JP2011225169A - 船舶 - Google Patents

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Fumitoshi Ochi
文俊 越智
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    • Y02T70/50Measures to reduce greenhouse gas emissions related to the propulsion system

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Abstract

【課題】船体抵抗の低減効果が高い省エネ装置としてのフィンを有する船舶を提供する。
【解決手段】船尾部2に船尾部2から船体後方向に突出させて、プロペラの回転軸を回転可能に支持する船尾管5を設けた船舶1において、船尾部2の左右両側に夫々配置され、船尾管5近傍の船尾部2から船体幅方向外側及び船体上方向に向かって延びると共に船尾部2に生じる船尾渦Sを船尾渦Sの渦中心Xから半径方向に二方向でさえぎるフィン10を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、船尾部に該船尾部から船体後方向に突出させて、プロペラの回転軸を回転可能に支持する船尾管を設けた船舶に関する。
従来、船舶において、船体の後方では流れの剥離によって発生する船尾渦(ビルジ渦)により船体抵抗が増加する問題があった。
従来は、船体から左右に張り出した水平フィンなどにより船体近傍を船体に沿って流れる船尾渦の一部をせき止める効果により、船体抵抗の低減を図っていた。水平フィンが船尾渦を分断することにより船体近傍の流れが整流され、船体抵抗を低減することができる。
特開2001−138987号公報
しかし、船体から左右に張り出した水平フィンでは、水平フィンによって船尾渦を船尾渦の渦中心から半径方向に一方向のみでさえぎるため、船体抵抗の低減効果が小さかった。
また、船体抵抗の低減効果を高めるために、例えば、特許文献1に開示されるように、プロペラ前方の船尾部にダクトを配置することが提案されている。特許文献1のダクトは、船尾伴流を船尾渦ごとプロペラ面へ導入して伴流利得を得るメカニズムとなっている。従って、特許文献1では、船尾伴流分布(伴流係数)w=1−VA/Vが0.4〜0.5の等流速線と同等の形状となるようにダクトを配置すると記載されている(VA:プロペラに流入する水の流れの船長方向速度、V:船の速度)。
しかし、特許文献1のダクトでは、船尾渦が回転したままプロペラ面へ導かれると思われるため、船尾渦の回転エネルギーは推進方向のエネルギーに戻らず、エネルギーの損失が多い問題点があると考えられる。
そこで、本発明の目的は、船体抵抗の低減効果が高い省エネ装置としてのフィンを有する船舶を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、船尾渦の回転エネルギーを推進方向のエネルギーに変換する効率が高い省エネ装置としてのフィンを有する船舶を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、船尾部に該船尾部から船体後方向に突出させて、プロペラの回転軸を回転可能に支持する船尾管を設けた船舶において、前記船尾部の左右両側に夫々配置され、前記船尾管近傍の前記船尾部から船体幅方向外側及び船体上方向に向かって延びると共に前記船尾部に生じる船尾渦を該船尾渦の渦中心から半径方向に二方向でさえぎるフィンを備えたものである。
前記フィンの各部分は、前記船尾渦による流れを受けて発生する揚力が船体前方向に向くような迎え角を有していても良い。
前記フィンは、前記船尾渦の渦中心よりも上方では船体前方から後方に向かって船体幅方向内側に傾斜された形状とされ、前記船尾渦の渦中心よりも下方且つ船体幅方向内側では船体前方から後方に向かって船体下方向に傾斜された形状とされ、前記船尾渦の渦中心の近傍では前記船尾渦の渦中心よりも上方の部分と渦中心よりも下方且つ船体幅方向内側の部分との間で傾斜の方向が変化する形状とされていても良い。
前記船尾渦による流れに対する前記迎え角が、8°〜10°であっても良い。
前記フィンが、背面視円弧状に形成されていても良い。
本発明によれば、船体抵抗の低減効果が高い省エネ装置としてのフィンを有する船舶を提供することができるという優れた効果を奏する。
また、本発明によれば、フィンの各部分の迎え角を船尾渦による流れを考慮して適切に設定することにより、船尾渦の回転エネルギーを推進方向のエネルギーに変換する効率が高い省エネ装置としてのフィンを有する船舶を提供することができるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係る船舶の要部斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る船舶の要部背面図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る船舶の要部側面図である。 図4は、フィンにおけるベクトル図である。 図5は、フィン前縁位置での流場の様子を示す図である。 図6は、他の実施形態に係る船舶の要部背面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1から図3に示すように、本実施形態に係る船舶1においては、船尾部2に船尾部2から船体後方向に突出させて、プロペラ3の回転軸4を回転可能に支持する船尾管5を設けている。また、本実施形態に係る船舶1においては、喫水線下方の船尾部2は、幅が船体前方から後方に向かい徐々に狭くなるような形状とされており、船尾管5後方の船底6は、船尾管5上方に位置し且つ船体前方から後方に向かい船体上方向へと傾斜するような形状とされている。また、図示はしないが、プロペラ3の後方には舵が配置されている。なお、図1及び図2においては、プロペラ3を図示せず、プロペラ外周を符号7で示している。
本実施形態に係る船舶1においては、船尾部2の左右両側に夫々、船尾管5近傍の船尾部2から船体幅方向外側及び船体上方向に延びるフィン(省エネ装置)10を設けている。なお、図1から図3において、フィン10の前縁を符号10fで示し、フィン10の後縁を符号10rで示している。また、フィン10の上端部を符号10tで示し、フィン10の下端部を10bで示している。
フィン10は、プロペラ3の前方に配置されており、背面視円弧状(1/4円弧状)に形成されている(図2参照)。また、フィン10は、翼断面形状に形成されている(図4参照)。
フィン10の上端部10t及び下端部10bは共に、船体に固定されている。本実施形態では、フィン10の上端部10tは船尾管5よりも上方に位置する船底6に固定されており、フィン10の下端部10bは船尾管5前方の船尾部2の側面に固定されている。
フィン10の延出方向(周方向)の各部分は、船尾部2に生じる船尾渦Sによる流れFを受けて発生する揚力Lが船体前方向に向くような迎え角αを有している(図4参照)。船尾部2に生じる船尾渦Sによる流れFに対する迎え角αは、8°〜10°であることが好ましい。迎え角αが8°を下回って5°以下となるとフィン10によって船尾渦Sから回収できるエネルギーが小さくなり、迎え角αが10°を超えて12°以上となると流れFがフィン10から剥離することが予想されるためである。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、フィン10は、船尾渦Sの渦中心Xよりも上方では船体前方から後方に向かって船体幅方向内側に傾斜された(縮径された)形状とされ、船尾渦Sの渦中心Xよりも下方且つ船体幅方向内側では船体前方から後方に向かって船体下方向に傾斜された(拡径された)形状とされ、船尾渦Sの渦中心Xの近傍では船尾渦Sの渦中心Xよりも上方の部分と渦中心Xよりも下方且つ船体幅方向内側の部分との間で傾斜の方向が変化する形状とされている。
また、図3に示すように、本実施形態では、フィン10は、船体前後方向幅Wが船体前後方向に対して略一定とされており、前縁10fと後縁10rとが船体上下方向に沿って略平行とされている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図5は、フィン10の延出方向(周方向)の各部分の迎え角αを適切に設定するために、フィン10の前縁位置での流場をシミュレーションにより求めたものである。図5において、色が薄いほど流速が遅い状態を示しており、図中の矢印は流れの方向を示している。図5から、船尾渦Sは、船尾渦Sの渦中心X(流速が遅い箇所)よりも上方では船体幅方向外側から内側に向かって流れ、船尾渦Sの渦中心X(流速が遅い箇所)よりも下方且つ船体幅方向内側では上方から下方に向かって流れていることが分かる。
本実施形態に係る船舶1によれば、船尾部2の左右両側に夫々配置され、船尾管5近傍の船尾部2から船体幅方向外側及び船体上方向に向かって延びると共に船尾部2に生じる船尾渦Sを船尾渦Sの渦中心Xから半径方向に二方向でさえぎるフィン10を備えることにより、船体の後方で発生した船尾渦S全体のエネルギーを船尾渦Sの渦中心Xから半径方向に二方向でさえぎることで、船尾渦Sを効果的に分断することができ、船体抵抗を効果的に低減することができる。つまり、本実施形態のフィン10は、船尾渦Sの渦中心Xよりも上方の部分で船尾渦Sによる船体幅方向外側から内側に向かう流れをさえぎることができると共に、船尾渦Sの渦中心Xよりも下方且つ船体幅方向内側の部分で船尾渦Sによる上方から下方に向かう流れをさえぎることができ、船尾渦Sを船尾渦Sの渦中心Xから半径方向に一方向のみでさえぎる従来の水平フィンと比較して船体抵抗の低減効果を向上させることができる。
また、本実施形態に係る船舶1によれば、フィン10の各部分は、船尾渦Sによる流れFを受けて発生する揚力Lが船体前方向に向くような迎え角αを有することにより、フィン10は船体に推進方向の推力を与えると共に、船尾渦Sの二次流れエネルギーを主流速方向のエネルギーに変化させることで、船尾渦Sのエネルギーを回収し、船体抵抗を効果的に低減させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
例えば、図6に示すように、フィン10が、背面視直線状の分割フィン10dを複数組み合わせて構成されていても良い。図6に示すフィン10によっても、船尾渦Sを船尾渦Sの渦中心Xから半径方向に二方向でさえぎることができる。
1 船舶
2 船尾部
3 プロペラ
4 回転軸
5 船尾管
10 フィン(省エネ装置)
S 船尾渦
X 渦中心

Claims (5)

  1. 船尾部に該船尾部から船体後方向に突出させて、プロペラの回転軸を回転可能に支持する船尾管を設けた船舶において、前記船尾部の左右両側に夫々配置され、前記船尾管近傍の前記船尾部から船体幅方向外側及び船体上方向に向かって延びると共に前記船尾部に生じる船尾渦を該船尾渦の渦中心から半径方向に二方向でさえぎるフィンを備えたことを特徴とする船舶。
  2. 前記フィンの各部分は、前記船尾渦による流れを受けて発生する揚力が船体前方向に向くような迎え角を有する請求項1に記載の船舶。
  3. 前記フィンは、前記船尾渦の渦中心よりも上方では船体前方から後方に向かって船体幅方向内側に傾斜された形状とされ、前記船尾渦の渦中心よりも下方且つ船体幅方向内側では船体前方から後方に向かって船体下方向に傾斜された形状とされ、前記船尾渦の渦中心の近傍では前記船尾渦の渦中心よりも上方の部分と渦中心よりも下方且つ船体幅方向内側の部分との間で傾斜の方向が変化する形状とされている請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 前記船尾渦による流れに対する前記迎え角が、8°〜10°である請求項2に記載の船舶。
  5. 前記フィンが、背面視円弧状に形成された請求項1から4のいずれかに記載の船舶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2692628A1 (en) 2012-08-03 2014-02-05 SI Co Ltd Ship with a propeller and a rudder mounted in a recess, whereby the rudder is oriented towards the bow
US8881666B2 (en) 2012-08-10 2014-11-11 Si Co. Ltd. Ship

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