JP5343976B2 - 表示制御装置、表示装置および表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示装置および表示制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、表示制御装置、表示装置および表示制御プログラムに関し、特に、コントラストの高い画像表示を低コストで実現することができる表示制御装置、表示装置および表示制御プログラムに関する。
液晶表示装置は、光の透過状態を変更可能な光制御部(液晶パネル)と、光制御部の裏面に光を供給する光源(バックライト)とを有する。液晶表示装置は、光源を点灯させ、表示内容に応じて光制御部の光の透過状況を制御することにより、任意の画像を表示することができる。
液晶表示装置は、表示する画像に黒が含まれている場合、光制御部の該当部分の光透過率を最小に制御するが、光制御部は光源から供給される光を完全には遮断できない。このため、液晶表示装置は、黒の輝度を十分に下げることができず、表示されるコントラストが低下するという問題があった。
この問題を解決するため、特許文献1には、表示する画像に合わせて光源が発する光の強度を動的に制御する技術が開示されている。この技術は、表示する画像に黒が含まれている場合、該当部分に供給する光の強度を下げることにより、光制御部を透過する光の量を減少させ、黒の輝度を低下させる。
特開2005−258403号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている技術は、光制御部の背面に多数のLED(Light Emitting Diode)を格子状に配置し、表示する画像に合わせてそれぞれのLEDを制御するものであるため、実現するために高いコストがかかるという問題があった。多数のLEDが必要であるために部品コストがかかる上に、LEDの境界部分に輝度ムラ等が生じないように組み立て精度を高くする必要があり、組み立てコストもかかるためである。
開示の技術は、コントラストの高い画像表示を低コストで実現することができる表示制御装置、表示装置および表示制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する表示制御装置は、一つの態様において、画素ごとに光透過率もしくは反射率を変更させる光制御部と、前記光制御部の少なくとも1つの辺に沿って配列され、前記光制御部へ光を照射する複数の光源とを制御する表示制御装置であって、前回表示された画像に対する各光源の発光強度に基づいて、次に表示される画像に対する各光源の発光強度の初期値を設定する光源強度初期設定部と、予め記憶された各光源の発光パターンデータに基づいて、各光源が前記光源強度初期設定部により設定された初期値の発光強度で点灯した場合の発光分布を算出する発光分布算出部と、前記発光分布算出部によって算出された発光分布の輝度と、表示対象の画像の輝度とを当該表示対象の画像の所定の箇所において比較する輝度比較部と、前記輝度比較部の比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定する調整量決定部と、各光源が前記調整量決定部により決定された調整量に応じた強度で発光するように制御する光源強度制御部と、前記調整量決定部により決定された調整量に応じて前記表示対象の画像の画素を補正する画像補正部とを備え、前記発光分布算出部は、前記調整量決定部が調整量を決定した場合には、当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布を算出し、前記輝度比較部は、当該算出された発光分布の輝度と前記表示対象の画像の輝度との比較を前記所定の箇所とは異なる箇所において行う
この態様によれば、各光源の発光パターンを合成した発光分布と、表示対象の画像とを比較して、各光源の発光強度を決定することとしたので、比較的少数の光源が発光パターンが重なるように配置されている安価な表示装置においても、画像中の黒い部分への光の供給量を動的に下げて、コントラストを向上させることができる。
なお、本願の開示する表示制御装置の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも上述した課題を解決するために有効である。
本願の開示する表示制御装置、表示装置および表示制御プログラムの一つの態様によれば、コントラストの高い画像表示を低コストで実現することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 図2−1は、光源の発光パターンの形状の一例を示す図である。 図2−2は、光源の発光パターンの形状の一例を示す図である。 図2−3は、光源の発光パターンの形状の一例を示す図である。 図3は、補正パターンデータの一例を示す図である。 図4は、光源強度調整部の構成を示すブロック図である。 図5−1は、領域分割の一例を示す図である。 図5−2は、領域分割の一例を示す図である。 図5−3は、領域分割の一例を示す図である。 図6は、発光パターンの一例を示す図である。 図7は、発光パターンを3次元グラフに表した図である。 図8は、発光パターンと画像の比較例を示す図である。 図9は、光源強度調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、下げ幅調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、上げ幅調整処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、光量が最も不足している部分に最も近い光源選択するための領域分割の一例を示す図である。 図13は、表示制御プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
符号の説明
1 表示装置
10 光制御部
11a〜11n 光源
12a〜12n ドライバ
20 表示制御装置
21 画像入力部
22 縮小画像生成部
23 縮小画像補正部
24 光源強度調整部
241 光源強度初期設定部
242 領域分割部
243 発光分布算出部
244 輝度比較部
245 調整対象選択部
246 調整量決定部
25 光源強度制御部
26 画像補正部
27 透過率制御部
30 不揮発性メモリ
31 補正パターンデータ
32 発光パターンデータ
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 入力装置
1030 モニタ
1040 媒体読取り装置
1050 ネットワークインターフェース装置
1060 RAM
1061 表示制御プロセス
1070 ハードディスク装置
1071 表示制御プログラム
1072 表示制御用データ
1080 バス
以下に添付図面を参照して、本願の開示する表示制御装置、表示装置および表示制御プログラムの実施の形態を説明する。なお、以下の実施例では、透過型の液晶表示装置を例示して説明を行うが、本願の開示する技術は、反射型の液晶表示装置等の他の方式の表示装置にも適用することができる。
まず、本実施例に係る表示装置1の構成について説明する。図1は、本実施例に係る表示装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、表示装置1は、光制御部10と、光源11a〜11nと、ドライバ12a〜12nと、表示制御装置20と、不揮発性メモリ30とを有する。
光制御部10は、例えば、液晶パネルであり、画素ごとに光の透過率を変化させる。光源11a〜11nは、例えば、LEDであり、光制御部10に対して裏面から光を供給する。表示装置1においては、光源11a〜11nは、光制御部10の裏面に格子状に配置されるのではなく、光制御部10の辺の1つ(図1の例では下側の辺)に沿って一列に配置される。このように光源11を一列に配置すれば、光源11の数を減少させ、部品コストを低下させることができる。
ここで、本実施例に係る表示制御方法の概要について説明する。本実施例に係る表示制御方法は、表示装置1のように光源11が一列に配置された表示装置において、表示される画像のコントラストの向上を実現する。
図2−1は、光制御部10の左端に配置された光源11aの発光パターンを示す図であり、図2−2は、光源11aの右隣に配置された光源11bの発光パターンを示す図であり、図2−3は、光制御部10の右端に配置された光源11nの発光パターンを示す図である。これらの図が示すように、光源11の発光パターンは、光源11から遠くなるほど広くなる形状をしており、光源11は、発光パターンが他の光源11の発光パターンと重なるように配置される。
このように広範囲に広がる発光パターンをもつ光源11を、発光パターンが重なるように配置すれば、個々の光源11の発光パターンの境界を識別しにくくなる。このため、光源11を一列に配置すれば、組み立て精度不足や各光源11の光量にばらつきがあっても、輝度ムラ等により画像が不自然に表示させることが生じにくい。したがって、光源11を一列に配置することは、組み立てコストを削減するためにも有利である。
このように、本実施例に係る表示装置1は、部品コストおよび組み立てコストを低減することができ、例えば、携帯電話や車載器のモニタのようにコストの制約が大きい用途に適している。このような機器は、使用できる電力に制限があるため、コントラスト向上のために光源11の発光強度を低下させることは、省電力のためにも好ましい。
しかしながら、表示装置1では、表示される画像のコントラストを向上させるために、上記の特許文献1の技術を利用することはできない。特許文献1に開示されている技術は、格子状に配置されたLEDとその上部の光制御部の矩形領域とを対応付け、各矩形領域に表示される画像の輝度分布を算出して、対応するLEDの光量を制御するものである。すなわち、特許文献1に開示されている技術では、各矩形領域が対応するLEDのみから光を供給されることを前提としており、表示装置1のように各光源11の発光パターンが重なりを有することを考慮していないためである。
そこで、表示装置1は、以下のような制御を行って、コントラストの向上を実現する。まず、表示装置1は、各光源11の発光強度を所定の値に設定する。続いて、表示装置1は、その発光強度における各光源11の発光パターンに基づいて発光分布を算出し、表示対象の画像と比較する。そして、比較結果に基づいて、発光強度が超過もしくは不足している光源11があれば、その光源11の発光強度を調整する。
そして、表示装置1は、調整後の発光強度における発光分布を再計算し、表示対象の画像と比較する。そして、比較結果に基づいて、発光強度が超過もしくは不足している光源11があれば、その光源11の発光強度を調整する。このように発光分布と表示対象の画像の比較を繰り返しながら、光源11の発光強度を調整することにより、発光パターンが重なりを有する場合でも、表示対象の画像の黒い部分に供給する光量を減少させ、コントラストを向上させることができる。
図1の説明に戻って、ドライバ12a〜12nは、それぞれ、表示制御装置20から指示された制御量に基づいて、光源11a〜11nを駆動する。なお、図1に示した例では、光源11とドライバ12が1対1で設けられているが、1つのドライバ12が複数の光源11を駆動する構成としてもよい。
表示制御装置20は、光制御部10およびドライバ12a〜12nを制御する制御回路であり、画像入力部21と、縮小画像生成部22と、縮小画像補正部23と、光源強度調整部24と、光源強度制御部25と、画像補正部26と、透過率制御部27とを有する。
画像入力部21は、表示対象の画像の入力を受け付け、一時的に記憶する。縮小画像生成部22は、画像入力部21において受け付けられた画像の縮小画像を生成する。例えば、縮小画像生成部22は、画像入力部21において受け付けられた入力画像のサイズが800×400の場合に、200×100の縮小画像を生成する。
このように、画素数を1/16に縮小する場合、画像全体が4×4のサイズの矩形に分割され、矩形内の各画素のRとGとBの最大値が求められる。そして、矩形ごとに求められたRとGとBの最大値を組み合わせた値が、対応する縮小画像の画素値とされる。このように輝度が減少しないように縮小画像を生成することにより、発光強度調整処理において光源11の発光強度を低下させ過ぎて、入力画像の特定の画素を十分に明るく表示できない事態が発生することを防止できる。
なお、縮小画像を生成するのは、光源11の発光分布と比較する対象として、画像入力部21において受け付けられた入力画像は詳細過ぎて、比較処理の負荷が増大するためである。したがって、表示制御装置20が十分に高い処理能力をもつ場合や、入力画像のサイズが十分に小さい場合は、縮小画像を生成せずに、入力画像をそのまま用いて以降の処理を実行することとしてもよい。また、縮小画像を生成する方式として、上記のようにRとGとBの最大値を保持する方式以外に、バイリニア法等の補間方法を組み合わせた他の方式を用いてもよい。
縮小画像補正部23は、縮小画像生成部22によって生成された縮小画像の補正を行う。ここで、縮小画像補正部23が実行する補正処理について説明する。図2−1〜2−3に示した通り、各光源11の発光パターンは、光源11から遠くなるほど広くなる形状をしている。このため、光制御部10の光源11から遠い方の辺付近の画素は、ほぼ全ての光源11から光を供給されることになる。
このことは、表示対象の画像の光源11から遠い方の辺付近に、RGBのいずれか1つでも輝度がきわめて高い画素があると、光源11の発光強度を低下させることが困難となることを意味する。いずれかの光源11の発光強度を低下させれば、発光分布において光源11から遠い側の光量が不足する状態となり、光源11の発光強度を低下させる余地がなくなるためである。
そこで、縮小画像補正部23は、輝度のピークを下げるための補正を行う。輝度のピークを下げれば、いずれかの光源11の発光強度を低下させる余地ができ、コントラストの向上と省電力が実現される。ただし、輝度のピークを下げ過ぎると、表示される画像が不自然なものとなるため、輝度のピークの下げ幅は、画像表示に求められる品質や実現すべき省電力の大きさ等に応じて適宜設定される。
縮小画像補正部23による縮小画像の補正処理は、具体的には、以下のように実行される。縮小画像補正部23は、まず、縮小画像を縦方向に4つ、横方向に8つの計32個の領域に分割し、それぞれの領域に含まれる画素のRとGとBの最大値を求める。
そして、縮小画像補正部23は、R、GもしくはBの最大値が所定の閾値(例えば、RとGとBがそれぞれ0〜255の値をとる場合、255×0.9≒230)よりも大きい領域を選択する。そして、縮小画像補正部23は、選択した領域が存在する位置に応じて、不揮発性メモリ30に記憶されている補正パターンデータ31に基づいて縮小画像を補正する。
例えば、補正パターンデータ31が、図3のように設定されている場合、選択した領域が、最上段の右側2つのいずれかのみであれば、「右上」の補正量を取得して、縮小画像の左上の画素のRとGとBに「1.0」を乗じ、右上の画素のRとGとBに「0.9」を乗じ、左下の画素のRとGとBに「1.0」を乗じ、右下の画素のRとGとBに「1.0」を乗じる。そして、縮小画像のその他の画素には、位置に応じて四隅の補正量を線形補完した値を乗じる。このように補正することにより、縮小画像の右上に存在する輝度のピークを低減させることができる。
また、選択した領域が、最下段の左側2つのいずれかのみであれば、「左下」の補正量を取得して、縮小画像の左上の画素のRとGとBに「1.0」を乗じ、右上の画素のRとGとBに「1.0」を乗じ、左下の画素のRとGとBに「0.85」を乗じ、右下の画素のRとGとBに「1.0」を乗じる。そして、縮小画像のその他の画素には、位置に応じて四隅の補正量を線形補完した値を乗じる。このように補正することにより、縮小画像の左下に存在する輝度のピークを低減させることができる。
同様に、選択した領域が、最上段の左側2つのいずれかのみであれば、「左上」の補正量を取得して補正を行い、選択した領域が、最上段に分散していれば、「上」の補正量を取得して補正を行う。また、選択した領域が、最下段の右側2つのいずれかのみであれば、「右下」の補正量を取得して補正を行い、選択した領域が、最下段に分散していれば、「下」の補正量を取得して補正を行う。また、選択した領域が、右側2列に分散していれば、「右」の補正量を取得して補正を行い、選択した領域が、左側2列に分散していれば、「左」の補正量を取得して補正を行い、上記のいずれにも該当しないときは、「その他」の補正量を取得して補正を行う。
ここで、図3に示した補正パターンデータ31において、選択した領域が「右下」に存在する場合と「左下」に存在する場合に補正量が小さく設定されているのは、画像の下側、すなわち、光源11に近い側では、画像の内容に応じた光源の強度調整を、局所的に効果的に実施し易いためである。
既に説明したように、光制御部10の光源11から遠い側の各画素に供給される光は、多数の光源11が発する光が合成されたものである。縮小画像補正部23が補正を行うことによって、画像の一部の画素レベルが高いために、暗い部分があっても光源11を減光させることができない、という状況を回避することが可能になる。光制御部10の光源11から遠い側の画素に供給される光量を下げようとした場合、仮に、遠い側の画素の画像の一部の画素レベルのピークを90%に抑えたとしても、多数の光源11が発する光が合成されるため、平均的には、90%に若干の上積みをした程度の減光しかできない。
一方、光制御部10の光源11から近い側の各画素に供給される光は、1ないし少数の光源11が発する光が合成されたものである。このため、光制御部10の光源11から近い側の画素に供給される光量を下げる場合、仮に、画素のレベルのピークを90%に抑えれば、局所的には、光源11を大きく減光でき、平均的な効果を大きくとることができる。
なお、縮小画像補正部23による補正処理について上記の説明で示した画像分割は一例であり、縮小画像をどのように分割してもよい。また、上記のように、輝度のピークが存在する位置に応じて補正を行うのではなく、全ての画素のRとGとBに0.9を乗じるというように簡便な方式で縮小画像を補正することとしてもよい。
光源強度調整部24は、不揮発性メモリ30に記憶されている発光パターンデータ32に基づいて、補正後の縮小画像を表示するために過不足がないように各光源11の発光強度を調整する。光源強度調整部24のより詳細な構成および処理内容については後述する。
光源強度制御部25は、光源強度調整部24の調整結果に応じた制御量を各ドライバ12へ与え、各光源11が光源強度調整部24の調整結果に応じた強度で発光するように制御する。
画像補正部26は、光源強度調整部24の調整結果に従って各光源11が供給する光量で適切に表示されるように、画像入力部21で受け付けられた入力画像を補正する。具体的には、まず、画像補正部26は、縮小画像補正部23が縮小画像に加えた補正と同様の補正を入力画像に加える。この補正処理においては、入力画像中の各画素が、縮小画像中の対応する画素と同様に補正される。
続いて、画像補正部26は、光源強度調整部24の調整に基づいて光制御部10の各画素に供給される光量が変化する割合に基づいて、入力画像の各画素を補正する。具体的には、輝度と画素値には、
輝度∝(画素値^2.2) ・・・(1)
という比例関係がある設定が広く用いられているため、画像補正部26は、以下の式(2)を用いて補正後の画素値を算出する。
補正後の画素値=補正前の画素値×(1/減光率)^(1/2.2) ・・・(2)
透過率制御部27は、画像補正部26によって補正された入力画像の各画素に基づいて、光制御部10の各画素の透過率を制御する。
不揮発性メモリ30は、例えば、フラッシュメモリであり、補正パターンデータ31や発光パターンデータ32のように表示制御装置の動作に必要な各種情報を記憶する。
次に、図1に示した光源強度調整部24のより詳細な構成について説明する。図4は、光源強度調整部24の構成を示すブロック図である。図4に示すように、光源強度調整部24は、光源強度初期設定部241と、領域分割部242と、発光分布算出部243と、輝度比較部244と、調整対象選択部245と、調整量決定部246とを有する。
光源強度初期設定部241は、入力画像ごとに各光源11の発光強度の初期値を決定する。具体的には、光源強度初期設定部241は、前回表示された入力画像に対して決定した各光源11の発光強度を、次に入力された入力画像に対する各光源11の発光強度の初期値とする。一般に、前後して入力される入力画像は類似することが多いため、このように前回の調整結果を初期値とすることにより、調整量が少なくなり、調整を早く完了させることができる。また、前回と同様の調整結果となることが期待されるため、入力画像ごとに調整内容が変動して、光制御部10での表示にフリッカ等が発生することを防止することができる。
なお、各光源11の発光強度をできるだけ低下させたい場合は、各光源11の発光強度の初期値を、前回表示された入力画像に対して決定した各光源11の発光強度よりも所定量だけ低く設定してもよい。このように設定すれば、後述する光源強度調整処理によって、各光源11の発光強度が、縮小画像を表示するために必要な最小値に設定される。また、処理を簡易に行いたい場合は、各光源11の発光強度の初期値を、最大値の90%程度に一律に設定してもよい。
領域分割部242は、縮小画像を、照射方向と垂直な直線によって複数の領域に分割する。ここでいう照射方向とは、縮小画像に対応する入力画像が光制御部10上に表示される場合に、光源11の光が入射する方向である。領域分割部242による縮小画像の領域分割の一例を図5−1に示す。図5−1に示す例では、縮小画像は、同一の大きさの領域40a〜40rに分割されている。
例えば、各光源11が光制御部10の下辺側に一列に並んでいる場合は、照射方向が画像の上下方向、照射方向と垂直な直線は画像の左右方向に相当する。その場合で図5―1のように複数の領域に分割する際の分割幅は、例えば、32乃至64ラインにすることが考えられる。もちろん、1ラインごとに分割しても構わないが、ある程度のライン数を有する分割幅にした方が、計算効率が良い。
光源強度調整部24は、こうして分割された領域を、照射方向に最も近い領域(図5−1の例では領域40a)から順に調整目標として選択し、光源11の発光分布の該当部分の比較を行い、各光源11の発光強度を調整していく。これは、既に説明したように、光源11から近い位置の画素は1ないし少数の光源11からしか光の供給を受けないため、どの光源11の発光強度を調整するかについて選択肢が少なく、最適、または最適に近い解が限定されるため、優先的に調整対象の光源11の減光量決定すべきためである。
発光分布算出部243は、発光パターンデータ32に基づいて、全ての光源11によって供給される光の分布を合成した発光分布を算出する。
ここで、発光パターンデータ32について説明する。図6は、光制御部10を縦64×横128に区切った場合において、24個一列に並んでいる光源11の中で右から10個目の光源11の発光パターンの一例を示す図であり、各数値の単位は、cd/mである。図7は、図6に示した発光パターンを3次元グラフに表した図である。これらの図に示すように、発光パターンデータ32には、各光源11を個別に100%の強度で点灯させた場合に、光制御部10のどの位置にどれだけの輝度の光が供給されるかを示す情報を含んでいる。
発光分布算出部243は、発光パターンデータ32に含まれる各光源11の発光パターンにそれぞれの光源11の発光強度を乗じて、それぞれの光源11を単体で点灯させた場合における光制御部10上の各位置の輝度を求める。そして、発光分布算出部243は、求められた輝度を光制御部10上の位置ごとに合計することにより、全ての光源11をそれぞれの発光強度で点灯させた場合の発光分布を算出する。
輝度比較部244は、縮小画像のうち、各光源11の調整目標となっている領域に相当する部分の輝度を、発光分布の該当部分の輝度と比較する。ここで、図5−1に示した領域40aが各光源11の調整目標となっている場合の輝度の比較例を図8に示す。なお、ここでは、説明を簡単にするために、縮小画像の照射方向と垂直方向の解像度が100画素であり、発光パターンデータ32に含まれる発光パターンは、光制御部10を光源11が配列している方向に100個に区切ったものであるものとする。
図8において実線で示すグラフは、縮小画像のうち、領域40aに相当する部分を照射方向と垂直方向に走査して得られた各画素の画素値を示している。そして、図8において点線で示すグラフは、発光分布のうち、領域40aの各画素に対応する位置の輝度を示している。なお、発光分布の輝度は、画素値と直接比較できるように、上記の式(1)に基づいて変換されている。
輝度比較部244は、発光分布と画素値を位置ごとに比較し、発光分布の輝度が縮小画像の画素値を下回っている部分が見つかった場合は、調整対象選択部245に、調整対象となる光源11を選択させる。そして、調整量決定部246が、選択された光源11の発光強度をどれだけ高めるかを決定する。
また、輝度比較部244は、発光分布と画素値を位置ごとに比較し、発光分布の輝度が縮小画像の画素値を下回っている部分が見つからなかった場合は、調整対象選択部245に、発光強度を低下させることができる光源11を選択させる。そして、発光強度を低下させることができる光源11が選択された場合は、調整量決定部246が、選択された光源11の発光強度をどれだけ低下させるかを決定する。
そして、調整対象選択部245によって選択された光源11の発光強度が調整された後、発光強度の調整結果を反映した発光分布が発光分布算出部243により算出され、算出された発光分布が再び縮小画像と比較される。ここで、発光強度の調整が可能な光源11が見つかれば、その光源11の発光強度が調整され、発光分布が再び算出される。このような処理が、発光強度の調整が可能な光源11がなくなるまで繰り返される。
そして、発光強度の調整が可能な光源11がなくなった場合は、隣接する領域を調整目標として同様の処理が実行され、最終的に全ての領域において発光強度の調整が可能な光源11がなくなった場合に、光源強度調整処理が完了する。なお、2番目以降の領域では、発光強度を低下させることができる光源11の選択は行われない。2番目以降の領域で光源11の発光強度を低下させると、既に調整済みの領域において縮小画像を表示するための光量が不足するおそれがあるからである。
ところで、照射方向に最も近い領域から順に発光パターンと縮小画像の比較を行っていくと、縮小画像内に大きな輝度差がある場合を除いて、照射方向からある程度遠い領域では発光分布の輝度が縮小画像の輝度を下回ることがほとんどなくなる。したがって、各光源11の発光強度の調整が、ほとんど行われなくなる。
このように、照射方向からある程度遠い領域では、発光強度の調整が不要である場合が多い。そこで、図5−2や図5−3のように、照射方向から遠い領域の大きさを、照射方向に近い領域の大きさよりも大きくしてもよい。このように領域を分割すれば、光源11の調整の精度をほとんど低下させることなく、光源強度調整処理に要する時間を短縮することができる。
次に、光源強度調整処理の処理手順について説明する。図9は、光源強度調整処理の処理手順を示すフローチャートである。表示制御装置20は、新たな入力画像が画像入力部21で受け付けられる度に、この処理手順を実行する。
図1に示すように、まず、縮小画像生成部22が、入力画像の縮小画像を生成し(ステップS101)、縮小画像補正部23が、上述の方法でその縮小画像を補正する(ステップS102)。
そして、光源強度初期設定部241が、各光源11の発光強度を初期設定し(ステップS103)、領域分割部242が、縮小画像を領域分割する(ステップS104)。続いて、光源強度調整部24が、分割された領域の中から照射方向に最も近い領域、すなわち、表示時において光源11が配設された辺と最も近くなる領域を調整目標として選択する(ステップS105)。
そして、発光分布算出部243が、発光分布を算出し(ステップS106)、輝度比較部244が、選択された領域の画素値と発光分布の該当分の輝度を比較する(ステップS107)。ここで、光量が不足している部分があれば(ステップS108肯定)、後述する上げ幅調整処理が実行される(ステップS109)。
一方、光量が不足している部分がない場合(ステップS108否定)、選択された領域が1番目の領域であれば(ステップS110肯定)、後述する下げ幅調整処理が実行される(ステップS111)。なお、選択された領域が2番目以降の領域であれば(ステップS110否定)、下げ幅調整処理は実行されない。
こうして調整目標の領域に対する処理を完了した後、まだ全ての領域を調整目標として選択済でなければ(ステップS112否定)、光源強度調整部24が、次の領域を調整目標として選択し(ステップS113)、ステップS106から処理手順が再開される。
一方、全ての領域を調整目標として選択済であれば(ステップS112肯定)、画像補正部26が、調整結果に合わせて入力画像を補正する(ステップS114)。そして、透過率制御部27が、補正後の入力画像に合わせて光制御部10の各画素の透過率を制御し(ステップS115)、光源強度制御部25が、調整結果に合わせて各光源11の発光強度を制御する(ステップS116)。
図10は、図9に示した下げ幅調整処理の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、光源強度調整部24は、まず、全ての光源11を選択対象とする(ステップS201)。そして、光源強度調整部24が、選択対象となっている光源11の1つを選択し(ステップS202)、調整量決定部246が、光量不足が生じない範囲で、選択された光源11の発光強度をどれだけ低下させることができるかを算出する(ステップS203)。
なお、発光強度の下げ幅を、例えば最大30%のように制限することとしてもよい。光量を大きく減少させると、前後して表示される画像の明るさのバラツキが大きくなり、フリッカ等の不具合が生じることがあるからである。
ここで、選択された光源11の発光強度を低下させる余地があった場合は(ステップS204肯定)、発光分布算出部243が、選択された光源11の発光強度を算出された量だけ下げた場合の発光分布を算出する(ステップS205)。そして、調整量決定部246が、算出された発光分布に基づいて、他の光源11の発光強度を光量不足が生じない範囲で低下させることができる量の合計を、余裕度として算出する(ステップS206)。
一方、光源11の発光強度を低下させる余地がなければ(ステップS204否定)、余裕度の算出は行われない。
続いて、光源強度調整部24は、選択対象となっている光源11の中から未選択のものの1つを選択する(ステップS207)。ここで、未選択の光源11を選択できた場合は(ステップS208肯定)、ステップS203から処理手順が再開される。
一方、未選択の光源11を選択できなかった場合、すなわち、選択対象となっている全ての光源11について検証が完了した場合は(ステップS208否定)、光源強度調整部24は、発光強度を低下させる余地がある光源11があったか確認する(ステップS209)。ここで、発光強度を低下させる余地がある光源11がなければ(ステップS209否定)、下げ幅調整処理は終了する。
一方、発光強度を低下させる余地がある光源11があれば(ステップS209肯定)、調整対象選択部245が、余裕度が最大の光源11を調整対象として選択する(ステップS210)。そして、調整量決定部246が、算出済の下げ幅だけ下げた発光強度をその光源11の発光強度に設定する(ステップS211)。そして、光源強度調整部24が、その光源11を選択対象外とし(ステップS212)、選択対象の光源11が残っていれば(ステップS213肯定)、ステップS202から処理手順を再開させ、残っていなければ(ステップS213否定)、下げ幅調整処理を終了させる。
なお、上記の処理手順では、全体の下げ幅を大きくするために、余裕度の大きい順に光源11の発光強度を下げていくこととしたが、処理を単純化するために、発光強度を下げる余地が大きいものから発光強度を下げていくこととしてもよい。また、輝度ムラ等が生じることを防止するため、隣接する光源11の発光強度の下げ幅の差が所定量以下になるように調整することとしてもよい。
図11は、図9に示した上げ幅調整処理の処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、輝度比較部244が、調整目標として選択された領域の中で光量が最も不足している部分を見つけ出し、調整対象選択部245が、その部分に最も近い光源11を調整対象として選択する(ステップS301)。
光量が最も不足している部分に最も近い光源11の選択は、図12に示すように、調整目標として選択された領域を光源11の数だけの領域に分割しておけば、容易に行うことができる。
そして、調整量決定部246が、調整対象として選択された光源11の発光強度を、該当部分の光量の不足が解消するまで、または、100%まで高める(ステップS302)。続いて、発光分布算出部243が、調整対象として選択された光源11の発光強度を高めた後の発光分布を算出する(ステップS303)。
そして、輝度比較部244が、該当部分の光量不足が解消したかを確認し、解消していなければ(ステップS304否定)、調整対象選択部245が、調整対象として選択された光源11に隣接する光源11を新たな調整対象として選択する(ステップS305)。
ここでは、光源A〜Eが、
A B C D E
のように並んでおり、光源Cが調整対象として最初に選択された場合、
B→D→A→E
もしくは、
D→B→E→A
の順で他の光源が選択されていく。
そして、隣接する光源11を新たな調整対象として選択できた場合は(ステップS306肯定)、ステップS302から処理手順が再開される。
一方、新たな調整対象として選択できる光源11がなかった場合(ステップS306否定)、および、ステップS304で該当部分の光量不足が解消していた場合は(ステップS304肯定)、輝度比較部244が、調整目標として選択された領域の中で光量が最も不足している他の部分を見つけ出す(ステップS307)。
そして、該当する部分が見つかり(ステップS307肯定)、光源強度を調整する余地がある光源11があれば(ステップS308肯定)、ステップS301から処理が再開される。一方、光量が不足している部分がない場合(ステップS307否定)、もしくは、光源強度を調整する余地がある光源11がない場合は(ステップS308否定)、上げ幅調整処理は終了する。
なお、輝度ムラ等が生じることを防止するため、隣接する光源11の発光強度の上げ幅の差が所定量以下になるように調整することとしてもよい。
ところで、図1に示した本実施例に係る表示装置1の構成は、要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。例えば、表示装置1の表示制御装置20の機能をソフトウェアとして実装し、これをコンピュータで実行することにより、表示制御装置20と同等の機能を実現することもできる。以下に、表示制御装置20の機能をソフトウェアとして実装した表示制御プログラム1071を実行するコンピュータの一例を示す。
図13は、表示制御プログラム1071を実行するコンピュータ1000を示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1020と、光制御部10を含むモニタ1030と、記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1040と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1050と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1060と、ハードディスク装置1070とをバス1080で接続して構成される。
そして、ハードディスク装置1070には、図1に示した表示制御装置20と同様の機能を有する表示制御プログラム1071と、図1に示した不揮発性メモリ30に記憶される各種データに対応する表示制御用データ1072とが記憶される。なお、表示制御用データ1072を、適宜分散させ、ネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶させておくこともできる。
そして、CPU1010が表示制御プログラム1071をハードディスク装置1070から読み出してRAM1060に展開することにより、表示制御プログラム1071は、表示制御プロセス1061として機能するようになる。そして、表示制御プロセス1061は、表示制御用データ1072から読み出した情報等を適宜RAM1060上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記の表示制御プログラム1071は、必ずしもハードディスク装置1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、各光源の発光パターンを合成した発光分布と、表示対象の画像とを比較して、各光源の発光強度を決定することとしたので、発光パターンが重なるように光源が配置されている場合でも、画像中の黒い部分への光の供給量を動的に下げて、コントラストを向上させることができる。
なお、本実施例においては、光源が画像の下一列に並んでいる場合を示したが、光源の配置は、このパターンに限定されたものではない。例えば、上下から照射するような場合に対しても、本実施例に係る表示制御方法は、容易に適用である。具体的には、一方の照射方向に近い順に領域を調整目標として選択する処理を、それぞれの照射方向に近い順に領域を調整目標として選択する処理に改めればよい。例えば、光制御部10の上部と下部にそれぞれ光源11が1列に配置されている場合は、上方向からと下方向から中央に向かって領域を選択していけばよい。
この場合、図3に示した補正パターンデータ31は、超過部位が「右上」のときと「左上」のときの補正量が、それぞれ、超過部位が「右下」のときと「左下」のときの補正量と同じになるように修正することが好ましい。また、ステップS304では、隣接する光源11以外に、対向する光源11を選択することとしてもよい。

Claims (7)

  1. 画素ごとに光透過率もしくは反射率を変更させる光制御部と、前記光制御部の少なくとも1つの辺に沿って配列され、前記光制御部へ光を照射する複数の光源とを制御する表示制御装置であって、
    前回表示された画像に対する各光源の発光強度に基づいて、次に表示される画像に対する各光源の発光強度の初期値を設定する光源強度初期設定部と、
    予め記憶された各光源の発光パターンデータに基づいて、各光源が前記光源強度初期設定部により設定された初期値の発光強度で点灯した場合の発光分布を算出する発光分布算出部と、
    前記発光分布算出部によって算出された発光分布の輝度と、表示対象の画像の輝度とを当該表示対象の画像の所定の箇所において比較する輝度比較部と、
    前記輝度比較部の比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定する調整量決定部と、
    各光源が前記調整量決定部により決定された調整量に応じた強度で発光するように制御する光源強度制御部と、
    前記調整量決定部により決定された調整量に応じて前記表示対象の画像の画素を補正する画像補正部とを備え、
    前記発光分布算出部は、前記調整量決定部が調整量を決定した場合には、当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布を算出し、前記輝度比較部は、当該算出された発光分布の輝度と前記表示対象の画像の輝度との比較を前記所定の箇所とは異なる箇所において行うことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記輝度比較部は、前記発光分布と前記画像を前記複数の光源が配置された辺に近い部分から比較して、前記調整量決定部が当該比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定した後、前記辺より次に近い部分において、前記発光分布算出部により算出される各光源が当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布の輝度と表示対象の画像の輝度との比較を行い、当該比較結果に基づいて前記調整量決定部が各光源の発光強度の調整量を再び決定しなおすことを行っていくことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 表示対象の画像を縮小した縮小画像を生成する縮小画像生成部をさらに備え、
    前記輝度比較部は、前記表示対象の画像に代えて、前記縮小画像を前記発光分布と比較することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 画素ごとに光透過率もしくは反射率を変更させる光制御部と、
    前記光制御部の少なくとも1つの辺に沿って配列され、前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
    前回表示された画像に対する各光源の発光強度に基づいて、次に表示される画像に対する各光源の発光強度の初期値を設定する光源強度初期設定部と、
    予め記憶された各光源の発光パターンデータに基づいて、各光源が前記光源強度初期設定部により設定された初期値の発光強度で点灯した場合の発光分布を算出する発光分布算出部と、
    前記発光分布算出部によって算出された発光分布の輝度と、表示対象の画像の輝度とを当該表示対象の画像の所定の箇所において比較する輝度比較部と、
    前記輝度比較部の比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定する調整量決定部と、
    各光源が前記調整量決定部により決定された調整量に応じた強度で発光するように制御する光源強度制御部と、
    前記調整量決定部により決定された調整量に応じて前記表示対象の画像の画素を補正する画像補正部とを備え、
    前記発光分布算出部は、前記調整量決定部が調整量を決定した場合には、当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布を算出し、前記輝度比較部は、当該算出された発光分布の輝度と前記表示対象の画像の輝度との比較を前記所定の箇所とは異なる箇所において行うことを特徴とする表示装置。
  5. 前記輝度比較部は、前記発光分布と前記画像を前記複数の光源の配置位置に近い部分から比較して、前記調整量決定部が当該比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定した後、前記辺より次に近い部分において、前記発光分布算出部により算出される各光源が当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布の輝度と表示対象の画像の輝度との比較を行い、当該比較結果に基づいて前記調整量決定部が各光源の発光強度の調整量を再び決定しなおすことを行っていくことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 画素ごとに光透過率もしくは反射率を変更させる光制御部と、前記光制御部の少なくとも1つの辺に沿って配列され、前記光制御部へ光を照射する複数の光源とを制御する表示制御プログラムであって、
    前回表示された画像に対する各光源の発光強度に基づいて、次に表示される画像に対する各光源の発光強度の初期値を設定する光源強度初期設定手順と、
    記憶部に記憶された各光源の発光パターンデータに基づいて、各光源が前記光源強度初期設定手順により設定された初期値の発光強度で点灯した場合の発光分布を算出する発光分布算出手順と、
    前記発光分布算出手順によって算出された発光分布の輝度と、表示対象の画像の輝度とを当該表示対象の画像の所定の箇所において比較する輝度比較手順と、
    前記輝度比較手順の比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定する調整量決定手順と、
    各光源が前記調整量決定手順により決定された調整量に応じた強度で発光するように制御する光源強度制御手順と、
    前記調整量決定手順により決定された調整量に応じて前記表示対象の画像の画素を補正する画像補正手順とをコンピュータに実行させ、
    前記発光分布算手順は、前記調整量決定手順が調整量を決定した場合には、当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布を算出し、前記輝度比較手順は、当該算出された発光分布の輝度と前記表示対象の画像の輝度との比較を前記所定の箇所とは異なる箇所において行うことを特徴とする表示制御プログラム。
  7. 前記輝度比較手順は、前記発光分布と前記画像を前記複数の光源の配置位置に近い部分から比較して、前記調整量決定手順が当該比較結果に基づいて各光源の発光強度の調整量を決定した後、前記辺より次に近い部分において、前記発光分布算出手順により算出される各光源が当該調整量に応じた発光強度で点灯した場合の発光分布の輝度と表示対象の画像の輝度との比較を行い、当該比較結果に基づいて前記調整量決定手順が各光源の発光強度の調整量を再び決定しなおすことを行っていくことを特徴とする請求項6に記載の表示制御プログラム。
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