JP5349702B1 - フェイスマスク - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の鼻部を被覆可能なフェイスマスクを提供することにある。
【解決手段】本発明は、フェイスマスクに関しており、フェイスマスク1は、顔面のうちの少なくとも鼻部を被覆し、鼻部に対応する開口部111を有するフェイスマスク本体11と、鼻マスク12とを備え、鼻マスク12は、フェイスマスク本体11に連結される連結部121と、フェイスマスク本体11の一部であって開口部111の外縁のうちの少なくとも一部と重複する重複部122とを有する。本発明によれば、開口部から突出した鼻部を覆うと共に、鼻部と頬部との間に対応する隙間を少なくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フェイスマスクに関する。
近年、顔面の皮膚に化粧水や美容液等を供給する際、フェイスマスクが一般的に使用されている。特許文献1に記載されたフェイスマスクは、顔面のうちの少なくとも鼻部を被覆し、鼻部に対応する開口部を有するフェイスマスク本体と、本体に連結されている鼻マスクとを備えている。
特開2009−195373号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたフェイスマスクにおいて、鼻部に対応する部分は、フェイスマスク本体において切り込み線により規定されたものである。そのため、フェイスマスクは、使用者の鼻部の形状に合わせて変形した場合、鼻部と頬部との間において、フェイスマスクにより被覆されていない隙間が生じてしまう。その結果、使用者の鼻部周辺の領域は、フェイスマスクにより一部分しか被覆されず、十分なケアが得られない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、使用者の鼻部を被覆可能なフェイスマスクを提供することにある。
本発明によるフェイスマスクは、顔面のうちの少なくとも鼻部を被覆し、前記鼻部に対応する開口部を有するフェイスマスク本体と、鼻マスクとを備え、前記鼻マスクは、前記フェイスマスク本体に連結される連結部と、前記フェイスマスク本体の一部であって前記開口部の外縁のうちの少なくとも一部と重複する重複部とを有する。
ある実施形態において、前記開口部は、切り込み線又は切り抜き孔によって規定されている。
ある実施形態において、前記フェイスマスク本体及び前記鼻マスクは、不織布、紙又はフィルムを含む。
ある実施形態において、前記フェイスマスク本体又は前記鼻マスクの少なくとも一方は、液体又はゲルを含有する。
ある実施形態において、前記鼻マスクは、前記鼻部の形状に前記鼻マスクを変形した場合、前記鼻部の鼻柱に向かって切り欠かれた切り欠き部、又は前記鼻部の鼻柱に向かって切り込まれた切り込み部を含む。
ある実施形態において、前記フェイスマスクは、前記鼻部に対向する第1主面とは反対側の第2主面に設けられる変形保持部を備え、前記変形保持部を介して前記鼻マスクに力を付与することにより、前記変形保持部が前記鼻部の形状に変形し前記鼻部の形状を保持する。
ある実施形態において、前記鼻マスクは、前記変形保持部と共に変形し、前記鼻部の形状に保持される。
ある実施形態において、前記変形保持部は、前記鼻部の形状に前記変形保持部を変形した場合、前記鼻部の鼻柱に向かって切り欠かれた切り欠き部を含む。
ある実施形態において、前記変形保持部は、前記鼻マスクに熱融着、接着又は縫合によって取り付けられている。
ある実施形態において、前記変形保持部は、前記鼻部の鼻柱に沿った方向に延びた溝部を有する。
ある実施形態において、前記変形保持部は、変形保持性を有する樹脂及び変形保持性を有する金属のうちの少なくとも一方を含む。
本発明によれば、開口部から突出した鼻部を覆うと共に、鼻部と頬部との間に対応する隙間を少なくすることができる。
本発明の実施形態1におけるフェイスマスク1の未使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態1におけるフェイスマスク1の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態2におけるフェイスマスク2の鼻マスク23の未使用状態及び使用状態を示す図である。 本発明の実施形態3におけるフェイスマスク3の未使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態3における鼻マスク32及び変形保持部33の断面構造を示す断面図である。 本発明の実施形態3におけるフェイスマスク3の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4の未使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4の複合体40を示す平面図である。 本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4の複合体40の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4の溝部434を拡大して示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る変形保持部の形状例(a)〜(f)を例示する平面図である。 複数の変形保持部ユニットから構成された変形保持部と鼻マスクとから形成された複合体の形状例(a)〜(c)を示す平面図である。 フェイスマスク5の未使用状態を示す平面図である。 フェイスマスク5の使用状態を示す斜視図である。 フェイスマスク6の未使用状態を示す平面図である。 フェイスマスク6の使用状態を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明によるフェイスマスクの実施形態を説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されない。
[実施形態1:フェイスマスク1]
図1(a)は、本発明の実施形態1におけるフェイスマスク1の未使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク1は、フェイスマスク本体11と鼻マスク12とを備えており、フェイスマスク本体11は、使用者の顔面のうちの鼻部に対応する開口部111を有している。鼻マスク12は、使用者の顔面のうちの鼻根部に対応する連結部121を有しており、連結部121によって、フェイスマスク本体11に連結されている。
鼻マスク12は、フェイスマスク本体11において連結部121である一端が固定された状態で他端が可動である。図1において、鼻マスク12を示す実線は、開口部111を露出させる状態を表しており、鼻マスク12は矢印Aに沿って回転し、二点鎖線で示される位置に鼻マスク12を移動することができる。
鼻マスク12は、二点鎖線で示される位置に移動すると、フェイスマスク本体11と同一平面にすることができる。図1(b)は、フェイスマスク本体11と鼻マスク12とが同一平面になる状態を示す平面図である。破線で示す開口部111は、鼻マスク12により被覆されているため、露出していない。
ここで、鼻マスク12は、フェイスマスク本体11の一部と重複する。鼻マスク12とフェイスマスク本体11とが重複する部分は、開口部111を表す破線と鼻マスク12を表す実線とで囲んだ領域Bに相当する。鼻マスク12の領域Bに対応する部分は、連結部121を含むが、鼻マスク12の領域Bに対応する部分から連結部121を除いた部分を、重複部122とする。重複部122は、フェイスマスク本体11における開口部111の外縁の一部に対応する。フェイスマスク1の使用時に、重複部122は、頬部と鼻翼部とが近接する部分の少なくとも一部を被覆する。以下、図2を参照してフェイスマスク1の使用状態について説明する。
図2は、フェイスマスク1の使用状態を示す斜視図である。使用者がフェイスマスク1を使用する場合、フェイスマスク本体11を顔面に密着させるとともに、突出した鼻部を開口部111から露出させる。鼻マスク12は、鼻部の形状に合わせて変形し、鼻部を被覆する。
鼻部は立体的な形状を有するため、鼻部の両側における鼻翼の面積Sは、使用者の顔面に鼻部が占める面積S’より大きい。仮に、先行文献1に記載されているような開口部と同じ面積の鼻マスクを備えるフェイスマスクを用いる場合、面積Sと面積S’との差により、鼻部と頬部との間に隙間が生じる。
そこで、重複部122は、面積Sと面積S’との差を補い、鼻部と頬部との間に生じる隙間の少なくとも一部を埋めるように形成されている。重複部122は、鼻マスク12を使用者の鼻部の形状に合わせて変形した場合、鼻部と頬部との間に対応する隙間であって先行文献1のフェイスマスクにより被覆されていない隙間を少なくすることができる。
フェイスマスク本体11は、コストを低減させる観点から、1枚のシート材によって形成されてもよい。また、フェイスマスク本体11は、多くの使用者の顔面の形状に適用できるように、上下又は左右に配置される複数枚のシート材を合わせることによって形成されてもよい。
フェイスマスク本体11及び鼻マスク12は、化学繊維(ポリエチレン、ポリエステル、ポリウレタン、塩化ビニル等)、自然繊維(綿、毛等)等を含む不織布、紙又はフィルムによって形成される。
フェイスマスク1が未使用の場合、鼻マスク12は、フェイスマスク本体11と同一平面にすることができるため、複数のフェイスマスク1を積み重ねて収納可能である。さらに、シート状であるフェイスマスク1を折り畳んで、例えば、円柱状、円盤状の圧縮塊に圧縮することができる。
[実施形態2:フェイスマスク2]
図3を参照して、本発明の実施形態2におけるフェイスマスク2の鼻マスク22を説明する。
本実施形態のフェイスマスク2は、実施形態1のフェイスマスク1と比較して、鼻マスク22の部分が異なる。以下、本実施形態の鼻マスク22を説明する。
図3(a)は、鼻マスク22の未使用状態を示す平面図である。鼻マスク22は、略等脚台形の形状を呈している。鼻マスク22は、鼻部の鼻翼全面を被覆するために、下底辺の幅d1(すなわち、使用者の小鼻を被覆する部分の長さに相当)が、上底辺の幅d2(すなわち、使用者の鼻根部を被覆する部分の長さに相当)より広くなるように形成されている。
等脚台形の両脚は、鼻マスク22の重複部の両側縁Eに相当し、鼻翼と頬部とが近接する部分に対応する。図3(a)において、一点鎖線で示す等脚台形の中心軸は、鼻柱に沿う線に相当する。両側縁Eのそれぞれにおいては、等脚台形の中心軸に向かって延びる切り込み線により、切り込み部223が形成されている。
切り込み部223によれば、フェイスマスク2を使用する場合、鼻マスク22の被覆面積を使用者の鼻部の形状に合わせて調整可能にする。以下、図3(b)を参照して、切り込み部223を有する鼻マスク22の使用状態を説明する。
図3(b)は、鼻マスク22の使用状態を示す斜視図である。鼻マスク22が鼻部の形状に変形する場合、等脚台形の対称軸は鼻柱に対応する。鼻柱に向かって延びた切り込み部223によって、鼻マスク22の切り込み部223の両側部分を重複させることができる。
すなわち、切り込み部223の片側部分は、他側部分により覆われている。図3(b)の破線は、覆われていた片側の切り込み線を示し、実線は、片側部分を覆う他側部分の切り込み線を示す。破線と実線とによって囲まれた領域は、切り込み部223の両側部分の重複部分に相当する。したがって、鼻マスク22の切り込み部223の両側部分の重複度合を調節すれば、鼻マスク22の使用状態における表面積を変えることができる。その結果、切り込み部223によれば、鼻部の形状や鼻部の表面積に合わせて鼻マスク22を変形させることができる。
さらに、他の実施形態では、鼻マスクは、切り込み部の代わりに、鼻部の形状に変形した場合に鼻部の鼻柱に向かって切り欠かれた切り欠き部を有していてもよい。切り込み部と同様に、切り欠き部によれば、鼻部の形状に合わせて鼻マスクを変形させることができる。鼻マスクの材質や加工性等の観点から、切り込み部から選定することができる。
[実施形態3:フェイスマスク3]
図4は、本発明の実施形態3におけるフェイスマスク3の未使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク3は、フェイスマスク本体31と鼻マスク32と変形保持部33とを備える。フェイスマスク本体31は、使用者の顔面のうちの鼻部に対応する開口部311を有しており、鼻マスク32は、フェイスマスク本体31に連結される連結部321を有する。変形保持部33は、鼻マスク32の一部と重複して形成されている。
鼻マスク32及び変形保持部33は、連結部321を介して、フェイスマスク本体31に一端が固定された状態で他端が可動であって、鼻部の露出を覆うことができる。図4において、鼻マスク32及び変形保持部33を示す実線は、開口部311を露出させる状態を表しており、鼻マスク32及び変形保持部33は、矢印Aに沿って回転し、鼻マスク32及び変形保持部33を二点鎖線で示される位置に移動することができる。
鼻マスク32は、重複部322を有している。重複部322は、フェイスマスク本体31の一部であって開口部311の外縁のうちの少なくとも一部(領域C)と重複する。重複部322は、フェイスマスク3の使用時に使用者の頬部と鼻翼部との間に生じ得る隙間を埋めるために形成されている。
図5は、鼻マスク32及び変形保持部33の断面構造を示し、図4に示すV−V線に沿った断面図である。鼻マスク32においては、鼻部に対向する面を第1主面Mとし、第1主面Mと反対側の主面を第2主面Nとする。変形保持部33は、鼻マスク32の第2主面Nに設けられている。
変形保持部33は、変形保持性を有する材料から形成され、所定より強い力を変形保持部33に付与することにより、自由かつ簡単に変形保持部33の形状を変えることができる。また、変形保持部33の変形後、変形保持部33に比較的弱い反対の力が更に付与されても、変形保持部33は、その形状を保持し続け、曲げ戻りがほとんどない。
図6は、フェイスマスク3の使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク3を使用する場合、使用者の鼻部の形状に合わせるように、変形保持部33に力を付与することによって、変形保持部33が使用者の鼻部の形状に変形する。変形後、変形保持部33はその形状を保持する。変形保持部33の変形にともない、変形保持部33を取り付けた鼻マスク32も共に変形して、使用者の鼻部に密着したままで形状が保持される。
その結果、鼻マスク32のうちの変形保持部33と重複した部分は、使用者の小鼻部に密着する。また、鼻マスク32のうちの変形保持部33に覆われていない部分は、鼻マスク32の本来の柔軟性及び弾力性によって、使用者の鼻部に密着する。
変形保持部33は、鼻部の形状、特に小鼻部の形状に合わせて変形する。変形保持部33及び鼻マスク32を形成する素材の材質、又は使用者の特徴(例えば、年齢、性別)等に合わせて変形保持部33の形状を規定することができる。
変形保持部33は、変形保持部33及び鼻マスク32を形成する素材間の粘着性や加工性を考慮して、熱融着、接着又は縫合によって鼻マスク32に接合される。
変形保持部33は、変形保持性を有する樹脂及び変形保持性を有する金属のうちの少なくとも一方を含む材料から形成される。変形保持性を有する樹脂は、例えば、ポリオレフィン系ポリマーであり、変形保持性を有する金属は、例えば、アルミニウム、チタンである。なお、変形保持性を有する金属としてアルミニウムを使用して変形保持部33を形成するためには、樹脂とアルミニウムとをラミネートすることが好ましい。
[実施形態4:フェイスマスク4]
図7、図8、図9及び図10を参照して、本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4を説明する。
図7は、本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4の未使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク4は、フェイスマスク本体41と鼻マスク42と変形保持部43とを備える。
フェイスマスク本体41は、シート状の不織布で形成されており、使用者の顔全面を被覆し、さらに、鼻部に対応する部位において、開口部411を有している。開口部411は、顔面から隆起した鼻部を露出させるために、逆T字型の切り込み線により規定されている。鼻部がフェイスマスク本体41から露出することにより、フェイスマスク本体41は、顔面から浮き上がることなく、頬部等に接触する。
複合体40は、鼻マスク42と変形保持部43とが同じ形状で重複することにより形成されている。そのため、鼻部の鼻翼や鼻柱に対応する複合体40の各部分は、鼻マスク42と変形保持部43とのいずれにおいても対応している。複合体40において、鼻マスク42が鼻部に接触するように、変形保持部43は、鼻部に対向する第1主面とは反対側の第2主面に設けられている。
複合体40は、鼻マスク42の鼻根部に対応する部位で連結部402を有する。複合体40は、フェイスマスク本体41に熱融着によって連結部402で取り付けられている。図4において、連結部402とフェイスマスク本体41との熱融着箇所を、連結部402における等間隔の点で表す。
複合体40のうち、連結部402である一端部がフェイスマスク本体41に固定されており、他端部が可動である。その結果、複合体40は、開口部411から露出した鼻部を被覆することができる。
複合体40は、フェイスマスク本体41の一部であって開口部411の外縁のうちの少なくとも一部と重複する重複部を有する。すなわち、複合体40の重複部は、逆T字状の切り込み線の両側部と重複する。複合体40を鼻部の形状に合わせて変形させる場合、複合体40は、逆T字型の切り込み線により規定された開口部411から露出した鼻部、特に、鼻柱の部分を被覆する。
変形保持部43は、変形保持性を有する樹脂シート、例えば、ポリエチレンシート(積水化学社製、製品名:フォルテ(登録商標))から形成されている。変形保持部43は、熱融着で鼻マスク42に接合されている。したがって、鼻マスク42は、変形保持部43と共に変形する。以下、図8を参照して、鼻マスク42と変形保持部43とから形成される複合体40についてさらに説明する。
図8は、本発明の実施形態4におけるフェイスマスク4の複合体40を示す平面図である。図8において、複合体40の周縁部には複数の点が表されている。複数の点は熱融着による融着点を表す。複合体40は、等脚台形を呈しており、使用者の鼻柱に相当する中央の縦線(一点鎖線)が等脚台形の対称軸となっている。
複合体40は、切り欠き部403を有する。切り欠き部403には、横方向に細長い三角形を呈する複数の切り欠きが縦線(一点鎖線)に対して左右対称に設けられている。変形保持部43を鼻部の形状に変形させると、切り欠き部403は、鼻部の鼻柱に向かって延びている。
図9は、複合体40の使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク4を使用する時、平面状であった複合体40に対して力を付与して、複合体40を、使用者の鼻部の形状に変形させる。変形後、力の付与をやめても、複合体40は鼻部の形状に変形したままで保持される。
さらに、鼻部の勾配、鼻翼部の面積及び鼻柱と顔面とが成した角度などに関する使用者間の相違に応じて、変形後の切り欠きの幅wが異なる。すなわち、複合体40が切り欠き部403を有することによって、複合体40は、異なる使用者の鼻部に合わせて変形しやすくなり、特に、小鼻部に対する鼻マスク42の密着度が向上する。
図10は、図9に示された領域VIIの近傍部の拡大図である。図10に示すように、変形保持部43は、例えば、溝部434を有する。溝部434は、鼻柱に沿った方向に延びる溝を有する。溝部434は、鼻部の鼻柱に沿うように、変形保持部43に形成されており、指先による鼻摘み時の変形保持部43の横折れを防止することができる。溝部434は、鼻柱に対応する線に沿うように変形保持部43を折り畳むことにより形成可能である。
さらに、他の実施形態において、溝部434は、溝の代わりに、鼻柱に対応する線に沿って、軽度の部分熱溶融、又は樹脂や金属などでの積層により形成されてもよい。
[その他の実施形態]
本発明に係る変形保持部は、変形保持部33、43に示す形状に限定されず、図11(a)〜図11(f)により示される形状を含む。図11(a)は、切り欠き部を有しない略台形の変形保持部を示し、図11(b)は、切り欠き部を有しない三角形の変形保持部を示し、図11(c)は、左右対称に1対の切り欠き部を有する略台形の変形保持部を示す。さらに、図11(d)は、左右対称ではない複数箇所に切り欠かれた切り欠き部を有する略台形の変形保持部を示し、図11(e)は、曲線状に切り欠かれた切り欠き部を有する略台形の変形保持部を示し、図11(f)は、不規則多辺形である枠状の変形保持部を示す。
さらに、変形保持部は、変形保持性を有する金属を含んでもよい。他の一実施形態において、変形保持部は、チタン含有複合フィルムから形成されている。チタン含有の複合フィルムは、メッシュ状構造の金属又はフィルム状構造の金属に樹脂を充填したり、被覆したりすることによって作製される。したがって、高い変形保持性が変形保持部に付与される、さらに、酸性、アルカリ性の溶液に対し、強い耐久性を有する。そのため、鼻マスクが種々の溶液に含浸される場合も、変形保持部は鼻マスクの形状を好適に保持することができる。
さらに、変形保持部は、互いに連結されない複数の変形保持部ユニットを有し得る。図12(a)〜図12(c)は、複数の変形保持部ユニットを有する変形保持部と鼻マスクとから形成された複合体を示す。複数の変形保持部ユニットは、縦方向に間隔をおいて鼻マスクに取り付けられている。図12(a)は、横方向に細長い長方形を呈する複数の変形保持部ユニットを有する複合体を示す。図12(b)及び図12(c)は、それぞれ複数の星状及びハート状を呈する変形保持部を有する複合体を示す。
図12(a)〜図12(c)に示す複合体のいずれにおいても、鼻マスクは、変形保持部により被覆されていない部分Uを有している。すなわち、部分Uは、柔軟性のある鼻マスクから形成されている。複合体が部分Uを有することによって、変形保持部に、鼻部の鼻柱に向かって延びるように切り欠かれた切り欠き部が設けられることと同様な効果が得られる。複合体の部分Uによって、複合体が使用者の鼻部の鼻翼側へ曲がりやすくなるとともに、変形する形状の調整が容易になり、複合体の形状を使用者の小鼻部に更にフィットする形状に変形できる。
以上、図1〜図12を参照して、本発明のフェイスマスクを説明した。本発明のフェイスマスクによれば、鼻マスクが使用者の鼻部の形状に変形した場合、開口部から突出した鼻部を覆うと共に、鼻部と頬部との間に対応する隙間を少なくすることが可能である。
その結果、鼻部の形状や表面積に合わせて、フェイスマスクを被覆させることができる。
なお、本発明に係るフェイスマスクは、液体又はゲルなどを含浸させて使用されることが好ましい。液体は、例えば、化粧水や美容液であり、ゲルは、例えば、美容効果を有するゲルである。
以上、図1、図3、図4、図7を参照して、重複部を有するフェイスマスクの実施形態を説明したが、重複部の有無を問わず、変形保持部を有するフェイスマスクも本発明に含まれる。以下、図13及び図14を参照して、重複部を有することなく、変形保持部を有するフェイスマスク5の実施形態を説明する。
図13は、フェイスマスク5の未使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク5は、顔面のうちの少なくとも鼻部を被覆し、フェイスマスク本体51と、フェイスマスク本体51に連結される鼻マスク52と、変形保持部53とを備える。
鼻マスク52においては、鼻部に対向する面を第1主面とし、第1主面と反対側の主面を第2主面とする。変形保持部53は、鼻マスク52の第2主面に設けられる。変形保持部53を介して鼻マスク52に力を付与することにより、変形保持部53が鼻部の形状に変形し鼻部の形状を保持する。
鼻マスク52は、フェイスマスク本体51の一部を切ることによって形成され、フェイスマスク本体51に一体的に連結している。ここでは、フェイスマスク本体51は、使用者の顔面のうちの鼻部に対応する開口部511を有している。鼻マスク52及び変形保持部53は、フェイスマスク本体51に対して一端が固定された状態で他端が移動可能であって、鼻部の露出を覆うことができる。図13において、鼻マスク52及び変形保持部53を示す実線は、開口部511を露出させる状態を表しており、鼻マスク52及び変形保持部53は、矢印Aに沿って回転し、開口部511を過不足なく覆うことができる。
変形保持部53は、変形保持性を有する材料から形成され、所定より強い力を変形保持部53に付与することにより、自由かつ簡単に変形保持部53の形状を変えることができる。また、変形保持部53の変形後、変形保持部53に比較的弱い力が更に付与されても、変形保持部53は、その形状を保持し続け、曲げ戻りがほとんどない。
図14は、フェイスマスク5の使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク5を使用する場合、使用者の鼻部の形状に合わせるように、変形保持部53に力を付与することによって、変形保持部53が使用者の鼻部の形状に変形し、変形保持部53の変形後、その形状を保持する。それに従い、変形保持部53を取り付けた鼻マスク52も共に変形して、使用者の鼻部に密着したままで形状が保持される。
変形保持部53は、変形保持部53及び鼻マスク52を形成する素材間の粘着性や加工性の観点から、熱融着、接着又は縫合によって鼻マスク52に接合される。
以上、図13及び図14を参照して、重複部を有することなく、変形保持部を有するフェイスマスク5の実施形態を説明したが、変形保持部53を介して鼻マスク52に力を付与することにより変形保持部53が鼻部の形状に変形し鼻部の形状を保持する限りは、フェイスマスク5は、開口部を有することに限定されない。
さらに、図15及び図16を参照して、重複部及び開口部を有しておらず、変形保持部を有するフェイスマスク6を説明する。
図15は、図13及び図14を参照して説明したフェイスマスクと異なる一実施形態であるフェイスマスク6の平面図を示す。フェイスマスク6は、使用者の鼻根部分に対応するフェイスマスク本体61と、鼻部の勾配部及びその周囲部に対応する鼻マスク62と、鼻マスク62に取り付けられる変形保持部63とを備えている。
フェイスマスク6は、フェイスマスク本体61と鼻マスク62とが1枚のシートにより形成される。フェイスマスク本体61及び鼻マスク62の間には、明確な境界線が設けられておらず、鼻部の勾配部分及びその周囲に対応するシートの部分を鼻マスク62とし、それ以外の部分、例えば、鼻根部分に対応するシートの部分をフェイスマスク本体61とする。当該シートのうちの鼻部の勾配部に対応する部分に変形保持部63を取り付けることによって、フェイスマスク6が形成される。
図16は、フェイスマスク6の使用状態を示す斜視図である。フェイスマスク6は、主に使用者の顔面のTゾーン部分を被覆するために使用される。変形保持部63を介して、鼻マスク62に力を付与する。その結果、変形保持部63が鼻部の形状に変形するとともに、鼻マスク62が変形保持部63と同様な形状に変形する。変形後、鼻マスク62が使用者の鼻部、特に、小鼻部に密着したままで保持される。
フェイスマスク本体61は、フェイスマスク本体61の本来の柔軟性及び弾力性によって、使用者の鼻根部分に密着する。
本発明は、美容用フェイスマスクなどに適用することができる。
1 フェイスマスク
11 フェイスマスク本体
111 開口部
12 鼻マスク
121 連結部
122 重複部
22 鼻マスク
223 切り込み部
3 フェイスマスク
31 フェイスマスク本体
311 開口部
32 鼻マスク
321 連結部
322 重複部
33 変形保持部
4 フェイスマスク
40 複合体
402 連結部
403 切り欠き部
41 フェイスマスク本体
411 開口部
42 鼻マスク
43 変形保持部
434 溝部
5 フェイスマスク
51 フェイスマスク本体
511 開口部
52 鼻マスク
53 変形保持部
6 フェイスマスク
61 フェイスマスク本体
62 鼻マスク
63 変形保持部

Claims (11)

  1. 顔面のうちの少なくとも鼻部を被覆するフェイスマスクであって、
    前記鼻部に対応する開口部を有するフェイスマスク本体と、
    鼻マスクと
    を備え、
    前記鼻マスクは、
    前記フェイスマスク本体に連結される連結部と、
    前記フェイスマスク本体の一部であって前記開口部の外縁のうちの少なくとも一部と重複する重複部と
    を有するとともに、フェイスマスク本体において連結部である一端が固定された状態でその他端が可動であるフェイスマスク。
  2. 前記開口部は、切り込み線又は切り抜き孔によって規定されている、請求項1に記載のフェイスマスク。
  3. 前記フェイスマスク本体及び前記鼻マスクは、不織布、紙又はフィルムを含む、請求項1又は請求項2に記載のフェイスマスク。
  4. 前記フェイスマスク本体又は前記鼻マスクの少なくとも一方は、液体又はゲルを含有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフェイスマスク。
  5. 前記鼻マスクは、前記鼻部の形状に前記鼻マスクを変形した場合、前記鼻部の鼻柱に向かって切り欠かれた切り欠き部、又は前記鼻部の鼻柱に向かって切り込まれた切り込み部を含む、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフェイスマスク。
  6. 前記鼻部に対向する第1主面とは反対側の第2主面に設けられる変形保持部を備え、
    前記変形保持部を介して前記鼻マスクに力を付与することにより、前記変形保持部が前記鼻部の形状に変形し前記鼻部の形状を保持する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフェイスマスク。
  7. 前記鼻マスクは、前記変形保持部と共に変形し、前記鼻部の形状に保持される、請求項6に記載のフェイスマスク。
  8. 前記変形保持部は、前記鼻部の形状に前記変形保持部を変形した場合、前記鼻部の鼻柱に向かって切り欠かれた切り欠き部を含む、請求項6又は請求項7に記載のフェイスマスク。
  9. 前記変形保持部は、前記鼻マスクに熱融着、接着又は縫合によって取り付けられている、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のフェイスマスク。
  10. 前記変形保持部は、前記鼻部の鼻柱に沿った方向に延びた溝部を有する、請求項6から請求項9のいずれか1項に記載のフェイスマスク。
  11. 前記変形保持部は、変形保持性を有する樹脂及び変形保持性を有する金属のうちの少なくとも一方を含む、請求項6から請求項10のいずれか1項に記載のフェイスマスク。

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