JP5359298B2 - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

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本発明は排気ガス浄化用触媒に関する。
排気ガス浄化用触媒として、自動車の排気ガスに含まれるHC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)及びNOx(窒素酸化物)を同時に浄化して、CO、HO、N等に変える三元触媒が知られている。この三元触媒については、Pt、Pd、Rh等の触媒金属を耐熱性が高い高比表面積のアルミナや、酸素吸蔵放出能を有するCe含有酸化物等のサポート材の表面に担持したものが多数提案されている。
例えば、特許文献1には、触媒担体上に担持されたコート層が、表面に形成される外側層と、その内側に形成される内側層とを含み、外側層は、予め耐熱性酸化物に担持されている貴金属とセリウム系複合酸化物とを含み、内側層は、貴金属が担持されていない耐熱性酸化物を含んでいる三元触媒が記載されている。外側層及び内側層の耐熱性酸化物としては、セリウム系複合酸化物、ジルコニウム系複合酸化物及びアルミナからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましいとされている。また、ジルコニウム系複合酸化物として、下記一般式が記載され、Zr0.78Ce0.16La0.02Nd0.041.97及びZr0.80Ce0.16La0.02Nd0.021.97が例示されている。
一般式;Zr1−(a+b)Ce2−c
(式中、Nはアルカリ土類金属または希土類金属を、cは酸素欠陥量を示し、aは0.10〜0.35の原子割合を、bは0〜0.20の原子割合を、1−(a+b)は0.45〜0.90の原子割合をそれぞれ示す。)
この特許文献1に記載された発明のねらいは、高温耐久時においても良好な触媒活性を発現し、かつ、低温特性も向上させることにある。
特許文献2には、担体上に設けられた内側触媒層と、該内側触媒層の直上に設けられた外側触媒層とを備え、内側触媒層には貴金属が担持された活性Alと酸素吸蔵材とが含まれ、外側触媒層には貴金属が担持された活性Alと、Rhが担持された酸素吸蔵材と、Rhが担持されたZrO被覆Alとが含まれている三元触媒が記載されている。その酸素吸蔵材としては、CeO−ZrO−Nd複合酸化物(質量比CeO:ZrO:Nd=(20〜25):(65〜70):(5〜15))が記載されている。内側触媒層の活性AlにはPdを担持すること、外側触媒層の活性AlにはPtを担持することが記載されている。
この特許文献2に記載された発明のねらいは、少ないRh量で従来と同等の排気ガス浄化性能を得ることにある。
特許文献3には、ハニカム担体上に上下2層の触媒層を備え、下側触媒層には、Pdを担持した第1アルミナと、酸化セリウムと、CeZrNd複酸化物と、Pdを担持したCeZrLaYアルミナ複合化物とが含まれ、上側触媒層には、Ptを担持した第2アルミナと、Rhを担持したCeZrNd複酸化物と、Rhを担持したZrO被覆アルミナとが含まれている三元触媒が記載されている。
この特許文献3に記載された発明のねらいは、異種の触媒貴金属のシンタリング及び合金化を回避すると共に、各触媒貴金属の分散度合いも高めることにある。
特開2002−28488号公報 特開2005−103410号公報 特開2006−297372号公報
自動車の運転状態は一般に、低速定常走行、高速定常走行、加速走行、減速走行など様々に変化する。そのため、排気ガスの空燃比もストイキを挟んでリーン側へ、リッチ側へと頻繁に変動し、さらに排気ガス温度も運転開始当初は低いが、車速が比較的高い運転状態が続いた後、或いは加減速運転が繰り返された後には高くなる。従って、排気ガス浄化用触媒には、排気ガスの温度や空燃比の変化に拘わらず、HC、CO及びNOxを効率良く浄化することが求められるが、本発明者の研究によると、従前の三元触媒では、加速時に代表される空燃比リッチ運転時のHC及びCOの浄化が未だ十分ではない。
すなわち、上記特許文献1〜3に記載された三元触媒においても、ZrCeNd複合酸化物等の酸素吸蔵放出材が使用されているから、三元触媒が有効に働く空燃比ウィンドウが広くはなっている。しかし、そのウィンドウ拡大は、排気ガスの空燃比が変動したときに、酸素吸蔵放出材が酸素の吸蔵・放出を行なう結果、触媒の活性サイト回りの空燃比変動が抑制されることによるものであり、触媒金属自体をリッチ側で有効に働くようにするものではない。
そこで、本発明は、排気ガス高温時における触媒のNOxの浄化性能を確保しながら、排気ガスの空燃比がリッチ側に振れるときのHC及びCOの浄化性能を高め、実車においても排気ガスを効率良く浄化できるようにすることを課題とする。
本発明では、担体上に設けられた下側の第1触媒層にはPdのみを担持したZrCeNd複合酸化物を配置し、上側の第2触媒層にはRhのみを担持したZrCeNd複合酸化物を配置し、Rhによる高温時のNOx浄化性能、並びにPdによる空燃比リッチ時のHC及びCOの浄化性能を高めるべく、両触媒層各々には組成が相異なる別種のZrCeNd複合酸化物を採用した。以下、具体的に説明する。
本発明は、触媒担体上に設けられた第1触媒層と、該第1触媒層の上に設けられた第2触媒層とを備え、この両触媒層各々に、ZrとCeとNdとを含有し酸素吸蔵放出能を有する複合酸化物と、該複合酸化物に担持された触媒金属とが設けられている排気ガス浄化用触媒であって、
上記第1触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして55質量%以上75質量%以下の範囲で、CeをCeOとして15質量%以上35質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含み、且つ触媒金属としてPdのみが担持され、
上記第2触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして75質量%以上85質量%以下の範囲で、CeをCeOとして5質量%以上15質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含み、且つ触媒金属としてRhのみが担持され、
上記第1触媒層の複合酸化物は、上記第2触媒層の複合酸化物よりも、上記CeOとしてのCeの含有割合が多いこと、そして、
上記第1触媒層及び第2触媒層各々には活性アルミナが含まれ、
上記第1触媒層の活性アルミナには触媒金属としてPdが担持され、上記第2触媒層の活性アルミナには触媒金属としてRhが担持され、
上記第1触媒層には、触媒金属が担持されていないCe含有酸化物が含まれていることを特徴とする。
すなわち、本発明者は、ZrCeNd複合酸化物にPdを担持させると、排気ガスの空燃比リッチ時のHC及びCOの浄化性能が高くなることを見出したものである(この点に関しては、従来は着目されていなかった。)。Pdが酸化触媒として有用であることは知られているが、空燃比リッチ時には触媒まわりの酸素濃度が低下するとともに、Pdが金属状態に還元されて酸化触媒機能が低下する傾向がある。これに対して、本発明では、該リッチ時にZr、Ce及びNdを含有する複合酸化物から酸素が放出され、その酸素によって、Pdが酸化状態を保ち易くなることにより、酸化触媒機能の低下が抑制され、その結果として、リッチ時のHC及びCOの浄化性能が高くなると考えられる。Pdが酸化触媒として働く空燃比ウィンドウがリッチ側に拡大されるということである。
一方、排気ガスの浄化においては、HC及びCOの濃度を低減させるだけでなく、燃焼ガス温度が高くなるに従って排出量が多くなるNOxの濃度を下げることが要望される。そこで、本発明では、上記複合酸化物にPdを担持させてなるHC及びCOの浄化に有用な触媒系と、上記複合酸化物にRhを担持させてなるNOxの浄化に有用な触媒系とを組み合わせ、前者を下側の第1触媒層に配置し、後者を上側の第2触媒層に配置している。
ところで、Zr、Ce及びNdを含有する複合酸化物については、特許文献2に記載されているように、耐熱性及び酸素吸蔵放出性の観点から、その組成(質量比)をCeO:ZrO:Nd=(20〜25):(65〜70):(5〜15)とすることが好ましいことは知られている。
しかし、本発明者が当該複合酸化物にPdを担持させてなる触媒系と、当該複合酸化物にRhを担持させてなる触媒系との組み合わせについて、実験・研究を進めたところ、両触媒系各々の複合酸化物としては、その組成が同じものではなく、相異なるものを採用することが、HC及びCOの浄化、並びにNOxの浄化性能が高まる、という結果が得られた。その各々の好ましい組成は上述のとおりであり、特徴的なことは、Pdを担持させる複合酸化物の方が、Rhを担持させる複合酸化物よりも、Ceの含有割合が多いということである。Ce含有割合が多いほど空燃比リッチ時の酸素放出量が多くなることから、Pdは酸化状態を保ち易くなり、空燃比リッチ時のHC及びCOの浄化に有利になる。
また、PdとRhとを第1触媒層及び第2触媒層という別の触媒層に配置したから、この両触媒金属が合金化することが防止され、触媒の劣化防止に有利になる。
活性アルミナは耐熱性が高く且つ比表面積が大きいことで知られており、かかる活性アルミナを第1触媒層及び第2触媒層各々に配置してPd及びRh各々のサポート材としたから、それら触媒金属のシンタリングが抑制され、また、PdとRhとの合金化も防止され、排気ガス浄化に有利になる。
Ceを含有する酸化物(Ceを含有する複合酸化物又はセリア)は酸素吸蔵放出能が高いことが知られている。この点に関し、第1触媒層に含まれるPdは、Rhとは違って、酸化状態をとる方がHC及びCOの浄化に効率良く働くから、当該Ce含有酸化物が第1触媒層に含まれていることは、Pdの触媒活性に支障はなく、かえってPdの触媒活性を高める効果を期待することができる。加えて、例えば自動車の高速走行時に加減速運転がされると、排気ガスの空燃比の変動が大きくなるが、その空燃比変動がCe含有酸化物の優れた酸素吸蔵放出能により吸収され、排気ガスの浄化に有利になる。
第1触媒層と第2触媒層とは、両層間に別の中間触媒層を介在させるようにしてもよく、或いは中間触媒層を設けずに直接積層するようにしてもよい。また、本発明は、第1触媒層と担体との間に他の触媒層を介在させること、或いは第2触媒層の上に他の触媒層を設けることを排除するものではない。
上記第1触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして60質量%以上70質量%以下の範囲で、CeをCeOとして20質量%以上30質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含むことが好ましい。
上記第2触媒層の活性アルミナには、Ce以外の希土類金属とZrとの複合酸化物が上記Rhと共に担持されていることが好ましい。
すなわち、Rhが活性アルミナに担持される場合、高温の排気ガスに晒されると、Rhが活性アルミナに固溶して失活することが知られている。これに対して、本発明によれば、Rhが活性アルミナに固溶することを、Ce以外の希土類金属とZrとの複合酸化物が抑制するため、良好な触媒性能を長期間維持する上で有利になる。
また、Rhは酸化されている状態よりも金属状態になっている方がNOxの還元浄化に良く働くことが知られている。これに対して、上記Ce以外の希土類金属とZrとの複合酸化物はCe系の酸化物に比べて酸素吸蔵放出能が低い。従って、排気ガスの空燃比がリーンからリッチに変わった際(例えば、自動車の加速時)に、Rhの酸化を招いてしまうことが避けられ、NOx浄化性確保に有利になる。
以上のように本発明によれば、下側触媒層にはPdが担持された活性アルミナと触媒金属が担持されていないCe含有酸化物と複合酸化物とが含まれ、上側触媒層にはRhが担持された活性アルミナと複合酸化物とが含まれ、下側触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして55質量%以上75質量%以下の範囲で、CeをCeOとして15質量%以上35質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含み、且つ触媒金属としてPdのみが担持され、上側触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして75質量%以上85質量%以下の範囲で、CeをCeOとして5質量%以上15質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含み、且つ触媒金属としてRhのみが担持され、下側触媒層の複合酸化物は上側触媒層の複合酸化物よりも、CeOとしてのCeの含有割合が多いから、下側触媒層では、排気ガスの空燃比がリッチになったときでも、Pdが酸化状態を保ち易くなり、そのためリッチ時のHC及びCOの浄化性能が高くなる一方、上側触媒層ではCeO含有割合が少ない複合酸化物に担持されたRhによって高温時のNOxの効率的な浄化が図れ、しかも、PdとRhとの合金化が防止され、触媒の劣化防止に有利になるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
この実施形態の排気ガス浄化用触媒は、自動車の火花点火式ガソリンエンジンから排出される排気ガスの浄化に適する。図1に示すように、排気ガス浄化用触媒は、コージェライト製ハニカム担体のセル壁1に形成された下側の第1触媒層(以下、「下層」という。)2と、下層2の上に重ねられた上側の第2触媒層(以下、「上層」という。)3とを備えている。なお、図1では、下層2及び上層3については断面であることを示すハッチングは省略している。
下層2は、触媒金属としてPdのみを担持したZrリッチの第1ZrCeNd複合酸化物(図1では「第1ZrリッチZrCeNd」と表している。)と、触媒金属としてPdのみを担持した第1活性アルミナと、触媒金属が担持されていないCe含有酸化物としてのZrCeNd複合酸化物(図1では「ZrCeNd」と表している。)と、同じく触媒金属が担持されていないCe含有酸化物としてのセリア(図1では「CeO」と表している。)とを有し、ジルコニアバインダ(硝酸ジルコニル)を用いて形成されている。
上層3は、触媒金属としてRhのみを担持したZrリッチの第2ZrCeNd複合酸化物(図1では「第2ZrリッチZrCeNd」と表している。)と、触媒金属としてRhのみを担持した第2活性アルミナと、触媒金属が担持されていない第1活性アルミナとを有し、ジルコニアバインダを用いて形成されている。
上記第1ZrCeNd複合酸化物、第2ZrCeNd複合酸化物、ZrCeNd複合酸化物及びセリアは、いずれも排気ガスの空燃比がリーンであるときに該排気ガス中の酸素を吸蔵し、該空燃比が理論空燃比付近ないしはリッチになると吸蔵していた酸素を放出する酸素吸蔵放出能を有する。
下層2の第1ZrCeNd複合酸化物は、ZrをZrOとして55質量%以上75質量%以下の範囲で、CeをCeOとして15質量%以上35質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含む。上層3の第2ZrCeNd複合酸化物は、ZrをZrOとして75質量%以上85質量%以下の範囲で、CeをCeOとして5質量%以上15質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含む。また、下層2の第1ZrCeNd複合酸化物は、上層3の第2ZrCeNd複合酸化物よりも、上記CeOとしてのCeの含有割合が多くなっている。
第1活性アルミナはLaをLaとして4質量%含有する。第2活性アルミナはZrLa複合酸化物を担持してなる活性アルミナであり、その組成はZrO:La:Al=38:2:60(質量比)である。この第2活性アルミナに関し、Rhは活性アルミナ表面及びZrLa複合酸化物表面の双方に担持されている。下層2のZrCeNd複合酸化物の組成はZrO:CeO:Nd=67:23:10(質量比)である。
<実施例及び比較例>
表1に示す実施例及び比較例に係る排気ガス浄化用触媒を調製した。なお、表1の「PGM」欄は触媒金属の種類を示す。
−実施例1−
下層及び上層の構成は次のとおりである。単位「g/L」の数値は担体1L当たりの担持量である。
[下層]
Pd担持第1ZrCeNd複合酸化物;36.150g/L
(Pd;0.150g/L)
Pd担持第1活性アルミナ;45.350g/L
(Pd;0.350g/L)
ZrCeNd複合酸化物;5.500g/L
セリア;5.500g/L
ジルコニアバインダ;7.500g/L
第1ZrCeNd複合酸化物の組成はZrO:CeO:Nd=75:15:10(質量比)である。
[上層]
Rh担持第2ZrCeNd複合酸化物;73.075g/L
(Rh;0.075g/L)
Rh担持第2活性アルミナ;29.525g/L
(Rh;0.025g/L)
第1活性アルミナ;13.000g/L
ジルコニアバインダ;12.400g/L
第2ZrCeNd複合酸化物の組成はZrO:CeO:Nd=85:5:10(質量比)である。
−実施例2〜19,比較例1,2,4,7〜18,21,22−
当該各例は下層の第1ZrCeNd複合酸化物及び上層の第2ZrCeNd複合酸化物のうちの少なくとも一方の組成が表1に示すように実施例1と相違し、他の構成は実施例1と同じである。
−比較例3−
本例は、下層の第1ZrCeNd複合酸化物にRhを担持し、上層の第2ZrCeNd複合酸化物にPdを担持した(実施例2とは逆にした)例であり、他の構成は実施例2と同じである。
−比較例5−
本例は、下層の第1ZrCeNd複合酸化物及び上層の第2ZrCeNd複合酸化物各々にRhとPtとを担持した例であり、他の構成は実施例2と同じである。下層の第1ZrCeNd複合酸化物のRh担持量は0.0375g/L、Pt担持量は0.075g/L、上層の第2ZrCeNd複合酸化物のRh担持量は0.0375g/L、Pt担持量は0.075g/Lである。
−比較例6−
本例は、下層の第1ZrCeNd複合酸化物に代えて、CeZrLaYアルミナ複合化物(CeO:ZrO:La:Y:Al=11.7:7.7:1.0:0.4:79.2(質量比))を採用したものであり、他の構成は実施例2と同じである。
−比較例19−
本例は、下層の第1ZrCeNd複合酸化物にPtを担持した例であり、他の構成は比較例8と同じである。下層の第1ZrCeNd複合酸化物のPt担持量は0.150g/Lである。
−比較例20−
本例は、下層の第1ZrCeNd複合酸化物にPtとPdをPt:Pd=1:40の質量比で担持した例であり、他の構成は実施例2と同じである。下層の第1ZrCeNd複合酸化物のPt及びPdを合わせた担持量は0.150g/Lである。
−比較例23−
本例は、実施例2の下層に関し、第1ZrCeNd複合酸化物に代えて、ZrO:CeO:La=65:25:10(質量比)のZrCeLa複合酸化物を採用したものであり、他の構成は実施例2と同じである。
−比較例24−
本例は、実施例2の下層に関し、第1ZrCeNd複合酸化物に代えて、ZrO:CeO:Y=65:25:10(質量比)のZrCeY複合酸化物を採用したものであり、他の構成は実施例2と同じである。
−比較例25−
本例は、実施例2の下層に関し、第1ZrCeNd複合酸化物に代えて、ZrO:CeO:La:Y=65:25:5:5(質量比)のZrCeLaY複合酸化物を採用したものであり、他の構成は実施例2と同じである。
Figure 0005359298
<評価テスト1>
上記実施例1〜19及び比較例1〜25について、EUモード試験にて、0−780s(秒)間のHC及びCOの排出量、並びに780−1180s(秒)間のNOx排出量を測定した。結果を表1の右側の欄に示す。なお、CO排出量は1/10倍にして表している。
実施例はいずれも、HC及びCOの排出量が比較例よりも少なく、NOx排出量に関しても比較例と同等かそれよりも少なくなっている。図2はEUモードでの実施例2及び比較例6各々のA/F、HC排出量及びCO排出量の変化を車速チャートと併せて示すものである。車速チャートに丸印を入れた各加速時のHC排出量及びCO排出量をみると、実施例2はそれらの排出量が比較例6に比べて少なくなっていることがわかる。なお、図2のHC排出量に関し、120s付近では太線で表した実施例2のみのピークが現れているように見えるが、実際には細線で表した比較例6においても120s付近にピークが現れ、そのピークが実施例2のピークに重なっているものである。すなわち、120s付近から140s付近に至る間においても、比較例6の方が実施例2よりHC排出量が多くなっている。また、240s台後半のCO排出量に関しても、図2では実施例2と比較例6とは各々のピークが重なっている。比較例6のCO排出量が零というわけではない。
従って、上記実施例2と比較例6との比較から、下層のPdのサポート材として第1ZrCeNd複合酸化物を採用すると、HC・CO排出量の低減効果が得られ、その効果は、加速時におけるそれら排気ガス成分の排出量が少なくなるためであることがわかる。これは、加速時に混合気のA/Fがリッチになり、従って排気ガスのA/Fがリッチになったときでも、実施例2では下層の第1ZrCeNd複合酸化物に担持されているPdが酸化状態を保ち、排気ガス中のHC及びCOを効率良く浄化するためと認められる。
また、表1によれば、比較例5(下層の第1ZrCeNd複合酸化物及び上層の第2ZrCeNd複合酸化物各々にRhとPtとを担持)では、HC・CO排出量が比較例6よりもさらに多くなっている。このことから、実施例のHC・CO排出量の低減効果は下層の第1ZrCeNd複合酸化物にPdを担持していることによることがわかる。
比較例3(下層の第1ZrCeNd複合酸化物にRhを担持,上層の第2ZrCeNd複合酸化物にPdを担持)では、PdをZrCeNd複合酸化物に担持しているものの、該複合酸化物のCe比が少ないことから、HC・CO排出量の大きな低減効果が得られていない。なお、本明細書では、「比」はZr、Ce及びNd各々の酸化物としての質量比である。
次に第1ZrCeNd複合酸化物及び第2ZrCeNd複合酸化物の好ましい組成について検討する。まず、実施例1〜19のなかでは実施例2が最も良い結果を示しており、次に実施例2とほぼ同レベルで実施例18が良い結果を示している。そこで、この実施例2を基準として他の実施例及び比較例を検討する。
実施例1は、第1及び第2のZrCeNd複合酸化物のNd比を実施例2と同じにしてCe比を小さく(下限値に)し、実施例5は逆にCe比を大きく(上限値に)したものである。実施例1,5は、HC・CO・NOx共に排出量が実施例2よりも少し多くなっている。一方、実施例3は、第1及び第2のZrCeNd複合酸化物のZr比を実施例2と同じにしてNd比を小さく(下限値に)し、実施例4は逆にNd比を大きく(上限値に)したものである。実施例3,4は、HC・CO・NOx共に排出量が実施例2よりも少し多くなっているが、HC・CO排出量は実施例1,5よりも少ない。これは、実施例3,4は下層の第1ZrCeNd複合酸化物のCe比が比較的大きいためと考えられる。
実施例2,6,7及び比較例7,8を比較するに、これらは、上層の第2ZrCeNd複合酸化物は同じにする一方、下層の第1ZrCeNd複合酸化物についてはNd比を同じにしてCe/Zr比を変化させたものである。図3に示すように、Ce/Zr比が実施例6(Ce/Zr比=15/75)からみて小さくなった比較例7(Ce/Zr比=5/85)、並びにCe/Zr比が実施例7(Ce/Zr比=35/55)からみて大きくなった比較例8(Ce/Zr比=45/45)は、いずれもHC・CO・NOxの各排出量が急に多くなっている。これから、第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比は(15/75)〜(35/55)が好ましいということができる。
実施例2,8,9及び比較例9,10を比較するに、これらは、上層の第2ZrCeNd複合酸化物は同じにする一方、下層の第1ZrCeNd複合酸化物についてはZr比を同じにしてCe/Nd比を変化させたものである。図4に示すように、Ce/Nd比が実施例8(Ce/Nd比=30/5)からみて大きくなった比較例9(Ce/Nd比=35/0)、並びにCe/Nd比が実施例9(Ce/Nd比=20/15)からみて小さくなった比較例10(Ce/Nd比=15/20)は、いずれもHC・CO・NOxの各排出量が急に多くなっている。これから、第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Nd比は(20/15)〜(30/5)が好ましいということができる。
ここに、比較例9(Ce/Nd比=35/0)及び比較例10(Ce/Nd比=15/20)のように、Ce比が15〜35であっても、Nd比が過小(0)又は過大(20)になると、HC・CO排出量が多くなるから、第1ZrCeNd複合酸化物のNd比は実施例8,9のように5〜15の範囲にすることが望ましい。
実施例2,10,11及び比較例11,12を比較するに、これらは、上層の第2ZrCeNd複合酸化物は同じにする一方、下層の第1ZrCeNd複合酸化物についてはCe比を同じにしてZr/Nd比を変化させたものである。図5に示すように、Zr/Nd比が実施例10(Zr/Nd比=70/5)からみて大きくなった比較例11(Zr/Nd比=75/0)、並びにZr/Nd比が実施例11(Zr/Nd比=60/15)からみて小さくなった比較例12(Zr/Nd比=55/20)は、いずれもHC・CO・NOxの各排出量が急に多くなっている。これから、第1ZrCeNd複合酸化物のZr/Nd比は(60/15)〜(70/5)が好ましいということができる。
ここに、比較例11(Zr/Nd比=75/0)及び比較例12(Zr/Nd比=55/20)のように、Zr比が55〜75であっても、Nd比が過小(0)又は過大(20)になると、HC・CO排出量が多くなるから、第1ZrCeNd複合酸化物のNd比は実施例10,11のように5〜15の範囲にすることが望ましい。
第1ZrCeNd複合酸化物のNd比を5にしたときの実施例8と実施例10とを比べると、HC・CO排出量には大差がなく、また、Nd比を15にしたときの実施例9と実施例11とを比べると、HC・CO排出量には大差がない。このことと、実施例6,7の結果とを併せ考慮すると、第1ZrCeNd複合酸化物のZr比は55〜75とし、Ce比は15〜35にすることが好ましい。
次に第2ZrCeNd複合酸化物の好ましい組成について検討する。実施例2,12,13及び比較例13,14を比較するに、これらは、下層の第1ZrCeNd複合酸化物は同じにする一方、上層の第2ZrCeNd複合酸化物についてはNd比を同じにしてCe/Zr比を変化させたものである。図6に示すように、Ce/Zr比が実施例12(Ce/Zr比=5/85)からみて小さくなった比較例13(Ce/Zr比=0/90)、並びにCe/Zr比が実施例13(Ce/Zr比=15/75)からみて大きくなった比較例14(Ce/Zr比=20/70)は、いずれもHC・CO・NOxの各排出量が急に多くなっている。これから、第2ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比は(5/85)〜(15/75)が好ましいということができる。
実施例2,14,15及び比較例15,16を比較するに、これらは、下層の第1ZrCeNd複合酸化物は同じにする一方、上層の第2ZrCeNd複合酸化物についてはZr比を同じにしてCe/Nd比を変化させたものである。図7に示すように、Ce/Nd比が実施例14(Ce/Nd比=15/5)からみて大きくなった比較例15(Ce/Nd比=20/0)、並びにCe/Nd比が実施例15(Ce/Nd比=5/15)からみて小さくなった比較例16(Ce/Nd比=0/20)は、いずれもHC・CO・NOxの各排出量が急に多くなっている。これから、第2ZrCeNd複合酸化物のCe/Nd比は(5/15)〜(15/5)が好ましいということができる。
実施例2,16,17及び比較例17,18を比較するに、これらは、下層の第1ZrCeNd複合酸化物は同じにする一方、上層の第2ZrCeNd複合酸化物についてはCe比を同じにしてZr/Nd比を変化させたものである。図8に示すように、Zr/Nd比が実施例16(Zr/Nd比=85/5)からみて大きくなった比較例17(Zr/Nd比=90/0)、並びにZr/Nd比が実施例17(Zr/Nd比=75/15)からみて小さくなった比較例18(Zr/Nd比=70/20)は、いずれもHC・CO・NOxの各排出量が急に多くなっている。これから、第2ZrCeNd複合酸化物のZr/Nd比は(85/5)〜(75/15)が好ましいということができる。
以上から、第2ZrCeNd複合酸化物のZr比は75〜85とし、Ce比は5〜15とし、Nd比は5〜15とすることが好ましい。
さらに、実施例2及び比較例8,19,20を比較するに、比較例19は比較例8の下層の第1ZrCeNd複合酸化物にPdに代えてPtを担持した例であり、比較例20は実施例2の下層の第1ZrCeNd複合酸化物にPdに代えてPt及びPdを担持した例(Pt:Pd=1:40)である。図9に示すように、比較例8,19によれば、第1ZrCeNd複合酸化物にPdに代えてPtを担持すると、HC・CO・NOxの各排出量が格段に多くなっている。実施例2と比較例20との比較により、第1ZrCeNd複合酸化物に微量のPtを担持すると、Pdのみの担持よりも、HC・CO・NOxの浄化性能が大きく悪化すること、また、実施例2と比較例8との比較により、比較例8のように、第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比は(15/75)〜(35/55)から外れると、HC・CO・NOxの浄化性能が大きく悪化することがわかる。
実施例2,6,7,18,19及び比較例21,22を比較するに、下層の第1ZrCeNd複合酸化物に関し、これらのNd比はいずれも同じであるが、実施例2,18,19ではZr比を60質量%以上70質量%以下の範囲とし、Ce比を20質量%以上30質量%以下の範囲とし、実施例6,7及び比較例21,22はZr比及びCe比をそれぞれ上記範囲外にしたものである。図10に示すように、実施例2,6,7,18,19をみると、HC・COの浄化性能に関してはZr比及びCe比が上記範囲から多少ずれても大きな悪化はみられないが、NOxの浄化性能に関しては、Zr比及びCe比が上記範囲からずれると、悪化する傾向が認められる。また、比較例21,22にように、Zr比及びCe比が上記範囲から大きくずれると、HC・CO・NOxの浄化性能が大きく悪化している。この結果から、下層の第1ZrCeNd複合酸化物についてはZr比を60質量%以上70質量%以下の範囲とし、Ce比を20質量%以上30質量%以下の範囲とすることが好ましいということができる。
実施例2及び比較例23〜25を比較するに、これらは下層のPdを担持するZrCe系複合酸化物の第三元素が相異なる(実施例2=Nd,比較例23=La,比較例24=Y,比較例25=La,Y)例である。図11に示すように、上記第三元素がNdである実施例2に比べて、LaやYである比較例23〜25はHC・CO・NOxの排出量が格段に多くなっている。この結果から、下層のPdを担持するZrCe系複合酸化物の第三元素はNdとすることが好ましいことがわかる。
<評価テスト2>
実施例1〜5及び比較例1〜6各々について、触媒容量25mLの供試材を調製し、リグテストにてA/FリッチでのHC及びCOの浄化性能を調べた。すなわち、各供試材にはいずれも事前に900℃の温度に100時間保持するエージングを施した。模擬排気ガスはA/F=14.0及びA/F=14.3±0.9(1Hz)の2種類とし、触媒入口ガス温度はいずれも400℃とした。A/F=14.3±0.9(1Hz)は、A/F=14.3のメインストリームガスを定常的に流しつつ、所定量の変動用ガスを1Hzでパルス状に添加することにより、該A/Fを±0.9の振幅で強制的に振動させるというものである。このリグ評価テストの結果をEUモードでの0−780sのHC・CO排出量の結果と併せて表2に示す。
Figure 0005359298
A/F=14.0及びA/F=14.3±0.9各々でのHC浄化率及びCO浄化率はいずれも、実施例1〜5の方が比較例1〜6よりも数%高くなっており、この点はEUモードでの0−780sのHC・CO排出量の結果に対応している。すなわち、実施例は、A/FリッチでのHC及びCOの浄化率が高いことから、EUモードテストでの加速時(A/Fリッチ)におけるHC及びCOの排出量が少なくなったと認められ、このA/FリッチでのHC及びCOの浄化率が高いことがEUモードでの0−780sのHC・CO排出量の結果に反映されているということができる。
本発明の実施形態に係る排気ガス浄化用触媒の構成を示す断面図である。 EUモードでの実施例及び比較例各々のA/F、HC排出量及びCO排出量の変化を車速チャートと併せて示すグラフ図である。 第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比の変化がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Nd比の変化がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第1ZrCeNd複合酸化物のZr/Nd比の変化がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第2ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比の変化がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第2ZrCeNd複合酸化物のCe/Nd比の変化がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第2ZrCeNd複合酸化物のZr/Nd比の変化がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比及び担持金属の種類がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 第1ZrCeNd複合酸化物のCe/Zr比がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。 下層のPdを担持するZrCe系複合酸化物の第三元素の種類がEUモードでのHC・CO・NOx排出量に及ぼす影響をみたグラフ図である。
1 ハニカム担体のセル壁
2 下層(第1触媒層)
3 上層(第2触媒層)

Claims (3)

  1. 触媒担体上に設けられた第1触媒層と、該第1触媒層の上に設けられた第2触媒層とを備え、この両触媒層各々に、ZrとCeとNdとを含有し酸素吸蔵放出能を有する複合酸化物と、該複合酸化物に担持された触媒金属とが設けられている排気ガス浄化用触媒であって、
    上記第1触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして55質量%以上75質量%以下の範囲で、CeをCeOとして15質量%以上35質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含み、且つ触媒金属としてPdのみが担持され、
    上記第2触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして75質量%以上85質量%以下の範囲で、CeをCeOとして5質量%以上15質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含み、且つ触媒金属としてRhのみが担持され、
    上記第1触媒層の複合酸化物は、上記第2触媒層の複合酸化物よりも、上記CeOとしてのCeの含有割合が多いこと、そして、
    上記第1触媒層及び第2触媒層各々には活性アルミナが含まれ、
    上記第1触媒層の活性アルミナには触媒金属としてPdが担持され、上記第2触媒層の活性アルミナには触媒金属としてRhが担持され、
    上記第1触媒層には、触媒金属が担持されていないCe含有酸化物が含まれていることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 請求項1において、
    上記第1触媒層の複合酸化物は、ZrをZrOとして60質量%以上70質量%以下の範囲で、CeをCeOとして20質量%以上30質量%以下の範囲で、NdをNdとして5質量%以上15質量%以下の範囲でそれぞれ含むことを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記第2触媒層の活性アルミナには、Ce以外の希土類金属とZrとの複合酸化物が上記Rhと共に担持されていることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
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