JP5359068B2 - 被搬送物の有無を検出するための検出装置 - Google Patents
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Description
したがって、リーダとRFIDタグとの交信の可否により、被搬送物の有無を検出することができる。
なお、本明細書の以下の説明におけるスライドフォークでは、その伸縮方向(先端フォークが進退する方向)を前後方向(図2の矢印Fを前方)とし、左右は前方に向かっていうものとする。
したがって、固定フォーク11左右の垂直ローラ11A,…及び水平ローラ11B,…を中間フォーク12左右の下側ガイド溝12B,12Bに係合させ、先端フォーク13左右の垂直ローラ13A,…及び水平ローラ13B,…を中間フォーク12左右の上側ガイド溝12A,12Aに係合させることにより、前記のとおり、固定フォーク11及び中間フォーク12並びに中間フォーク12及び先端フォーク13は、前後方向に相対的にスライド可能となる。
なお、中間フォーク12の動作に連動させて先端フォーク13をスライドさせる連動機構の構成は、チェーン及びスプロケットを用いた上記のような構成に限定されるものではなく、ラック及びピニオンを用いる構成等であってもよい。
検出装置1及び検出器2は、誘導磁界又は電波によって非接触で半導体メモリのデータを読み出すことができるRFID(Radio Frequency IDentification)を応用したものであり、常時開形のスイッチ4がオフでRFIDタグ3とリーダ(読み取り装置)5との交信を不能とした交信不能状態(非検出状態)、及び、常時開形のスイッチ4がオンでRFIDタグ3とリーダ5との交信を可能とした交信可能状態(検出状態)の2状態になる。
また、検出装置1は、検出装置2と、地上側に設置した、例えば、リーダ5(リーダライタであってもよい。)、プロトコルコンバータ6及びプログラマブルコントローラ7とからなる。
なお、アンテナ5Bは、前記交信可能状態でRFIDタグ3との交信が可能な適宜位置に設置される。
また、RFIDタグ3は、耐衝撃性や耐環境性を考慮して樹脂封入型としており、該樹脂から前記端子3C,3Dを外部に出しているとともに、金属面にそのまま取り付けて使用することができる金属対応型としている。
なお、端子3C,3Dは、常時開形のスイッチ4が接続される電気接点があればよく、電線の端末そのものあってもよいし、コネクタ等を接続したものであってもよい。
これに対して、荷受け部材17に図示しない荷を積載している状態では、揺動レバー9が押し下げられて常時開形のスイッチ4がオンになっておりRFIDタグ3が動作するため、リーダ5がアンテナ5Bを通してRFIDタグ3にコマンドメッセージを送信すれば、RFIDタグ3からの応答メッセージを受信することができる(前記交信可能状態及び検出状態)。
よって、検出位置に常時開形のスイッチ4を設置した、該スイッチ4とRFIDタグ3とからなる極めて簡素な構成の検出器2を用いて、該検出器2のRFIDタグ3とリーダ5との交信の可否を検出することにより、可動側の検出器2と固定側との配線処理を不要としながら、荷の積載の有無を容易かつ確実に検出することができるので、占有スペースの増大を抑制してスライドフォーク10の使い勝手を良くすることができるとともに、先端フォーク13の伸縮により在荷検出信号用のケーブルが屈曲の繰り返しにより断線することがないため、在荷検出の信頼性を長期間にわたって確保することができる。
その上、バッテリーの交換又は充電作業を不要にすることができるため、保守コストの低減化を図ることができる。その上さらに、バッテリーの電力が放電により低下して検出が不能になるバッテリー切れの問題がなくなるため、在荷検出の信頼性がさらに向上する。
ハンガー20は、図示しない走行レールに沿って走行可能な搬送キャリアに吊り下げられて被搬送物を支持するものであり、オーバーヘッドコンベアに使用される。
このようなハンガー20における被搬送物の在荷検出は、在荷検出用の検出器からの配線処理が困難であるため従来は行われていなかった。
しかし、ハンガー20の荷受け部材17,…に前記検出器2,…を取り付けておけば、前述のとおり、図示しないリーダ5とRFIDタグ3との交信の可否を識別することにより、荷受け部材17,…に荷を積載していない状態(非検出状態)であるか、荷受け部材17,…に荷を積載した状態(検出状態)であるかを認識することができるため、従来叶わなかったハンガー20の在荷検出が可能となる。
2 検出器
3 RFIDタグ
3A 半導体チップ
3B アンテナ
3C,3D 端子
4 常時開形のスイッチ
5 リーダ
5A 制御装置
5B アンテナ
6 プロトコルコンバータ
7 プログラマブルコントローラ
8 電波
9 揺動レバー(アクチュエータ)
10 スライドフォーク
17 荷受け部材
20 ハンガー
Claims (1)
- パッシブ型であるRFIDタグの半導体チップとアンテナとの接続を切り離して外部に取り出した電線の端子に、常時開形のスイッチを接続して検出器とし、コンベア装置における走行レールに沿って走行可能な搬送キャリアの被搬送物を支持する荷受け部材に、前記検出器を取り付け、前記被搬送物が前記荷受け部材に積載されると、前記常時開形のスイッチがオンになるように構成し、リーダがアンテナを通して前記RFIDタグにコマンドメッセージを送信し、前記RFIDタグからの応答メッセージを受信することができない場合は前記スイッチがオフである非検出状態とし、前記RFIDタグからの応答メッセージを受信することができた場合は前記スイッチがオンである検出状態とする、被搬送物の有無を検出するための検出装置。
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