JP5363960B2 - 空調管理システム - Google Patents
空調管理システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5363960B2 JP5363960B2 JP2009280839A JP2009280839A JP5363960B2 JP 5363960 B2 JP5363960 B2 JP 5363960B2 JP 2009280839 A JP2009280839 A JP 2009280839A JP 2009280839 A JP2009280839 A JP 2009280839A JP 5363960 B2 JP5363960 B2 JP 5363960B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- set temperature
- temperature
- air conditioning
- air conditioner
- controller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
居住ゾーンへの入退室管理システムとしては、例えば、カードリーダで読み取った個人情報に基づいて入室可否を判断するシステムや、アンチパスバックシステム(入室情報がない場合に、退室許可されないシステム)が知られている。
さらに、居住ゾーンへの入室情報に基づいて居住ゾーンの在室人数や在室時間を管理する入退室管理システムも知られている。
このような空調管理システムでは、居住ゾーンの温度を、利用者が例えばリモコンを使用して空調機に設定する設定温度に維持するように空調コントローラが各空調機を制御している。
さらに、近年は、空調管理システムにも省エネルギが要求されることから、例えば、特許文献1には、セーブ運転スイッチの操作によって温度設定可能範囲に上限値と下限値を設定することができ、利用者が、暖房運転時には居住ゾーンの温度を高めに設定できず冷房運転時には低めに設定できないようにして空調機を省エネルギ運転する技術が開示されている。
また、温度設定の範囲に制限を加えることができないため、利用者が強めの空調になるように温度設定すると、省エネルギ運転できなくなるという問題がある。
また、例えば特許文献1、3に開示される技術では、居住ゾーンの在室人数によらず空調機が制御されるため、居住ゾーンの在室人数が少なくて空調機を弱めに運転できる場合であっても周囲温度によっては空調機を強めに運転することがあり、空調機を効果的に省エネルギ運転できないという問題がある。
また、利用者が温度設定可能範囲を超えて設定温度を変更できないように、リモコンが制限する空調管理システムとする。また、リモコンは、利用者による操作が温度設定可能範囲を超えるものか否かを判定し、超えないと判定したときは利用者の設定した設定温度の送信を行い、超えると判定したときは利用者の設定した設定温度の送信を行わないように制御する。
図1は、本発明の空調管理システムを組み込む総合管理システムの一構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る空調管理システム1は、ビル等の建造物(以下、建造物と称する)を総合的に管理する総合管理システム100に、入退室管理システム2とともに組み込まれている。
なお、総合管理システム100には、建造物の空調管理システム1、入退室管理システム2のほか、いずれも図示しない照明設備、防犯防災設備、昇降設備等を制御するための制御システムが組み込まれていてもよい。
空調機14は、運転モードとして冷房運転と暖房運転が可能に構成され、利用者が居住して温度管理するゾーン(以下、居住ゾーンZoと称する)に配設される。そして、空調機14は、空調コントローラ12からの制御信号(指令)に応じて冷房運転と暖房運転が切り替わるように運転され、冷気又は暖気を吐き出して居住ゾーンZoの温度(室温)を調節する。
また、空調リモコン15は、例えば空調機14を介して空調コントローラ12とデータを互いに送受信可能に構成され、利用者は空調リモコン15を操作して居住ゾーンZoごとに空調機14の設定温度を設定できるように構成される。
なお、温度設定可能範囲は空調管理システム1の空調リモコン15に設けられ、利用者は、温度設定可能範囲内で設定温度を設定できる。
なお、利用者が温度設定可能範囲を超えた設定温度を空調機14に設定しようと空調リモコン15を操作したとき、空調リモコン15が警告音や警告灯で利用者に警告する構成としてもよい。
そして、空調コントローラ12は空調機14を介して、必要なデータを空調リモコン15に送信可能に構成される。
このような構成によると、例えば、空調コントローラ12が有する情報(例えば空調機14に備わる図示しない温度検出装置が検出する居住ゾーンZoの室温や設定温度等)を空調機14を介して空調リモコン15に送信できる。
そして、空調リモコン15は、居住ゾーンZoの室温や設定温度等の情報を取得できる。
さらに、空調リモコン15に液晶表示装置などの情報表示機能が備わる構成とすれば、空調コントローラ12から受信したデータ(居住ゾーンZoの室温や設定温度等)を情報として表示することができ、利用者は、これらの情報を空調リモコン15の表示によって確認できる。
また、空調機14は、天井部への埋設、壁部への取り付け、床上への設置などによって居住ゾーンZoに配設される。
また、1つの居住ゾーンZoに複数の空調機14が配設される構成であってもよく、1つの居住ゾーンZoに1つの空調リモコン15が備わる構成であってもよいし、1つの空調機14に1つの空調リモコン15が備わる構成であってもよい。
なお、空調コントローラ12に複数の空調機14が接続される場合、空調コントローラ12は各空調機14を独立に運転できる構成とする。
中央監視装置10は、空調コントローラ12が有する空調管理システム1の動作状態等の情報を表示する機能や、例えば管理人の操作で空調管理システム1の設定を変更する機能を有する。
なお、中央監視装置10に、複数の空調コントローラ12が接続される構成であってもよい。
電気錠26aは、例えば入退室管理コントローラ22からの制御信号によって動作し、出入口26を開錠及び施錠する。そのため、電気錠26aと入退室管理コントローラ22は図示しない制御線で接続されている。
入退室管理コントローラ22は入室用カードリーダ24iから伝送される個人情報に基づいて、当該個人情報を有する利用者の居住ゾーンZoへの入室可否を判定し、居住ゾーンZoへの入室を許可すると判定した場合は、出入口26の電気錠26aを開錠する。
さらに、入退室管理コントローラ22は、入室可と判定した利用者の個人情報に入室情報を対応付けて入退室を管理するテーブルに登録する。
入退室管理コントローラ22は電気錠26aを開錠し、退室用カードリーダ24oから伝送された個人情報に退室情報を対応付けて入退室を管理するテーブルに登録する。
また、入退室情報読取装置はカードリーダ24ではなく、指紋などの生体情報を読み取るセンサであってもよい。この場合、指紋などの生体情報が利用者の個人情報になる。
中央監視装置20は、入退室コントローラ22が有する情報を表示する機能や、例えば管理人の操作で入退室管理システム2の設定を変更する機能を有する。
入退室管理コントローラ22が有する情報は、例えば、居住ゾーンZoに入室可能な利用者の個人情報、居住ゾーンZoに入室を許可した利用者の個人情報などを含んでいる。
なお、中央監視装置20には、複数の入退室管理コントローラ22が接続される構成であってもよい。
また、空調管理システム1の中央監視装置10と入退室管理システム2の中央監視装置20を一体の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)としてもよい。
さらに、入退室管理コントローラ22は、例えば、入室記録が登録されている個人情報の数を計測することで居住ゾーンZoに在室している利用者の人数(在室人数)を算出する。つまり、入退室管理コントローラ22は、個人情報を入退室情報として利用し、入退室情報に基づいて居住ゾーンZoの在室人数を算出する。
そして、入退室管理コントローラ22は算出した在室人数を、接続線3を介して空調コントローラ12に通知する機能を有することが好適である。
この構成によって、空調コントローラ12は、居住ゾーンZoの在室人数を検知できる。
複数の居住ゾーンZoの配置は限定されるものではないが、図2に一例を示すように、第1居住ゾーンZo1と第2居住ゾーンZo2が隣接し、第3居住ゾーンZo3が第1居住ゾーンZo1及び第2居住ゾーンZo2と、廊下101を挟んで配置される。
なお、居住ゾーンZoの数は3つに限定されるものではない。また、1つの階ではなく複数の階(例えば1階と2階)にまたがって配置されていてもよい。
さらに、第2出入口262とは別の第3出入口263が配置される場合、第3出入口263には第3カードリーダ243が備わる。
さらに、2つの出入口264、265とは別の第6出入口266が配置される場合には、第6出入口266に第6カードリーダ246が備わる。
また、図示はしないが、廊下101の温度管理をするための空調機14が備わっていてもよい。
また、第1居住ゾーンZo1の第1カードリーダ241、第2居住ゾーンZo2の第2カードリーダ242と第3カードリーダ243、及び第3居住ゾーンZo3の第4カードリーダ244〜第6カードリーダ246は、それぞれ伝送線23を介して入退室管理コントローラ22と接続される。
入退室管理コントローラ22は、例えば、第1カードリーダ241から伝送される個人情報に基づいて、第1居住ゾーンZo1への利用者の入退室を管理し、第2カードリーダ242及び第3カードリーダ243から伝送される個人情報に基づいて、第2居住ゾーンZo2への利用者の入退室を管理する。
具体的に、入退室管理コントローラ22は、入室記録を付した個人情報の数を居住ゾーンZoごとに計測して、在室人数を居住ゾーンZoごとに算出する。
そして、算出した各居住ゾーンZoの在室人数を、接続線3(図2参照)を介して空調コントローラ12(図2参照)に通知する。
この構成によって、空調コントローラ12は居住ゾーンZoごとに在室人数を検知できる。
そして、各居住ゾーンZoに配置される空調機14ごとに制御信号を送信して、各居住ゾーンZoの室温を、利用者が各居住ゾーンZoごとに空調機14に設定した設定温度に維持するように各空調機14を制御する。
空調コントローラ12は、例えば、第1空調機141を制御して第1居住ゾーンZo1を温度管理し、第3空調機143〜第6空調機146を制御して第3居住ゾーンZo3を温度管理する。
つまり、空調コントローラ12は、居住ゾーンZoの在室人数の変化に応じて、空調リモコン15に設けられる温度設定可能範囲を変更可能に構成される。
そして、利用者は、空調リモコン15を操作して温度設定可能範囲内で空調機14(図1参照)に設定温度を設定可能な構成とする。
このため、空調リモコン15は、利用者が温度設定可能範囲を超えて設定温度を設定できないように制限する機能を有する。
そして、変更した後の下限値または上限値を空調機14を介して空調リモコン15に情報として送信する。
そのため、空調コントローラ12は、例えば、図4に示すような「温度管理マップ」(所定のマップ)を有し、運転モード(冷房運転か暖房運転か)と各居住ゾーンZoの在室人数に基づいて温度管理マップを参照して運転モードに応じた最高設定温度または最低設定温度を設定する。
空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最低設定温度または最高設定温度を新たな最低設定温度または最高設定温度に変更して、温度設定可能範囲を変更する。
このように空調コントローラ12は、居住ゾーンZoの在室人数が変化した場合、在室人数に応じて設定する最低設定温度または最高設定温度を空調リモコン15に情報として送信して、空調リモコン15に設けられる温度設定可能範囲を変更する。
そして、管理番号ごとに、冷房運転時の最低設定温度と暖房運転時の最高設定温度が決められている。
そして、空調リモコン15(図1参照)は、冷房運転時には、利用者が28℃より低い設定温度を空調機14(図1参照)に設定できないように制限し、暖房運転時には、利用者が25℃より高い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
そして、空調リモコン15(図1参照)は、冷房運転時には、利用者が23℃より低い設定温度を空調機14(図1参照)に設定できないように制限し、暖房運転時には、利用者が20℃より高い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
管理番号2〜5は、図4に示す在室人数の区分を示し、それぞれの区分ごとに、冷房運転時の最低設定温度と暖房運転時の最高設定温度が決められている。
空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最低設定温度を新たな最低設定温度に変更するとともに、利用者が、変更後の最低設定温度より低い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最高設定温度を新たな最高設定温度に変更するとともに、利用者が、変更後の最高設定温度より高い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
換言すると、在室人数が少ないとき、空調機14は高い冷房能力を必要とせず、低い冷房能力で冷房運転することができ、消費するエネルギを抑えることができる。したがって、温度管理マップは在室人数が少ない区分の最低設定温度を高めにして、空調コントローラ12(図1参照)が空調機14を低い冷房能力で運転する構成として省エネルギの効果を高める。
そして、在室人数が増えるにしたがって最低設定温度を低くし、空調コントローラ12(図1参照)が高い冷房能力で空調機14を運転することを可能として居住ゾーンZoを快適な温度に維持できるようにしている。
そこで、図4に示すように、温度管理マップは、在室人数が最も多い管理番号6の区分の暖房運転時の最高設定温度を最も低くする。
そこで、在室人数が減るにしたがって最高設定温度を高くし、空調コントローラ12(図1参照)が高い暖房能力で空調機14を運転することを可能として居住ゾーンZoを快適な温度に維持できるようにしている。
そして、本実施形態に係る空調コントローラ12(図1参照)は、入退室管理コントローラ22(図1参照)から通知される居住ゾーンZo(図1参照)の在室人数に基づいて、図4に示す温度管理マップを参照し、居住ゾーンZoの在室人数が変化した場合、空調機14(図1参照)を冷房運転するときには最低設定温度を変更し、暖房運転するときには最高設定温度を変更する。
さらに、空調コントローラ12は、変更した後の最低設定温度または最高設定温度を、空調リモコン15(図1参照)に送信する。
また、空調コントローラ12は、空調機14を暖房運転している場合、在室人数が減ったときは最高設定温度を高温側に変更し、在室人数が増えたときは最高設定温度を低温側に変更する。
例えば、空調コントローラ12が空調機14(図1参照)を冷房運転している場合に居住ゾーンZo(図1参照)の在室人数が減って、最低設定温度を高温側に変更したときに設定温度が最低設定温度より低くなると、空調コントローラ12は設定温度を変更後の最低設定温度に変更する。
一方、設定温度が、温度設定可能範囲内にあるとき、空調コントローラ12は設定温度を変更せず、そのまま維持する。
さらに、空調リモコン15は空調コントローラ12から送信された設定温度を液晶表示装置等に表示するように構成されていてもよい。
利用者は、空調リモコン15が表示する設定温度によって、空調コントローラ12が変更した設定温度を確認できる。
設定温度は27℃で最低設定温度(28℃)より低いため、空調コントローラ12は空調機14に設定される設定温度を27℃から28℃に変更する。
そして、空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最低設定温度(28℃)を新たな最低設定温度に変更して温度設定可能範囲を変更し、利用者が28℃よりも低い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
つまり、空調コントローラ12は、下限値である最低設定温度を27℃から28℃に高温側に変更して空調リモコン15に設けられる温度設定可能範囲を変更し、さらに、空調機14に設定される設定温度を27℃から28℃に変更する。
設定温度は27℃で最低設定温度(26℃)より高いため、空調コントローラ12は空調機14に設定される設定温度を変更せずそのまま維持する。
そして、空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最低設定温度(26℃)を新たな最低設定温度に変更して温度設定可能範囲を変更し、利用者が26℃よりも低い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
つまり、空調コントローラ12は、下限値である最低設定温度を27℃から26℃に低温側に変更して空調リモコン15に設けられる温度設定可能範囲を変更するが、空調機14に設定されている設定温度は27℃のまま維持する。すなわち、変更後の温度設定可能範囲が省エネルギ方向とは逆方向に変更された場合は、設定温度が温度設定可能範囲内であるため、自動的には設定温度を変更せず、利用者が操作するまでは設定温度をそのまま維持する。したがって、利用者が空調リモコン15を使って設定温度を変更するまでの間は省エネルギの効果を得られる。
この場合も、設定温度が温度設定可能範囲内にあるとき、空調コントローラ12は設定温度を変更せずそのまま維持する。
設定温度は21℃で最高設定温度(20℃)より高いため、空調コントローラ12は空調機14に設定される設定温度を21℃から20℃に変更する。
そして、空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最高設定温度(20℃)を新たな最高設定温度に変更して温度設定可能範囲を変更し、利用者が20℃よりも高い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
つまり、空調コントローラ12は、上限値である最高設定温度を21℃から20℃に低温側に変更して空調リモコン15に設けられる温度設定可能範囲を変更し、さらに、空調機14に設定される設定温度を21℃から20℃に変更する。
設定温度は21℃で最高設定温度(22℃)より低いため、空調コントローラ12は空調機14に設定される設定温度を変更せずそのまま維持する。
そして、空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最高設定温度(22℃)を新たな最高設定温度に変更して温度設定可能範囲を変更し、利用者が22℃よりも高い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
つまり、空調コントローラ12は、上限値である最高設定温度を21℃から22℃に高温側に変更して空調リモコン15に設けられる温度設定可能範囲を変更するが、空調機14に設定されている設定温度は21℃のまま維持する。すなわち、変更後の温度設定可能範囲が省エネルギ方向とは逆方向に変更された場合は、設定温度が温度設定可能範囲内であるため、自動的には設定温度を変更せず、利用者が操作するまでは設定温度をそのまま維持する。したがって、利用者が空調リモコン15を使って設定温度を変更するまでの間は省エネルギの効果を得られる。
さらに、設定した最低設定温度を空調リモコン15(図1参照)に送信し、空調リモコン15の最低設定温度を変更する。
空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最低設定温度を新たな最低設定温度に変更する。そして、利用者が設定温度を最低設定温度より低く変更できないようにして、利用者が温度設定可能範囲を超えて設定温度を変更できないように制限する。
さらに、設定した最高設定温度を空調リモコン15(図1参照)に送信し、空調リモコン15の最高設定温度を変更する。
空調リモコン15は、空調コントローラ12から送信された最高設定温度を新たな最高設定温度に変更する。そして、利用者が設定温度を最高設定温度より高く変更できないようにして、利用者が温度設定可能範囲を超えて設定温度を変更できないように制限する。
設定温度変更手順は、空調コントローラ12が実行するプログラムに組み込まれ、例えば、入退室管理コントローラ22から在室人数が通知されたときに実行するように構成される。
この構成によって、空調コントローラ12は、居住ゾーンZoごとの在室人数に応じて、居住ゾーンZoに配置される空調機14および空調リモコン15ごとに設定温度と温度設定可能範囲を変更できる。
空調コントローラ12は、入退室管理コントローラ22から通知される在室人数(居住ゾーンZoの在室人数)と、現在の管理番号に対応する在室人数とを比較する(ステップS101)。
具体的に空調コントローラ12は、居住ゾーンZoの在室人数と、現在の管理番号に基づいて温度管理マップから抽出する在室人数と比較する。
また、居住ゾーンZoの在室人数と現在の管理番号に対応する在室人数が等しくない場合(ステップS101→No)、居住ゾーンZoの在室人数が現在の管理番号に対応する在室人数よりも多ければ(ステップS102→Yes)、管理番号に1を加算し(ステップS103)、1が加算された管理番号を現在の管理番号として手順をステップS101に戻す。
なお、図示していないが、居住ゾーンZoの在室人数が現在の管理番号に対応する在室人数よりも多いとき(ステップS102→Yes)、現在の管理番号が最大値であれば、空調コントローラ12は管理番号に1を加算することなく、現在の管理番号のままとして終了する。
なお、図示していないが、居住ゾーンZoの在室人数が現在の管理番号に対応する在室人数よりも少ないとき(ステップS102→No)、現在の管理番号が最小値であれば、空調コントローラ12は管理番号から1を減算することなく、現在の管理番号のままとして終了する。
また、空調コントローラ12は、居住ゾーンZoの在室人数が、管理番号に対応する在室人数の範囲の最大値よりも多いとき、居住ゾーンZoの在室人数が現在の管理番号に対応する在室人数よりも多いと判定し、居住ゾーンZoの在室人数が、在室人数の範囲の最小値未満のとき、居住ゾーンZoの在室人数が現在の管理番号に対応する在室人数よりも少ないと判定する。
例えば、空調コントローラ12は、設定温度変更手順を開始する前の管理番号と、今回の設定温度変更手順のステップS1で設定する管理番号が異なる場合に管理番号が変化したとする。
空調リモコン15は、利用者が、空調コントローラ12から送信された最低設定温度より低い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
空調リモコン15は、利用者が、空調コントローラ12から送信された最高設定温度より高い設定温度を空調機14に設定できないように制限する。
さらに、空調コントローラ12は、設定した最低設定温度を空調リモコン15に送信し、空調リモコン15は、利用者が最低設定温度より低い設定温度を空調機14に設定できないように制限して、設定温度が低くなることを回避して、空調機14の省エネルギの効果を向上させる。
また、空調コントローラ12は、空調機14を暖房運転する場合、利用者が空調機14に設定した設定温度が温度設定可能範囲の最高設定温度(上限値)より高いときは、設定温度を最高設定温度に変更して、暖房運転する空調機14の省エネルギの効果を向上させる。
さらに、空調コントローラ12は、設定した最高設定温度を空調リモコン15に送信し、空調リモコン15は、利用者が最高設定温度より高い設定温度を空調機14に設定できないように制限して、設定温度が高くなることを回避して、空調機14の省エネルギの効果を向上させる。
そして、空調コントローラ12は、冷房運転および暖房運転のいずれの場合でも、在室人数が増減して温度設定可能範囲の上限値または下限値が変更されたときに、設定温度が変更後の温度設定可能範囲内ならば設定温度を自動的には変更せずにそのまま維持することで、利用者が空調リモコン15で設定温度を変更するまでの間は省エネルギの効果が得られる。
例えば、周囲環境の湿度によっても体感温度が変わることが知られ、湿度が低いときは居住ゾーンZo(図1参照)の室温が高めであっても利用者は快適に感じる。
そこで、例えば、湿度が低い場合は冷房運転時の最低設定温度を高く変更して、空調コントローラ12(図1参照)が低い冷房能力で空調機14(図1参照)を冷房運転する構成とすれば、より効果的に空調機14を省エネルギ運転できる。
この場合、空調コントローラ12が周囲環境の湿度に基づいて自動的に温度管理マップの設定を変更する構成であってもよいし、管理人等が、例えば、中央監視装置10(図1参照)を操作して手動で温度管理マップの設定を変更する構成であってもよい。
2 入退室管理システム
12 空調コントローラ
14 空調機
15 空調リモコン(リモコン)
22 入退室管理コントローラ
24 カードリーダ
26 出入口
100 総合管理システム
101 廊下
Zo 居住ゾーン
Claims (7)
- 居住ゾーンに配置された空調機と、
前記空調機の利用者の操作に基づいて所定の温度設定可能範囲内で前記空調機に設定温度を設定するリモコンと、
前記居住ゾーンの室温を前記設定温度に維持するように前記空調機を運転する空調コントローラと、を備え、
前記リモコンは、前記利用者が前記温度設定可能範囲を超えて前記設定温度を変更できないように制限し、
前記空調コントローラは、前記リモコンに設けられる前記温度設定可能範囲の上限値または下限値を、前記居住ゾーンの在室人数に応じて変更するとともに、
前記在室人数が変化して前記上限値または前記下限値が変更された場合に、前記設定温度が変更後の前記上限値より高いときには前記設定温度を変更後の前記上限値に変更し、前記設定温度が変更後の前記下限値より低いときには前記設定温度を変更後の前記下限値に変更し、前記設定温度が変更後の前記温度設定可能範囲内であるときには前記設定温度をそのまま維持する空調管理システムであって、
前記リモコンは、前記利用者による操作が前記温度設定可能範囲を超えるものか否かを判定し、超えないと判定したときは前記利用者の設定した設定温度の送信を行い、超えると判定したときは前記利用者の設定した設定温度の送信を行わないように制御する
ことを特徴とする空調管理システム。 - 前記リモコンは、前記空調コントローラから前記変更後の下限値または前記変更後の上限値を受信して自身の温度設定可能範囲を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の空調管理システム。 - 前記利用者の前記居住ゾーンへの入退室情報に基づいて前記在室人数を算出して前記空調コントローラに通知する入退室管理コントローラを備え、
前記空調コントローラは、前記入退室管理コントローラから通知された前記在室人数に基づいて前記温度設定可能範囲の前記上限値または前記下限値を変更することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空調管理システム。 - 前記空調コントローラは、前記空調機を冷房運転する場合、前記在室人数が減ったときは前記下限値を高温側に変更し、前記在室人数が増えたときは前記下限値を低温側に変更することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の空調管理システム。
- 前記空調コントローラは、前記空調機を暖房運転する場合、前記在室人数が減ったときは前記上限値を高温側に変更し、前記在室人数が増えたときは前記上限値を低温側に変更することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の空調管理システム。
- 前記リモコンは、前記空調コントローラによって前記設定温度が変更された場合に、変更後の設定温度を表示することを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の空調管理システム。
- 前記リモコンは、前記利用者が前記温度設定可能範囲を超えて前記設定温度を変更しようとした場合に、前記利用者に警告することを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の空調管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009280839A JP5363960B2 (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 空調管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009280839A JP5363960B2 (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 空調管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011122768A JP2011122768A (ja) | 2011-06-23 |
JP5363960B2 true JP5363960B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=44286828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009280839A Active JP5363960B2 (ja) | 2009-12-10 | 2009-12-10 | 空調管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5363960B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6364795B2 (ja) * | 2014-02-03 | 2018-08-01 | 富士電機株式会社 | 空気調和機の制御装置 |
JP6473308B2 (ja) * | 2014-09-29 | 2019-02-20 | アズビル株式会社 | 制御システム |
JP6459510B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2019-01-30 | ダイキン工業株式会社 | 空調制御システム |
KR102639783B1 (ko) * | 2017-02-16 | 2024-02-21 | 엘지전자 주식회사 | 멀티형 공기조화기의 제어방법 |
JP6797284B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-12-09 | 三菱電機株式会社 | 空気調和装置、空気調和システム、および、制御方法 |
JP2019039575A (ja) * | 2017-08-22 | 2019-03-14 | シャープ株式会社 | 空気調和システム |
US11098921B2 (en) * | 2019-07-18 | 2021-08-24 | Johnson Controls Tyco IP Holdings LLP | Building management system with automatic comfort constraint adjustment |
WO2021014485A1 (ja) * | 2019-07-19 | 2021-01-28 | 三菱電機株式会社 | 空調制御装置および空調制御システム |
CN112283897B (zh) * | 2020-09-18 | 2022-09-16 | 海信空调有限公司 | 一种空调器及控制方法 |
CN113654176B (zh) * | 2021-07-23 | 2023-05-26 | 青岛海享智科技有限公司 | 多联机空调的vip模式控制方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07113542A (ja) * | 1993-10-18 | 1995-05-02 | Maisutaa Eng:Kk | 空調機の制御方法 |
EP2023052B1 (en) * | 2006-06-01 | 2012-09-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Equipment item management system and its control method |
JP5038759B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-10-03 | パナソニック株式会社 | 空調制御システム |
JP2009002593A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Nippon Seiki Co Ltd | 空気調和機の制御装置 |
JP2009198128A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Panasonic Corp | 空気調和機の遠隔制御装置 |
JP5109732B2 (ja) * | 2008-03-10 | 2012-12-26 | ダイキン工業株式会社 | 空調制御システム |
-
2009
- 2009-12-10 JP JP2009280839A patent/JP5363960B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011122768A (ja) | 2011-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5363960B2 (ja) | 空調管理システム | |
JP6021937B2 (ja) | 空気調和システム及び中央管理装置 | |
US20210240149A1 (en) | Load control system responsive to location of an occupant and mobile devices | |
KR101045040B1 (ko) | 출입통제시스템과 연동된 건물의 통합감시 제어시스템 | |
JP5647555B2 (ja) | 施設管理システムおよび方法 | |
KR100844338B1 (ko) | 생활 리듬 적응형 실내 공조 시스템 및 그 제어 방법 | |
JP5848674B2 (ja) | 空調制御支援装置、空調制御支援方法およびそのプログラム | |
JP2013194952A (ja) | 設備制御システム及び設備制御プログラム | |
JP2016184197A (ja) | 管理システム及び管理方法 | |
EP2719963B1 (en) | Temperature adjustment system, temperature adjustment method, system controller, and program | |
JP4757105B2 (ja) | 住宅内監視システム及び住宅 | |
JP5389618B2 (ja) | 空気調和機の制御システム | |
JP2005214495A (ja) | 室内設備の管理システム | |
JP2017198393A (ja) | 制御装置、空調システム、制御方法、及び、プログラム | |
JP5416066B2 (ja) | ビル管理システムにおける空調制御支援装置 | |
JP2010183322A (ja) | 設備制御装置 | |
JP5121616B2 (ja) | 建物設備遠隔管理システム | |
JP4540593B2 (ja) | 扇風機利用空調システム | |
JP6473308B2 (ja) | 制御システム | |
JP2011004047A (ja) | フリーアドレスオフィス用設備制御システム | |
JP6394747B2 (ja) | 家電機器の統合管理装置及び家電機器の運転管理システム | |
JP6287688B2 (ja) | 保湿用空気供給機、保湿用空気供給制御システム及び家電機器の運転管理システム | |
JP4391202B2 (ja) | 入退室管理システム | |
JP2015183899A (ja) | 空調制御システム | |
JP2015014406A (ja) | 空調制御システムにおける操作制限方法およびシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5363960 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |