JP2005077591A - 光コネクタ及び光コネクタボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の光コネクタは、いずれも、現地で光ファイバを切断して光コネクタを取り付けることができるが、組み立てに特殊な工具が必要であったり、狭隘な場所に設置することができなかったりする課題があった。
【解決手段】 本願発明は、前記課題を解決するために、光ファイバ素線を挿入する挿入口を有する光コネクタ筐体と、該挿入口に配置され、該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管と、該円筒管に穿たれた窓部を通して該挿入する光ファイバ素線の先端部を該円筒管の内壁に押さえつける押さえ部材と、ボタンの開放時に、該押さえ部材を反発力で該円筒管内壁に押さえつける押さえバネと、押し込んだ時に該押さえバネの反発力を減殺し、開放時に該押さえバネの反発力で元の位置に復旧する該ボタンと、を備える光コネクタ。
【選択図】図1

Description

本発明は、簡易な組み立てを可能とする光コネクタに関する。特に、光ファイバ素線を接続する光コネクタであって、光通信装置を設置する現地で組み立て可能な光コネクタに関する。
近年のブロードバンド通信サービスの普及に伴い、光通信システムがアクセスネットワークにも導入されるようになってきた。アクセスネットワークでは、大量の光ファイバを狭隘な場所に配置するために、小型な光コネクタが必要になった。また、光通信装置に接続するために現地で光ファイバを切断して、切断した光ファイバ端に簡易に取り付けることのできる光コネクタが必要になってきた。
光通信装置を設置する現地で、光ファイバ接続するには融着接続やメカニカルスプライスがあるが、いずれの場合も接続する際には光ファイバのUV被覆を剥ぎ取ってから光ファイバを接続していた(例えば、非特許文献1参照。)。これは、被覆付きの状態で光ファイバを把持する方法では、被覆とコアの偏心率が大きく、コアの軸合わせが困難であったためである。被覆を剥ぎ取った光ファイバは透明で見づらく、先端が鋭利なため皮膚への傷害があるといった危険性を持っていた。また、これらの接続には高価で特殊な工具が用いられ、熟練した作業者でしか施工できなかった。従来は、特殊な工具で組み立てる光コネクタが開発されてきた。従来の光コネクタとしては、光ファイバ素線の先端同士が突き当たるように、接触させる光コネクタが開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
光ファイバ施工技術、pp.98−122、オプトロニクス社、平成13年12月発行 特開2000−47061号公報 特開2002−277682号公報
従来の光コネクタは、いずれも、現地で光ファイバを切断して光コネクタを取り付けることができるが、組み立てに特殊な工具が必要であったり、狭隘な場所に設置することができなかったりする問題があった。
そこで、本発明の目的は、特殊な工具を用いることなく簡易に接続することができ、伝送特性を劣化させることなく光ファイバをUV被覆付きで接続できる光コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願第一発明は、光ファイバ素線を挿入する挿入口を有する光コネクタ筐体と、該挿入口に配置され、該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管と、該円筒管に穿たれた窓部を通して該挿入する光ファイバ素線の先端部を該円筒管の内壁に押さえつける押さえ部材と、ボタンの開放時に、該押さえ部材を反発力で該円筒管内壁に押さえつける押さえバネと、押し込んだ時に該押さえバネの反発力を減殺し、開放時に該押さえバネの反発力で元の位置に復旧する該ボタンと、を備える光コネクタである。
本願第一発明には、前記円筒管は、前記挿入する光ファイバ素線の挿入側から内部に向けて狭くなるテーパ形状を有することも含まれることがある。
本願第一発明には、前記円筒管は、ガラス、硬質プラスチック、ジルコニア、ステンレススチール、又はチタンで構成されていることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記窓部は、前記窓部での前記挿入する光ファイバ素線の挿入方向に垂直な断面の開口率が50%以下、好ましくは25%以下であることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記押さえバネは、前記ボタンを開放時に前記押さえ部材を前記挿入する光ファイバ素線の挿入方向に押し込む押し込み力も発生することも含まれることがある。
本願第一発明には、前記押さえ部材は、前記押さえ部材の押さえる側の面に形成されたV溝を備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記押さえ部材のV溝は、前記挿入する光ファイバ素線を押さえたときに前記挿入する光ファイバ素線の一部が前記押さえ部材の押さえる側の面からはみ出る深さであることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記押さえ部材は、シリコンゴム又は硬質プラスチックで構成されていることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記円筒管は、前記挿入する光ファイバ素線を係止する位置に、空気及び/又は屈折率整合剤を挿抜する孔部又は切り欠き部を備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記円筒管の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の内部に、前記挿入する光ファイバ素線と同じ外径の光ファイバ心線をさらに備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記円筒管の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の内部に、前記挿入する光ファイバ素線と同じ外径の光ファイバ素線をさらに備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記円筒管の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の口の端面に、フェルールを挿入可能なスリーブを備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記スリーブ内に、被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記スリーブ内の前記円筒管の側に、光ファイバ心線を具備する両切りのフェルールであって、前記スリーブよりも短いフェルールを備えることも含まれることがある。
本願第一発明には、前記ボタン及び前記挿入口が、前記光コネクタ筐体の同一面に配置されていることも含まれることがある。
本願第二発明は、前記挿入口が外面側になるように本願第一発明のいずれかの光コネクタを複数設置した光コネクタボックスである。
これらの各構成は、可能な限り組み合わせることができる。
なお、本願明細書において、光ファイバ心線とは、光ファイバのコア、クラッドから構成され、保護被覆のない光ファイバをいう。光ファイバ素線とは、光ファイバ心線に1次被覆を被せた光ファイバをいう。両切りのフェルールとは、フェルールの両端に他のフェルールを接続できるよう、両端を研磨加工したフェルールをいう。光コネクタボックスとは、複数の光コネクタを配備して光ファイバを接続する装置をいう。
本発明の光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
また、本光コネクタは、狭隘な場所にも設置できる構造であることから、本光コネクタを利用した光コネクタボックスは小型化、高密度実装が可能となる。
(実施の形態1)
本実施の形態は、光ファイバ素線を接続する光コネクタである。本発明を実施する形態を図1、図2に示す。図1は、本実施の形態の光コネクタの断面図、図2は、本実施の形態の光コネクタに適用する円筒管の透視図である。図1、図2において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は円筒管、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24は円筒管14のガイド、26は他の挿入口、144は円筒管14の窓部、146は円筒管14の他の挿入口、148は円筒管14の孔部である。
図1、図2に示すように、本実施の形態の光コネクタ10は、光ファイバ素線を挿入する挿入口22を有する光コネクタ筐体と、光コネクタ筐体12の挿入口22に配置され、当該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管14と、円筒管14に穿たれた窓部144を通して、当該挿入する光ファイバ素線の先端部を円筒管14の内壁に押さえつける押さえ部材16と、ボタン20の開放時に、押さえ部材16を反発力で円筒管14の内壁に押さえつける押さえバネ18と、押し込んだ時に押さえバネ18の反発力を減殺し、開放時に押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧するボタン20と、を備える。円筒管14の挿入口、他の挿入口146が、それぞれ光コネクタ筐体12の挿入口22、光コネクタ筐体12の他の挿入口26となる。
本実施の形態の光コネクタ10は、挿入口22から挿入する光ファイバ素線と同じ外径の光ファイバ心線、又は光ファイバ素線を挿入口26から挿入し、挿入口22から接続する光ファイバ素線を挿入して突き合わせることによって、光ファイバ素線同士、又は光ファイバ素線と光ファイバ心線とを円筒管14の中で接続する。挿入や突き合わせに当たっては、特殊な工具を用いることなく簡易に光ファイバを接続することができる。詳細な接続方法については、次の実施の形態で説明する。
本実施の形態の光コネクタでは、図1、図2に示すように、挿入口22付近のガイド24の形状を、挿入する光ファイバ素線の挿入側から内部に向けて狭くなるテーパ形状とすることが望ましい。テーパ形状のガイド24とすることによって、挿入する光ファイバ素線の挿入口22からの挿入を容易にする。
円筒管14はガラス、硬質プラスチック、ジルコニア、ステンレススチール、又はチタンで構成することが望ましい。これらの材料は、変形し難く、熱膨張率も比較的小さいことから、接続する光ファイバ素線同士、又は光ファイバ素線と光ファイバ心線の接続損失を安定にする。円筒管14は、透明材料であるガラスとすることがより望ましい。透明材料であれば、光ファイバ素線同士、又は光ファイバ素線と光ファイバ心線の突き合わせ状態を円筒管14の外部から観察することができる。ガラスの中では、特に、結晶化ガラスが機械的特性の点からも望ましい。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、被接続光ファイバを予め備える光コネクタである。本発明を実施する形態を図2、図3、図4、図5に示す。図2は、本実施の形態の光コネクタに適用する円筒管の透視図、図3は、ボタンを押し込んだ状態の光コネクタの断面図、図4はボタンを開放した状態の光コネクタの断面図、図5は、図4におけるA−A’線の円筒管の断面図、即ち挿入する光ファイバ素線の挿入方向に垂直な断面を表す。図2、図3、図4、図5において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24は円筒管14のガイド、26は他の挿入口、30は光ファイバ心線、32は接続する光ファイバ素線、34は屈折率整合剤、144は円筒管14の窓部、146は円筒管14の他の挿入口、148は円筒管14の孔部である。
図3、図4に示すように、本実施の形態の光コネクタ10は、光ファイバ素線を挿入する挿入口22を有する光コネクタ筐体と、光コネクタ筐体12の挿入口22に配置され、当該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管14と、円筒管14に穿たれた窓部144を通して、当該挿入する光ファイバ素線の先端部を円筒管14の内壁に押さえつける押さえ部材16と、ボタン20の開放時に、押さえ部材16を反発力で円筒管14の内壁に押さえつける押さえバネ18と、押し込んだ時に押さえバネ18の反発力を減殺し、開放時に押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧するボタン20と、を備える。さらに、円筒管14の前述の挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の内部に、前述の挿入する光ファイバ素線と同じ外径の光ファイバ心線、又は光ファイバ素線を備える。円筒管14の挿入口、他の挿入口146が、それぞれ光コネクタ筐体12の挿入口22、光コネクタ筐体12の他の挿入口26となる。
図2に示すように、挿入口22付近のガイド24の形状を、挿入する光ファイバ素線の挿入側から内部に向けて狭くなるテーパ形状にすることが望ましい。テーパ形状のガイド24とすることによって、挿入する光ファイバ素線の挿入を容易にする。また、図3、図4に示すように、挿入した光ファイバ素線32の先端を係止する位置に、光ファイバ素線32と反対方向から挿入した被接続光ファイバ心線30の端面を配置すると、その光ファイバ心線30と光ファイバ素線32との接続を良好にすることができる。このとき、押さえバネ18の反発力で押さえ部材16が光ファイバ素線32を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込むように、押さえバネ18を配置する。例えば、図3に示すように、ボタン20を押し込んだときは、押さえバネ18の一部が湾曲しており、図4に示すように、ボタン20を開放したときに押さえ部材16が光ファイバ素線32を押さえる際に、押さえバネ20の湾曲した一部が伸びることによって、押さえバネ18は押さえ部材16を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込む押し込み力も発生させることができる。
なお、光ファイバ素線32を構成する光ファイバ心線の外径を通常の125μm径から例えば80μm径とし、保護被覆を施して光ファイバ素線32の外径を125μm径とすると、125μm径の光ファイバ素線32と125μm径の光ファイバ心線30とを同じ円筒管14の中で突き合わせることができる。
図5において、円筒管14は挿入した光ファイバ素線32を所定の位置に保持する。円筒管14は、押さえ部材16が挿入した光ファイバ素線32を押さえるための窓部144を有する。押さえ部材16が円筒管14に穿たれた窓部144を通して、その挿入する光ファイバ素線32の先端部を円筒管14の内壁に押さえつけることになる。円筒管14の内壁によって、挿入した光ファイバ素線を保持するため、その光ファイバ素線の被覆が変形せず、被接続光ファイバとの精確な位置合わせを可能にする。円筒管14の窓部144は、挿入する光ファイバ素線32の挿入方向に垂直な断面における開口率が50%以下、好ましくは25%以下が望ましい。開口率は大きいほど、押さえ部材16が光ファイバ素線32を押さえつけることが容易になる。しかし、開口率が50%以下であれば、挿入する光ファイバ素線32が円筒管14からはみ出ることがなく、押さえ部材16が高精度に保持する位置を決定することができる。開口率が25%以下であれば、挿入した光ファイバ素線32の被覆にほぼ均等な圧力が加わり、光ファイバ素線32を構成する光ファイバを中心に保持することができる。
ここで、図5によって開口率を説明する。図5において、開口率とは、円筒管14の内壁が全周に対して窓部144として開かれている角度の割合をいう。円筒管14の内壁が挿入する光ファイバ素線32を保持することから、内壁で規定するものである。円筒管14の外壁は内壁よりも開いている方が、押さえ部材16が挿入する光ファイバ素線32を押さえつけることが容易になる。
押さえ部材16は挿入した光ファイバ素線32の先端部を円筒管14の内壁方向に押さえる。押さえ部材16は押さえる側の面にV溝を形成し、このV溝で光ファイバ素線32を抑えることが望ましい。押さえ部材16のV溝によって、光ファイバ素線32との接触面積を増やし、抑えバネ18の押し込み力を有効に光ファイバ素線32に伝えることができる。押さえ部材16のV溝の深さは、挿入した光ファイバ素線32を押さえたときに、その光ファイバ素線32の一部が押さえ部材16の押さえる側の面からはみ出る程度が望ましい。円筒管14の窓部を押さえ部材16の大きさに合わせて広く加工する必要がないからである。
押さえ部材16はシリコンゴム又は硬質プラスチックで構成されていることが望ましい。光ファイバ素線32との接触で緩衝材として機能するからである。
次に、光コネクタの操作について説明する。ボタン20を押し込むと、押さえバネ18の反発力は減殺され、押さえ部材16が円筒管14の窓部144から離れる(図3)。この状態で、光ファイバ素線32を挿入口22から挿入する。挿入した光ファイバ素線32は挿入口22のテーパ形状のガイド24によって円筒管14の内部に導かれ、光ファイバ素線32の端面が被接続光ファイバ心線30に押し当てられる。この状態で、ボタン20を開放すると、押さえバネ18は反発力で押さえ部材16を円筒管14の内壁方向に押し付ける(図4)。同時に、押さえ部材16を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込む。光ファイバ素線32の先端部は円筒管14の内壁方向に押さえられると同時に、被接続光ファイバ心線30に押し込まれ、光ファイバ素線32と光ファイバ心線30との光学的な接続を可能にする。
挿入する光ファイバ素線32を係止する位置に、空気及び/又は屈折率整合剤34を挿抜する孔部148を備えることが望ましい。図4に示すように、光ファイバ素線32を挿入する際に、孔部148を備えると、光ファイバ心線30と光ファイバ素線32との間に閉じ込められた空気を外部に排出することができ、光ファイバ心線30と光ファイバ素線32との密着を容易にすることになる。また、接続損失を少なくするために、屈折率整合剤を介して光ファイバ心線30と光ファイバ素線32との間を接続することがある。光ファイバ心線30の端面、又は光ファイバ素線32の端面に付着させた屈折率整合剤34が溢れたときに、溢れた屈折率整合剤34を排出することのできる孔部148が有用になる。
光ファイバ心線30の円筒管14への固定方法としては、光ファイバ心線30を光ファイバ素線32の挿入方向と反対側から挿入し、光ファイバ心線30の先端が光ファイバ素線32を係止する位置、例えば、孔部148の位置に来たときに、光ファイバ心線30を接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、光ファイバ心線30の先端を所定の位置に固定することができる。又は、仮の光ファイバ素線を挿入口22から挿入し、仮の光ファイバ素線の先端を係止する位置、例えば、孔部148の位置に仮止めした状態で、光ファイバ心線30を仮の光ファイバ素線の挿入方向と反対側から挿入し、光ファイバ心線30の先端がその仮の光ファイバ素線に突き当たったときに、光ファイバ心線30を接着剤で固着したり、光ファイバ心線30をかしめたりすることによって、光ファイバ心線30の先端を所定の位置に固定することができる。光ファイバ心線30の固定後は、仮の光ファイバ素線を抜きとる。
本実施の形態では、押さえバネ18の形状は図3、図4、図5のような例を示したが、この例に拘束されるものではない。ボタンの開放時に、押さえ部材を反発力で円筒管14の内壁方向に押さえつけることができ、ボタンの開放時に押さえバネの反発力でボタンを復旧させることのできる形状であればよい。さらに、ボタンを開放時に押さえ部材を挿入した光ファイバ素線の挿入方向に押し込む押し込み力も発生する形状であればよい。
本実施の形態では、ボタン20の形状は図1、図3、図4のような例を示したが、この例に拘束されるものではない。押し込んだ時に押さえバネの反発力を減殺し、開放時に押さえバネの反発力で元の位置に復旧する形状であればよい。
本実施の形態では、被接続光ファイバとして光ファイバ心線30の例を示したが、光ファイバ素線32と外径が同じ光ファイバ素線であれば、光ファイバ心線30に代えて、本光コネクタに適用することができる。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、前述の実施の形態で説明した光コネクタとは形状の異なる円筒管を利用する光コネクタである。本発明を実施する形態を図6、図7に示す。図6は、本実施の形態の光コネクタの断面図、図7は、本実施の形態の光コネクタに適用する円筒管の透視図である。図6、図7において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は円筒管、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24は円筒管14のガイド、26は他の挿入口、36はスリーブ、144は円筒管14の窓部、149は円筒管14の切り欠き部である。
図6、図7に示すように、本実施の形態の光コネクタ10は、光ファイバ素線を挿入する挿入口22を有する光コネクタ筐体12と、光コネクタ筐体12の挿入口22に配置され、挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管14と、円筒管14に穿たれた窓部144を通して、当該挿入する光ファイバ素線の先端部を円筒管14の内壁に押さえつける押さえ部材16と、ボタン20の開放時に、押さえ部材16を反発力で円筒管14の内壁に押さえつける押さえバネ18と、押し込んだ時に押さえバネ18の反発力を減殺し、開放時に押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧するボタン20と、を備える。さらに、円筒管14の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口22と反対側の口の端面に、フェルールを挿入可能なスリーブ36を備える。円筒管14の挿入口が光コネクタ筐体12の挿入口22に、スリーブ36の挿入口が光コネクタ筐体12の他の挿入口26になる。
本実施の形態の光コネクタ10は、挿入口26から光ファイバ心線を内部に有するフェルールを予め配置し、光コネクタ筐体12の挿入口22から接続する光ファイバ素線を挿入して突き合わせることによって、光ファイバ素線とフェルール内の光ファイバ心線を円筒管14の中で接続する。挿入や突き合わせに当たっては、特殊な工具を用いることなく簡易に光ファイバを接続することができる。詳細な接続方法については、次の実施の形態で説明する。
本実施の形態の光コネクタでは、図6、図7に示すように挿入口22付近のガイド24の形状を、挿入する光ファイバ素線の挿入側から内部に向けて狭くなるテーパ形状にすることが望ましい。テーパ形状のガイド24とすることによって、挿入する光ファイバ素線の挿入を容易にする。
円筒管14はガラス、硬質プラスチック、ジルコニア、ステンレススチール、又はチタンで構成することが望ましい。これらの材料は、変形し難く、膨張率も比較的小さいことから、接続する光ファイバ素線とフェルール内の光ファイバ心線との接続損失を安定にする。円筒管14は、透明材料であるガラスとすることがより望ましい。透明材料であれば、光ファイバ素線とフェルール内の光ファイバ心線との突き合わせ状態を外部から観察することができる。特に、結晶化ガラスは機械的特性の点からも望ましい。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、光ファイバ素線とフェルール内の被接続光ファイバ心線とを接続する光コネクタである。本発明を実施する形態を図7、図8に示す。図7は、本実施の形態の光コネクタに適用する円筒管の透視図、図8は、ボタンを押し込んだ状態の光コネクタの断面図である。図7、図8において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24は円筒管14のガイド、26は他の挿入口、30は光ファイバ心線、32は接続する光ファイバ素線、34は屈折率整合剤、36はスリーブ、38は光ファイバ心線42を有するフェルール、144は円筒管14の窓部、149は円筒管14の切り欠き部である。
図7、図8に示すように、本実施の形態の光コネクタ10は、光ファイバ素線を挿入する挿入口22を有する光コネクタ筐体12と、光コネクタ筐体12の挿入口22に配置され、挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管14と、円筒管14に穿たれた窓部144を通して、当該挿入する光ファイバ素線の先端部を円筒管14の内壁に押さえつける押さえ部材16と、ボタン20の開放時に、押さえ部材16を反発力で円筒管14の内壁に押さえつける押さえバネ18と、押し込んだ時に押さえバネ18の反発力を減殺し、開放時に押さえバネ18の反発力で元の位置に復旧するボタン20と、を備える。さらに、円筒管14の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口22と反対側の口の端面に、フェルールを挿入可能なスリーブ36と当該スリーブ36内に被接続光ファイバ心線42を具備するフェルール38と、を備える。円筒管14の挿入口が光コネクタ筐体12の挿入口22に、スリーブ36の挿入口が光コネクタ筐体12の他の挿入口26になる。
図7に示すように、挿入口22付近のガイド24の形状を、挿入する光ファイバ素線32の挿入側から内部に向けて狭くなるテーパ形状にすることが望ましい。テーパ形状のガイド24とすることによって、当該挿入する光ファイバ素線32の挿入を容易にする。また、図8に示すように、挿入した光ファイバ素線32の先端を所定の位置に係止できるよう、フェルール38の先端部を配置すると、光ファイバ素線32との接続を良好にすることができる。このとき、押さえバネ18の反発力で押さえ部材16が光ファイバ素線32を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込むように、押さえバネ18を配置する。ボタンを押し込んだときの状態は図3と同様に、押さえバネ18の一部が湾曲しており、ボタン20を開放したときの状態は図4と同様に、押さえ部材16が光ファイバ素線32を押さえる際に、押さえバネ20の湾曲した一部が伸びることによって、押さえバネ18は押さえ部材16を光ファイバ素線32の挿入方向に押し込む押し込み力も発生させることができる。
押さえ部材16は挿入した光ファイバ素線32の先端部を円筒管14の内壁方向に押さえる。押さえ部材16は押さえる側の面にV溝を形成し、このV溝で光ファイバ素線32を抑えることが望ましい。押さえ部材16のV溝によって、接触面積を増やし、抑えバネ18の押し込み力を有効に光ファイバ素線32に伝えることができる。押さえ部材16のV溝の深さは、挿入した光ファイバ素線32を押さえたときに、その光ファイバ素線32の一部が押さえ部材16の押さえる側の面からはみ出る程度が望ましい。円筒管14の窓部を押さえ部材16の大きさに合わせて広く加工する必要がないからである。
押さえ部材16はシリコンゴム又は硬質プラスチックで構成されていることが望ましい。光ファイバ素線32との接触で緩衝材として機能するからである。
挿入する光ファイバ素線32を係止する位置、即ち、円筒管14の挿入口と反対側の端部に、空気及び/又は屈折率整合剤34を挿抜する切り欠き部149を備えることが望ましい。図8に示すように、光ファイバ素線32を挿入する際に、切り欠き部149を備えると、光ファイバ心線30と光ファイバ素線32との間に閉じ込められた空気を外部に排出することができ、フェルール内の光ファイバ心線42と光ファイバ素線32との密着を容易にすることになる。さらに、接続損失を少なくするために、屈折率整合剤34を介して光ファイバ心線42と光ファイバ素線32との間を接続することがある。フェルール38の端面、又は光ファイバ素線32の端面に付着させた屈折率整合剤34が溢れたときに、溢れた屈折率整合剤34を排出する切り欠き部149が有用になる。
スリーブ36の円筒管14への固定方法としては、仮の光ファイバ素線を挿入口22から挿入し、仮の光ファイバ素線の先端を係止する位置に仮止めした状態で、光ファイバ心線42を有するフェルール38を挿入したスリーブ36を仮の光ファイバ素線と光ファイバ心線42との接続損失が最小になるようにスリーブ36を位置調整したのちに、スリーブ36を接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、光ファイバ心線42の先端を所定の位置に固定することができる。スリーブ36の固定後は、仮の光ファイバ素線を抜きとる。又は、スリーブ36の外径を円筒管14の外径と一致させ、同一V溝上で突き合わせた状態でスリーブ36を接着剤で固着したり、かしめたりすることによって、光ファイバ心線42の先端を所定の位置に固定することができる。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態は、光ファイバ心線を備える両切りのフェルールを予め備える光コネクタである。本発明を実施する形態を図9に示す。図9はボタンを押し込んだ状態の光コネクタの断面図である。図9において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、14は保持部材、16は押さえ部材、18は押さえバネ、20はボタン、22は挿入口、24は円筒管14のガイド、26は他の挿入口、30は光ファイバ心線、32は接続する光ファイバ素線、34は屈折率整合剤、36はスリーブ、37は両切りのフェルール、40は両切りのフェルール37内の光ファイバ心線、144は円筒管14の窓部、149は円筒管14の切り欠き部である。
図9に示すように、本実施の形態の光コネクタ10は、スリーブ36を備え、スリーブ36の内部の一方の側に光ファイバ心線40を具備する両切りフェルール37を収容し、スリーブ36の内部の他方の側に被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを収容可能な空間を設ける。挿入する光ファイバ素線と対向する位置に、当該挿入する光ファイバ素線32と反対方向から挿入した両切りフェルール37の端面を配置すると、当該挿入する光ファイバ素線32と光ファイバ心線40との接続を良好にすることができる。スリーブ36の内部の他方の側から被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを挿入することができるため、被接続側はフェルールを有する光コネクタを任意に挿抜して接続することも可能とする。
以上説明したように、本実施の形態で説明した光コネクタは、特殊な工具を用いることなく簡易に組み立てることができ、良好な接続特性を確保することができる。さらに、光ファイバ心線を有する両切りフェルールを備えることによって、被接続側はフェルールを有する光コネクタを任意に挿抜して接続することも可能とする。
(実施の形態6)
本実施の形態は、前述の実施の形態で説明した光コネクタを複数配置した光コネクタボックスである。本発明を実施する形態を図10、図11に示す。図10、図11において、10は光コネクタ、12は光コネクタ筐体、20はボタン、22は挿入口、24は円筒管14のガイド、44は光コネクタボックスである。
図10は、本発明の光コネクタボックスに適用する光コネクタの挿入口から見た外形である。ボタン20及び挿入口22が、光コネクタ筐体12の同一面に配置されている。図11は、このような光コネクタ10をボタン20及び挿入口22が外面側になるように複数設置した光コネクタボックスである。
図10に示す光コネクタは光ファイバ素線の挿入口22と同じ面にボタン20を配置し、光コネクタ内部を触ることなく、光コネクタ筐体の外部からボタン操作によって、光ファイバ素線を接続できる構成のため、図11のように複数の光コネクタ10を並置しても、光コネクタ10の操作性には問題がなく、光コネクタボックス44を小型化、高密度実装することが可能となる。
図11の例では、1列に光コネクタ10を配列しているが、このような配列に拘束されるものではない。また、光コネクタボックス44の複数の面に光コネクタ10を配置してもよい。
本発明の光コネクタ及び光コネクタボックスは、光ネットワーク機器や光ファイバ接続装置等の光通信装置へ適用のみならず、家電製品の接続、車両内配線、航空機内配線等光ファイバを接続する装置類にも適用することができる。
本実施の形態の光コネクタの断面図である。 本実施の形態の光コネクタに適用する円筒管の透視図である。 ボタンを押し込んだ状態の光コネクタの断面図である。 ボタンを開放した状態の光コネクタの断面図である。 図4におけるA−A’線の円筒管の断面図、即ち挿入する光ファイバ素線の挿入方向に垂直な断面を表す。 本実施の形態の光コネクタの断面図である。 本実施の形態の光コネクタに適用する円筒管の透視図である。 ボタンを押し込んだ状態の光コネクタの断面図である。 ボタンを押し込んだ状態の光コネクタの断面図である。 本発明の光コネクタボックスに適用する光コネクタの挿入口から見た外形である。 本発明の光コネクタをボタン及び挿入口が外面側になるように複数設置した光コネクタボックスである。
符号の説明
10 光コネクタ
12 光コネクタ筐体
14 円筒管
16 押さえ部材
18 押さえバネ
20 ボタン
22 挿入口
24 ガイド
26 他の挿入口
30 光ファイバ心線
32 光ファイバ素線
34 屈折率整合剤
36 スリーブ
37 両切りフェルール
38 フェルール
40 光ファイバ心線
42 光ファイバ心線
44 コネクタボックス

Claims (16)

  1. 光ファイバ素線を挿入する挿入口を有する光コネクタ筐体と、
    該挿入口に配置され、該挿入する光ファイバ素線を所定の位置に保持する円筒管と、
    該円筒管に穿たれた窓部を通して該挿入する光ファイバ素線の先端部を該円筒管の内壁に押さえつける押さえ部材と、
    ボタンの開放時に、該押さえ部材を反発力で該円筒管内壁に押さえつける押さえバネと、
    押し込んだ時に該押さえバネの反発力を減殺し、開放時に該押さえバネの反発力で元の位置に復旧する該ボタンと、
    を備える光コネクタ。
  2. 前記円筒管は、前記挿入する光ファイバ素線の挿入側から内部に向けて狭くなるテーパ形状を有することを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記円筒管は、ガラス、硬質プラスチック、ジルコニア、ステンレススチール、又はチタンで構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ。
  4. 前記窓部は、前記窓部での前記挿入する光ファイバ素線の挿入方向に垂直な断面の開口率が50%以下、好ましくは25%以下であることを特徴とする請求項1から3に記載のいずれかの光コネクタ。
  5. 前記押さえバネは、前記ボタンを開放時に前記押さえ部材を前記挿入する光ファイバ素線の挿入方向に押し込む押し込み力も発生することを特徴とする請求項1から4に記載のいずれかの光コネクタ。
  6. 前記押さえ部材は、前記押さえ部材の押さえる側の面に形成されたV溝を備えることを特徴とする請求項1から5に記載のいずれかの光コネクタ。
  7. 前記押さえ部材のV溝は、前記挿入する光ファイバ素線を押さえたときに前記挿入する光ファイバ素線の一部が前記押さえ部材の押さえる側の面からはみ出る深さであることを特徴とする請求項6に記載の光コネクタ。
  8. 前記押さえ部材は、シリコンゴム又は硬質プラスチックで構成されていることを特徴とする請求項1から7に記載のいずれかの光コネクタ。
  9. 前記円筒管は、前記挿入する光ファイバ素線を係止する位置に、空気及び/又は屈折率整合剤を挿抜する孔部又は切り欠き部を備えることを特徴とする請求項1から8に記載のいずれかの光コネクタ。
  10. 前記円筒管の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の内部に、前記挿入する光ファイバ素線と同じ外径の光ファイバ心線をさらに備えることを特徴とする請求項1から9に記載のいずれかの光コネクタ。
  11. 前記円筒管の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の内部に、前記挿入する光ファイバ素線と同じ外径の光ファイバ素線をさらに備えることを特徴とする請求項1から9に記載のいずれかの光コネクタ。
  12. 前記円筒管の前記挿入する光ファイバ素線の挿入口と反対側の口の端面に、フェルールを挿入可能なスリーブを備えることを特徴とする請求項1から9に記載のいずれかの光コネクタ。
  13. 前記スリーブ内に、被接続光ファイバ心線を具備するフェルールを備えることを特徴とする請求項12に記載の光コネクタ。
  14. 前記スリーブ内の前記円筒管の側に、光ファイバ心線を具備する両切りのフェルールであって、前記スリーブよりも短いフェルールを備えることを特徴とする請求項12に記載の光コネクタ。
  15. 前記ボタン及び前記挿入口が、前記光コネクタ筐体の同一面に配置されていることを特徴とする請求項1から14に記載のいずれかの光コネクタ。
  16. 前記挿入口が外面側になるように請求項1から15に記載のいずれかの光コネクタを複数設置した光コネクタボックス。
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