JP4877008B2 - 化粧シート - Google Patents

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Description

本発明は、化粧シートに関する。
化粧シートは、表面の保護、装飾等を目的として、木質板、プラスチック板等の表面に貼着して用いられている。そして、これによって得られた化粧板は、各種の建材、家具等に使用されている。
化粧シートには意匠性を付与するため所望の絵柄を施すことができる。前記絵柄としては、例えば、木目柄、レザー柄、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
化粧シートは、通常、最表面に表面保護層を有する。最表面に表面保護層を設けることにより、化粧シートに耐擦傷性等を付与することができる。
従来より、質感のある意匠性の高い化粧シートのニーズがある。例えば、化粧シートには、絵柄(例えば木目柄)のリアリティーを出すため、滑らかな触感が要求される。
特許文献1には、表面保護層を有する化粧シートの触感を向上させるために、表面保護層に合成樹脂ビーズを含有させた化粧シートが開示されている。
しかしながら、特許文献1の化粧シートは、触感がピーチスキンの化粧シートに限られ、絵柄の種類によっては適用範囲に限界がある。
特開2004−262105
本発明は、触感が滑らかである化粧シートを提供することを主な目的とする。
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、樹脂ビーズの粒径を特定の範囲にすることにより上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の化粧シートに関する。
1. 最表面に表面保護層を有し、前記表面保護層は、樹脂を架橋させることにより形成された層であって、平均粒径6〜9μmの樹脂ビーズを含有しており、前記表面保護層中における前記樹脂ビーズの含有量が、前記樹脂100重量部に対して、10〜30重量部であり、前記樹脂ビーズの平均粒径と前記表面保護層の厚みの比率が、1:0.56〜0.83である化粧シート。
. 前記樹脂が、電離放射線硬化性樹脂である項に記載の化粧シート。
. 前記表面保護層が、前記電離放射線硬化性樹脂を含む塗膜に対して電子線を照射することにより形成された層である項に記載の化粧シート。
. 基材シート上に、絵柄層、透明性接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び前記表面保護層を順に有する請求項1〜のいずれかに記載の化粧シート。
. 前記プライマー層が、樹脂を架橋させることにより形成された層である項に記載の化粧シート。
. 前記表面保護層及び前記プライマー層の少なくとも一方が、艶消し剤としてシリカを含有する項又はに記載の化粧シート。
. 項1〜のいずれかに記載の化粧シートの表面保護層が最表面層となるように前記化粧シートが被着材上に積層されてなる化粧板。
本発明の化粧シートは、従来の化粧シートに比べ、触感が滑らかである。すなわち、本発明の化粧シートは、従来の化粧シートに比べ、より本物(例えば天然木材、天然皮革等)に近く、高級感がある。しかも、本発明の化粧シートは、運搬、施工等の際、樹脂ビーズが欠落しにくく、滑らかな触感を好適に保持することができる。
本発明の化粧シートは、最表面に表面保護層を有し、前記表面保護層は、平均粒径10μm未満の樹脂ビーズを含有する。
本発明の化粧シートの表面保護層は、平均粒径が10μm未満の樹脂ビーズを含む。表面保護層が平均粒径10μm未満の樹脂ビーズを含むことにより、化粧シートに滑らかな触感を付与することができる。また、前記表面保護層中の樹脂ビーズの欠落を好適に防止することができる。
化粧シート
本発明の化粧シートは、最表面に表面保護層を有する。
(表面保護層)
表面保護層を形成することにより、化粧シート表面の傷のつきやすさをカバーし、耐擦傷性を向上させることができる。表面保護層は、透明である限り、着色されていても良い。また、後記絵柄層が視認できる範囲内で半透明であっても良い。
前記表面保護層は、平均粒径が10μm未満、好ましくは2〜9μm、より好ましくは5〜9μmの樹脂ビーズを含む。
前記樹脂ビーズを含むことにより、化粧シートに滑らかな触感を付与することができる。表面保護層中の樹脂ビーズは、表面保護層の表面から突出していればよい。前記樹脂ビーズの平均粒径については、レーザー回折法、コールターカウンター法、沈降法等の公知の方法により測定することができる。
樹脂ビーズとしては、例えばアクリル樹脂ビーズ、ウレタン樹脂ビーズ、スチレン樹脂ビーズ、ポリエステル樹脂ビーズ等の公知又は市販の樹脂ビーズが挙げられる。これら樹脂ビーズは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。特に、本発明では、樹脂ビーズとして、ウレタン樹脂ビーズ及びアクリル樹脂ビーズからなる群から選択される少なくとも1種のビーズを用いることが好ましい。
前記樹脂ビーズの形状は、通常、球状であるが、本発明の効果を妨げない範囲であれば、特に球状に限定されない。また、前記樹脂ビーズは、着色されていてもよい。適宜着色することにより、絵柄の種類によっては本物(例えば天然木材、天然皮革等)に近い立体感を好適に付与できる場合がある。
表面保護層の厚みは、通常、15μm以下、特に、1〜15μmであることが好ましく、3〜10μmであることがより好ましい。表面保護層の厚みが15μm以下である場合、前記ビーズの欠落を有効に防止しつつ、化粧シートに滑らかな触感を好適に付与することができる。
なお、本発明の効果を妨げない範囲であれば、一部の樹脂ビーズが表面保護層に埋もれていてもよい。
樹脂ビーズの平均粒径と表面保護層の厚みの比率は、1:0.1〜2が好ましく、1:0.5〜1.0がより好ましい。樹脂ビーズの平均粒径と表面保護層の厚みの比率が、1:0.1〜2である場合、前記ビーズの欠落を有効に防止しつつ、化粧シートに滑らかな触感を好適に付与することができる。
前記表面保護層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
前記表面保護層は、耐擦傷性等の観点から、樹脂を架橋させることにより形成された層であることが好ましい。前記樹脂としては、熱硬化性樹脂及び電離放射線硬化性樹脂の少なくとも1種が挙げられるが、特に、電離放射線硬化性樹脂が好ましい。
以下、表面保護層を構成するマトリックスとしての樹脂成分(以下、「マトリックス樹脂」と略記する場合がある)が電離放射線硬化性樹脂である場合について具体的に説明する。
電離放射線硬化性樹脂とは、紫外線、電子線等を照射することにより、架橋及び硬化する樹脂を指す。
電離放射性硬化型樹脂は、公知のもの又は市販品を使用することができる。具体的には、分子中に重合性不飽和結合又はエポキシ基をもつプレポリマー、オリゴマー及び単量体の少なくとも1種を含む組成物を用いる。
前記のプレポリマー又はオリゴマーとしては、例えば、ポリエステルメタアクリレート、ポリエーテルメタアクリレート、ポリオールメタアクリレート、メラミンメタアクリレート等のメタアクリレート類、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリオールアクリレート、メラミンアクリレート等のアクリレート類等がある。
単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸メチル、2−エチルヘキシルアクリレート、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸プロピル、メタアクリル酸エトキシメチル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸ラウリル等のメタアクリル酸エステル類がある。
不飽和酸の置換アミノアルコ−ルエステルとしては、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、メタアクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)エチル、アクリル酸−2−(N,N−ジベンジルアミノ)メチル、アクリル酸−2−(N,N−ジエチルアミノ)プロピル等の不飽和酸の置換アミノアルコールエステル等がある。
その他にも、アクリルアミド、メタアクリルアミド等の不飽和カルボン酸アミド、エチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ネオベンジルグリコールジアクリレート、1,6ーヘキサンジオールジアクリレート、エチルカルビトールアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、エチレングリコールアクリレート、ジエチレングリコールジメタアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタアクリレート等の多官能性物;トリメチロールプロパントリチオグリコレート、トリメチロールプロパントリチオプロピオレート、ジペンタエリスリトールテトラチオグリコール等の分子中に2個以上のチオール基をもつポリチオール化合物がある。
上記例示の樹脂については1種又は2種以上を併用して用いることができる。
前記表面保護層中における前記樹脂ビーズの含有量は、前記マトリックス樹脂100重量部に対して、10〜50重量部であることが好ましく、10〜30重量部であることがより好ましい。前記樹脂ビーズの含有量が、前記マトリックス樹脂100重量部に対して、10〜50重量部である場合、化粧シートに滑らかな触感を好適に付与することができる。
前記表面保護層は、艶消し剤としてシリカを含有してもよい。艶消し剤の含有量は、樹脂ビーズ以外の樹脂成分100重量部に対して、0.1〜50重量部であることが好ましく、5〜35重量部であることがより好ましい。シリカの平均粒径は、1〜30μmが好ましく、1〜15μmがより好ましい。前記シリカは、前記表面保護層から露出してもよい。前記シリカが前記表面保護層から露出している場合、本発明の化粧シートの触感がより滑らかになる。
電離放射線硬化型樹脂による表面保護層の形成方法については、公知の方法に従えば良い。例えば、電離放射線硬化型樹脂を含む組成物(塗料)を調製し、これをグラビアコート法、ロールコート法等の周知の塗布法で塗布すれば良い。この場合の前記組成物の塗布量としては、特に限定されず、表面保護層の厚みが上記範囲になるよう適宜設定すればよい。
塗布後、形成された塗膜に対して、電離放射線を照射する。電離放射線は、電磁波又は荷電粒子線のうち分子を重合、架橋し得るエネルギー量子を有するものを意味し、例えば可視光線、紫外線(近紫外線、真空紫外線等)、X線、電子線、イオン線等がある。特に電離放射線として、紫外線、電子線等を用いることができる。特に、前記表面保護層は、前記電離放射線硬化性樹脂を含む塗膜に対して電子線を照射することにより形成された層であることが好ましい。電子線を照射することにより、均一に樹脂架橋された表面保護層が確実に得られる。しかも、電子線照射により樹脂架橋する場合、光重合用開始剤を使用しなくても、安定的に前記樹脂を架橋・硬化できる点、紫外線照射による樹脂架橋とは異なり硬化反応速度が温度の影響をあまり受けない点等で有利である。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト蛍光灯、メタルハライドランプ灯等の光源を使用できる。紫外線の波長としては、190〜380nm程度の波長域を使用することができる。
また、電子線源としては、例えばコッククロフトワルト型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。電子線の加速電圧は、一般には100〜1000keV程度、好ましくは100〜300keV程度である。電子線の照射量は、通常2〜15Mrad程度であればよい。
本発明の化粧シートは、最表面に表面保護層を有すればよく、具体的構成については化粧シートの用途等に応じて適宜設定すればよい。例えば、基材シート上に、絵柄層、透明性接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び前記表面保護層を順に有する化粧シートが挙げられる。
以下、本発明の化粧シートに関し、基材シート上に、絵柄層、透明性接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び前記表面保護層を順に有する化粧シートを代表例として、具体的に説明する。
(基材シート)
基材シートは、その表面(おもて面)には絵柄層等が順次積層される。
基材シートとしては、例えば、熱可塑性樹脂により形成されたシート(フィルム)が好適である。具体的には、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル等が挙げられる。前記基材シートは、これら樹脂を単独で又は2種以上を組み合わせ用いることにより形成される。
基材シートは、着色されていても良い。この場合は、上記のような熱可塑性樹脂に対して着色材(顔料又は染料)を添加して着色することができる。着色材としては、例えば、二酸化チタン、カーボンブラック、酸化鉄等の無機顔料、フタロシアニンブルー等の有機顔料のほか、各種の染料も使用することができる。これらは、公知又は市販のものから1種又は2種以上を選ぶことができる。また、着色材の添加量も、所望の色合い等に応じて適宜設定すれば良い。
基材シートには、必要に応じて、充填剤、艶消し剤、発泡剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定化剤等の各種の添加剤が含まれていても良い。
基材シートの厚みは、最終製品の用途、使用方法等により適宜設定できるが、一般には20〜300μmが好ましい。
基材シートは、必要に応じて、絵柄層を形成するインキの密着性を高めるために表面(おもて面)にコロナ放電処理を施してもよい。コロナ放電処理の方法・条件は、公知の方法に従って実施すれば良い。また、必要に応じて、基材シートの裏面にコロナ放電処理を施したり、裏面プライマー層を形成したりしてもよい。
(絵柄層)
絵柄層は、化粧シートに所望の絵柄(意匠)を付与するものであり、絵柄の種類等は限定的ではない。例えば、木目模様、レザー模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられる。
絵柄層の形成方法は特に限定されず、例えば、公知の着色剤(染料又は顔料)を結着材樹脂とともに溶剤(又は分散媒)中に溶解(又は分散)して得られるインキを用いた印刷法により、基材シート表面に形成すればよい。インキとしては、化粧シートのVOCを低減する観点からは水性組成物を用いることが望ましい。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック、チタン白、亜鉛華、弁柄、紺青、カドミウムレッド等の無機顔料;アゾ顔料、レーキ顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、フタロシアニン顔料、イソインドリノン顔料、ジオキサジン顔料等の有機顔料;アルミニウム粉、ブロンズ粉等の金属粉顔料;酸化チタン被覆雲母、酸化塩化ビスマス等の真珠光沢顔料;蛍光顔料;夜光顔料等が挙げられる。これらの着色剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。これらの着色剤は、シリカ等のフィラー、有機ビーズ等の体質顔料、中和剤、界面活性剤等とともに用いてもよい。
結着材樹脂としては、親水性処理されたポリエステル系ウレタン樹脂のほか、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリビニルアセテート、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリスチレン−アクリレート共重合体、ロジン誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアルコール付加物、セルロース系樹脂なども併用できる。より具体的には、例えば、ポリアクリルアミド系樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸系樹脂、ポリエチレンオキシド系樹脂、ポリN−ビニルピロリドン系樹脂、水溶性ポリエステル系樹脂、水溶性ポリアミド系樹脂、水溶性アミノ系樹脂、水溶性フェノール系樹脂、その他の水溶性合成樹脂;ポリヌクレオチド、ポリペプチド、多糖類等の水溶性天然高分子;等も使用することができる。また、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリ酢酸ビニル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン−ポリアクリル系樹脂等が変性したものないし前記天然ゴム等の混合物、その他の樹脂を使用することもできる。上記結着材樹脂は、単独又は2種以上で使用できる。
絵柄層の形成は、例えば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、スクリーン印刷法、フレキソ印刷法、静電印刷法、インクジェット印刷法等の公知の印刷法により行えばよい。
絵柄層の厚みは特に限定されず、製品特性に応じて適宜設定できるが、塗工時の層厚は1〜15μm程度、乾燥後の層厚は0.1〜10μm程度である。
(着色隠蔽層)
本発明の化粧シートでは、基材シートと絵柄層との間にさらに着色隠蔽層が形成されていてもよい。
着色隠蔽層は、化粧シートと被着体とを接合した際に被着体の地色を隠蔽できればよく、通常は基材シートを被覆するように形成すればよい。
着色隠蔽層の形成には、上記公知の印刷法を利用できる。また、前記絵柄層の形成に用いるインキをそのまま使用できる。
着色隠蔽層の形成には、上記公知の印刷法を利用できる。
塗布量は、2〜30g/m2の範囲が望ましい。
着色隠蔽層の厚みは、通常0.1〜20μm程度、好ましくは1〜10μm程度である。
(透明性接着剤層)
後記透明性樹脂層と絵柄層との密着性を高めるため、透明性接着剤層を形成する。透明性接着剤層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
接着剤としては特に限定されず、化粧シートの分野で公知の接着剤が使用できる。
化粧シートの分野で公知の接着剤としては、例えば、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂、ウレタン系樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。これら着色剤は1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いる。また、イソシアネートを硬化剤とする二液硬化型ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂も適用し得る。
透明性接着剤層の形成には、上記公知の印刷法を利用できる。
透明性接着剤層の厚みは特に限定されないが、乾燥後の厚みが0.1〜30μm程度、好ましくは1〜20μm程度である。
(透明性樹脂層)
透明性接着剤層の上には、透明性樹脂層が形成される。
透明性樹脂層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。前記透明性樹脂層を構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリメチルペンテン、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、ポリカーボネート、セルローストリアセテート等を挙げることができる。これら樹脂は単独で又は2種以上を組み合わせて用いる。
好ましくは、ポリプロピレン樹脂を代表とするポリオレフィン系樹脂を使用する。従って、透明性樹脂層としてポリオレフィン系樹脂を使用する場合は、基材シートを構成するものとして挙げた各種のポリオレフィン系樹脂を使用することができる。
なお、透明性樹脂層は、透明性を有する限り、着色されていても良いが、特に着色剤を配合しない方が望ましい。
透明性樹脂層の形成方法は限定的でなく、例えば予め形成されたシート又はフィルムを隣接する層にラミネートする方法、透明性樹脂層を形成し得る樹脂組成物を溶融押出することにより隣接する層上に塗工する方法、隣接する層と一緒にラミネートする方法等のいずれも採用することができる。ラミネート方法としては、例えばドライラミネート方式によるラミネート方法が挙げられる。
透明性樹脂層の厚みは、通常は20〜200μm程度であるが、化粧シートの用途等に応じて上記範囲を超えても良い。
(プライマー層)
プライマー層を設けることにより、前記表面保護層の形成を容易することができる。前記プライマー層は、透明性のものであれば特に限定されず、無色透明、着色透明、半透明等のいずれも含む。
前記プライマー層は、公知の又は市販のプライマー剤を前記透明性樹脂層の上に塗布することにより形成できる。特に、前記プライマー層は、樹脂を架橋させることにより形成された層であることが好ましい。そのような層を形成するためのプライマー剤としては、例えば、アクリル変性ウレタン樹脂等からなるウレタン樹脂系プライマー剤、アクリルとウレタンのブロック共重合体からなる樹脂系プライマー剤等が挙げられる。これらプライマー剤は単独で又は2種以上を組み合わせて用いる。
プライマー層には、艶消し剤としてシリカを含有させてもよい。プライマー剤中におけるシリカの含有量は、樹脂成分100重量部に対して、0.1〜50重量部が好ましく、10〜40重量部がより好ましい。
さらに、必要に応じて、プライマー剤に公知の添加剤を含有させてもよい。例えば、プライマー剤にヘキサメチレンジイソシアネート系硬化剤を含有させることにより、前記透明性樹脂層と前記表面保護層との密着性をより向上させることができる。
前記プライマー層の形成には、上記公知の方法を利用できる。例えば、上記の電離放射線硬化型樹脂による表面保護層の形成方法と同様の方法を採用できる。
前記プライマー層の厚みは特に限定されないが、通常0.1〜100μm程度、好ましくは0.5〜15μm程度である。
化粧板
本発明の化粧板は、前記化粧シートの表面保護層が最表面層となるように前記化粧シートが被着材上に積層されてなる。
被着材は、限定的でなく、公知の化粧シートと同様のものを用いることができる。例えば、木質材、金属、セラミックス、プラスチックス、ガラス等が挙げられる。特に、本発明化粧シートは、木質材に好適に使用することができる。木質材としては、具体的には、杉、檜、欅、松、ラワン、チーク、メラピー等の各種素材から作られた突板、木材単板、木材合板、パティクルボード、中密度繊維板(MDF)等が挙げられる。
積層方法は限定的でなく、例えば接着剤により化粧シートを被着材に貼着する方法等を採用することができる。接着剤は、被着材の種類等に応じて公知の接着剤から適宜選択すれば良い。例えば、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー等のほか、ブタジエン・アクリルニトリルゴム、ネオプレンゴム、天然ゴム等が挙げられる。これら接着剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いる。
このようにして製造された化粧板は、例えば、壁、天井、床等の建築物の内装材、窓枠、扉、手すり等の建具の表面化粧板、家具又は弱電、OA機器等のキャビネットの表面化粧板等に好ましく用いることができる。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
図1に示す構成の化粧シートを以下の方法により製造した。
60μm厚の着色ポリプロピレンフィルムからなる基材シート1の表裏両面にコロナ放電処理を施した。その後、基材シート1上に、アクリル系樹脂を結着材樹脂とした着色インキを用いてグラビア印刷法により、2μm厚の着色隠蔽層2及び4μm厚のレザー調の絵柄層3を形成した。
次いで、絵柄層3の上に、ウレタン系樹脂を固形分の厚みが3μmとなるように塗工し、さらにポリプロピレン系樹脂のシートをドライラミネート方式で積層し、3μm厚の透明性接着剤層4及び厚み80μmの透明性樹脂層5を形成した。
透明性樹脂層5の表面に、アクリル系ウレタン樹脂、シリカ(アクリル系ウレタン樹脂100重量部に対して30重量部)、及びヘキサメチレンジイソシアネート系硬化剤(アクリル系ウレタン樹脂100重量部に対して20重量部)からなる樹脂組成物を用いてグラビア印刷法により、厚み1μmのプライマー層6を形成した。
さらに、プライマー層6の上に、電離放射線硬化型樹脂であるウレタンアクリレートオリゴマーと平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズ(ウレタンアクリレートオリゴマー100重量部に対して20重量部)からなる樹脂組成物をグラビア印刷法により固形分が5g/m2となるように塗工・乾燥して未硬化の塗膜を形成した。
その後、酸素濃度200ppmの環境下において、未硬化樹脂層に加速電圧125KeV、5Mradの条件で電子線を照射して樹脂を硬化させて樹脂ビーズ8が表面に露出した表面保護層7(層の厚み:5μm)を形成した。
実施例2
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径6μmのアクリル樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
実施例3
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径9μmのウレタン樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
実施例4
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径9μmのアクリル樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
比較例1
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズを用いない以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
比較例2
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径20μmのウレタン樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
比較例3
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径20μmのアクリル樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
比較例4
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径10μmのウレタン樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
比較例5
平均粒径6μmのウレタン樹脂ビーズの代わりに、平均粒径10μmのアクリル樹脂ビーズを用いた以外は実施例1と同様の方法により化粧シートを作製した。
試験例1(触感)
実施例1〜4及び比較例1〜5で作製した化粧シートの触感を確認した。具体的には、前記化粧シートの表面保護層側を手でなでることにより確認した。
さらさらして滑らかな触感を有しており、スエードのような手触りのものを○、ざらざらしており、硬い手触りのものを△、表面の摩擦が強く、手への抵抗が強いものを×と評価した。
結果を表1に示す。
試験例2(艶値)
実施例1〜4及び比較例2〜5で作製した化粧シートの表面保護層の艶値を測定することにより、表面保護層から突出する樹脂ビーズの密度を確認した。突出する樹脂ビーズの密度が高い場合、手でなでる際に手と接触する樹脂ビーズの数が多いため、滑らかな触感を与えることができる。
なお、参考のため、比較例1で作製した化粧シートの表面保護層の艶値も測定した。
具体的には、実施例1〜4及び比較例1〜5において、基材シート1として白色のフィルムを用い、着色隠蔽層2として白色の隠蔽層を形成し、絵柄層3として白色無地の絵柄層を形成した。これらの化粧シートの表面艶値を、グロスメーター(村上色彩技術研究所製:GMX−202)を用い、入射角60度の条件で測定した。
艶値が5以下のもの(突出する樹脂ビーズの密度が高いもの)を○、5を超えるもの(突出する樹脂ビーズの密度が低いもの)を×と評価した。
結果を表1に示す。
Figure 0004877008
図1は、実施例にて作製した化粧シートの概念図(断面図)である。
符号の説明
1・・・基材シート
2・・・着色隠蔽層
3・・・絵柄層
4・・・透明性接着剤層
5・・・透明性樹脂層
6・・・プライマー層
7・・・表面保護層
8・・・樹脂ビーズ

Claims (7)

  1. 最表面に表面保護層を有し、前記表面保護層は、樹脂を架橋させることにより形成された層であって、平均粒径6〜9μmの樹脂ビーズを含有しており、前記表面保護層中における前記樹脂ビーズの含有量が、前記樹脂100重量部に対して、10〜30重量部であり、前記樹脂ビーズの平均粒径と前記表面保護層の厚みの比率が、1:0.56〜0.83である化粧シート。
  2. 前記樹脂が、電離放射線硬化性樹脂である請求項に記載の化粧シート。
  3. 前記表面保護層が、前記電離放射線硬化性樹脂を含む塗膜に対して電子線を照射することにより形成された層である請求項に記載の化粧シート。
  4. 基材シート上に、絵柄層、透明性接着剤層、透明性樹脂層、プライマー層及び前記表面保護層を順に有する請求項1〜のいずれかに記載の化粧シート。
  5. 前記プライマー層が、樹脂を架橋させることにより形成された層である請求項に記載の化粧シート。
  6. 前記表面保護層及び前記プライマー層の少なくとも一方が、艶消し剤としてシリカを含有する請求項又はに記載の化粧シート。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の化粧シートの表面保護層が最表面層となるように前記化粧シートが被着材上に積層されてなる化粧板。
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