JP5360887B2 - ポッド推進器 - Google Patents

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Description

本発明は、水中に支持されるポッド内にプロペラを駆動するためのモータを内蔵するポッド推進器に関する。
ポッド推進器は、船体から下方に延出させて設けられたストラットと、ストラットの下端に設けられたポッドと、ポッドの前部に回転可能に設けられたプロペラとを備えるものである(特許文献1及び2等参照)。
プロペラによって生じる旋回流は、ポッドの表面近くを流れ、ポッドの後方で渦流を形成する。この渦流の発生に起因して推進効率が低下する虞がある。
そこで、ポッド推進器として、ポッドの前部にプロペラを設け、ポッドにおけるプロペラの直後に、プロペラの回転によって生じる旋回流を推力として回収する旋回流回収用のガイドベーンや反転プロペラ(特許文献2参照)等を設けたものがある。
特開2003−237690号公報 特開2004−291709号公報
水中障害物(浮遊物)がプロペラによって旋回・加速された後、プロペラの直後に設けられたガイドベーンや反転プロペラ等に衝突することがあった。また、ガイドベーンや反転プロペラ等をプロペラの直後に設けることで、ポッドの後部で流れの剥離が生じやすい状況にあった。
そこで、本発明の目的は、水中障害物がプロペラ後方のガイドベーンに衝突することを抑制することができるポッド推進器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、船体から下方に延出させて設けられたストラットと、該ストラットの下端に設けられたポッドと、該ポッドの前部に回転可能に設けられたプロペラとを備えたポッド推進器において、上記ポッドの後部に上記ストラットより後方に位置させて設けられ、上記プロペラの回転によって生じる旋回流を推力として回収するガイドベーンを備え、上記ポッドの前部における上記プロペラと上記ストラットとの間に、後方に向かって傾きが大きくなる傾斜設けられ、上記ポッドの中間部に接続される上記傾斜の後部分の形状は、コアンダ効果によって上記傾斜に沿った流れが剥離しにくい形状とされているものである。
本発明によれば、水中障害物がプロペラ後方のガイドベーンに衝突することを抑制することができるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るポッド推進器の斜視図である。 図2は、ポッド推進器の側面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るポッド推進器の斜視図である。図2は、ポッド推進器の側面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るポッド推進器10は、船舶の船体11から下方に延出させて設けられ、上下方向軸廻りに回動可能なストラット(ポッド取付ストラット)12と、ストラット12の下端に設けられたポッド(POD)13と、ポッド13の前部に回転可能に設けられたプロペラ14とを備えている。
本実施形態のストラット12は、断面翼型に形成されており(図2参照)、ストラット12はポッド13を支持するのみならず、船舶の保針性向上のための舵としても機能するようになっている。
本実施形態のポッド13は、繭形に形成されており、中間部がストラット12に接続されている。
ポッド13の内部にプロペラ14を駆動するためのモータ(電気モータ)15(図2参照)が収容されており、このモータ15によってプロペラ14が回転駆動されるようになっている。本実施形態では、プロペラ14の回転方向Aは船舶の前方から見て左回りである(図2参照)。
本実施形態では、ポッド13の後部におけるストラット12より後方に、ポッド13の径方向に延出し、プロペラ14の回転によって生じる旋回流B(図2参照)を推力として回収する旋回流回収用のガイドベーン16が設けられており、ポッド13の前部におけるプロペラ14とストラット12との間には、後方に向かって傾きが大きくなる傾斜18が設けられている。
本実施形態のガイドベーン16は、板状に形成されており、その前縁部に形成されプロペラ14の回転によって生じる旋回流Bに沿った向きに湾曲する反り17を有している。本実施形態では、ガイドベーン16は、ポッド13の周方向に間隔を隔てて複数設けられる。
また、本実施形態では、ポッド13の中間部は略円柱状に形成され、ポッド13の後部は後方に向かい外径が順次小さくなるように形成されており、そのポッド13の後部にガイドベーン16が設けられる。
ここで、ガイドベーン16は、例えば、ポッド13の中心からガイドベーン16の先端までの長さ(距離)Dが、プロペラ14の回転によって生じる旋回流Bが強くなるプロペラ14の半径Rの80%以下の範囲内、より好ましくは、50%〜80%の範囲内に設定される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
プロペラ14の回転によって生じた旋回流Bがガイドベーン16に流れ込むと、ガイドベーン16に揚力Lが発生する(図2参照)。この揚力Lはガイドベーン16に流れ込む旋回流Bに対して直交する方向に作用し、揚力Lのうち船舶の前方側へ向かう水平方向の成分(分力)Tが船舶を前進させる推力となる。
本実施形態では、ガイドベーン16をポッド13の後部に設け、ポッド13の前部に、後方に向かって傾きが大きくなる傾斜18を設けたので、プロペラ14を通過した水中障害物(浮遊物)が、ポッド13の表面近くを流れてガイドベーン16に流れ込む旋回流Bの外方に導かれるようになり(図2中の矢印C参照)、水中障害物はポッド13の後部に設けたガイドベーン16の外方を流れるようになる。よって、水中障害物がプロペラ14の後方に位置するガイドベーン16に衝突することを抑制することが可能となる。傾斜18がポッド13に接続される部分の形状は、コアンダ効果によって傾斜18に沿った流れが剥離しにくい形状としている(図2中の矢印E参照)。
また、ガイドベーン16をポッド13の後部にストラット12より後方に位置させて設けたので、ガイドベーン16をプロペラ14の直後に設ける場合に比べて、水中障害物がガイドベーン16に衝突する可能性が低くなる。
また、本実施形態では、プロペラ14の直後にガイドベーン16が無いため、プロペラ14の回転によって生じた旋回流Bはポッド13の表面近くに沿ってポッド13の後部まで流れるので、旋回流Bをポッド13の後部に設けたガイドベーン16まで剥離させることなく導くことができる。よって、ポッド13の後部に設けたガイドベーン16によって、旋回流Bを推力として効率良く回収することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
例えば、ガイドベーン16が断面翼型に形成されていても良い。
10 ポッド推進器
11 船体
12 ストラット
13 ポッド(POD)
14 プロペラ
15 モータ
16 ガイドベーン
17 反り
18 傾斜

Claims (1)

  1. 船体から下方に延出させて設けられたストラットと、該ストラットの下端に設けられたポッドと、
    該ポッドの前部に回転可能に設けられたプロペラとを備えたポッド推進器において、
    上記ポッドの後部に上記ストラットより後方に位置させて設けられ、上記プロペラの回転によって生じる旋回流を推力として回収するガイドベーンを備え、
    上記ポッドの前部における上記プロペラと上記ストラットとの間に、後方に向かって傾きが大きくなる傾斜設けられ、上記ポッドの中間部に接続される上記傾斜の後部分の形状は、コアンダ効果によって上記傾斜に沿った流れが剥離しにくい形状とされていることを特徴とするポッド推進器。
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