JP5351979B2 - キャリッジ部材を備えたサンルーフ - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前段部に記載のように、ルーフ開口部を随意に閉じ又は少なくとも部分的に開放する少なくとも1つのカバー部材を備えた車両ルーフに関するものである。
このタイプの車両ルーフは、US6,695,398 B2で知られており、カバー部材を備え、カバー部材には、旋回又は展開アームを構成する搬送部材が車両の前後方向の中心面に対して両側の側端縁に沿って設けられている。搬送部材を変位可能に案内する案内レールが、ルーフ開口の側方の端縁に沿って設けられている。各搬送部材は、該搬送部材の案内経路又は制御経路と相互に作用し合う鉤爪部が設けられたキャリッジ部材を有する調整装置と相互に作用し合う。ガイドレール内におけるキャリッジ部材の動きにより、運搬部材の、ひいてはカバー部材の旋回動作が引き起こされる。
米国特許第6,695,398号明細書
さらに、上述のキャリッジ部材の場合、案内部が形成されることが実務上、知られており、案内部上には対応する搬送部材が載置され、案内部は、弾性マウントを構成する減衰体が内蔵されたローラベアリング鋼管で形成される、弾性的に載置される金属製のローラで構成されている。そのような、金属製のローラで構成された案内部は、コストも非常に高い。減衰体が小型であるため、車両の鉛直方向への公差を適切に補正することはできないかもしれない。また、金属製のローラにより決まっているが、搬送部材に形成されたガイドウェブと線接触するため、高い面圧が生じる。調整装置が駆動されるとき、この高い面圧はスティックスリップ効果により望ましくないノイズを生じさせるかもしれない。
この発明は、冒頭で言及した好ましい製造コストの一般的な車両において、搬送部材の公差を最適に補正することを目的としている。
この目的は、本発明に従って、請求項1の特徴により達成される。
したがって、本発明の中心は、案内部がプラスチック構造体の壁で形成され、その壁は、プラスチック構造体により形成された空洞内に弾性的に変形して入り込むことができる。したがって、案内部は、高いコスト効率で製造でき、搬送部材に当接する壁を有する構造体で形成され、それぞれの運動学的な要求に最適な態様に設計された摺動面を形成する。具体的には、プラスチック構造体の壁により構成された案内部は、搬送部材とキャリッジ部材との間の摺動特性を最適にする接触面を形成している。しかしながら、前記壁で構成された案内部が、搬送部材に対して線接触で当接する場合もあり得る。
とりわけ、高いコスト効率で製造できる、本発明の車両ルーフの実施形態においては、キャリッジ部材は、プラスチック製の射出成形品である。それにより、塗装された鋼鉄で製造された従来のキャリッジ部材と比べて、キャリッジ部材の形状に関して、可変性を高めることもできる。
本発明に係る車両の好ましい実施形態では、案内部を構成する壁を有するプラスチック製の部品は、キャリッジ部材と一体的に形成される。そのため、案内部及びキャリッジ部材は、さらなる組立工程がない形成プロセスで製造される。
キャリッジ部材の様々な機能的部分にそれぞれ最適な特性を与えることができるようにするために、キャリッジ部材を、第1プラスチック部品により形成されるキャリッジ部材本体と、第2プラスチック部品により形成される、案内部を構成する壁を有するプラスチック構造体との二部品からなる射出成形品として設計することが有利かもしれない。ガイドリンク又はガイドウェブに係合する鉤爪部も、第2プラスチック部品で形成することができ、搬送部材のガイドウェブの射出成形の材料と協働して、最適な摺動の組み合わせを形成する。
本発明に係る車両ルーフの別の実施形態においては、プラスチック構造体は、キャリッジ部材の本体のインサートである。そのため、キャリッジ部材は、案内部を構成する壁を有するプラスチック構造体を受け入れるための凹部を備えたキャリッジ部材本体を有している。
キャリッジ部材本体とプラスチック構造体とからなる二部品の実施形態では、プラスチック構造体は、好ましくは、キャリッジ部材本体に引っ掛けられ、それにより、キャリッジ部材本体に係留されている。
しかしながら、プラスチック構造体は、キャリッジ部材本体において凹部に緩やかに挿入され、例えば、ガイドレールのベース面に支持され、凹部内で該ベース面に直交する方向に案内される構成もあり得る。
本発明に係る車両ルーフの特別な実施形態においては、案内部を構成するプラスチック構造体の壁に搬送部材の方向へプレストレスを与え、搬送部材により該壁に導入される力を減衰させるために、弾性的に変形可能な減衰部材が空洞内に設けられ、案内部を構成する壁がその上に支持される。減衰部材は、例えば、EPDM、TPE、NBR等のバネ弾性プラスチックで製造される。
案内部を構成する壁の、鉛直方向、即ち、対応する搬送部材の方向へのプレストレスを増大させるために、案内部を構成する壁に当接する、減衰部材の側面を、ガイドレールの範囲で横方向において湾曲した設計とすることができる。
空洞内で減衰部材を固定するために、キャリッジ部材は、減衰部材の切欠部に係合し、減衰部材を適切な位置に維持する突起を有し得る。
キャリッジ部材の適切な実施形態は、減衰部材を挿入するための側方に開口する開口を有しており、該開口は案内部を構成する壁で区画された空洞へ繋がっている。
減衰部材は、制御装置の通常の固定レバーのための載置面を構成するために、キャリッジ部材の側方の開口から突出し得る。載置面は、具体的には、減衰面でもあり、煩わしいノイズを和らげる。
搬送部材に作用する、プラスチック部品の壁のプレストレスを増大させるために、該壁は、少なくとも一の側面が搬送部材の範囲で横方向において湾曲した設計となり得る。例えば、空洞に面する壁の表面、又は搬送部材に面する表面は、搬送部材の範囲で横方向において湾曲している。
発明に係る車両ルーフのさらに別の実施形態においては、搬送部材のガイドウェブは、車両の鉛直方向の公差を補償するためにプレストレスが作用するように案内部に当接し且つ横方向に湾曲した作動面を有し、そこに作用する力は、隣接する構造体へ応力を減少させながら作用する。
案内部を対応する搬送部材の様々な調整領域に最適に適応させるために、案内部は、好ましくは、それぞれがカバー部材の旋回段階に割り当てられ、それぞれに対して傾斜しており、ガイドレールの長手方向に連続的に配置された2つの案内面によって構成される。
さらに、案内部を構成する壁は、二重壁構造であることが適切であり得る。二重壁の2つの個別の壁は、横断するウェブによって互いに連結されて得る。
キャリッジ部材をプラスチック製の射出成形品で形成することによって、それと一体的にスプリングタブを形成することができ、該スプリングタブは、割り当てられた各ガイドレールの案内経路において案内経路壁に当接する。
また、本発明は、車両の前後方向の中心面に対して両側に搬送部材を有するルーフ開口を随意に閉じ、又は少なくとも部分的に開放する少なくとも1つのカバー部材を有する車両ルーフを備えて、該搬送部材は、ガイドリンクが設けられ、調整装置と相互に作用し合う。調整装置は、車両の前後方向に配設されたガイドレール内で案内され、そして、カバー部材の旋回のために対応する搬送部材のガイドリンクと相互に作用し合うキャリッジ部材を備え、搬送部材が載置される案内部を備えている。キャリッジ部材は、底面の中心に配設されたバネを介して、対応するガイドレールに支持されている。車両の鉛直方向への強い力が発生した場合、バネがその力をガイドレールに直接伝える。該バネは、キャリッジ部材の摺動部材のための案内経路の外側においてガイドレール上に載置されており、該バネは、摺動部材に形成されることもあり得た、車両の鉛直方向に作動するバネを置き換えることができる。
例えば、前記バネは、摺動部を介してガイドレールの摺動面に支えられる板バネであり、該摺動面は、キャリッジ部材の側方の摺動部材が案内される、ガイドレールの2つの案内経路の間に敷設されている。
好ましくは、前記バネは、キャリッジ部材の製造中に挿入されるか又はキャリッジ部材の溝に遡求的に挿入される、キャリッジ部材のインサートとして設計される。しかしながら、バネがプラスチックで設計され、具体的には射出成形構造体として設計されるキャリッジ部材の製造中に該バネが一体的に形成されることもあり得る。
本発明の主題のさらなる利点及び有利な改良は、明細書、図面及び特許請求の範囲から読み取ることができる。
図1は、ガイドレール内で案内される、傾斜し且つスライドするサンルーフのカバー部材の概観図を示す。 図2は、カバー部材が閉鎖位置にあるときの、ガイドレール内で案内される、カバー部材のための調整機構を示す。 図3は、カバー部材が換気位置にあるときの、図2に相当する図を示す。 図4は、カバー部材が低下位置にあるときの、図2に相当する調整装置の図を示す。 図5は、カバー部材の搬送部材及び調整装置のキャリッジ部材の斜視図を示す。 図6は、キャリッジ部材及び搬送部材の縦断面図を示す。 図7は、カバー部材のための調整機構の、車両の横方向への断面を示す。 図8は、調整機構の別の実施形態を示す。 図9は、搬送部材から作用する力のための減衰部材を有するキャリッジ部材のさらなる実施形態の縦断面図を示す。 図10は、底面に支持バネが設けられたキャリッジ部材の縦断面図を示す。 図11は、案内部を構成するインサートを有するキャリッジ部材の縦断面図を示す。 図12は、インサートを有するキャリッジ部材の別の実施形態を示す。 図13は、搬送部材のための案内部を構成するインサートを有するキャリッジ部材のさらに別の実施形態を示す。 図14は、閉鎖位置のカバー部材のための調整装置の異なる実施形態を示す。 図15は、カバー部材が低下位置のときの図14に示す異なる実施形態を示す。 図16は、ガイドレールに挿入された、図14,15に係る調整機構の断面を示す。
本発明に係る車両ルールの例示的な実施形態は、簡略化されて概略的に図面に示されており、以下の詳細な説明でより詳細に説明されている。
図1は、自動車のルーフ(不図示)に組み込まれ、ルーフ開口を任意に閉めたり、少なくとも部分的に開放したりするカバー部材12を有する、傾斜し且つスライドするサンルーフ10を示している。カバー部材12は、ポリウレタンフォームで形成され、取付タブ18が車両の前後方向の中心面に対して両側の端縁に沿って設けられたフレーム16で囲まれたガラス体14を有している。取付タブ18は、カバー部材12を、カバー部材12を作動させるための調整装置22に連結する働きをする。この調整装置22は、ルーフ開口に沿って設けられたガイドレール20内で案内される。図1では、明確にするため、移動方向の前側を向いて左側に設けられた調整装置22だけ、対応するガイドレール20と共に図示されている。
調整装置22は、図2〜9に詳細に図示されているように、圧力抵抗性の駆動ケーブル(不図示)によってガイドレール20内で移動可能なドライブキャリッジ24と、カバー部材12が取付タブ18を介してネジ止めされる搬送部材26と、車両の前後方向においてカバー部材12の位置を固定し、そのためにガイドレールの「ガレージ」と突起を介して相互に作用し合う固定レバー28とを有している。
この例で示された調整装置22によって、カバー部材12は、図1に示された閉鎖位置と、図3に示された換気位置と、図4に示され、カバー部材12が車両の前後方向に移動可能な低下位置との間で旋回することができる。図2で図示された閉鎖位置では、カバー部材は、ルーフ開口を完全に遮蔽する。図3の換気位置では、カバー部材12の後端縁は、後方の固定ルーフ領域の高さよりも高く上がっている。図4の低下位置では、カバー部材12は、後方の固定ルーフ領域の下方において移動可能な移動位置へ下がっている。
カバー部材12が右端縁に設けられた取付タブ18を介して取り付けられる、進行方向右側に設けられた調整装置は、図示された進行方向左側の調整装置と鏡面対称に設計されているので、詳細には説明しない。
搬送部材26は、型抜きされた薄板で形成され、カバー部材12の旋回又は展開アームを構成する。搬送部材26の下端には、ガイドリンクとして機能し、車両後方から見たときに実質的に下方へ傾斜していく形状を有し、ドライブキャリッジ24と相互に作用する、実質的にT形状のガイドウェブ30が設けられている。ガイドウェブ30は、適切な摺動特性を有するプラスチックで形成されたインサート成形品と共にインサート成形されている。
随意にガイドウェブ30のための上側の摺動面を構成する鉤爪部32が設けられ、搬送部材26のガイドウェブ30を囲むドライブキャリッジ24は、プラスチック製の射出成形品であって、摺動部34と共に両側に設けられており、ドライブキャリッジ24は、摺動部34によって、対応するガイドレール20の案内経路内を案内される。
ドライブキャリッジ24の長手方向の中心面よりも外側に位置する、摺動部34の端部には、図5に示すように、一体的に形成されたスプリングタブ36が設けられており、それは車両の横方向の公差を補正するように機能する。
図6からわかるように、ドライブキャリッジ24は、それと一体的に形成され、ガイドウェブ30のための下側の摺動面を構成し、空洞40の上端の境界となる壁で構成された案内部38を有している。案内部38を構成する該壁は、弾性的に変形可能であるため、ガイドウェブ30の下端面である走行又は作動面は、弾性的に載置されることになり、それにより、公差を吸収することができ、車両鉛直方向の力を減衰させることができる。
ドライブキャリッジ24は、二部材からなる射出成形品として設計することができ、案内部38及び鉤爪部32を構成する第1の部材は、搬送部材26のガイドウェブ30を囲むプラスチックと共に摺動する組合せに関して最適な方法で設計される。
案内部38は、車両の長手方向に連続して配列された3つの小区域42,44,46に分割され、それらはそれぞれ別の小区域に対して傾斜しており、小区域42は、カバー部材12の閉鎖位置とされる部分48であり、小区域44は、換気位置とされる部分50であり、小区域46は、搬送部材26のガイドウェブ30の部分52であって低下位置とされる部分である。それぞれに対して傾斜した小区域42,44,46によって、ドライブキャリッジ24に形成された案内部38と搬送部材26のガイドウェブ30の下面又は作動面との間の最適な接触挙動がカバー部材12の各回動段階において実現される。
図8は、ドライブキャリッジ24の案内部38によって搬送部材26に与えられるプレストレスを最適化するための様々な実施形態を示す。第一に、搬送部材26の下面に設けられた作動面54を搬送部材26の横方向において弓形の断面を有するように設計することができる。第二に、図8に示すように、案内部38を形成する表面56,58を車両の横方向において湾曲すうように又は弓形に設計できる。さらに、減衰要素60を空洞40に挿入することができ、減衰要素60の上面62は、ガイドレール20の横方向において湾曲した断面を有し、その上、その断面は結果としてプレストレスを与える、上方に湾曲した面62となっている。要求にもよるが、車両の鉛直方向へのプレストレスに関して技術的に最も得策で費用効果がある方策は、上述の湾曲を組み合わせるか、それ自体による適切な構成によって見つけることができる。
減衰要素60を空洞40内に固定するために、減衰要素60の下面に溝64が設けられ、その溝は車両の長手方向に伸び、ドライブキャリッジ44のウェブ状の突起66が設置位置においてその溝に係合する。
図9を参照すれば、例えば、EPDM、TPE、NBR等で構成された減衰要素60は、空洞40内に設けられ、その設置位置にある状態で図示されている。図9からわかるように、案内部38を構成する壁は、減衰要素60の上に直接、載っており、搬送部材26によりドライブキャリッジ24に作用する駆動力を直接減衰させることができる。
図10に示されたドライブキャリッジ24’の実施形態は、実質的に図6に相当しているが、ドライブキャリッジ24’の下部に細長い溝68が形成され、その中に板バネ70の脚部72が挿入され、その板バネはガイドレール20の摺動面76上で支持される摺動部74を有している。板バネ70は、ドライブキャリッジ24の案内部38の下方に配置されており、その案内部の上には、搬送部材26のガイドウェブ30が載っている。摺動面76は、ドライブキャリッジ24’の両方の側部に設けられた摺動部34のための、ガイドレール20に形成された2つの案内経路の間に設けられている。そのため、ドライブキャリッジ24’に対して車両の鉛直方向に作用する力を、ガイドレール20に直接作用させることができる。
図11は、上述のドライブキャリッジとは、プラスチック製の射出成形品として設計され、凹部80を有するドライブキャリッジ本体78によって構成され、同様にプラスチック構造体で構成されたインサート82が、ドライブキャリッジ本体78の対応する凹部88,90に契合するラッチ突起部84,86を介して引っ掛けられる点で異なるドライブキャリッジ24’’のさらなる実施形態を示している。インサート82の上側の境界となる壁は搬送部材26のガイドウェブ30のための案内部38を構成し、同様に減衰要素60が充填される空洞40を有している。ここでは、互いに傾斜した2つの小区域又は案内面42,44を有する案内部38の機能は、上述の例示的な実施形態の案内部の機能と一致している。
図12は、ドライブキャリッジのさらなる実施形態を示しており、その実施形態は、図11の実施形態と実質的に一致しているが、プラスチック構造体として設計されたインサート82’がベース面領域92を介してガイドレールの摺動面上に支持されている点で異なっている。インサート82’は、ドライブキャリッジ本体78の凹部80内において、ガイドレールの摺動面に直行する方向に移動可能に案内される。インサート82’は、ドライブキャリッジ24’’’内で固定されていない。
図13は、ドライブキャリッジ24’’’’のさらなる実施形態を示しており、その機能及び動作方法は上述の例示的な実施形態と実質的に一致しているが、図12に示す例示的な実施形態とは、案内部38’’を構成する壁が部分的に二重壁構造となっており、二重壁の案内部38’’の副壁は、もう一方の壁とウェブ94を介して結合されている点で異なる。
図14〜16は、調整装置22’の変形実施形態を示しており、それは、図9の実施形態と実質的に一致しているが、緩衝材として機能する減衰要素60がドライブキャリッジ本体の外側に設けられ且つカバー部材12が低下位置のときに固定レバー28が載置される突起96を有している点で異なる。そのため、固定レバー28は、煩わしい騒音を発生させることなく、その上に載置され得る。
10 傾斜スライドサンルーフ
12 カバー部材
14 ガラス体
16 フレーム
18 取付タブ
20 ガイドレール
22 調整装置
24 ドライブキャリッジ
26 搬送部材
28 固定レバー
30 ガイドウェブ
32 鉤爪部
34 摺動部
36 スプリングタブ
38 案内部
40 空洞
42 小区域
44 小区域
46 小区域
48 部分
50 部分
52 部分
54 作動面
56 表面
58 表面
60 減衰部材
62 上面
64 溝
66 突起
68 溝
70 板バネ
72 脚部
74 摺動部
76 摺動面
78 ドライブキャリッジ本体
80 凹部
82 インサート
84 ラッチ突起部
86 ラッチ突起部
88 凹部
90 凹部
92 ベース面領域
94 ウェブ
96 突起

Claims (17)

  1. ルーフ開口部を随意に閉じ又は部分的に開放し、車両の前後方向の中心面に対して両方の側部において搬送部材(26)を有する少なくとも1つのカバー部材(12)を備えた車両ルーフであって、
    上記搬送部材は、ガイドリンク(30)が設けられており、調整装置と相互に作用し合い、
    上記調整装置は、車両の前後方向に配設されたガイドレール(20)内で案内され、キャリッジ部材(24)を有しており、
    上記キャリッジ部材(24)は、少なくとも上記カバー部材(12)を旋回させるために上記搬送部材(26)の上記ガイドリンクと相互に作用し合っており、上記搬送部材(26)が載置される案内部(38)を有しており、
    上記案内部(38)は、プラスチック構造体の壁で構成され、
    上記壁は、上記プラスチック構造体によって形成される空洞の内方へ弾性的に変形可能に構成されていることを特徴とする車両ルーフ。
  2. 請求項1に記載の車両ルーフにおいて、
    上記キャリッジ部材(24)は、プラスチック製の射出成形品であることを特徴とする車両ルーフ。
  3. 請求項1又は2に記載の車両ルーフにおいて、
    上記案内部(38)を構成する壁を有する上記プラスチック構造体は、上記キャリッジ部材(24)と一体的に形成されていることを特徴とする車両ルーフ。
  4. 請求項2又は3に記載の車両ルーフにおいて、
    上記キャリッジ部材(24)は、二部品からなる射出成形品として構成され、
    第1のプラスチック部品によってキャリッジ部材本体が構成され、
    第2のプラスチック部材によって上記プラスチック構造体が構成されていることを特徴とする車両ルーフ。
  5. 請求項1又は2に記載の車両ルーフにおいて、
    上記プラスチック構造体は、上記キャリッジ部材本体(78)のインサート(82)であることを特徴とする車両ルーフ。
  6. 請求項5に記載の車両ルーフにおいて、
    上記プラスチック構造体(82)は、上記キャリッジ部材本体(78)に引っ掛けて取り付けられていることを特徴とする車両ルーフ。
  7. 請求項5に記載の車両ルーフにおいて、
    上記プラスチック構造体(82)は、上記キャリッジ部材本体(78)における対応する凹部(80)内において、ベース面(92)を介して上記ガイドレール(20)上に支持され、該ベース面(92)と直行する方向へ案内されることを特徴とする車両ルーフ。
  8. 請求項1乃至7の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    上記空洞(40)には、弾性的に変形可能な減衰部材(60)が設けられており、
    上記案内部(38)を構成する壁は、上記減衰部材(60)の上に支持されていることを特徴とする車両ルーフ。
  9. 請求項8に記載の車両ルーフにおいて、
    前記案内部を構成する壁に当接する減衰部材(60)は、前記ガイドレール(20)の範囲で横方向において湾曲する構造であることを特徴とする車両ルーフ。
  10. 請求項8又は9に記載の車両ルーフにおいて、
    前記減衰部材(60)は、前記キャリッジ部材(24)の突起(66)が係合し、該減衰部材(60)を所定の位置に維持する切欠部(64)を有していることを特徴とする車両ルーフ。
  11. 請求項8乃至10の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    前記キャリッジ部材(24)は、前記減衰部材(60)を挿入するための側方に開口する開口を有することを特徴とする車両ルーフ。
  12. 請求項8乃至11の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    前記減衰部材(60)は、前記調整装置(22)の固定レバー(28)のための載置部として機能する突出部を構成することを特徴とする車両ルーフ。
  13. 請求項1乃至12の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    前記案内部(38)を構成する壁は、少なくとも一方の面が前記ガイドレール(20)の範囲で横方向において湾曲構造であることを特徴とする車両ルーフ。
  14. 請求項1乃至13の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    前記搬送部材(26)の前記ガイドウェブ(30)は、前記案内部(38)に当接し、該搬送部材(26)の横方向において湾曲する作動面(54)を有していることを特徴とする車両ルーフ。
  15. 請求項1乃至14の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    前記案内部(38)は、それぞれが小区域(42,44,46)を構成し、それぞれが前記カバー部材(12)の旋回段階に割り当てられ、前記ガイドレール(20)の長手方向において連続的に配設された少なくとも2つの案内面によって形成されていることを特徴とする車両ルーフ。
  16. 請求項1乃至15の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    前記案内部(38)を構成する前記壁は、二重壁構造となっていることを特徴とする車両ルーフ。
  17. 請求項1乃至16の何れか1つに記載の車両ルーフにおいて、
    一体的に形成されたバネタブ(36)が、前記キャリッジ部材に設けられ、ガイドレール(20)の案内経路において案内経路壁に当接していることを特徴とする車両ルーフ。
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