JP5388184B2 - ポッド推進器 - Google Patents

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本発明は、水中に支持されるポッド内にプロペラを駆動するためのモータを内蔵するポッド推進器に関する。
ポッド推進器は、船体から下方に延出させて設けられ、上下方向軸廻りに回動可能なストラットと、ストラットの下端に設けられたポッドと、ポッドの前部に回転可能に設けられたプロペラとを備えるものである(特許文献1及び2等参照)。
保針性向上のための舵板(方向安定板)は、通常の舵のように、ポッドの後部に上下合わせて二枚取り付けられ、側面積(側方から見た投影面積)も通常の舵と同程度の側面積が必要となる。
特開2003−237690号公報 特開2004−291709号公報
船舶の保針性能を確保するためにポッドに舵板を取り付ける場合、ポッドの後部に上下合わせて二枚の舵板を取り付けても保針性能確保に十分な舵面積が得られないことや、ポッドの上部におけるストラットの真後ろに位置する舵板がストラットを通過した流れの影響を大きく受け、保針性能が十分に得られない虞がある。
そこで、本発明の目的は、舵板がストラットを通過した流れの影響を受けにくく、十分な舵面積によって保針性能を確保することができるポッド推進器を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、船体から下方に延出させて設けられ、上下方向軸廻りに回動可能なストラットと、該ストラットの下端に設けられたポッドと、該ポッドの前部に回転可能に設けられたプロペラと、上記ポッドの後部に設けられた舵板とを備えたポッド推進器において、上記舵板は、上記ポッドの後部における上記ストラットより後方に、上記ストラットの真後ろの位置を避けて、上記ポッドの周方向に間隔を隔てて複数設けられ、且つ、前縁部に上記プロペラの回転によって生じる旋回流に沿った向きに湾曲する反りを有すると共に、上記ポッドの上部に設けた上記舵板は、上記ストラットの下端よりも上方に張り出さないように、上方に延出させて配設されていることを特徴とするポッド推進器である。
本発明によれば、舵板がストラットを通過した流れの影響を受けにくくすることで、保針性能を十分に確保することができるという優れた効果を奏する。
図1は、本発明の一実施形態に係るポッド推進器の斜視図である。 図2は、図1の実施形態に係るポッド推進器の側面図である。 図3は、図1の実施形態に係るポッド推進器の背面図である。 図4は、他の実施形態に係るポッド推進器の背面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るポッド推進器の斜視図である。図2は、図1の実施形態に係るポッド推進器の側面図である。図3は、図1の実施形態に係るポッド推進器の背面図である。
図1から図3に示すように、本実施形態に係るポッド推進器10は、船舶の船体11から下方に延出させて設けられ、上下方向軸廻りに回動可能なストラット(ポッド取付ストラット)12と、ストラット12の下端に設けられたポッド(POD)13と、ポッド13の前部に回転可能に設けられたプロペラ14とを備えている。
本実施形態のストラット12は、断面翼型に形成されており(図2参照)、ストラット12はポッド13を支持するのみならず、船舶の保針性向上のための舵としても機能するようになっている。
本実施形態のポッド13は、繭形に形成されており、中間部がストラット12に接続されている。
ポッド13の内部にプロペラ14を駆動するためのモータ(電気モータ)15(図2参照)が収容されており、このモータ15によってプロペラ14が回転駆動されるようになっている。本実施形態では、プロペラ14の回転方向Aは船舶の前方から見て左回りである(図2参照)。
本実施形態では、ポッド13の後部におけるストラット12より後方に、船舶の保針性向上のための四枚の舵板(方向安定板)16を、ポッド13の長手方向に見て(船尾側から見て)略X字状に配設している。即ち、本実施形態では、ポッド13の後部に、四枚の舵板16を放射状に配設している。
ポッド13の上部から延出する舵板16は、ストラット12の真後ろの位置を避けて配設される。
また、舵板16は、ストラット12の長手方向軸C(図3参照)に対して左右対称に配設される。
さらに、舵板16は、好ましくはポッド13の上端13a(ストラット12の下端)よりも上方に張り出さず、ポッド13の下端13bよりも下方に張り出さず、ポッド13の左端13cよりも左側側方に張り出さず、ポッド13の右端13dよりも右側側方に張り出さないように配設される(図3参照)。
本実施形態の各舵板16は、板状に形成されており、その前縁部に形成されプロペラ14の回転によって生じる旋回流B(図2参照)に沿った向きに湾曲する反り16aを有している。また、本実施形態の各舵板16は、その前縁部より後方の部分に形成されポッド13の長手方向に沿って延出する整流部16bを有している。
また、本実施形態では、ポッド13の前部は前方に向かい外径が順次小さくなるように形成され、ポッド13の中間部は略円柱状に形成され、ポッド13の後部は後方に向かい外径が順次小さくなるように形成されており、そのポッド13の後部に四枚の舵板16が設けられる。
ここで、舵板16は、例えば、ポッド13の中心から舵板16の先端までの長さ(距離)Dが、プロペラ14の回転によって生じる旋回流Bが強くなるプロペラ14の半径Rの80%以下の範囲内、より好ましくは、50%〜80%の範囲内に設定される(図3参照)。
次に、本実施形態の作用を説明する。
プロペラ14の回転によって生じた旋回流Bが舵板16の前縁部(反り16a)に流れ込むと、舵板16に揚力Lが発生する(図2参照)。この揚力Lは舵板16に流れ込む旋回流Bに対して直交する方向に作用し、揚力Lのうち船舶の前方側へ向かう水平方向の成分(分力)Tが船舶を前進させる推力となる。また、舵板16の前縁部(反り16a)を通過した流れは、ポッド13の長手方向に沿って延出する舵板16の整流部16bに沿って流れることとなる。
本実施形態では、ポッド13の後部に、ストラット12の真後ろの位置を避けて、複数(四枚)の舵板16を配設したので、ポッド13の上部に設けた舵板16がストラット12を通過した流れの影響を受けにくく、保針性能を十分に確保することが可能となる。
また、本実施形態では、四枚の舵板16を、ポッド13の長手方向に見て略X字状に配置したので、同じ長さ(ポッド13の中心から舵板16の先端までの長さD)の二枚の舵板16をポッド13の上下からそれぞれ延出させて、ポッド13の長手方向に見て略I字状に配置した場合に比べて、得られる側面積(側方から見た投影面積)の合計が大きくなり、横方向の流れに対する抵抗係数が大きくなるため、船舶の保針性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、舵板16を、ポッド13の上端13a(ストラット12の下端)よりも上方に張り出さないように配設したので、ポッド13の上部に設けた舵板16が、ポッド13の上端13a(ストラット12の下端)よりも上方を流れる、ストラット12を通過した流れの影響を受けにくく、保針性能を十分に確保することが可能となる。
また、本実施形態では、舵板16を、ポッド13の下端13bよりも下方に張り出さないように配設したので、海底等に障害物が存在する場合に、舵板16が障害物にぶつかることが抑制されるので、舵板16の破損を防止することができるという利点がある。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず他の様々な実施形態を採ることが可能である。
例えば、図4に示すように、ポッド13の後部におけるストラット12より後方に、船舶の保針性向上のための四枚の舵板(方向安定板)16を、ポッド13の長手方向に見て(船尾側から見て)略H字状に配設しても良い。即ち、図4に示す実施形態では、ポッド13の後部に、四枚の舵板16をポッド13から垂直方向に延出させて配設している。
また、舵板16が断面翼型に形成されていたり、四枚以上の舵板16が配設されていても良い。
10 ポッド推進器
11 船体
12 ストラット
13 ポッド(POD)
14 プロペラ
15 モータ
16 舵板
16a 反り

Claims (1)

  1. 船体から下方に延出させて設けられ、上下方向軸廻りに回動可能なストラットと、該ストラットの下端に設けられたポッドと、該ポッドの前部に回転可能に設けられたプロペラと、上記ポッドの後部に設けられた舵板とを備えたポッド推進器において、
    上記舵板は、上記ポッドの後部における上記ストラットより後方に、上記ストラットの真後ろの位置を避けて、上記ポッドの周方向に間隔を隔てて複数設けられ、且つ、前縁部に上記プロペラの回転によって生じる旋回流に沿った向きに湾曲する反りを有すると共に、
    上記ポッドの上部に設けた上記舵板は、上記ストラットの下端よりも上方に張り出さないように、上方に延出させて配設されていることを特徴とするポッド推進器。
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