JP5916126B2 - 光ファイバ心線切替装置およびその方法 - Google Patents

光ファイバ心線切替装置およびその方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の光ファイバ心線を同時に切替接続する技術に関する。
光ファイバを利用したブロードバンドサービスが普及しつつある。ユーザ宅まで光ブロードバンドサービスを効率的に提供するために、多心の光ファイバを実装した様々な種類の光ファイバケーブルを地下の管路や電柱間に布設する。そして、電気通信の設備状況や需要に応じて、光ファイバ心線の接続や切り替えが必要となる。
多心光ファイバケーブル用のコネクタとして、MT(Mechanically Transferable)コネクタが実用化されている(非特許文献1参照)。MTコネクタは多心の光ファイバ心線を横一列の等間隔に配設した構造と、その多心光ファイバ心線の中心線上の両側に各1個のガイド穴を有した多心コネクタフェルール同士を2個のガイドピンでアライメント接続し、クランプスプリングで固定することで、多心光ファイバ心線同士を一括で接続する多心コネクタである。
[従来技術1]
従来のMTコネクタについて図面を用いて説明する。図9AにMTコネクタの多心コネクタフェルールを示す。多心の光ファイバ心線同士を一括に接続するために、各々の光ファイバ心線同士の位置合わせを高精度に行う必要がある。そこで、多心コネクタフェルールの、光ファイバ心線の先端が露出した接続端面同士を突き合わせて接続する際の当該光ファイバ心線の軸方向と直交する面内での位置合わせをするための2個のガイド穴に2本のガイドピンをそれぞれ挿入することで、高精度に位置合わせを行うように設計されている。また、2個のガイド穴の前記接続端面上での中心を結ぶ直線上の、一方のガイド穴の中心と他方のガイド穴の中心の間にある点を原点とし、その原点から等間隔に光ファイバ心線の先端を配列することで、配列毎の光ファイバ心線の中心同士が合致するように設計されている。
例えば、図9Aに示す通り、一方の多心コネクタフェルールの原点と各ガイド穴の中心と、他方の多心コネクタフェルールの原点と各ガイド穴の中心が各々合致するようにガイド穴が配設されている。多心光ファイバ心線は、原点を通る2個のガイド穴の中心線上にあり、原点から横一列の等間隔に2心以上(図面では4心)が配列されている。そのため、両方の多心コネクタフェルール同士の2個のガイド穴に2本のガイドピンをそれぞれ挿入することで、両方の多心コネクタフェルールの原点が合致し、横一列の等間隔に配列された多心光ファイバ心線が各々合致することができる。相対する多心コネクタフェルールが2本のガイドピンでアライメント接続された後は、クランプスプリングで固定する。
また、図9Bに示す通り、別の構造の多心コネクタフェルールもある。多段に配列する多心光ファイバ心線の一方は、原点を通る2個のガイド穴の中心線上にあり、原点から横一列の等間隔に2心以上(図面では4心)の光ファイバ心線が配列され、他方の多心光ファイバ心線は、前記中心線に対して平行でかつ一定の間隔を隔てた別の直線上にあり、同様に横一列の等間隔に2心以上(図面では4心)の光ファイバ心線が配列されている。
さらに、図9Cに示す通り、上記図9Aおよび図9Bとは異なった多心コネクタフェルールもある。多段に配列する多心光ファイバ心線は、原点を通る2個のガイド穴の中心線に対して平行でかつ互いに一定の間隔を隔てた2本の直線上に横一列の等間隔に2心以上(図面では4心)の光ファイバ心線が配列されている。
従って、後述する本発明の実施の形態において多段に配列された多心光ファイバ心線を配設された多心コネクタフェルールに対して適切なガイド穴構造を用いることで多心光ファイバ心線の接続が可能である。
MTコネクタにおける多心光ファイバの切り替え方法は、接続している多心コネクタフェルールの2個のガイド穴から2個のガイドピンをそれぞれ抜き、切り替え相手の多心コネクタフェルールの2個のガイド穴に2個のガイドピンをそれぞれ挿入して再度アライメントし、多心光ファイバ心線同士を一括で接続する方法である。この方法では、光ファイバ心線を切り替える毎に、2個のガイドピンを手動で抜き差しするため、作業が面倒であり、大幅な作業時間が掛かる。
そこで、MTコネクタの切り替え方法として、光ファイバケーブル切替接続システム(光CATSシステム)が実用化されている(非特許文献2参照)。光CATSシステムでは、機械的な切替装置により多心コネクタフェルールの2個のガイド穴から2個のガイドピンをそれぞれ抜き、切り替え相手の多心コネクタフェルールの2個のガイド穴に2個のガイドピンをそれぞれ挿入することができる。この光CATSシステムにより、数十msという高速で光ファイバ心線を切り替えることができる。
[従来技術2]
機械装置を用いたMTコネクタの切替手順を図10A〜Dに示す。始めに、図10Aに示すように、1組の多心コネクタフェルール同士の接続を外すために、MTコネクタのクランプスプリング(図示せず)を取り外す。そして、一方の多心コネクタフェルール(切替元)のガイド穴と他方の多心コネクタフェルール(移動用)の2個のガイド穴に挿入されている各ガイドピンを、図10Bに示すように、切替元多心コネクタフェルールのガイド穴から移動用多心コネクタフェルールのガイド穴まで押し出す。次に、図10Cに示すように、移動用多心コネクタフェルールを切替先の多心コネクタフェルールに高速に移動させる。そして、図10Dに示すように、両方の多心コネクタフェルール同士を突き合わせ、移動用多心コネクタフェルールの2個のガイド穴にある各ガイドピンを押し出し、切替先多心コネクタフェルールの2個のガイド穴に各ガイドピンを挿入する。最後に、新たに接続された多心コネクタフェルール同士をクランプスプリングで固定する。
以上により、移動用多心コネクタフェルールの多心光ファイバ心線を切替元多心コネクタフェルールの多心光ファイバ心線から切替先多心コネクタフェルールの多心光ファイバ心線に切り替えることができる。
しかし、光CATSシステムによるMTコネクタの切り替えを行うためには、その都度、高価な機械装置を準備し、さらにこれを切り替えを行う現場まで運搬する必要があり、切り替えコストが大きくなるという課題があった。
上記目的を達成するために、本発明は次のように構成されている。
すなわち、第1の発明は、複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、前記2つのコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出しており、前記2つのコネクタフェルールのうちの少なくとも一方は、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光ファイバ心線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備えたことを特徴とする。
第2の発明は、複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、複数の光導波路が内部に形成され各光導波路の一端が一方の接続端面に露出し且つ他端が他方の接続端面に露出するとともに接続端面間を貫通する位置合わせ用の2つの貫通ガイド穴が形成された光デバイスと、前記光ファイバ心線と前記光導波路が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面と光デバイスの接続端面を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴及び貫通ガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、前記2つのコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出しており、前記光デバイスの各接続端面には、前記複数の光導波路が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に前記等間隔又はその整数倍の間隔に露出しており、前記光デバイスは、前記接続端面に形成された前記2つの貫通ガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光導波路の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記光導波路と前記コネクタフェルールの光ファイバ心線とが一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備えたことを特徴とする。
第3の発明は、複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、前記2つのコネクタフェルールのうちの一方の接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に等間隔に露出しており、前記2つのコネクタフェルールのうちの他方は、前記接続端面において前記複数の光ファイバ心線が互いに平行且つ等間隔の複数の直線上に前記一方のコネクタフェルールにおける光ファイバ心線間と同じ間隔に露出しており、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直交する方向に前記直線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備えたことを特徴とする
第4の発明は、複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された第1乃至第3のコネクタフェルールと、2組の複数の光導波路が内部に形成され各組の光導波路の一端が一方の接続端面に露出し且つ他端が他方の接続端面に露出するとともに接続端面間を貫通する位置合わせ用の2組の2つの貫通ガイド穴が形成された光デバイスと、前記光ファイバ心線と前記光導波路が結合するよう前記第1のコネクタフェルールの接続端面と光デバイスの一方の接続端面を突き合わせ且つ前記第2及び第3のコネクタフェルールの接続端面と光デバイスの他方の接続端面を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴及び各組の2つの貫通ガイド穴に挿入された2組の2本のガイドピンとを備え、前記第1のコネクタフェルールの光ファイバ心線の接続先を前記第2又は第3のコネクタフェルールの光ファイバ心線に切り替える光ファイバ心線切替装置であって、前記第1乃至第3のコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に等間隔に露出しており、前記光デバイスの前記一方の接続端面には、前記2組の複数の光導波路が各組毎に且つ互いに平行な2つの直線上に前記等間隔に露出しており、前記光デバイスの前記他方の接続端面であって、前記第2のコネクタフェルールと対向する位置には一方の組の複数の光導波路が1つの直線上に前記等間隔で露出しており、前記第3のコネクタフェルールと対向する位置には他方の組の複数の光導波路が前記直線と平行な1つの直線上に前記等間隔で露出しており、前記光デバイスは、前記接続端面に形成された前記2組の2つの貫通ガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直行する方向に且つ前記一方の接続端面における前記2つの直線の間隔だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記光導波路と前記コネクタフェルールの光ファイバ心線とが一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備えたことを特徴とする。
の発明は、第1乃至第のいずれかの発明において、前記ストッパを弾性変形する材料により構成したガイド穴構造を有することを特徴とする。
の発明は、第1乃至第のいずれかの発明において、前記ストッパと、当該ストッパを前記ガイドピンが平行移動可能な方向と直交する方向に伸縮可能に支持するバネとからなるガイド穴構造を有することを特徴とする。
の発明は、第1乃至第のいずれかの発明において、前記ストッパと、挿入および抜取の2つの状態を取り得るラッチ機構を有し、挿入状態においては前記ストッパを固定状態とし、抜取状態においては前記ストッパを可動状態とする固定ピンとからなるガイド穴構造を有することを特徴とする。
第8乃至第11の発明は、それぞれ第1乃至第4の発明に記載の光ファイバ心線切替装置を用いて、コネクタフェルール同士又はコネクタフェルールと光デバイスを相対的に平行移動させることにより、コネクタフェルールの光ファイバ心線の接続先を切り替えることを特徴とする光ファイバ心線切替方法である。
本発明によれば、手動でガイドピンをガイド穴内で平行移動させることにより、簡易に光ファイバ心線の接続を切り替えることが可能であるといった効果がある。また、ガイド穴構造が弾性変形する材料もしくはバネで構成されているため、安価で光ファイバ心線の接続を切り替えるといった効果がある。さらに、接続を切り替える多心コネクタフェルールの一方もしくは両方に従来のMTコネクタを使用することができるため、新たに建設する光ファイバケーブルの接続および切り替えだけではなく、既存設備のMTコネクタの切り替えに対しても適用することができるといった効果がある。
本発明の光ファイバ心線切替装置の第1の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第1の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第1の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第2の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第2の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第2の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第3の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第3の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第3の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第4の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第4の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第4の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第4の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第5の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第6の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第7の実施の形態を示す図面である。 本発明の光ファイバ心線切替装置の第8の実施の形態を示す図面である。 従来のMTコネクタを示す図面である。 従来のMTコネクタを示す図面である。 従来のMTコネクタを示す図面である。 従来のMTコネクタにおける心線切替方法を示す図面である。 従来のMTコネクタにおける心線切替方法を示す図面である。 従来のMTコネクタにおける心線切替方法を示す図面である。 従来のMTコネクタにおける心線切替方法を示す図面である。
以下、本発明の光ファイバ心線切替装置を図面に基づいて具体的に説明する。
<第1の実施の形態>
図1に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第1の実施の形態を示す。
図1Aに示す通り、多心コネクタフェルール11は、4心の多心光ファイバ心線21と、2個のガイド穴31とを有し、4心の多心光ファイバ心線21は各ガイド穴31の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。また、多心コネクタフェルール12は、4心の多心光ファイバ心線22と、2個のガイド穴32とを有し、4心の多心光ファイバ心線22は各ガイド穴32の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。ここで、ガイド穴32は、ガイドピン(図示せず)を多心光ファイバ心線22の横一列の配列方向に1心線分(心線間の間隔分)(250μm)のみ平行移動させることが可能な断面形状を備えている。
多心コネクタフェルール11と多心コネクタフェルール12は、図9Aまたは図10Aに示した場合と同様、その2個のガイド穴31と2個のガイド穴32に2本のガイドピン(図示せず)をそれぞれ挿入することでアライメントし、図1Bに示すように、多心光ファイバ心線21と多心光ファイバ心線22を一括で接続することができる。ここで、多心光ファイバ心線の接続は、光ファイバ心線21aと光ファイバ心線22a、光ファイバ心線21bと光ファイバ心線22b、光ファイバ心線21cと光ファイバ心線22c、光ファイバ心線21dと光ファイバ心線22dとなっている。
図1Cに示すように、多心コネクタフェルール12を多心光ファイバ心線の横一列の配列方向に1心線分のみ移動させると、多心光ファイバ心線21と多心光ファイバ心線22の接続を切り替えることができる。ここで、多心光ファイバ心線の接続は、光ファイバ心線21aと光ファイバ心線22b、光ファイバ心線21bと光ファイバ心線22c、光ファイバ心線21cと光ファイバ心線22dとなる。尚、多心コネクタフェルール11を多心コネクタフェルール12の移動方向と反対に移動させても構わない。
以上より、光ファイバ心線21aと接続する光ファイバ心線22aを光ファイバ心線22bに、光ファイバ心線21bと接続する光ファイバ心線22bを光ファイバ心線22cに、光ファイバ心線21cと接続する光ファイバ心線22cを光ファイバ心線22dに各々簡易に切り替えることができる。尚、多心コネクタフェルール11としては、従来のMTコネクタの4心の多心コネクタフェルールをそのまま用いることができる。
尚、接続フェルール相互の光ファイバの軸方向への抜け抑止は、接続後のフェルール形状に適した形状、構成を有するクランプスプリング等を用いるものとする。
<第2の実施の形態>
図2に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第2の実施の形態を示す。
図2Aに示す通り、多心コネクタフェルール13は、6心の多心光ファイバ心線23と、2個のガイド穴33とを有し、6心の多心光ファイバ心線23は各ガイド穴33の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。また、多心コネクタフェルール14は、6心の多心光ファイバ心線24と、2個のガイド穴33とを有し、6心の多心光ファイバ心線24は各ガイド穴33の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。
光デバイス51は、貫通ガイド穴34(以下、図面を含めて単にガイド穴34と記す。)と、多心の光導波路61とを有した構造である。ここで、ガイド穴34は、多心コネクタフェルール13の接続端面および多心コネクタフェルール14の接続端面とそれぞれ突き合わせ接続可能な互いに平行な2つの端面間を垂直方向に貫通する、多心コネクタフェルール13,14の2個のガイド穴33にそれぞれ対応したもので、ガイドピン(図示せず)を多心光ファイバ心線23および24の横一列の配列方向に2心線分(500μm)のみ平行移動させることが可能な断面形状を備えている。
また、光導波路61は、一方の先端面が一の端面上での2個のガイド穴34の中心を結ぶ直線上に等間隔に配列され、他方の先端面が他の端面上での2個のガイド穴34の中心を結ぶ直線上に等間隔に配列されるが、一の端面および他の端面における先端面の相対位置がそれぞれ異なる、つまり多心光ファイバの配列方向に屈曲した構造となっている。すなわち、光導波路61は、多心コネクタフェルール13の光ファイバ心線と接続する光デバイス51の一の端面の心線ポート25b,c,d,eと、多心コネクタフェルール14の光ファイバ心線と接続する光デバイス51の他の端面の心線ポート26a,b,e,fとを各々結ぶ導波路構造である。
光デバイス51は、多心コネクタフェルール13および14の接続端面間に挿入し、2本のガイドピン(図示せず)をそのガイド穴34とともに多心コネクタフェルール13および14のガイド穴33にそれぞれ挿入することでアライメントし、多心光ファイバ23および24と接続することができる。
図2Bに示す通り、多心コネクタフェルール13の光ファイバ心線23cおよびdは、光デバイス51の光導波路61を通して、多心コネクタフェルール14の光ファイバ心線24bおよびcと各々接続されている。
図2Cは、図2Bに接続されている光デバイス51を多心光ファイバ心線の横一列の配列方向に2心線分のみ平行移動した後の図面である。図2Cに示す通り、多心コネクタフェルール13の光ファイバ心線23cおよびdは、光デバイス51の光導波路61を通して、多心コネクタフェルール14の光ファイバ心線24dおよびeと各々接続されている。
以上より、光ファイバ心線23cと接続する光ファイバ心線24bを光ファイバ心線24dに、光ファイバ心線23dと接続する光ファイバ心線24cを光ファイバ心線24eに、各々簡易に切り替えることができる。尚、多心コネクタフェルール13および14としては、従来のMTコネクタの6心の多心コネクタフェルールをそのまま用いることができるため、既存設備のMTコネクタの切り替えに対しても適用することができるので、既存設備のMTコネクタの切り替えに対しても適用することができる。
尚、接続フェルール相互の光ファイバの軸方向への抜け抑止は、接続後のフェルール形状に適した形状、構成を有するクランプスプリング等を用いるものとする。
<第3の実施の形態>
図3に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第3の実施の形態を示す。
図3Aに示す通り、多心コネクタフェルール15は、2個のガイド穴35と、4心の多心光ファイバ心線71とを有し、4心の多心光ファイバ心線71は各ガイド穴35の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。
また、多心コネクタフェルール16は、2個のガイド穴36と、8心の多心光ファイバ心線72とを有し、8心の多心光ファイバ心線72は、そのうちの4心の多心光ファイバ心線が一の直線上にその先端が横一列の等間隔に配列され、残りの4心の多心光ファイバ心線が前記一の直線に対して平行でかつ一定の間隔を隔てた他の直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。ここで、ガイド穴36は、その中心が前記一の直線上および他の直線上の2つの位置を有する、ガイドピン(図示せず)を多心光ファイバ心線72の横一列の配列方向と垂直な方向に前記一定の間隔分だけ平行移動させることが可能な断面形状を備えている。
多心コネクタフェルール15と多心コネクタフェルール16は、図9Aまたは図10Aに示した場合と同様、その2個のガイド穴35と2個のガイド穴36に2本のガイドピン(図示せず)をそれぞれ挿入することでアライメントし、図3Bに示すように、多心光ファイバ心線71a〜dと多心光ファイバ心線72a〜dを一括で接続することができる。すなわち、多心光ファイバの接続は、光ファイバ心線71aと光ファイバ心線72a、光ファイバ心線71bと光ファイバ心線72b、光ファイバ心線71cと光ファイバ心線72c、光ファイバ心線71dと光ファイバ心線72dとなっている。
図3Cに示すように、多心コネクタフェルール16を多心光ファイバ心線の横一列の配列方向と垂直な方向に前記一定の間隔分だけ移動させると、多心光ファイバ心線71a〜dと多心光ファイバ心線72e〜hを各々一括で接続することができる。すなわち、多心光ファイバの接続は、光ファイバ心線71aと光ファイバ心線72e、光ファイバ心線71bと光ファイバ心線72f、光ファイバ心線71cと光ファイバ心線72g、光ファイバ心線71dと光ファイバ心線72hとなる。尚、多心コネクタフェルール15を多心コネクタフェルール16の移動方向と反対に移動させても構わない。
以上より、光ファイバ心線71aと接続する光ファイバ心線72aを光ファイバ心線72eに、光ファイバ心線71bと接続する光ファイバ心線72bを光ファイバ心線72fに、光ファイバ心線71cと接続する光ファイバ心線72cを光ファイバ心線72gに、光ファイバ心線71dと接続する光ファイバ心線72dを光ファイバ心線72hに、各々簡易に切り替えることができる。尚、多心コネクタフェルール15としては、従来のMTコネクタの4心の多心コネクタフェルールをそのまま用いることができる。
尚、接続フェルール相互の光ファイバ軸方向への抜け抑止は、接続後のフェルール形状に適した形状、構成を有するクランプスプリング等を用いるものとする。
<第4の実施の形態>
図4に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第4の実施の形態を示す。
図4Aに示す通り、多心コネクタフェルール17は、4心の多心光ファイバ心線73と、2個のガイド穴37とを有し、4心の多心光ファイバ心線73は各ガイド穴37の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。また、多心コネクタフェルール18は、4心の多心光ファイバ心線74と、2個のガイド穴37とを有し、4心の多心光ファイバ心線74は各ガイド穴37の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。また、多心コネクタフェルール19は、4心の多心光ファイバ心線75と、2個のガイド穴37とを有し、4心の多心光ファイバ心線75は各ガイド穴37の接続端面上での中心を結ぶ直線上にその先端が横一列の等間隔に配列された構造である。
図4Bに示す通り、光デバイス52は、2個の貫通ガイド穴38(以下、図面を含めて単にガイド穴38と記す。)と、2個の貫通ガイド穴39(以下、図面を含めて単にガイド穴39と記す。)と、多心光導波路62と、多心光導波路63とを有した構造である。ここで、ガイド穴38は、多心コネクタフェルール17の接続端面および多心コネクタフェルール18,19の接続端面とそれぞれ突き合わせ接続可能な互いに平行な2つの端面間を垂直方向に貫通する、多心コネクタフェルール17,18の2個のガイド穴37にそれぞれ対応し、また、ガイド穴39は、前記2つの端面間を垂直方向に貫通する、多心コネクタフェルール19の2個のガイド穴37にそれぞれ対応したもので、ガイドピン(図示せず)を多心光ファイバ心線73、74および75の横一列の配列方向と垂直な方向に一定の間隔だけ平行移動させることが可能な断面形状を備えている。
多心光導波路62は、一方の先端面が一の端面上での2個のガイド穴38の中心を結ぶ直線上に等間隔に配列され、他方の先端面が他の端面上での2個のガイド穴38の中心を結ぶ直線上に等間隔に配列された構造を有する。また、多心光導波路63は、一方の先端面が一の端面上での2個のガイド穴39の中心を結ぶ直線と前記一定の間隔だけ離れた平行な直線上に等間隔に配列され、他方の先端面が他の端面上での2個のガイド穴38の中心を結ぶ直線と前記一定の間隔だけ離れた平行な直線上に等間隔に配列された構造を有する。
光デバイス52は、多心コネクタフェルール17、18および19の接続端面間に挿入し、4本のガイドピン(図示せず)をそのガイド穴38,39とともに多心コネクタフェルール17、18および19のガイド穴37にそれぞれ挿入することでアライメントし、多心光ファイバ73、74および75と接続することができる。
図4Cに示す通り、多心コネクタフェルール17の多心光ファイバ心線73a〜dは、光デバイス52の多心光導波路62a〜dを通して、多心コネクタフェルール18の多心光ファイバ心線74a〜dと接続されている。
図4Dは、図4Cに接続されている光デバイス52を多心光ファイバ心線の横一列の配列方向と垂直な方向に前記一定の間隔だけ平行移動した後の図面である。図4Dに示す通り、多心コネクタフェルール17の多心光ファイバ心線73a〜dは、光デバイス52の多心光導波路63a〜dを通して、多心コネクタフェルール19の多心光ファイバ心線75a〜dと接続されている。
以上より、光ファイバ心線73aと接続する光ファイバ心線74aを光ファイバ心線75aに、光ファイバ心線73bと接続する光ファイバ心線74bを光ファイバ心線75bに、光ファイバ心線73cと接続する光ファイバ心線74cを光ファイバ心線75cに、光ファイバ心線73dと接続する光ファイバ心線74dを光ファイバ心線75dに、各々簡易に切り替えることができる。尚、多心コネクタフェルール17、18および19としては、従来のMTコネクタの4心の多心コネクタフェルールをそのまま用いることができるので、既存設備のMTコネクタの切り替えに対しても適用することができる。
尚、接続フェルール相互の光ファイバ軸方向への抜け抑止は、接続後のフェルール形状に適した形状、構成を有するクランプスプリング等を用いるものとする。
<第5の実施の形態>
図5に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第5の実施の形態、ここでは光デバイスにおける光導波路構造の一例としての空孔構造光ファイバの断面を示す。
空孔構造光ファイバは、屈折率が均一なクラッド部81と、半径がaでクラッド部81に対する比屈折率差がΔのコア部82と、コア部82の中心から半径Λの円周に外接する半径rの空孔部83とにより構成される。ここで、光導波路構造は接続性および取り扱い性の観点から、波長1310nmにおけるモードフィールド径が既存の単一モード光ファイバと同等となる7〜11μm程度であることが望ましい。
空孔構造光ファイバの特性とその設計条件は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1によれば、コア部82の半径aに対する空孔部83までの距離Λの比率Λ/aを2以上、半径aに対する空孔部83の半径の比率r/aを0.2以上とし、空孔部83を4個以上配置することにより、従来の単一モード光通信で使用されている波長1.3μm帯に零分散波長を有する単一モード光ファイバと同等の零分散波長特性、およびモードフィールド径特性を実現し、かつ曲げ損失特性を飛躍的に向上できることが開示されている。
以上より、本発明の光ファイバ心線切替装置の光デバイスにおける光導波路に特許文献1で開示された空孔構造光ファイバを用いることにより、多心コネクタフェルールにおける多心光ファイバ心線と光デバイスにおける空孔構造光ファイバとの互換性(接続性)に優れ、かつ許容曲げ損失の低減により小型化した光デバイスを用いた光ファイバ心線切替装置の実現を可能とする。また、多心コネクタフェルールの多心光ファイバ心線に空孔構造光ファイバを用いても構わない。
<第6の実施の形態>
図6に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第6の実施の形態、ここではガイド穴構造の一例を示す。図6のガイド穴構造は、ガイド穴内のガイドピンが平行移動可能な方向における当該ガイドピンの位置を、コネクタフェルールの光ファイバ心線同士またはコネクタフェルールの光ファイバ心線および光デバイスの光導波路が一致するいずれかの位置に固定するためのストッパを、弾性変形する材料により構成したもので、第2の実施の形態で説明した通り、ガイドピンを多心光ファイバ心線の横一列の配列方向に2心線分のみ平行移動させる構造となっている。
図6(a)に示す通り、平行移動する前段階ではガイドピン41を弾性変形材料によるストッパ91でガイド穴34に固定する。図6(b)に示す通り、ガイドピン41が弾性変形材料によるストッパ91に対してある一定の力を加えることにより、ガイドピン41がガイド穴34の一方の端から他方の端に平行移動することが可能となる。図6(c)に示す通り、平行移動した後段階ではガイドピン41を復元した弾性変形材料によるストッパ91で再度、ガイド穴34に固定する。図6(d)に示す通り、弾性変形材料によるストッパ91は上下2箇所ではなく、どちらか1箇所に設けることでも構わない。図6(e)はガイドピン41が平行移動する距離が長い場合の弾性変形材料によるストッパ91の形状を示す図である。
以上より、ガイドピンを弾性変形材料によるストッパでガイド穴に固定することで、ガイドピンをガイド穴内で平行に移動することが可能となる。さらに、ガイド穴構造が弾性変形材料によるストッパで構成されているため、安価で光ファイバ心線の切り替えを行うことができる。尚、本実施の形態のガイド穴構造は第2の実施の形態以外におけるガイドピンを平行移動させるガイド穴に対しても適用することができる。また、弾性変形材料によるストッパはガイド穴構造(ガイドピン)の長手方向の全体に亘って設けても、または一部分に設けても構わない。
<第7の実施の形態>
図7に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第7の実施の形態、ここではガイド穴の構造の他の例を示す。図7のガイド穴構造は、ガイド穴内のガイドピンが平行移動可能な方向における当該ガイドピンの位置を、コネクタフェルールの光ファイバ心線同士またはコネクタフェルールの光ファイバ心線および光デバイスの光導波路が一致するいずれかの位置に固定するためのストッパと、当該ストッパを前記ガイドピンが平行移動可能な方向と直交する方向に伸縮可能に支持するバネとからなり、第2の実施の形態で説明した通り、ガイドピンを多心光ファイバ心線の横一列の配列方向に2心線分のみ平行移動させる構造となっている。
図7(a)に示す通り、平行移動する前段階ではガイドピン41をバネ92で押圧されたストッパ93によりガイド穴32に固定する。図7(b)に示す通り、ガイドピン41がストッパ93に対してある一定の力を加えることによりバネ92が収縮し、ガイドピン41がガイド穴34の一方の端から他方の端に平行移動することが可能となる。図7(c)に示す通り、平行移動した後段階ではガイドピン41を復元したバネ92で押圧されたストッパ93で再度、ガイド穴34に固定する。図7(d)に示す通り、バネ92およびストッパ93は上下2箇所ではなく、どちらか1箇所に設けることでも構わない。図7(e)はガイドピン41が平行移動する距離が長い場合のストッパ93の形状を示す図である。
以上より、ガイドピンをストッパおよびバネでガイド穴に固定することで、ガイドピンをガイド穴構造内で平行に移動することが可能となる。さらに、ガイド穴構造がストッパおよびバネで構成されているため、安価で光ファイバ心線の切り替えを行うことができる。尚、本実施の形態のガイド穴構造は第2の実施の形態以外におけるガイドピンを平行移動させるガイド穴構造に対しても適用することができる。また、ストッパおよびバネはガイド穴構造(ガイドピン)の長手方向の全体に亘って設けても、または一部分に設けても構わない。
<第8の実施の形態>
図8に、本発明の光ファイバ心線切替装置の第8の実施の形態、ここではガイド穴の構造のさらに他の例を示す。図8のガイド穴構造は、ガイド穴内のガイドピンが平行移動可能な方向における当該ガイドピンの位置を、コネクタフェルールの光ファイバ心線同士またはコネクタフェルールの光ファイバ心線および光デバイスの光導波路が一致するいずれかの位置に固定するためのストッパと、挿入および抜取の2つの状態を取り得るラッチ機構を有し、挿入状態においては前記ストッパを固定状態とし、抜取状態においては前記ストッパを可動状態とする固定ピンとからなり、第2の実施の形態に説明した通り、ガイドピンを多心光ファイバ心線の横一列の配列方向に2心線分のみ平行移動させる構造となっている。
図8(a)に示す通り、平行移動する前段階では挿入状態の固定ピン94で固定されたストッパ93によりガイドピン41をガイド穴34に固定する。図8(b)に示す通り、固定ピン94を抜くことによりストッパ93が可動状態となり、ガイドピン41がガイド穴34の一方の端から他方の端に平行移動することが可能となる。図8(c)に示す通り、平行移動した後段階では固定ピン93を再度挿入することでストッパ93が固定状態となり、ガイドピン41を再度、ガイド穴34に固定する。図8(d)に示す通り、ストッパ93および固定ピン94は上下2箇所ではなく、どちらか1箇所に設けることでも構わない。図8(e)はガイドピン41が平行移動する距離が長い場合のストッパ93の形状を示す図である。
以上より、ガイドピンをストッパおよび固定ピンでガイド穴に固定することで、ガイドピンをガイド穴構造内で平行に移動することが可能となる。さらに、ガイド穴構造がストッパおよび固定ピンで構成されているため、安価で光ファイバ心線の切り替えを行うことができる。尚、本実施の形態のガイド穴構造は第2の実施の形態以外におけるガイドピンを平行移動させるガイド穴構造に対しても適用することができる。また、ストッパおよび固定ピンはガイド穴構造(ガイドピン)の長手方向の全体に亘って設けても、または一部分に設けても構わない。
11,12,13,14,15,16,17,18,19:多心コネクタフェルール、21,22,23,24,71,72,73,74,75:多心光ファイバ心線、31,32,33,35,36,37:ガイド穴、34,38,39:貫通ガイド穴(ガイド穴)、41:ガイドピン、51,52:光デバイス、61,62,63:多心光導波路、81:クラッド部、82:コア部、83:空孔部、91,93:ストッパ、92:バネ、94:固定ピン。
国際公開第2004/092793号公報
T. Satake, et al., J. Lightwave Technol., vol.LT-3, no.6, pp.1339-1342, 1985. 小林 他、"光ファイバの高速切替で信頼されるサービスを"、NTT技術ジャーナル、1990年8月号、15−17ページ

Claims (12)

  1. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、
    前記2つのコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出しており、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの少なくとも一方は、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光ファイバ心線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備え
    前記ストッパと、当該ストッパを前記ガイドピンが平行移動可能な方向と直交する方向に伸縮可能に支持するバネとからなるガイド穴構造を有する
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替装置。
  2. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、
    前記2つのコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出しており、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの少なくとも一方は、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光ファイバ心線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備え
    前記ストッパと、挿入および抜取の2つの状態を取り得るラッチ機構を有し、挿入状態においては前記ストッパを固定状態とし、抜取状態においては前記ストッパを可動状態とする固定ピンとからなるガイド穴構造を有する
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替装置。
  3. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、複数の光導波路が内部に形成され各光導波路の一端が一方の接続端面に露出し且つ他端が他方の接続端面に露出するとともに接続端面間を貫通する位置合わせ用の2つの貫通ガイド穴が形成された光デバイスと、前記光ファイバ心線と前記光導波路が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面と光デバイスの接続端面を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴及び貫通ガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、
    前記2つのコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出しており、
    前記光デバイスの各接続端面には、前記複数の光導波路が1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に前記等間隔又はその整数倍の間隔で露出しており、
    前記光デバイスは、前記接続端面に形成された前記2つの貫通ガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光導波路の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記光導波路と前記コネクタフェルールの光ファイバ心線とが一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備えた
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替装置。
  4. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの一方の接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に等間隔に露出しており、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの他方は、前記接続端面において前記複数の光ファイバ心線が互いに平行且つ等間隔の複数の直線上に前記一方のコネクタフェルールにおける光ファイバ心線間と同じ間隔に露出しており、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直交する方向に前記直線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備え
    前記ストッパと、当該ストッパを前記ガイドピンが平行移動可能な方向と直交する方向に伸縮可能に支持するバネとからなるガイド穴構造を有する
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替装置。
  5. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置であって、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの一方の接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に等間隔に露出しており、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの他方は、前記接続端面において前記複数の光ファイバ心線が互いに平行且つ等間隔の複数の直線上に前記一方のコネクタフェルールにおける光ファイバ心線間と同じ間隔に露出しており、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直交する方向に前記直線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備え
    前記ストッパと、挿入および抜取の2つの状態を取り得るラッチ機構を有し、挿入状態においては前記ストッパを固定状態とし、抜取状態においては前記ストッパを可動状態とする固定ピンとからなるガイド穴構造を有する
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替装置。
  6. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された第1乃至第3のコネクタフェルールと、2組の複数の光導波路が内部に形成され各組の光導波路の一端が一方の接続端面に露出し且つ他端が他方の接続端面に露出するとともに接続端面間を貫通する位置合わせ用の2組の2つの貫通ガイド穴が形成された光デバイスと、前記光ファイバ心線と前記光導波路が結合するよう前記第1のコネクタフェルールの接続端面と光デバイスの一方の接続端面を突き合わせ且つ前記第2及び第3のコネクタフェルールの接続端面と光デバイスの他方の接続端面を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴及び各組の2つの貫通ガイド穴に挿入された2組の2本のガイドピンとを備え、前記第1のコネクタフェルールの光ファイバ心線の接続先を前記第2又は第3のコネクタフェルールの光ファイバ心線に切り替える光ファイバ心線切替装置であって、
    前記第1乃至第3のコネクタフェルールの接続端面には、前記複数の光ファイバ心線が1つの直線上に等間隔に露出しており、
    前記光デバイスの前記一方の接続端面には、前記2組の複数の光導波路が各組毎に且つ互いに平行な2つの直線上に前記等間隔に露出しており、
    前記光デバイスの前記他方の接続端面であって、前記第2のコネクタフェルールと対向する位置には一方の組の複数の光導波路が1つの直線上に前記等間隔で露出しており、前記第3のコネクタフェルールと対向する位置には他方の組の複数の光導波路が前記直線と平行な1つの直線上に前記等間隔で露出しており、
    前記光デバイスは、前記接続端面に形成された前記2組の2つの貫通ガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直行する方向に且つ前記一方の接続端面における前記2つの直線の間隔だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記光導波路と前記コネクタフェルールの光ファイバ心線とが一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを備えた
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替装置。
  7. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置における光ファイバ心線切替方法であって、
    前記2つのコネクタフェルールの接続端面に、前記複数の光ファイバ心線を1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出させ、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの少なくとも一方は、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光ファイバ心線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを設け、
    前記ストッパと、当該ストッパを前記ガイドピンが平行移動可能な方向と直交する方向に伸縮可能に支持するバネとからなるガイド穴構造を設け、
    前記コネクタフェルール同士を前記直線の方向に相対的に平行移動させることにより前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替方法。
  8. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置における光ファイバ心線切替方法であって、
    前記2つのコネクタフェルールの接続端面に、前記複数の光ファイバ心線を1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出させ、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの少なくとも一方は、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光ファイバ心線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを設け、
    前記ストッパと、挿入および抜取の2つの状態を取り得るラッチ機構を有し、挿入状態においては前記ストッパを固定状態とし、抜取状態においては前記ストッパを可動状態とする固定ピンとからなるガイド穴構造を設け、
    前記コネクタフェルール同士を前記直線の方向に相対的に平行移動させることにより前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替方法。
  9. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、複数の光導波路が内部に形成され各光導波路の一端が一方の接続端面に露出し且つ他端が他方の接続端面に露出するとともに接続端面間を貫通する位置合わせ用の2つの貫通ガイド穴が形成された光デバイスと、前記光ファイバ心線と前記光導波路が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面と光デバイスの接続端面を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴及び貫通ガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置における光ファイバ心線切替方法であって、
    前記2つのコネクタフェルールの接続端面に、前記複数の光ファイバ心線を1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に等間隔に露出させ、
    前記光デバイスの各接続端面に、前記複数の光導波路を1つの直線上に又は互いに平行な複数の直線上に前記等間隔又はその整数倍の間隔に露出させ、
    前記光デバイスは、前記接続端面に形成された前記2つの貫通ガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向に且つ前記光導波路の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記光導波路と前記コネクタフェルールの光ファイバ心線とが一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを設け、
    前記2つのコネクタフェルールと前記光デバイスを前記直線の方向に相対的に平行移動させることにより前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替方法。
  10. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置における光ファイバ心線切替方法であって、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの一方の接続端面に、前記複数の光ファイバ心線を1つの直線上に等間隔に露出させ、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの他方を、前記接続端面において前記複数の光ファイバ心線が互いに平行且つ等間隔の複数の直線上に前記一方のコネクタフェルールにおける光ファイバ心線間と同じ間隔に露出するようにし、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直交する方向に前記直線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを設け、
    前記ストッパと、当該ストッパを前記ガイドピンが平行移動可能な方向と直交する方向に伸縮可能に支持するバネとからなるガイド穴構造を設け、
    前記コネクタフェルール同士を前記直線の方向と直交する方向に相対的に平行移動させることにより前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替方法。
  11. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された2つのコネクタフェルールと、前記光ファイバ心線が結合するよう前記コネクタフェルールの接続端面同士を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴に挿入された2本のガイドピンとを備え、前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える光ファイバ心線切替装置における光ファイバ心線切替方法であって、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの一方の接続端面に、前記複数の光ファイバ心線を1つの直線上に等間隔に露出させ、
    前記2つのコネクタフェルールのうちの他方を、前記接続端面において前記複数の光ファイバ心線が互いに平行且つ等間隔の複数の直線上に前記一方のコネクタフェルールにおける光ファイバ心線間と同じ間隔に露出するようにし、前記接続端面に形成された前記2つのガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直交する方向に前記直線の間隔又はその整数倍分だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記2つのコネクタフェルールの光ファイバ心線同士が一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを設け、
    前記ストッパと、挿入および抜取の2つの状態を取り得るラッチ機構を有し、挿入状態においては前記ストッパを固定状態とし、抜取状態においては前記ストッパを可動状態とする固定ピンとからなるガイド穴構造を設け、
    前記コネクタフェルール同士を前記直線の方向と直交する方向に相対的に平行移動させることにより前記コネクタフェルール間での光ファイバ心線の接続先を切り替える
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替方法。
  12. 複数の光ファイバ心線の先端が接続端面に露出するとともに位置合わせ用の2つのガイド穴が形成された第1乃至第3のコネクタフェルールと、2組の複数の光導波路が内部に形成され各組の光導波路の一端が一方の接続端面に露出し且つ他端が他方の接続端面に露出するとともに接続端面間を貫通する位置合わせ用の2組の2つの貫通ガイド穴が形成された光デバイスと、前記光ファイバ心線と前記光導波路が結合するよう前記第1のコネクタフェルールの接続端面と光デバイスの一方の接続端面を突き合わせ且つ前記第2及び第3のコネクタフェルールの接続端面と光デバイスの他方の接続端面を突き合わせた状態で前記2つのガイド穴及び各組の2つの貫通ガイド穴に挿入された2組の2本のガイドピンとを備え、前記第1のコネクタフェルールの光ファイバ心線の接続先を前記第2又は第3のコネクタフェルールの光ファイバ心線に切り替える光ファイバ心線切替装置における光ファイバ心線切替方法であって、
    前記第1乃至第3のコネクタフェルールの接続端面に、前記複数の光ファイバ心線を1つの直線上に等間隔に露出させ、
    前記光デバイスの前記一方の接続端面に、前記2組の複数の光導波路を各組毎に且つ互いに平行な2つの直線上に前記等間隔に露出させ、
    前記光デバイスの前記他方の接続端面であって、前記第2のコネクタフェルールと対向する位置には一方の組の複数の光導波路が1つの直線上に前記等間隔で露出させ、前記第3のコネクタフェルールと対向する位置には他方の組の複数の光導波路が前記直線と平行な1つの直線上に前記等間隔で露出させ、
    前記光デバイスは、前記接続端面に形成された前記2組の2つの貫通ガイド穴の断面を前記ガイドピンが前記直線の方向と直行する方向に且つ前記一方の接続端面における前記2つの直線の間隔だけ平行移動可能な形状とするとともに、前記光導波路と前記コネクタフェルールの光ファイバ心線とが一致する位置で前記ガイドピンを固定するためのストッパを設け、
    前記第1乃至第3のコネクタフェルールと前記光デバイスを前記直線の方向と直交する方向に相対的に平行移動させることにより前記第1のコネクタフェルールの光ファイバ心線の接続先を前記第2又は第3のコネクタフェルールの光ファイバ心線に切り替える
    ことを特徴とする光ファイバ心線切替方法。
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