JP5459086B2 - 表示装置および表示方法 - Google Patents
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Description
この光制御部に光を供給する光照射部とを有する。このうち、光制御部はLCD(Liquid
Crystal Display)等に対応し、光照射部はLED(Light Emitting Diode)等のバ
ックライトに対応する。
光量を制御する。また、光制御部は、入力画像の各輝度に基づいて光の透過率を制御する
。具体的には、光制御部は、入力画像のうち高い輝度の領域に対して光の透過率を高く設
定し、該当領域を明るく表示させる。一方、光制御部は、入力画像のうち低い輝度の領域
に対して光の透過率を低く設定することで余分な光を遮断し、該当領域を暗く表示させる
。このように、光照射部と光制御部とが動作することで、高い輝度を有する領域と低い輝
度を有する領域とが入力画像に混在していても、各輝度に合わせて入力画像を適切に表示
できる。
る発光量の変化に光制御部による光の透過量の制御が追従しきれず、画面上にちらつきが
発生するという問題があった。このちらつきは、入力画像のうち、最大の輝度を有する領
域以外の領域で発生する。以下の説明において、最大の輝度を有する領域以外の領域を平
坦部と表記する。
では、表示装置が、入力画像1a〜1cを、入力画像1a,1b,1cの順に表示させた
場合の、平坦部に対する発光量と、平坦部に対する光の透過率と、平坦部の輝度との関係
を示している。入力画像1a,1cには、輝度の高い画像は含まれておらず、入力画像1
bには、一部分に輝度の高い画像が含まれているものとする。また、上から1段目のグラ
フは、平坦部に対する発光量の時間変化を示すものであり、縦軸は発光量を示し、横軸は
時間を示す。上から2段目のグラフは、平坦部に対する透過率の時間変化を示すものであ
り、縦軸は透過率を示し、横軸は時間を示す。上から3段目のグラフは、平坦部に対する
輝度の時間変化を示すものであり、縦軸は輝度を示し、横軸は時間を示す。
Aに設定し、入力画像1bを表示させるタイミングで発光量を1Bに設定し、入力画像1
cを表示させるタイミングで発光量をAに設定する。発光量1B>発光量1Aとする。一
方、表示装置は、平坦部の輝度を1Eに保つべく、発光量の変化に合わせて、光の透過率
を制御する。すなわち、発光量が1Aとなっている間は、透過率を1Cに設定し、発光量
が1Bとなった瞬間に、透過率を1Dに設定する。透過率1C>透過率1Dとする。
る速さのほうが遅いので、表示装置は、光照射部からの光を遮断しきれず、ちらつき1E
aが発生してしまう。かかるちらつき1Eaは、視聴者に対して「一瞬明るく見えるちら
つき」となる。また、発光量が1Bから1Aに変化する速さよりも、透過率が1Dから1
Cに変化する速さのほうが遅いので、表示装置は、発光量の低減に合わせて透過率を上げ
ることができず、十分な光を供給することができないため、ちらつき1Ebが発生してし
まう。かかるちらつき1Ebは、視聴者に対して「一瞬暗く見えるちらつき」となる。
示させた場合の、発光量と、平坦部の光の透過率と、平坦部の輝度との関係を示している
。入力画像2a,2cには、一部分に輝度の高い画像が含まれており、入力画像2bには
輝度の高い画像が含まれていないものとする。また、上から1段目のグラフは、平坦部に
対する発光量の時間変化を示すものであり、縦軸は発光量を示し、横軸は時間を示す。上
から2段目のグラフは、平坦部に対する透過率の時間変化を示すものであり、縦軸は透過
率を示し、横軸は時間を示す。上から3段目のグラフは、平坦部に対する輝度の時間変化
を示すものであり、縦軸は輝度を示し、横軸は時間を示す。
Bに設定し、入力画像2cを表示させるタイミングで発光量を2Aに設定し、入力画像2
cを表示させるタイミングで発光量を2Bに設定する。一方、表示装置は、平坦部の輝度
を2Eに保つべく、発光量の変化に合わせて、光の透過率を制御する。すなわち、発光量
が2Bとなっている間は、透過率を2Dに設定し、発光量が2Aとなった瞬間に、透過率
を2Cに設定する。
る速さのほうが遅いので、表示装置は、発光量の低減に合わせて透過率を上げることがで
きず、十分な光を供給することができないため、ちらつき2Ebが発生してしまう。また
、発光量が2Aから2Bに変化する速さよりも、透過率が2Cから2Dに変化する速さの
ほうが遅いので、表示装置は、光照射部からの光を遮断しきれず、ちらつき2Eaが発生
してしまう。
しまう。このため、ちらつきの発生を防止するために、各種の技術が開示されている。た
とえば、光照射部が供給する光の発光量の変化に制限を設け、時間変化に対する発光量の
変化を穏やかにすることで、光制御部の反応の鈍さに対処し、ちらつきを低減させるとい
う技術が知られている。
を低減させていた。このため、従来技術では、急激な画像の輝度変化に追従して発光量を
大きく変化させることができず、入力画像がつぶれて表示されてしまうという問題があっ
た。
。また、上記のちらつき2Ebは、視聴者に対して「一瞬暗く見えるちらつき」となる。
そして、「一瞬暗く見えるちらつき」と「一瞬明るく見えるちらつき」とが画面上に混在
する場合や、時間的に連続して発生すると、単なるちらつきの発生よりも著しく画像が劣
化してしまう。以下の説明では、「一瞬明るく見えるちらつき」を「白いちらつき」とし
、「一瞬暗く見えるちらつき」を「黒いちらつき」と表記する。
る画像劣化を防止することができる表示装置および表示方法を提供することを目的とする
。
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複
数の光源それぞれの第一発光量を演算するとともに、前記第二入力画像の輝度に基づいた
前記複数の光源のそれぞれの仮発光量を演算し、前記第一発光量と前記仮発光量との比較
結果に基づいて、前記第一発光量からの変化範囲に制限を設け、当該制限に基づいて前記
第二入力画像を表示する場合における該複数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光
量演算部と、前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部
とを有することを要件とする。
像劣化を防止することができるという効果を奏する。
する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
示装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、この表示装置1は、受付
部2、光制御部3、光源4a〜4d、発光量演算部5、光源制御部6を有する。
画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する。光源4a〜4dは、光制
御部3に光を照射する。
第一発光量を演算するとともに、第二入力画像に基づいた複数の光源4a〜4dのそれぞ
れの仮発光量を演算する。そして、発光量演算部5は、第一発光量と仮発光量との比較結
果に基づいて、第一発光量からの変化範囲に制限を設け、この制限に基づいて第二入力画
像を表示する場合における該複数の各光源それぞれの第二発光量を決定する。光源制御部
6は、第二発光量に基づいて、複数の光源それぞれを制御する。
一発光量からの変化範囲に制限を設け、この制限に基づいて第二発光量を決定している。
このように、変化範囲に制限を設けることで、各光源4a〜4dの発光量が無秩序に変化
してしまうことを防止できる。したがって、たとえば、各光源の発光量の変化方向が互い
違いにならないため、白いちらつきおよび黒いちらつきが同時または連続して発生するこ
とを防止し、画像劣化の問題を解消することができる。
かる表示装置の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、この表示装置10
0は、光制御部110、光源120a〜120n、ドライバ130a〜130n、記憶部
140、表示制御装置150を有する。
光源120a〜120nは、例えば、LED(Light Emitting Diode)であり、光制御
部110に対して光を供給する。光源120a〜120nは、例えば、図3に示す光制御
部110の辺の一つに沿って一列に配置される。ここで、光制御部110の辺の一つとは
、図3に示す光制御部110の水平方向の下側の辺をさす。光源120a〜120nを一
列に配置することで、複数の光源が発光している時に、光制御部110の全面に渡って概
ね一様な輝度を得ることができる。さらには光源120の数や配置方法は、部品コストな
どに応じて適宜変更可能である。なお、光源120の数が12個である場合には、光源1
20a〜120lまで存在することとなる。
量に基づいて、光源120を駆動する。なお、図2では、光源120とドライバ130と
が一対一で設けられているが、複数の光源220に対して1つのドライバ230を設ける
ようにしてもよい。
る。例えば、記憶部150は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only
Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)などの半導体メモリ素子、または、ハード
ディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
110に照射された場合に、光制御部110上に形成される発光パターンのデータである
。例えば、発光パターンは、ある光源120を100%の強度で点灯させた場合に、光制
御部120の各点にどれだけの輝度の光が供給されるのかを示す。
御部110に光が照射された場合には、発光パターン10aのようなパターンが形成され
る。この発光パターン10aは、光源120aにより光制御部110に供給される光の分
布を示す。発光パターン10aは、光源110aと光制御部110との距離が最も近い図
3の左下隅が最も明るくなり、図3右下隅が最も暗くなる。
パターン10bのようなパターンが形成される。この発光パターン10bは、光源120
bにより光制御部110に供給される光の分布を示す。発光パターン10bは、光源12
0bと光制御部110との距離が最も近い図3の左下隅からやや内側が最も明るくなり、
図3の右下隅が最も暗くなる。
パターン10nに示すようなパターンが形成される。この発光パターン10nは、光源1
20nにより光制御部110に供給される光の分布を示す。発光パターン10nは、光源
120nと光制御部110との距離が最も近い図3の右下隅が最も明るくなり、図3の左
下隅からやや上側が最も暗くなる。
110上の点の輝度が「1」となるように、発光パターンデータの値を正規化してもよい
。
図4は、発光量履歴データ140bのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すよう
に、この発光量履歴データ140bは、光源を識別する光源識別情報と、フレーム毎の発
光量の履歴を示す発光量履歴とを有する。図4に示す例では、光源120aの発光量が5
0%、55%、60%の順に変化している。また、光源120bの発光量が50%、50
%、60%の順に変化している。また、光源120cの発光量が50%、50%、60%
の順に変化している。
率および光源120の発光量を演算する。そして、表示制御装置150は、演算した透過
率となるように、光制御部110の透過率を制御する。また、表示制御装置150は、演
算した発光量をドライバ130に出力する。表示制御装置150は、ASIC(Applicat
ion Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)
などの集積回路に対応する。または、表示制御装置150は、CPU(Central Process
ing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路に対応する。
装置150は、フレームメモリ151、縮小画像生成部152、発光量演算部153、発
光量制御部154、画像補正部155、透過率制御部156を有する。
えば、入力画像のサイズを縦720×横480とする。また、入力画像は、画素毎にRG
B値を有しているものとする。
、読み込んだ入力画像の縮小画像を生成する。なお、縮小画像生成部152は、後述する
発光量演算部153による処理時間を軽減することを目的として縮小画像を生成する。
en Blue)値を参照し、R、G、B値の中の最大値を求める。そして、縮小画像生成部1
52は、求めたR、G、B値の中の最大値を該当画素の画素値として設定する。例えば、
第1の画素に割り当てられたRGB値がそれぞれ250、100、50の場合には、最大
値は「250」である。この場合には、縮小画像生成部152は、第1の画素の画素値を
250に設定する。このようにして、縮小画像生成部152は、入力画像に含まれる画素
毎に1つの画素値を設定する。
間引きすることで、サイズ縦90×横60の縮小画像を生成する。具体的に、縮小画像生
成部152は、入力画像において、8ライン毎に1ライン読み込み、8画素毎に1画素読
み込む間引きを行う。縮小画像の各画素には、それぞれ上述した画素値が設定されている
。なお、縮小画像生成部152は、パイリニア等の他の方式を利用して入力画像から縮小
画像を生成してもよい。
小画像のデータに基づいて各光源120の発光量を算出する。
光量演算部153は、前回の入力画像に対して設定した光源120の発光量を、次の入力
画像に対する光源120の発光量の初期値とする。一般に、前後する入力画像は類似する
ことが多い。このため、前回の発光量を次の発光量の初期値として用いることで、発光量
演算部153は、光源120の設定を早期に完了することができる。また、前回と同様の
発光量となることが期待されるため、入力画像毎に発光量が変動し、光制御部110にフ
リッカなどの発生を防止できる。なお、入力画像が一番目の画像である場合には、予め設
定した発光量を初期値とする。たとえば、発光量100%を初期値とする。
線によって縮小画像を複数の領域に分割する。なお、発光量演算部153は、光源120
からの距離が長くなるに従って、領域の縦方向の幅を広くしてもよい。
20の照射方向を示す。図5に示すように、発光量演算部153は、光源120からの距
離が長くなるに従って領域の縦方向の幅が広くなるように、縮小画像40を分割する。図
5に示す例では、発光量演算部153は、上記のように縮小画像40を分割することで、
領域40a、40b、40c、40dを生成する。なお、図5に示した分割方法は一例で
ある。例えば、発光量演算部153は、各領域の幅が均等になるように、縮小画像40を
分割してもよい。
具体的に、発光量演算部153は、光源120の配列方向と垂直な方向に領域の画素値を
スキャンし、スキャンした画素値のうち、最大の画素値を検出する。かかる処理を発光量
演算部153が、領域の列毎に実行することで、該当領域の列毎の最大画素値を抽出した
ライン情報を生成する。発光量演算部153は、上記処理を分割した領域ごとに実行する
ことで、領域毎のライン情報を生成する。なお、図5に示したような領域の分割を行わな
い場合には、ライン情報は、縮小画像の各行に含まれる画素値そのものとなる。
域40cについてライン情報41cを生成する場合を例にして説明する。発光量演算部1
53は、光源120の配列方向41と垂直な方向に領域40cの画素値をスキャンし、ス
キャンした画素値のうち、最大の画素値を検出する。かかる処理を発光量演算部153が
、領域40cの列毎に実行することで、領域40cの列毎の最大画素値を抽出したライン
情報41cを生成する。縮小画像40のサイズが縦90×横60である場合には、ライン
情報は、60の画素値を有する。
のライン情報を取得して、以降の処理を実行する。ここで、光源120に最も近い領域の
ライン情報を選択する理由について説明する。各光源120と光制御部110との距離が
近いほど、各光源120の発光パターンがシャープであり、発光パターンの境界が明確と
なる。これに対して、各光源120と光制御部110との距離が遠いほど、各光源220
の発光パターンがブロードとなり、発光パターンの境界が曖昧なものとなる。
を抑えても、該当領域に対応する合成発光パターンは余り変化しない。ここで、合成発光
パターンは、各光源120の発光パターンを合成したものである。一方、各光源120の
発光パターンがシャープとなる領域は、該当領域に対応する合成発光パターンは大きく変
化する。このため、縮小画像の一番下の領域40aは、各光源120の発光量の変化の影
響を受けやすい個所であるため、領域40aのライン情報を優先的に処理すべきである。
値に変換する。具体的に、発光量演算部153は、以下の式(1)を用いて輝度相当値を
算出する。
輝度相当値=(画素値/画素最大値)^2.2・・・(1)
なお、発光量演算部153は、輝度∝(画素値^2.2)という比例関係が成り立つこと
を前提として、式(1)を用いて輝度相当値を算出する。また、式(1)において、8ビ
ットの画像であれば、画素最大値は255となる。
に走査して、輝度分布パターンを算出する。この輝度分布パターンは、ライン情報上の輝
度相当値の分布を示すものである。
を合成することで、合成発光パターンを算出する。発光量演算部153は、各光源の初期
値を100%に設定した場合には、各光源120の発光量が100%であるときの各光源
120の発光パターンデータ140aを記憶部から取り込んで合成発光パターンを算出す
る。
、ライン情報のサイズに合わせて換算する。例えば、ライン情報の画素数が60画素相当
の場合には、合成発光パターンを60画素相当の合成発光パターンに換算する。そして、
発光量演算部153は、換算後の合成発光パターンと輝度分布パターンとを比較し、比較
結果に応じて、各光源120の発光量を演算する。
は位置に対応し、縦軸は輝度に対応する。また、図7において、d1、d2、d3、d4
、・・・はそれぞれ、ある発光量で発光した光源部120の発光パターンである。合成発
光パターンDは、各発光パターンd1、d2、d3、d4、・・・を合成したものである
。図7のCは輝度分布パターンである。
ーンが輝度分布パターンを上回っているか否かを判定する。発光量演算部153は、発光
パターンが輝度分布パターンを上回っている場合には、光源120の発光量を下げる下げ
幅調整処理を実行する。一方、発光量演算部153は、発光パターンが輝度分布パターン
を下回っている場合には、光源120の発光量を上げる上げ幅調整処理を実行する。図7
に示す例では、合成発光パターンDが輝度発光パターンCを上回っているので、発光量演
算部153は、下げ幅調整処理を実行する。以下において、下げ幅調整処理の説明をした
後に、上げ幅調整処理の説明を行う。
は輝度に対応し、横軸は光源120の設置された位置に対応する。図8に示すように、発
光量演算部153は、光源120aを選択し、合成発光パターンが輝度分布パターンを上
回る範囲で、光源120aの発光量を下げることが可能な最大の下げ幅を算出する。
パターンを算出し、算出した合成発光パターンと輝度分布パターンとを比較する。そして
、発光量演算部153は、合成発光パターンと輝度分布との間に余裕がある場合には、光
源120aの発光量を5%下げた時の合成発光パターンを算出し、算出した合成発光パタ
ーンと輝度分布パターンとを比較する。ここで、合成発光パターンと輝度分布パターンと
の間に余裕がある場合とは、例えば、合成発光パターンが輝度分布パターンを上回ってお
り、光源120aの発光量をまだ下げる余裕があることを意味する。このようにして、発
光量演算部153は、光源120aの発光量を少しずつ下げていき、合成発光パターンが
輝度分布パターンを上回る範囲で、光源120aの発光量を下げることが可能な最大の下
げ幅を算出する。
度分布パターンを下回ってしまう部分がある場合には、発光量演算部153は、次の光源
120bについての最大の下げ幅算出に移る。発光量演算部153は、以上の処理を繰り
返し行う。なお、ある光源120の発光量を下げた場合に、他の光源120それぞれが下
げられる発光量の度合いを余裕度とする。
度分布パターンを下回らない場合について説明する。発光量演算部153は、図8に示す
ように、算出した下げ幅に応じて光源120aの発光量を下げた後の合成発光パターンb
1を作成する。なお、合成発光パターンbは、光源120aの発光量を下げる前の合成発
光パターンである。
パターンaとを比較し、光源120bから光源120nの発光量をどれくらい下げること
ができる余裕があるかを算出する。つまり、発光量演算部153は、余裕度を算出する。
制限を設定してもよい。発光量を大きく減少させると、前後して表示される画像のばらつ
きが大きくなり、フリッカ等の不具合が生じることがあるからである。
20a〜120nの設置位置に対応する領域で、合成発光パターンb1と輝度分布パター
ンaとの差を算出する。つまり、発光量演算部153は、光源120b〜120nの設置
位置に対応する領域で、合成発光パターンから供給される輝度と、輝度分布パターンによ
り要求される輝度との差をそれぞれ算出する。そして、発光量演算部153は、光源12
0ごとに算出した各下げ幅を加算することにより余裕度を算出する。
、光源120bについて同様の処理を実行する。例えば、図9に示すように、発光量演算
部153は、合成発光パターンbが輝度分布パターンaを上回る範囲で、光源120bの
発光量を下げることが可能な最大の下げ幅を算出する。
度分布パターンを下回ってしまう部分がある場合には、余裕度の算出を行わない。発光量
演算部153は、次の光源120cについての最大の下げ幅演算に移る。
発光パターンが輝度分布パターンを下回らない場合について説明する。図9に示すように
、発光量演算部153は、最大の下げ幅に応じて光源120bの発光量を下げた後の合成
発光パターンb2を作成する。そして、発光量演算部153は、合成発光パターンb2と
輝度分布パターンaとを比較し、各光源120の余裕度を算出する。
120nの設置位置に対応する領域で、合成発光パターンb2と輝度分布パターンとの差
を算出する。つまり、発光量演算部153は、光源120a、光源120c〜120nの
設置位置に対応する領域で、合成発光パターンb2から供給される輝度と、輝度分布パタ
ーンaにより要求される輝度との差をそれぞれ算出する。そして、発光量演算部153は
、光源120の設置位置に対応する領域で算出した各下げ幅を加算することにより、発光
量を下げられる度合いを示す余裕度を算出する。
た時の余裕度の算出を、残りのすべての光源120c〜120nについて行う。
した余裕度の中から余裕度が最大であった光源120を選択する。そして、発光量演算部
153は、選択した光源120の発光量を算出済みの下げ幅に応じて仮決定する。発光量
演算部153は、発光量が仮決定された光源120を選択対象外に設定する。そして、発
光量演算部153は、選択対象対に設定された光源120が仮決定した発光量で発光して
いるものとして、選択対象外とされていない残りの光源120について上述してきた処理
を繰り返し実行する。このようにして、発光量演算部153は、余裕度が最大となる光源
120を見つけだすことで発光量をできるだけ下げる。
が所定量以下となるように調整することとしてもよい。また、フレームメモリ151が受
付けた画像が、輝度ムラが目立つ画像であった場合は、発光量演算部153は各光源の発
光量を同一値にしても良い。なお、輝度ムラが目立つ画像とは、例えば画素値が平坦な領
域が所定よりも広い画像などである。
げ幅調整処理を終了する。なぜなら、余裕度が算出できた光源120がないということは
、発光量を下げる調整が可能な光源がなかったことと同意であるからである。
げた時に算出された余裕度が最大であったとする。この場合は、発光量演算部153は、
光源120aを選択する。光源120aを選択後、発光量演算部153は、算出した最大
の下げ幅に応じて光源120aの発光量を仮決定する。例えば、光源120aの最大の下
げ幅が19%の場合には、光源120aの発光量を現在の発光量から19%下げた発光量
に仮決定する。
aが−19%の発光量で発光しているものとして、選択対象外とされていない残りの光源
120b〜120nについて上述した処理を実行する。発光量演算部153は、選択対象
となる光源120が残されている場合には、選択対象の光源120の中から一つの光源1
20を選択し、上述した選択対象外に設定するまでの処理を実行する。一方、検索の結果
、選択対象の光源120が残っていない場合には、発光量演算部153は、下げ幅調整処
理を終了する。
実行した結果、例えば、光源220bの発光量を最大に下げた時に算出された余裕度が最
大であった場合には、次に、発光量演算部153は、光源120bを選択する。光源12
0bを選択後、発光量演算部153は、算出した最大の下げ幅に応じて光源120bの発
光量を仮決定する。例えば、光源120bの最大の下げ幅が15%の場合には、光源12
0bの発光量を現在の発光量から15%下げた発光量に仮決定する。
、光源120bが−15%の発光量で発光しているものとして、選択対象外とされていな
い残りの光源120c〜120nについて上述してきた処理を実行する。
153は、合成発光パターンと輝度分布パターンとの比較の結果、最も光量が不足してい
る部分を見つけだす。そして、発光量演算部153は、その部分に最も近い光源120を
調整対象の光源として選択する。
加えたものに仮決定する。例えば、発光量演算部153は、現在の発光量よりも5%だけ
高い発光量に仮決定する。なお、発光量演算部153は、仮決定する発光量の上限を、現
在の発光量から20%増しの発光量としてもよい。
演算部153は、選択した光源120の発光量を所定の強度に仮決定した場合の合成発光
パターンを改めて算出する。
とを比較して、該当部分の光量不足が解消したかを判定する。ここで、該当部分とは、上
記のように、合成発光パターンと輝度分布パターンとの比較の結果、最も光量が不足して
いる部分を意味する。判定の結果、発光量演算部153は、光量不足が解消している場合
には、発光量演算部153は、合成発光パターンと輝度分布パターンとの比較結果の中か
ら、最初に選択した部分以外で最も光量が不足している部分を見つけだす。発光量演算部
153は、光量が不足している部分がない場合には、発光量演算部153は、発光量演算
部153は、上げ幅調整処理を終了する。
発光量が上限に達しているか否かを判定する。例えば、発光量演算部153は、発光量の
上限を、現在の発光量よりも20%だけ高い発光量とする。発光量演算部153は、発光
量が上限に達していない場合には、該当する光源120の発光量をさらに高めた発光量に
仮決定する。そして、発光量演算部153は、上記と同様にして、合成発光パターンをあ
らためて算出し、光量不足が解消されているか否かを判定する。
は、選択対象の光源120に隣接する光源120を新たな選択対象とする。そして、発光
量演算部153は、新たに選択した光源120に対して、上記と同様の処理を実行する。
つまり、発光量演算部153は、選択した光源120の発光量を高めた後、合成発光パタ
ーンと輝度分布パターンとを比較して、光量の不足が解消されたか否かを判定する。なお
、新たに選択した光源120の発光量が上限に達している場合には、かかる光源120に
隣接する光源を選択し、上記と同様の処理を実行する。
量演算部153は、全てのライン情報について処理を完了したか否かを判定する。発光量
演算部153は、全てのライン情報について処理を完了していない場合には、未処理のラ
イン情報に対して、上記下げ幅調整処理あるいは上げ幅調整処理を実行する。
、光源120毎に算出した仮発光量と、前回の光源120毎の発光量とを比較して、各光
源120の最終的は発光量を特定する。前回の光源120毎の発光量は、発光量履歴デー
タ140bに記憶されている。
ことができる。
(1)全ての光源の発光量が前回と比較して変化がない。
(2)一部の光源の発光量が前回と比較して変化しておらず、残りの光源の発光量が前回
と比較して増加する。
(3)一部の光源の発光量が前回と比較して変化しておらず、残りの光源の発光量が前回
と比較して減少する。
(4)一部の光源の発光量が前回と比較して増加し、残りの光源の発光量が前回と比較し
て減少する。
ターンに対応する場合には、今回仮決定した仮発光量を最終的な発光量に決定する。そし
て、発光量演算部153は、最終的に決定した発光量を各光源120の情報と対応付けて
、発光量調整部154、画像補正部155に出力する。また、発光量演算部153は、最
終的に決定した発光量を各光源120と対応付けて発光量履歴データ140bに記憶する
。
ーンに対応する場合には、各光源120に対応する仮発光量の値を修正する。具体的に、
発光量演算部153は、各仮発光量のうち、前回の発光量と比較して増加する仮発光量を
そのまま最終的な発光量に決定する。一方、発光量演算部153は、前回の発光量と比較
して減少する仮発光量については、前回の発光量を最終的な発光量に決定する。発光量演
算部153は、最終的に決定した発光量を各光源120の情報と対応付けて、発光量調整
部154、画像補正部155に出力する。また、発光量演算部153は、最終的に決定し
た発光量を各光源120と対応付けて発光量履歴データ140bに記憶する。
もよい。まず、第1方法について説明する。発光量演算部153は、許容範囲をあらかじ
め設定しておく。そして、発光量演算部153は、前回の発光量から仮発光量への変化量
の中で、最も増加した変化量を基準にして、変化量の許容範囲を定める。
場合、発光量演算部153は、変化の許容範囲を+10%〜−5%に設定する。この場合
、前回の発光量から仮発光量への変化が+10%〜−5%に含まれている場合には、仮発
光量をそのまま最終的な発光量に決定する。一方、前回の発光量から仮発光量への変化が
+10%〜−5%に含まれていない場合には、許容範囲に含まれるように、仮発光量を修
正し、修正した仮発光量を最終的な発光量として決定する。例えば、前回の発光量から仮
発光量への変化が+10%を超える仮発光量は、前回の発光量に発光量を10%加算した
発光量を最終的な発光量として決定する。また、例えば、前回の発光量から仮発光量への
変化が−5%を超える仮発光量は、前回の発光量から発光量を−5%削減した発光量を最
終的な発光量として決定する。
量への変化の方向が、プラス側であるかマイナス側であるかを光源毎に判定する。そして
、発光量演算部153は、プラス側またはマイナス側のうち少ないほうの方向に分類され
る光源において、仮発光量での発光を禁止する制限を設ける。例えば、発光量演算部15
3は、プラス側に変化する光源がマイナス側に変化する光源よりも多い場合に、プラス側
に変化する仮発光量をそのまま最終的な発光量に決定する。一方、発光量演算部153は
、マイナス側に変化する発光量を制限し、かかる仮発光量に対応する光源の発光量を、前
回と同様の発光量として最終決定する。
ライバ130を制御する。発光量制御部154は、発光量演算部153から取得した発光
量を、該当するドライバ130に出力する。例えば、発光量制御部154は、光源120
aの発光量をドライバ130aに出力する。
て、入力画像の画素値を補正する。例えば、画像補正部155は、以下に示す式(2)を
用いて画像を補正する。
補正後の画素値=補正前の画素値×(1/W)^(1/2.2)・・・(2)
式(2)に示すWは、減光率を示す。
いて、各画素に対応する光制御部110の透過率を制御する。
実施例2にかかる表示装置100の処理手順を示すフローチャートである。図10に示す
フローチャートは、例えば、外部の装置から入力画像を取得した場合に、処理を開始する
。また、各光源の発光量の初期値は、発光量履歴データ140bに記憶されているものと
する。また、図10の説明では一例として、光源120の個数を12個とする。
ップS101)。表示装置100は、入力画像を取得していない場合には(ステップS1
01,No)、再度ステップ101に移行する。
画像を生成し(ステップS102)、ライン情報を生成する(ステップS103)。表示
装置100は、ライン情報を選択し(ステップS104)、ライン情報に含まれる画素値
を輝度相当値に変換する(ステップS105)。
2個の光源120の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS
107)。
テップS108,Yes)、一番下のライン情報か否かを判定する(ステップS109)
。表示装置100は、一番下のライン情報の場合には(ステップS109,Yes)、ス
テップS111に移行する。
No)、下げ幅調整処理を実行する(ステップS110)。表示装置100は、全ライン
情報について処理が完了していない場合には(ステップS111,No)、再度ステップ
S104に移行する。
,Yes)、発光量決定処理を実行する(ステップS112)。表示装置100は、発光
量に基づいてドライバ130を制御し(ステップS113)、再度ステップS101に移
行する。
布パターンを上回らない場合には(ステップS108,No)、上げ幅調整処理を実行し
(ステップS114)、ステップS111に移行する。
げ幅調整処理、ステップS112に示した発光量決定処理について順に説明する。まず、
下げ幅調整処理について説明する。図11は、本実施例2にかかる下げ幅調整処理の処理
手順を示すフローチャートである。
21)、全ての光源を選択対象に設定する(ステップS122)。例えば、発光量演算部
153は、削減量の初期値を0に設定する。
光源の発光量を5%削減する(ステップS124)。発光量演算部153は、12個の光
源の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS125)。
(ステップS126)、輝度分布パターンを合成発光パターンが下回るか否かを判定する
(ステップS127)。発光量演算部153は、輝度分布パターンを合成発光パターンが
下回る場合には(ステップS127,Yes)、選択した光源の発光量を5%増加し(ス
テップS128)、各光源の発光量を仮決定する(ステップS129)。そして、発光量
演算部153は、下げ幅調整処理を終了する。
には(ステップS127,No)、削減量が20%以上、または、発光量が0%未満であ
るか否かを判定する(ステップS130)。
,Yes)、ステップS128に移行する。一方、発光量演算部153は、ステップS1
30の条件を満たさない場合には(ステップS130,No)、未選択の光源を一つ選択
し(ステップS131)、再度ステップS124に移行する。なお、発光量演算部153
は、上記余裕度を光源毎に算出し、かかる余裕度を利用して、未選択の光源を選択しても
よい。
理の処理手順を示すフローチャートである。図12に示すように、発光量演算部153は
、増加量を初期値に設定し(ステップS141)、全ての光源を選択対象に設定する(ス
テップS142)。例えば、発光量演算部153は、増加量の初期値を0に設定する。
光源の発光量を5%増加する(ステップS144)。発光量演算部153は、12個の光
源の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS145)。
(ステップS146)、輝度分布パターンを合成発光パターンが上回るか否かを判定する
(ステップS147)。輝度分布パターンを合成発光パターンが上回る場合には(ステッ
プS147,Yes)、各光源の発光量を仮決定する(ステップS148)。そして、発
光量演算部153は、上げ幅調整処理を終了する。
には(ステップS147,No)、増加量が20%以上、または、発光量が100%以上
であるか否かを判定する(ステップS149)。
,Yes)、ステップS148に移行する。一方、発光量演算部153は、ステップS1
49の条件を満たさない場合には(ステップS149,No)、未選択の光源を一つ選択
し(ステップS150)、再度ステップS144に移行する。
理の処理手順を示すフローチャートである。図13に示すように、発光量演算部153は
、一つ前のフレームにおける各光源の発光量と、仮決定した仮発光量とを比較する(ステ
ップS161)。
少する光源とが混在するか否かを判定する(ステップS162)。発光量演算部153は
、発光量が増加する光源と発光量が減少する光源とが混在しない場合には(ステップS1
62,No)、仮決定した発光量を最終的な発光量に設定する(ステップS163)。そ
して、発光量演算部153は、発光量決定処理を終了する。
する場合には(ステップS162,Yes)、仮発光量のうち、発光量が減少する仮発光
量を特定する(ステップS164)。そして、発光量演算部153は、特定した仮発光量
を、一つ前のフレームの発光量に修正し(ステップS165)、ステップS163に移行
する。
との比較結果に基づいて、前回の発光量からの変化の方向に制限を設け、この制限に基づ
いて今回の発光量を最終的に決定している。例えば、前回の各発光量と各仮発光量との変
化の方向が光源毎に同一でない場合には、表示装置100は、明るい方向に変化する仮発
光量のみを最終的な発光量として採用し、そのほかの発光量を前回の発光量と同じ発光量
とする。このように、表示装置100が最終的な発光量を調整することで、同一画面上に
、輝度が明るく変化する領域と輝度が暗く変化する領域とが混在することを防止し、白い
ちらつきと黒いちらつきが同時に発生することを防止することができる。
表示装置の構成を示す機能ブロック図である。図14に示すように、この表示装置200
は、光制御部210、光源220a〜220n、ドライバ230a〜230n、記憶部2
40、表示制御装置250を有する。
関する説明は、上記実施例2で説明した光制御部110、光源120a〜220n、ドラ
イバ130a〜130nに関する説明と同様である。このため、光制御部210、光源2
20a〜220n、ドライバ230a〜230nに関する説明は、省略する。
ROM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディス
クなどの記憶装置である。発光パターンデータ240aに関する説明は、実施例2で説明
した発光パターンデータ140aに関する説明と同様である。
の発光量を演算する。そして、表示制御装置250は、演算した透過率となるように、光
制御部210の透過率を制御する。また、表示制御装置250は、演算した発光量となる
ように、ドライバ230を制御する。表示制御装置250は、ASICやFPGAなどの
集積回路に対応する。または、表示制御装置250は、CPUやMPUなどの電子回路に
対応する。
御装置250は、フレームメモリ251、縮小画像生成部252、場面検出部253、発
光量演算部254、発光量制御部255、画像補正部256、透過率制御部257を有す
る。
る説明は、上記実施例2で説明したフレームメモリ151、縮小画像生成部152、発光
量制御部154に関する説明と同様である。また、画像補正部256、透過率制御部25
7に関する説明は、上記実施例2で説明した画像補正部155、透過率制御部156に関
する説明と同様である。
光量演算部254に出力する。例えば、場面検出部253は、フレームメモリ251に格
納される前後の入力画像のハイライトの画素値の変化を検出し、このハイライトの画素値
の変化が閾値以上となる場合に、場面が今後明るく変化すると判定する。ここで、ハイラ
イトは、入力画像のうち、画素値が最も大きくなる領域に対応する。
画素値の変化に基づいて、場面が今後明るく変化するか否かを判定してもよい。例えば、
場面検出部253は、前後の入力画像を右側と左側に2分割し、右側のハイライトの画素
値の変化と、左側のハイライトの画素値の変化がともに閾値以上となる場合に、場面が今
後明るく変化すると判定する。
出部253の判定結果に基づいて、各光源220の発光量を算出する。発光量演算部25
4は、各光源220の発光量を発光量制御部255に出力する。以下において、場面検出
部253が今後明るく変化すると判定した場合と、今後明るく変化しないと判定した場合
に分けて、発光量演算部254の処理を説明する。
処理について説明する。この場合には、発光量演算部254は、上げ幅調整処理のみを実
行し、下げ幅調整処理をスキップする。上げ幅調整処理に関する処理は、上記実施例2で
説明した上げ幅調整処理と同様である。なお、発光量演算部254は、上げ幅調整処理で
仮決定した仮発光量を、そのまま実際の発光量として決定する。このように、発光量演算
部254は、場面が今後明るくなる場合には、下げ幅調整処理をスキップすることで、全
ての光源が暗く変化しないようにすることができる。このため、白いちらつきと黒いちら
つきが同時に発生することを防止でき、画面劣化の問題を解消することができる。
4の処理について説明する。この場合には、発光量演算部254は、実施例2と同様にし
て、上げ幅調整処理と下げ幅調整処理を実行する。なお、発光量演算部254は、上げ幅
調整処理または下げ幅調整処理で仮決定した仮発光量を、そのまま実際の発光量として決
定する。
実施例3にかかる表示装置200の処理手順を示すフローチャートである。図15に示す
フローチャートは、例えば、外部の装置から入力画像を取得した場合に、処理を開始する
。また、各光源の発光量の初期値は、光源220毎に予め設定されているものとする。
ップS201)。表示装置200は、入力画像を取得していない場合には(ステップS2
01,No)、再度ステップS201に移行する。
画像を生成し(ステップS202)、ライン情報を生成する(ステップS203)。表示
装置200は、ライン情報を選択し(ステップS204)、ライン情報に含まれる画素値
を輝度相当値に変換する(ステップS205)。
2個の光源220の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS
207)。
テップS208,Yes)、一番下のライン情報か否かを判定する(ステップS209)
。表示装置200は、一番下のライン情報の場合には(ステップS209,Yes)、ス
テップS212に移行する。
No)、場面が明るく変化する方向であるか否かを判定する(ステップS210)。表示
装置200は、場面が明るく変化する方向である場合には(ステップS210,Yes)
、ステップS212に移行する。
0,No)、下げ幅調整処理を実行する(ステップS211)。表示装置200は、全ラ
イン情報について処理が完了していない場合には(ステップS212,No)、再度ステ
ップS204に移行する。
,Yes)、発光量に基づいてドライバ130を制御し(ステップS213)、再度ステ
ップS201に移行する。
布パターンを上回らない場合には(ステップS208,No)、上げ幅調整処理を実行し
(ステップS214)、ステップS212に移行する。
げ幅調整処理について順に説明する。まず、下げ幅調整処理について説明する。図16は
、本実施例3にかかる下げ幅調整処理の処理手順を示すフローチャートである。
21)、全ての光源を選択対象に設定する(ステップS222)。例えば、発光量演算部
254は、削減量の初期値を0に設定する。
光源の発光量を5%削減する(ステップS224)。発光量演算部254は、12個の光
源の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS225)。
(ステップS226)、輝度分布パターンを合成発光パターンが下回るか否かを判定する
(ステップS227)。発光量演算部254は、輝度分布パターンを合成発光パターンが
下回る場合には(ステップS227,Yes)、選択した光源の発光量を5%増加し(ス
テップS228)、各光源の発光量を決定する(ステップS229)。
には(ステップS227,No)、削減量が20%以上、または、発光量が0%未満であ
るか否かを判定する(ステップS230)。
0,Yes)、ステップS228に移行する。一方、発光量演算部254は、ステップS
230の条件を満たさない場合には(ステップS230,No)、未選択の光源を一つ選
択し(ステップS231)、再度ステップS224に移行する。
、本実施例3にかかる上げ幅調整処理の処理手順を示すフローチャートである。図17に
示すように、発光量演算部254は、増加量を初期値に設定し(ステップS241)、全
ての光源を選択対象に設定する(ステップS242)。例えば、発光量演算部254は、
増加量の初期値を0に設定する。
光源の発光量を5%増加する(ステップS244)。発光量演算部254は、12個の光
源の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS245)。
(ステップS246)、輝度分布パターンを合成発光パターンが上回るか否かを判定する
(ステップS247)。輝度分布パターンを合成発光パターンが上回る場合には(ステッ
プS247,Yes)、各光源の発光量を決定する(ステップS248)。そして、発光
量演算部254は、上げ幅調整処理を終了する。
には(ステップS247,No)、増加量が20%以上、または、発光量が100%以上
であるか否かを判定する(ステップS249)。
,Yes)、ステップS248に移行する。一方、発光量演算部254は、ステップS2
49の条件を満たさない場合には(ステップS249,No)、未選択の光源を一つ選択
し(ステップS250)、再度ステップS244に移行する。
、下げ幅調整処理をスキップし、上げ幅調整処理のみを実行する。このため、場面が今後
明るく変化する場合には、発光量はプラス方向にのみ変化し、マイナス方向には変化しな
くなる。このため、同一画面上に、輝度が明るく変化する領域と輝度が暗く変化する領域
とが混在することを防止し、白いちらつきと黒いちらつきが同時に発生することを防止す
ることができる。
特定するため、仮発光量を採用するか否かを判定するための処理を行わなくてよい。この
ため、発光量を迅速に決定することができる。
調整処理をスキップしていたが、これに限定されるものではない。例えば、発光量演算部
254は、上げ幅調整処理の発光量の変化幅と比較して、下げ幅調整処理の発光量の変化
幅を小さく設定するようにしてもよい。例えば、発光量演算部254は、上げ幅調整処理
において、発光量の増加量を+30%まで許可する。これに対して、下げ幅調整処理にお
いて、発光量の削減量を−5%まで許可する。
表示装置の構成を示す機能ブロック図である。図18に示すように、この表示装置300
は、光制御部310、光源320a〜320n、ドライバ330a〜330n、記憶部3
40、表示制御装置350を有する。
記憶部340に関する説明は、上記実施例2で説明した光制御部110、光源120a〜
120n、ドライバ130a〜130n、記憶部140に関する説明と同様である。この
ため、光制御部310、光源330a〜320n、ドライバ330a〜330n、記憶部
340に関する説明は省略する。
の発光量を演算する。そして、表示制御装置250は、演算した透過率となるように、光
制御部310の透過率を制御する。また、表示制御装置350は、演算した発光量となる
ように、ドライバ330を制御する。表示制御装置350は、ASICやFPGAなどの
集積回路に対応する。または、表示制御装置350は、CPUやMPUなどの電子回路に
対応する。
御装置350は、フレームメモリ351、縮小画像生成部352、発光量演算部353、
発光量制御部354、画像補正部355、透過率制御部356を有する。
る説明は、上記実施例2で説明したフレームメモリ151、縮小画像生成部152、発光
量制御部154に関する説明と同様である。また、画像補正部355、透過率制御部35
6に関する説明は、上記実施例2で説明した画像補正部155、透過率制御部156に関
する説明と同様である。
部353の処理について具体的に説明する。まず、発光量演算部353は、上記実施例2
の発光量演算部153と同様の方法を用いて、各光源の仮発光量を算出する。
記の4つのパターンに分類することができる。なお、前回の発光量の変化とは、前々回の
光源320の発光量と比較した前回の光源320の発光量の変化である。今回の発光量の
変化とは、今回の光源320の発光量を仮発光量と仮定し、前回の光源320の発光量と
比較した今回の光源230の発光量の変化である。前々回の光源320の発光量および前
回の光源の発光量の情報は、発光量履歴データ340bに格納されている。
(1)前回の発光量の変化なし。
(2)今回の発光量の変化なし。
(3)前回の発光量の変化の方向と、今回の発光量の変化の方向とが同方向。
(4)前回の発光量の変化の方向と、今回の発光量の変化の方向とが逆方向。
)〜(4)のパターンのうちいずれのパターンに対応するのかを判定する。発光量演算部
353は、上記(1)〜(3)のパターンに対応すると判定した場合には、今回仮決定し
た仮発光量を最終的な発光量に決定する。
)のパターンに対応すると判定した場合には、該当光源320の仮発光量の値を修正する
。例えば、発光量演算部353は、該当光源320の仮発光量を前回の発光量に修正する
。発光量演算部353は、上記処理を光源320a〜320nに対してそれぞれ実行し、
各光源320の最終的な発光量を決定する。
けて、発光量制御部354、画像補正部355に出力する。また、発光量演算部353は
、最終的に決定した発光量を各光源320と対応付けて発光量履歴データ340bに記憶
する。
してもよい。まず、第1の方法について説明する。発光量演算部353は、上記(4)の
パターンに対応すると判定した場合には、今回の発光量の変化の方向がマイナス方向の場
合に限り、仮発光量を修正する。発光量演算部353は、今回の発光量の変化の方向がプ
ラス方向の場合には、上記(4)のパターンに対応する場合でも、仮発光量の修正を行わ
ず、仮発光量を最終的な発光量として決定する。このように、発光量演算部353が仮発
光量の修正を行うことで、入力画像がつぶれる危険性を回避することができる。
対応すると判定した場合に、前回の発光量からの変化量が閾値に含まれるように仮発光量
を修正する。例えば、前々回の発光量がN1%、前回の発光量がN2%の場合には、変化
量はN1%−N2%となる。この場合には、発光量演算部353は、N1%+(N1%−
N2%)−T〜N1%+(N1%+N2%)−Tに含まれるように、仮発光量を修正する
。上記Tは所定値である。
平均値を利用して、各光源の発光量をまとめて決定する。ここで、前々回の各光源320
の発光量の平均値をA2とし、前回の各光源320の発光量の平均値をA1とし、今回の
各光源320の仮発光量の平均値をAとする。この場合、前回の発光量の変化量C1は、
C1=A1−A2となり、
今回の発光量の変化量C2は、
C=A−A1
となる。
場合には、各光源320の仮発光量からそれぞれ「C−C1−T」を差し引いた値を最終
的な発光量として決定する。例えば、発光量演算部353は、閾値Tを10%とする。な
お、仮発光量から「C−C1−T」を差し引いた値が0%未満になる場合には、発光量演
算部353は、最終的な発光量を0%とする。
場合には、各光源320の仮発光量にそれぞれ「C−C1+T」を加えた値を最終的な発
光量として決定する。例えば、発光量演算部353は、閾値−Tを−10%とする。なお
、仮発光量に「C−C1−T」を加えた値が100%以上となる場合には、発光量演算部
353は、最終的な発光量を100%とする。このように、発光量演算部353が、各光
源の最終的な発光量を纏めて決定することで、処理を簡素化することができる。
実施例4にかかる表示装置300の処理手順を示すフローチャートである。図19に示す
フローチャートは、例えば、外部の装置から入力画像を取得した場合に、処理を開始する
。また、各光源の発光量の初期値は、発光量履歴データ340bに記憶されているものと
する。また、図19の説明では一例として、光源320の個数を12個とする。
ップS301)。表示装置300は、入力画像を取得していない場合には(ステップS3
01,No)、再度ステップS301に移行する。
画像を生成し(ステップS302)、ライン情報を生成する(ステップS303)。表示
装置300は、ライン情報を選択し(ステップS304)、ライン情報に含まれる画素値
を輝度相当値に変換する(ステップS305)。
2個の光源320の各発光パターンを合成し、合成発光パターンを算出する(ステップS
307)。
テップS308,Yes)、一番下のライン情報か否かを判定する(ステップS309)
。表示装置300は、一番下のライン情報の場合には(ステップS309,Yes)、ス
テップS311に移行する。
No)、下げ幅調整処理を実行する(ステップS310)。表示装置300は、全ライン
情報について処理が完了していない場合には(ステップS311,No)、再度ステップ
S304に移行する。
,Yes)、発光量決定処理を実行する(ステップS312)。表示装置300は、発光
量に基づいてドライバ330を制御し(ステップS313)、再度ステップS301に移
行する。
布パターンを上回らない場合には(ステップS308,No)、上げ幅調整処理を実行し
(ステップS314)、ステップS311に移行する。
示した下げ幅調整処理と同様である。また、図19のステップS314の上げ幅調整処理
は、図10のステップS114に示した上げ幅調整処理と同様である。
は、本実施例4にかかる発光量決定処理の処理手順を示すフローチャートである。図20
に示すように、発光量演算部353は、一つ前のフレームにおける発光量の変化の方向と
、現フレームの発光量の変化の方向とを比較する(ステップS321)。
仮発光量を最終的な発光量に決定する(ステップS323)。そして、発光量演算部35
3は、発光量決定処理を終了する。
)、発光量を、一つ前のフレームの発光量に設定する(ステップS324)。そして、発
光量演算部353は、発光量検定処理を終了する。なお、図20に示す発光量演算部35
3は、上記の説明のように、光源320毎に発光量を決定するものとする。
発光量の変化の方向との比較結果に基づいて、発光量の変化に制限を設け、この制限に基
づいて今回の発光量を最終的に決定している。例えば、前回の発光量の変化の方向と今回
の発光量の変化の方向が異なる場合には、表示装置300は、仮発光量を採用せず、前回
の発光量を発光量とする。このように、表示装置300が最終的な発光量を調整すること
で、フレーム毎に発光量の変化方向が変わることを防止し、白いちらつきと黒いちらつき
が交互に発生することを防止することができる。
ステップS312に示した発光量決定処理をスキップしてもよい。すなわち、表示装置3
00は、上記第2方法により仮発光量を算出した場合には、かかる仮発光量をそのまま最
終的な発光量として決定してもよい。
、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、表示装置10
0の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、縮小画像生成部152と
発光量演算部153と発光量制御部154とを機能的または物理的に統合してもよい。ま
た、発光量演算部153を機能的に分散してもよい。例えば、図10に示す処理全体の流
れを制御する機能部と、図11に示す下げ幅調整処理を実行する機能部と、図12に示す
上げ幅算出処理を実行する機能部とに分散してもよい。このように、表示装置100の全
部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的
に分散・統合して構成することができる。
プログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステム
で実行することによって実現することもできる。
処理と同様の機能を実現する表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明す
る。図21は、表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
処理を実行するCPU(Central Processing Unit)410と、ユーザからのデータの
入力を受け付ける入力装置420と、光制御部410を含むモニタ430を有する。
る媒体読取装置440と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受
を行うネットワークインターフェース装置450とを有する。また、コンピュータ400
は、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)460と、ハードディス
ク装置470を有する。そして、各装置410〜470は、バス480に接続される。
る表示制御プログラム471および表示制御用データ472が記憶されている。なお、こ
の表示制御プログラム471を適宜分散させて、ネットワークを介して通信可能に接続さ
れた他のコンピュータの記憶部に記憶させておくこともできる。
読み出してRAM460に展開することにより、図21に示すように、表示制御プログラ
ム471は表示制御プロセス461として機能する。表示制御プロセス461は、表示制
御用データ472から読み出した情報等を適宜RAM460上の自身に割当てられた領域
に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。ここで、表示制御プ
ロセス461は、例えば、図2に示した縮小画像生成152、発光量演算部153、発光
量制御部154および画像補正部155において実行される処理に対応する。
70に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ400に挿入されるフレキシブ
ルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなど
の「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ400
がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と
、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算する
とともに、前記第二入力画像の輝度に基づいた前記複数の光源のそれぞれの仮発光量を演
算し、前記第一発光量と前記仮発光量との比較結果に基づいて、前記第一発光量からの変
化範囲に制限を設け、当該制限に基づいて前記第二入力画像を表示する場合における該複
数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算部と、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部と
を有することを特徴とする表示装置。
ることを特徴とする付記1に記載の表示装置。
ら前記仮発光量への前記変化方向が第一方向であるのか第二方向であるのかを判定し、第
一方向または第二方向のうち少ない方の方向に分類される該複数の光源の内のいずれかの
光源に対して、前記仮発光量での発光を禁止する前記制限を設けることを特徴とする付記
2に記載の表示装置。
に分類される前記複数の光源の内のいずれかの光源の発光量を前記第一発光量とすること
を特徴とする付記3に記載の表示装置。
画像を受け付け、前記発光量演算部は、前記第三入力画像に基づいて前記複数の光源それ
ぞれの第三発光量を演算するとともに、前記第一発光量と前記仮発光量と前記第三発光量
とに基づいて、前記第二発光量を決定することを特徴とする付記1に記載の表示装置。
第一発光量から前記仮発光量への変化方向とが異なる場合に、前記第二発光量の値を前記
第一発光量の値から所定範囲内の値に設定することを特徴とする付記5に記載の表示装置
。
第一発光量から前記仮発光量への変化方向とが異なる場合に、前記第二発光量の値を前記
第一発光量の値と同じにすることを特徴とする付記5または付記6に記載の表示装置。
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と
、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
前記第一入力画像と前記第二入力画像とに基づいて、該第一入力画像から該第二入力画
像への明るさの変化を検出する場面検出部と、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算する
とともに、前記明るさの変化と該第一発光量とに基づいて、前記第二入力画像を表示する
場合における該複数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算部と、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部と
を有することを特徴とする表示装置。
、前記第一発光量から前記第二発光量への変化許容範囲を演算し、該演算した変化許容範
囲内の値に該第二発光量を設定することを特徴とする付記8に記載の表示装置。
する複数の光源とを有する表示装置が、
第一入力画像および第二入力画像を受け付ける受付ステップと、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算する
とともに、前記第二入力画像の輝度に基づいた前記複数の光源のそれぞれの仮発光量を演
算し、前記第一発光量と前記仮発光量との比較結果に基づいて、前記第一発光量からの変
化範囲に制限を設け、当該制限に基づいて前記第二入力画像を表示する場合における前記
複数の光源それぞれが発光する第二発光量を決定する発光量演算ステップと、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御ステップと
を含んだことを特徴とする表示方法。
限を設けることを特徴とする付記10に記載の表示方法。
発光量から前記仮発光量への前記変化方向が第一方向であるのか第二方向であるのかを判
定し、第一方向または第二方向のうち少ない方の方向に分類される該複数の光源の内のい
ずれかの光源に対して、前記仮発光量での発光を禁止する前記制限を設けることを特徴と
する付記11に記載の表示方法。
に分類される光源の発光量を前記第一発光量とすることを特徴とする付記12に記載の表
示方法。
第三入力画像を受け付け、前記発光量演算ステップは、前記第三入力画像に基づいて前記
複数の光源それぞれの第三発光量を演算し、前記第一発光量と前記仮発光量と前記第三発
光量とに基づいて、前記第二発光量を決定することを特徴とする付記10に記載の表示方
法。
向と、該第一発光量から前記仮発光量への変化方向とが異なる場合に、前記第二発光量の
値を前記第一発光量の値から所定範囲内の値に設定することを特徴とする付記14に記載
の表示方法。
向と、該第一発光量から前記仮発光量への変化方向とが異なる場合に、前記第二発光量の
値を前記第一発光量の値と同じにすることを特徴とする付記14または15に記載の表示
方法。
する複数の光源とを有する表示装置が、
第一入力画像と、第二入力画像とを受け付ける受付ステップと、
前記第一入力画像と前記第二入力画像とに基づいて、該第一入力画像から該第二入力画
像への明るさの変化を検出する場面検出ステップと、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算する
とともに、前記明るさの変化と該第一発光量とに基づいて、前記第二入力画像を表示する
場合における該複数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算ステップと、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御ステップと
を含んだことを特徴とする表示方法。
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と
、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算する
とともに、前記第二入力画像の輝度に基づいた前記複数の光源のそれぞれの仮発光量を演
算し、前記第一発光量と前記仮発光量との比較結果に基づいて、前記第一発光量からの変
化範囲に制限を設け、当該制限に基づいて前記第二入力画像を表示する場合における該複
数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算部と、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部と
を有することを特徴とする制御チップ。
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と
、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
前記第一入力画像と前記第二入力画像とに基づいて、該第一入力画像から該第二入力画
像への明るさの変化を検出する場面検出部と、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算する
とともに、前記明るさの変化と該第一発光量とに基づいて、前記第二入力画像を表示する
場合における該複数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算部と、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部と
を有することを特徴とする制御チップ。
2 受付部
3 光制御部
4a,4b,4c,4d 光源
5 発光量演算部
6 光源制御部
Claims (8)
- 時間的に連続した一連の第一入力画像および第二入力画像を受け付ける受付部と、
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算するとともに、前記第二入力画像の輝度に基づいた前記複数の光源のそれぞれの仮発光量を演算し、前記複数の光源のそれぞれについて、前記第一発光量から前記仮発光量への発光量の変化方向が第一方向であるのか第二方向であるのかを判定し、第一方向または第二方向のうち少ない方の方向に分類される該複数の光源の発光量を前記第一発光量とする制限を設け、多い方の方向に分類される複数の光源の発光量を前記仮発光量とする制限を設け、当該制限に基づいて前記第二入力画像を表示する場合における該複数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算部と、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部と
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記発光量演算部は、さらに、前記第一入力画像および前記第二入力画像を受け付ける度に、前記第一発光量からの変化方向の制限を再設定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記受付部は、前記第一入力画像および前記第二入力画像に先駆けて第三入力画像を受け付け、前記発光量演算部は、前記第三入力画像に基づいて前記複数の光源それぞれの第三発光量を演算するとともに、前記第一発光量と前記仮発光量と前記第三発光量とに基づいて、前記第二発光量を決定することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記発光量演算部は、前記第三発光量から前記第一発光量への変化方向と、該第一発光量から前記仮発光量への変化方向とが異なる場合に、前記第二発光量の値を前記第一発光量の値から所定範囲内の値に設定することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記発光量演算部は、前記第三発光量から前記第一発光量への変化方向と、該第一発光量から前記仮発光量への変化方向とが異なる場合に、前記第二発光量の値を前記第一発光量の値と同じにすることを特徴とする請求項3または4に記載の表示装置。
- 時間的に連続した一連の第一入力画像と、第二入力画像とを受け付ける受付部と、
前記第一入力画像または前記第二入力画像に基づいて、表示画像を出力する光制御部と、
前記光制御部へ光を照射する複数の光源と、
前記第一入力画像の一部の領域と前記第二入力画像の一部の領域とに基づいて、該第一入力画像から該第二入力画像への明るさの変化を検出する場面検出部と、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算するとともに、前記第一入力画像から前記第二入力画像への明るさの変化が明るく変化すると判定する度に、全ての光源について、前記第一発光量からの変化方向の制限を再設定し、設定した制限と該第一発光量とに基づいて、前記第二入力画像を表示する場合における該複数の光源それぞれの第二発光量を決定する発光量演算部と、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御部と
を有することを特徴とする表示装置。 - 前記発光量演算部は、前記明るさの変化と該明るさ変化の変化量とに基づいて、前記第一発光量から前記第二発光量への変化許容範囲を演算し、該演算した変化許容範囲内の値に該第二発光量を設定することを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
- 入力画像に基づいて表示画像を出力する光制御部と前記光制御部へ光を照射する複数の光源とを有する表示装置が、
時間的に連続した一連の第一入力画像および第二入力画像を受け付ける受付ステップと、
前記第一入力画像の輝度に基づいて、前記複数の光源それぞれの第一発光量を演算するとともに、前記第二入力画像の輝度に基づいた前記複数の光源のそれぞれの仮発光量を演算し、前記複数の光源のそれぞれについて、前記第一発光量から前記仮発光量への発光量の変化方向が第一方向であるのか第二方向であるのかを判定し、第一方向または第二方向のうち少ない方の方向に分類される該複数の光源の発光量を前記第一発光量とする制限を設け、多い方の方向に分類される複数の光源の発光量を前記仮発光量とする制限を設け、当該制限に基づいて前記第二入力画像を表示する場合における前記複数の光源それぞれが発光する第二発光量を決定する発光量演算ステップと、
前記第二発光量に基づいて、前記複数の光源それぞれを制御する光源制御ステップと
を含んだことを特徴とする表示方法。
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