JP5356664B2 - 鉄筋の自動結束方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリート構造物で、特に、大径のアロンパイルや基礎用または擁壁用の内部に配筋される太い鉄筋を太い番線または結束線で結束するものであって、工場において、例えば、平面状態に所要間隔をもって並列配設した複数本の主筋に対し、直行する方向に補助筋(帯筋)を配設して鉄筋の複数の交点部分を同時に自動的に結束し、主筋を送り出すと共に補助筋を所要間隔に配設しながら順次交点部分を同時に自動的に結束する方法および自動的に結束する装置に関するものである。
この種の編成された鉄筋または鉄筋篭を製造する場合に、主筋と補助筋の交点部分をスポット溶接手段により溶接させるか、または、熟練の作業者が番線または結束線を鉄筋の交差部に巻き付け、鈎状の結束用ハッカー治具を用いて番線または結束線の端部を引っ掛けてねじることにより結束していた。
しかしながら、前者のスポット溶接手段による鉄筋の溶接は、加熱によって溶接部分が弱くなっており、強い外力が加わった時に溶接部分が簡単に剥がれてしまうという問題点を有している。
また、後者の結束用ハッカー治具を用いた手作業による鉄筋の結束は、作業者の熟練を要するばかりでなく作業性が悪いという問題点を有している。また、一般的に手作業による結束で使用される鉄筋の径は略10〜20mm程度であり、建造物の支柱や床スラブ、壁部などのコンクリート内部に配設されるものであり、これを結束するために使用される番線または結束線の直径は精々0.6mm程度のものであるが、例えば、基礎用や擁壁用または橋脚に使用される大径のアロンパイルのような強度が必要な構造物においては略25〜35mm程度の鉄筋が使用され、これを結束する番線または結束線の径は概ね2.5〜3mm程度になるのであり、このように太くなると結束用ハッカー治具ではねじることができないのが実情である。
ところで、この種の鉄筋結束装置として複数の構成のものが公知になっている。第1の公知例としては、自走可能な一対の走行装置、該走行装置に連結された支持ビーム及び支持ビームに保持された複数の結束機を有し、該支持ビームは該一対の走行装置の互いの相対的位置をずらすことによって進行方向に対し斜めに配置可能であり、且つ該結束機は上下動により縦筋と横筋とを結束しうるものであり、該結束機はカートリッジ式の結束線を装着しており、押圧することによって結束作業を行う方式のものである(特許文献1)。
そして、施工両外側を移動する走行装置と走行装置間にわたされた支持ビームからなる装置を、あらかじめ配置された鉄筋をまた供養にして配置させ、支持ビームに取り付けた結束機で横方向鉄筋1列毎に結束を行うというものである。
また、第2の公知例に係る自動鉄筋結束機は、本体架台と操作ハンドルを主軸として、両先端をフック状に形成した逆U字型結束線を内設した結束線セットボックスを設け、前記逆U字型結束線を打撃するための打撃装置とタッカー兼用結束線ガイドレールと、回転結束ハッカーとを設けた構成である(特許文献2)。
そして、ユニット化した逆U字型結束線をセットし、その頭部を、タッカーが瞬間的に打ち込むことにより、ガイドレールに沿って鉄筋の下部を回って溝から上方に飛び出た結束線の両端下部フックを、回転結束ハッカーが連動して引っ掛け、回転して捻ることで鉄筋を拘束するので、作業が迅速で品質が均一され、能率向上に繋がり大きく改善できるというものである。
更に、第3の公知例に係る鉄筋結束機としては、往復運動する送り込みアームと引き込みアームとからなる一対のアームで、その先端部がアーム先端部の軌跡の様に、其々弧を描くように下方向へ鉄筋を抱え込み、上方向への復帰移動時、送り込みアームの先端部から引き込みアームによって結束線を引き出し、更に鉄筋の外周に結束線を廻し付ける構成である(特許文献3)。
そして、一対のアームの動きで結束線の送り出し作業と引き込み作業を、また、結束部に切断部を設けることにより切断作業と結束作業を其々一連の作業の中で行う事ができ、従来より簡単な構造で、軽量、小型の為、手動で行うことができるというものである。
特開2002−121895号公報 特開2002−205705号公報 特開2003−82857号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の鉄筋結束装置においては、結束機の具体的な構成が示されていないし説明もされていないのである。特に、結束機については、カートリッジ式の結束線を装着し、押圧することによって鉄筋に結束線を巻き込み、持ち上げるときに捻り上げる方式のものが好ましいとし、この場合の捻り上げは、押圧力によってカートリッジ式の特殊結束線が飛び出し、交差した鉄筋の下で結束線端部同士が結合し、持ち上げるとフックが結束線の上部を引っかけた状態で自動的に5〜6回転して行われると説明しているが、その結束線の構成とカートリッジ式結束線の構成とが全く不明である。
また、前記特許文献2に記載の自動鉄筋結束機においては、ユニット化した逆U字型結束線について、その線の太さが不明確であり、タッカー兼用結束線ガイドレールに瞬間的に打ち込んだ時に、ガイドレールに沿って鉄筋の下部を回る程度に曲がって溝から上方に飛び出る程度の太さ(0.6mm程度)と剛性の弱い結束線であることが要件であり、3mmを越えるような太さと強い剛性とを有する結束線であると実質的に使用できないという問題点を有している。
さらに、前記特許文献3に記載の鉄筋結束機も、送り込みアームの先端から結束線の先端を下方に曲げて突出させ、円弧を描くように下方に移動して鉄筋を抱え込み、引き込みアームの先端で結束線の折れ曲がった先端を引っ掛けて上方向へ移動することによって送り込みアームから結束線を引き出して、鉄筋の外周に結束線を廻し付けるというものであるが、両アームが上方向へ移動することで引き出される程度の太さ(1mm以下)と剛性の弱い結束線であることが要件であり、2.5〜3mmを越えるような太さと強い剛性とを有する結束線であると実質的に使用できないという問題点を有している。
従って、前記公知技術に係る鉄筋結束装置または鉄筋拘束機においては、いずれも従来から一般的に使用されている程度の太さと剛性を有する拘束線(番線)が使用されることを前提とした構造を有するものであって、更に太さと強度を増大させた鉄筋の結束には、数倍の太さと強い剛性とを有する拘束線が使用されることになるが、そのような結束線は結束用ハッカー治具が使用できず、手作業でしかも腕力を要する非能率的な結束しかできなかったのを、工場において、複数本の主筋を送り出し可能に並列配設し、直行する方向に配設した補助筋との複数の交点部分を同時に自動的に結束して効率よく編成できるようにすることに解決課題を有している。
本発明の一つは、径が20〜35mmの太い鉄筋を、径が2.5〜3mmの太い結束線で結束するものであって、架台上に複数本の主筋を所要間隔をもって載置すると共に所要長さを間欠的に送り出す移送手段を有し、前記架台の先端側に各主筋の間隔に対応し且つ各主筋の上下位置に対向させて配設した結束線供給機構と結束線巻締機構とを有し、前記移送手段の間隔と前記結束線供給機構および結束線巻締機構の間隔とを任意の間隔に一括して調整できる間隔調整手段とを有し、前記結束線供給機構と結束線巻締機構との配設位置において、前記主筋の上に該主筋を横切るように補助筋を配設する工程と、該配設された補助筋と各主筋の交差部に対して前記結束線供給機構から予め少なくともU字状、人形形状またはこけし形状に形成した結束線を上部から押し出して交差部を抱え込ませる工程と、該抱え込んだU字状、人形形状またはこけし形状の結束線の脚部に対して前記結束線巻締機構を係合させて複数回捩る工程とからなり、前記移送手段により主筋を間欠的に送り出しては前記補助筋の配設工程と、結束線の押し出し工程と、結束線の脚部を捩る工程とを繰り返し行うことを特徴とする鉄筋の結束方法を提供するものである。
また、本発明のもう一つは、径が20〜35mmの太い鉄筋を、径が2.5〜3mmの太い結束線で結束するものであって、長方形状に枠組みした架台と、該架台上に配設され、複数本の主筋を所要間隔をもって載置すると共に所要長さを間欠的に送り出すロール部材を備えた移送手段と、前記架台の先端側に支持部材を介して配設され、前記各主筋の間隔に対応し且つ各主筋の上下位置に対向させて配設し、予め少なくともU字状、人形形状またはこけし形状に形成した結束線をセットした対をなす結束線供給機構と結束線巻締機構と、前記移送手段の間隔と前記結束線供給機構および結束線巻締機構の間隔とを任意の間隔に一括して調整できる間隔調整手段と、前記移送手段と、前記結束線供給機構と結束線巻締機構と、前記間隔調整手段とをそれぞれ駆動するモータとを備えたことを特徴とする鉄筋の結束装置を提供するものである。
前記結束方法に係る発明においては、前記結束線を押し出して鉄筋の交差部を抱え込ませる工程で、結束線の脚部側の間隔を狭めるようにすること;前記結束線の脚部を複数回捩る工程で、結束線の先端部と係合するときに巻線機構の一部が上方に移動すること;および、前記結束線の脚部との係合は、前記巻締用部材に設けた一対の穴またはスリット状の溝穴であること;を付加的な要件として含むものである。
また、前記自動結束装置に係る発明においては、前記移送手段は、レール状部材に一直線上にロール部材を取り付けた構成にしたこと;および、前記結束線供給機構と結束線巻締機構とは、支持部材の長さ方向に対して移動可能なようにレール部材を介して配設されていること;を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る鉄筋の結束方法は、径が20〜35mmの太い鉄筋を、径が2.5〜3mmの太い結束線で結束するものであって、複数本の主筋を所要間隔をもって載置した移送手段により主筋を間欠的に送り出し、その送り出した位置で補助筋の配設工程と、予め少なくともU字状、人形形状またはこけし形状に形成した結束線を押し出して交差部を抱えさせる工程と、その結束線の脚部を捩る工程とを繰り返し行うことにより鉄筋編組体を形成できるようにしたものであり、結束するために使用される番線または結束線の太さを2.5〜3mmを越えるような強い剛性を有するものであっても、適正な状態で主筋と補助筋の交差部を強固に結束でき、しかも複数箇所を同時に効率よく結束できるので量産性に優れるという効果を奏する。
また、本発明に係る鉄筋の結束装置においては、径が20〜35mmの太い鉄筋を、径が2.5〜3mmの太い結束線で結束するものであって、複数本の主筋を所要間隔をもって載置した移送手段の間隔と、予め少なくともU字状、人形形状またはこけし形状に形成した結束線を押し出して主筋と補助筋の交差部を抱えさせる結束線供給機構と、その交差部を抱えさせた結束線の脚部を複数回捩ることで固定する結束線巻締機構の間隔とを任意の間隔に一括して調整できる間隔調整手段を設けたことにより、鉄筋編組体の種別の変更により主筋の使用本数に関係して間隔変更を調整する必要があるが、その間隔調整が一括してできるので、種別変更の際でも簡単に且つ正確に設定された種別に変更でき、作業性に支障を来さないという優れた効果を奏する。
次に本発明を図示の具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。図1は本発明に係る鉄筋の結束装置の一部を省略して示した略示的斜視図、図2は同結束装置の正面図、図3は同結束装置の一部側面図、図4は同結束装置の略示的な平面図である。図1〜4において、結束装置1は、例えば、11本の主筋2に対して直行方向に所要間隔をもって配設する補助筋3を主筋2との各交点で同時に結束するものであって、主筋2を送り出す移送手段4により所要長さ送り出しては補助筋3を配設して各交点を同時に且つ自動的に順次結束するものである。
そのための結束装置1は、鋼材で所要大きさの長方形に組み合わせた架台11上に複数本の主筋2を所要間隔に並列配設して移送するための移送手段12が配設されると共に、前方側にはアーチ状支持部材13が設けられ、さらにその前方に前記架台11と同様に鋼材で長方形に形成された受台14が設けられている。
前記移送手段12は、例えば、11本のレール状部材12a、12b、12c、…であって、該レール状部材12a、12b、12c、…には、それぞれ主筋2を支持して前方に送り出すためのロール部材15が所要間隔をもって複数個設けられており、各レール状部材12a、12b、12c、…は、長方形の架台11上に横方向に設けた複数本の鋼材からなる支持部材16上に、所要間隔をもって並列状態で配設され、且つ並列配設の間隔が調整できるように幅(間隔)方向にそれぞれ摺動自在に配設されている。
アーチ状支持部材13は、両側に直立する支柱13a、13bと該支柱間で上下に所要間隔をもって並行に配設された横方向の桟部材17a、17bとから構成されており、その桟部材17a、17b間に主筋2と補助筋3との交点を結束するための複数個の結束装置18が主筋2の数と間隔とに対応して並列状態に配設されている。この結束装置18としては、実質的に同一出願人に係る特願2007−141909号の明細書及び図面に記載された構成のもの、即ち結束装置の原理と要部の構成がそのまま使用できる。
これら結束装置18は、対をなす結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとにそれぞれ別れており、結束線供給機構18a側は上部の桟部材17aにレール部材19aと間隔調整手段20とを介して並列状態に配設され、対をなす巻締機構18b側は下部の桟部材17bにレール部材19bと間隔調整手段20とを介して対応する各結束線供給機構18aと対峙させて並列状態でそれぞれ配設され、これら各結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとはそれぞれベース板21、22を介して取り付けられている。
また、並列状態に取り付けられた対をなす複数個の結束装置18は、その全てが個別ではなく同時に駆動されるものであり、例えば、その間隔については支柱13b側に設けたモータ23とスクリュー桿24、25を介して間隔調整手段20を駆動することによって設定された間隔に調整でき、結束線供給機構18aは支柱13a側に設けたモータ26と駆動伝達桿27を介して結束線供給動作が同時に行われ、結束線巻締機構18bは支柱13a側に設けたモータ28と駆動伝達桿29とによって上昇と巻締動作とが行われるのである。
間隔調整手段20については、その原理と一例の構成とを図5〜図7に示してある。なお、本願発明でいう間隔調整手段は、使用されている位置が違っても全て同一構成であるのでその一つについて説明しその他についてはその説明を省略する。まず、図5は間隔調整の原理を示すもので、中央部に位置する軸が要するに固定軸20aであり、その左右に位置する複数の軸は全て移動軸20b、20c、……であり、例えば、レール部材19aと19bに沿ってそれぞれ左右に移動するように配設されている。
固定軸20aおよび移動軸20b、20c、……には、図6と図7に示したように、それぞれ同一形状で同一長さの一対のリンク部材30、31が回転自在に且つクロス状に配設される。これらリンク部材30、31は所要長さの板状を呈するものであり、中央部には軸に取り付けるためのベアリング部材30a、31aが設けられると共に両端部にも隣接同士で連結するためのベアリング部材30b、30c、31b、31cがそれぞれ設けられており、固定軸20aまたは移動軸20b、20c、……に対してベアリング部材30a、31aを介して回転自在に取り付けられると共に、各端部側は隣接同士で各ベアリング部材30b、30c、31b、31cを介して回動自在に連結され、全体が伸縮可能な状態になって全部の移動軸20b、20c、……が中央部の固定軸20aを中心にして左右に軽く摺動できるように連結されるのである。
そして、中央部の固定軸20aにおいては、図6に示したように、リンク部材30、31の両端部寄りの一方の面にそれぞれボス部32、33、34、35を突出させて設け、各ボス部にベアリング部材32a、33a、34a、35aを取り付け、該ベアリング部材32a、33a、34a、35aはリンクバー36、37に設けた楕円形状のガイド孔36a、36b、37a、37bにそれぞれ滑動自在に嵌合させてある。
リンクバー36、37は固定軸20aを挟んで並行に配設されており、その中央部には軸受部36c、37cが形成されており、該軸受部の内側には雌ネジが刻設してあり、該雌ネジは軸受部36cと軸受部37cとでは逆方向に刻設されている。そして、これら軸受部36c、37cに対して雄ネジを刻設したネジ桿38を螺合させる。この場合に、ネジ桿38の雄ネジは中央部から左右に逆方向に刻設されており、それぞれが軸受部36cと軸受部37cとの雌ネジに螺合している。
ネジ桿38は、中央部分で固定軸20aとクロスする方向で回転可能に支持され、前記スクリュー桿24(25)によって、適宜左右の回転駆動が選択的になされるようになっており、その左右の回転でリンクバー36、37の間隔が開くことによって固定軸20aに対して移動軸20b、20c、……の間隔が均等に拡がるし、間隔が縮(狭)まることによって移動軸20b、20c、……の間隔も均等に狭くなるのである。
移動軸20b、20c、……においては、図7に示したように、各軸部にローラ付の台座またはプレート40が取り付けられている。この場合に、台座またはプレート40は長方形であって、そのプレート40の四隅近傍にローラ41a、41b、41c、41dが設けられ、これらローラはレール部材19a(19b)に当接して速やかに転動するようになっている。
結束装置18における対をなす結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとの取付構成については、略示的に図8〜図10に示してある。図8は固定軸における正面側から見た図、図9は側面側から見た図であり、図10は移動軸における要部のみを拡大して示した側面側から見た図である。まず、図8と図9において、中央部に位置させる結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとは、それぞれ上下の桟部材17a、17bに対しコ字状の取付部材42、43を介して固定軸20aにベース板21、22を取り付けることによって配設される。
このように取り付けられることで、中央部に位置する結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとは、位置的にも角度的にも最初に計算して取り付けた状態が全く変わらないのである。そして、レール部材19a、19bはチャンネル型を呈するものであり、それぞれ開口部側が対峙した状態で且つ中央部の結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとを取り付けるための取付部材42、43の両側から、支柱13a、13b側に向けて配設されている。
次に、チャンネル型を呈するレール部材19a、19bにおいて、図10に示したように、上部に取り付けるレール部材19aは、開口部の両側から内側に突出させて段差部19c、19dを形成し、該段差部19c、19dによって前記移動軸のローラ41a、41b、41c、41dが転動自在に支持されるのである。また、下部に取り付けるレール部材19bにおいても、開口部の両側から内側に突出させて段差部19e、19fを形成し、該段差部によって前記移動軸のローラ41a、41b、41c、41dが離脱しないように抱え込むようになっている。
レール部材19a、19bの開口部に、それぞれ内側へ突出した段差部19c、19d、19e、19fを形成したことによって、各ローラ41a、41b、41c、41dの転動がガイドされて各移動軸20b、20c、……がぶれることなく移動するようになるのであり、これら移動軸に設けられた複数の結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとが、それぞれ上下位置で対峙状態を維持して移動し、中心部に固定された結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとから正確な間隔をもって左右に隣接状態で位置付けされるのである。
そして、上下に配設された各結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとは、それぞれ共通した駆動源、即ち上部の結束線供給機構18aは、図1および図3に示したように、モータ26と駆動伝達桿27を介して結束線供給動作が同時に行われ、下部の結束線巻締機構18bはモータ28と駆動伝達桿29とによって上昇と巻締動作(駆動)とが行われるのであるが、その具体的な構成については図11と図12に示してある。
上部の各移動軸20b、20c、……に取り付けられた各結束線供給機構18aの駆動伝達に関しては、図11に示したように、駆動伝達桿27に長さ方向に沿って溝部27aが連続状態で形成されており、該溝27aに嵌合または係合して滑動するボス部材またはコア部材45を各結束線供給機構18aの内部に取り付けてある駆動用ドラム46に植設状態で固定し、間隔調整手段20を駆動して各結束線供給機構18aが移動しても、駆動伝達桿27と駆動用ドラム46とはボス部材またはコア部材45を介して係合状態にあるから、回転駆動が駆動用ドラム46に正確に伝達され、該駆動用ドラム46に巻回してある牽引ベルト47を介して送り出し機構が作動するので、結束線の送り出しには全く支障を来さないのである。
また、下部に配設した結束線巻締機構18bにおける駆動については、図12に示したように、各結束線巻締機構18bのベース板22にアーム部材48を介して軸受部49が取り付けられ、該軸受部49に駆動伝達桿29が回転自在に挿通されると共に、駆動伝達桿29に嵌着してベベルギア50と回転筒51とが設けられ、該ベベルギア50と回転筒51とは一体的に組み付けられていて一緒に回転するものである。
そして、この駆動伝達桿29にも長さ方向に沿って溝29aが連続状態に設けられており、該溝29aに嵌合または係合して滑動するボス部材またはコア部材52を回転筒51に植設状態で固定してある。また、ベベルギア50はベース板22に取り付けた結束線巻締に作用する回転駆動用のベベルギア53と噛合させてあり、その噛合状態は前記アーム部材48とベベルギア53との間でベベルギア50を挟み付けるように噛合させたものであって、一旦噛合させて配設すればベベルギア50はその配設位置から離脱することがないのである。
さらに、間隔調整手段20を駆動して各結束線巻締機構18bを移動させることで、ベース板22に取り付けた軸受部49、ベベルギア50、回転筒51も一緒に移動するが、駆動伝達桿29と回転筒51とはボス部材またはコア部材52を介して係合状態にあるから、回転駆動が回転筒51を介してベベルギア50、53に正確に伝達されるので、結束線巻締機構18bを駆動して番線を巻き締める作用には全く支障を来さないのである。
また、前記図5乃至図7に示した間隔調整手段20は、図1と図4に示した結束装置1における架台11上にも取り付けられるのである。即ち、架台11上に取り付けられるレール状部材12a、12b、12c、…を支持するための複数の支持部材16の内、少なくとも先端側と後端側の2箇所に間隔調整手段20が配設され、その間隔調整手段20が配設されていない中間位置の支持部材16との当接部分におけるレール状部材12a、12b、12c、…にはそれぞれベアリング内蔵のロール5が取り付けられている。
この場合に、間隔調整手段20は、前記図8乃至図10で説明した結束線巻締機構18bの間隔を調整するための構成と略同じ構成のものにする。例えば、架台11の先端側と後端側に支持部材16に代えてレール部材19bを配設し、中央部に位置するレール状部材12eは固定軸20aとして固定させる。そして、他のレール状部材12a、12b、12c、…は移動軸20b、20c、……として、図10に示したように、ローラ付のプレート40を介して配設されている。
この架台11に取り付けられた間隔調整手段20の駆動は、図4に示したように、モータ23により駆動されるチェーン6とスクリュー桿7とにより、他の全ての間隔調整手段20と一緒に同時に駆動されるのである。また、架台11には、図3に示したように、主筋2を間欠的に所要長さ送り出すためにロール部材15を回転駆動する送り出し手段4が設けられており、該送り出し手段4はモータなどの適宜の駆動源により走行駆動されるエンドレスベルトまたはチェーン8などであり、各レール状部材12a、12b、12c、…に取り付けてある各列毎のロール部材15の下部側に当接係合して回転を付与するものである。なお、受台14側においては、結束された鉄筋を受け取るだけであるから、ベルト付の一対のロールからなる搬送手段9が複数箇所に設けられていれば良いのである。
このように構成されている結束装置1において、その結束動作について説明する。ところで本願発明は、先願に係る特願2007−141909号の明細書及び図面に記載された結束装置の原理と要部の構成を使用するので、その要部の構成を図13〜図15に示して説明する。
結束装置1における結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとは、概ね図13乃至図15に示したとおりであるが、結束線供給機構18aは、駆動伝達桿27に取り付けられた駆動用ドラム46に巻回してある牽引ベルト47の他端部が番線である結束線を押し出すための押し出し手段のベースブロック55に取り付けられ、該ベースブロックには引き戻し用のコイルスプリング56と略L字状のガイドアーム57とが設けられると共に、仕切壁58に設けたスリット部58aを介して前面側に取り付けたスライド板59と、該スライド板に取り付けられた縮径を兼ねた押出板60と、位置決め板61とから概ね構成されており、供給される結束線62は、図示したように、例えば、直径または幅が2.5〜3.5mm程度の複数本(30〜50本)の線材を、両端部が脚部62a、62bとなるように少なくともU字状、若しくは人形形状またはこけし形状に形成して隣接状態に並べ、ホチキス(商標登録)の針のように接着剤の皮膜により複数箇所に渡って分離しないように固めたユニットであって、所要のケース63内にセットされた状態で結束線供給機構18aにセットされ、スライド板59と押出板60とによって先端側から1本づつ供給される。なお、縮径を兼ねた押出板60は、2分割されていてその下端部分が開く方向に付勢するためのスプリング60a、60bがそれぞれ設けられ、また、前記仕切壁58の裏面側にはガイド板64が設けられている。
結束線巻締機構18bは、駆動伝達桿29に取り付けたベベルギア50と噛合して回転を伝達させるベベルギヤ53と同軸の他端部側にベベルギア65が取り付けられ、該ベベルギア65と噛合する巻締用のベベルギア66が設けられており、該ベベルギア66には上下に伸びる軸67が一体に取り付けられている。そして、ベベルギア66は下部のベース部材68と上部の筒状支持部材69との間で軸67が上下に貫通した状態で回転自在に支持され、軸67の上端部に回動部材70が取り付けられ、該回動部材70の上面には一対の支持棒71が取り付けられ、該支持棒71が自由に挿通する孔を有すると共に胴部中央の周方向に溝部72を有する昇降部材73が配設され、その上部に前記支持棒71が自由に挿通する孔を有すると共に周面に位置検出センサー74を有する巻締用部材75を配設してある。そして、この巻締用部材75はその上面に前記結束線62の脚部62a、62bが係合する穴またはスリット76等の係合手段を形成してある。さらに、前記昇降部材73の溝部72に先端が係合する脚部77を備え枢軸運動により梃子作用させる駆動部材78が仮想線で示したように壁面79に取り付けられている。
上記構成を有する本発明に係る結束装置1について、その動作を説明すると、まず最初に編組しようとする設計された鉄筋編組体の大きさおよび主筋2および補助筋3の本数とに基づいて、移送手段12における各列のレール状部材12a、12b、12c、…の間隔と主筋2の送り出し長さとを設定すると共に、並列状態に設置した結束線供給機構18aと結束線巻締機構18bとの隣接間隔も同時に設定する。この場合に、図1と図4に示したように、モータ23を駆動させて、スクリュー桿24、25と、チェーン6とスクリュー桿7とを介して間隔調整手段20、22を駆動することによって設定された間隔に一括して同時に且つ正確に調整することができ、主筋2の送り出し長さは送り出し手段4のモータの回転数を設定することによって調整できる。
このように調整された移送手段12における各列のレール状部材12a、12b、12c、…の各ロール部材15上にそれぞれ、例えば、長さが15mで径が35mmの主筋2を載置し、その載置された主筋2の先端側において決められた位置に、例えば、径が20mmの補助筋3を載置(図14の位置を参照)してから、結束駆動用のスイッチ(図示せず)をオンさせることにより、まず、各列の結束線供給機構18aが駆動し、次に結束線巻締機構18bが駆動させられる。
この場合に、まず、モータ26が駆動し駆動伝達桿27を回転させ、該駆動伝達桿27に各列の結束線供給機構18a毎に配設してある各駆動ドラム46および牽引ベルト47とを介してベースブロック55を引き下げ、該ベースブロック55に取り付けられているスライド板59が一緒に引き下げられることにより、押出板60が結束線ユニットの1本の結束線62に当接してユニットから分離させ、1本の結束線62のみを各列の結束線供給機構18a毎にそれぞれスライド板59および押出板60と一緒に下方に押し出し、結束線62が補助筋3と主筋2との交差部を抱え込み、結束線62の頂部内側が補助筋3に当接してもさらに強制的に押し下げられ、対向する押出板60の上端部が回転して位置決め板61に当接するまで押し下げられることにより、押出板60の下端部が結束線62の拡がっている脚部62a、62bを内側に寄せて下降が停止し、その時点で脚部62a、62bが略垂直状態になる。
このように上部の結束線供給機構18aにおけるスライド板59の下降が停止した後に下部の結束線巻締機構18bが自動的に作動する。この動作は、まず、駆動部材78が作動して昇降部材73と巻締用部材75を一緒に上昇させ、図15に示したように、その上昇によって巻締用部材75の穴またはスリット76に結束線62の脚部62a、62bが必然的に嵌り込み、その後にモータ28が駆動し、駆動伝達桿29に取り付けた各列のベベルギア50、53、56,66を介して軸67が回転し、該軸67に取り付けられた回動部材70が回転し、その回転が支持棒71を介して巻締用部材75を回転させ、それによって仮想線で示したように、結束線62の脚部62a、62bを所要回数に渡って巻締するのである。
この場合に、1本の結束線62の脚部62a、62bが穴またはスリット76に入り込んだ状態で巻締用部材75が少しでも回転すると、脚部62a、62bと穴またはスリット76との摩擦係合によって、脚部62a、62bが穴またはスリット76から簡単には抜け出さないのである。この状態で、少なくとも巻締用部材75が2.5〜3回転することによって、1本の結束線62の脚部62a、62bに仮想線で示したように2.5〜3回の撚りを形成し、結束線62を下方に引き締めて主筋2と補助筋3を強固に巻締めるのである。そして、穴またはスリット76に入り込む脚部62a、62bの長さは少なくとも1cm以上の長さがあること、および、巻締の回数、即ち巻締用部材75の回転は好ましくは3回転以上であることが好ましい。
このように結束線62における脚部62a、62bの巻締工程が終了した後に、上部の結束線供給機構18aのモータ26を逆回転させて牽引ベルト47を緩めると、スプリング56の引っ張り作用によってベースブロック55と一緒にスライド板59が引き上げられ、基の位置まで戻る。また、下部の結束線巻締機構18bにおいても、駆動部材78の上昇作動を中止して基に戻すと共に、モータ28を僅かに逆回転させることにより、フリーになった昇降部材73と巻締用部材75とが自然に落下する。そして、その落下位置に置いて巻締用部材75が正常(適正)な位置に戻っているか否かを位置検出センサー74により検出して、基の正常な位置に戻して1回の巻締または結束工程が終了する。
この1回の結束工程が終了した後に、送り出し手段4のモータを駆動させ、エンドレスベルトまたはチェーン8を介して各列のロール部材15を駆動し、各列のロール部材15上に載置してある主筋2を設定した長さだけ送り出すのである。そして、新たな補助筋3を主筋2の決められた位置に適正な状態で載置させ、前記したように結束駆動用のスイッチ(図示せず)をオンさせて上部の各列の結束線供給機構18aと、下部の各列の結束線巻締機構18bとを順次駆動させて2回目の結束工程を遂行するのであり、3回目以降の結束工程も同様に順次行うのである。このように順次結束工程によって送り出された鉄筋編組体は、受台14側で複数設けられた搬送手段9により補助線3を受け止めて順次搬送するのである。
この結束工程において、各モータの正方向の回転、逆方向の回転および僅かな正方向の回転などの駆動については、予めプログラムされていて、結束駆動用のスイッチ押すだけで結束の1工程が自動的に行われる。なお、モータ等に掛かる負荷を常に検出しており、1工程における負荷の掛かり方を予めプログラミングしておき、負荷が掛からない状態であったり、または異常に負荷掛かった場合には、直ちに装置の駆動を停止して異常を報知するようにしてある。
いずれにしても本発明に係る結束方法においては、架台上に複数本の主筋を所要間隔をもって載置した移送手段により主筋を間欠的に送り出し、その間欠的に送り出した位置で補助筋の配設工程と、結束線を押し出して主筋と補助筋との交差部を抱えさせる工程と、その抱えさせた結束線の脚部を複数回捩る工程とを繰り返し行うことにより鉄筋編組体を形成できるようにしたものであり、例えば、主筋の径が35mmで補助筋の径が20mm程度の比較的太い鉄筋を結束するものであり、そのために使用される番線または結束線の太さを2.5〜3mmを越えるような強い剛性を有するものであっても、適正な状態で主筋と補助筋の交差部を強固に結束でき、しかも複数箇所を同時に効率よく結束できるので、工場生産を著しく向上させることができるのであり、太い鉄筋に対して太い結束線を使用しなければならない鉄筋編組体の生産において広く利用できるのである。
主筋の本数および間隔に対応させて間隔調整手段を設けたこと、主筋に対して補助筋の結束位置に対応させて所要長さの送り出し手段を設けたこと、各列の主筋に対して補助筋を結束させるための上部の各列の結束線供給機構と下部の各列の結束線巻締機構とを設けたこと、これら機構を同時に同一の作用をさせるための駆動伝達手段を設けたこと、主筋に対して載置した補助筋との全ての交差部に番線または結束線を1本づつ同時に繰り出して交差部を抱え込ませ、結束線の脚部を複数回捩じ合わせて同時に結束するようにしたこと、複数本の主筋を所要間隔をもって載置した移送手段の間隔と、各列の結束線供給機構と結束線巻締機構の間隔とを任意の間隔に一括して調整できる間隔調整手段を設けたことにより、鉄筋編組体の種別の変更により主筋の使用本数に関係して間隔変更を調整する必要があるが、その間隔調整が一括してできるので、種別変更の際でも簡単に且つ正確に設定された種別に変更できるのであり、他種類の鉄筋編組体の製造に広く利用できる。
本発明の実施の形態に係る結束装置を略示的に示した斜視図である。 同結束装置の要部を略示的に示した正面図である。 同結束装置の要部を略示的に示した側面図である。 同結束装置の要部を略示的に示した平面図である。 同結束装置に取り付けられる間隔調整手段の原理を示す平面図である。 同間隔調整手段の要部を示した平面図である。 同間隔調整手段の他の部分を示した平面図である。 同間隔調整手段における中心部の結束線供給機構と結束線巻締機構との位置関係を略示的に示した正面図である。 同間隔調整手段における中心部の結束線供給機構と結束線巻締機構との位置関係を略示的に示した側面図である。 同間隔調整手段によって移動させられる部分の結束線供給機構と結束線巻締機構との要部を拡大して略示的に示した側面図である。 本発明の結束装置に係る結束線供給機構側の駆動伝達手段の要部を拡大して略示的に示した側面図である。 同結束装置に係る結束線巻締機構側の駆動伝達手段の要部を拡大して略示的に示した平面図である。 同結束装置に係る結束線供給機構と結束線巻締機構との要部を略示的に示した側面図である。 同結束装置における結束線供給機構と結束線巻締機構との要部を拡大して略示的に示した正面図である。 同結束装置における結束線供給機構と結束線巻締機構との要部を拡大して略示的に示し結束工程を説明するための説明図である。
符号の説明
1 結束装置
2 主筋
3 補助筋
4 送り出し手段
5 ロール
6、8 チェーン
7 スクリュー桿
9 搬送手段
11 架台
12 移送手段
12a、12b、12c、……レール状部材
13 アーチ状支持部材
13a、13b 支柱
14 受台
15 ロール部材
16 支持部材
17a、17b 桟部材
18 結束装置
18a 結束線供給機構
18b 結束線巻締機構
19a、19b レール部材
19c〜19f 段差部
20 間隔調整手段
20a 固定軸
20b、20c、…移動軸
21、22 ベース板
23、26、28 モータ
24、25 スクリュー桿
27 駆動伝達桿
27a 溝部
30、31 リンク部材
30a〜30c、31a〜31c、32a、33a、34a、35a ベアリング部材
32〜35 ボス部
36、37 リンクバー
36a、36b、37a、37b ガイド孔
36c、37c 軸受部縮径板
38 ネジ桿
40 プレート
41a〜41d ローラ
42、43 取付部材
45、52 コア部材
46 駆動用ドラム
47 牽引ベルト
48 アーム部材
49 軸受部
50、53、65、66 ベベルギア
51 回転筒
54 筒状支持部
55 ベースブロック
56 コイルスプリング
57 ガイドアーム
58 仕切板
58a スリット部
59 スライド板
60 押出板
60a、60b スプリング
61 位置決め板
62 結束線
62a、62b 脚部
63 ケース
64 ガイド板
67 軸
68 ベース部材
69 筒状支持部材
70 回動部材
71 支持棒
72 溝部
73 昇降部材
74 位置検出センサー
75 巻締用部材
76 穴またはスリット
77 脚部
78 駆動部材
79 壁面

Claims (7)

  1. 径が20〜35mmの太い鉄筋を、径が2.5〜3mmの太い結束線で結束するものであって、
    架台上に複数本の主筋を所要間隔をもって載置すると共に所要長さを間欠的に送り出す移送手段を有し、
    前記架台の先端側に各主筋の間隔に対応し且つ各主筋の上下位置に対向させて配設した結束線供給機構と結束線巻締機構とを有し、
    前記移送手段の間隔と前記結束線供給機構および結束線巻締機構の間隔とを任意の間隔に一括して調整できる間隔調整手段とを有し、
    前記結束線供給機構と結束線巻締機構との配設位置において、前記主筋の上に該主筋を横切るように補助筋を配設する工程と、
    該配設された補助筋と各主筋の交差部に対して前記結束線供給機構から予め少なくともU字状、人形形状またはこけし形状に形成した結束線を上部から押し出して交差部を抱え込ませる工程と、
    該抱え込んだU字状、人形形状またはこけし形状の結束線の脚部に対して前記結束線巻締機構を係合させて複数回捩る工程とからなり、
    前記移送手段により主筋を間欠的に送り出しては前記補助筋の配設工程と、結束線の押し出し工程と、結束線の脚部を捩る工程とを繰り返し行うこと
    を特徴とする鉄筋の結束方法。
  2. 前記結束線を押し出して鉄筋の交差部を抱え込ませる工程で、結束線の脚部側の間隔を狭めるようにすること
    を特徴とする請求項1に記載の結束方法。
  3. 前記結束線の脚部を複数回捩る工程で、結束線の先端部と係合するときに巻線機構の一部が上方に移動すること
    を特徴とする請求項1に記載の結束方法。
  4. 前記結束線の脚部との係合は、前記巻締用部材に設けた一対の穴またはスリット状の溝穴であること
    を特徴とする請求項1乃至3に記載の結束方法。
  5. 径が20〜35mmの太い鉄筋を、径が2.5〜3mmの太い結束線で結束するものであって、
    長方形状に枠組みした架台と、
    該架台上に配設され、複数本の主筋を所要間隔をもって載置すると共に所要長さを間欠的に送り出すロール部材を備えた移送手段と、
    前記架台の先端側に支持部材を介して配設され、前記各主筋の間隔に対応し且つ各主筋の上下位置に対向させて配設し、予め少なくともU字状、人形形状またはこけし形状に形成した結束線をセットした対をなす結束線供給機構と結束線巻締機構と、
    前記移送手段の間隔と前記結束線供給機構および結束線巻締機構の間隔とを任意の間隔に一括して調整できる間隔調整手段と、
    前記移送手段と、前記結束線供給機構と結束線巻締機構と、前記間隔調整手段とをそれぞれ駆動するモータとを備えたこと
    を特徴とする鉄筋の結束装置。
  6. 前記移送手段は、レール状部材に一直線上にロール部材を取り付けた構成にしたこと
    を特徴とする請求項5に記載の結束装置。
  7. 前記結束線供給機構と結束線巻締機構とは、支持部材の長さ方向に対して移動可能なようにレール部材を介して配設されていること
    を特徴とする請求項5記載の結束装置。
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