JP5347883B2 - 化粧シート - Google Patents
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Description
1. 表面保護層を最表面に有する化粧シートであって、
(1)前記表面保護層は、細孔容積が1.5ml/g以上であるシリカを含有し、かつ
(2)前記表面保護層は、光沢度(60°グロス計)が10〜20であり、
前記シリカの平均粒径Dが、10μm以上である、
ことを特徴とする、化粧シート。
2. 前記表面保護層の厚さをT(μm)とし、シリカの平均粒径をD(μm)とした場合に、下記の条件:
0.2T≦D≦2.0T
を満たす、上記項1に記載の化粧シート。
3. 前記表面保護層の厚さTが10μm以上である、上記項1又は2に記載の化粧シート。
4. 前記シリカの平均粒径Dが、10〜15μmである、上記項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
5. 前記表面保護層が、樹脂成分100重量部に対して、前記シリカを8〜18重量部含有する、上記項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
6. 前記表面保護層が、電離放射線硬化型樹脂を樹脂架橋することにより形成される電離放射線硬化型樹脂層である、上記項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
7. 基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び前記表面保護層を順に有する、上記項1〜6のいずれかに記載の化粧シート。
8. 上記項1〜7のいずれかに記載の化粧シートと被着材とを積層してなる化粧材。
本発明の化粧シートは、表面保護層を最表面に有する化粧シートであって、
前記表面保護層は、
(1)前記表面保護層は、細孔容積が1.5ml/g以上であるシリカを含有し、かつ
(2)前記表面保護層は、光沢度(60°グロス計)が10〜20である、
ことを特徴とする。
本発明の化粧シートは、シリカを含有する表面保護層を最表面に有する。
を満たすとき、表面保護層の光沢低下をより抑制することができる。より好ましくは、0.2T≦D≦1.0Tを満たす場合である。
基材シートは、その表面(おもて面)には絵柄模様層等が順次積層される。
絵柄模様層は、化粧シートに所望の絵柄(意匠)を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではない。例えば、木目模様、レザー模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
本発明の化粧シートでは、基材シートと絵柄模様層との間にさらに着色隠蔽層が形成されていてもよい。
後記透明性樹脂層と絵柄模様層との密着性を高めるため、透明性接着剤層を形成してもよい。透明性接着剤層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
透明性接着剤層の上には、透明性樹脂層が形成される。
プライマー層(プライマー層1)を設けることにより、前記表面保護層の形成を容易することができる。前記プライマー層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
10〜40重量部がより好ましい。
基材シートの裏面には、必要に応じて、プライマー層(プライマー層2)を設けても良い。例えば、基材シートと被着材とを接着して化粧材を作製する際に有利である。
本発明の化粧板は、前記化粧シートの表面保護層が最表面層となるように前記化粧シートが被着材上に積層されてなる。
60μm厚のポリプロピレンシート(基材シート)のおもて面及び裏面にコロナ放電処理を施した後、前記おもて面に木目模様柄の絵柄模様層をグラビア印刷により形成した。次いで、基材シートの裏面にはアクリルウレタン系樹脂をバインダーとするプライマー層をグラビア印刷により形成した。
シリカ粒子を、「シリカ3」に代えて、「シリカ4」(平均粒径4μm、細孔容積2ml/g)を用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
シリカ粒子を、「シリカ3」に代えて、「シリカ6」(平均粒径10μm、細孔容積1.6ml/g)を用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
シリカ粒子を、「シリカ3」に代えて、「シリカ7」(平均粒径10μm、細孔容積1.8ml/g)を用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
シリカ粒子を、「シリカ3」に代えて、「シリカ2」(平均粒径13.5μm、細孔容積1.6ml/g)を用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
シリカ粒子及びシリカ粒子の重量部を、「シリカ3」、かつ13重量部に代えて、「シリカ1」(平均粒径8μm、細孔容積1.3ml/g)を、20重量部用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
シリカ粒子及びシリカ粒子の重量部を、「シリカ3」、かつ13重量部に代えて、「シリカ5」(平均粒径4μm、細孔容積1.2ml/g)を、20重量部用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
シリカ粒子及びシリカ粒子の重量部を、「シリカ3」、かつ13重量部に代えて、「シリカ1」(平均粒径8μm、細孔容積1.3ml/g)を、10重量部用いる以外は、実施例1と同様にして化粧シートを得た。
≪耐候性試験≫
アイスーパーUVテスター(岩崎電気製)にて、強度60mW/cm2、機内温度63℃、機内湿度60%RHの条件で400時間、及び800時間暴露を行い、光沢保持率で評価した。
≪耐傷性試験≫
実施例1〜5及び比較例1〜3で作製した化粧シートの耐傷性を、ホフマンスクラッチ試験機(BYK-Gardnar製)を用いて確認した。
Claims (8)
- 表面保護層を最表面に有する化粧シートであって、
(1)前記表面保護層は、細孔容積が1.5ml/g以上であるシリカを含有し、かつ
(2)前記表面保護層は、光沢度(60°グロス計)が10〜20であり、
前記シリカの平均粒径Dが、10μm以上である、
ことを特徴とする、化粧シート。 - 前記表面保護層の厚さをT(μm)とし、シリカの平均粒径をD(μm)とした場合に、下記の条件:
0.2T≦D≦2.0T
を満たす、請求項1に記載の化粧シート。 - 前記表面保護層の厚さTが10μm以上である、請求項1又は2に記載の化粧シート。
- 前記シリカの平均粒径Dが、10〜15μmである、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
- 前記表面保護層が、樹脂成分100重量部に対して、前記シリカを8〜18重量部含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
- 前記表面保護層が、電離放射線硬化型樹脂を樹脂架橋することにより形成される電離放射線硬化型樹脂層である、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
- 基材シート上に、絵柄模様層、透明性接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び前記表面保護層を順に有する、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シート。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の化粧シートと被着材とを積層してなる化粧材。
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