JP5343844B2 - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5343844B2
JP5343844B2 JP2009297778A JP2009297778A JP5343844B2 JP 5343844 B2 JP5343844 B2 JP 5343844B2 JP 2009297778 A JP2009297778 A JP 2009297778A JP 2009297778 A JP2009297778 A JP 2009297778A JP 5343844 B2 JP5343844 B2 JP 5343844B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
conveying
rib
guide member
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009297778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011136792A (ja
Inventor
知範 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2009297778A priority Critical patent/JP5343844B2/ja
Publication of JP2011136792A publication Critical patent/JP2011136792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5343844B2 publication Critical patent/JP5343844B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置およびシートの両面に画像形成が可能な画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置は、用紙(シート)を搬送するための機構を備えている。例えば、特許文献1に記載された画像形成装置は、片方の面に画像が形成されたシートを、第2排紙ローラの逆回転によって第2排出シュートからリヤカバーの内面に案内し、最終的には再び画像形成部に搬送するように構成されている。シートを案内する第2排出シュートやリヤカバーには、それぞれ、シートの搬送方向に沿って延びる複数のリブが設けられている。
特開2006−330172号公報
ところで、前記した画像形成装置のように、シートが搬送される経路の壁を構成する案内部材(第2排出シュートおよびリヤカバー)が別の部材として形成される構成では、リブを連設することができず、一方の案内部材に設けられたリブと隣接する他方の案内部材に設けられたリブとの間に継ぎ目が生じることとなる。
そのため、例えば、搬送されるシートの幅方向両端部が案内部材に向けてカールしていると、シートが一方の案内部材から隣接する他方の案内部材に搬送されるときに、シートの端部が他方の案内部材に設けられたリブに引っ掛かって詰まるおそれがあった。また、シートの端部が他方の案内部材に設けられたリブの間に入り込み、その状態で搬送されることで角折れやシート詰まり(ジャム)が発生するおそれがあった。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、隣接する2つの案内部材を備える構成において発生しうる問題を解決することができるシート搬送装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、シートを搬送するシート搬送装置であって、シートが搬送される経路の壁を構成し、シートを案内する第1案内部材と、前記第1案内部材のシート搬送方向下流側に隣接して設けられ、シートが搬送される経路の壁を構成する第2案内部材と、前記第1案内部材に設けられ、シート搬送方向に沿って延びる複数の第1搬送リブと、前記第2案内部材に設けられ、シート搬送方向に沿うように延びる複数の第2搬送リブとを備え、前記第2搬送リブのうち少なくとも1つは、シート搬送方向下流側にいくにつれて当該第2搬送リブのシート搬送方向上流側に隣接した第1搬送リブよりもシートの幅方向内側の位置からシートの幅方向外側に向けて傾斜して延びる傾斜部と、前記傾斜部のシート搬送方向下流端からシート搬送方向に沿って延びる下流搬送部とを有することを特徴とする。
このように構成されたシート搬送装置によれば、第2搬送リブが、シート搬送方向上流側に隣接した第1搬送リブの内側の位置から延びているので、シートが第1搬送リブに載るような状態で搬送されてきた場合には、シートが第1案内部材から第2案内部材に搬送されるときに、その端部が第2搬送リブに引っ掛かることを防ぐことができる。これにより、シートが詰まることを抑制することができる。
また、第2搬送リブが、シート搬送方向下流側にいくにつれて、隣接する第1搬送リブの内側の位置から外側の位置まで傾斜して延びる傾斜部を有するので、搬送されるシートの幅方向両端部が案内部材に向けてカールしていてもシートの端部は第2搬送リブによって押し広げられながら持ち上げられる。これにより、シートのカールが矯正されるので、角折れやジャムの発生を抑制することができる。
本発明によれば、第2搬送リブのうち少なくとも1つが、隣接する第1搬送リブの内側の位置から延び、また、シート搬送方向下流側にいくにつれて当該内側の位置から外側の位置まで傾斜する傾斜部を有するので、隣接する2つの案内部材を備える構成において発生しうるジャムや角折れなどの問題を解決することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの断面図である。 リアカバーを開いた状態を示す断面図である。 トップカバーおよびリヤカバーの斜視図である。 トップカバーおよびリヤカバーを内側から見た図である。 第2搬送リブの作用を説明するための図(a)〜(c)である。 変形例に係るトップカバーおよびリヤカバーを内側から見た図である。
次に、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の構成について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。また、以下の説明では、シートの一例としての用紙Pの搬送方向を単に「搬送方向」といい、用紙Pの幅方向(左右方向)を単に「幅方向」という。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、用紙Pの両面に画像形成が可能に構成されており、装置本体の一例としての本体筐体2内に、給紙部3と、画像形成部4と、排出部7と、反転部8とを主に備えている。
<給紙部の構成>
給紙部3は、画像形成部4に用紙Pを供給するための構成であり、本体筐体2内の下部に設けられている。この給紙部3は、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、分離パッド35と、搬送ローラ36と、レジストローラ37と、供給経路38とから主に構成されている。
供給経路38は、給紙ローラ33によって送り出された用紙Pを画像形成部4、詳細には感光体ドラム51と転写ローラ53の間に向けて案内する経路であり、給紙ローラ33付近から前斜め上方に向かって延び、進路を後方に湾曲させて感光体ドラム51と転写ローラ53の間に向かって延びている。
給紙トレイ31に収容された用紙Pは、用紙押圧板32によって給紙ローラ33に寄せられ、給紙ローラ33によって送り出される。送り出された用紙Pは、分離ローラ34と分離パッド35によって1枚ずつ分離され、搬送ローラ36とレジストローラ37によって供給経路38を画像形成部4(感光体ドラム51と転写ローラ53の間)に向けて搬送される。
<画像形成部の構成>
画像形成部4は、給紙された用紙Pに画像を形成するための構成であり、給紙部3(給紙トレイ31)の上方に設けられている。この画像形成部4は、露光装置40と、プロセスカートリッジ50と、定着装置60とを主に備えている。
露光装置40は、本体筐体2内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部と、回転駆動するポリゴンミラー41と、レンズ42,43と、反射鏡44とを主に備えている。レーザ発光部から出射された画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)は、ポリゴンミラー41、レンズ42、反射鏡44、レンズ43の順に反射または通過して、感光体ドラム51の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ50は、露光装置40の下方に配置され、本体筐体2に設けられたフロントカバー(符号省略)を開いたときにできる開口から本体筐体2に対して着脱することで交換可能に構成されている。このプロセスカートリッジ50は、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53と、現像ローラ54と、供給ローラ55と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部56とを主に備えている。
定着装置60は、プロセスカートリッジ50の後方に設けられ、加熱ローラ61と、加熱ローラ61と対向配置されて加熱ローラ61を押圧する加圧ローラ62とを備えている。
画像形成部4では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電された後、露光装置40からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム51上に静電潜像が形成される。また、トナー収容部56内のトナーは、供給ローラ55を介して現像ローラ54に供給され、現像ローラ54上に担持される。
そして、現像ローラ54上に担持されたトナーが、感光体ドラム51上の静電潜像に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から供給された用紙Pが、感光体ドラム51と転写ローラ53の間を搬送されることで、感光体ドラム51上のトナー像が用紙P上に転写される。次いで、用紙Pが加熱ローラ61と加圧ローラ62の間を搬送されることで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
<排紙部の構成>
排出部7は、トナー像が熱定着された(画像が形成された)用紙Pを本体筐体2の外部に向けて搬送するための構成であり、排出経路71と、搬送ローラ72と、排出ローラ73とから主に構成されている。
排出経路71は、画像形成部4(定着装置60)から搬出された用紙Pを湾曲させながら本体筐体2の外部に向けて案内する経路である。この用紙Pが搬送される経路である排出経路71の壁は、リアシュート76と、アウタシュート77と、第1案内部材の一例としてのトップカバー100とから主に構成されている。
リアシュート76は、定着装置60の後方に設けられており、定着装置60から排出された用紙Pを後斜め上方に向けて案内するガイド面76Aを有している。また、リアシュート76の上部には、搬送ローラ72が設けられている。ガイド面76Aを案内された用紙Pは、搬送ローラ72によってアウタシュート77に向けて搬送される。
アウタシュート77は、リアシュート76の後方に設けられており、その上部前側に搬送方向(略上下方向)に沿って延びるガイドリブ77Aが、幅方向に並ぶように複数設けられている。各ガイドリブ77Aは、ガイド面76Aを案内されてきた用紙Pの進路を後斜め上向きから上方に方向転換するような湾曲形状をなしている。
トップカバー100は、リアシュート76およびアウタシュート77の上方で、ガイド面76A,77Aとの間に所定の間隔を有した状態で設けられている。トップカバー100には、搬送方向(略前後方向)に沿って延びる第1搬送リブ110が幅方向に並ぶように複数(図3参照)設けられている。各第1搬送リブ110は、ガイドリブ77A上を搬送される用紙Pの進路を上向きから前方に方向転換するような湾曲形状をなしている。
排出ローラ73は、排出経路71の出口付近に設けられており、公知の制御によって正逆回転可能に構成されている。詳細に、排出ローラ73は、正回転時に用紙Pを本体筐体2の外部に向けて排出し、逆回転時に用紙Pを反転部8に搬送するように構成されている。
排出部7では、画像が形成されて画像形成部4から排出された用紙P(実線参照)は、
ガイド面76A、ガイドリブ77Aおよび第1搬送リブ110に沿って進路を後斜め上向きから前方に湾曲させながら排出ローラ73に向けて搬送される。そして、片面のみに画像を形成する場合や両面への画像形成が終了した場合には、用紙Pは、正回転する排出ローラ73によって本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
一方、両面に画像を形成する場合には、用紙Pは、まず正回転する排出ローラ73によって本体筐体2の外部に向けて搬送される。そして、用紙Pの全体が本体筐体2の外部に完全に排出される前に排出ローラ73が逆回転することで、再度本体筐体2内に引き込まれ、後述する反転部8(反転経路81)に案内されて再び画像形成部4に搬送される(破線参照)。
<反転部の構成>
反転部8は、用紙Pの両面に画像を形成するときに、用紙Pの表裏を反転させながら用紙Pを再び画像形成部4に向けて搬送するための構成であり、反転経路81と、搬送ローラ82とから主に構成されている。
反転経路81は、排出ローラ73の逆回転により用紙Pが案内されて、用紙Pを再び画像形成部4に向けて案内する経路である。より詳細に、反転経路81は、排出経路71を構成するトップカバー100の第1搬送リブ110の最下部付近から下方に向けて延び、進路を前方へ湾曲させて給紙トレイ31の上を後から前方に向けて延びた後、さらに進路を上方へ湾曲させて供給経路38につながるように延びている。
このような、用紙Pが搬送される経路である反転経路81の壁は、第2案内部材の一例としてのリアカバー200と、アウタシュート77と、リアシュート76と、搬送トレイ86と、湾曲部87とから主に構成されている。
リアカバー200は、本体筐体2の後部でアウタシュート77と対面するように設けられ、反転経路81のうち下方に向けて延びる部分の後壁を形成している。リアカバー200には、搬送方向(略上下方向)に沿うように延びる第2搬送リブ210が幅方向に並ぶように複数(図3参照)設けられている。各第2搬送リブ210は、排出経路71から案内されてきた用紙Pの進路を後向きから前方に緩やかに方向転換するような湾曲形状をなしている。リアカバー200の詳細な構成については後述する。
アウタシュート77は、反転経路81のうち下方に向けて延びる部分の前壁を形成しており、その後部に、搬送方向(略上下方向)に沿って延びるガイドリブ77Bが、幅方向に並ぶように複数設けられている。各ガイドリブ77Bは、リアカバー200の第2搬送リブ210に沿うような湾曲形状をなしている。
リアシュート76は、搬送トレイ86の後部と対面するように設けられ、反転経路81のうち前後に延びる部分の上壁の一部を形成している。リアシュート76の下部には、搬送方向(略前後方向)に沿って延びるガイドリブ76Bが、幅方向に並ぶように複数設けられている。
搬送トレイ86は、給紙トレイ31と画像形成部4の間に設けられ、反転経路81のうち前後に向けて延びる部分の下壁を形成している。搬送トレイ86には、複数の搬送ローラ82が設けられている。
湾曲部87は、搬送トレイ86の前方に設けられ、搬送トレイ86上を搬送されてきた用紙Pの進路を前向きから上方へ、さらに後方へと方向転換するような湾曲形状をなしている。
反転部8では、排出ローラ73の逆回転によって搬送された用紙P(破線参照)は、反転経路81を搬送され、再び供給経路38に送り出されて画像形成部4に搬送される。その後、用紙P(実線参照)は、画像形成部4において裏面に画像が形成され、排出部7によって本体筐体2の外部に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
本実施形態において、第2搬送リブ210とガイドリブ77Bとの間隔、および、ガイドリブ76Bと搬送トレイ86の上面との間隔は、十分に狭くなっている。その結果、反転経路81のうち搬送トレイ86まで経路は断面視において細くなっている。これにより、用紙Pの撓みやカールなどを規制することができる。なお、反転経路81内で用紙Pが撓んだり、カールしたりすると、用紙Pが引っ掛かって詰まるおそれがあるが、本実施形態では、そのような用紙詰まりを抑制することができる。
第2搬送リブ210とガイドリブ77Bとの間隔は、反転経路81の入口付近(開口部81A)においては、他の部分より広くなっている。これにより、開口部81Aを大きくすることができるので、排出ローラ73の逆回転によって搬送される用紙Pが、アウタシュート77の頂部やガイドリブ77Aに当接して反転経路81に案内されないという現象を抑制することができる。言い換えると、開口部81Aを大きくすることで、用紙Pを反転経路81に良好に案内することができる。
また、図2に示すように、本実施形態において、リアカバー200は、下部を中心として回動することで、本体筐体2に対して開閉可能に構成されている。これにより、反転経路81に用紙Pが詰まった場合でも容易に取り除くことができる。
さらに、アウタシュート77は、下部を中心として回動することで、本体筐体2に対して開閉可能に構成されている。これにより、定着装置60から搬出された用紙P(図2では図示省略)を、排出経路71で湾曲させることなく後方に排出する構成(いわゆるストレートパス)が可能となる。また、排出経路71に用紙Pが詰まった場合でも容易に取り除くことができる。なお、アウタシュート77は、リアカバー200を開くことで開閉するように構成されていてもよいし、リアカバー200の開閉に連動して開閉するように構成されていてもよい。
<リアカバーの詳細構成>
次に、本発明の特徴部分に係るトップカバー100およびリアカバー200の詳細な構成について、適宜図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における「搬送方向」は、特に断りがない限り、排出ローラ73の逆回転によって用紙Pがトップカバー100からリアカバー200に向けて搬送される方向をいうものとする。また、搬送方向上流は単に「上流」といい、搬送方向下流は単に「下流」というものとする。
図3および図4に示すように、リアカバー200は、トップカバー100に隣接して設けられ、トップカバー100から搬送されてきた用紙(図示省略)を下流側に向けて案内する。リアカバー200の内面には、トップカバー100の第1搬送リブ110の下流側に隣接する複数の第2搬送リブ210と、複数の補強リブ220とが設けられている。
第2搬送リブ210は、搬送方向に沿うように延びており、最も外側の第2搬送リブ210Aは、レーザプリンタ1で画像形成が可能な複数種類の用紙Pのうち、最大幅となる用紙Pの幅方向両端部をガイド可能な位置に設けられている。
第2搬送リブ210のうち、最も外側に設けられた第2搬送リブ210Aは、傾斜部211と、下流搬送部212と、上流搬送部213とを有している。
傾斜部211は、当該第2搬送リブ210Aの上流側に隣接した第1搬送リブ110(110A)の内側(リアカバー200の幅方向中央側)の位置から下流側に向けて延び出ている。より詳細に、傾斜部211は、下流側にいくにつれて、第1搬送リブ110Aの内側の位置から外側の位置(幅方向において第1搬送リブ110Aと同じ位置を含む)まで傾斜して延びている。
この傾斜部211の下流端部211Aは、幅方向外側に向けてふくらむように湾曲し、下流搬送部212に滑らかに連結している。これにより、傾斜部211と下流搬送部212は、連結する部分において角を形成せず、丸みをおびた形状をなしている。これにより、第2搬送リブ210A上において用紙Pをスムーズに搬送することができるとともに、ジャムを抑制することができる。
また、傾斜部211は、最も上流にある補強リブ220(220A)よりも上流側に位置している。より詳細に、傾斜部211は、補強リブ220Aよりも上流側で、下流搬送部212と連結している。
下流搬送部212は、傾斜部211の下流端(下流端部211A)から下流側に向け、搬送方向に沿ってまっすぐ延びている。
上流搬送部213は、傾斜部211の上流端(符号省略)から上流側に向け、搬送方向に沿ってまっすぐ延びている。この上流搬送部213は、隣接する第1搬送リブ110(110A)の下流端部(符号省略)と幅方向において並ぶように設けられている。
第2搬送リブ210のうち、最も外側に設けられた第2搬送リブ210Aを除くもの(第2搬送リブ210B)は、上流側から下流側に向けて搬送方向に沿ってまっすぐ延びている。
この第2搬送リブ210Bも、上流端部(符号省略)が、隣接する第1搬送リブ110の下流端部と幅方向において並ぶように設けられているため、本実施形態においては、第1搬送リブ110と第2搬送リブ210(210A,210B)は、一部が幅方向に並ぶように設けられている。
補強リブ220は、幅方向に沿って延びており、リアカバー200および第2搬送リブ210の剛性を高める補強材として機能している。なお、第2搬送リブ210は、補強リブ220よりも突出している。言い換えると、搬送方向の同じ位置において、補強リブ220の高さは、第2搬送リブ210の高さよりも低くなっている。
<第2搬送リブの作用>
次に、第2搬送リブ210Aの作用について、図5を参照しながら説明する。なお、図5の(a)〜(c)において、左側に示した図は、第1搬送リブ110Aおよび第2搬送リブ210Aを幅方向外側から見た図であり、右側に示した図は、トップカバー100およびリアカバー200を内側から見たときの第1搬送リブ110Aおよび第2搬送リブ210Aを示す図である。また、右側に示した図において、ハッチングはカールしてリアカバー200側に曲がっている部分を示している。
図5(a)に示すように、トップカバー100の第1搬送リブ110A上を搬送される用紙Pの幅方向における端部がカールしている場合、用紙Pは、トップカバー100からリアカバー200に案内されるときに、カールした端部の先端が第2搬送リブ210Aの傾斜部211に当たる。
その後、図5(b)に示すように、カールした用紙Pの端部は、第1搬送リブ110Aの内側の位置から外側の位置まで傾斜して延びる傾斜部211によって、相対的に押し広げられて持ち上げられていく。そして、図5(c)に示すように、用紙Pが下流搬送部212に到達するときにはカールが矯正される。
なお、本実施形態では、傾斜部211が補強リブ220Aよりも上流側に位置しているので、用紙Pのカールを、用紙Pが補強リブ220Aに到達する前に矯正することができる。これにより、カールした用紙Pの端部が補強リブ220Aに当接することにより発生しうるジャムを抑制することができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
第2搬送リブ210Aが、上流側に隣接した第1搬送リブ110Aの内側の位置から延びているので、用紙Pが第1搬送リブ110Aに載るような状態で搬送されてきた場合には、用紙Pがトップカバー100からリアカバー200に搬送されるときに、その端部が第2搬送リブ210Aに引っ掛かることを防ぐことができる。
補足すると、仮に、第2搬送リブ210Aが、上流側に隣接した第1搬送リブ110Aの外側の位置から延びていると、特に用紙Pの端部がカールしているときに、端部の先端が第2搬送リブ210Aに突き当たり、用紙詰まり(ジャム)が発生する可能性がある。しかし、本実施形態では、第2搬送リブ210Aが、上流側に隣接した第1搬送リブ110Aの内側の位置から延びているので、用紙Pの先端と第2搬送リブ210Aとの突き当たりが防止されるため、ジャムを抑制することができる。
第2搬送リブ210Aが、傾斜部211を有するので、前記したように、搬送される用紙Pの端部がカールしていても、用紙Pの端部は第2搬送リブ210Aによって押し広げられながら持ち上げられてカールが矯正される。これにより、用紙Pの角折れやジャムの発生を抑制することができる。
第2搬送リブ210Aが、傾斜部211の上流端から搬送方向に沿ってまっすぐ延びる上流搬送部213を有するので、用紙Pを、その進行方向に対して傾斜する傾斜部211に接触させる前に、進行方向に沿った上流搬送部213で支持・案内することができる。これにより、第2搬送リブ210A上をスムーズに搬送することができる。
第1搬送リブ110と第2搬送リブ210とが、幅方向に並ぶように設けられているので、搬送方向における第1搬送リブ110と第2搬送リブ210との間の隙間をなくすことができる。これにより、第1搬送リブ110から第2搬送リブ210に用紙Pの端部を受け渡すようにスムーズに搬送することができるとともに、ジャムを抑制することができる。
以上説明したように、本発明は、本体筐体2の一部を構成するトップカバー100と本体筐体2に対して開閉可能なリアカバー200のような、別部材として形成された隣接する案内部材によって用紙Pが搬送される経路の壁が構成されるシート搬送機構において有効である。
すなわち、隣接する2つの案内部材を備える構成において、第2搬送リブ210Aが、隣接する第1搬送リブ110Aの内側の位置から延び、また、下流側にいくにつれて当該内側の位置から外側の位置まで傾斜する傾斜部211を有することで、ジャムや角折れなどの問題を解決することができる。また、本発明を適用することで、用紙P(シート)が搬送される経路の壁を構成する案内部材を別部材として形成することが可能となるので、各部品を小さくすることができ、部品の汎用性を高めることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、複数の第2搬送リブ210のうち、最も外側に設けられた第2搬送リブ210Aが傾斜部211などを有する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、レーザプリンタ1で画像形成が可能な複数種類の用紙Pのサイズ(A4サイズ、B5サイズ、A5サイズ、はがきなど)に対応して、傾斜部211などを有する第2搬送リブ210Aを複数(複数対)設けてもよい。なお、本発明は、第2搬送リブの少なくとも1つが傾斜部などを有していればよい。
前記実施形態では、傾斜部211の下流端部211Aが幅方向外側に向けてふくらむように湾曲し、下流搬送部212に滑らかに連結している構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、隣接する第1搬送リブの内側の位置から外側の位置に向けて、傾斜部全体が幅方向外側に向けてふくらむように湾曲し、下流搬送部に滑らかに連結していてもよい。また、傾斜部は平面視直線状に形成されていてもよい。
前記実施形態で示した、第1搬送リブ110、第2搬送リブ210および補強リブ220の数や、これらを形成する位置などは一例であり、これに限定されるものではない。すなわち、第1搬送リブや第2搬送リブ、補強リブの数や形成位置などは適宜変更することができる。
前記実施形態では、本発明を、隣接する2つの案内部材(トップカバー100およびリアカバー200)を備える構成に適用した例を示したが、これに限定されず、例えば、3つ以上の案内部材が並んだ状態でシートを搬送する経路の壁を構成する形態に適用してもよい。
前記実施形態で示した、画像形成部4の各部の構成は一例であり、適宜変更することができる。例えば、レーザ光で感光体ドラム51を露光する露光装置40の代わりに、LED素子やEL素子、蛍光体などから出射される光で感光体ドラム51を露光する露光装置を採用してもよい。また、加熱ローラ61と加圧ローラ62を備える定着装置60の代わりに、フィルム定着方式の定着装置を採用してもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてモノクロのレーザプリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、カラープリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、複写機や複合機などであってもよい。
前記実施形態では、シートの一例として、いわゆる普通紙やはがきなどの用紙Pを示したが、これに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
前記実施形態では、本発明を、レーザプリンタ1(画像形成装置)に適用した例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、シート状の部材を搬送するシート搬送装置や、シート搬送装置(シート搬送機構)を備える装置などに広く適用することができる。
1 レーザプリンタ
2 本体筐体
4 画像形成部
71 排出経路
73 排出ローラ
81 反転経路
100 トップカバー
110 第1搬送リブ
200 リアカバー
210 第2搬送リブ
211 傾斜部
211A 下流端部
212 下流搬送部
213 上流搬送部
220 補強リブ
P 用紙

Claims (6)

  1. シートを搬送するシート搬送装置であって、
    シートが搬送される経路の壁を構成し、シートを案内する第1案内部材と、
    前記第1案内部材のシート搬送方向下流側に隣接して設けられ、シートが搬送される経路の壁を構成する第2案内部材と、
    前記第1案内部材に設けられ、シート搬送方向に沿って延びる複数の第1搬送リブと、
    前記第2案内部材に設けられ、シート搬送方向に沿うように延びる複数の第2搬送リブとを備え、
    前記第2搬送リブのうち少なくとも1つは、シート搬送方向下流側にいくにつれて当該第2搬送リブのシート搬送方向上流側に隣接した第1搬送リブよりもシートの幅方向内側の位置からシートの幅方向外側に向けて傾斜して延びる傾斜部と、前記傾斜部のシート搬送方向下流端からシート搬送方向に沿って延びる下流搬送部とを有することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第2搬送リブは、前記傾斜部のシート搬送方向上流端からシート搬送方向に沿って延びる上流搬送部を有することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記第1搬送リブと前記第2搬送リブとは、少なくとも一部がシートの幅方向に並ぶように設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記第2案内部材に設けられ、シートの幅方向に沿って延びる補強リブを備え、
    前記傾斜部は、前記補強リブよりもシート搬送方向上流側に位置していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載に記載のシート搬送装置。
  5. 前記傾斜部の少なくとも下流端部は、シートの幅方向外側に向けてふくらむように湾曲し、前記下流搬送部に滑らかに連結していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載に記載のシート搬送装置。
  6. シートの両面に画像形成が可能な画像形成装置であって、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から搬出されたシートを湾曲させながら装置本体の外部に向けて案内する排出経路と、
    前記排出経路に設けられ、正逆回転可能に構成されるとともに、正回転時にシートを装置本体の外部に向けて排出する排出ローラと、
    前記排出経路から延び、前記排出ローラの逆回転によりシートが案内されて、シートを前記画像形成部に向けて案内する反転経路と、
    前記排出経路の壁を構成し、シートを案内する第1案内部材と、
    前記第1案内部材に隣接して設けられ、前記反転経路の壁を構成する第2案内部材と、
    前記第1案内部材に設けられ、シート搬送方向に沿って延びる複数の第1搬送リブと、
    前記第2案内部材に設けられ、シート搬送方向に沿うように延びる複数の第2搬送リブとを備え、
    前記第2搬送リブのうち少なくとも1つは、シート搬送方向下流側にいくにつれて当該第2搬送リブのシート搬送方向上流側に隣接した第1搬送リブよりもシートの幅方向内側の位置からシートの幅方向外側に向けて傾斜して延びる傾斜部と、前記傾斜部のシート搬送方向下流端からシート搬送方向に沿って延びる下流搬送部とを有し、
    前記第2案内部材は、装置本体に対して開閉可能に構成されたことを特徴とする画像形成装置。
JP2009297778A 2009-12-28 2009-12-28 シート搬送装置および画像形成装置 Active JP5343844B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009297778A JP5343844B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 シート搬送装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009297778A JP5343844B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 シート搬送装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011136792A JP2011136792A (ja) 2011-07-14
JP5343844B2 true JP5343844B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=44348638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009297778A Active JP5343844B2 (ja) 2009-12-28 2009-12-28 シート搬送装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5343844B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6186893B2 (ja) * 2013-05-31 2017-08-30 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6115352B2 (ja) * 2013-06-25 2017-04-19 株式会社リコー 用紙排出装置および画像形成装置
JP7370221B2 (ja) * 2019-11-01 2023-10-27 東芝テック株式会社 加熱装置および画像処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04291276A (ja) * 1991-03-19 1992-10-15 Canon Inc 排紙搬送装置
JP3300741B2 (ja) * 1995-10-20 2002-07-08 キヤノン株式会社 画像形成装置
KR100437165B1 (ko) * 2002-07-26 2004-06-25 삼성전자주식회사 화상형성장치
JP4096269B2 (ja) * 2005-01-31 2008-06-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011136792A (ja) 2011-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4962558B2 (ja) シート供給装置
JP6907658B2 (ja) 画像形成装置
JP4582187B2 (ja) 画像形成装置
JP5187375B2 (ja) 画像形成装置
JP5751089B2 (ja) 画像形成装置
JP5343844B2 (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP5316081B2 (ja) 画像形成装置
JP5919677B2 (ja) 画像形成装置
JP6036403B2 (ja) 画像形成装置
US9429893B2 (en) Movable tray cover configuration for an image forming apparatus
JP2020104960A (ja) 画像形成装置
JP6047600B2 (ja) シート搬送装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5051259B2 (ja) 画像形成装置
JP5163634B2 (ja) 画像形成装置
JP6443181B2 (ja) 画像形成装置
JP5018921B2 (ja) 画像形成装置
JP6055560B2 (ja) 画像形成装置
JP5780014B2 (ja) 画像形成装置
JP4582197B2 (ja) 画像形成装置
JP6079516B2 (ja) 画像形成装置
JP4508267B2 (ja) 画像形成装置
JP2013155012A (ja) 画像形成装置
JP4803215B2 (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP2015055648A (ja) 画像形成装置
JP2016050056A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130729

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5343844

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150