JP5348456B2 - 打込機 - Google Patents

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本発明は打込機に関する。
従来から、釘等の止具をドライバブレードにより打撃して木材等に釘を打ち込む打込機がある。この打込機は、動力として圧縮空気や、ガス等の燃料、若しくはモータ等を動力としてドライバブレードを駆動している。この打込機においては、ドライバブレードが摺動する射出通路内に止具を供給し、この射出通路内の止具をドライバブレードにより打撃して射出通路先端の射出孔から止具を打ち出している。
このドライバブレードによって射出孔内の釘を打ち出すようにした打込機では、ドライバブレードを動作させる反動が打込機の本体部に発生して、打込機を止具の打ち込み方向と反対方向に作動させる現象が発生する。この反動により止具を射出孔から打ち出すと同時に射出孔を形成しているノーズ部の先端部が前方へ移動される回転モーメントが発生する。この回転モーメントにより射出通路内の釘が傾き、この傾いた状態で釘が打ち込まれてしまうことがあり、釘打ちの仕上不良になることがあった。特に頭径が小さく軸長さの短い釘の場合には、射出孔内での釘の傾斜角度が大きくなることから傾斜して打ち込まれてしまう傾向が多くなる。
これを防止する為に、特許文献1に示されるように、使用する止具のサイズにあった内径を有する案内部材をノーズ部先端に取り付け、用途によって前記案内部材を交換する構造が開示されている。また特許文献2に示されるように、ノーズ部射出孔を形成する箇所に、止具の先端部を射出孔中心に誘導する傾斜面が規定された回動回可能な案内部材を配置した構造が開示されている。
特開2004−330372号公報 特開2004−330366号公報
特許文献1に係る構造では、止具を好適に打込可能に保持することはできるが、作業中に案内部材が外れたり、取り外した案内部材を紛失してしまう問題があった。特許文献2に係る構成では案内部材がドライバブレードの摺動軌道上に位置するため、止具を打込むたびにドライバブレードによって案内部材が衝撃力をうけ、案内部材の耐久性を確保するのが困難であった。
よって本発明は、止具を好適に打込可能に保持すると共に、耐久性を向上させた打込機を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に本発明は、止具を打撃するドライバブレードと、該ドライバブレードを摺動可能に案内すると共に該止具が供給されて射出される射出通路が形成されたノーズ部と、を備え、該射出通路の射出方向先端には該止具が射出される射出孔が規定され、該射出孔は、第一案内部と、該射出孔の該射出方向と直交する断面を変化させるように該第一案内部に対して移動可能な第二案内部とにより画成され、該第一案内部に対し該第二案内部を複数の位置に配置する配置手段を有し、該ノーズ部には、該止具を複数内蔵すると共に該射出通路内に該止具を供給するマガジンが接続され、該配置手段は、該第二案内部を該マガジンから該射出通路に向かう方向に往復移動可能に構成されると共に、該第二案内部が該マガジンから該射出通路に向かう方向に移動した際に該断面の面積を小さくするように構成され、該配置手段は該第二案内部に当接して、該第二案内部の該第一案内部に対する距離を規制する規制部を含んで構成されていることを特徴とする打込機を提供する。この打込機において該配置手段は、該第二案内部を該ドライバブレードが非干渉の位置に配置することが好ましい。
このような構成によると、射出孔の断面を変化させ、打ち込む止具の大きさに合わせた射出孔を形成することができる。この時にドライバブレードの第二案内部への当接を防止することができる。
このような構成によると、マガジンから止具が射出通路内へ移動する方向と第二案内部の移動方向とを略一致させることができる。よって簡単な構成で該断面の面積を小さくすることができる。
また該第二案内部は、該射出方向と該マガジンから該射出通路に向かう方向とに略直交する軸を中心に回動可能に取り付けられ、該配置手段は、該第二案内部を該第一案内部に近接する方向に移動させ該断面の面積を小さくするように回動付勢するバネと、該第二案内部に当接して、該バネによる該第二案内部の該第一案内部に対する距離を規制する規制部とを含んで構成されていてもよい。
また該第二案内部は、該マガジンから該射出通路に向かう方向に延出される被保持部を有し、該配置手段は、該ノーズ部又は該マガジンに設けられ該被保持部を該マガジンから該射出通路に向かう方向に摺動可能に保持すると共に任意の位置で該被保持部を固定可能な保持部を含んで構成されていてもよい。
これらの構成によると、いずれも第二案内部を複数の位置において、第一案内部に対して固定することができる。
本発明の別の観点によると、止具を打撃するドライバブレードと、該ドライバブレードを摺動可能に案内すると共に該止具が供給されて射出される射出通路が形成されたノーズ部と、を備え、該射出通路の射出方向先端には該止具が射出される射出孔が規定され、該射出孔は、第一案内部と、該射出孔の該射出方向と直交する断面を変化させるように該第一案内部に対して移動可能な第二案内部とにより画成され、該第一案内部に対し該第二案内部を複数の位置に配置する配置手段を有し、該ノーズ部には、該止具を複数内蔵すると共に該射出通路内に該止具を供給するマガジンが接続され、該第二案内部は、該射出方向と該マガジンから該射出通路に向かう方向とに略直交する軸を中心に回動可能に取り付けられ、該配置手段は、該第二案内部を該第一案内部に近接する方向に移動させ該断面の面積を小さくするように回動付勢するバネと、該第二案内部に当接して、該バネによる該第二案内部の該第一案内部に対する距離を規制する規制部と、を含んで構成されていることを特徴とする打込機を提供している。
本発明のさらに別の観点によると、止具を打撃するドライバブレードと、該ドライバブレードを摺動可能に案内すると共に該止具が供給されて射出される射出通路が形成されたノーズ部と、を備え、該射出通路の射出方向先端には該止具が射出される射出孔が規定され、該射出孔は、第一案内部と、該射出孔の該射出方向と直交する断面を変化させるように該第一案内部に対して移動可能な第二案内部とにより画成され、該第一案内部の該射出方向に直交する断面の形状はU字形状であり、該第一案内部は曲線部と該射出方向に直交する方向に延びる直線部とから構成され、該第二案内部は、該射出方向に直交する断面の形状が曲線状であって該曲線部と対向する案内部と、該直線部に沿って移動可能な平面部とから構成され、該第二案内部は、該第一案内部に対し第1の位置と、該第1の位置よりも該断面の面積が大きい第2の位置との間を移動可能に構成され、該第二案内部を該第1の位置側に付勢するバネをさらに備え、該直線部と該平面部とは、該第二案内部が該第1の位置及び該第2の位置にある場合に、互いに対向していることを特徴とする打込機を提供している。
本発明の打込機によれば、止具を好適に打込可能に保持できると共に、耐久性が向上する。
以下、本発明の第一の実施の形態に係る打込機について、図1乃至図5に基づき説明する。図1に示される打込機である釘打機1は、止具である釘10(図2、図4)を打ち込む工具であり、その動力として圧縮空気を用いている。
釘打機1は、フレーム2とフレーム2の一方に位置するハンドル2Aとフレーム2の下端に位置するノーズ部3とが一体に設けられている。図示しない圧縮機からの圧縮空気を蓄積するために、釘打機1のハンドル2A及びフレーム2内に蓄圧室2aが形成されている。蓄圧室2aは図示しないエアホースを介して圧縮機に接続される。
フレーム2内には円筒状のシリンダ5が設けられ、シリンダ5内には上下に摺動可能にピストン4Aが設けられ、ピストン4Aにはドライバブレード4Bが一体に形成されている。このドライバブレード4Bがピストン4Aと共に移動する方向を射出方向と定義する。
シリンダ5下端外周にはドライバブレード4Bを上死点に復帰させるための圧縮空気を貯める戻り空気室5aが形成されている。シリンダ5の軸方向中央部には逆止弁5Aが備えられ、シリンダ5内からシリンダ5外の戻り空気室5aへの一方向にのみ流通させる空気通路5bが形成され、またシリンダ5下方には、戻り空気室5aに常時開放されている空気通路5cが形成されている。またシリンダ5下端には釘10打ち込み後のピストン4Aの余剰エネルギーを吸収するためのピストンバンパ6が設けられている。
ハンドル2Aの基部には、作業者によって操作されるトリガ12、トリガ12に回動可能に装着されたアームプレート13、ノーズ部3の下端から突き出しアームプレート13近傍まで延びフレーム2からノーズ部3側に付勢されてノーズ部3に沿って移動可能なプッシュレバー14、後述するメインバルブ42に連通して圧縮空気を送排気する切替弁であるトリガバルブ部15、及びアームプレート13の動作をトリガバルブ部15に伝えるプランジャ16等が設けられている。
周知のごとく、トリガ12の引き操作と、プッシュレバー14の被打込材48への押し当て操作との両方が行われた時に、アームプレート13とトリガ12のリンク機構によってトリガバルブ部15のプランジャ16が押し上げられるように構成される。
シリンダ5の上側外周には、メインバルブ42、メインバルブ42を収容するメインバルブ室43、メインバルブ42を下死点側に付勢するメインバルブスプリング44、シリンダ5の上方に設置され、シリンダ5のピストン4A上室の圧縮空気を排気するための空気通路45をメインバルブ42との当接によって遮断するエキゾーストラバー46等が設けられている。また空気通路45はフレーム2上部に設けた図示せぬ排気穴を経て大気と連通している。
図2に示されるように、ノーズ部3は、フレーム2の下端に位置するとともに、ドライバブレード4Bの摺動方向と平行な方向に延出される第一案内部31を含んで構成されている。ノーズ部3の後述の射出通路31a断面の略U字が開口している方向(図3の右側)には、釘10が複数本束ねられて連結された釘の束を内蔵するマガジン装置21が設けられている。
第一案内部31はフレーム2に図示せぬボルトで固定されており、ドライバブレード4Bが摺動する箇所になるとともに、後述のマガジン22から釘10が供給される箇所である射出通路31aが形成されている。この射出通路31aは図3に示されるように、ドライバブレード4Bの射出方向と直交する断面が略U字形状に構成されており、この略U字の開口部分が第一案内部31から後述のマガジン22側(図2)に向かうように構成されている。また第一案内部31において、射出方向先端位置であって略U字の開口部分となる位置には、図3に示されるように、後述の第二案内部32と突接する突接面31A、31Aがそれぞれ規定されており、図2に示されるように射出通路31aの最端部となる位置には釘10が射出される射出孔31bが規定されている。
第一案内部31の先端位置であって、略U字の開口側位置となる箇所には、回動軸部33によって回動可能に軸支された第二案内部32が設けられている。この第二案内部32を軸支している回動軸部33は、マガジン22に設けられ、その回動軸が射出方向と略U字の開口している方向(第一案内部31から後述のマガジン22に向かう方向)とのそれぞれと略直交する方向に延びている。
第二案内部32は、第一案内部31と協働して射出孔31bを画成する案内部32Aと、後述のカム34及びバネ35と当接する当接部32Bとから略L字状に構成されており、このL字の連結部分で回動軸部33により回動可能に軸支されている。
案内部32Aにおいては、図3に示されるように、第一案内部31の内面と協働して射出孔31b(図2)及び射出通路31aを画成する案内面32Cが形成されている。図3に示されるように、案内面32Cは、射出方向と直交する断面において、第一案内部31の略U字の曲線部分と同様に曲線状に構成されている。また案内面32Cの近傍位置であって、それぞれの突接面31A、31Aと対向する位置に、突接面31A、31Aが突接する被突接面32D、32Dが設けられている。図3に示されるように、案内面32C及び被突接面32D、32Dは、突接面31A、31Aが被突接面32D、32Dに突接した際に、案内面32Cと第一案内部31の内周面とで規定される射出孔31bが、ドライバブレード4Bと非干渉になるように構成されている。この構成により、ドライバブレード4Bが駆動された際に、ドライバブレード4Bと第二案内部32とが当接することが防がれ、釘打機1の耐久性を増すことができる。
当接部32Bはバネ35により下向きに付勢されている。従って、第二案内部32は紙面上時計回り、即ち案内面32Cが第一案内部31の略U字形状の内部に入り込み、突接面31A、31Aが被突接面32D、32Dに当接するように付勢されている。また当接部32Bを挟んでバネ35の反対側になる位置には、カム34が設けられている。カム34は、その外周が円弧状のカム面34Aと平面上の切欠面34Bとから半円状に形成され、当接部32Bのバネ35が当接している面の反対面に当接するように構成されている。回動軸部33からカム34までの距離は、回動軸部33からバネ35までのよりも大きくなっているため、テコの原理に基づき、カム34を回動させることにより容易にバネ35を圧縮して当接部32Bを上方へと移動させることができる。また回動軸部33から案内部32Aまでの距離は、回動軸部33からバネ35までの距離と略等しくなっている。このカム34とバネ35と突接面31Aとから、第一案内部31に対し該第二案内部32を複数の位置に配置する配置手段が構成されている。
図2の状態からカム34を回転させることによって、図4に示されるように、カム面34Aが当接することにより、当接部32Bはバネ35の付勢力に抗って、紙面上反時計回りに移動する。この当接部32Bの移動に伴い、案内部32Aが第一案内部31から離間するように移動し、図5に示されるように射出孔31bの断面の面積が大きくなる。またノーズ部3の射出方向先端であって、第一案内部31と案内部32Aとの周囲位置には、プッシュレバー14と連続し、被打込材と当接可能なコンタクト部材14Aが設けられている。
マガジン装置21には、釘10を充填するマガジン22と、マガジン22に装填された釘10を順次射出通路31a内に給送するネイルフィーダ23とが設けられている。このような構成によるとマガジン22から釘10が射出通路31a内へ移動する方向と第二案内部32において案内部32Aの移動方向とを略一致させることができる。よって簡単な構成で射出孔31bの面積を変化させることができる。
上記構成の釘打機1で釘10を打つ場合、ドライバブレード4Bを動作させる反動が釘打機1に発生し、釘打機1を射出方向と反対方向に作動させる現象が発生する。この反動により釘10を射出孔31bから打ち出すと同時にノーズ部3の先端部が前方(マガジン装置21からノーズ部3へ向かう方向)へ移動される回転モーメントが発生する。この回転モーメントによりノーズ部3の先端部が前方へ移動されることと相俟って、釘10の頭部が前方に傾くことがある。よって釘10が小さな釘の場合は、図2に示されるように、切欠面34Bを当接部32Bと対向する位置にカム34を回動し、カム面34Aを当接部32Bと非当接の状態にして、図3に示されるように、突接面31A、31Aを被突接面32D、32Dに当接させ、案内面32Cを第一案内部31の内面に近接させて射出孔31bの断面積を小さくする。このような形状を採ることにより、釘頭が小さく、釘長さが短い釘10を打込む際の射出通路31a先端付近での釘10の傾斜角度が小さくなるため、釘頭が前方へ傾斜して打たれることがなくなり仕上不良を防止できる。
また逆に大きな釘10を打つ場合、射出孔31bの断面積が小さいままであると、釘10の射出時に釘頭が案内面32Cに当たり、案内面32Cの表面に傷が入るおそれがある。案内面32Cに傷が入ると、案内面32C上を摺動させて釘10を射出孔31bに導く際に釘10の先端部分が案内面32Cの傷部分に引っ掛かるおそれがある。よって図4に示されるように、カム34を操作してカム面34Aが当接部32Bに当接するよう回動させ、当接部32Bをバネ35の付勢力に抗って移動させ、図5に示されるように、射出通路31aの断面積を大きくして射出孔31b(図5)を拡開する。この状態においては、ドライバブレード4Bの摺動する方向と直交する断面での中心(図5におけるドライバブレード4Bの中心)は、拡開された射出口35bの中心から偏心した状態になる。
これにより、大きな釘10を使用した場合に釘頭が案内面32Cに当接して傷が発生することが抑制され、安定した釘供給を保つことができる。
第一の実施の形態では、カム34において、第二案内部32の案内部32Aを、第一案内部材31に近接する位置と離間する位置の二箇所に規定したが、これに限らず、図6(a)に示されるようなカム134を用いて複数箇所に規定するようにしても良い。具体的には、カム134において、カム面134Dの他に、回動の中心軸Gからの距離が異なる三面である第一切欠面134A、第二切欠面134B、第三切欠面134Cを設ける。図6の(a)〜(d)に示されるように、カム134を回動し、この三面134A〜134Cと、カム面134Dとが頂面となる箇所(当接部32Bと当接する箇所)を切り換えることにより、案内部32Aの位置を四箇所で規制することができる。
また図7(a)、(b)に示されるように、カムに代わり、チェンジレバー234を用いて当接部32Bの位置規定を行ってもよい。具体的には、マガジン22において、当接部32Bの近傍位置に、射出方向と略U字の開口している方向(第一案内部31から後述のマガジン22に向かう方向)とのそれぞれと略直交する方向に移動可能なピン234Aを配置する。ピン234Aの外周部分には切欠234aが形成され、切欠234a内面には、ピン234Aの外周と連続する斜面234Bが設けられている。
チェンジレバー234が、切欠234a上に位置するときには、当接部32Bがバネ35に付勢されて切欠234a内に入り、この状態で、案内部32Aは第一案内部31に近接した状態にある。この状態からチェンジレバー234を移動させると、当接部32Bの角に形成された斜面に斜面234Bが当接し、当接部32Bはバネ35の付勢力に抗い、切欠234a内からピン234Aの外周部分へと移動する。この状態で、案内部32Aは第一案内部31から離間した状態にある。
また図8(a)、(b)に示されるように、チェンジレバー334がバネ35の付勢方向にスライドする構成を採ってもよい。このチェンジレバー334は、当接部32Bと接するピン334Aと、ピン334Aの両端部分に設けられて、マガジン22の一部を把持する一対のアーム部334B、334Bとから構成されている。このアーム部334Bには、マガジン22に向かって付勢されるボール334Cとボール334Cを付勢するバネ334Dが設けられており、このボール334Cがマガジン22に形成された複数の凹部22aの何れかに嵌合することにより、当接部32Bの位置を規制することが可能になっている。
第一の実施の形態においては、第二案内部を回動することにより、射出通路の形状を変化させているが、これに限らず、例えば第二案内部を第一案内部に近接・離間するように移動させる構成を採ってもよい。具体的には、第二案内部において、マガジンから射出通路に向かう方向に延出される被保持部を設け、ノーズ部又はマガジンには、被保持部をマガジンから射出通路に向かう方向に摺動可能に保持すると共に任意の位置で被保持部を固定可能な保持部を設ける。このような構成を採ることにより、第二案内部がマガジンから射出通路に向かう方向に移動可能になり、案内部材が第一案内部に近接離間し、所定の位置で固定されることが可能になる。
次に本発明の第二の実施の形態に係る打込機について、図9及び図10に基づいて説明する。図10に示される釘打機401は、ノーズ部403以外の構成が第一の実施の形態の釘打機1と略同じであるので、ノーズ部403以外の構成については、釘打機1の符号に400を加えてその説明を省略する。
ノーズ部403は、フレーム402の下端に位置するとともに、ドライバブレード404Bの摺動方向と平行な方向に延出される第一案内部431を含んで構成されている。第一案内部431は、主胴部432と副胴部433とを備えて構成されている。
主胴部432はフレーム402に図示せぬボルトで固定されており、ドライバブレード404Bが摺動する箇所になると共にマガジン422から釘が供給される箇所である主射出通路432aが形成されている。この主射出通路432aは、第一の実施の形態の射出通路31と同様に、主胴部432のドライバブレード404Bの射出方向と直交する断面が略U字形状となる位置に形成されている。
副胴部433は、主胴部432の先端側であって釘打機401の最先端位置に配置されており、主胴部432に対してドライバブレード404Bの摺動方向と平行な方向に移動可能に構成されている。また副胴部433は、プッシュレバー414と接続されている。よって副胴部433が主胴部432に近接するように移動する(図9の紙面上上方へ移動する)ことによりプッシュレバー414が押し上げられ、このプッシュレバー414の動作に基づきプランジャ416を操作することが可能になる。
副胴部433は、主胴部432と同様の断面略U字形状に構成されており、この略U字形状位置に主射出通路432aに連通する副射出通路433aが形成されている。副胴部433において、副射出通路433aの最端部となる位置には釘が射出される射出孔433bが規定されている。よって主射出通路432a内に供給された釘は、ドライバブレード404Bによって打撃され、主射出通路432a、副射出通路433aを通って射出孔433bから射出される。副胴部433において射出孔433b近傍は、第一の実施の形態における第一案内部31の射出孔31a近傍の構造(突接面31A、31A等の構造)と略等しい構造を採っている。
副胴部433において射出孔433bを画成する最端部は、被打込材448と当接する箇所になる。よって被打込材448に副胴部433の最端部を沿わせて釘打機401を押し込むことにより、プランジャ416が押し上げられ、釘を施工することができる。副胴部433の先端部分は、射出孔433bを画成しているのみであるので、第一の実施の形態の釘打機1の先端部分に比べて細く構成されている。よって第一の実施の形態の釘打機1に比べてより狭い箇所においても、好適に釘打機401の先端を被打込材に沿わせることができ、好適に作業を行うことができる。
また副胴部433には、副胴部433から主胴部432に向かう方向及び副胴部433からマガジン422に向かう方向に延び、射出方向と平行に配置されるプレート434が設けられており、プレート434の略U字の開口側位置となる箇所には、回動軸部436によって回動可能に軸支された第二案内部435が設けられている。この第二案内部435を軸支している回動軸部436は、その回動軸が射出方向と略U字の開口している方向とのそれぞれと略直交する方向に延びている。
第二案内部435は、副胴部433と協働して射出孔433bを画成する案内部435Aと、後述のカム437及びバネ438と当接する当接部435Bとから構成されており、案内部435Aと当接部435Bとの略中間部分で回動軸部436により回動可能に軸支されている。
案内部435Aにおいては、第一の実施の形態の案内部32Aと同様の構成(案内面32C、被突接面32D、32D等)を採っている。よって第二案内部435と副胴部433とで規定される射出孔433bが、ドライバブレード404Bと非干渉になるように構成される。この構成により、ドライバブレード404Bが駆動された際に、ドライバブレード404Bと第二案内部435とが当接することが防がれ、釘打機401の耐久性を増すことができる。
当接部435Bがバネ438により付勢されることにより、第二案内部435は第一の実施例の第二案内部32と同様に紙面上時計回りに付勢される。また当接部435Bを挟んでバネ438の反対側になる位置には、カム面437Aと平面上の切欠面437Bとを備えて第一の実施の形態のカム34と等しい構成を採るカム437が設けられている。よってカム437を回動させることにより容易にバネ438を圧縮して第二案内部435を反時計回りに回動させ、案内部435Aが副胴部433から離間するように移動し、射出孔433bの断面の面積を大きくすることができる。よって第一の実施の形態の釘打機1と同様に、打ち込む釘の大きさに応じて射出孔433bの大きさを変化させ、安定した釘供給を保つことができる。
尚、第二の実施の形態にかかる釘打機401においても、第一の実施の形態と同様なカムの変形例を採ることができるのは言うまでもない。
本発明による打込機は上述の実施の形態に限定されず特許請求の範囲に記載された範囲内で種々の変形や改良が可能である。たとえば本実施の形態では空気式の釘打機について言及しているがこれに限らず、ドライバブレードを備える打込機であるならば、燃料を用いた燃焼式の打込機や、モータ等を用いた電動式の打込機などにおいても、同様に本発明を実施することができる。
本発明の第一の実施の形態に係る打込機の断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機で小さい釘を打ち込む際のノーズ部周辺の詳細断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機で小さい釘を打ち込む際の第一案内部と第二案内部との射出方向と直交する断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機で大きい釘を打ち込む際のノーズ部周辺の詳細断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機で大きい釘を打ち込む際の第一案内部と第二案内部との射出方向と直交する断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機のカムの変形例に係る図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機のカムに代えてチェンジレバーを用いた第一の変形例に係る図。 本発明の第一の実施の形態に係る打込機のカムに代えてチェンジレバーを用いた第二の変形例に係る図。 本発明の第二の実施の形態に係る打込機の断面図。 本発明の第二の実施の形態に係る打込機のノーズ部周辺の詳細断面図。
符号の説明
1・・釘打機 2・・フレーム 2A・・ハンドル 2a・・蓄圧室 3・・ノーズ部
4A・・ピストン 4B・・ドライバブレード 5・・シリンダ 5A・・逆止弁
5a・・戻り空気室 5b・・空気通路 5c・・空気通路 6・・ピストンバンパ
10・・釘 12・・トリガ 13・・アームプレート
14・・プッシュレバー 14A・・コンタクト部材 15・・トリガバルブ部
16・・プランジャ 21・・マガジン装置 22・・マガジン
23・・ネイルフィーダ 31・・第一案内部 31A・・突接面
31a・・射出通路 31b・・射出孔 32・・第二案内部 32A・・案内部材
32B・・当接部 32C・・案内面 32D・・被突接面 33・・回動軸部
34・・カム 34A・・カム面 34B・・切欠面 35・・バネ
41・・メインバルブ部 42・・メインバルブ 43・・メインバルブ室
44・・メインバルブスプリング 45・・空気通路 46・・エキゾーストラバー
48・・被打込材

Claims (6)

  1. 止具を打撃するドライバブレードと、
    該ドライバブレードを摺動可能に案内すると共に該止具が供給されて射出される射出通路が形成されたノーズ部と、を備え、
    該射出通路の射出方向先端には該止具が射出される射出孔が規定され、
    該射出孔は、第一案内部と、該射出孔の該射出方向と直交する断面を変化させるように該第一案内部に対して移動可能な第二案内部とにより画成され、
    該第一案内部に対し該第二案内部を複数の位置に配置する配置手段を有し、
    該ノーズ部には、該止具を複数内蔵すると共に該射出通路内に該止具を供給するマガジンが接続され、
    該配置手段は、該第二案内部を該マガジンから該射出通路に向かう方向に往復移動可能に構成されると共に、該第二案内部が該マガジンから該射出通路に向かう方向に移動した際に該断面の面積を小さくするように構成され、
    該配置手段は該第二案内部に当接して、該第二案内部の該第一案内部に対する距離を規制する規制部を含んで構成されていることを特徴とする打込機。
  2. 該配置手段は、該第二案内部を該ドライバブレードが非干渉の位置に配置することを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  3. 該第二案内部は、該マガジンから該射出通路に向かう方向に延出される被保持部を有し、
    該配置手段は、該ノーズ部又は該マガジンに設けられ該被保持部を該マガジンから該射出通路に向かう方向に摺動可能に保持すると共に任意の位置で該被保持部を固定可能な保持部を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の打込機。
  4. 止具を打撃するドライバブレードと、
    該ドライバブレードを摺動可能に案内すると共に該止具が供給されて射出される射出通路が形成されたノーズ部と、を備え、
    該射出通路の射出方向先端には該止具が射出される射出孔が規定され、
    該射出孔は、第一案内部と、該射出孔の該射出方向と直交する断面を変化させるように該第一案内部に対して移動可能な第二案内部とにより画成され、
    該第一案内部に対し該第二案内部を複数の位置に配置する配置手段を有し、
    該ノーズ部には、該止具を複数内蔵すると共に該射出通路内に該止具を供給するマガジンが接続され、
    該第二案内部は、該射出方向と該マガジンから該射出通路に向かう方向とに略直交する軸を中心に回動可能に取り付けられ、
    該配置手段は、該第二案内部を該第一案内部に近接する方向に移動させ該断面の面積を小さくするように回動付勢するバネと、
    該第二案内部に当接して、該バネによる該第二案内部の該第一案内部に対する距離を規制する規制部と、を含んで構成されていることを特徴とする打込機。
  5. 該配置手段は、該第二案内部を該ドライバブレードが非干渉の位置に配置することを特徴とする請求項4に記載の打込機。
  6. 止具を打撃するドライバブレードと、
    該ドライバブレードを摺動可能に案内すると共に該止具が供給されて射出される射出通路が形成されたノーズ部と、を備え、
    該射出通路の射出方向先端には該止具が射出される射出孔が規定され、
    該射出孔は、第一案内部と、該射出孔の該射出方向と直交する断面を変化させるように該第一案内部に対して移動可能な第二案内部とにより画成され、
    該第一案内部の該射出方向に直交する断面の形状はU字形状であり、該第一案内部は曲線部と該射出方向に直交する方向に延びる直線部とから構成され、
    該第二案内部は、該射出方向に直交する断面の形状が曲線状であって該曲線部と対向する案内部と、該直線部に沿って移動可能な平面部とから構成され、
    該第二案内部は、該第一案内部に対し第1の位置と、該第1の位置よりも該断面の面積が大きい第2の位置との間を移動可能に構成され、
    該第二案内部を該第1の位置側に付勢するバネをさらに備え、
    該直線部と該平面部とは、該第二案内部が該第1の位置及び該第2の位置にある場合に、互いに対向していることを特徴とする打込機。
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