JP4382120B2 - ダクト付きタービンフィン - Google Patents
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Description
特公平8−5431号公報に開示の技術は、「プロペラ翼の後方にタービン翼を取付けて装置全休のプロペラ効率を改善すること」を目的として、「プロペラ軸(1)にプロペラ翼(2)を装着している舶用推進装置において、前記プロペラ翼(2)の後方に、該プロペラ翼(2)よりも小径のタービン翼(3)をプロペラ翼(2)と同一軸心として装着しており、該タービン翼(3)は、前記プロペラ翼(2)から後方へはき出される水の流速が抑えられる形状とされている」構成により、「プロペラ誘導速度が大きい程、すなわちプロペラ軸後方への流れが速い程、また回転方向につれまわる流れが大きい程効果があり、ここに、プロペラ効率が向上」の効果を奏するというものである。
図6に示された従来のタービンフィン3は、複数枚のプロペラ翼33を有するプロペラ30の後部にあって、プロペラのハブ31と、ハブ31に対して放射状に固着される複数枚のタービン翼13とからなり、タービン翼13はプロペラ翼33とは逆向きのキャンバーを有していて、ハブ31の船尾側先端は円錐状のキャップとなっている。そして、このタービン翼13の直径はプロペラ翼33の直径の略40%の大きさとなっている。
したがって、タービン翼13で発生した揚力および抗力はプロペラ翼33のスラスト(+T)およびトルク(+Q)を何れも減少させる方向に作用し、プロペラ翼33では、タービン翼13との相互干渉により僅かにスラストおよびトルクがそれぞれΔTおよびΔQ分増加することになる。結果として、タービン翼13で発生したトルク減少成分の割合がスラスト減少成分の割合より大きくなるため、プロペラ30の推進効率が良くなることになる。
すなわち、従来のタービンフィンでは、翼先端部に近づくに従ってトルク及びスラストの減少効果小さくなっており、プロペラ効率の改善効果が十分に得られていないという課題があった。
また、本願請求項2に係るダクト付きタービンフィンは、請求項1に記載のダクト付きタービンフィンであって、前記ダクトの直径は前記プロペラ翼の直径の略24%〜略32%であり、該ダクトの船首側に位置する翼形の前縁の直径は船尾側に位置する翼形の後縁の直径よりも略0.5%〜1.0%大きい、ことを特徴としている。
なお、従来のタービンフィンについて、図6で説明した要素と同一の要素に対しては、図1ないし図3においても同一の符号を付している。
なお、プロペラ30は、従来と同様に、回転軸となるハブ31およびハブ31から放射状に固着される5枚のプロペラ翼33、33・・・から構成されている。
そして、ダクト15の幅はタービン翼11の見掛け上の幅と略同一に形成されている。なお、ダクト15は、タービン翼11と一体に構成しても良く、また、別途に製造の上、タービン翼11にボルト等で固着しても良いものである。
縮流Wの中に置かれたダクト付きタービンフィン1には、主に2つの作用が生ずるが、この作用効果について以下に説明する。なお、縮流Wは図面の上・下や図面の手前・奥のいずれもプロペラ中心軸に向かうように流れ、ダクト16は円筒であるので、以下の説明では、図面の上部に位置するダクト16およびタービン翼11を例にして説明するが、当該作用はダクト16の円筒のすべての部分に生じ、5枚のタービン翼11、11、・・・のすべてに生じていることは勿論である。
プロペラ縮流Wは、図3(a)に示すように、斜め右上方から流れてダクト15の上面に斜めに衝突する。すなわち、ダクト15により縮流Wの流れが塞き止められることにより、従来には生じていたタービン翼11の先端部であるダクト15との固着部における揚力損失が無くなる。
このことは、図4(b)と従来のタービンフィンの説明で使用した図8(b)とを比較することにより裏付けられる。なお、図4(b)は、図8(b)同様に、タービン翼面上の揚力分布を示していて、タービン翼11の付け根部であるハブ部からタービン翼11の先端部であるチップ(Tip)までの揚力の大きさを右方向に向かう矢印の長さで示したものである。
すなわち、ダクト付きタービンフィン1のタービン翼11面上の揚力分布は、図4(b)に示すように、タービン翼11の付け根部であるハブ部においては従来のタービンフィン3と同様に揚力が「0」となっているが、タービン翼11の先端部であるチップ(Tip)では、従来のタービンフィンの揚力が「0」であるのに対し、ダクト付きタービンフィン1では、タービン翼11の中間部の揚力よりも小さくなっているものの、揚力は「0」となっていない。これは、従来のタービンフィンでは、図8(a)に示すように、タービン翼の先端部(チップ(Tip))で背面から回り込む水流が発生するためであり、ダクト付きタービンフィン1では、図4(a)に示すように、ダクト15による縮流Wの流れ塞き止め効果によりタービン翼の先端部(チップ(Tip))での背面から回り込む水流の発生が防止されたことによるものである。
前述したように、ダクト15の断面形状は翼形となっていて、翼形の最大翼厚は船首側に位置し、キャンバーはタービンハブ31方向にやや膨らんだ状態となっている。図3(a)に示すように、このダクト15の断面形状により、プロペラ縮流Wが斜め右上方から流れてダクト15を通過するときに、ダクト15には図3(b)に示すように、右下向き方向(プロペラ30の中心軸方向)の揚力Vdが発生する。
この揚力Vdは水平方向と垂直方向とに分解することができるが、垂直方向の力はダクト15の中心軸に向かうことになって、ダクト15が円筒形であるので結果として打ち消され、水平方向のみの力が生ずることになる。この水平方向の力が前縁推力となる。
図5に示すように、ダクト付きタービンフィン1を備える船舶のプロペラ翼に生ずるスラストおよびトルクは半径方向rのすべての位置で、従来のタービンフィン3を備える船舶のプロペラ翼に生ずるスラストおよびトルクよりも減少し、ことにトルクについては、大きく減少していることが分かる。前述したように、このトルクの減少分が、プロペラの推進効率の上昇に寄与することになる。
11 タービン翼
13 ダクト
151 ダクトの前縁
153 ダクトの後縁
30 プロペラ
31 ハブ
33 プロペラ翼
Claims (2)
- ハブに放射状に固着される複数枚のプロペラ翼からなるプロペラの後部にあって、
前記ハブに放射状に固着され該プロペラ翼と同数枚のタービン翼と、
複数枚の前記タービン翼の先端部同士を連結し該タービン翼が固着され、長さ方向の断面が翼形の円筒状のダクトと、からなり、
該タービン翼は該ダクト内に収納され、
船舷側から見た前記タービン翼の翼端の見掛け上の翼弦は前記ダクトの長さと略同一に形成され、
前記タービン翼のキャンバーの向きは前記プロペラ翼のキャンバーとは逆の向きであり、前記ダクトの翼形の最大翼厚は船首側に位置する、ことを特徴とするダクト付きタービンフィン。 - 前記ダクトの直径は前記プロペラ翼の直径の略24%〜略32%であり、該ダクトの船首側に位置する翼形の前縁の直径は船尾側に位置する翼形の後縁の直径よりも略0.5%〜1.0%大きい、ことを特徴とする請求項1に記載のダクト付きタービンフィン。
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