JP5357708B2 - 破砕装置 - Google Patents

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Description

本発明は、破砕装置の改良に関する。
従来、破砕装置は、たとえば、回転軸と、外周に刃を備えて回転軸の外周に多数装着されるカッタリングとを備えた一対のローラ状のカッタを備え、これらカッタを僅かに隙間を設けて回転軸が平行となるように対向させて構成され、カッタ間に投入された被破砕物をカッタの回転によってカッタ間に引き込みつつ破砕するようになっている(たとえば、特許文献1、2、3参照)。
特開2002−11370号公報 特開2002−11371号公報 特開2002−273253号公報
このような破砕装置では、カッタにおける刃を交換するに当たり、刃が回転軸の外周に装着されるカッタリングの外周に形成されていることから、一度回転軸を粉砕装置から取り外してから、さらに交換対象であるカッタリングを回転軸から取り外す必要があるので、刃の交換作業に多大な労力と時間を要し、当該交換作業が非常に面倒であった。
そこで、本発明は上記した点を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、刃の交換作業が容易で交換作業時間と労力を軽減することができる破砕装置を提供することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、表側に刃を備えた複数のプレートを表側を外周側に向けて環帯状に着脱自在にヒンジ結合して形成した一対のカッタベルトと、各カッタベルトを回転駆動する駆動手段と、各カッタベルトに直線部を形成する直線部形成手段とを備え、各カッタベルトを互いの直線部同士が対向するように配置してなり、上記直線部間で被破砕物を破砕することを特徴とする。
本発明の破砕装置によれば、複数のプレートを着脱自在にヒンジ結合しているので、刃を交換にあたり、交換対象の刃を持つプレートのみをカッタベルトから取外して、新たなプレートに交換することができる。したがって、交換対象となるプレートのみをカッタベルトから取外して新しい物と交換すればよく、また、その交換に当たって、カッタベルトの全部を取外す必要も無いので、その交換作業も容易となり、交換作業時間と労力をも軽減することができる。
本発明の一実施の形態における破砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態における破砕装置の平面視断面図である。 本発明の一実施の形態における破砕装置のプレートの拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態の変形例における破砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態の他の変形例における破砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態の別の変形例における破砕装置の側面視断面図である。 本発明の一実施の形態の破砕装置のカッタベルト周辺の一バリエーションを説明する斜視図である。 本発明の一実施の形態の破砕装置のカッタベルト周辺の他のバリエーションを説明する斜視図である。
以下、図に示した一実施の形態に基づいて本発明の破砕装置について説明する。一実施の形態における破砕装置1は、図1および図2に示すように、一対のカッタベルト2,3と、各カッタベルト2,3を回転駆動する駆動手段D1,D2と、各カッタベルト2,3に直線部2a,3aを形成する直線部形成手段S1,S2とを備え、各カッタベルト2,3が互いの直線部2a,3a同士が隙間Wを介して対向するように配置されて構成されている。
そして、この破砕装置1は、カッタベルト2,3間に投入された被破砕物をカッタベルト2,3の回転によって直線部2a,3a間に引き込んで破砕するようになっている。
以下、各部について詳細に説明すると、カッタベルト2(3)は、複数のプレート4(5)を環帯状に着脱自在にヒンジ結合して形成されている。プレート4(5)は、表側に多数の刃4a(5a)を備えていて、これら刃4a(5a)を備えた表側がカッタベルト2(3)の外周となるように連結されている。なお、この破砕装置1の場合、被破砕物を比較的細かく破砕可能なように、プレート4(5)に設けられる刃4a(5a)の刃丈やピッチ(回転方向幅)を細かくしてあるが、被破砕物の材質や破砕後に得たい大きさに応じてこれらは任意に設定することができる。また、この場合、刃4a(5a)は、回転方向に対して直交する方向に間欠的に設けてあるが、連続して設けるようにしてもよく、刃幅および刃間隔についても被破砕物の材質や破砕後に得たい大きさに応じて任意に設定することができる。
また、カッタベルト2(3)の内周側を向くプレート4(5)の裏側には、溝4b(5b)が設けてあって、この溝4b,5bとなるには、後述する駆動輪6(7)の外周に設けた歯6a(7a)が歯合してカッタベルト2(3)を回転駆動することができるようになっている。
さらに、図3に示すように、プレート4(5)の本体における左側である一方の回転方向側端には、図示するところでは、凸部4c(5c)が七個設けられており、本体の右側である他方の回転方向側端には凹部4d(5d)が七個設けられている。凸部4c(5c)および凹部4d(5d)の設置数は、図示したところに限られず任意に設定することができる。
この凸部4c(5c)には、回転方向に直交する方向に孔4e(5e)が設けられ、凹部4d(5d)が形成されるプレート4,5の本体には側方から回転方向に直交するように孔4f(5f)が凹部(4d(5d)を通過して設けられている。
そして、プレート4,4(5,5)同士を連結するには、プレート4(5)の凸部4c(5c)を隣のプレート4(5)の凹部4d(5d)内に挿入し、孔4e,4f(5e,5f)にピン8(9)を挿通することによってなされ、各プレート4(5)が互いにヒンジ結合されて環帯状に連結され1つのカッタベルト2(3)が形成される。なお、ピン8(9)は、取外し可能とされていて、ピン8(9)を取外すことで、カッタベルト2(3)をプレート4に分解することができるようになっている。
また、一のプレート4(5)の一方の回転方向側端の端面4g(5g)、すなわち、凸部4c(5c)の端面を含めてこのプレート4における隣のプレート4(5)(以下、「隣接プレート」という)と対向する端面と、当該隣接プレート4(5)の他方の回転方向側端の端面4h(5h)、すなわち、凹部4d(5d)の端面を含めて隣接プレート4(5)における一のプレート4(5)と対向する端面は、これらプレート4,4(5,5)が表面同士が面一となる位置関係となると当接して、プレート4,4(5,5)がカッタベルト2(3)の内周側への撓みを規制するようになっている。端面4g,4h(5h,5g)の形状は、端面4g,4h(5h,5g)の全体同士が密着する形状であってもよいし、部分的に当接する形状であってもよい。
つまり、カッタベルト2(3)は、隣合うプレート4,4(5,5)の表面同士が面一となる直線部2a(3a)の部位においては、各プレート4,4(5,5)がピン8(9)によるヒンジ結合部にてカッタベルト2(3)の内周側へ折れず、カッタベルト2(3)における直線部2a(3a)が内周側に撓んでしまうことが無いようになっている。
なお、上述したところでは、各プレート4(5)が、凸部4c(5c)と、凸部4c(5c)が挿入される凹部4d(5d)とを備えて、端部に設けた孔4e,4f(5e,5f)内に挿入されるピン8(9)にて連結される、いわゆる入子式にヒンジ結合されるようになっているが、凸部と凹部を備えずにプレート4(5)をたとえば表側から見て矩形としておき、各プレート4(5)の回転方向の両端部の右側部と左側部に突出するピンを設けておいて、プレート4(5)の一方の回転方向端のピンと隣接プレート4(5)の他方の回転方向端のピンを保持する保持部材でプレート4(5)と隣接プレート4(5)とをヒンジ結合して連結せしめてもよい。ここで、保持部材がピンを回転自在に保持してもよいし、ピンがプレート4(5)に回転自在に取付けられていてもよく、いずれにしても、保持部材を取外すことで、カッタベルト2(3)をプレート4(5)に分解することができるようになっていればよい。
また、直線部2a(3a)においては、プレート4(5)とこれに隣接する隣接プレート4(5)との間に隙間が生じないようにしておくことで、破砕された被破砕物や、細かい被破砕物が上記隙間を介してカッタベルト2(3)の内周側へ入り込んでしまうことを抑制できる。
このように構成されたカッタベルト2(3)は、内周側に配置の駆動輪6(7)と従動輪10(11)に巻回されており、駆動輪6(7)を回転させることによって、回転駆動されるようになっている。
具体的には、駆動輪6(7)は、外周に放射状に設けた複数の歯6a(7a)を備え、当該歯6a(7a)がプレート4(5)に設けた溝4b(5b)に入り込んで、歯車の要領でカッタベルト2(3)に動力伝達することができるようになっている。なお、歯6a(7a)と溝4b(5b)の形状は、互いに噛むことが可能であればよいが、インボリュート歯車に使用される歯形に準じるものとするとよい。また、溝4b(5b)は、図示するように、プレート4(5)の側部から側部へ横幅一杯に設けてもよいが、駆動輪6(7)の歯6a(7a)に符合する位置のみに設けるようにしてもよい。
また、従動輪10(11)は、駆動輪6(7)と同様にカッタベルト2(3)内に配置されていて、駆動輪6(7)と協働してカッタベルト2(3)に適度な張力を負荷しているとともに、カッタベルト2(3)に直線部2a(3a)を形成している。なお、従動輪は、各カッタベルト2,3につき二つ以上設けられるようにされてもよい。また、カッタベルト2,3には、直線部2a(3a)以外にも直線状となる部位が形成されるが、ここで言う直線部とは、カッタベルト2,3の部位のうち側方から見て直線状とされて相手方のカッタベルト2,3に向く部位を指していて、カッタベルト2,3の直線部2a,3aの長さが異なっていてもよい。
そして、駆動輪6(7)および従動輪10(11)は、ともにハウジング15に回転自在に取付けられていて、カッタベルト2,3は、直線部2a,3a同士が隙間Wを介して対向するように配置される。なお、従動輪10(11)にもプレート4(5)に設けた溝4b(5b)に入り込む歯10a(11a)を設けているが、これを設けなくともよい。隙間Wの寸法、つまり、刃4aの刃先と刃5aの刃先との間の距離は、被破砕物の破砕後の大きさに応じて決定される。
ハウジング15は、この場合、カッタベルト2,3を収容可能な内部が中空な箱型とれており、上方と下方に開口部15a,15bが設けられていて、上方の開口部15aには被破砕物をスムーズに内部へ投入可能なようにホッパ15cを備えている。そして、ホッパ15c内に投入される被破砕物は、当該ホッパ15cによってカッタベルト2,3間に導かれ、カッタベルト2,3によって破砕された後は、ハウジング15の下方の開口部15bから排出されるようになっている。なお、ハウジング15の形状は、上記に限られるものではなく、被破砕物に適するように設計することができる。
また、カッタベルト2(3)の内周側には、ハウジング15に取付けられて直線部2a(3a)に対向するレール状のガイド13(14)が設けられており、ガイド13(14)は、直線部2a(3a)内におけるプレート4(5)の裏面に摺動自在に当接して、直線部2a(3a)を内周側から支持して、カッタベルト2,3間に投入される被破砕物による直線部2a(3a)の撓みを規制できるようになっている。プレート4(5)の裏側に車輪や転動するボールを設けておいて、ガイド13(14)上を走行させるか、ガイド13(14)側に車輪や転動するボールを設けておいて、プレート4(5)を走行させるようにしてもよい。
なお、直線部2a(3a)内に位置するプレート4(5)とこれに隣り合う隣接プレート4(5)は、端面同士4g,4h(5g,5h)が密着してカッタベルト2(3)が内周側に撓まないようになっているので、ガイド13(14)無しでも被破砕物による直線部2a(3a)の撓みを規制でき、被破砕物の破砕が可能であるが、ガイド13(14)を設けることによって端面4g,4h(5g,5h)の形状の誤差やプレート4(5)間の遊びやガタがあっても直線部2a(3a)における直線度が確保されるとともに、被破砕物の破砕中においても隙間Wを安定させることができる。このようにガイド13(14)を設ける場合には、プレート4(5)とこれに隣接する隣接プレート4(5)が表面を面一として直線状となった際に、端面同士を当接させてヒンジ結合部にてカッタベルト2(3)の内周側への折れを阻止するようにしておかなくともよく、この場合には、カッタベルト2(3)の直線部2a(3a)の内周側への撓みをガイド13(14)のみで規制するようにしてもよい。
また、図4に示すように、プレート4,5とこれに隣接する隣接プレート4,5のヒンジ結合部にてカッタベルト2,3の内周側への折れが可能とされる場合、ガイド13,14をハウジング15にばね等の弾性要素18,19を介して取付けておいて、被破砕物の硬度が高くこれを挟み込む刃4a,5aに強度限界以上の応力が作用するような場合に、弾性要素18,19が圧縮されてプレート4,5をカッタベルト2,3の内周への移動せしめて、刃4a,5aに強度限界以上の応力が作用することを防止するようにしてもよい。なお、弾性要素には、ばね、気体ばねや弾性体といった弾性力を発揮可能であって、最伸長状態でガイド13,14を支持する際に隙間Wを狭めることがない部材を使用することができる。
また、この実施の形態の場合、駆動輪6(7)の鉛直下方に従動輪10(11)が配置されていて、カッタベルト2(3)の直線部2a(3a)が鉛直姿勢となるようしてあるが、図5に示すように、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが地面に対して傾斜姿勢で互いに対向してもよいし、図6に示すように、水平姿勢を採ってもよい。カッタベルト2,3の直線部2a,3aが水平姿勢や傾斜姿勢を採る場合、直線部2a,3aのうち下方側に配置されるほうを直線部2aとすると、当該直線部2aをガイド13で下方から支持するようにしておくことで、直線部2aが自重で撓むことも防止することができる。なお、カッタベルト2,3の直線部2a,3aが水平姿勢や傾斜姿勢を採る場合、カッタベルト2,3のうち下方に配置されるほうをカッタベルト2とすると、直線部2aの長さを直線部3aより長く設定して直線部2aの始点が直線部3aの始点より被破砕物の投入側へ配置されるようにしておくか、直線部2aの始点を直線部3aの始点より被破砕物の投入側にずらして配置することにより、被破砕物のカッタベルト2,3間への投入が容易となる。
このように各カッタベルト2,3に直線部2a,3aを形成する直線部形成手段S1(S2)は、本実施の形態の破砕装置1にあっては、ガイド13(14)、駆動輪6(7)および従動輪10(11)にて構成されている。なお、ガイド13(14)を設けない場合には、駆動輪6(7)と従動輪10(11)で直線部形成手段S1(S2)を構成してもよいし、また、1つのカッタベルト2(3)に従動輪を複数設ける場合には、従動輪のみで直線部形成手段S1(S2)を構成するか、これにガイドを追加して設けるようにしてもよい。
また、ガイドは、カッタベルト2(3)の内周側に設けるほか、たとえば、図7に示すように、各プレート4(5)の側方にロッド20を設けておき、ロッド20をカッタベルト2(3)の内外周から一対のガイド21,22で摺動自在に挟持したり、図8に示すように、各プレート4(5)の側方に平板23を設けて当該平板23をカッタベルト2(3)の内外周から一対の車輪付きのガイド24,25で挟持したりして、直線部2a(3a)における撓みの規制を行うようにしてもよい。このように、ガイドを一対としておくことで、カッタベルト2(3)の外周側への撓みも規制することができ、カッタベルト2(3)が熱の影響や荷重の関係で回転方向に伸びを生じても直線部2a(3a)間における隙間Wを一定に保持することが可能である。また、各カッタベルト2,3の内外周をベルトで挟持するようにする場合、カッタベルト2,3の外周側に配置されるガイドを共用して、合計三つのガイドでカッタベルト2,3を挟持するようにしてもよい。
そして、駆動輪6,7は、駆動源としてのモータ12に減速機16を介して接続されており、モータ12を正方向に回転させると、カッタベルト2を図1中時計回りに、カッタベルト3を図1中反時計回りに回転駆動させることができるようになっていて、反対にモータ12を逆方向に回転させると、カッタベルト2を図1中反時計回りに、カッタベルト3を図1中時計回りに回転駆動させることができるようになっている。また、この実施の形態の破砕装置1にあっては、減速機16によってカッタベルト2,3の回転速度に差が生じるようにしている。すなわち、駆動手段D1,D2は、この実施の形態の場合、駆動輪6,7、モータ12および減速機16で構成されている。
なお、モータ12の回転速度を減速しなくともよい場合、減速機16を省略することもでき、その場合、モータ12のみで二つの駆動輪6,7を駆動する場合には、歯車機構を設けて上記のような動作を実現するようにしてもよいし、また、モータを二つ設けて独立して駆動輪6,7を駆動するようにしてもよい。さらに、駆動源は、駆動輪6,7を駆動することができればよいので、上記のように回転電機であるモータ12以外の駆動源を採用することが可能であって、たとえば、液圧によって駆動する油圧モータとされもよいし、内燃機関を用いてもよい。
このように構成された破砕装置1は、上述したように、駆動輪6,7を回転させることによって、カッタベルト2,3が回転駆動され、カッタベルト2,3の上方から被破砕物をカッタベルト2,3間に投入すると、カッタベルト2,3の回転によって、被破砕物を直線部2a,3a間の隙間Wへ引き込みつつ、刃4a,5aで破砕することができる。
また、カッタベルト2,3の回転速度に差がつけられていて、直線部2a,3aにおける刃4a,5aの相対位置関係が変化するため、刃4a,5a間で被破砕物を砕く動作に加えて被破砕物を挽くような動作が加わり、被破砕物を細かく破砕することができる。さらに、従来のローラ状のカッタとは異なり、被破砕物をカッタベルト2,3間に長く留めて荷重を負荷することができるので、被破砕物の破砕し損じを阻止できる。そして、この実施の形態では、カッタベルト2,3の回転速度に差がつけられていて、被破砕物を挽くような動作が加わるが、被破砕物をカッタベルト2,3間に長く留めることができ、より長く被破砕物を挽くことができるので、被破砕物を均一な大きさに破砕できるとともに、樹木などの繊維質の被破砕物を効果的に解すことが可能である。
なお、カッタベルト2,3間で被破砕物が詰まってしまった場合には、カッタベルト2,3を逆回転させて、被破砕物をカッタベルト2,3投入側となる上方へ導き排出させることができる。
つづいて、刃4a,5aを交換するには、ピン8,9をプレート4,5から取外して、交換対象の刃4a,5aを持つプレート4,5のみをカッタベルト2,3から取外して、新たなプレート4、5に交換することができる。
このように、交換対象となるプレート4,5のみをカッタベルト2,3から取外して新しい物と交換すればよく、また、その交換に当たって、カッタベルト2,3の全部を駆動輪6,7および従動輪10,11から取外してハウジング15内から取り出す必要も無いので、その交換作業も容易となり、交換作業時間と労力をも軽減することができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明は、破砕装置に利用可能である。
1 破砕装置
2,3 カッタベルト
2a,3a 直線部
4,5 プレート
4a,5a 刃
4b,5b 溝
4c,5c 凸部
4d,5d 凹部
4e,4f,5e,5f 孔
4g,4h,5g,5h 端面
6,7 駆動輪
6a,7a,10a,11a 歯
8,9 ピン
10,11 従動輪
12 モータ
13,14,21,22,24,25 ガイド
15 ハウジング
15a,15b 開口部
15c ホッパ
16 減速機
18,19 弾性要素
20 ロッド
23 平板
D1,D2 駆動手段
S1,S2 直線部形成手段
W 隙間

Claims (8)

  1. 表側に刃を備えた複数のプレートを表側を外周側に向けて環帯状に着脱自在にヒンジ結合して形成した一対のカッタベルトと、各カッタベルトを回転駆動する駆動手段と、各カッタベルトに直線部を形成する直線部形成手段とを備え、各カッタベルトを互いの直線部同士が対向するように配置してなり、上記直線部間で被破砕物を破砕することを特徴とする破砕装置。
  2. 駆動手段は、カッタベルトの内周に配置されてプレートの裏側に設けた溝に歯合してカッタベルトを駆動する駆動輪を備えたことを特徴とする請求項1に記載の破砕装置。
  3. 直線部形成手段は、カッタベルトの内周側に配置されてカッタベルトを直線状にガイドするガイドを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の破砕装置。
  4. ガイドは、カッタベルトの直線部同士が離間する方向への逃げを許容するよう弾性支持されることを特徴とする請求項3に記載の破砕装置。
  5. カッタベルトを直線状とすると隣合うプレートの回転方向端同士が接触して、カッタベルトの内周側への撓みが規制されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の破砕装置。
  6. プレートは、本体と、本体の一方の回転方向端に設けた凸部と、本体の他方の回転方向端に設けた凹部とを備え、凸部を一方側に隣合うプレートの凹部に挿入してこれらを着脱自在にヒンジ結合し、凹部内に他方側に隣合うプレートの凸部を挿入しこれらを着脱自在にヒンジ結合したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の破砕装置。
  7. 凸部と本体とに回転方向に直交する孔をそれぞれ形成し、各孔内にピンを取外し可能に挿入して凸部を凹部に着脱自在にヒンジ結合している請求項6に記載の破砕装置
  8. カッタベルトの直線部が地面に対して傾斜姿勢あるいは水平姿勢をとるように設定され、下方に配置されるカッタベルトの直線部の始点が上方に配置されるカッタベルトの直線部の始点より被破砕物の投入側へ配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の破砕装置。
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