かつ隣り合って配置された受動磁石320、340間に相互引力が作用するように配置される。このように、複数の受動磁石320、340が隣り合うように配置される場合には、受動磁石320、340の断面が円形状であることが好ましい。これにより、可動磁石200に直接結合された受動磁石320が回転することによって、それに連接する受動磁石340が共に回転するようになる。このような配置により、複数の受動磁石を回転させるのに必要な可動磁石の個数を低減することができる。
また、磁極面が分離部材100の上面に吸着されるように配置された受動磁石320、340のうち隣り合って配置された2つの受動磁石が連接する境界部の上側に、転がり回転する受動磁石360を配置することができる。また、転がり回転用受動磁石360は、円柱形状または円板形状を有し、外周面が隣り合う2つの受動磁石320または340の上側に連接するように配置される。これらの転がり回転用受動磁石360は、回転軸が分離部材100の上面に平行となるように配置される。したがって、受動磁石320、340が水平回転すれば、受動磁石360が転がり回転するようになる。このような配置により、水平回転する受動磁石だけでなく、転がり回転する受動磁石を同時に駆動させることができる。
特に、図7b及び図7cには、夫々の受動磁石320、340、360に回転軸622、623及びプーリ624を連結した状態を示した。図7bは、水平回転する受動磁石320に回転軸622を設け、回転軸622が分離部材100の上面に垂直な方向に延設される場合であり、図7cは、転がり回転する受動磁石360に回転軸623を設け、回転軸623が分離部材100の上面に平行となる方向に延設される場合である。ここで、可動磁石200が配置された収容部材400を固定し、分離部材100をコンベヤー装置などを用いて図7aに示す矢印A方向に移動させれば、複数の受動磁石320、340、360が移動することなく本来の位置で水平回転したり、転がり回転するようになる。さらに、夫々の回転軸622、623の一端に結合されたプーリ624は、ベルト(不図示)などを介して回転力を伝達しようとする機械装置(不図示)に連結される。したがって、夫々の受動磁石320、360の回転力が回転軸622、623、プーリ624及びベルトを経て機械装置の各回転部材に伝達される。
図7aから図7cに示す磁石回転装置は、複数の受動磁石320、340、360の夫々に回転軸622、623が結合されるので、複数の回転軸を要求する機械装置において動力伝達装置に応用されることができる。また、前記磁石回転装置は、互いに直交する2つの回転軸622、623を提供するので、これらを適切に利用することによって、多様に配置された機械装置の各構成要素に回転力を伝達することができる。
次に、図8から図11を参照して、本発明に係る磁石回転装置の付加的な構成要素について説明する。
まず、図8は、水平回転する受動磁石の回転力を補強するための多様な手段を示す。受動磁石320、340、360、380のいずれか1つの磁極面が分離部材120、140に吸着され配置された場合、分離部材120、140に吸着された受動磁石320、340、360、380の磁極面に摩擦部材640が取り付けられる。摩擦部材640は、分離部材120、140との摩擦係数が大きい材質で製造されることが好ましい。このように、受動磁石320、340、360、380及び分離部材120、140の摩擦係数を大きくすることで、受動磁石320、340、360、380の回転力を向上させることができる。摩擦部材640は、別途の部材で製造された摩擦板を受動磁石320、340、360、380の一面に取り付けて形成したり、受動磁石320、340、360、380の一面に、スプレイなどを用いて摩擦係数が大きいコーティング層を形成することが可能である。
また、図8に示す磁石配置は、図1aに示す磁石配置を利用したものであるが、この場合、1つの可動磁石200に複数の受動磁石320、340、360、380を配置することができる。仮に、2つの受動磁石320、340又は360、380が連接して配置される場合、受動磁石320、340、360、380は、円柱形状または円板形状を有することが好ましい。この場合、円柱形の受動磁石320、340、360、380の外周面には、摩擦リング642が挿着されることができる。これにより、隣り合う受動磁石320及び340、360及び380間の摩擦力が大きくなるので、夫々の受動磁石の回転力が補強される。
また、図8に示すように、隣り合う受動磁石320及び340、360及び380間に介在される垂直摩擦板646を分離部材の上面に配置することができる。これにより、回転する受動磁石320、340、360、380の回転力を補強できる。垂直摩擦板646は、分離部材120、140から延びて一体に形成されたり、別途の部材で製造された後、分離部材120、140に取り付けられることが可能である。また、垂直摩擦板646は、可動磁石200が分離部材120、140に対して相対移動する経路に沿って延設されることが好ましい。
一方、図9には、転がり回転する受動磁石300の回転力を補強するための手段を示す。図9に示すように、転がり回転する受動磁石300の回転中心上にバー652を設置し、バー652の一端に円形摩擦板654を設ける。円形摩擦板654は、受動磁石300に従って分離部材120、140の上面を転がり回転するようになるが、円形摩擦板654の外周縁に摩擦面656を形成して、分離部材120、140との摩擦係数を増加させる。これにより、受動磁石300が分離部材120、140上で滑ることなく、安定的に回転することができる。また、受動磁石300の外周面にゴムコーティング層658を形成し、受動磁石300と分離部材120、140間の摩擦力を向上させることも可能である。
図8及び図9に示す摩擦部材640、摩擦リング642、垂直摩擦板646、円形摩擦板654及びゴムコーティング層658は、受動磁石の回転力を補強するための手段である。これらの回転力補強手段により、受動磁石がより安定的に回転運動できるようになる。受動磁石に装飾物などの回転物を取り付ける場合には、回転物の重さに起因して受動磁石が分離部材上で安定的に回転せずに、滑ることができる。この場合、前記回転力補強手段を付加すれば、受動磁石が分離部材上で滑るのを防止できる。したがって、前記回転物が重量の大きい物体であっても、受動磁石が安定的に回転運動できるようになる。
図10aは、受動磁石300が分離部材100に吸着される面に湾曲部302を形成した例を示す。このように、受動磁石300に湾曲部302を形成すれば、受動磁石300と分離部材100が接触する面積が減少する。したがって、受動磁石300がより円滑に回転できる。また、受動磁石300に湾曲部302を形成しなくても、図10bのように、円形の模型物500内に受動磁石300を内在させれば、図10aと同様の効果が得られる。この場合、模型物500の内面と受動磁石300間の摩擦力が小さいと、受動磁石300が模型物500内で空回転できる。したがって、模型物500が受動磁石300に従って回転するようにするためには、受動磁石300の外面にゴムコーティング剤などを塗布し、受動磁石300と模型物500間の摩擦係数を向上させることが好ましい。
特に、図10bに示すように、受動磁石300を模型物500の空洞内に配置した場合には、模型物500を可動磁石200の左側または右側に選択して配置することができる。より詳細に説明すれば、受動磁石300は、模型物500の前記空洞の内部で自由に位置が変更することができる。したがって、模型物500を可動磁石200のN極側に配置する場合には、受動磁石300のS極が可動磁石200のN極と引力を作用するように位置変更される。一方、模型物500を可動磁石200のS極側に配置する場合には、受動磁石300のN極が可動磁石200のS極と引力を作用するように位置変更される。これにより、本発明に係る磁石回転装置を装飾物または玩具に使用する場合に、ユーザの意図に応じて多様な位置に回転物を配置できる。また、模型物500の形状に関しては、受動磁石300の位置が自由に変更できる余裕空間を含むなら、どんな形状でも採用可能である。
本発明に係る磁石回転装置において、分離部材上で移動しながら回転する受動磁石の運動形態は、大きく2つの形態、すなわち水平回転と垂直回転が可能であることは、上述した通りである。また、水平回転の場合及び転がり回転の場合において、可動磁石及び受動磁石の配置関係は、既に図1から図6を参照して説明した通りである。
図11では、受動磁石が水平回転から転がり回転に位置変換したり、転がり回転から水平回転に位置変換することを可能にする受動磁石の位置変換手段を示す。図11aは、受動磁石が分離部材の上面に沿って進行する経路に前記位置変換手段が配置された状態を示す上面図であり、図11(a1)から図11(a5)は、夫々図11aのI−IからV−V切断線に沿って切断した断面図である。
図11aに示すように、分離部材100の上面には、受動磁石300の位置変換手段として、少なくとも一側が傾斜するように形成された傾斜突起部660が形成されている。より詳細に説明すれば、分離部材100の上面に三角錐形状の突起部660が形成されている。突起部660は、分離部材100と可動磁石200とが相対移動する経路に沿って任意の位置に配置される。
まず、Iの位置で転がり回転する受動磁石300が分離部材100の上面に沿って移動し、突起部660が形成されたIIの位置に至るようになる。この時、受動磁石300は、突起部660に形成された傾斜面662に起因して一側に傾くようになる。分離部材100が続いて移動すれば、受動磁石300は、IIIの位置で、水平回転する配置に変換される。仮に、別の突起部660が形成された場合には、IVの位置で受動磁石300がさらに一側に傾く。分離部材100が続いて移動すれば、受動磁石300は、Vの位置で、転がり回転する配置に変更される。
このように、分離部材100上に傾斜突起部660を形成することによって、受動磁石300を転がり回転する位置から水平回転する位置に変更したり、水平回転する位置から転がり回転する位置に変更することができる。したがって、本発明に係る磁石回転装置を装飾物、玩具などに応用する場合に、躍動的に移動する回転物を表現できる。また、図11に示す傾斜突起部660は、三角錐形状で示したが、突起の形状については、多様な変形が可能である。
本発明に係る磁石回転装置は、1つの可動磁石及び1つの受動磁石で構成されることができるが、複数の可動磁石を収容部材に固定配置して一体に駆動することによって、夫々の可動磁石に結合された複数の受動磁石を同時に回転運動させるように構成することができる。以下、図12から図20を参照して、収容部材と分離部材とを相対移動させるための多様な駆動手段について説明する。後述する駆動手段は、一実施例に過ぎないもので、収容部材及び分離部材を互いに対して相対移動させることができる駆動手段なら、どんな方式をも採用可能であることを当業者なら容易に理解することができる。
まず、図12から図16では、駆動手段をコンベヤー装置で構成した例を示す。このようなコンベヤー装置は、ベルト、チェーンなどを用いていろいろ形態で具現できる。
図12a及び図12bは、収容部材に対して分離部材を移動させるコンベヤー装置を示す。図12a及び図12bに示すように、分離部材は、コンベヤーベルト100で形成される。前記コンベヤーベルトの両端部は、ローラ712、714に係合され、ローラ712、714の両端は、ベアリング716により支持台700に回転自在に結合される。また、ローラ712の回転軸の一端にプーリ718が結合される。プーリ718は、ベルト(不図示)により駆動モータ(不図示)に連結され回転されることができる。したがって、駆動モータにより発生する回転力がプーリ718を介してローラ712に伝達され、前記コンベヤーベルト100が駆動される。
一方、図12bに示すように、コンベヤーベルト100の内側には、複数の可動磁石220が所定の間隔をもって配置された収容部材400が、支持台700に固定される。収容部材400の外面は、コンベヤーベルト100の内面に隣接するように配置される。この場合、収容部材400は、コンベヤーベルト100が円滑に移動することができるように、所定の間隔をもって配置されることが好ましい。また、通常のコンベヤー装置と同様に、コンベヤーベルト100の垂れ防止及び円滑な移動を図るために、コンベヤーベルト100間にローラ420を配置することが好ましい。この場合、ローラ420の内部に可動磁石240を配置し、収容部材として利用することができる。
さらに、可動磁石220、240及び受動磁石320、340の磁石配置は、図1から図6で説明した磁石配置をそのまま適用することができる。図12a及び図12bで、可動磁石220及び受動磁石320は、水平回転する場合の磁石配置に基づいて配置されていて、可動磁石240及び受動磁石340は、転がり回転する場合の磁石配置に基づいて配置されている。
図12a及び図12bに示す磁石回転装置では、収容部材が固定され、分離部材が収容部材に対して移動するコンベヤーベルトで構成される。例えば、コンベヤーベルト100が図12bに示すように、矢印A方向に移動すれば、複数の受動磁石300が移動することなく本来の位置で回転運動するようになる。また、複数の可動磁石220、240を収容部材400、420内に多様なパターンで配置すれば、複数の受動磁石320、340をいろいろなパターンで配置することができる。さらに、受動磁石320、340の夫々に多様な形状の回転物を取り付け、本発明に係る磁石回転装置を玩具、インテリア装飾物、広告用看板などに応用することができる。例えば、図12aに示すように、受動磁石320、340が「KR」という文字をなすように、パターンを形成し、夫々の受動磁石320、340に多様な回転物500を配置することができる。
図13a及び図13bは、分離部材を固定し、収容部材を移動させるコンベヤー装置を示す。すなわち、収容部材が複数の可動磁石200が収容されたコンベヤーベルト400で製造される。コンベヤーベルト400の両端は、ローラ712、714に係合され、ローラ712の回転軸の一端にプーリ718が結合される。プーリ718は、ベルト(不図示)により駆動モータに連結される。分離部材100は、コンベヤーベルトで製造された収容部材400の外面を覆うケースで形成される。駆動モータにより発生する回転力がプーリ718を介してローラ712に伝達され、これにより、コンベヤーベルト400が分離部材100に対して移動する。したがって、分離部材100の外面に配置された受動磁石300が可動磁石200に従って移動しながら回転運動するようになる。
図14a及び図14bは、収容部材をコンベヤー装置で駆動する他の実施例を示す。図14aに示すように、複数のローラ722を用いてコンベヤーベルト400で形成された収容部材が多様なパターンをなすように配置することができる。ここで、分離部材100は、収容部材400に隣接する位置で収容部材400を覆う平板で形成される。また、収容部材400は、分離部材100の下部で一定のパターンをなすように配置される。
コンベヤーベルトで形成された収容部材400が駆動ローラ720により矢印B方向に移動すれば、分離部材100の外面に配置された受動磁石300が可動磁石200に従って移動しながら回転する。図14bは、分離部材100の外面に配置された受動磁石300がT字形状で回転移動する状態を示した。
このように、本発明に係る磁石回転装置を用いて、多様な形状を有するインテリアー装飾物または広告用看板を製作できる。
一方、図15aに示すように、分離部材を管形状で製造し、その内部に形成された空洞に収容部材を挿入することも可能である。収容部材400には、複数の可動磁石200が配置され、管形状の分離部材100の一方の外面に沿って複数の受動磁石300が配置される。また、図15bに示すように、収容部材400が挿着された分離部材100をベース基板740に一定の間隔で形成された係止ピン748に任意の形状で配置することが可能である。この場合、収容部材400及び分離部材100を柔軟な材質で製造すれば、ユーザの所望する形状で多様に配置できる。
収容部材400は、ベルト744によりモータ746に連結した駆動ローラ742に締結される。この場合、駆動ローラ742に締結される収容部材400の一側面に鋸歯(不図示)を形成できる。この時、管形状の分離部材100は、駆動ローラ742に連接する部位が開放され、収容部材400の一面に形成された鋸歯が駆動ローラ742の鋸歯に係合されるようにすることが好ましい。
また、図15cに示すように、収容部材400が管形状の分離部材100の内部で一層円滑に移動することができるように、分離部材100の空洞の内部にローラ750を配置することが好ましい。参考として、図15cは、分離部材100の内部にローラ750を配置した場合、図15aのI−I切断線に沿って切断した断面を示す。
一方、図12から図15では、複数の可動磁石が収容部材の内部に埋設され配置される場合を示した。この場合、収容部材を磁性材料で形成すれば、受動磁石と可動磁石との間に存在する磁性材料によって受動磁石の回転運動が妨害を受ける。したがって、可動磁石が収容部材の内部に埋設された場合には、収容部材を非磁性材質で形成することが好ましい。しかし、図16のように、鉄製チェーンコンベアー装置を使用する場合に、収容部材400の上部に可動磁石200を配置すれば、収容部材200が磁性体、例えば鉄板である場合にも、使用可能である。すなわち、チェーン760に、収容部材として使われる支持板400を設け、この支持板の上部に可動磁石200を配置した後、分離部材(不図示)を可動磁石200の上側に隣接するように配置することも可能である。
以上説明したコンベヤー方式の駆動手段は、分離部材及び収容部材のいずれか1つだけを駆動する場合であるが、分離部材及び収容部材を同時に駆動することも可能である。例えば、分離部材及び収容部材を共にコンベヤーベルトで構成し、両者を互いに反対方向に駆動することも可能である。また、分離部材及び収容部材が同じ方向に駆動される場合でも、移動速度を異ならしめて制御することによって、相対的変位が可能なように構成することができる。
図17a及び図17bは、本発明に係る磁石回転装置の駆動手段としてクランク装置を利用した例を示す。図17a及び図17bに示すように、複数の可動磁石220、240が配置された収容部材400は、その外面を取り囲んでいる分離部材100の内部に位置する。駆動手段には、モータ(不図示)の駆動軸をクランク軸780として形成し、クランクアーム782に連接棒784の一端をピン786で結合する。連接棒784の他端は、収容部材400の一端部にピン788で結合する。このような構成により、モータが回転することによって、収容部材400が往復運動するようになる。
また、図17bに示すように、受動磁石320、340は、分離部材100を介して可動磁石220、240と磁気力により結合されている。ここで、受動磁石320は、水平回転するように配置され、受動磁石340は、転がり回転するように配置される。このような構成の磁石回転装置において、収容部材400が往復運動することによって、受動磁石320、340は、可動磁石220、240に従って往復運動すると同時に、回転運動するようになる。
図17a及び図17bに示すように、モータの回転力を往復運動に変換させる運動変換装置により、収容部材または分離部材を相対移動させることが可能である。図17a及び図17bでは、収容部材が往復運動する例を示したが、分離部材を往復運動させる構成も可能である。また、前記運動変換装置としては、クランク装置以外にも、カム装置またはカム装置と類似の装置を利用できる。
図18a及び図18bは、分離部材を中空の球形状で構成した例を示す。図18aに示すように、分離部材100は、中空のシェルプレートで形成され、分離部材100内の空洞に球形状の収容部材400を配置する。収容部材400の外周面上には、分離部材100の内面に隣接するように、複数の可動磁石200が配置される。また、複数の可動磁石200夫々に対向する位置で、分離部材100の外面に複数の受動磁石320、340が磁気力により可動磁石200と結合されるように配置される。
図18aに示す磁石回転装置では、支持台800の下部に駆動モータ820が装着される。収容部材400は、駆動モータ820の出力軸に連結した駆動軸822に固定される。したがって、駆動モータ820が駆動すれば、収容部材400は、分離部材100の内面に沿って回転するようになる。さらに、受動磁石320、340は、分離部材100の外面上で自転しながら可動磁石200に従って円周運動をするようになる。ここで、受動磁石320は、水平回転するように配置され、受動磁石340は、転がり回転するように配置されている。図18bは、図18aに示す磁石回転装置を用いて製作された回転装飾物を示す。図18bから分かるように、夫々の受動磁石にいろいろな形状の装飾物500を取り付けることができ、またユーザの所望するパターンを形成し、玩具、インテリア装飾物、広告用看板などに応用できる。
図19は、分離部材を円板型のシェルプレートで構成した例を示す。図19に示す磁石回転装置の基本構成は、図18aに示す磁石回転装置と同様である。但し、分離部材100を円板形状のシェルプレートで形成し、その内部に形成された空洞に円板形状の収容部材400を配置する。収容部材400は、支持台800に装着されたモータ820の駆動軸822に固定され、モータ820が駆動すれば、分離部材100の内面に沿って回転するようになる。このような構成の磁石回転装置において、分離部材100の外面上に配置された受動磁石300は、収容部材400に配置された可動磁石200に従って自転しながら円周運動するようになる。
図20では、分離部材を円筒形状のシェルプレートで構成した例を示す。図20に示す磁石回転装置の基本構成は、図18a及び図19に示す磁石回転装置と同様である。但し、円筒形状のシェルプレートで構成された分離部材100が駆動軸822に連結されたり、分離部材100の内部に配置された収容部材400が駆動軸822に連結されることができるという点において差異がある。
すなわち、分離部材100を回転させようとする場合には、支持台800に固定された下部固定ねじ842を緩め、上部固定ねじ844を駆動軸822に固定する。この時、駆動軸822に固定された上部固定ねじ848を緩め、下部固定ねじ846を支持台800に固定することで、収容部材400を支持台800に固定する。一方、収容部材400を回転させようとする場合には、支持台800に固定された下部固定ねじ846を緩め、上部固定ねじ848を駆動軸822に固定する。この時、駆動軸822に固定された上部固定ねじ844を緩め、下部固定ねじ842を支持台800に固定することで、分離部材100を支持台800に固定する。このような方式で、分離部材100または収容部材400を駆動軸822に選択的に連結して回転させることができる。
分離部材100を駆動軸822に連結し収容部材400を支持台800に固定した場合には、分離部材100の外面に配置された受動磁石300が移動することなく本来の位置で自転するようになる。一方、収容部材400を駆動軸822に連結し分離部材100を支持台800に固定した場合には、受動磁石300が分離部材100の外面上で自転しながら可動磁石200に従って円周運動するようになる。
図21a及び図21bは、本発明に係る磁石回転装置を用いて分離部材上で移動する自動車玩具を示す。可動磁石200及び受動磁石300は、例えば、図2に示す磁石配置と同様に、受動磁石300が分離部材100の外面上で転がり回転するように配置される。ここで、2つの受動磁石300を一対にして自動車の車輪を構成する。また、2つの受動磁石300の回転の中心には、軸900が連結される。軸900は、クランクアーム920に連結したクランク軸で形成される。さらに、自動車ケース926の上面には、人形922が配置され、人形の腕928がピン924によりクランクアーム920に連結される。
図21a及び図21bに示す自動車玩具において、収容部材400が分離部材100に対して移動すれば、受動磁石300が分離部材100上で、収容部材400に配置された可動磁石200に従って移動しながら転がり回転するようになる。したがって、前記自動車玩具は、受動磁石300が転がり回転することによって、分離部材100上で転がるようになる。また、受動磁石300に連結したクランク装置900、920により、人形922の腕928及び人形922の頭が上下に移動する。さらに、分離部材100及び収容部材400を図15aから図15cに示すようなコンベヤー装置で構成すれば、一層おもしろい自動車玩具を製作できる。なお、図21a及び図21bでは、転がり回転する受動磁石にクランク軸を取り付けた例を示したが、水平回転する受動磁石にクランク軸を取り付け、モービル玩具を製作することも可能である。
本発明に係る磁石回転装置は、磁気力により少なくとも1つの可動磁石と結合された複数の受動磁石を夫々独立に回転させることができる。したがって、1つの可動磁石を用いて複数の回転物を回転させることができるので、機械装置に必要な部品の個数を低減することができる。
また、複数の可動磁石を使用して本発明に係る磁石回転装置を構成する場合にも、夫々の可動磁石が、個別にモータにより回転するものでなく、可動磁石と受動磁石との間に介在された分離部材に対して相対移動することで、複数の受動磁石が回転するようになる。すなわち、夫々の可動磁石がギア、プーリなどの付属品によりモータの出力軸に直接連結される構造ではないので、より少ない数の部品を使用して夫々の回転物に独立な回転力を伝達できる動力伝達装置を提供できる。したがって、本発明に係る磁石回転装置を、複数の回転軸が必要な機械装置に応用する場合に、より単純な構造の機械装置を構成することができ、装置の製造コストが低く、エネルギー効率に優れた動力伝達装置として使用することができる。
さらに、本発明に係る磁石回転装置は、受動磁石を移動することなく本来の位置で回転させるだけでなく、回転と同時に移動させることができる。すなわち、可動磁石が回転運動せずに、受動磁石と可動磁石との間に介在された分離部材に対して相対移動するようになる。また、可動磁石と分離部材とが相対移動する経路を多様に構成することができる。例えば、直線運動、円周運動、往復運動、曲線運動など多様な移動経路を構成できる。このように、受動磁石は、モータの駆動軸に直接連結されずに、可動磁石に従って多様な経路を移動しながら回転運動を併行するようになる。したがって、本発明に係る磁石回転装置を玩具、インテリア装飾物、広告用看板などに使用する場合、立体感及び躍動感など多様な視覚的効果を表現できる。特に、分離部材及び収容部材を透明な材質で製造すれば、本発明に係る磁石回転装置を照明器具付き装飾物として応用することができる。
また、本発明に係る磁石回転装置において、分離部材と可動磁石(または収容部材)とを相対移動させる駆動手段には、多様な装置が応用されることができる。例えば、ユーザが手で直接可動磁石(または収容部材)及び分離部材のいずれか1つを駆動することも可能であり、コンベヤー装置、クランク装置などを利用することも可能である。したがって、本発明に係る磁石回転装置は、多数の回転軸を必要とする機械装置の動力伝達装置のみならず、玩具、衣服の装飾物、インテリア装飾、広告用看板などに広範囲に応用することができる。
以上において説明した本発明は、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更が可能であるので、上述した実施例及び添付された図面に限定されるものではない。
各構成要素の配置関係を示す磁石回転装置の断面図 図1Aに示す磁石回転装置の上面図 各構成要素の配置関係を示す磁石回転装置の断面図 図2AのI−I切断線に沿って切断した側断面図 3つの可動磁石が配置された磁石回転装置の断面図 図3Aに示す磁石回転装置の上面図 2つの可動磁石が配置された磁石回転装置の断面図 図4AのI−I切断線に沿って切断した側断面図 2つの可動磁石が配置された磁石回転装置の断面図 図5Aに示す磁石回転装置の上面図 分離部材の上面に隔離部材を配置した磁石回転装置の断面図 図6Aに示す磁石回転装置の上面図 複数の可動磁石及び受動磁石を配置した磁石回転装置を示す上面図 図7AのI−I線に沿って切断した断面図 図7AのII−II線に沿って切断した断面図 受動磁石に回転力補強手段を配置した磁石回転装置の断面図 受動磁石に回転力補強手段を配置した磁石回転装置の断面図 受動磁石の吸着面に湾曲部を形成した例を示す断面図 円形の模型物内に受動磁石を配置した例を示す断面図 位置変換用傾斜突起部を形成した分離部材上面における受動磁石の各状態を説明する図 分離部材をコンベヤーベルトで形成した磁石回転装置の上面図 図12AのI−I線に沿って切断した断面図 収容部材をコンベヤーベルトで形成した磁石回転装置の切欠斜視図 図13AのI−I線に沿って切断した断面図 収容部材及び可動磁石の配置を説明するための概略図 分離部材上面における受動磁石の状態を示す上面図 収容部材及び分離部材を柔軟な材質で製造した磁石回転装置の説明図 収容部材及び分離部材を柔軟な材質で製造した磁石回転装置の説明図 収容部材及び分離部材を柔軟な材質で製造した磁石回転装置の説明図 収容部材、可動磁石及びチェーンの連結関係の説明図 クランク装置を利用する磁石回転装置の説明概略図 図17AのI−I線に沿って切断した断面図 分離部材を球形状のシェルプレートで形成した磁石回転装置の断面図 装飾物が取り付けられた受動磁石を配置した磁石回転装置の斜視図 分離部材を円板形状のシェルプレートで形成した磁石回転装置の断面図 分離部材を円筒形状のシェルプレートで形成した磁石回転装置の断面図 磁石回転装置を用いた自動車玩具の断面図 図21Aに示す自動車玩具の側断面図

Claims (43)

  1. 非磁性材質の分離部材と、
    前記分離部材の一方の外面に沿って前記分離部材に対して相対移動が可能であり、そのN極及びS極が前記分離部材の前記一方の外面に沿って配置された少なくとも1つの可動磁石と、
    前記分離部材の他方の外面に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する少なくとも1つの受動磁石とを有する磁石回転装置。
  2. 前記可動磁石及び前記受動磁石は、前記受動磁石に及ぼす前記可動磁石の磁気吸引力が最大である前記受動磁石の一部領域が、前記受動磁石の回転中心から偏心されるように配置される請求項1に記載の磁石回転装置。
  3. 前記可動磁石は両面2極磁石である請求項1に記載の磁石回転装置。
  4. 前記可動磁石は片面2極磁石である請求項1に記載の磁石回転装置。
  5. 前記受動磁石は両面2極磁石である請求項1に記載の磁石回転装置。
  6. 前記受動磁石は、N極及びS極のいずれか1つの磁極面が前記分離部材の前記他方の外面に吸着される請求項5に記載の磁石回転装置。
  7. 前記受動磁石は円柱形であり、その外周面が前記分離部材の前記他方の外面に吸着される請求項5に記載の磁石回転装置。
  8. 非磁性材質の分離部材と、
    前記分離部材の一方の外面に沿って前記分離部材に対して相対移動が可能であり、その夫々のN極またはS極のいずれか1つが前記分離部材の一方の外面に沿って配置された少なくとも2つの可動磁石と、
    前記分離部材の他方の外面に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する少なくとも1つの受動磁石とを有する磁石回転装置。
  9. 前記可動磁石及び前記受動磁石は、前記受動磁石に及ぼす前記可動磁石の磁気吸引力が最大である前記受動磁石の一部領域が、前記受動磁石の回転中心から偏心されるように配置される請求項8に記載の磁石回転装置。
  10. 前記可動磁石夫々は、両面2極磁石である請求項8に記載の磁石回転装置。
  11. 前記可動磁石は、夫々のN極及びS極が交互に配置されるように、互いに隣接して配置される請求項10に記載の磁石回転装置。
  12. 前記受動磁石は両面2極磁石であり、N極及びS極のいずれか1つの磁極面が前記分離部材の前記他方の外面に吸着される請求項11に記載の磁石回転装置。
  13. 前記少なくとも2つの可動磁石は、磁極面が大きい可動磁石と磁極面が小さい可動磁石とを含み、前記受動磁石は磁極面が小さい可動磁石側に配置される請求項12に記載の磁石回転装置。
  14. 前記受動磁石は、円柱形の両面2極磁石であり、その外周面は前記分離部材の前記他方の外面に吸着される請求項11に記載の磁石回転装置。
  15. 前記受動磁石と結合された2つの可動磁石を含み、
    前記2つの可動磁石は、同一極性の磁極が前記分離部材の前記一方の外面に隣接し、かつ前記2つの可動磁石間に間隔を有するように配置され、
    前記受動磁石は両面2極磁石であり、そのN極及びS極のいずれか1つの磁極面が前記分離部材の前記他方の外面に吸着され、前記2つの可動磁石の前記間隔の間に配置される請求項10に記載の磁石回転装置。
  16. 非磁性材質の分離部材と、
    前記分離部材の一方の外面に沿って前記分離部材に対して相対移動が可能であり、そのN極及びS極のいずれか1つの磁極が前記分離部材の前記一方の外面に沿って配置される少なくとも1つの可動磁石と、
    前記可動磁石に対向する位置において前記分離部材の他方の外面に配置され、かつ前記可動磁石と前記分離部材との相対移動経路に沿って配置される非磁性材質の隔離部材と、
    前記分離部材の前記他方の外面上で前記隔離部材の一側に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する少なくとも1つの受動磁石とを有する磁石回転装置。
  17. 前記可動磁石は両面2極磁石である請求項16に記載の磁石回転装置。
  18. 前記受動磁石は円柱形の両面2極磁石であり、N極及びS極のいずれか1つの磁極面が前記分離部材の前記他方の外面に吸着される請求項16に記載の磁石回転装置。
  19. 前記可動磁石が配置された収容部材をさらに有する請求項1から18のいずれか一項に記載の磁石回転装置。
  20. 前記分離部材及び前記収容部材の少なくとも1つを駆動し、前記可動磁石を前記分離部材に対して相対移動させる駆動手段をさらに有する請求項19に記載の磁石回転装置。
  21. 前記駆動手段はコンベヤー装置である請求項20に記載の磁石回転装置。
  22. 前記分離部材はコンベヤーベルトであり、
    前記収容部材は前記コンベヤーベルトの内側に配置され、
    前記駆動手段は前記分離部材を移動させるベルトコンベヤー装置である請求項21に記載の磁石回転装置。
  23. 前記収容部材はベルトコンベヤーローラである請求項22に記載の磁石回転装置。
  24. 前記収容部材はコンベヤーベルトであり、
    前記分離部材は前記収容部材の外側を覆うように配置され、
    前記駆動手段は前記収容部材を移動させるベルトコンベヤー装置である請求項21に記載の磁石回転装置。
  25. 前記分離部材は、前記収容部材が内部に挿入可能な管形状である請求項24に記載の磁石回転装置。
  26. 前記分離部材は、その内部で前記収容部材に係合するローラを有する請求項25に記載の磁石回転装置。
  27. 前記駆動手段はチェーンを含むチェーンコンベアー装置であり、
    前記収容部材は下面が前記チェーンに固定され、上面に前記可動磁石が配置される支持板であり、
    前記分離部材は前記可動磁石に隣接するように配置される請求項21に記載の磁石回転装置。
  28. 前記駆動手段は、駆動モータと、該駆動モータの回転運動を往復運動に変換させる運動変換装置とを有する請求項20に記載の磁石回転装置。
  29. 前記運動変換装置は、カム装置またはクランク装置である請求項28に記載の磁石回転装置。
  30. 前記駆動手段は、駆動モータと、該駆動モータにより回転する駆動軸とを有し、
    前記分離部材は内部に空洞が形成されたシェルプレートであり、
    前記収容部材は、前記分離部材の内側面に隣接するように前記分離部材の前記空洞に配置され、
    前記分離部材及び前記収容部材の少なくとも1つが前記駆動軸に連結され回転する請求項20に記載の磁石回転装置。
  31. 前記受動磁石は円形であり、外周面に摩擦リングが挿着される請求項19に記載の磁石回転装置。
  32. 前記分離部材の前記他方の一面に垂直に配置され、前記受動磁石に接触する垂直摩擦板が形成される請求項19に記載の磁石回転装置。
  33. 前記受動磁石の少なくとも1つの磁極面に摩擦板が取り付けられる請求項19に記載の磁石回転装置。
  34. 前記受動磁石は、前記分離部材上に吸着される面に湾曲部が形成される請求項19に記載の磁石回転装置。
  35. 前記受動磁石の回転中心上に配置されるバーと、
    前記バーの一端に形成され、その外周縁に前記分離部材の前記他方の一面に接触する摩擦面が形成された円形摩擦板とをさらに有する請求項19に記載の磁石回転装置。
  36. 前記分離部材の前記他方の一面に、少なくとも一側が傾斜するように形成され、前記受動磁石の位置を変換させる傾斜突起部を有する請求項19に記載の磁石回転装置。
  37. 前記受動磁石は、その回転面に垂直に延設される回転軸を有する請求項19に記載の磁石回転装置。
  38. 請求項20に記載の磁石回転装置と、
    前記磁石回転装置内の受動磁石により回転する回転物とを有する回転装飾物。
  39. 前記受動磁石の回転面に垂直に延設されるクランク軸をさらに有する請求項38に記載の回転装飾物。
  40. 非磁性材質の分離部材と、
    前記分離部材の一方の外面に沿って配置され、前記分離部材に対して相対移動が可能な収容部材と、
    前記収容部材に収容された少なくとも1つの可動磁石と、
    前記分離部材の他方の外面に配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、前記収容部材と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する磁性材質の回転部材と、
    前記分離部材及び前記収容部材の少なくとも1つを駆動し、前記可動磁石を前記分離部材に対して相対移動させる駆動手段とを有する磁石回転装置。
  41. 前記磁性材質の回転部材は、円柱形または球形である請求項40に記載の磁石回転装置。
  42. 非磁性材質の分離部材と、
    前記分離部材の一方の外面に沿って配置され、前記分離部材に対して相対移動が可能な収容部材と、
    前記収容部材に収容され、磁性材質よりなる少なくとも1つの可動部材と、
    前記分離部材の他方の外面に配置され、磁気力により前記可動部材と結合され、前記収容部材と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動部材に従って移動しながら回転する受動磁石と、
    前記分離部材及び前記収容部材の少なくとも1つを駆動し、前記可動部材を前記分離部材に対して相対移動させる駆動手段とを有する磁石回転装置。
  43. 非磁性材質の分離部材と、
    前記分離部材の一方の外面に沿って配置され、前記分離部材に対して相対移動が可能な収容部材と、
    その夫々のN極及びS極が前記分離部材の前記一方の外面に沿って前記収容部材に配置される複数の可動磁石と、
    前記分離部材の他方の外面に隣り合うように配置され、磁気力により前記可動磁石と結合され、N極及びS極のいずれか1つの磁極面が前記分離部材の前記他方の外面に吸着され、前記可動磁石と前記分離部材とが相対移動すれば、前記分離部材の前記他方の外面上で前記可動磁石に従って移動しながら回転する複数の第1円形受動磁石と、
    前記複数の第1円形受動磁石のうち隣接する2つの第1円形受動磁石の上側に配置され、その外周面が前記2つの第1円形受動磁石に隣接するように配置される複数の第2円形受動磁石と、
    前記分離部材及び前記収容部材の少なくとも1つを駆動し、前記可動磁石を前記分離部材に対して相対移動させる駆動手段とを有する磁石回転装置。
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