JP5361889B2 - パンチ、及びパンチの刃受板 - Google Patents

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Description

本発明は、パイプ刃によってシートを穿孔するパンチ、及びそのパンチに装着される刃受板に関し、特に、パンチ屑がパイプ刃内を通って円滑に排出されるようにでき、次の穿孔操作に支障が生ずるのを防止できるパンチ、及びその刃受板に関する。
パイプ刃によって紙などのシート材を穿孔するパンチにおいては、図15に示すように、パイプ刃5を受ける部位に、円盤状の刃受板3が取り付けられることが多い。
このようなパンチは、載置台1にシートを載置した状態でハンドル2を押し下げることで、パイプ刃5が載置台1に対して相対移動し、シートを穿孔した後に刃受板3で刃先を受けるようになっている。そして、パイプ刃5によって穿孔されたパンチ屑は、パイプ刃5の内部を通って、パイプ刃5に連続して形成された屑箱へと排出される。
このようなパイプ刃式のパンチにおいては、パイプ刃5が下降した際に当接される部位が一箇所に集中しないように、ハンドル2の押し下げによって、円盤状の刃受板3が回転されるようにする技術が提案されている。
特開2005−81446号公報
しかしながら、刃受板3の回転機構を有するパンチにおいては、パイプ刃5がシートを穿孔した際に生じたパンチ屑が、刃先のバリや摩擦によって先端部に付着してしまい、パイプ刃5の内部に向けて円滑に導入されない場合があった。
このため、パイプ刃5の内部に目詰まりが生じたり、刃先に付着したパンチ屑によって次の穿孔操作に支障が生ずることがあった。
そこで、本発明は、パイプ刃がシートを穿孔した際に生じたパンチ屑がパイプ刃の内部に向けて円滑に導入されるようにすることできるパンチ、及びそれに使用される刃受板の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るパンチは、載置台にシートを載置した状態でハンドルを操作することによって、昇降部材と前記載置台とが接近し、該載置台と刃受板との間で固定されたシートを、該載置台を貫通するパイプ刃によって穿孔するパンチであって、前記刃受板は、前記昇降部材に設けられており、前記昇降部材の先端部に、該昇降部材が前記載置台に近接することによって前記シートを押圧する押圧部材を弾性部材を介して取り付けると共に、該弾性部材の付勢力によって水平方向に変位する水平移動部材を設け、前記載置台と前記刃受板によるシートの固定が解除されることによって、前記水平移動部材が前記刃受板を回転させる方向に変位するように構成したことを特徴とするものである。
この場合、前記水平移動部材は、前記押圧部材の傾斜部を摺動することによって水平方向に移動し、該移動方向に突設されたギア操作部が、前記刃受板を回転させるためのギアを回転させるように構成されたものであってもよい。
そして、前記ギア操作部による第2のギアへの係脱とは異なる位相により、前記刃受板を回転させるための第1のギアに係脱するよう構成された戻り止め部材を、更に設けてもよい。
また、前記刃受板の表面に、中心部から同一半径上に凸部を設け、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃が、前記凸部において前記刃受板に当接するように、該刃受板を前記昇降部材に対して回転可能に配設したことを特徴とするものであってもよい。
この場合、前記凸部は、等間隔に設けられた複数の膨出部であり、前記刃受板が回転された際に、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃が前記膨出部の何れかに当接するように、回転角度を制御する機構を設けたことを特徴とするものであってもよい。
本発明に係るパンチの刃受板は、載置台にシートを載置した状態でハンドルを操作することによって、昇降部材と前記載置台とが接近し、刃先を上に向けた状態で前記載置台を貫通するパイプ刃によって前記シートを穿孔する構造のパンチに装着され、穿孔時に前記載置台との間でシートを固定しつつ前記パイプ刃を受ける刃受板であって、表面に、中心部から同一半径上に位置する膨出部等間隔に複数設けると共に、裏面に、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃が前記膨出部に当接されるように前記パンチに回転可能に取り付けるための取付部を設け、該取付部に、前記昇降部材と前記載置台との離接に連動して回転されて、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃が前記膨出部に順次に当接されるように回転角度を制御するギアを設けたことを特徴とするものである。
この場合、前記ギアは、前記昇降部材の先端部に弾性部材を介して設けられた押圧部材が前記シートを押圧した際に、前記弾性部材の付勢力によって水平移動部材を水平方向に変位させ、該水平移動部材が前記刃受板を回転させる方向に変位させるように構成されたものであってもよい。
本発明によれば、刃受板を昇降部材に設けると共に、昇降部材の先端部に、それが載置台に近接することによってシートを押圧する押圧部材を取り付け、シートの押圧が解除されることによって、その押圧動作に伴う付勢力によって、水平方向に変位する部材が刃受板を回転させるので、刃受板を自動的に回転させることができる。これによって、刃受板の新しい面で穿孔刃を受けることが可能となり、シートの穿孔が不十分になるのを防止できる。このため、パイプ状の穿孔刃がシートを穿孔した際に生じるパンチ屑によってパイプ刃の内部に目詰まりが生じたり、刃先に付着したパンチ屑によって次の穿孔操作に支障が生じたりするのを防止できる。
本発明の実施形態に係るパンチを示す側面図であり、(a)は初期状態であり、(b)はハンドルを押し下げてシートに孔をあける状態である。 載置台を上下動させるためのリンク機構を示す説明図である。 上記パンチの内部構造を示す説明図である。 昇降部材に刃受板が取り付けられた状態を示す要部断面図であり、(a)は初期状態、(b)は押下げられた状態を示す。 本発明の実施形態に係る刃受板を示し、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は正面断面図であり、(d)は平面図である。 上記刃受板の凸部によってパンチ屑がパイプ刃内に導入される状態を示す説明図である。 刃受板の回転機構を示す斜視図である。 押圧部材を示し、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は平面図、(e)は正面断面図である。 水平移動部材を示し、(a)は正面図、(b)は正面断面図、(c)は左側面図、(d)は平面図、(e)は底面図である。 第2のギアを示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は正面断面図である。 図4(b)の状態を示し、(a)はB−B線矢視断面図であり、(b)はC−C線矢視断面図である。 図4(a)の状態を示し、(a)はB−B線矢視断面図であり、(b)はC−C線矢視断面図である。 上記刃受板の変形例を示し、(a)は斜視図であり、(b)は正面図であり、(c)は正面断面図であり、(d)は平面図である。 上記パンチの変形例を示す斜視図である。 従来のパンチを示す説明図である。
符号の説明
1・・・載置台
2・・・ハンドル
3、3’・・・刃受板
4・・・昇降部材
5・・・パイプ刃
6・・・ラチェット歯
7・・・作動爪
8・・・突起部
10、10’・・・パンチ
11・・・リンク機構
12・・・基台
13・・・第1のクランク
14・・・第2のクランク
15,16・・・スライド孔
17・・・連結部材
18・・・係合突起
20・・・フレーム
21・・・軸支部
22・・・ラック・ピニオン機構
23・・・取付部
24・・・嵌合部
25・・・長孔
26・・・スプリング
29・・・屑箱
30・・・第1のギア
31・・・取付部
32・・・凸部
33・・・中心
34・・・膨出部
35・・・第2のギア
36・・・上方ギア部
36a・・・ギアの回転方向に面した歯面
36b・・・ギアの回転方向とは逆の方向に面した歯面
37・・・下方ギア部
41・・・軸支部
42・・・スプリング
50,50’・・・開口部
100・・・回転機構
110・・・押圧部材
111・・・押圧部
112・・・係止部
113・・・斜壁部
114・・・バネ収容部
120・・・バネ(弾性部材)
130・・・水平移動部材
131・・・傾斜部
132・・・係止部
132a・・・当接面
132b・・・摺接面
133・・・バネ収容部
134・・・バネ
140・・・戻り止め部材
140a・・・当接面
140b・・・摺接面
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るパンチ10を示す側面図である。
このパンチ10は、紙などのシートに孔をあけるためのパンチであり、載置台1と、ハンドル2と、下端部に本発明の実施形態に係る刃受板3が設けられた昇降部材4と、載置台1の下方に設けられたパイプ刃5と、を含んで構成されるものである。
図2は、載置台1の表面部材1’を取り外した状態を示すもので、この図に示すように、載置台1は、左右一対のリンク機構11を介して、基台12に対して昇降可能となっている。
このリンク機構11は、図3に示すように、基台12の基部に回動可能に設けられた第1のクランク13と、載置台1の基部に回動可能に取り付けられた第2のクランク14を交差させ、その交差点において回動可能に連結したもので、夫々のクランク13,14の終端部13a,14bは、載置台1及び基台12の側面に設けられたスライド孔15,16に、スライド可能に取り付けられている。
左右のリンク機構11,11は、夫々のクランク13,14の終端部13a,14aにおいて、連結部材17によって連結されている(図2参照)。
基台12の基部には、パイプ刃5が刃先を上に向けた状態で固定されており、このパイプ刃5の挿通を可能とするための開口部50,50’が、載置台1、1’に設けられている。
ハンドル2は、基台12の一端部に立設されたフレーム20に回動可能に軸支されている。このハンドル2の軸支部21と昇降部材4との間には、ラック・ピニオン機構22が設けられており、ハンドル2の回転運動を昇降部材4の上下運動に連動させることができるようになっている。
フレーム20の載置台1が設けられている側の側面には、昇降部材4をスライド可能に取り付けるための取付部23が設けられている。この取付部23の下端部には、昇降部材4を着脱可能に固定するための嵌合部24が設けられている。
フレーム20には、垂直方向に延びる長孔25が設けられており、その長孔25に、載置台1に設けられた係合突起18が収容されることで、載置台1が昇降可能となっている。
一方で、その載置台1は、スプリング26を介してフレーム20に固定されている。
載置台1は、ハンドル2の押し下げ操作によって昇降部材4と共に押し下げられ、ハンドル2の戻し操作により押圧が解除された際に、スプリング26が収縮方向へと弾性変形することで、初期位置に復帰するように構成されている。
載置台1の開口部50,50’を介して基台12には、パイプ刃5が刃先を上に向けた状態で配設されている。
このパイプ刃5はパイプ体からなり、このパイプ体の下端部はフレーム20の内部に設けられた屑箱29へと連通している。
このように構成することで、ハンドル2を押し下げた際には、載置台1が下降されて、基台12に設けられたパイプ状の穿孔刃5が載置台1に載置されたシートを穿孔し、そのパンチ屑がパイプ刃5の内部を通って屑箱29へと排出されるようになり、ハンドル2を戻した際には、載置台1が初期位置に戻り、穿孔されたシートを抜き取ることができるようになる。
この際、載置台1は、そのリンク機構11によって、水平状態を維持しながら下降するので、複数のシートを束ねた状態で穿孔する場合においても、シートの束に対して垂直方向に穿孔することができる。
載置台1の上方のパイプ刃5に対面する位置には、昇降部材4がフレーム20に取り付けられた状態で設けられている。
この昇降部材4は、ハンドル2の操作によって載置台1に向けて下降することで、載置台1を押し下げ、その上に載置されたシートを、開口部50,50’を挿通するパイプ刃5によって、孔をあけるための部材である。この昇降部材4の下端部には、図4に示すように、本発明に係る刃受板3が回転可能に取り付けられている。
以下、本発明に係る刃受板3の構成を、図5を参照して説明する。
この刃受板3は、載置台1に載置されたシートをパイプ刃5で穿孔するパンチ10のパイプ刃5を受ける位置に装着されるものであって、表面には、中心部33から同一半径上に凸部32が設けられる。
この場合、凸部32は、パイプ刃5の断面積よりも小さな面積の膨出部34を、刃受板3の回転の中心33から同一半径上に等間隔に複数設けた構成とし、穿孔時に生じるパンチ屑が、この膨出部34によって押し込まれることで、パイプ刃5の内部に導入されるように設計している(図6参照)。
この刃受板3の裏面中央には、図4及び図7に示すように、この刃受板3を回転させる第1のギア30と、その先端に昇降部材4への取付部31が設けられている。
取付部31は、中央に枢支凹部を設けたものであり、その枢支凹部に、昇降部材4に設けられた軸支部41が嵌合されることによって、昇降部材4に対して刃受板3を着脱及び回転可能に装着させることができる。
この刃受板3は、載置台1との間でシートを固定することができるように、スプリング42によって載置台1の方向に付勢されている。
また、刃受板3の偏心位置において穿孔刃5を受けることができるように、昇降部材4への取り付け位置が設定されており、そして、刃を受ける位置が自動的に変位されるように、昇降部材4の内部に設けられた回転機構100によって、穿孔操作ごとに自動的に回転されるようになっている。
以下、刃受板3の回転機構100について、図7を参照して説明する。
この回転機構100は、刃受板3の裏面に設けられた第1のギア30と、この第1のギア30を回転させるための第2のギア35と、押圧部材110と、弾性部材としてのバネ120と、水平移動部材130と、戻り止め部材140と、によって構成されるもので、押圧部材110の押圧及び押圧解除によって、第2及び第1のギア35,30を介して刃受板3を所定角度だけ回転させるための機構である。
図8に示すように、押圧部材110は、昇降部材4の外側に向けて突出する押圧部111と、押圧部111を突出させた状態で昇降部材4の内部において係止させる係止部112と、係止部112から内部に向けて傾斜状に延びる斜壁部113と、押圧部111の内部に設けられたバネ収容部114と、によって構成されている。
押圧部111は、図4に示すように、昇降部材4の外壁41に設けられた開口部を介して露呈されており、バネ収容部114に設けられたバネ120によって、突出方向へと付勢されている。
この押圧部材110は、昇降部材4が載置台1に近接することによって被穿孔シートを押圧し、バネ120を圧縮しながら、上方に押し上げられる(図4(b)参照)。
水平移動部材130は、押圧部材110の斜壁部113に摺接する傾斜部131と、傾斜部131から水平方向に延びて先端に作動爪を設けた係止部132と、その係止部132に並設されたバネ収容部133とからなるもので、押圧部材110の内部方向への変位によって、押圧部材110の斜壁部113に押された状態で傾斜部131が斜壁部113上を摺動し、これにより水平方向へと変位するように設計されている(図9参照)。
この水平移動部材130の係止部132に設けられた作動爪は、刃受板3を回転させるためのギア作動部として機能するものであり、先端に、刃受板3を回転させる方向Aに対して略直角な当接面132と、傾斜状の摺接面132bとを設け、この2つの面132a,132bによって、第2のギア35に係脱されるように設計されている。
また、バネ収容部133にはバネ134が介装されており、押圧部材110への押圧が解除されることによって、バネ134の弾発力によって水平移動部材130が初期位置に戻るようになっている。
第2のギア35は、水平移動部材130の係止部132の作動爪が係脱することによって、刃受板3を回転させるためのもので、図10に示すように、水平移動部材130の係止部132と噛合う上方ギア部36と、刃受板3の裏面部に設けられた第1のギア30と噛合う下方ギア部37と、によって構成されている。
上方ギア部36の半径rは、係止部132との位置関係を考慮して設計され、下方ギア部37の半径Rは、第1のギア30との位置関係を考慮して設計されている。
このように構成することで、水平移動部材130の移動によって刃受板3を回転させることが可能となる。
なお、このギア35は、刃受板3が回転された際に、膨出部34がパイプ刃5と対面する位置にて停止されるように、膨出部34の配設状態に合わせて設計するのが好ましい。
一方で、第2のギア35には、図7に示すように、戻り止め部材140も係止されている。
この戻り止め部材140は、水平移動部材130とは反対側において、第2のギア35に係止されており、水平移動部材130の係止部132による係脱とは異なる位相によって、第2のギア35に係脱するようになっている。
即ち、戻り止め部材140の先端部には、刃受板3を回転させる方向に対して略直角な当接面140aと、傾斜状の摺接面140bが形成されており、この摺接面140bにおいて刃受板3を回転させる方向に向けて移動させる。そして、ギア35の歯先を越えた際に、当接面140aが回転方向とは逆の面36bを押すことで、ギア35を1ピッチ分進めた状態で停止させることができる。
このような構成によって、昇降部材4が載置台1に近接して押圧部材110が押圧されることで、水平移動部材130が刃受板3を回転させるための方向に移動し、第2のギア35と第1のギア30を介して刃受板3を回転させることができるようになる。
この際、押圧部材110が昇降部材4の下端部に設けられると共に、バネ120によって載置台1に向けて付勢されているので、穿孔操作が終了してシートを抜き取ることで、押圧部材110を確実に初期位置へと復帰させることができる。
このように、押圧部材110が確実に初期位置に復帰するように構成したことで、収縮状態であった水平移動部材130のバネ134を確実に伸張させることができ、水平移動部材130を確実に初期位置に復帰させることができる。
これによって、穿孔操作ごとに刃受板3を所定角度だけ確実に回転させることができ、そして逆戻りを防止することも可能となる。
上記構成のパンチ10を用いてシートを穿孔する状態を説明する。
先ず、図1(a)の状態で、載置台1と刃受板3との間にシートを載置し、ハンドル2を押し下げる。
すると、昇降部材4が載置台1に接近し、シートを挟んだ状態で押圧部材110が、載置台1によって押圧される。
この際、図11に示すように、押圧部材110が内部方向(図中手前方向)へと押し上げられるので、水平移動部材130が、押圧部材110の斜壁部113に摺接しながら、水平方向(図中A方向)へと移動する。
この水平移動によって、係止部132も水平方向Aに移動し、第2のギア35の回転方向Dに面した歯面36a(図10(b)参照)が、係止部132の当接面132aに押され、刃受板3が半ピッチ回転される。
このとき、水平移動部材130とは反対側に設けられた戻り止め部材140は、その摺接面140bにおいて、回転方向Dに面した歯面36aを歯先に向けて摺動している。
この戻り止め部材140が、回転方向Dに面した歯面36aの歯先を越すことによって、当接面140aが回転方向とは逆の面36bを押す。
このとき、水平移動部材130の係止部132は、その摺接面132bにおいて、回転方向とは逆の歯面36b上を歯先に向けて摺動し、更に反ピッチ分押し進めた状態で、歯先を越えることで、第2のギア35が1ピッチ分回転される。
水平移動部材130の変位による係止部132の係合によって半ピッチ回転された第2のギア35が、戻り止め部材140の係止爪141による係合によって更に半ピッチ回転させた状態で刃受板3の回転を停止させることになるので、刃受板3の逆戻りを防止することができる。
このようにして刃受板3が1ピッチ回転され、パイプ刃5を受ける位置が変わった状態で、さらに、ハンドル2が押し下げられることによって、昇降部材4と共に載置台1が下降し、その下に配設されているパイプ刃5によって、シートが穿孔される。この際、水平移動部材130に介挿されたバネ134は押し縮められた状態である。
シートが穿孔された後に、ハンドル2を持ち上げることによって、昇降部材4が載置台1から離反し、穿孔されたシートを抜き取ることができるようになるが、この際、載置台1による押圧部材4への押圧が解除されるので、バネ120の弾発力によって、押圧部材4が初期位置に戻る。
この時、図12に示すように、水平移動部材130も、バネ134の弾発力によって初期位置に戻るが、この際に、第2のギア35に係合していた水平部材130及び戻り止め部材140が歯面に沿って移動することで、ギアとの係合が外れる。
このように、載置台1と刃受板3との間で固定されていたシートを抜き取るためのハンドル操作によって、刃受板を回転させるためのギアとの係合状態が解除され、孔を空けるためのハンドル操作によって、刃受板3の回転と回転停止とが定量的になされるので、1回の穿孔操作ごとに確実に所定角度ずつ回転させることができるようになる。
これによって、刃を受ける位置が一定箇所に集中することを防止することができるので、刃受板3の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施形態の刃受板では、凸部32を、等間隔に設けられた複数の膨出部34として構成したが、図13に示すように、緩やかな湾曲面からなる断面凸状のリング部として構成してもよい。
また、本実施形態においては、2つのギア30,35を介して刃受板3を回転させたが、1つのギアによって回転させてもよい。
また、水平移動部材130は、載置台1と前記刃受板3によるシートの固定が解除されることによって、刃受板3を回転させる方向に変位させる機構を有するのであれば如何なる構成でもよく、必ずしも、押圧部材110の傾斜部113を摺動することによって水平方向に移動するものである必要はない。
また、刃受板3の回転機構100は、戻り止め部材140を有しないものであってもよいし、異なる機構で回転させるものであってもよい。
本実施形態において、刃受板3の逆戻りを防止する機構を、水平移動部材130の係止部132が、第2のギア35の回転方向側の歯面を押圧することで、刃受板3を半ピッチ回転させ、戻り止め部材140が、第2のギア35の回転に従って戻り方向側の歯面において係止されるようになることで、さらに半ピッチ回転させた状態で回転を停止するように設計したが、他の機構によって逆戻りを防止してもよい。
本発明において、刃受板3は手動で回転されるものであってもよい。
この際、凸部32を複数の膨出部34として構成する場合は、前記刃受板3が回転された際に、穿孔方向に相対移動されたパイプ刃5が前記膨出部34の何れかに当接するよう、回転角度を制御する機構(例えば、膨出部34がパイプ刃5の位置に設定されるような係止部)を設けるのが好ましい。
さらに、本発明に適用される刃受板3は、昇降部材4に取り付けられるものに限らず、図14に示すパンチ10’のように、載置台1に取り付けられるものであってもよい。この場合のパンチ10’は、ハンドル2を押し下げることによって、昇降部材4の下端部に取り付けられたパイプ刃5が下降し、載置台1上のシートを穿孔するものであるが、刃受板3に設けられた凸部32によってパンチ屑をパイプ刃5の内部へと押し上げ、パイプ刃5の上端から連通される排出部に円滑に向かわせることができる。
本発明は、あらゆる産業分野で使用されるパンチに適用可能である。

Claims (7)

  1. 載置台(1)にシートを載置した状態でハンドル(2)を操作することによって、昇降部材(4)と前記載置台(1)とが接近し、該載置台(1)と刃受板(3)との間で固定されたシートを、該載置台(1)を貫通するパイプ刃(5)によって穿孔するパンチ(10)であって、
    前記刃受板(3)は、前記昇降部材(4)に設けられており、
    前記昇降部材(4)の先端部に、該昇降部材(4)が前記載置台(1)に近接することによって前記シートを押圧する押圧部材(110)を、弾性部材(120)を介して取り付けると共に、該弾性部材(120)の付勢力によって水平方向に変位する水平移動部材(130)を設け、
    前記載置台(1)と前記刃受板(3)によるシートの固定が解除されることによって、前記水平移動部材(130)が前記刃受板(3)を回転させる方向に変位するように構成したことを特徴とするパンチ。
  2. 前記水平移動部材(130)は、前記押圧部材(110)の傾斜部(113)を摺動することによって水平方向に移動し、該移動方向に突設されたギア操作部(132)が、前記刃受板(3)を回転させるためのギア(35、30)を回転させるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のパンチ。
  3. 前記ギア操作部(132)による第2のギア(35)への係脱とは異なる位相により、前記刃受板(3)を回転させるための第1のギア(30)に係脱するよう構成された戻り止め部材(140)を、更に設けたことを特徴とする請求項2に記載のパンチ。
  4. 前記刃受板(3)の表面に、中心部(33)から同一半径上に凸部(32)を設け、
    穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃(5)が、前記凸部(32)において前記刃受板(3)に当接するように、該刃受板(3)を前記昇降部材(4)に対して回転可能に配設したことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つの請求項に記載のパンチ。
  5. 前記凸部(32)は、等間隔に設けられた複数の膨出部(34)であり、
    前記刃受板(3)が回転された際に、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃(5)が前記膨出部(34)の何れかに当接するように、回転角度を制御する機構(100)を設けたことを特徴とする請求項4に記載のパンチ。
  6. 載置台(1)にシートを載置した状態でハンドル(2)を操作することによって、昇降部材(4)と前記載置台(1)とが接近し、刃先を上に向けた状態で前記載置台(1)を貫通するパイプ刃(5)によって前記シートを穿孔する構造のパンチ(10)に装着され、穿孔時に前記載置台との間でシートを固定しつつ前記パイプ刃を受ける刃受板(3)であって、
    表面に、中心部(33)から同一半径上に位置する膨出部(34、34…)等間隔に複数設けると共に、
    裏面に、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃(5)が前記膨出部(32)に当接されるように前記パンチ(10)に回転可能に取り付けるための取付部(31)を設け、
    該取付部(31)に、前記昇降部材(4)と前記載置台(1)との離接に連動して回転されて、穿孔方向に相対移動された前記パイプ刃(5)が前記膨出部(34)に順次に当接されるように回転角度を制御するギア(30、35)を設けたことを特徴とするパンチの刃受板。
  7. 前記ギア(30,35)は、前記昇降部材(4)の先端部に弾性部材(120)を介して設けられた押圧部材(110)が前記シートを押圧した際に、前記弾性部材(120)の付勢力によって水平移動部材(130)を水平方向に変位させ、該水平移動部材(130)が前記刃受板(3)を回転させる方向に変位させるように構成されたことを特徴とする請求項に記載のパンチの刃受板。
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