JP5343741B2 - モータ駆動装置の消費電力演算方法および消費電力演算方法を用いたモータ駆動装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、チョッパ回路と、120°通電形インバータ回路と、を搭載したモータ駆動装置(以下、擬似電流形インバータと称する)の駆動時における消費電力演算方法および消費電力演算方法を用いた制御方法に関する。
図1は、一般的な擬似電流形インバータの一例を示す回路構成図である。図1に示すように、擬似電流形インバータは、チョッパ回路chと、そのチョッパ回路chに入力される入力電圧Vdcと、そのチョッパ回路部chから出力をされた直流電力を入力し120°通電を行う6ステップのインバータINVと、チョッパ回路部chに対して逆並列に接続されたダイオードD1と、を備える。
まず、チョッパ回路chのスイッチング素子Sw1,Sw2をスイッチングすることにより直流電流Idcの制御が行われ、入力電圧Vdcとチョッパ回路chとを制御電流源として機能させる。そして、インバータINVの半導体スイッチ素子をスイッチング動作させることにより負荷としてのモータMに電力が供給される。
擬似電流形インバータは、上記のように制御電流源とインバータINVとを切り分け、この制御電流源のチョッパ回路chにおいて電流制御が行われる。
このように、入力電圧Vdcとチョッパ回路chとを制御電流源とし、インバータINVを120°通流方式で駆動した擬似電流形インバータが特許文献1に開示されている。
また、ターボチャージャにPMモータを組み込んだハイブリットシステムにおいて、PMモータ駆動用のインバータに擬似電流形インバータを採用したものが知られている(非特許文献1)。
高田陽介、他4名、平成16年電気学会応用部門大会1−9「ターボチャージャ用220000r/min−2kWPMモータ駆動システム」
上記のような擬似電流形インバータにおいては、モータMの駆動時における消費電力を把握することが要求される。これは、現在の消費電力を上位コントローラや認識装置にフィードバックする際や、モータMを電力指令により駆動させる場合等に、現在の消費電力の値が必要となるためである。
そのため、入力電圧Vdc部に電流検出器を設け、その入力電圧Vdc部の電流値から消費電力を算出する手段が従来から知られている。しかしながら、電流検出器は高価であるためコストアップに繋がるとともに、設置面積を必要とするため装置が大型化してしまう問題があった。また、同様に、インバータ入力部に電流検出器および電圧検出器を設け、インバータ入力電流Ioutおよびインバータ入力電圧Voutを測定してモータMの駆動時における消費電力を算出する方法が従来から知られている。しかしながら、この方法は新たに検出装置を2つ(電流検出値と電圧検出値)設置しなければならないため、コストアップに繋がるとともに、設置スペースが必要となり装置が大型化してしまう問題があった。
さらに、モータMの駆動時における消費電力を算出する方法として、概知である場合が多いリアクトル電流Idcと、電圧検出器で測定されたインバータ入力電圧Voutと、からモータMの駆動時における消費電力を算出する方法が挙げられる。しかしながら、前記リアクトル電流Idcには、インバータINVの半導体スイッチ素子をスイッチングした時に発生する転流サージによりダイオードD1に流れる還流電流Idが含まれる。この還流電流IdはモータMには流れない無効電力分と言えるため、リアクトル電流Idcを用いてモータMの消費電力を正確に算出するには、還流電流Idを考慮する必要がある。さらに、インバータ入力電圧Voutはチョッパ回路chのスイッチング素子Sw1,Sw2によるスイッチングのため、矩形の電圧波形となり電圧値の検出が難しい。
従って、電流検出器および電圧検出器を設置した場合であっても、正確な電流値や電圧値を求められないという問題があった。
以上示したようなことから、コストアップや装置を大型化させることなく、正確な消費電力を算出することが課題となる。
本発明は前記の課題を解決すべく創作された技術的思想であって、モータ駆動時の消費電力を、概知である場合が多い、入力電圧,スイッチング素子のスイッチングデューティ,リアクトル電流を用いて算出することにより課題を解決している。
具体的に、本発明の一態様は、スイッチング素子とリアクトルとを備えたチョッパ回路によってそのチョッパ回路に入力される入力電圧を降圧し、インバータを120°通流で駆動させることにより前記チョッパ回路から出力された直流電力を交流電力に変換してモータに出力し、インバータが転流する際に発生するサージ電圧を前記チョッパ回路に逆並列に接続されたダイオードによって入力電圧にクランプするモータ駆動装置において、入力電圧と、チョッパ回路のスイッチング素子のスイッチングデューティと、リアクトル電流と、モータ巻線リアクタンスと、モータ回転数と、から、モータ駆動時における消費電力を下記(イ)式により算出することを特徴とする。
また、本発明の別の態様は、前記(イ)式で算出された消費電力に対してインバータ効率を乗算し、インバータ損失を考慮した消費電力を算出することを特徴とする。
また、本発明の別の態様は、前記消費電力演算方法を用いたモータ制御装置の制御方法であって、前記消費電力を自動制御器にフィードバックし、電力制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の別の態様は、スイッチング素子とリアクトルとを備えたチョッパ回路によってそのチョッパ回路に入力される入力電圧を降圧し、インバータを120°通流で駆動させることにより前記チョッパ回路から出力された直流電力を交流電力に変換してモータに出力し、インバータが転流する際に発生するサージ電圧を前記チョッパ回路に逆並列に接続されたダイオードによって入力電圧にクランプするモータ駆動装置において、入力電圧と、チョッパ回路のスイッチング素子のスイッチングデューティと、リアクトル電流と、モータの巻線リアクトルと、モータ回転数と、消費電力指令値と、インバータ効率と、から下記(ロ)式または(ハ)式により電流指令値を算出し、この電流指令値を用いて電力制御することを特徴とする。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、入力電圧を検出する電圧検出器とリアクトル電流を検出する電流検出器の他に、電流検出器および電圧検出器を設けることなく、消費電力を算出することができる。前記入力電圧を検出する電圧検出器はバッテリ電圧の監視等のために既に設けられている場合が多く、前記リアクトル電流を検出する電流検出器はチョッパ回路のスイッチング素子の制御等のために既に設けられていることが多い。このような場合、消費電力を算出するために、新たに電流検出器および電圧検出器を増設する必要がなく、コストアップとなることを抑制するとともに、検出器の設置スペースにより装置が大型化することを抑制することが可能となる。
[実施例形態1]
図1において、符号chは半導体スイッチ素子Sw1,Sw2とリアクトルLdcで構成されたチョッパ回路、符号Vdcはチョッパ回路chに入力される入力電圧、符号D1はダイオード、符号INVはインバータ、符号Mはモータを示す。
図1において、符号chは半導体スイッチ素子Sw1,Sw2とリアクトルLdcで構成されたチョッパ回路、符号Vdcはチョッパ回路chに入力される入力電圧、符号D1はダイオード、符号INVはインバータ、符号Mはモータを示す。
擬似電流形インバータは、モータMの駆動時において、チョッパ回路chのスイッチング素子Sw1をオンすることにより、入力電圧VdcからリアクトルLdcに電流を流し、リアクトルLdcにエネルギーを蓄積する。スイッチング素子Sw1をオフすると、スイッチング素子Sw2に備えられたダイオードを通じてリアクトルLdcに蓄積されたエネルギーがインバータINVに出力される。インバータINVはリアクトルLdcからの直流電力が入力され、これを三相交流電力に変換し、モータMに対して出力する。この時、インバータINVを構成する半導体スイッチ素子はモータMの磁極位置に従ってオンオフ駆動し、120°通流形のインバータとして動作する。
また、インバータINVが120°毎に転流する際、サージ電圧が発生するが、これはダイオードD1とインバータINVを構成する半導体スイッチ素子の還流ダイオードを通じて入力電圧Vdcにクランプされる。
一方、回生時において、モータMは回転数に比例した誘起電圧を発生する。この時、チョッパ回路chのスイッチング素子Sw2をオンすると、インバータINVの半導体スイッチ素子に備えられた還流ダイオードの何れかを通ってリアクトルLdcに電流が流れ、リアクトルLdcにエネルギーが蓄積される。ここでスイッチング素子Sw2をオフするとリアクトルLdcに蓄えられたエネルギーは昇圧されてスイッチング素子Sw1に備えられた還流ダイオードを介して入力電圧Vdcに充電される。この時、120°通電を行うインバータINVは同期整流器として動作し、回生エネルギーは入力電圧Vdcに充電される。
なお、インバータINVの半導体スイッチ素子にゲート信号を出力する制御部は、モータMの磁極位置をセンサにより測定して制御するセンサ制御、モータMの磁極位置をセンサにより測定せずに制御するセンサレス制御、のどちらでも適用可能である。また、入力電圧Vdcは、電源または昇圧チョッパなど直流電圧源であればよい。
ここで、モータMの駆動時における消費電力Pの算出方法について説明する。本実施形態1では、概知である場合が多い入力電圧Vdc,リアクトル電流Idc,スイッチング素子Sw1のスイッチングデューティBDutyを用いて消費電力Pを算出する。
まず、図1の回路図内の変数を以下のように定義すると、モータMの駆動時における消費電力Pは下記(1)式によって表すことができる。ただし、インバータINVにおける損失については本実施形態1では無視する。
上記(1)式に示すとおり、モータMの消費電力Pは、インバータ入力電圧Voutにインバータ入力電流Ioutを乗算することにより算出できる。インバータ入力電圧Voutは、入力電圧Vdcをチョッパ回路chにより降圧した電圧であるため、入力電圧Vdcに対してスイッチング素子Sw1のスイッチングデューティBDutyを乗算することにより求められる。インバータ入力電流Ioutはリアクトル電流IdcからダイオードD1に流れる還流電流Idを差し引いた値となる。
前記還流電流Idは、インバータINVの半導体スイッチ素子がスイッチングした時(転流サージが発生した時)に流れる。この還流電流Idの電流波形を示すタイムチャートは、実測値から図2に示すようなサージ電圧をピーク電流Ipkとするのこぎり波となることがわかった。
ここで、還流電流Idの実効値I〔rms〕を算出する。実効値は一周期分の瞬時値の二乗平均の平方根で算出できる。ここで、還流電流Idの瞬時値をI,通電時間をA,一周期をBとすると、還流電流Idの実効値I〔rms〕は下記(2)式で求めることができる。
そして、下記(3)式に示すように還流電流Idのピーク値Ipkを通電時間Aで除算した値をkとした場合、通電時間中における還流電流Idの瞬時値Iは下記(4)式となる。
上記(4)式のk(A−t)を前記(2)式の瞬時値Iに代入すると下記(5)式となる。この下記(5)式のkに上記(3)式のIpk/Aを代入すると下記(6)式となる。この(6)式中のA/Bは還流電流Idのduty(インバータINVの半導体スイッチ素子のスイッチングデューティ)に相当する。また、本実施形態1のインバータINVの場合、還流電流Idのピーク値Ipkとリアクトル電流Idcとは等しい。そのため、下記(6)式は下記(7)式に変形することができる。
次に、還流電流Idのduty(インバータINVの半導体スイッチ素子のスイッチングデューティ)を算出する。還流電流Idのdutyは、前述したとおり、通電時間をA,一周期をBとするとduty=A/Bとなる。この通電時間Aはインバータ各相の転流時間tc(秒)に相当する。一周期Bは、60秒間をモータMの回転数N(rpm)で除算してモータMが1回転するのに要する時間を算出し、その値をモータMの1回転中における転流回数(インバータINVのスイッチ回数;本実施形態1の場合6回)で除算した値となるため、還流電流Idのdutyは下記(8)式で表すことができる。
ここで、上記(8)式中の転流時間tcを算出する。一般的に、モータMの巻線リアクタンスをLm,電流の時間変化量をdiとした場合、モータの端子電圧の時間変化量vは、下記(9)式で表すことができ、この(9)式は下記(10)式のように変形することができる。
上記(10)式のdtを、本実施形態1におけるインバータINVのスイッチング時の転流時間tcとすると、電流の時間変化量diはリアクトル電流Idc,モータMの端子電圧の時間変化量vは入力電圧Vdc,リアクタンスLmは巻線リアクタンスLmの二相分に相当するため、下記(11)式が成立する。
上記(11)式を、前記(8)式中の転流時間tcに代入すると、還流電流Id(インバータINVの半導体スイッチ素子)のdutyは下記(12)式となる。そして、下記(12)式で算出された還流電流Id(インバータINVの半導体スイッチ素子)のdutyを前記(7)式に代入すると、還流電流Idの実効値I〔rms〕は下記(13)式で表すことができる。
上記(13)式の還流電流Idの実効値I〔rms〕を、前記(1)式中の還流電流Idに代入することにより、下記(14)式が成立する。この下記(14)式を演算することにより、モータMの駆動時における消費電力Pを算出することができる。
上記(14)式を用いることにより、入力電圧Vdcを検出する電圧検出器とリアクトル電流Idcを検出する電流検出器の他に、電流検出器および電圧検出器を設けることなく、消費電力Pを算出することが可能となる。前記入力電圧Vdcを検出する電圧検出器はバッテリ電圧の監視等のために既に設けられている場合が多く、前記リアクトル電流Idcを検出する電流検出器はチョッパ回路chのスイッチング素子の制御等のために既に設けられている場合が多い。このような場合、消費電力Pを算出するために、新たに電流検出器および電圧検出器を増設する必要がないため、コストアップに繋がることを抑制するとともに、検出器の設置スペースにより装置が大型化することを抑制することが可能となる。
また、本実施形態1においては、消費電力Pを算出する際に必要となるインバータ入力電流Ioutは、リアクトル電流Idcから還流電流Idの実効値を差し引いた値を用いている。そのため、インバータ入力電圧Ioutにリアクトル電流Idcを用いた場合と比較して、正確な消費電力Pを算出することが可能となる。さらに、消費電力Pを算出する際に必要となるインバータ入力電圧Voutは、チョッパ回路chによるスイッチングのため矩形の電圧波形となり正確な電圧値の検出が難しいが、本実施形態1では、入力電圧Vdcにスイッチング素子Sw1のスイッチングデューティBDutyを乗算した値をインバータ入力電圧Voutとしているため、正確な消費電力Pを算出することが可能となる。
さらに、消費電力Pを算出することにより、上位コントローラや認識装置等に現在の電力消費Pをフィードバックすることや、モータMを電力指令により駆動させることができる。
例えば、本実施形態1で算出された消費電力Pを自動制御器(例えば、APRやACRのカスケード接続で構成された自動制御器)にフィードバックし、電力制御を行うことが可能となる。また、上記(14)式を逆算した下記(15)式を用いて、簡易的な電力制御を行うことも可能である。この場合、上位電力指令Prefを設定することにより、上位電力指令Prefで消費電力を制限した電流指令値Idcrefを得ることができる。この電流指令値Idcrefを用いて電流制御を行うことにより、簡易的な電力制御を達成することができる。
[実施形態2]
次に、本発明の擬似電流形インバータの消費電力算出方法の他例を説明する。本実施形態2における擬似電流形インバータの回路構成は、実施形態1と同様に構成される。
次に、本発明の擬似電流形インバータの消費電力算出方法の他例を説明する。本実施形態2における擬似電流形インバータの回路構成は、実施形態1と同様に構成される。
前述した実施形態1で算出した消費電力Pは、チョッパ回路chの前後のパラメータ(入力電圧Vdc,降圧リアクトル電流Idc,スイッチング素子Sw1のスイッチングデューティBduty)を用いて算出された値であり、インバータINVにおける損失については考慮されていない値である。そのため、実施形態1で算出された消費電力Pは、擬似電流形インバータ全体からみると、チョッパ回路ch前後の平均的な電力である。
そこで、本実施形態2では、インバータ効率ηを予め算出し、そのインバータ効率ηと、実施形態1と同様の方法で算出された消費電力Pと、を下記(16)式に示すように乗算し、インバータ損失を考慮した消費電力P´を算出する。
上記(16)式中のインバータ効率ηを算出する方法としては、インバータINVの内部損失を演算等により求める方法や、実測により誤差程度を予め算出する方法等が挙げられる。
本実施形態2で算出される消費電力P´はインバータ損失が考慮された消費電力であるため、実施形態1で算出される消費電力Pと比べて、より正確な消費電力となる。また、本実施形態2のようにモータMの駆動時における消費電力P´を算出することにより、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
さらに、消費電力P´を算出することにより、実施形態1と同様に、上位コントローラや認識装置等に現在の電力消費Pをフィードバックすることや、モータMを電力指令により駆動させることができる。なお、本実施形態2では、電流指令値Idcrefを算出して電流制御を行い簡易的な電力制御を実行する場合は、下記(17)式により電流指令値Idcrefが算出される。
以上、本発明において、記載された具体例に対してのみ詳細に説明したが、本発明の技術思想の範囲で多彩な変形および修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形および修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
Sw1,Sw2…スイッチング素子
Ldc…リアクトル
ch…チョッパ回路
Vdc…入力電圧
INV…インバータ
M…モータ
D1…ダイオード
Ldc…リアクトル
ch…チョッパ回路
Vdc…入力電圧
INV…インバータ
M…モータ
D1…ダイオード
Claims (4)
- スイッチング素子とリアクトルとを備えたチョッパ回路によってそのチョッパ回路に入力される入力電圧を降圧し、インバータを120°通流で駆動させることにより前記チョッパ回路から出力された直流電力を交流電力に変換してモータに出力し、インバータが転流する際に発生するサージ電圧を前記チョッパ回路に逆並列に接続されたダイオードによって入力電圧にクランプするモータ駆動装置において、
入力電圧と、チョッパ回路のスイッチング素子のスイッチングデューティと、リアクトル電流と、モータ巻線リアクタンスと、モータ回転数と、から、モータ駆動時における消費電力を下記(イ)式により算出することを特徴とするモータ駆動装置の消費電力演算方法。
- 前記(イ)式で算出された消費電力に対してインバータ効率を乗算し、インバータ損失を考慮した消費電力を算出することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動装置の消費電力演算方法。
- 請求項1または2記載の消費電力演算方法を用いたモータ駆動装置の制御方法であって、前記消費電力を自動制御器にフィードバックし、電力制御を行うことを特徴とするモータ駆動装置の制御方法。
- スイッチング素子とリアクトルとを備えたチョッパ回路によってそのチョッパ回路に入力される入力電圧を降圧し、インバータを120°通流で駆動させることにより前記チョッパ回路から出力された直流電力を交流電力に変換してモータに出力し、インバータが転流する際に発生するサージ電圧を前記チョッパ回路に逆並列に接続されたダイオードによって入力電圧にクランプするモータ駆動装置において、
入力電圧と、チョッパ回路のスイッチング素子のスイッチングデューティと、リアクトル電流と、モータの巻線リアクトルと、モータ回転数と、消費電力指令値と、インバータ効率と、から下記(ロ)式または(ハ)式により電流指令値を算出し、この電流指令値を用いて電力制御することを特徴とするモータ駆動装置の制御方法。
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