JP5358354B2 - ブラシの製造方法 - Google Patents
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請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記離形シートに前記粘着材を粘着させた後に、該粘着材における前記離形シートとは反対側の面に前記糸を粘着させることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記離形シートに前記糸を前記粘着材により粘着させた後に、該粘着材における前記離形シートとは反対側の面に保護シートを粘着させることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記保護シートは導電性を有していることを要旨とする。
まず、除電ブラシの構成について説明する。
図3及び図4に示すように、除電ブラシ11の製造装置21は、長尺帯状の離形紙12をその長手方向に沿って搬送する搬送ユニット22を備えている。搬送ユニット22は、モータ23と、該モータ23によって回転駆動されるとともに離形紙12の搬送経路を横切る方向(前後方向)に延びる回転軸24とを備えている。回転軸24には該回転軸24を中心に回転する回転部材としての回転ドラム25が設けられ、該回転ドラム25の前後方向の長さは離形紙12の幅よりも若干長くなるように設定されている。
除電ブラシ11を製造する場合には、まず、回転ドラム25を離形紙12に巻き掛けた後、該回転ドラム25よりも該離形紙12の搬送経路の上流側にて該離形紙12上に各両面粘着テープ13を供給するとともにモータ23を駆動する。すると、回転軸24とともに回転ドラム25及び各歯車26,27が前側から見て時計方向に回転され、各両面粘着テープ13が粘着された離形紙12が該離形紙12の搬送経路の下流側に向かって搬送される。このとき、各両面粘着テープ13から剥がされるテープ用離形紙13bは、巻取軸40によって順次巻き取られる。
(1)搬送される離形紙12を挟んだ両側には該離形紙12の搬送経路を横切る方向に延びる回転軸24を中心に回転する歯車26,27が対向するように配置されるとともに、該各歯車26,27は等間隔に配置された複数の歯26a,27aをそれぞれ有している。そして、糸14は各歯車26,27の各歯26a,27aに該各歯車26,27の回転方向に沿って糸掛け針28により順次交互に巻き掛けられることで蛇行状に配置される。このため、糸14を精度よく等ピッチで連続して蛇行状に配置することができるので、除電ブラシ11を構成する各糸14間の間隔を一定に保ちつつ、連続的に効率よく除電ブラシ11を製造することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・カッター31により糸14とともに離形紙12を切断するようにしてもよい。
・各アルミ箔15は省略してもよい。この場合、各両面粘着テープ13の粘着面が露出することになるので、該露出する粘着面を別途離形紙などで保護することが望ましい。このようにすれば、除電ブラシ11を貼り合わせた後に、さらにその上から別の製品を貼り合せることができる。
・搬送ユニット22を複数配列し、それぞれで作製されたブラシを積層できるようにしてもよい。このように構成すれば、例えば、長さや材質の異なるブラシ同士を積層することで、製品に新たな機能を付与することができる。
・シート部材30の糸14を切断しなくてもよい。この場合、各両面粘着テープ13のうちの一方を省略するとともに、該省略した方の両面粘着テープ13と対応する方のアルミ箔15を省略する。このようにすれば、除電ブラシ11を構成する糸14を一本にすることができるとともに、該一本の糸14に複数のループ状の部分を等間隔で形成することができる。
さらに、上記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
このようにすれば、ブラシを除電ブラシとして使用する場合の除電効果を高めることができる。
このようにすれば、ブラシを除電ブラシとして使用する場合の除電効果をより一層高めることができる。
Claims (7)
- 長尺帯状の離形シートをその長手方向に沿って搬送し、
該離形シートを挟んだ両側には前記離形シートの搬送経路を横切る方向に延びる軸を中心に回転する一対の回転体が配置されるとともに、該各回転体には糸を巻き掛け可能な複数の糸掛け部が回転方向に沿って等間隔となるようにそれぞれ突設され、
前記糸は前記各回転体の糸掛け部に交互に巻き掛けることで、前記離形シートの搬送経路の途中に該搬送経路を横切るように糸を所定ピッチで蛇行するように連続して配置し、
蛇行状に配置した前記糸を粘着材により前記離形シートに粘着させることを特徴とするブラシの製造方法。 - 前記離形シートに前記粘着材を粘着させた後に、該粘着材における前記離形シートとは反対側の面に前記糸を粘着させることを特徴とする請求項1に記載のブラシの製造方法。
- 前記離形シート上に前記糸を配置した後に、該糸の上から前記粘着材を該離形シート上に粘着させることを特徴とする請求項1に記載のブラシの製造方法。
- 前記離形シートは、前記各回転体間に配置されるとともに前記軸を中心に回転する回転部材に巻き掛けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のブラシの製造方法。
- 前記離形シートに前記糸を前記粘着材により粘着させた後に、該粘着材における前記離形シートとは反対側の面に保護シートを粘着させることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のブラシの製造方法。
- 前記保護シートは導電性を有していることを特徴とする請求項5に記載のブラシの製造方法。
- 前記粘着材は前記離形シートにおける短手方向の両端部に粘着され、
前記糸は、前記両粘着材によって前記離形シートに粘着された後に、前記両粘着材間において前記離形シートの長手方向に沿って切断されることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のブラシの製造方法。
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