JP5352962B2 - 荷役装置への揺動規制部材の適用方法と、これにより構成された装置 - Google Patents

荷役装置への揺動規制部材の適用方法と、これにより構成された装置 Download PDF

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本発明は、荷役を行うための荷役機構を搭載し、間隔を置いて配置された一対のレール上を走行可能な荷役装置への揺動規制部材の適用方法と、これにより構成された装置に関する。特に、本発明は、荷役機構を支持するフレームから下方に延びている揺脚を備える荷役装置への揺動規制部材の適用方法と、これにより構成された装置に関する。
荷役装置は、コンテナクレーン、連続式アンローダなどの荷役機構を備えたものである。荷役装置は、間隔を置いて平行に配置された一対の走行レール上を走行できるようになっている。
図7は、このような荷役装置の構成例を示している。図7に示すように、荷役装置は、荷役機構、フレーム3、剛脚5、揺脚7を備える。
荷役機構は、図7の例では、連続式アンローダであり、バケットエレベータ21、ブーム23、バランシングレバー25、旋回フレーム27、ベルトコンベア29を有する。フレーム3は、荷役機構を支持する。剛脚5と揺脚7は、それぞれフレームから下方に延びて一対のレール31上に設置される。また、剛脚5と揺脚7は、それぞれその下端部においてレール上を走行するための車輪33を有している。
剛脚5はフレーム3の一方側に設けられ、揺脚7はフレーム3の他方側に設けられ、フレーム3、剛脚5、揺脚7で門型を形成している。
また、剛脚5はフレーム3に対し揺動不可能に固定されている。一方、揺脚7はフレーム3の他方側において、フレーム3とピン17で連結され、フレーム3に対し揺動可能になっている。揺脚7の揺動方向は、図7の矢印Bで示す方向である。揺脚7を揺動可能にするのは、図7の紙面と垂直な方向に延びているレール31の間隔が一定でなく、わずかに変化がある場合に、レール走行が困難になるからである。
なお、図8は、図7のA−A矢視図である。図8に示すように、車輪33は、小ロッカビーム35、中ロッカビーム36、大ロッカビーム37からなる多重のロッカ機構により支持されているので、特定の車輪33に過大な力がかからないようになっている。さらに、このようなロッカ機構により、車輪33はレール31上の多少の凹凸にも対応して走行できる。また、図8に示すように、揺脚7にはレールクランプ39が設けられており、このレールクランプ39は走行停止中に揺脚7をレール31に固定する機能を有する。なお、車輪33がレール31上を走行する時にはレールクランプ39は、レール31に対するクランプを解除する。
上述した荷役装置は、走行中に地震などによる大きな外力、特に、レール31の長手方向と垂直な水平力を受けると、装置全体がロッキング(rocking)を起こし、車輪33がレール31から浮き上がることがある。その場合、浮き上がった脚が揺脚7である場合には、揺脚7がレール31から外れた位置に着地し、その時の揺動角度が大きいと、揺脚7が荷役装置を支えきれず荷役装置全体が転倒してしまう可能性がある。
このような転倒を防止するための装置を備えた荷役装置が、下記の特許文献1〜3に記載されている。
特許文献1では、図9に示すように、水平フレーム3の中間部と揺脚7の中間部とを斜材41を介してピン結合により連結し、このピン結合に遊隙を持たせている。この斜材41により、揺動を可能にしつつ、揺動範囲を規制している。
特許文献2では、図10に示すように、水平フレーム3と揺脚7とを連結するピン17の近傍に、水平フレーム3と揺脚7とを連結し、揺脚7の急激な揺動を規制するダッシュポット43を設けている。このダッシュポット43は、油を用いたシリンダ装置として構成されている。
特許文献3でも、図11に示すように、水平フレーム3と揺脚7とを、油を用いたシリンダ装置45を介して連結している。
特開平9−40360号公報 「荷役装置の揺脚構造」 特開平8−310785号公報 「荷役装置の揺脚構造」 特開平11−246172号公報 「クレーン」
特許文献1の場合には、水平フレームの中間部から揺脚の中間部まで延びる斜材を転倒防止装置として用いるため、大きな設置スペースが必要となり、荷役機構によってはコンベアなどの他の設備と干渉してしまう。
一方、特許文献2、3の場合には、油を用いたシリンダ装置を転倒防止装置として使用するため、転倒防止装置自体の初期コストが比較的高く、メンテナンスも必要となることから、ランニングコストも発生する。
そこで、本発明の目的は、他の設備と干渉せずに荷役設備の転倒防止装置を設けることができ、転倒防止装置自体のコストおよびそのランニングコストを低く抑えられるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明では、荷役を行うための荷役機構を備え、間隔を置いて配置された一対のレール上を走行可能な既存の荷役装置に、揺動規制部材を適用する方法であって、
前記荷役装置は、前記荷役機構を支持するフレームと、前記フレームから鉛直下方に延びて前記一対のレール上にそれぞれ設置され、これらレール上を走行可能な一対の脚部と、を備え、前記一対の脚部の少なくとも一方は、揺動可能にフレームに連結された揺脚になっており、
揺動規制面を有する前記揺動規制部材を、既存の前記荷役装置の前記揺脚に、前記揺脚の水平方向側方において固定して、前記揺脚が揺動規制面を有するようにすることにより、前記揺動規制面は、前記一対の脚部が前記レール上に設置されて前記揺脚が鉛直方向を向いている正常な状態から、前記揺脚が所定の限界角度だけ揺動すると、前記フレームの下面に接触するようになる、ことを特徴とする荷役装置への揺動規制部材の適用方法が提供される。
また、本発明によると、荷役を行うための荷役機構を備え、間隔を置いて配置された一対のレール上を走行可能な既存の荷役装置に揺動規制部材を適用することにより、前記荷役装置と前記揺動規制部材を備えるように構成された装置であって、
前記荷役装置は、前記荷役機構を支持するフレームと、前記フレームから鉛直下方に延びて前記一対のレール上にそれぞれ設置され、これらレール上を走行可能な一対の脚部と、を備え、前記一対の脚部の少なくとも一方は、揺動可能にフレームに連結された揺脚になっており、
揺動規制面を有する前記揺動規制部材を、既存の前記荷役装置の前記揺脚に、前記揺脚の水平方向側方において固定して、前記揺脚が揺動規制面を有するようにすることにより、前記一対の脚部が前記レール上に設置されて前記揺脚が鉛直方向を向いている正常な状態から、前記揺脚が所定の限界角度だけ揺動すると、前記フレームの下面に前記揺動規制面が接触するように構成された、ことを特徴とする装置が提供される。
上記の構成では、揺脚の該揺動規制面は、前記一対の脚部が前記レール上に設置されて前記揺脚が鉛直方向を向いている正常な状態から、前記揺脚が所定の限界角度だけ揺動すると、前記フレームの下面に接触する。即ち、地震などの大きな外力により揺脚が浮き上がり、揺脚が大きく揺動しようとする場合には、前記揺動規制面は、フレームの下面に接触して揺脚が前記正常な状態から限界角度より大きく揺動することを防止する。従って、大きな外力により揺脚が浮き上がりレールから外れた位置に着地した場合でも、揺動角度が規制されるので、揺脚は荷役装置を支持でき、荷役装置の転倒を防げる。
このように、転倒防止装置を揺脚に設けた揺動規制面としたので、転倒防止装置の設置スペースを大きくせずにすむ。従って、転倒防止装置が他の設備と干渉することも回避できる。
さらに、転倒防止装置を、単純な構造の揺動規制面としたので、転倒防止装置自体のコストを低く押えることができるとともに、メンテナンスも不要であることから、そのランニングコストも省略できる。
よって、他の設備と干渉せずに荷役設備の転倒防止装置を設けることができるとともに、転倒防止装置自体のコストおよびそのランニングコストを低く押えることができる。
上記本発明のさらなる利点としては、既存の荷役装置の揺脚に揺動規制面を持つ部材を溶接などにより取り付けることができる。従って、本発明を既存の荷役装置にも適用することができる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記揺脚が前記正常な状態から前記限界角度だけ揺動すると、前記揺動規制面の全体が前記フレームの下面に接触する。好ましくは、前記揺動規制面は平面である。
このように、揺動規制面の全体がフレームの下面に接触するので、一箇所に集中して大きな力が作用することを防止できる。
本発明の好ましい実施形態によると、前記揺動規制面は、前記正常な状態において一方の揺動方向と前記限界角度をなす第1の規制面と、前記正常な状態において他方の揺動方向に前記限界角度をなす第2の規制面と、を含む。
この構成により、いずれの揺動方向に対しても、限界角度を超えて揺脚が揺動することを防止できる。
上述した本発明によると、他の設備と干渉せずに荷役設備の転倒防止装置を設けることができ、転倒防止装置自体のコストおよびそのランニングコストを低く抑えられる。
本発明を実施するための最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
実施形態
本発明の実施形態による装置の基本的な構成は、図7に示した構成と同じであってよい。即ち、実施形態による装置は、荷役を行うための荷役機構を備え、間隔を置いて平行に配置された一対のレール31上を走行可能である。また、この装置は、荷役機構を支持するフレーム3と、フレーム3から下方に延びて一対のレール31上にそれぞれ設置され、これらレール31上を走行可能な一対の脚部5、7と、を備える。一対の脚部5、7の少なくとも一方は、揺動可能にフレーム3に連結された揺脚7である。図7の例では、これら一対の脚部の一方は剛脚5であり、他方は揺脚7である。
図1(A)は、図7の矢印Cで示す部分の拡大図であり、実施形態の主要部を示す構成図である。また、図1(A)は、一対の脚部5,7がレール31上に設置されて揺脚7が鉛直方向(1点鎖線の方向)を向いている正常な状態を示している。揺脚7は、図1(A)の状態では、フレーム3の水平下面8と揺動方向に所定の限界角度θをなす揺動規制面9を有する。
この限界角度θは、荷役装置が平行に配置されたレール31を走行する時に、レール間隔変化により揺脚7が揺動することを許容し、仮に揺脚7がレール31から外れて鉛直方向から限界角度θより大きく揺動しようとする場合には、揺動規制面9がフレーム3の下面8と接触して揺脚7の揺動を規制するように設定される。即ち、限界角度θは、レール間隔変化による揺脚7の揺動を許容する角度より大きく、地震等の外力により揺脚7が浮き上がりレール31から外れた箇所に着地した場合に、荷役装置が転倒・倒壊しないように揺脚7が荷役装置を支持できる揺動角度範囲内に設定される。
また、図1(A)に示すように、揺動規制面9は、正常な状態において一方の揺動方向と限界角度θをなす第1の規制面9aと、正常な状態において他方の揺動方向に限界角度θをなす第2の規制面9bと、を含む。
図1(B)は、揺動規制面9が形成された揺動規制部材11を示す斜視図である。この揺動規制部材11は、既存の荷役装置に適用できるように、揺脚7と別個の部材として製作することができる。この揺動規制部材11を溶接またはボルト締結などにより図1(A)のように揺脚7に固定される。
図1(C)は、図1(A)のc−c線矢図である。図1(C)に示すように、フレーム3はその下面8から下方に突出した突出部13を有し、揺脚7は、該突出部13を両側から挟む一対の上端部15を有する。また、揺動中心となるピン17が突出部13と一対の上端部15とを貫通するようになっている。
上述した実施形態による作用を説明する。荷役装置がレール31上を正常に走行する時には、上述のように、揺動規制面9とフレーム3下面8とのなす角度θがレール間隔変化により揺脚7が揺動できる角度よりも大きく設定されているので、荷役装置はレール間隔変化に対応しながら走行できる。
一方、地震などの大きな外力により荷役装置がロッキングを起こし、揺脚7が、瞬間的に浮き上がり、上記外力の影響で限界角度θを超えて大きく揺動しようとすると、図2に示すように、揺動規制面9の全体がフレーム3の下面8に接触するので、揺脚7の揺動角度が限界角度θを超えることがない。その結果、万一、揺脚7がレール31から外れた位置に着地した場合でも、着地時におけるフレーム3に対する揺脚7の揺動角度が規制されるので、揺脚7が荷役装置を支えきれずに荷役装置が倒壊・転倒してしまうことを防止できる。また、この際、揺動規制面9の全体がフレーム3の下面8に接触するので、一箇所に集中して大きな力が作用することも防止できる。
[第1参考例
図3(A)は、図7の矢印Cで示す部分の拡大図であるが、第1参考例を示す構成図である。また、図3(A)は、一対の脚部5,7がレール31上に設置されて揺脚7が鉛直方向(1点鎖線の方向)を向いている正常な状態を示している。揺脚7は、図3(A)の状態では、フレーム3の水平下面8と揺動方向に限界角度θをなす揺動規制面9を有する。この限界角度θの設定方法は上述した実施形態の場合と同様である。
図3(B)は、図3(A)のb−b線矢図である。図3(B)に示すように、フレーム3の下面8から下方に突出した突出部13を有し、揺脚7は、該突出部13を両側から挟む一対の上端部15を有する。また、揺動中心となるピン17が突出部13と一対の上端部15とを貫通するようになっている。
1参考例では、各上端部15の上面が揺動規制面9となっている。即ち、第1参考例では、予め上端面が揺動規制面9となるように揺脚7を製作する点で、揺動規制面9を有する揺動規制部材11を揺脚7と別個に製作する上述の実施形態と異なる。
1参考例による荷役装置の他の構成は上述の実施形態と同じであってよい。また、第1参考例による荷役装置の作用は上述の実施形態と同様であり、第1参考例においても、揺脚7が限界角度θより大きく揺動しようとすると、図4に示すように揺動規制面9がフレーム3の下面8に接触する。
[第2参考例
図5(A)は、図7の矢印Cで示す部分の拡大図であるが、第2参考例を示す構成図である。また、図5(A)は、一対の脚部5,7がレール31上に設置されて揺脚7が鉛直方向(1点鎖線の方向)を向いている正常な状態を示している。揺脚7は、図5(A)の状態では、フレーム3の下面8と揺動方向に限界角度θをなす揺動規制面9を有する。この限界角度θの設定方法は上述の実施形態の場合と同様である。
2参考例では、図5(A)に示すように、揺脚7の揺動規制面9を水平にし、フレーム3の下部に、水平な揺動規制面9と限界角度θをなす傾斜下面8を形成する。なお、揺脚7の揺動規制面9は水平でなくてもよい。
図5(B)は、図5(A)のb−b線矢図である。図5(B)に示すように、フレーム3はその下面8から下方に突出した突出部13を有し、揺脚7は、該突出部13を両側から挟む一対の上端部15を有する。また、揺動中心となるピン17が突出部13と一対の上端部15とを貫通するようになっている。
2参考例では、第1参考例と同様に各上端部15の上面が揺動規制面9となっているが、第2参考例では上述のように揺動規制面9を例えば水平にし、フレーム3の下面8を傾斜させている点で第1参考例と異なる。
また、第2参考例では、予め上端面が揺動規制面9となるように揺脚7を製作する点で、揺動規制面9を有する揺動規制部材11を揺脚7と別個に製作する上述の実施形態と異なる。
2参考例による荷役装置の他の構成は上述の実施形態と同じであってよい。また、第2参考例による荷役装置の作用は上述の実施形態と同様であり、第2参考例においても、揺脚7が限界角度θより大きく揺動しようとすると、図6に示すように揺動規制面9がフレーム3の下面8に接触する。
上述した実施形態、第1参考例、および第2参考例では、地震などの大きな外力により揺脚7がレール31から外れてフレーム3に対し正常な状態から限界角度θより大きく揺動しようとする場合には、揺脚7の揺動規制面9はフレーム3の下面8と接触して揺脚7の揺動を規制する。従って、大きな外力により揺脚7がレール31から脱輪しても揺動角度が規制されるので、荷役装置は自立でき、荷役装置の転倒を防げる。
このように、転倒防止装置を揺脚7に設けた揺動規制面9としたので、転倒防止装置の設置スペースを大きくせずにすむ。従って、転倒防止装置が他の設備と干渉することも回避できる。
さらに、転倒防止装置を、単純な構造の揺動規制面9としたので、転倒防止装置自体のコストを低く押えることができるとともに、メンテナンスも不要であることから、そのランニングコストも省略できる。
よって、他の設備と干渉せずに荷役設備の転倒防止装置を設けることができるとともに、転倒防止装置自体のコストおよびそのランニングコストを低く押えることができる。
上述の実施形態のさらなる利点としては、既存の荷役装置の揺脚7に揺動規制面9を持つ部材を溶接などにより取り付けることができる。従って、本発明を既存の荷役装置にも適用することができる。
また、上記実施形態では、揺脚7が正常な状態から限界角度θだけ揺動すると、揺動規制面9の全体がフレーム3の下面8に接触するので、一箇所に集中して大きな力が作用することも防止できる。
また、揺動規制面9は、一方の揺動方向と限界角度θをなす第1の規制面9aと、他方の揺動方向に限界角度θをなす第2の規制面9bと、を含むので、いずれの揺動方向に対しても、限界角度θを超えて揺脚7が揺動することを防止できる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、揺動規制面9は平面であったが、本発明はこれに限定されず、揺動規制面は曲面であってもよい。この場合に、揺脚7が正常な状態から限界角度θより大きく揺動しようとした場合に、揺動規制面の全体が接触する曲面が、フレームの下面8として形成されているのがよい。
また、上述した実施形態では、揺脚7が正常に鉛直方向を向いている状態において、第1の規制面9aとフレームの下面8とがなす角度θは、第2の規制面9bとフレームの下面8とがなす角度θと同じであったが、本発明はこれに限定されない。即ち、第1の規制面9aとフレームの下面8とがなす角度は、第2の規制面9bとフレームの下面8とがなす角度と同じでなくてもよい。
また、フレーム3から下方に延びる一対の脚部の両方が揺脚である荷役装置にも本発明を適用できる。
本発明の実施形態による構成を示す図である。 実施形態による作用を示す図である。 第1参考例による構成を示す図である。 1参考例による作用を示す図である。 第2参考例による構成を示す図である。 2参考例による作用を示す図である。 本発明に関連する荷役装置の構成図である。 図7のA−A矢視図である。 特許文献1における荷役装置の転倒防止装置を示す図である。 特許文献2における荷役装置の転倒防止装置を示す図である。 特許文献3における荷役装置の転倒防止装置を示す図である。
3 フレーム、5 剛脚、7 揺脚、8 下面、9 揺動規制面
9a 第1の規制面、9b 第2の規制面、11 揺動規制部材
13 突出部、15 上端部、17 ピン

Claims (5)

  1. 荷役を行うための荷役機構を備え、間隔を置いて配置された一対のレール上を走行可能な既存の荷役装置に、揺動規制部材を適用する方法であって、
    前記荷役装置は、前記荷役機構を支持するフレームと、前記フレームから鉛直下方に延びて前記一対のレール上にそれぞれ設置され、これらレール上を走行可能な一対の脚部と、を備え、前記一対の脚部の少なくとも一方は、揺動可能にフレームに連結された揺脚になっており、
    揺動規制面を有する前記揺動規制部材を、既存の前記荷役装置の前記揺脚に、前記揺脚の水平方向側方において固定して、前記揺脚が揺動規制面を有するようにすることにより、前記揺動規制面は、前記一対の脚部が前記レール上に設置されて前記揺脚が鉛直方向を向いている正常な状態から、前記揺脚が所定の限界角度だけ揺動すると、前記フレームの下面に接触するようになる、ことを特徴とする荷役装置への揺動規制部材の適用方法。
  2. 荷役を行うための荷役機構を備え、間隔を置いて配置された一対のレール上を走行可能な既存の荷役装置に揺動規制部材を適用することにより、前記荷役装置と前記揺動規制部材を備えるように構成された装置であって、
    前記荷役装置は、前記荷役機構を支持するフレームと、前記フレームから鉛直下方に延びて前記一対のレール上にそれぞれ設置され、これらレール上を走行可能な一対の脚部と、を備え、前記一対の脚部の少なくとも一方は、揺動可能にフレームに連結された揺脚になっており、
    揺動規制面を有する前記揺動規制部材を、既存の前記荷役装置の前記揺脚に、前記揺脚の水平方向側方において固定して、前記揺脚が揺動規制面を有するようにすることにより、前記一対の脚部が前記レール上に設置されて前記揺脚が鉛直方向を向いている正常な状態から、前記揺脚が所定の限界角度だけ揺動すると、前記フレームの下面に前記揺動規制面が接触するように構成された、ことを特徴とする装置。
  3. 前記揺脚が前記正常な状態から前記限界角度だけ揺動すると、前記揺動規制面の全体が前記フレームの下面に接触する、ことを特徴とする請求項2に記載の装置
  4. 前記揺動規制面は平面である、ことを特徴とする請求項3に記載の装置
  5. 前記揺動規制面は、前記正常な状態において一方の揺動方向と前記限界角度をなす第1の規制面と、前記正常な状態において他方の揺動方向に前記限界角度をなす第2の規制面と、を含む、ことを特徴とする請求項2に記載の装置
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