JP5344624B2 - 光接続器およびこれを用いた光ケーブルの接続方法 - Google Patents

光接続器およびこれを用いた光ケーブルの接続方法 Download PDF

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本発明は、複数の被覆付き光ファイバ心線を含む光ケーブルを、現場において作業性良く接続するための技術に関する。
光ファイバの接続技術は、MTコネクタ接続に代表される着脱自在な一時接続と、融着接続やメカニカルスプライスに代表される永久接続とに大別される。
一時接続のMTコネクタ接続では、光ケーブル内の4〜16心の被覆付き光ファイバ心線毎に被覆の除去、清拭、光ファイバカッタによる鏡面劈開面の形成、コネクタフェルールへの挿入および固定、そしてコネクタの接続作業を行う。この方法は他の接続方法と比較して、着脱自在な点で優れている。
永久接続のうち融着接続では、前記同様の4〜16心の被覆付き光ファイバ心線毎に被覆の除去、清拭、光ファイバカッタによる鏡面劈開面の形成を行い、調心ステージを用いて対向させ、放電などの熱により先端を溶融させて接続する。この方法は他の接続方法と比較して、接続損失や反射減衰量に優れている。
また、永久接続のうちメカニカルスプライスは、前記同様の1心または4心の被覆付き光ファイバ心線に対して被覆の除去、清拭、光ファイバカッタによる鏡面劈開面の形成を行い、調心ガイド上に固定し、光ファイバ端面間には屈折率整合材を配置して接続点での反射を抑制する技術であり、比較的安価な工具を用いて、簡易な作業で接続できるという特徴がある(非特許文献1参照)。
「光ファイバ・ケーブル接続」光通信技術ハンドブック 第4部、オプトロニクス社、2003年、pp.245-247
しかしながら、上述した現行の全ての接続方法において、1回の接続作業では、4心から多くとも16心しか接続できないので、数百から千にも至る心数の被覆付き光ファイバ心線を含む光ケーブルを接続するには、同様の作業を数多く繰り返す必要があった。
例えば、MTコネクタ接続では、ガイドピン穴にガイドピンのそれぞれの側が挿入されるように、対向するコネクタを2本のガイドピンを介して接続する。この際、その調心精度は2箇所のガイドピン穴で挟まれた領域より遠ざかるほど悪化する。このため、光ファイバを配置できる範囲に制約があり、事実上、1回当たりの接続心数を現行以上に増加することは困難であった。
また、融着接続では、2本の放電用電極棒間に被覆を除去した裸光ファイバ素線の接続端面を対向させて配置し、アーク放電により先端を溶融させた上で裸光ファイバ素線の先端を押し当てて接続する。この場合、電極棒間で放電時に接続に適した温度となる領域は限られている。このため、光ファイバを配置できる範囲に制約があり、事実上、1回当たりの接続心数を現行以上に増加することは困難であった。
また、メカニカルスプライスでは、被覆を除去した裸光ファイバ素線を簡易な調心溝に配置し、対向させて接続する。被覆を除去した裸光ファイバ素線は大変折れ易いため、数多くの裸光ファイバ素線を同時に扱って、接続作業を行うのは困難である。このため、事実上、1回の接続作業当たりに扱える光ファイバの心数には制約があり、接続心数を現行以上に増加することは困難であった。
また、現行の全ての接続方法において、1回の接続作業ごとに被覆の除去、清拭を繰り返す必要があり、1回の接続作業そのものが煩雑であった。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたもので、
光ケーブルに含まれる複数の被覆付き光ファイバ心線を一括して接続する光接続器であって、光ケーブルの先端に結合される光ケーブルプラグと、2つの光ケーブルプラグ同士を結合するための光ケーブルアダプタとで構成され、光ケーブルプラグは、光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を1次元的(一列を一段)または2次元的(一列を複数段)に整列させる被覆付き光ファイバ心線ガイドと、整列された複数の被覆付き光ファイバ心線をそれぞれ固定する固定手段とを少なくとも有する固定部材と、前記固定部材に整列されて固定された複数の被覆付き光ファイバ心線をそれぞれ軸方向に移動可能に収容する被覆付き光ファイバ心線ガイドと、当該被覆付き光ファイバ心線ガイドと被覆屑用スペースを隔てて配置され、前記固定部材に整列されて固定された複数の被覆付き光ファイバ心線が一括挿入されることで当該複数の被覆付き光ファイバ心線の先端部の被覆をそれぞれ除去するとともに被覆除去後の複数の裸光ファイバ素線の先端をその一端面より所定量突き出させた状態で配列する被覆除去部とを少なくとも有する配列部材と、を少なくとも備え、光ケーブルアダプタは、接続しようとする2つの光ケーブルの先端にそれぞれ結合された各光ケーブルプラグの配列部材の一端面より所定量突き出した複数の裸光ファイバ素線の先端をそれぞれ互いに対向させるように収容して調心する複数の調心溝または調心孔からなる調心部と、当該調心部に収容された複数の裸光ファイバ素線を固定する固定手段とを少なくとも有することを特徴とする光接続器を提案する。
また、前記光接続器を用いて光ケーブルに含まれる複数の被覆付き光ファイバ心線を一括して接続する方法であって、光ケーブルプラグの固定部材に光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を挿入して、当該複数の被覆付き光ファイバ心線を被覆付き光ファイバ心線ガイドにより1次元的(一列を一段)または2次元的(一列を複数段)に整列させ、整列された複数の被覆付き光ファイバ心線を固定手段により固定し、当該光ケーブルプラグの固定部材に固定された複数の被覆付き光ファイバ心線を、当該固定部材から所定の突き出し長だけ突き出させた状態で切断し、複数の被覆付き光ファイバ心線を固定した光ケーブルプラグの固定部材を光ケーブルプラグの配列部材に挿入することで、被覆付き光ファイバ心線ガイドにより複数の被覆付き光ファイバ心線を1次元的(一列を一段)または2次元的(一列を複数段)に整列させ、被覆除去部により複数の被覆付き光ファイバ心線の先端部の被覆をそれぞれ除去するとともに被覆除去後の複数の裸光ファイバ素線の先端をその一端面より所定量突き出させた状態で配列させ、前記光ケーブルプラグの固定部材と配列部材とを所定の位置関係で固定して光ケーブルプラグを構成し、前記の如く構成された2つの光ケーブルプラグを複数の裸光ファイバ素線の先端が突き出た側から光ケーブルアダプタの調心部にそれぞれ挿入することで、各光ケーブルプラグに含まれる複数の裸光ファイバ素線の先端同士を突き合わせ、固定手段により当該突き合わせた状態の各裸光ファイバ素線を固定することを特徴とする光ケーブルの接続方法を提案する。
前記光ケーブルプラグの固定部材への光ケーブルの挿入は、4心から16心またはそれ以上の被覆付き光ファイバ心線ごとにまとめて行う。一度に挿入する心数は光ケーブルの構造に依存する。
なお、本発明でいう光ケーブルとは、単心の被覆付き光ファイバ心線を複数収容した光ケーブル、光ファイバテープ心線を複数収容した光ケーブルの他、光ファイバテープ心線単体も含むものとする。
この光ケーブルの挿入時において、光ケーブルが従来の光ファイバテープ心線、または側圧分離テープ、または間欠テープ心線である、もしくはこれらを用いたものである場合は、光ケーブル端面または光ファイバテープ心線端面が押し付けられたときに各被覆付き光ファイバ心線毎に分離する凸部を利用した単心分離が行われる。また、光ケーブルが側圧分離テープである、もしくはこれを用いたものである場合は、当該光ケーブルに側圧を加える構造を利用した単心分離が行われる。
また、前記光ケーブルプラグの固定部材における固定手段としては、バネなどを利用した側圧による機械的な把持固定や接着剤による固定を利用することができる。
また、前記光ケーブルの接続方法における被覆付き光ファイバ心線の劈開切断としては、金属刃による劈開切断(「被覆付き光ファイバ心線の切断技術の検討」2008年電子情報通信学会総合大会講演論文集、B−13−15、p.461:参考文献1参照)、または熱源カッタによる劈開切断(「熱による光ファイバ端面切断条件の検討」2007年電子情報通信学会総合大会講演論文集、B−13−2、p.497:参考文献2参照)を用いることができる。
金属刃による劈開切断では、切断に際して刃を被覆付き光ファイバ心線に当てなければいけないので、被覆付き光ファイバ心線は1次元的(一列を一段)にしか整列できない制約がある。熱源カッタによる劈開切断では、被覆付き光ファイバ心線に熱を加えてから曲げ折りすれば良いので、原理的には固定部材において2次元的に被覆付き光ファイバ心線を整列することができる。
被覆付き光ファイバ心線の被覆除去は、例えば内径175μmの穴に被覆付き光ファイバ心線を正対させ、そのまま押し込むことで被覆のみ除去され、裸光ファイバ素線のみが穴に挿入されることが知られている(「被覆付き光ファイバ心線の突合せ接続に関する考察」2009年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会講演論文集、B−13−8、p.297:参考文献3参照)。
本発明では、被覆付き光ファイバ心線の挿入方向に対して垂直に配置された壁に設けられた複数の穴からなり、各穴は被覆付き光ファイバ心線の被覆付き部分の外径未満でクラッドの外径以上の内径を有し、被覆付き光ファイバ心線ガイドにより1次元的(一列を一段)または2次元的(一列を複数段)に整列された複数の被覆付き光ファイバ心線とそれぞれ1対1で対向するように配列されている被覆除去部に向けて、複数の被覆付き光ファイバ心線を同時に挿入することで、当該複数の被覆付き光ファイバ心線の被覆を一括で除去できる。
被覆除去後の裸光ファイバ素線は、内径がクラッドの外径とほぼ等しく形成された前記穴の突き出し側に当接することで、被覆屑が拭い取られ、従来の接続工法における被覆除去し、アルコール清拭を施した場合と同等の状態となる。
前記光ケーブルアダプタの調心溝または調心孔からなる調心部は、V溝またはU溝と蓋構造とを用いるか、裸光ファイバ素線のクラッドの外径とほぼ等しい内径を有する細孔を用いることによって実現できる。
また、予め屈折率整合剤を調心部に配置するか、接続の前に裸光ファイバ素線の端面に塗布することによって、接続点で生じる反射光を小さくすることができる。
調心部における裸光ファイバ素線の固定手段は、裸光ファイバ素線に側圧を加えて機械固定を行うか、接着剤を用いて固定することで実現できる。接着剤を用いる場合は、硬化後の屈折率を光ファイバコアの屈折率とほぼ等しくすることで、屈折率整合剤を用いずとも、接続点で生じる反射光を小さくすることができる。
本発明によれば、光ファイバの劈開切断、被覆除去および接続の作業を、複数心一括で行うことができ、16心より多い心数において一括接続を行うことで、作業を従来よりも大幅に簡略化することができる。
例えば、光ケーブルプラグの固定部材に1次元的(一列を一段)に配列され固定された被覆付き光ファイバ心線を、金属刃を用いた光ファイバカッタによって一括して劈開切断する。次に、このように被覆付き光ファイバ心線が1次元的(一列を一段)に配列・固定され劈開切断された固定部材を複数段重ねることで、被覆付き光ファイバ心線を2次元的(一列を複数段)に配列し、これを光ケーブルプラグの配列部材に挿入することで光ケーブルの全心数について一括で被覆を除去することができる。
さらに前記固定部材と配列部材とで構成される光ケーブルプラグを光ケーブルアダプタで接続することで、光ケーブルの全心数について一括で接続することができる。例えば、16心の光ファイバテープ心線を16本用いて光ケーブルプラグを組み立てれば、256心の接続を一度に行うことができる。
本発明では、接続の際の調心において、調心溝または調心孔からなる1つの調心部に接続する2つの裸光ファイバ素線を挿入して調心を行う。このため、調心精度は各調心部の加工精度に依存し、同時接続心数には依存しない。このため、調心の観点からは同時接続心数に限界はなく、本発明では従来技術よりも多くの心数を一括で接続することができる。
例えば、MTコネクタ接続では、2本のガイドピンで調心を行うため、最も調心精度の良い2本のガイドピンに挟まれた領域に配置できる調心孔の心数には限界がある。一方、前述した如く、本発明にはこのような限界は無く、本発明を用いることでMTコネクタよりも多くの心数を一括で接続することができる。
また、融着接続では、接続を行う2本の放電用電極棒の間で接続に適した温度となる領域は限られているので、一度に接続できる心数には限界がある。一方、前述した如く、本発明にはこのような限界は無く、本発明を用いることで融着接続よりも多くの心数を一括で接続することができる。
また、メカニカルスプライスで用いられる従来の被覆除去工法では、上下から被覆に刃を当てるため、被覆付き光ファイバ心線を1次元的(一列を一段)にしか配列できない。また、被覆除去後に作業者が清拭作業を行うため、被覆付き光ファイバ心線を2次元的(一列を複数段)に配列すると、清拭作業時にファイバを破断させる可能性が高い。加えて、被覆の除去後に光ファイバを1次元配列から2次元配列に配列し直すことは、裸光ファイバ素線の脆弱性を考慮すると、困難な作業となることは否めない。
一方、本発明では、配列部材の被覆除去部への被覆付き光ファイバ心線の挿入作業を通じて被覆を除去するので、2次元的に配列された被覆付き光ファイバ心線の被覆を一括で除去することが可能である。また、被覆除去後は光ケーブルプラグを光ケーブルアダプタに挿入するのみで接続が行え、被覆除去後の接続作業工程が少ないことから、裸光ファイバ素線の破損の可能性が少ない。このことから、本発明を用いることでメカニカルスプライスよりも多くの心数を一括で接続することができる。
また、本発明では、被覆除去が配列部材への挿入作業と同時に行われるようになっており、従来工法における被覆除去作業と清拭作業が省略され、1接続作業当たりの作業工程を従来に比べて簡略化することができる。
本発明の光接続器の実施の形態の一例を示す全体構成図 本発明の光接続器の実施の形態の一例を示す要部断面図 光ケーブルプラグの固定部材の詳細を示す斜視図 図3のA−A’線断面図 固定部材に被覆付き光ファイバ心線を挿入した状態を示す斜視図 被覆付き光ファイバ心線を把持固定した状態を示す斜視図 被覆付き光ファイバ心線を接着固定した状態を示す斜視図 固定部材の他の例を示す斜視図 固定部材の他の例を示す斜視図 固定部材の他の例を示す斜視図 光ケーブルプラグの配列部材の詳細を示す斜視図 配列部材による被覆付き光ファイバ心線の被覆除去および配列のようすを示す斜視図 配列部材による被覆付き光ファイバ心線の被覆除去および配列のようすを示す斜視図 被覆除去部の他の例を示す斜視図 撓み部を有する光ケーブルプラグを示す斜視図 撓み部の撓み幅を伸縮自在とした光ケーブルプラグを示す斜視図 撓み部の撓み幅を伸縮自在とした光ケーブルプラグを示す斜視図 撓み部の撓み幅を伸縮自在とした光ケーブルプラグを示す斜視図 光ケーブルアダプタの詳細を示す斜視図 図19の光ケーブルアダプタで裸光ファイバ素線を接続・固定した状態を示す斜視図 光ケーブルアダプタの他の例の詳細を示す斜視図 図21の光ケーブルアダプタで裸光ファイバ素線を接続・固定した状態を示す斜視図 光ケーブルアダプタへの裸光ファイバ素線の固定方法の他の例を示す斜視図 本発明の光ケーブルの接続方法の実施の形態の一例を示す説明図 本発明の光ケーブルの接続方法の実施の形態の一例を示す説明図 本発明の光ケーブルの接続方法の実施の形態の一例を示す説明図 本発明の光ケーブルの接続方法の実施の形態の一例を示す説明図 本発明の光ケーブルの接続方法の実施の形態の一例を示す説明図 本発明の光ケーブルの接続方法の実施の形態の一例を示す説明図 固定部材が1次元的配列の場合の接続方法を示す説明図 固定部材が1次元的配列の場合の接続方法を示す説明図 固定部材が1次元的配列の場合の接続方法を示す説明図 固定部材が1次元的配列の場合の接続方法を示す説明図 固定部材に固定する前に劈開切断を行う場合の接続方法を示す説明図 固定部材に固定する前に劈開切断を行う場合の接続方法を示す説明図 撓み部を有する光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図 撓み部を有する光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図 撓み部を有する光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図 配列部材をファイバ先端側へ移動可能な光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図 配列部材をファイバ先端側へ移動可能な光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図 配列部材をファイバ先端側へ移動可能な光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図 配列部材をファイバ先端側へ移動可能な光ケーブルプラグを用いた場合の接続のようすを示す説明図
以下、本発明の実施の形態を説明するが、これにより本発明の範囲が制限されるものではない。
<全体構成>
図1は本発明の光接続器の実施の形態の一例を示すもので、本発明の光接続器は、光ケーブルの先端に結合される光ケーブルプラグ10と、2つの光ケーブルプラグ同士を接続するための光ケーブルアダプタ20とで構成される。
また、光ケーブルプラグ10は、複数の被覆付き光ファイバ心線が挿入された固定部材11および配列部材12を少なくとも備え、光ケーブルアダプタ20は複数の調心部21を少なくとも有する。
ここで、光ケーブルプラグ10およびアダプタ20は、図2に示すように、それぞれ全体を覆うようなハウジング部材、即ちプラグハウジング部材13およびアダプタハウジング部材22を備えていても良い。
被覆付き光ファイバ心線301は光ケーブルプラグ10の固定部材11に固定され、配列部材12によって先端部の被覆が除去されて、配列部材12の一端面より裸光ファイバ素線302の先端が所定量突き出すように組み立てられる。この状態の光ケーブルプラグ10を2つ、光ケーブルアダプタ20に互いに対向するように挿入することで、プラグ10から突き出した裸光ファイバ素線302の先端部がアダプタ20の調心部21に挿入され、調心された状態で対向するプラグ10の裸光ファイバ素線と突き当たることで、光ファイバの接続が行われる。
なお、光ケーブルプラグ10と光ケーブルアダプタ20は、ハウジングやその他の部材の嵌合により、光ファイバ同士を接続した状態で互いに固定可能であるものとする。この嵌合は、ラッチ構造などの一般的な嵌合方法を用いることができる。
また、光ケーブルプラグ10は、配列部材12の位置を変えることなどにより、ファイバ先端の突き出し量を変更できるものでも良い。例えば、プラグ10を光ケーブルアダプタ20に挿入する前は、ファイバ先端は突き出しておらず、アダプタ20に挿入されることでアダプタ20の部材と配列部材12が当接し、このため挿入に応じて配列部材12が引っ込むと同時にファイバ先端が突き出し、調心部21に挿入されていく、という構造をとるものでも良い。
<光ケーブルプラグの固定部材>
図3は光ケーブルプラグ10の固定部材11の詳細を示したものである。固定部材11は、光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を2次元的(一列を複数段)に整列させる被覆付き光ファイバ心線ガイド111と、整列された複数の被覆付き光ファイバ心線をそれぞれ固定する固定手段、ここでは被覆付き光ファイバ心線ガイド111の途中に設けられた把持部112と、把持部112を動作させるための把持部動作ボタン113とで構成されている。
また、図4(a)(b)は図3のA−A’線断面を示すもので、固定部材11は光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を単心に分離する分離手段、ここでは図4(b)に示すように被覆付き光ファイバ心線ガイド111の挿入口と把持部112との間に設けられた、光ケーブル端面または光ファイバテープ心線端面が押し付けられたときに各被覆付き光ファイバ心線毎に分離する凸部114を備えていても良い。また、被覆付き光ファイバ心線ガイド111の挿入口には被覆付き光ファイバ心線を挿入し易くするためのテーパ形状が設けてあっても良い。
図5は固定部材11の被覆付き光ファイバ心線ガイド111に被覆付き光ファイバ心線301を挿入した状態を、図6はさらに把持固定を行った状態を示すものである。把持部動作ボタン113は動作させた状態で保持することができ、被覆付き光ファイバ心線301を固定した状態に留めることができる。また、被覆付き光ファイバ心線301の固定には把持固定以外に、図7に示すように接着剤115による固定を用いることもできる。
固定部材としては、図1乃至図7までに示したような複数の被覆付き光ファイバ心線を2次元的(一列を複数段)に整列させるものの他、図8に示すような複数の被覆付き光ファイバ心線301を1次元的(一列を一段)に整列させる固定部材14であっても良い。この場合は、図9に示すように被覆付き光ファイバ心線301を固定した後、図10に示すように固定部材14を複数段重ね合わせて2次元の配列にできるものとする。
<光ケーブルプラグの配列部材>
図11は光ケーブルプラグ10の配列部材12の詳細を示したものである。配列部材12は、固定部材11に整列されて固定された複数の被覆付き光ファイバ心線をそれぞれ軸方向に移動可能に収容する被覆付き光ファイバ心線ガイド121と、被覆除去部122、ここでは被覆付き光ファイバ心線ガイド121と被覆屑用スペース123を隔てて配置され、前記固定部材11に整列されて固定された複数の被覆付き光ファイバ心線が一括挿入されることで当該複数の被覆付き光ファイバ心線の先端部の被覆をそれぞれ除去するとともに被覆除去後の複数の裸光ファイバ素線の先端を所定量突き出させた状態で配列する被覆除去部122とで構成されている。
ここで、被覆付き光ファイバ心線ガイド121の挿入口には、挿入性向上のためのテーパ形状が設けられていても良い。被覆除去部122は、詳細には被覆付き光ファイバ心線の挿入方向に対して垂直に配置された壁122aに設けられた複数の穴122bからなり、各穴122bは被覆付き光ファイバ心線の被覆付き部分の外径未満でクラッドの外径以上の内径、より詳細には挿入側の内径は被覆付き光ファイバ心線の被覆外径よりも小さく、突き出し側の内径は裸光ファイバ素線のクラッド外径よりもわずかに大きいテーパ形状を有し、被覆付き光ファイバ心線ガイド121により1次元的または2次元的に整列された複数の被覆付き光ファイバ心線とそれぞれ1対1で対向するように配列されている。
図12および図13に、被覆付き光ファイバ心線301を配列部材12に挿入することで、被覆が除去され、裸光ファイバ素線が精度良く配列されるようすを示す。配列部材12に挿入された被覆付き光ファイバ心線301は、被覆除去部122の挿入口で被覆が除去部の壁に当たり(図12)、被覆付き光ファイバ心線301内部の裸光ファイバ素線302のみがテーパ形状によって穴122bへと案内される(図13)。そのため、このままさらに挿入していくと、被覆は光ファイバ心線301から除去され、裸光ファイバ素線302のみが穴122bに挿入される。穴122bの突き出し側の内径は裸光ファイバ素線302のクラッド外径とほぼ等しいので、裸光ファイバ素線302は穴122bの位置に高精度にガイドされることとなる。
<被覆除去部 凸形状>
図14に示した通り、配列部材12の被覆除去部122を構成する穴122bの被覆付き光ファイバ心線が突き当たる側が凸形状を有していても良い。こうすることで、より効率良く、被覆屑を穴122bの外側へと排除することができる。
<配列部材 撓み部>
図15に示した通り、固定部材11と配列部材12との間に十分な間隔を空けることで、被覆付き光ファイバ心線301が押し込まれた際に、曲げ損失を生じることなく当該被覆付き光ファイバ心線301が撓むことができる撓み部15を、光ケーブルプラグ10の中に設けても良い。これにより、プラグ10を光ケーブルアダプタ20で突き当て接続した際に光ファイバの突き出し長に冗長な長さが生じても、その長さを吸収することができる。
<配列部材 伸縮>
図16乃至18に示した通り、配列部材12を固定部材11またはプラグハウジング部材(図示せず)に対して可動とし、固定部材11と配列部材12との間隔を可変としても良い。この場合、配列部材12を適正な箇所に留めておくために、図16乃至図18に示したような配列部材12と当接するストッパ部材16を利用することができる。
ストッパ部材16は、図2に示したプラグハウジング部材についているものとする。これにより、前述した撓み部15における撓み幅を組立作業中に制御することで、光ファイバの座屈降伏荷重と座屈折れ破断限界の引き込み量を制御することができ、その結果、被覆除去時の抵抗力や突出長誤差の撓み部15での吸収量に柔軟に対応することができる。
また、図18に示した通り、配列部材12の被覆除去部の穴122bに裸光ファイバ素線302の先端を収容するのに十分な長さを持たせた上で、当該裸光ファイバ素線302の先端が穴122b内部まで収容されるように配列部材12を配置することで、光ケーブルプラグ10のハンドリングの際に裸光ファイバ素線302の先端部を外傷から守ることでき、取り扱い性を向上することができる。この場合、収容された裸光ファイバ素線302の先端はプラグ10のアダプタ20への挿入に際して、配列部材12が固定部材11側へと押し込まれることによって、再び突き出させることができる。
<光ケーブルアダプタ>
図19は光ケーブルアダプタ20の詳細を示すものである。アダプタ20は、接続しようとする2つの光ケーブルの先端にそれぞれ結合された各光ケーブルプラグの配列部材の一端面より所定量突き出した複数の裸光ファイバ素線の先端をそれぞれ互いに対向させるように収容して調心する複数の調心部、ここでは調心溝21と、当該調心溝21に収容された複数の裸光ファイバ素線を固定する固定手段、ここでは押さえフタ23と、調心溝21へ裸光ファイバ素線をガイドする挿入口24と、押さえフタ23を裸光ファイバ素線に押し付けるための調心部動作ボタン25とで構成されており、調心溝中心部の光ファイバが突き当たる箇所に屈折率整合剤26が配置されている。
この他、図2でも説明したようなアダプタ全体を覆うハウジング部材を用いても良いし、接続作業を簡易にするために、このハウジング部材が光ケーブルプラグ10のハウジング部材や配列部材と嵌合するものでも良い。
図20は裸光ファイバ素線302をアダプタ20の両側から挿入して突き当てし、押さえフタ23で固定した状態を示すものである。この状態で、各裸光ファイバ素線302は調心溝21と押さえフタ23によって位置決めされるので、裸光ファイバ素線302同士を接続することができる。この場合、押さえフタ23をこの状態で保持することで、裸光ファイバ素線302を接続状態に固定することができる。
<調心部 孔>
図21は光ケーブルアダプタ20の他の例、ここでは調心部の別の構成例を示すもので、調心溝21の代わりに調心孔27を用いた例である。この場合も図22に示すように調心孔27で調心して突き合わせることで裸光ファイバ素線302を接続することができる。
<接着剤による固定>
光ケーブルアダプタ20の調心部への裸光ファイバ素線302の固定は、図19、図20で示した、調心溝21と押さえフタ22による機械的な固定の他、図23に示す通り、接着剤28を用いて行うこともできる。この場合、接着剤28を注入する注入口29を用意しても良いし、裸光ファイバ素線302の挿入口の隙間から注入しても良い。また、この場合、接着剤28が前述した屈折率整合剤を兼ねることもできる。
<接続方法 2次元>
図24乃至図29に本実施の形態の光接続器を用いて光ケーブルを接続する際の接続方法を示す。
本実施の形態の光接続器を用いて接続する際には、まず、図24に示すように光ケーブル300から、接続に適した被覆付き光ファイバテープ心線または被覆付き光ファイバ心線301を取り出し、図25に示すように光ケーブルプラグの固定部材11に複数の被覆付き光ファイバ心線301を挿入して固定する。次に、図26に示すように被覆付き光ファイバ心線301の劈開切断、例えばファイバカッタ401を用いた劈開切断を行う。さらに、図27に示すように固定部材11ごと、突き出している被覆付き光ファイバ心線301の先端を配列部材12に挿入し、被覆の除去と正確なファイバの配置を行う。
最後に、こうして組み立てられた光ケーブルプラグ2つを、図28に示すように光ケーブルアダプタ20にそれぞれの側から挿入し、裸光ファイバ素線同士を突き当てたところでアダプタ20でファイバ先端部を固定し、接続作業を完了する(図29)。
<接続方法 補足>
固定部材が図8に示したような被覆付き光ファイバ心線を1次元的(一列を一段)に配列する固定部材14である場合、図25、図26に記載の作業は、図30乃至図32に示す通り、固定部材14に被覆付きファイバ心線301を一列ずつ挿入して固定し、被覆付きファイバ心線301を劈開切断し(図30)、この状態の固定部材14を複数段に組み合わせて被覆付きファイバ心線301を2次元的(一列を複数段)に積層させてから(図31)、配列部材12に挿入する作業となる(図32)。または、図33に示すように固定部材14を1つ(一段分)ずつ順番に配列部材12に挿入しても良い。
また、図25、図26に記載の作業は、被覆付きファイバ心線を固定部材に固定してからその先端部を劈開切断するのではなく、図34に示すように一般的な複数心線用のファイバフォルダ402を用いて、予め所定の長さでファイバ心線を劈開切断した後に、図35に示すように固定部材12に挿入するものでも構わない。
また、図29に記載の作業において、光ケーブルプラグにファイバの撓み部15が設けてあれば、図36乃至図38に示すように、プラグをアダプタ20に挿入する際に、撓み部15で撓みが生じていることを目視確認することによりアダプタ20内で裸光ファイバ素線302が突き当たっていることを確認することができる。
さらにまた、図28に記載の作業において、図39に示すように配列部材12に被覆付き光ファイバ心線301を挿入し、十分な長さの被覆を除去した後、図40に示すように配列部材12をファイバ先端方向に移動させる作業を行えば、前記撓み部を形成することができ、また、この作業によりファイバ先端を配列部材12の中まで引き込めば、裸光ファイバ素線302の先端を外傷から保護することができる。この場合、アダプタ20へのプラグの挿入に際して、図41、図42に示すようにアダプタ20に当接した配列部材12を挿入口側へ引き込む作業が必要になるが、この作業を通じて裸光ファイバ素線302の先端が外部に露出せず、外傷から保護することができる。
10:光ケーブルプラグ、11,14:固定部材、12:配列部材、13:プラグハウジング部材、15:撓み部、20:光ケーブルアダプタ、21:調心部(調心溝)、22:アダプタハウジング部材、23:押さえフタ、24:挿入口、25:調心部動作ボタン、26:屈折率整合剤、27:調心孔、28:接着剤、29:注入口、111:被覆付き光ファイバ心線ガイド、112:把持部、113:把持部動作ボタン、114:凸部、115:接着剤、121:被覆付き光ファイバ心線ガイド、122:被覆除去部、122a:壁、122b:穴、123:被覆屑用スペース、300:光ケーブル、301:被覆付き光ファイバ心線、302:裸光ファイバ素線、401:ファイバカッタ、402:ファイバホルダ。

Claims (10)

  1. 光ケーブルに含まれる複数の被覆付き光ファイバ心線を一括して接続する光接続器であって、
    光ケーブルの先端に結合される光ケーブルプラグと、2つの光ケーブルプラグ同士を結合するための光ケーブルアダプタとで構成され、
    光ケーブルプラグは、
    光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を1次元的または2次元的に整列させる被覆付き光ファイバ心線ガイドと、整列された複数の被覆付き光ファイバ心線をそれぞれ固定する固定手段とを少なくとも有する固定部材と、
    前記固定部材に整列されて固定された複数の被覆付き光ファイバ心線をそれぞれ軸方向に移動可能に収容する被覆付き光ファイバ心線ガイドと、当該被覆付き光ファイバ心線ガイドと被覆屑用スペースを隔てて配置され、前記固定部材に整列されて固定された複数の被覆付き光ファイバ心線が一括挿入されることで当該複数の被覆付き光ファイバ心線の先端部の被覆をそれぞれ除去するとともに被覆除去後の複数の裸光ファイバ素線の先端をその一端面より所定量突き出させた状態で配列する被覆除去部とを少なくとも有する配列部材と、を少なくとも備え、
    光ケーブルアダプタは、
    接続しようとする2つの光ケーブルの先端にそれぞれ結合された各光ケーブルプラグの配列部材の一端面より所定量突き出した複数の裸光ファイバ素線の先端をそれぞれ互いに対向させるように収容して調心する複数の調心溝または調心孔からなる調心部と、当該調心部に収容された複数の裸光ファイバ素線を固定する固定手段とを少なくとも有する
    ことを特徴とする光接続器。
  2. 前記光ケーブルプラグの固定部材は、前記に加え、光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を単心に分離する分離手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光接続器。
  3. 前記分離手段は、光ケーブル端面または光ファイバテープ心線端面が押し付けられたときに各被覆付き光ファイバ心線毎に分離する凸部からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光接続器。
  4. 前記光ケーブルプラグの配列部材における被覆除去部は、
    被覆付き光ファイバ心線の挿入方向に対して垂直に配置された壁に設けられた複数の穴からなり、各穴は被覆付き光ファイバ心線の被覆付き部分の外径未満でクラッドの外径以上の内径を有し、被覆付き光ファイバ心線ガイドにより1次元的または2次元的に整列された複数の被覆付き光ファイバ心線とそれぞれ1対1で対向するように配列されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光接続器。
  5. 前記被覆除去部を構成する穴の被覆付き光ファイバ心線が突き当たる側が凸形状を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光接続器。
  6. 前記光ケーブルプラグの固定部材および配列部材は、その間に被覆付き光ファイバ心線が曲げ損失を生じない範囲で撓むことが可能な撓み部を形成する如く配置され、且つ必要に応じてその撓み量を制限する手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光接続器。
  7. 前記光ケーブルプラグの固定部材と配列部材はその間の間隔が変更可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光接続器。
  8. 前記光ケーブルプラグおよび光ケーブルプラグアダプタは、それぞれ全体を覆うようなハウジング部材を具備する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光接続器。
  9. 前記光ケーブルプラグの配列部材は、そのハウジング部材に対して光ファイバの挿入方向に対して移動可能に支持される
    ことを特徴とする請求項8に記載の光接続器。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の光接続器を用いて光ケーブルに含まれる複数の被覆付き光ファイバ心線を一括して接続する方法であって、
    光ケーブルプラグの固定部材に光ケーブル内の複数の被覆付き光ファイバ心線を挿入して、当該複数の被覆付き光ファイバ心線を被覆付き光ファイバ心線ガイドにより1次元的または2次元的に整列させ、整列された複数の被覆付き光ファイバ心線を固定手段により固定し、
    当該光ケーブルプラグの固定部材に固定された複数の被覆付き光ファイバ心線を、当該固定部材から所定の突き出し長だけ突き出させた状態で劈開切断し、
    複数の被覆付き光ファイバ心線を固定した光ケーブルプラグの固定部材を光ケーブルプラグの配列部材に挿入することで、被覆付き光ファイバ心線ガイドにより複数の被覆付き光ファイバ心線を1次元的または2次元的に整列させ、被覆除去部により複数の被覆付き光ファイバ心線の先端部の被覆をそれぞれ除去するとともに被覆除去後の複数の裸光ファイバ素線の先端をその一端面より所定量突き出させた状態で配列させ、
    前記光ケーブルプラグの固定部材と配列部材とを所定の位置関係で固定して光ケーブルプラグを構成し、
    前記の如く構成された2つの光ケーブルプラグを複数の裸光ファイバ素線の先端が突き出た側から光ケーブルアダプタの調心部にそれぞれ挿入することで、各光ケーブルプラグに含まれる複数の裸光ファイバ素線の先端同士を突き合わせ、固定手段により当該突き合わせた状態の各裸光ファイバ素線を固定する
    ことを特徴とする光ケーブルの接続方法。
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