JP6364795B2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、空気調和機の制御装置に関し、特に、空気調和機の運転制御を行う空気調和機の制御装置に関する。
従来、空気調和機の運転制御を行う空気調和機の制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、リモコンの所定の操作で温度設定範囲の上限値および下限値を設定する上限・下限設定手段を備えた空気調和機の制御装置が開示されている。この特許文献1の空気調和機の制御装置は、省エネルギー化のためユーザが空気調和機の設定温度を上限値より高く、または、下限値より低く設定することができないように制限するように構成されている。
特開2002−61932号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された空気調和機の制御装置では、省エネルギー化のためユーザが空気調和機の設定温度を上限値より高く、または、下限値より低く設定することができないように制限されるため、ユーザが寒いと感じた場合に設定温度が既に上限であった場合、または、ユーザが暑いと感じた場合に設定温度が既に下限であった場合には、ユーザから空気調和機に対して設定温度の変更操作を行うことができないという不都合がある。このため、ユーザの意向を反映しながら空気調和機の省エネルギー化を図ることが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ユーザの意向を反映しながら空気調和機の省エネルギー化を図ることが可能な空気調和機の制御装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による空気調和機の制御装置は、空気調和機により調和される空気の温度を測定する温度測定部と、ユーザの要求温度が空気調和機に予め設定された設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、設定温度上限値または設定温度下限値と、空調環境の温度とに基づいて暖房運転または冷房運転における空気調和機の出力運転制御を行い、かつ、ユーザの要求温度に基づいて、冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替え制御を行う運転制御手段とを備える。
この発明の一の局面による空気調和機の制御装置では、上記のように、ユーザの要求温度が空気調和機に予め設定された設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、設定温度上限値または設定温度下限値で暖房運転または冷房運転の運転制御を行い、かつ、ユーザの要求温度に基づいて、冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替え制御を行う運転制御手段を設けることによって、設定温度上限値および設定温度下限値において空気調和機の暖房運転および冷房運転の設定温度を制限しつつ、冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替えをユーザの要求温度に基づいて行うことができる。これにより、ユーザの意向(要求)を反映しながら空気調和機の省エネルギー化を図ることができる。また、ユーザの要求温度が設定温度上限値より高い場合または設定温度下限値より低い場合に、設定温度上限値または設定温度下限値に固定して空気調和機の運転と停止との切替制御を行う場合と異なり、設定温度上限値よりも高い温度での冷房運転時の運転から停止への切り替え制御、および、設定温度下限値よりも低い温度での暖房運転時の運転から停止への切り替え制御を行うことができるので、より効果的に省エネルギー化を図ることができる。
上記一の局面による空気調和機の制御装置において、好ましくは、運転制御手段は、ユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、ユーザの要求温度と温度測定部により測定された温度との温度差に応じて、冷房運転、暖房運転、冷房運転または暖房運転の停止としての送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。このように構成すれば、冷房運転または暖房運転から送風運転または運転停止に切り替える制御をユーザの要求温度に基づいて行うことができるので、ユーザの意向(要求)を反映しながら空気調和機の冷暖房運転、送風運転および運転停止の切り替えを行うことができる。
上記一の局面による空気調和機の制御装置において、好ましくは、運転制御手段は、冷房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、冷房運転を設定温度上限値または設定温度下限値で運転するように空気調和機の出力制御を行い、かつ、ユーザの要求温度と温度測定部により測定された温度との温度差に応じて、設定温度上限値または設定温度下限値での冷房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。このように構成すれば、冷房運転制御時において、設定温度上限値および設定温度下限値において空気調和機の冷房運転の設定温度を制限しつつ、冷房運転、送風運転および運転停止の切り替えをユーザの要求温度に基づいて行うことができるので、冷房運転制御時において、ユーザの意向を反映しながら容易に空気調和機の省エネルギー化を図ることができる。
この場合、好ましくは、運転制御手段は、冷房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高い場合において、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度以上の場合に、設定温度上限値により空気調和機の出力制御をして冷房運転を行い、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差以内の場合に、送風運転を行い、かつ、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差よりも大きい場合に、運転停止の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、設定温度上限値より高いユーザの要求温度に基づいて冷房運転から送風運転または運転停止に切り替えることができるので、固定された設定温度上限値に基づいて冷房運転から送風運転または運転停止に切り替える場合に比べて高い温度で冷房運転を停止させることができる。これにより、ユーザの意向を反映しつつ、省エネルギー化をより効果的に図ることができる。
上記一の局面による空気調和機の制御装置において、好ましくは、運転制御手段は、暖房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、暖房運転を設定温度上限値または設定温度下限値で運転するように空気調和機の出力制御を行い、かつ、ユーザの要求温度と温度測定部により測定された温度との温度差に応じて、設定温度上限値または設定温度下限値での暖房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。このように構成すれば、暖房運転制御時において、設定温度上限値および設定温度下限値において空気調和機の暖房運転の設定温度を制限しつつ、暖房運転、送風運転および運転停止の切り替えをユーザの要求温度に基づいて行うことができるので、暖房運転制御時において、ユーザの意向を反映しながら容易に空気調和機の省エネルギー化を図ることができる。
この場合、好ましくは、運転制御手段は、暖房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度下限値より低い場合において、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度以下の場合に、設定温度下限値により空気調和機の出力制御をして暖房運転を行い、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差以内の場合に、送風運転を行い、かつ、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差よりも大きい場合に、運転停止の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、設定温度下限値より低いユーザの要求温度に基づいて暖房運転から送風運転または運転停止に切り替えることができるので、固定された設定温度下限値に基づいて暖房運転から送風運転または運転停止に切り替える場合に比べて低い温度で暖房運転を停止させることができる。これにより、ユーザの意向を反映しつつ、省エネルギー化をより効果的に図ることができる。

本発明によれば、上記のように、ユーザの意向を反映しながら空気調和機の省エネルギー化を図ることができる。
本発明の一実施形態による空気調和機制御装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態おける空気調和機制御装置の運転条件設定パネルの画面の一例を示した図である。 本発明の一実施形態による空気調和機制御装置により設定される冷房運転時の設定温度と要求温度との関係を示した図である。 本発明の一実施形態による空気調和機制御装置の冷房運転時の運転切替判定を行う室内温度と要求温度との関係を示した図である。 本発明の一実施形態による空気調和機制御装置により設定される暖房運転時の設定温度と要求温度との関係を示した図である。 本発明の一実施形態による空気調和機制御装置の暖房運転時の運転切替判定を行う室内温度と要求温度との関係を示した図である。 本発明の一実施形態による空気調和機制御装置による空気調和機の運転制御処理を示したフローチャートである。 図7の冷房モード時の設定切替判定処理を示したフローチャートである。 図7の暖房モード時の設定切替判定処理を示したフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態による空気調和機制御装置1の構成について説明する。なお、空気調和機制御装置1は、本発明の「空気調和機の制御装置」の一例である。
本実施形態による空気調和機制御装置1は、図1に示すように、空気調和機2の運転制御を行う機能を有している。また、空気調和機制御装置1が空気調和機2の運転制御を行うことによって、オフィスビルや商業施設や家庭などの建築物内における空調環境が、所定の温度湿度状態に保たれるように構成されている。なお、空気調和機制御装置1は、空気調和機2とは別個な制御機器として構成されている。また、空気調和機制御装置1は、温度センサ11と、運転条件設定パネル12と、記憶部13と、設定内容判定装置14とを備えている。また、空気調和機制御装置1は、空気調和機2に専用の通信回線を介して接続されている。また、空気調和機制御装置1は、空気調和機2を操作するための空気調和機設定装置(リモコン)3からの操作信号を受信可能に構成されている。なお、温度センサ11は、本発明の「温度測定部」の一例であり、設定内容判定装置14は、本発明の「運転制御手段」の一例である。
空気調和機2は、いわゆる蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置からなる。すなわち、空気調和機2は、図示しない圧縮機、四方弁、凝縮器(室外側熱交換器)、膨張弁および蒸発器(室内側熱交換器)が冷媒配管を介して一巡するように接続された冷凍サイクル装置として構成されている。そして、空気調和機2は、四方弁が冷房サイクル側または暖房サイクル側に切り替えられることにより、冷房運転または暖房運転で運転されるように構成されている。また、空気調和機2は、ユーザの操作に基づいて設定される設定温度と、空調環境の温度とに基づいて、圧縮機の出力(回転駆動)を制御して、冷房運転または暖房運転を行うように構成されている。また、このような冷凍サイクル装置においては、二酸化炭素冷媒などの自然冷媒や、オゾン層破壊係数がゼロの代替フロン冷媒が使用可能に構成されている。
空気調和機設定装置3は、ユーザによる空気調和機2に対する操作を受け付けて、空気調和制御装置1に操作信号を送信するように構成されている。具体的には、空気調和設定装置3は、空気調和機2の電源のON/OFFの操作、冷房運転、暖房運転、送風運転、ドライ運転などの運転切替の操作、要求温度の変更の操作、風量の操作などの空気調和機2に対するユーザの各種操作を受け付けるように構成されている。また、空気調和機設定装置3は、表示部3aと、操作ボタン3bとを含む。表示部3aは、冷房運転、暖房運転、送風運転、ドライ運転などの空気調和機2に対してユーザが要求する運転状態、および、ユーザの要求温度などを表示可能に構成されている。
空気調和機制御装置1の温度センサ11は、空気調和機2により調和される空気の温度(室内温度)を測定するように構成されている。また、温度センサ11は、測定した温度の情報を設定内容判定装置14に送信するように構成されている。
運転条件設定パネル12は、空気調和機2の運転条件を設定可能に構成されている。具体的には、図2に示すように、運転条件設定パネル12は、空気調和機2の冷房運転時および暖房運転時の設定温度上限値および設定温度下限値を設定可能に構成されている。具体的には、運転条件設定パネル12に対するユーザの操作により、冷房運転時の設定温度上限値および設定温度下限値が設定されるとともに、暖房運転時の設定温度上限値および設定温度下限値が設定される。また、運転条件設定パネル12は、冷房運転、暖房運転、送風運転および運転停止の運転切替をすることの有効/無効を設定可能に構成されている。
また、運転条件設定パネル12は、運転切替が有効の際に、運転切替の判定を行う周期を設定可能に構成されている。たとえば、図2に示す例では、冷房運転時の設定温度上限値が28℃、設定温度下限値が23℃に設定されている。また、暖房運転時の設定温度上限値が24℃、設定温度下限値が20℃に設定されている。また、冷房運転、暖房運転、送風運転および運転停止の運転切替をすることが有効に設定されており、運転切替の判定を行う周期が10分に設定されている。
また、運転条件設定パネル12は、記憶部13に接続されている。また、設定条件設定パネル12は、ユーザにより設定された運転条件情報13aを記憶部13に保存させるように構成されている。また、運転条件設定パネル12はタッチパネル式であり、ユーザが指などを触れて軽く押下することにより、操作されるように構成されている。
ここで、本実施形態では、設定内容判定装置14は、記憶部13に記憶された運転条件情報13aと、温度センサ11により測定された室内温度と、空気調和機設定装置3を用いてユーザが要求する要求温度とに基づいて、空気調和機2の運転を制御するように構成されている。具体的には、設定内容判定装置14は、運転条件情報13aと、ユーザの要求温度とに基づいて、冷房運転時および暖房運転時の空気調和機2の設定温度を決定して、決定した設定温度に基づいて、空気調和機2の冷房運転および暖房運転の運転制御を行うように構成されている。
より詳細には、設定内容判定装置14は、図3に示すように、ユーザの要求温度と、冷房運転時の設定温度上限値および設定温度下限値とを比較して、冷房運転時の空気調和機2の設定温度を決定するように構成されている。つまり、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度下限値(たとえば、23℃)より小さい場合、空調機2の設定温度を設定温度下限値に決定する。また、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度下限値(たとえば、23℃)以上で、かつ、設定温度上限値(たとえば、28℃)以下の場合、空調機2の設定温度をユーザの要求温度に決定する。また、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度上限値(たとえば、28℃)より大きい場合、空調機2の設定温度を設定温度上限値に決定する。言い換えると、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が空気調和機2に予め設定された設定温度上限値より高い場合に、設定温度上限値で冷房運転の運転制御を行うとともに、ユーザの要求温度が空気調和機2に予め設定された設定温度下限値より低い場合に、設定温度下限値で冷房運転の運転制御を行うように構成されている。
また、設定内容判定装置14は、図5に示すように、ユーザの要求温度と、暖房運転時の設定温度上限値および設定温度下限値とを比較して、暖房運転時の空気調和機2の設定温度を決定するように構成されている。つまり、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度下限値(たとえば、20℃)より小さい場合、空調機2の設定温度を設定温度下限値に決定する。また、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度下限値(たとえば、20℃)以上で、かつ、設定温度上限値(たとえば、24℃)以下の場合、空調機2の設定温度をユーザの要求温度に決定する。また、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度上限値(たとえば、24℃)より大きい場合、空調機2の設定温度を設定温度上限値に決定する。言い換えると、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が空気調和機2に予め設定された設定温度上限値より高い場合に、設定温度上限値で暖房運転の運転制御を行うとともに、ユーザの要求温度が空気調和機2に予め設定された設定温度下限値より低い場合に、設定温度下限値で暖房運転の運転制御を行うように構成されている。
また、本実施形態では、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度に基づいて、空気調和機2の冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替え制御を行うように構成されている。具体的には、図4および図5に示すように、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、ユーザの要求温度と温度センサ11により測定された室内温度との温度差に応じて、冷房運転、暖房運転、冷房運転または暖房運転の停止としての送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。また、設定内容判定装置14は、ユーザの要求温度が設定温度下限値以上、設定温度上限値以下の場合に、ユーザの要求温度(=設定温度)と温度センサ11により測定された室内温度との温度差に応じて、冷房運転、暖房運転、冷房運転または暖房運転の停止としての送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。また、設定内容判定装置14は、ユーザにより設定された周期(たとえば、10分)毎に、運転切替判定を行うように構成されている。これにより、室内温度が切替温度近傍である場合などに、運転切替が頻繁に行われるのを抑制することが可能である。
より詳細には、設定内容判定装置14は、図4に示すように、冷房運転制御時において、温度センサ11により測定された室内温度がユーザの要求温度以上の場合に、冷房運転を行うように空気調和機2を制御する。また、設定内容判定装置14は、温度センサ11により測定された室内温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)以内の場合に、送風運転を行うように空気調和機2を制御する。また、設定内容判定装置14は、温度センサ11により測定された室内温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)よりも大きい場合に、空気調和機2が運転停止するように制御を行う。なお、送風運転の場合、空気調和機2の圧縮機(図示せず)の駆動が停止され、送風のためのファン(図示せず)のみが駆動される。また、運転停止の場合、空気調和機2の圧縮機および送風のためのファンの両方の駆動が停止される。
つまり、本実施形態では、設定内容判定装置14は、冷房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、ユーザの要求温度と温度センサ11により測定された室内温度との温度差に応じて、設定温度上限値または設定温度下限値での冷房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。
たとえば、図4に示すように、冷房運転制御時に、ユーザの要求温度が29℃の場合(設定温度上限値(28℃)より高い場合)において、室内温度が29℃以上の場合、空気調和機2は、設定温度が28℃(設定温度上限値)で冷房運転するように制御される。また、室内温度が26℃(ユーザの要求温度−3℃)以上で、かつ、29℃(ユーザの要求温度)未満の場合、空気調和機2は、送風運転するように制御される。また、室内温度が26℃(ユーザの要求温度−3℃)未満の場合(室内温度がユーザの要求温度に比べて十分に低い場合)、空気調和機2は、運転停止するように制御される。
また、設定内容判定装置14は、図6に示すように、暖房運転制御時において、温度センサ11により測定された室内温度がユーザの要求温度以下の場合に、暖房運転を行うように空気調和機2を制御する。また、設定内容判定装置14は、温度センサ11により測定された室内温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)以内の場合に、送風運転を行うように空気調和機2を制御する。また、設定内容判定装置14は、温度センサ11により測定された室内温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)よりも大きい場合に、空気調和機2が運転停止するように制御を行う。
つまり、本実施形態では、設定内容判定装置14は、暖房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、ユーザの要求温度と温度センサ11により測定された室内温度との温度差に応じて、設定温度上限値または設定温度下限値での暖房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている。
たとえば、図6に示すように、暖房運転制御時に、ユーザの要求温度が18℃の場合(設定温度下限値(20℃)より低い場合)において、室内温度が18℃以下の場合、空気調和機2は、設定温度が20℃(設定温度下限値)で暖房運転するように制御される。また、室内温度が180℃(ユーザの要求温度)より高く、かつ、21℃(ユーザの要求温度+3℃)以下の場合、空気調和機2は、送風運転するように制御される。また、室内温度が21℃(ユーザの要求温度+3℃)より高い場合(室内温度がユーザの要求温度に比べて十分に高い場合)、空気調和機2は、運転停止するように制御される。
次に、図7〜図9を参照して、本実施形態による空気調和機制御装置1による空気調和機2の運転制御処理について説明する。なお、空気調和機2の運転制御処理は、ユーザにより運転切替設定が有効に設定されている場合に、継続的に実施される。
図7に示すように、ステップS1において、ユーザにより設定された切替判定周期(たとえば、10分)が経過したか否かが判断される。具体的には、前回行った切替判定から所定の時間(10分)経過したか否かが判断される。切替判定周期を経過しなければ、経過するまで、ステップS1の判断が繰り返される。切替判定周期を経過すれば、ステップS2において、要求運転モードが判定される。具体的には、要求される運転モードが、冷房運転、暖房運転、送風運転またはドライ運転のいずれかが判断される。なお、要求運転モードは、空気調和機設定装置3(図1参照)によりユーザから要求される運転モードである。
ステップS3において、要求運転モードが冷房運転であるか否かが判断される。要求運転モードが冷房運転であれば、ステップS4に進み、冷房運転モード時の設定切替判定が行われる。その後、ステップS7に進む。一方、要求運転モードが冷房運転でなければ、ステップS5に進む。
ステップS5において、要求運転モードが暖房運転であるか否かが判断される。要求運転モードが暖房運転であれば、ステップS6に進み、暖房運転モード時の設定切替判定が行われる。その後、ステップS7に進む。一方、要求運転モードが暖房運転でなければ、ステップS7に進む。
そして、ステップS4またはステップS6において設定が切り替えられた場合、ステップS7において、空気調和機2の設定が変更される。具体的には、設定切替判定により判定された運転(冷房運転、暖房運転、送風運転または運転停止)に切り替えられる。
ここで、図7のステップS4の冷房運転モード時の設定切替判定処理の詳細について、図8を参照して説明する。
図8のステップS41において、設定温度判定が行われる。具体的には、ユーザの要求温度T1と、冷房運転時の設定温度上限値Tcuおよび設定温度下限値Tclとを比較して、冷房運転時の空気調和機2の設定温度T0が判定されて設定される。図3に示すように、ユーザの要求温度T1が設定温度下限値Tcl(たとえば、23℃)より小さい場合、空調機2の設定温度T0が設定温度下限値Tclに設定される。また、ユーザの要求温度T1が設定温度下限値Tcl(たとえば、23℃)以上で、かつ、設定温度上限値Tcu(たとえば、28℃)以下の場合、空調機2の設定温度T0がユーザの要求温度T1に設定される。また、ユーザの要求温度T1が設定温度上限値Tcu(たとえば、28℃)より大きい場合、空調機2の設定温度T0が設定温度上限値Tcuに設定される。
ステップS42において、運転切替判定が行われる。具体的には、ユーザの要求温度T1と温度センサ11により測定された室内温度Tsとの温度差に基づいて、空気調和機2の冷房運転、送風運転および運転停止の運転切替の判定が行われる。図4に示すように、ユーザの要求温度T1が室内温度Ts以下の場合(室内温度Tsがユーザの要求温度T1以上の場合)、冷房運転を行うと判定される。また、ユーザの要求温度T1が室内温度Tsより高く、かつ、室内温度Ts+3℃以下の場合(室内温度Tsがユーザの要求温度T1よりも低く、かつ、ユーザの要求温度T1との温度差が3℃以内の場合)、送風運転を行うと判定される。また、ユーザの要求温度T1が室内温度Ts+3℃より高い場合(室内温度Tsがユーザの要求温度T1よりも低く、かつ、ユーザの要求温度T1との温度差が3℃よりも大きい場合)、空気調和機2を運転停止すると判定される。
次に、図7のステップS6の暖房運転モード時の設定切替判定処理の詳細について、図9を参照して説明する。
図9のステップS61において、設定温度判定が行われる。具体的には、ユーザの要求温度T1と、暖房運転時の設定温度上限値Thuおよび設定温度下限値Thlとを比較して、暖房運転時の空気調和機2の設定温度T0が判定されて設定される。図5に示すように、ユーザの要求温度T1が設定温度下限値Thl(たとえば、20℃)より小さい場合、空調機2の設定温度T0が設定温度下限値Thlに設定される。また、ユーザの要求温度T1が設定温度下限値Thl(たとえば、20℃)以上で、かつ、設定温度上限値Thu(たとえば、24℃)以下の場合、空調機2の設定温度T0がユーザの要求温度T1に設定される。また、ユーザの要求温度T1が設定温度上限値Thu(たとえば、24℃)より大きい場合、空調機2の設定温度T0が設定温度上限値Thuに設定される。
ステップS62において、運転切替判定が行われる。具体的には、ユーザの要求温度T1と温度センサ11により測定された室内温度Tsとの温度差に基づいて、空気調和機2の暖房運転、送風運転および運転停止の運転切替の判定が行われる。図6に示すように、ユーザの要求温度T1が室内温度Ts以上の場合(室内温度Tsがユーザの要求温度T1以下の場合)、暖房運転を行うと判定される。また、ユーザの要求温度T1が室内温度Tsより低く、かつ、室内温度Ts−3℃以上の場合(室内温度Tsがユーザの要求温度T1よりも高く、かつ、ユーザの要求温度T1との温度差が3℃以内の場合)、送風運転を行うと判定される。また、ユーザの要求温度T1が室内温度Tsー3℃より低い場合(室内温度Tsがユーザの要求温度T1よりも高く、かつ、ユーザの要求温度T1との温度差が3℃よりも大きい場合)、空気調和機2を運転停止すると判定される。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、ユーザの要求温度が空気調和機2に予め設定された設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、設定温度上限値または設定温度下限値で暖房運転または冷房運転の運転制御を行い、かつ、ユーザの要求温度に基づいて、冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替え制御を行う設定内容判定装置14を設けることによって、設定温度上限値および設定温度下限値において空気調和機2の暖房運転および冷房運転の設定温度を制限しつつ、冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替えをユーザの要求温度に基づいて行うことができる。これにより、ユーザの意向(要求)を反映しながら空気調和機2の省エネルギー化を図ることができる。また、ユーザの要求温度が設定温度上限値より高い場合または設定温度下限値より低い場合に、設定温度上限値または設定温度下限値に固定して空気調和機2の運転と停止との切替制御を行う場合と異なり、設定温度上限値よりも高い温度での冷房運転時の運転から停止への切り替え制御、および、設定温度下限値よりも低い温度での暖房運転時の運転から停止への切り替え制御を行うことができるので、より効果的に省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態では、設定内容判定装置14を、ユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、ユーザの要求温度と温度センサ11により測定された温度との温度差に応じて、冷房運転、暖房運転、冷房運転または暖房運転の停止としての送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成する。これにより、冷房運転または暖房運転から送風運転または運転停止に切り替える制御をユーザの要求温度に基づいて行うことができるので、ユーザの意向(要求)を反映しながら空気調和機2の冷暖房運転、送風運転および運転停止の切り替えを行うことができる。
また、本実施形態では、設定内容判定装置14を、冷房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、冷房運転を設定温度上限値または設定温度下限値で運転するように制御し、かつ、ユーザの要求温度と温度センサ11により測定された温度との温度差に応じて、設定温度上限値または設定温度下限値での冷房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成する。これにより、冷房運転制御時において、設定温度上限値および設定温度下限値において空気調和機2の冷房運転の設定温度を制限しつつ、冷房運転、送風運転および運転停止の切り替えをユーザの要求温度に基づいて行うことができるので、冷房運転制御時において、ユーザの意向を反映しながら容易に空気調和機2の省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態では、設定内容判定装置14を、冷房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高い場合において、温度センサ11により測定された温度がユーザの要求温度以上の場合に、設定温度上限値で冷房運転を行い、温度センサ11により測定された温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)以内の場合に、送風運転を行い、かつ、温度センサ11により測定された温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)よりも大きい場合に、運転停止の制御を行うように構成する。これにより、設定温度上限値より高いユーザの要求温度に基づいて冷房運転から送風運転または運転停止に切り替えることができるので、固定された設定温度上限値に基づいて冷房運転から送風運転または運転停止に切り替える場合に比べて高い温度で冷房運転を停止させることができる。これにより、ユーザの意向を反映しつつ、省エネルギー化をより効果的に図ることができる。
また、本実施形態では、設定内容判定装置14を、暖房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、暖房運転を設定温度上限値または設定温度下限値で運転するように制御し、かつ、ユーザの要求温度と温度センサ11により測定された温度との温度差に応じて、設定温度上限値または設定温度下限値での暖房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成する。これにより、暖房運転制御時において、設定温度上限値および設定温度下限値において空気調和機2の暖房運転の設定温度を制限しつつ、暖房運転、送風運転および運転停止の切り替えをユーザの要求温度に基づいて行うことができるので、暖房運転制御時において、ユーザの意向を反映しながら容易に空気調和機2の省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態では、設定内容判定装置14を、暖房運転制御時にユーザの要求温度が設定温度下限値より低い場合において、温度センサ11により測定された温度がユーザの要求温度以下の場合に、設定温度下限値で暖房運転を行い、温度センサ11により測定された温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)以内の場合に、送風運転を行い、かつ、温度センサ11により測定された温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差(たとえば、3℃)よりも大きい場合に、運転停止の制御を行うように構成する。これにより、設定温度下限値より低いユーザの要求温度に基づいて暖房運転から送風運転または運転停止に切り替えることができるので、固定された設定温度下限値に基づいて暖房運転から送風運転または運転停止に切り替える場合に比べて低い温度で暖房運転を停止させることができる。これにより、ユーザの意向を反映しつつ、省エネルギー化をより効果的に図ることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、冷房運転時の設定温度上限値が28℃に設定され、設定温度下限値が23℃に設定される構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、設定温度上限値および設定温度下限値は、その他の温度がユーザにより設定されていてもよい。
また、上記実施形態では、暖房運転時の設定温度上限値が24℃に設定され、設定温度下限値が20℃に設定される構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、設定温度上限値および設定温度下限値は、その他の温度がユーザにより設定されていてもよい。
また、上記実施形態では、冷房運転時および暖房運転時に、それぞれ、設定温度上限値および設定温度下限値が設定されている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、設定温度上限値および設定温度下限値のうち少なくとも一方が設定されていてもよい。
また、上記実施形態では、冷房運転制御時において、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が3℃よりも大きい場合に、運転停止の制御を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも低く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が3℃以外の所定の温度よりも大きい場合に、運転停止の制御を行う構成であってもよい。
また、上記実施形態では、暖房運転制御時において、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が3℃よりも大きい場合に、運転停止の制御を行う構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、温度測定部により測定された温度がユーザの要求温度よりも高く、かつ、ユーザの要求温度との温度差が3℃以外の所定の温度よりも大きい場合に、運転停止の制御を行う構成であってもよい。
また、上記実施形態では、冷房運転または暖房運転から、冷房運転または暖房運転の停止としての送風運転に切り替える構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷房運転または暖房運転から、送風運転を経ずに運転停止に切り替えてもよい。
また、上記実施形態では、蒸気圧縮式の冷凍サイクル装置を使用して空気調和機を構成した例について示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、空気調和機は、吸収式冷凍機であってもよい。
また、上記実施形態では、オフィスビルや商業施設や家庭などの建築物内における空調環境に対して空気調和機による空気調和を行う場合に本発明を適用した例について示したが、本発明はこれに限られない。仮設置型の空間や、移動するバスや列車などの輸送機器における客室内に作られる空調環境に対して、本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、空気調和機制御装置の空気調和機に対する制御処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、空気調和機制御装置の制御処理を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
1 空気調和機制御装置(空気調和機の制御装置)
2 空気調和機
11 温度センサ(温度測定部)
14 設定内容判定装置(運転制御手段)

Claims (6)

  1. 空気調和機により調和される空気の温度を測定する温度測定部と、
    ユーザの要求温度が前記空気調和機に予め設定された設定温度上限値より高いかまたは設定温度下限値より低い場合において、前記設定温度上限値または前記設定温度下限値と、空調環境の温度とに基づいて暖房運転または冷房運転における前記空気調和機の出力制御を行い、かつ、前記ユーザの要求温度に基づいて、冷房運転または暖房運転の運転と停止との切り替え制御を行う運転制御手段とを備える、空気調和機の制御装置。
  2. 前記運転制御手段は、前記ユーザの要求温度が前記設定温度上限値より高いかまたは前記設定温度下限値より低い場合において、前記ユーザの要求温度と前記温度測定部により測定された温度との温度差に応じて、冷房運転、暖房運転、冷房運転または暖房運転の停止としての送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている、請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
  3. 前記運転制御手段は、冷房運転制御時に前記ユーザの要求温度が前記設定温度上限値より高いかまたは前記設定温度下限値より低い場合において、冷房運転を前記設定温度上限値または前記設定温度下限値で運転するように前記空気調和機の出力制御を行い、かつ、前記ユーザの要求温度と前記温度測定部により測定された温度との温度差に応じて、前記設定温度上限値または前記設定温度下限値での冷房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載の空気調和機の制御装置。
  4. 前記運転制御手段は、冷房運転制御時に前記ユーザの要求温度が前記設定温度上限値より高い場合において、前記温度測定部により測定された温度が前記ユーザの要求温度以上の場合に、前記設定温度上限値により前記空気調和機の出力制御をして冷房運転を行い、前記温度測定部により測定された温度が前記ユーザの要求温度よりも低く、かつ、前記ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差以内の場合に、送風運転を行い、かつ、前記温度測定部により測定された温度が前記ユーザの要求温度よりも低く、かつ、前記ユーザの要求温度との温度差が前記所定の温度差よりも大きい場合に、運転停止の制御を行うように構成されている、請求項3に記載の空気調和機の制御装置。
  5. 前記運転制御手段は、暖房運転制御時に前記ユーザの要求温度が前記設定温度上限値より高いかまたは前記設定温度下限値より低い場合において、暖房運転を前記設定温度上限値または前記設定温度下限値で運転するように前記空気調和機の出力制御を行い、かつ、前記ユーザの要求温度と前記温度測定部により測定された温度との温度差に応じて、前記設定温度上限値または前記設定温度下限値での暖房運転、送風運転および運転停止の切り替え制御を行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機の制御装置。
  6. 前記運転制御手段は、暖房運転制御時に前記ユーザの要求温度が前記設定温度下限値より低い場合において、前記温度測定部により測定された温度が前記ユーザの要求温度以下の場合に、前記設定温度下限値により前記空気調和機の出力制御をして暖房運転を行い、前記温度測定部により測定された温度が前記ユーザの要求温度よりも高く、かつ、前記ユーザの要求温度との温度差が所定の温度差以内の場合に、送風運転を行い、かつ、前記温度測定部により測定された温度が前記ユーザの要求温度よりも高く、かつ、前記ユーザの要求温度との温度差が前記所定の温度差よりも大きい場合に、運転停止の制御を行うように構成されている、請求項5に記載の空気調和機の制御装置。
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