JPH07320891A - 自己放電式除電器及びその製造方法 - Google Patents

自己放電式除電器及びその製造方法

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JPH07320891A
JPH07320891A JP13928794A JP13928794A JPH07320891A JP H07320891 A JPH07320891 A JP H07320891A JP 13928794 A JP13928794 A JP 13928794A JP 13928794 A JP13928794 A JP 13928794A JP H07320891 A JPH07320891 A JP H07320891A
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JP
Japan
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tape
self
discharge type
static eliminator
adhesive
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Pending
Application number
JP13928794A
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English (en)
Inventor
Toneri Ishiyama
舎人 石山
Tomofumi Ishiyama
奉文 石山
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ISHIYAMA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ISHIYAMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自己放電式除電器の除電効果を向上する。 【構成】 除電電極の取付台を絶縁性テープ1に接着剤
を塗布し、これに平行状に細い金属線2を接着しこの上
に絶縁性保護テープ4を接着した自己放電式除電器自体
の静電容量を極小にした自己放電式除電器及びその製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電気の帯電を除去する
ため除電繊維群を放電電極としたものの、その除電効果
を向上させる自己放電式除電器及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自己放電式除電器は金属板または
金属テープ等広幅の長方形(明細書にこれらを金属台と
書く)と保護板または保護テープとの間に除電繊維群と
接着剤とを入れた構成によるものである。 金属台は各
除電繊維群間の導電性を作るためが主目的である。 こ
の金属台を取り付ける場所の導電性部分とに接地する。
図4によりこの金属台7を被除電物体9に接近して取り
付ける関係上被除電物体9とこの近辺の導電性部分10
との間に発生している静電容量C1に自己放電式除電器
の広幅の長方形の金属台7とこれを取り付ける場所の導
電性部分10との間に発生している静電容量C2が前者
よりはるかに大静電容量であり、この静電容量C2が被
除電物体9に増加するのでこの静電容量はC1+C2と
なる。被除電物体9に発生している電荷量(帯電)Q=
(C1+C2)Vであるため被除電物体9の帯電圧Vが
自己放電式除電器の広幅の金属台7により発生している
静電容量C2が増加するので、これにつれて帯電電圧V
が降下する。自己放電式除電器の除電する原理は帯電電
圧が放電することであり、この放電は帯電電圧が高いほ
ど良好である。故に従来の自己放電式除電器の広幅の金
属台を使用したものを被除電物体に接近することにより
被除電物体の帯電電圧を相当量降下させるのでこれにつ
れて除電効果を阻害している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自己放電式除電
器の広幅の金属台による被除電物体に増加する静電容量
を極小にし、被除電物帯の帯電電圧の降下を減少させて
除電効果を良好にする。
【0004】
【課題を解決するための手段】除電効果を向上させるた
め原理的に関係のある被除電物帯の帯電電圧を出来るだ
け高くするためこれに取り付ける自己放電式除電器自体
により発生する静電容量を小さくする。コンデンサーの
静電容量の大小を決定するにはコンデンサーの電極とな
る金属台の表面積に比例するため従来の自己放電式除電
器の広幅の金属台を本発明に於いて表面積の極小である
細い金属線にし静電容量を小さくして除電効果を良好に
する手段である。
【0005】
【実施例】絶縁性テープ類1として紙テープ、合成樹脂
テープ、布テープ等を使用した。尚両面粘着テープも使
用した。細い金属線2として径0.1mm前後の銅線を
使用した。 除電繊維群3としてカーボン繊維、アモル
フアス繊維、ステンレス繊維、導電化した繊維等を2本
以上集合したものを使用した。 絶縁性保護テープ4と
して紙テープ、合成樹脂テープ、布テープ等、並びにこ
れに着色又は、コーテングしたものも使用した。接着剤
5として溶剤系、水溶系、熱硬化性系、熱可塑性系及び
粘着剤等を使用した。図1について1実施例を説明する
と。絶縁性テープ1は紙テープの面に接着剤(粘着剤も
含む)5を塗布し、この面に細い金属線径0.1mmの
銅線2を絶縁テープ1の長さ方向に従って接着しこの上
に除電繊維群3径12μmを100本集合したものを一
定長に切断したものを細い金属線2に交叉するように必
要本数間隔をあけて接着剤5を利用して接着する。 こ
の上に絶縁性保護テープ4を接着剤5を利用して接着し
た長尺なものを一定長に切断機6により切断して自己放
電式除電器とした完成品にする。本発明による自己放電
式除電器の製造方法としては全自動式及び製造工程を別
々なセクションで行うことも可能である。
【0006】
【発明の効果】本発明の自己放電式除電器の効果を説明
するに本発明の自己放電式除電器と従来の方式の自己放
電式除電器との除電後の残留帯電電圧の大小の差異を実
験結果により示すと。図2は従来の自己放電式除電器の
金属台7としてアルミ板巾10mm長さ100mmに除
電繊維群3ステンレス繊維径12μmを100本集合し
たものを20mm間隔に5本金属台巾以外に10mmの
長さの露出長8にしたもの。図3 本発明の自己放電式
除電器として絶縁テープ1を紙テープ巾10mm長さ1
00mmに水溶性接着剤5を塗布し、この上に従って径
0.1mmの銅線2を接着し、これに交叉するように除
電繊維群3径12μmを100本集合したステンレス繊
維を、絶縁テープ巾以外に10mmの長さの露出長8を
20mm、間隔で5本取付け、この上に絶縁保護テープ
4として紙テープを接着したもの。図4 被除電物体と
してポリエチレン板9厚さ1mm、200mm四角に−
5kv帯電させたものの、この表面より10mmの高さ
部分に除電繊維群の先端が位置するように両自己放電式
除電器を別々に固定し、両者による除電後の残留帯電電
圧を測定し、この電圧が小さいほど良好とした。 その
結果を表1に示す。ただし各10回行った上下残留電圧
と各平均値を記載する。 結果 本発明は従来の方式に比べ除電後の残留帯電電圧が低い
ので除電効果も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自己放電式除電器の製造工程説明図。
【図2】従来の自己放電式除電器の構成図。
【図3】本発明の自己放電式除電器の構成図。
【図4】除電効果の試験回路の説明図。
【符号の説明】
1 絶縁性テープ 2 細い金属線 3 除電繊維群 4 絶縁性保護テープ 5 接着剤 6 切断機 7 金属台 8 除電繊維群の露出長 9 ポリエチレン板 10 導電性部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性テープ類面に接着剤を塗布しこの
    面に平行状に細い金属線を接着し、これに交叉するよう
    に除電繊維群を間隔をあけて1本以上取り付け、この上
    に絶縁性保護テープを貼り付けたことを特徴とした自己
    放電式除電器及びその製造方法
JP13928794A 1994-05-18 1994-05-18 自己放電式除電器及びその製造方法 Pending JPH07320891A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010176963A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Achilles Corp 除電ブラシ
JP2011049119A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Tsuchiya Tsco Co Ltd ブラシの製造方法
JP2011129351A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Seidenki Energy Kenkyusho:Kk 交流高電圧放射式除電装置

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