JP2003144923A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒

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JP2003144923A
JP2003144923A JP2002139909A JP2002139909A JP2003144923A JP 2003144923 A JP2003144923 A JP 2003144923A JP 2002139909 A JP2002139909 A JP 2002139909A JP 2002139909 A JP2002139909 A JP 2002139909A JP 2003144923 A JP2003144923 A JP 2003144923A
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palladium
exhaust gas
composite oxide
cerium
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Shinichi Takeshima
伸一 竹島
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラジウム含有排気ガス浄化用触媒の硫黄被
毒とCO被毒が抑制され、さらにパラジウムのシンタリ
ングが抑制され、高い浄化性能を有する排気ガス浄化用
触媒を提供する。 【解決手段】 パラジウムが担持されたジルコニウム複
合酸化物を含んでなることを特徴とする排気ガス浄化用
触媒である。好ましくは、前記ジルコニウム複合酸化物
が、含有する金属原子の全モル数を基準にセリウムを
0.1〜40モル%、より好ましくは0.5〜25モル
%、さらに好ましくは0.5〜8.0モル%含有する。ま
た、好ましくは、前記ジルコニウム複合酸化物が、セリ
ウム以外の希土類金属から選択された少なくとも1種の
金属(M)をさらに含有し、M/Ceのモル比が0.1〜
3であり、前記ジルコニウム複合酸化物が、含有する金
属原子の全モル数を基準に(Ce+M)を10〜30モル
%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
等の内燃機関から排出される排気ガスを浄化するための
排気ガス浄化触媒に関し、より詳しくは、排気ガス浄化
性能が顕著に改良されたパラジウム含有排気ガス浄化触
媒に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジン等の内燃機関から排出
される排気ガスを浄化するには、一般に、一酸化炭素
(CO)の燃焼、炭化水素(HC)の燃焼、及び窒素酸化物
(NOX)の還元を促進する三元触媒が使用される。
【0003】この三元触媒の触媒成分には、白金(P
t)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の貴金属が
有用であることが知られている。この触媒成分は、高い
三元触媒性能を有すると同時に耐久性を有し、かつSO
XやCOによる被毒が起こりにくいことが必要であり、
これらの要求性能を最もバランス良く有するのは白金と
されている。
【0004】一方、近年の環境保護の必要性から、燃費
向上の目的でリーンバーンエンジンが開発され、その排
気ガスを浄化する目的で、三元触媒にリーン雰囲気でN
xを吸蔵する機能を付加させた吸蔵還元型NOx浄化用
触媒が開発されている。この吸蔵還元型NOx浄化用触
媒では、NOx吸蔵剤として、カリウム、ナトリウム等
のアルカリ金属、及びカルシウム、バリウム等のアルカ
リ土類金属等が使用され、触媒成分としては、一般に白
金が使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白金
は、自動車を高速度で運転したときに生じるような排気
ガス温度が約500℃を上回る条件下に長期間曝される
と、白金粒子のシンタリングを生じ、触媒活性が低下す
るという問題がある。
【0006】しかるに、パラジウムは、白金に比較し
て、高温酸化性雰囲気下でのシンタリングが軽度で、パ
ラジウム粒子がある程度の大きさ以上に成長せず、さら
に、低温からCOとHCの燃焼の触媒作用を発揮すると
いった利点を有する。その一方で、パラジウムは、白金
に比較して、硫黄被毒とCO被毒を受けやすく、それに
よる触媒活性の低下が生じやすいといった欠点を有す
る。かかる硫黄被毒とCO被毒を解決課題とした先行技
術には、本出願人の提案に係るタングステン等を含む特
定の担体を使用した特開平11−10000号公報等が
ある。
【0007】ところで、セリウム-ジルコニウム複合酸
化物は、含まれるCe原子が価数変化を生じることがで
き、O2を比較的多く含む酸化性雰囲気では酸素を吸収
し、COとHCを比較的多く含む還元性雰囲気では酸素
を放出するといった、酸素吸蔵能(OSC)を発揮するこ
とが知られている。したがって、セリウム-ジルコニウ
ム複合酸化物を排気ガス浄化用触媒に含めると、触媒成
分の近傍における排気ガス組成の変動が緩和され、排気
ガス浄化をより効率的に進行させることができる。
【0008】これに加えて、セリウム-ジルコニウム複
合酸化物は、酸素の吸収に伴ってかなりの熱を発生する
ため、この発熱をエンジン始動時の触媒の暖機に利用
し、触媒活性の開始時期を早めることができる。
【0009】このため、セリウム-ジルコニウム複合酸
化物は、白金系等の排気ガス浄化用触媒の助触媒として
使用されている。かかるセリウム-ジルコニウム複合酸
化物の先行技術としては、特開2000−169148
号公報、特開平10−212122号公報等がある。こ
こで、これらの先行技術においては、一般に、OSC材
としてのセリウム-ジルコニウム複合酸化物は、約50
モル%のようなセリウム含有率の高いものが使用されて
いる。
【0010】しかしながら、こうしたセリウム-ジルコ
ニウム複合酸化物をパラジウム系触媒に適用すると、特
に高温のリッチ雰囲気でパラジウムのシンタリングが発
生することが明らかになっている。このため、パラジウ
ム系触媒では、OSC材を利用して排気ガス組成の変動
の緩和や触媒の早期暖機によって排気ガス浄化性能を向
上させることが困難である。
【0011】このように、触媒成分としてのパラジウム
は、高温雰囲気下でのシンタリングが軽度で、低温から
COとHCの燃焼の触媒作用を発揮するといった利点を
有する反面、硫黄被毒とCO被毒を受けやすく、さら
に、OSC材としてのセリウム-ジルコニウム複合酸化
物の有効利用が困難という問題がある。このため、上記
の三元触媒と吸蔵還元型NOx浄化用触媒等の排気ガス
浄化用触媒において、かかるパラジウムの利点が生かす
べく、パラジウム系触媒としての触媒設計に改良の余地
があった。
【0012】したがって、本発明は、パラジウムの硫黄
被毒とCO被毒、及びシンタリングを抑制し、パラジウ
ムの本来有する耐熱性と低温での触媒活性を最大限発揮
させることができる排気ガス浄化用触媒を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、パラジウム
が担持されたジルコニウム複合酸化物を含んでなること
を特徴とする排気ガス浄化用触媒によって達成される。
即ち、本発明は、ジルコニウム複合酸化物をパラジウム
の担体として使用し、そのジルコニウム複合酸化物のパ
ラジウムに及ぼす硫黄被毒とCO被毒の抑制効果、パラ
ジウムのシンタリングの軽減効果を利用した排気ガス浄
化用触媒である。
【0014】好ましい態様として、ジルコニウム複合酸
化物は、含有する金属原子の全モル数を基準に、セリウ
ムを0.1〜40モル%、より好ましくは0.5〜25モ
ル%、さらに好ましくは0.5〜8.0モル%含有する。
また、好ましい態様として、ジルコニウム複合酸化物
は、セリウム以外の希土類金属から選択された少なくと
も1種の金属(M)をさらに含有し、好ましくは、M/C
eのモル比が0.1〜3、より好ましくは0.5〜2であ
り、(Ce+M)の量は、ジルコニウム複合酸化物が含有
する金属原子の全モル数を基準に10〜30モル%、よ
り好ましくは、15〜25%である。
【0015】このように、本発明では、好ましい態様と
して、セリウムを比較的少ない量で含むジルコニウム複
合酸化物を担体とし、それにパラジウムが担持される。
こうしたジルコニウム複合酸化物担体によってパラジウ
ムの硫黄被毒とCO被毒が抑制され、パラジウムが高い
触媒性能を発揮することができる理由は、次のように考
えられる。
【0016】パラジウムは、白金のように金属の状態で
触媒性能を発揮するのではなく、酸化パラジウムの状態
で、COとHCの燃焼のような触媒性能を発揮するもの
と考えられる。そして、パラジウムを担持したジルコニ
ウム複合酸化物がセリウムを含む場合、パラジウムは、
CeO2からの酸素供与により高酸化状態となってその
状態を維持することができ、このパラジウムの高酸化状
態が、パラジウムの触媒性能の発揮と同時に、パラジウ
ムのSOxとCOに対する吸着性を低下させ、硫黄被毒
とCO被毒を抑制するものと考えられる。
【0017】このパラジウムの高酸化状態が形成される
には、ジルコニウム複合酸化物にセリウムが少量含まれ
ることが適切であり、また、少量のセリウム含有量であ
れば、ジルコニウム複合酸化物は、ジルコニアと同等の
高い耐熱性を有することができるものと考えられる。
【0018】これに対し、ジルコニウム複合酸化物がセ
リウムを多量に含む場合、ジルコニウム複合酸化物の酸
素吸蔵能が過度に高くなって、リッチ条件下で酸化パラ
ジウムの酸素が奪われ、パラジウムは高酸化状態を維持
することができないため、硫黄被毒とCO被毒が抑制さ
れないものと考えられる。また、特に高温のリッチ条件
下では、パラジウムはこのように化学的に不安定であ
り、また高温下で移動性が高くなるため、シンタリング
が生じるものと考えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の排気ガス浄化用触媒は、
パラジウムが担持されたジルコニウム複合酸化物を含ん
で構成され、ジルコニウム複合酸化物は、好ましくは、
含有する金属原子の全モル数を基準に、セリウムを0.
1〜40モル%、より好ましくは0.5〜25モル%、
さらに好ましくは0.5〜8.0モル%含有する。
【0020】また、好ましくは、ジルコニウム複合酸化
物には、イットリウム(Y)、ランタン(La)、プラセオ
ジム(Pr)、ガドリニウム(Gd)、スカンジウム(S
c)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユーロピウ
ム(Eu)等のセリウム以外の希土類金属から選択された
少なくとも1種の金属が添加される。
【0021】これらの希土類金属の第2成分は、セリウ
ムとともにジルコニウム複合酸化物を形成した場合、排
気ガス浄化性能がさらに高められた排気ガス浄化用触媒
をもたらすことができる。
【0022】こうしたジルコニウム複合酸化物は各種の
方法で製造することができる。例えば、水酸化セリウム
Ce(OH)3、硝酸セリウムCe(NO3)3、塩化セリウ
ムCeCl3、酢酸セリウムCe(CH3CO2)3等のセリ
ア前駆体、水酸化ジルコニウムZr(OH)3、オキシ硝
酸ジルコニウムZrO(NO3)2・2H2O、塩化ジルコ
ニウムZrCl4等のジルコニア前駆体、及び必要によ
りセリウム以外の希土類元素の硝酸塩等を混合してスラ
リー又は溶液を調製し、前駆体の種類に応じて共沈等の
操作を行った後、乾燥と500〜1000℃の大気雰囲
気中での焼成に供することにより得ることができる。
【0023】次いで、好ましくは、得られたジルコニウ
ム複合酸化物を、ミリング等により直径約1μmのレベ
ルまで微粉砕することで、パラジウムの担体として使用
される。こうした調製方法は、原料比を調節することに
より、セリウム/ジルコニウム/希土類金属のモル比が
所定の範囲内に調節されたジルコニウム複合酸化物を容
易に生成することができる。
【0024】次いで、得られたジルコニウム複合酸化物
の粉末に、例えば、硝酸パラジウム、パラジウムアセチ
ルアセトナート等のパラジウム化合物の溶液を含浸し、
乾燥の後、500〜1000℃の大気雰囲気中で焼成す
ることにより、本発明の排気ガス浄化用触媒を得ること
ができる。
【0025】このようにして得られた本発明の排気ガス
浄化用触媒は、低温でのCOとHCの燃焼作用と耐久性
が改良された三元触媒として使用することができる。ま
た、本発明の排気ガス浄化用触媒は、吸蔵還元型NOx
浄化用触媒に適用されて、改良された吸蔵還元型NOx
浄化用触媒を提供することもできる。
【0026】即ち、白金を触媒成分として含む吸蔵還元
型NOx浄化用触媒は、高温下で白金粒子がシンタリン
グを生じやすいため、耐久性が不足するという問題があ
るが、本発明のパラジウム含有排気ガス浄化用触媒は、
パラジウムがシンタリングを生じにくいため、吸蔵還元
型NOx浄化用触媒の耐久性を補うことができる。ま
た、本発明のパラジウム含有排気ガス浄化用触媒は、低
温でもCOとHCの高い燃焼作用を奏するため、吸蔵還
元型NOx浄化用触媒の低温浄化性能を向上させること
ができる。したがって、吸蔵還元型NOx浄化用触媒の
浄化性能をより高めることが可能である。以下、実施例
によって本発明をより具体的に説明する。
【0027】
【実施例】(1)セリウム含有率の10-15モード浄
化率に及ぼす効果 下記のようにして、セリウム含有率の異なるジルコニウ
ム複合酸化物CenZr1-n2を作成し、それぞれのジ
ルコニウム複合酸化物にPdが担持されたPd/ジルコ
ニウム複合酸化物、アルミナにPtが担持されたPt/
Al23、及びジルコニアにRh担持されたRh/Zr
2を作成し、これらを混合してモノリス基材に担持し
た後さらにNOx吸蔵材を担持して、NOx吸蔵還元型触
媒の触媒サンプルを調製し、各触媒サンプルの10-1
5モード浄化率を測定した。
【0028】−触媒サンプル調製(1)− 水酸化ジルコニウム粉末に、硝酸セリウム水溶液を種々
の添加量で含浸・混合し、80℃×12時間の乾燥と5
50℃×2時間の焼成を行って、表1に示す組成のセリ
ウム−ジルコニウム複合酸化物CenZr1-n2の粉末
を得た。これらの粉末を8時間にわたってミリングして
得た微粉末に、硝酸パラジウム水溶液を含浸・混合し、
120℃×2時間の乾燥と500℃×1時間の大気雰囲
気中の焼成を行って、60質量部のジルコニウム複合酸
化物に2質量部のパラジウムが担持されたPd/ジルコ
ニウム複合酸化物の粉末を得た。
【0029】別に、γ-アルミナにジニトロジアンミン
Pt水溶液を含浸・混合した後、120℃×2時間の乾
燥と500℃×1時間の焼成を行って、60質量部のA
23に1.2質量部のPtが担持されたPt/Al2
3の粉末を得た。さらに別に、ジルコニア粉末に硝酸ロ
ジウム水溶液を含浸・混合した後、120℃×2時間の
乾燥と500℃×1時間の焼成を行って、30質量部の
ZrO2に0.3質量部のRhが担持されたRh/ZrO
2の粉末を得た。
【0030】これらの粉末を混合し、さらに、60質量
部のチタニア粉末、5質量部のアルミナゾル、及び15
0質量部のイオン交換水を加え、8時間にわたってボー
ルミル混合した。得られたスラリーにモノリス基材をデ
ィッピングしてスラリーをモノリス基材に塗布し、乾燥
・仮焼成の後、650℃×1時間の焼成を行って、モノ
リス基材のセル壁に上記の各種粉末を含む触媒層を形成
した。
【0031】次いで、このモノリス基材上の触媒層に酢
酸バリウム水溶液と酢酸カリウム水溶液を含浸し、乾燥
した後、500℃×1時間の焼成を行って、NOx吸蔵
剤成分のBaとKを担持した。以上の手順により、モノ
リス基材1リットルあたり62gのPd/ジルコニウム
複合酸化物、61.2gのPt/Al23、30.3gの
Rh/ZrO2、60gのチタニア粉末、60gのAl2
3、及び0.3モルのBaと0.1モルのKが担持され
た7種類の吸蔵還元型NOx浄化用触媒の触媒サンプル
を得た。(以下、この「触媒サンプル調製(1)」で記
した吸蔵還元型NOx浄化用触媒の調製方法を「基準サ
ンプル調製方法」と称する。)
【0032】−排気ガス浄化性能試験(1)− 得られた触媒サンプルを850℃の排気ガス雰囲気下
(A/F=14.6)に100時間にわたって曝す熱耐久
処理に供した後、10-15モードにおけるNOx浄化率
を測定した。この結果を表1にまとめて示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1の結果より、パラジウムの担体として
用いるジルコニウム複合酸化物として、セリウム含有率
が50モル%を下回る範囲、特には10モル%以下の範
囲に熱耐久処理後のNOx浄化率の最適値が存在するこ
とが分かる。
【0035】(2)セリウム含有率の三元触媒性能に及
ぼす効果 下記のようにして、セリウム含有率が0〜80モル%の
範囲の種々のジルコニウム複合酸化物を作成し、熱耐久
処理後の三元触媒性能を測定した。
【0036】−触媒サンプル調製(2)− 上記と同様にしてセリウム含有率の異なるジルコニウム
複合酸化物を作成し、「基準サンプル調製法」に準じ
て、これらの複合酸化物の粉末にパラジウムを担持し、
Pt/Al23、及びRh/ZrO2の粉末と混合した
後、モノリス基材にコートし、さらにNOx吸蔵剤成分
を担持して、表2に示す触媒サンプルを調製した。ここ
で、ジルコニウム複合酸化物として、表2に示すよう
に、一部のものは硝酸ランタンを用いて調製してランタ
ンを含有させた。また、硝酸セリウムを用いずにセリウ
ムを含有しないものも作成した。
【0037】−排気ガス浄化性能試験(2)− 各触媒サンプルを900℃のスライトリッチ排気ガス雰
囲気下(A/F=14.3)に50時間にわたって曝す熱
耐久処理に供した後、三元触媒性能をストイキ雰囲気下
での50%浄化温度(CO、HC、NOxのT50の平均
値)として評価した。この結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2の結果より、パラジウムの担体として
用いるジルコニウム複合酸化物として、セリウム含有率
が30モル%以下の範囲に、三元触媒性能の最適値が存
在するが、セリウムを含有しないと三元触媒性能がかな
り劣ることが分かる。
【0040】(3)希土類金属添加の三元触媒性能に及
ぼす効果−その1 下記のようにして、セリウムと他の希土類金属(Y、L
a、Pr、Gd)を含有するジルコニウム複合酸化物(M
/Ce/Zr=0.4/2/98)を作成し、各触媒サン
プルの三元触媒性能を測定した。
【0041】−触媒サンプル調製(3)− 下記のようにして、水酸化ジルコニウム粉末と硝酸セリ
ウム水溶液、及び硝酸イットリウム、硝酸ランタン、硝
酸プラセオジム、又は硝酸ガドリニウムの水溶液を用い
て、セリウムと他の希土類金属を含むジルコニウム複合
酸化物の粉末を作成した。次いで、「基準サンプル調製
法」に準じて、これらの複合酸化物の粉末にパラジウム
を担持し、さらに、Pt/Al23、及びRh/ZrO
2の粉末と混合した後、モノリス基材に担体し、さらに
NOx吸蔵剤成分を担持して、表3に示す触媒サンプル
を調製した。
【0042】また、従来の吸蔵還元型NOx浄化用触媒
の標準的サンプルとして、Pd/ジルコニウム複合酸化
物が含まれない触媒サンプルを比較用として作成した。
この比較用の触媒サンプルは、Pt/Al23のPtモ
ル量を、他の触媒サンプルの(Pt+Pd)モル量と同じ
にした。
【0043】−排気ガス浄化性能試験(3)− 各触媒サンプルを900℃のスライトリッチ排気ガス雰
囲気下(A/F=14.3)に50時間にわたって曝す熱
耐久処理に供した後、三元触媒性能をストイキ雰囲気下
での50%浄化温度(CO、HC、NOxのT50の平均
値)として評価した。この結果を表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】表3の結果より、パラジウムの担体として
用いるジルコニウム複合酸化物として、セリウムを含有
させることによって三元触媒性能が向上し、他の希土類
金属を含有させることによって三元触媒性能がさらに向
上することが分かる。
【0046】(4)希土類金属添加の三元触媒性能に及
ぼす効果−その2 下記のようにして、セリウムと他の希土類金属(La、
Sm、Nd、Gd、Y)を含有するジルコニウム複合酸
化物(M/Ce/Zr=7/7/84)を作成し、各触媒
サンプルの三元触媒性能を測定した。
【0047】−触媒サンプル調製(4)− 水酸化ジルコニウム粉末と硝酸セリウム水溶液、及び硝
酸ランタン、硝酸サマリウム、硝酸ネオジム、硝酸ガド
リニウム、又は硝酸イットリウムの水溶液を用いて、セ
リウムと他の希土類金属を含むジルコニウム複合酸化物
の粉末を作成した。次いで、「基準サンプル調製法」に
準じて、これらの複合酸化物の粉末にパラジウムを担持
し、次いで、Pt/Al23、及びRh/ZrO2の粉
末と混合した後、モノリス基材に担体し、さらにNOx
吸蔵剤成分を担持して、表4に示す触媒サンプルを調製
した。
【0048】−排気ガス浄化性能試験(4)− 各触媒サンプルを900℃のスライトリッチ排気ガス雰
囲気下(A/F=14.3)に50時間にわたって曝す熱
耐久処理に供した後、三元触媒性能をストイキ雰囲気下
での50%浄化温度(CO、HC、NOxのT50の平均
値)として評価した。この結果を表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】表4の結果より、パラジウムの担体として
用いるジルコニウム複合酸化物として、セリウムに加え
て他の希土類金属を含有させることによって、三元触媒
性能がさらに向上することが分かる。
【0051】(5)パラジウムの担持位置の10-15
モード浄化率に及ぼす効果 下記のようにして、パラジウムがジルコニウム複合酸化
物に担持された触媒サンプル、パラジウムがジルコニウ
ム複合酸化物とAl23に担持された触媒サンプル、及
びパラジウムがAl23に担持された触媒サンプルを調
製し、10-15モード浄化率を測定した。
【0052】−触媒サンプル調製(5)− 上記の「基準サンプル調製法」に準じて触媒サンプルA
〜Cを調製した。ここで、触媒サンプルA〜Cはいずれ
も、セリウム含有率が7モル%のジルコニウム複合酸化
物(他の希土類金属は含まない)を同じ量で用いて調製し
たが、触媒サンプルAは、パラジウムを全てジルコニウ
ム複合酸化物に担持し、触媒サンプルBは、パラジウム
量の1/2をジルコニウム複合酸化物に担持して、残り
の1/2のパラジウムをγ-アルミナに担持し、触媒サ
ンプルCは、パラジウムを全てγ-アルミナに担持し
た。
【0053】−排気ガス浄化性能試験(5)− 触媒サンプルA〜Cについて、850℃×100時間の
熱耐久処理と低速走行耐久に供した後に、10-15モ
ードにおけるNOx浄化率を測定した。この結果を表5
にまとめて示す。
【0054】
【表5】
【0055】表5に示した結果より、パラジウムがジル
コニウム複合酸化物の上に存在する触媒サンプルAは、
熱耐久処理後と低速走行耐久後のいずれにおいても、パ
ラジウムがγ-アルミナの上に存在する触媒サンプルC
よりも、NOx浄化性能が向上することが分かり、とり
わけ低速走行耐久後において性能向上が顕著であること
が分かる。また、パラジウムがジルコニウム複合酸化物
とγ-アルミナの双方の上に存在する触媒サンプルB
は、触媒サンプルAと触媒サンプルCのほぼ中間のNO
x浄化性能を有することが分かる。
【0056】この低速走行耐久後においてNOx浄化性
能が向上したことは、低温の長時間運転において一般に
生じる硫黄被毒とCO被毒が抑制されたことを示すもの
であり、この被毒の抑制効果は、ジルコニウム複合酸化
物からパラジウムに酸素供与されることにより、パラジ
ウムのSO2とCOの吸着性が低下したためと推定され
る。
【0057】(6)セリウム含有率のシンタリングに及
ぼす効果 水酸化ジルコニウム粉末に、硝酸セリウム水溶液を種々
の添加量で含浸・混合し、80℃×12時間の乾燥と5
50℃×2時間の焼成を行って、種々のセリウム含有率
のジルコニウム複合酸化物粉末を作成した。また、硝酸
セリウム水溶液に加えて硝酸ランタン水溶液を含浸・混
合し、同様にして、(Ce+La)が20モル%のジルコ
ニウム複合酸化物を作成した。
【0058】これらの粉末を8時間にわたってミリング
して得た微粉末に、硝酸パラジウム水溶液を含浸・混合
し、120℃×2時間の乾燥と500℃×1時間の大気
雰囲気中の焼成を行って、60質量部のジルコニウム複
合酸化物に2質量部のパラジウムが担持されたPd/C
nZr1-n2の粉末を作成した。比較のため、60質
量部のγ-アルミナに2質量部のパラジウムが担持され
た粉末を作成した。これらの各粉末を900℃のスライ
トリッチ排気ガス雰囲気下(A/F=14.3)に50時
間にわたって曝す熱耐久処理に供した。
【0059】この熱耐久処理の後、Pd粒子の粒子径を
粉末X線回折(XRD)によって行った。この結果を図1
に示す。図1に示した結果から、ジルコニウム複合酸化
物のセリウム含有率が低い範囲ではシンタリングが軽度
であること、ランタンを含ませることでシンタリングが
さらに抑制され、γ-アルミナを担体とした場合と同等
のシンタリングのレベルとなることが分かる。
【0060】(7)パラジウムの酸化状態分析 パラジウムの酸化状態に及ぼす担体種類とパラジウム担
持量の影響を把握するため、X線光電子分光分析(XP
S)によって以下の評価を行った。担体としては、表6
に示すものを用いた。ここで、WO3/ZrO2は、水酸
化ジルコニウム粉末にメタタングステンアンモニウム水
溶液を含浸・混合し、80℃×12時間の乾燥と650
℃×2時間の焼成を行って、ジルコニア粒子の上に三酸
化タングステンを被覆したW/Zrのモル比が5の粉末
であり、強酸性物質のWO3によって強酸性質担体をモ
デル的に調製したものである。
【0061】パラジウムの担持は、各担体に硝酸パラジ
ウム水溶液を含浸・混合し、120℃×2時間の乾燥と
500℃×1時間の大気雰囲気中の焼成によって行っ
た。また、パラジウムの担持量は、モノリス基材1リッ
トル(L)あたり1gと5gに相当する量にして、パラジ
ウムを各担体に担持した。
【0062】
【表6】
【0063】表6に示したPd(3d)結合エネルギー
は、パラジウムの3d軌道電子の結合エネルギーを示す
ものであり、この値が大きいほど、パラジウムが高酸化
状態であることを表す。これらの結合エネルギーの測定
結果より、γ-アルミナ担体に担持した場合、結合エネ
ルギーは335.6eVと低く、パラジウムは大部分が
金属の状態で、わずかに酸化された状態にあることが分
かる。
【0064】WO3/ZrO2担体に担持した場合では、
担持量が1g/Lと少ないときは、結合エネルギーは3
37.8eVとパラジウムがほぼ+4価まで酸化された
状態にあることを示すが、担持量が5g/Lに増大する
と、336.7eVと+2価と+4価が混合された状態
まで還元されることが分かる。この担持量の増大によっ
て酸化状態が変化することは、担体とパラジウムの相互
作用が酸性質の電子的な働きのみで起こっていることに
よるものと推定され、パラジウムの担持量が増大する
と、その相互作用が弱まることを示す。
【0065】これに対し、CeO2担体とCe0.02Zr
0.982担体に担持した場合では、担持量の増加による
パラジウム酸化状態の変化はなく、パラジウムは押しな
べて高酸化状態を維持する。このことは、パラジウムは
CeO2からの酸素供与により高酸化状態を示している
と考えられる。
【0066】また、パラジウム担持量を変化させたの
は、担体上に存在するパラジウムの厚みの影響をモデル
的に評価したものでもあるが、Ce0.02Zr0.982
体に担持した場合では、担持量の増加によるパラジウム
酸化状態の変化がないことは、仮に熱耐久処理によって
パラジウム粒子がシンタリングして粒子径が大きくなっ
ても、パラジウム酸化状態は維持されることを示すもの
と考えられる。
【0067】このように、XPSによるパラジウムの酸
化状態の分析から、ジルコニウム複合酸化物担体に担持
した場合、パラジウムは高酸化状態にあり、担持量の増
加しても高酸化状態が維持されることが分かる。この高
酸化状態にあることにより、パラジウムは、CO被毒と
硫黄被毒を受けにくく、かつ触媒性能を発揮しやすい状
態に維持され、これにより、上記のように三元触媒性能
が向上し、熱耐久処理後と低速走行耐久後のいずれにお
いてもNOx浄化性能が向上したものと考えられる。
【0068】
【発明の効果】パラジウム含有排気ガス浄化用触媒の硫
黄被毒とCO被毒が抑制され、高い浄化性能を有する排
気ガス浄化用触媒を提供することができ、さらに、パラ
ジウムのシンタリングを抑制することができる。また、
吸蔵還元型NOx浄化用触媒に適用し、吸蔵還元型NOx
浄化用触媒の排気ガス浄化性能を一層高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パラジウムのシンタリングに及ぼすセリウム含
有率とランタン添加の効果を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D048 AA06 AA13 AA18 AB05 BA03X BA07X BA08X BA10X BA15X BA18X BA19X BA27X BA30X BA31X BA33X BA41X BA42X BB02 EA04 4G069 AA03 BA05A BB02A BB02B BB06A BB06B BC38A BC40A BC40B BC42A BC42B BC43A BC43B BC44A BC44B BC51A BC51B BC72A BC72B CA03 CA09 EA19 FC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラジウムが担持されたジルコニウム複
    合酸化物を含んでなることを特徴とする排気ガス浄化用
    触媒。
  2. 【請求項2】 前記ジルコニウム複合酸化物が、含有す
    る金属原子の全モル数を基準にセリウムを0.1〜40
    モル%含有する請求項1に記載の排気ガス浄化用触媒。
  3. 【請求項3】 前記ジルコニウム複合酸化物が、含有す
    る金属原子の全モル数を基準にセリウムを0.5〜25
    モル%含有する請求項1に記載の排気ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】 前記ジルコニウム複合酸化物が、含有す
    る金属原子の全モル数を基準にセリウムを0.5〜8.0
    モル%含有する請求項1に記載の排気ガス浄化用触媒。
  5. 【請求項5】 前記ジルコニウム複合酸化物が、セリウ
    ム以外の希土類金属から選択された少なくとも1種の金
    属(M)をさらに含有する請求項2〜4のいずれか1項に
    記載の排気ガス浄化用触媒。
  6. 【請求項6】 M/Ceのモル比が0.1〜3である請
    求項5に記載の排気ガス浄化用触媒。
  7. 【請求項7】 前記ジルコニウム複合酸化物が、含有す
    る金属原子の全モル数を基準に(Ce+M)を10〜30
    モル%含有する請求項5又は6に記載の排気ガス浄化用
    触媒。
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