JP5343688B2 - せん断加工用金型の不良検知装置およびこれを備えたせん断加工装置ならびにせん断加工用金型の不良検知方法 - Google Patents

せん断加工用金型の不良検知装置およびこれを備えたせん断加工装置ならびにせん断加工用金型の不良検知方法 Download PDF

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本発明は、パンチおよびダイを備えたせん断加工用金型の不良検知装置およびこれを備えたせん断加工装置、ならびにせん断加工用金型の不良検知方法に関する。
一対のパンチおよびダイを備え、パンチとダイとの間に挟んだ被切断物を切断するせん断加工用金型は、被切断物の切断を繰り返すとパンチおよびダイが摩耗する。被切断物は、摩耗したパンチおよびダイを用いて切断されると、切断面にバリやダレなどが多く発生し、品質が低下する。
そのため、このようなせん断加工用金型では、被切断物の切断面にバリやダレが多く発生すると推測される切断回数に到達する前に交換される。このような切断回数は、一般的に、経験則に基づいて推測される。これにより、被切断物の品質が保たれる。
特開2000−202739号公報
しかし、上記のようなせん断加工用金型においては、個々のパンチおよびダイによって摩耗のしかたが異なるため、経験則に基づいてパンチおよびダイの適切な交換時期を正確に予測することは困難である。そのため、被切断物の品質を確実に保てるように、パンチおよびダイを使用可能な状態のうちに高い頻度で交換する必要がある。
そこで、本発明は、パンチおよびダイの交換頻度を低減することができるせん断加工用金型の不良検知装置およびこれを備えたせん断加工装置、ならびにせん断加工用金型の不良検知方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、一対のパンチとダイとを備え、前記パンチと前記ダイとの間に被切断物を挟み、前記パンチと前記ダイとによって前記被切断物に荷重をかけて前記被切断物を切断するせん断加工用金型の不良検知装置において、前記せん断加工用金型の、前記被切断物の切断時に、前記パンチから前記被切断物に加わる荷重が最大となるときの前記パンチと前記ダイとの相対位置を検出する検出部と、該検出部に検出された前記相対位置の経時変化を示すデータを出力する出力部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、パンチおよびダイの交換頻度を低減することができるせん断加工用金型の不良検知装置およびこれを備えたせん断加工装置、ならびにせん断加工用金型の不良検知方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るせん断加工装置の側断面図である。 図1に示したせん断加工装置の側断面図である。 図2に示した領域Aを拡大して示した図である。 図1に示したせん断加工装置によって切断された被切断物の切断面の一例を示した図である。 図1に示したせん断加工装置によって切断された被切断物の切断面の一例を示した図である。 図1に示したせん断加工装置によって被切断物を切断する際の時間の経過による被切断物にかかる荷重およびパンチの位置の変化の一例を示した図である。 図1に示したせん断加工装置によって被切断物を切断する際の時間の経過による被切断物にかかる荷重およびパンチの位置の変化の一例を示した図である。 図1に示したせん断加工装置によって被切断物を切断する際のパンチおよびダイの切断回数による降伏位置の変化の一例を示した図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るせん断加工装置の側断面図である。このせん断加工装置では、金属材料をはじめとする各種材料により形成された被切断物を切断することができる。
このせん断加工装置は、被切断物4を切断するせん断加工用金型101と、金型101の不良を検知する不良検知装置100と、を有している。
金型101は、オス型であるパンチ1と、パンチ1の下面に対向する位置に開口部が形成されたメス型であるダイ3と、パンチ1の上部を保持する上型20と、ダイ3の下部を保持する下型21と、を備えている。また、金型101は、下型21の上面に対向し、スプリング9を介して上型20の下面に取り付けられたストリッパ2を備えている。ストリッパ2には、ダイ3の開口部に対向する位置に開口部が形成されている。パンチ1は、ストリッパ2の開口部およびダイ3の開口部と同心になるように配置されている。このせん断加工装置によって切断する対象である被切断物4はダイ3の上面にセットされる。
また、このせん断加工装置は、上型20を上下方向に移動させる駆動部5と、駆動部5と上型20とを接続する軸23と、を有している。駆動部5は、ダイ3の上面にセットされた被切断物4を切断する際に、軸23を介して上型20を連続的に下降させる。
上型20が下降すると、まずストリッパ2が被切断物4の上面に当接する。その後、上型20が下降するにしたがってスプリング9が縮み、スプリング9の弾性回復力によりストリッパ2が被切断物4を付勢することによって、被切断物4がダイ3の上面に固定される。
上型20がさらに下降すると、パンチ1が被切断物4の上面に当接し、昇圧過程が開始する。昇圧過程では、上型20が下降するにしたがって、パンチ1から、被切断物4のパンチ1に対向した部分P1に加わる荷重が上昇する。昇圧過程において、パンチ1がダイ3の開口部に入り込む方向に移動しようとするため、被切断物4の部分P1はパンチ1に押されてダイ3の開口部に入り込もうとする一方、被切断物4の部分P2はダイ3の上面に留まり続ける。したがって、被切断物4の部分P1と部分P2との間の部分P3に鉛直方向のせん断応力が加わる。
昇圧過程において、上型20が下降していき、被切断物4の部分P3に加わるせん断応力が被切断物4の降伏点に達すると昇圧過程が終了し、部分P3をせん断するせん断過程が開始する。せん断過程では、パンチ1の外周面の下端およびダイ3の内周面の上端が刃となって、被切断物4をせん断する。
図2は、図1に示したせん断加工装置によって被切断物4が切断される際のせん断過程後の状態を示した図である。また、図2中の領域Aを図3に拡大して示している。図3には、ストリッパ2を省略している。
図3に示すクラック45a,45bが発生するとせん断過程が終了し、破断過程が開始する。破断過程では、パンチ1が下降するとともに、クラック45a,45bがそれぞれ成長する。そして、パンチ1が被切断物4の厚さ方向に3分の2程度入り込んだところで、部分P1と部分P2とをつないでいるクラック45aとクラック45bとの間の連結部分が部分P1と部分P2とに引っ張られることにより切れ、破断過程が終了する。このように、被切断物4の部分P1と部分P2とが分離され、被切断物4の切断が完了する。
図2に示したパンチ1の外周面とストリッパ2の開口部の内周面との間のクリアランスd1は、パンチ1とストリッパ2とが当接することがなく、かつストリッパ2が被切断物4をダイ3の上面に固定することができる範囲内で決定される。本実施形態では、新品状態のパンチ1におけるクリアランスd1を0.005mmとした。
また、パンチ1の外周面とダイ3の開口部の内周面との間のクリアランスd2は、被切断物4の厚さtなどによって決定される。本実施形態では、被切断物4の厚さtが0.15mmであり、新品状態のパンチ1およびダイ3におけるクリアランスd2を0.015mmとした。
図4は、切断後の被切断物4の部分P2の切断面を示した図である。図4における上下方向は図2における上下方向に対応している。なお、部分P1では、上下逆にすると部分P2の切断面と同様になる切断面となっている。部分P2の切断面には上から下に向けて、ダレ41、せん断面42、破断面43およびバリ44の4つの部分が並んでいる。
ダレ41は、昇圧過程において、パンチ1が被切断物4の部分P3の上面を押し下げることにより形成された曲面である。せん断面42は、せん断過程において、被切断物4の部分P3がせん断されて形成された平滑な面である。破断面43は、破断過程において、クラック45aが成長することによって形成された粗い面である。バリ44は、破断過程において部分P1と部分P2とをつないでいた連結部分が、部分P1と部分P2とに引っ張られることによって切れ、連結部分の一部が突出した状態で残されている部分である。
被切断物4の切断を繰り返して摩耗したパンチ1およびダイ3を使用して被切断物4を切断すると、図5に示すように、被切断物4の切断面におけるダレ41や破断面43やバリ44の割合が大きくなり、せん断面42の割合が減少する。これは、パンチ1およびダイ3が摩耗することによりパンチ1の外周面とダイ3の内周面との間のクリアランスd2(図2参照)が大きくなることに起因する。
被切断物4の切断面におけるせん断面42の割合は大きい方が望ましい。本実施形態では、新品状態のパンチ1およびダイ3を使用した場合の被切断物4の切断面におけるせん断面42の割合は1/2程度である。被切断物4の切断面におけるせん断面42の割合の下限は任意に決定することができる。本実施形態では、被切断物4の切断面におけるせん断面42の割合が1/3を下回る場合に、被切断物4が不良品であると判断する。
パンチ1およびダイ3が被切断物4の切断を繰り返して摩耗することにより、クリアランスd2が徐々に大きくなると、このパンチ1およびダイ3によって切断された被切断物4の切断面におけるせん断面42の割合が小さくなっていき、せん断面42の割合はやがて1/3となる。ここで、このときのパンチ1およびダイ3の状態を摩耗限界ということとする。すなわち、パンチ1およびダイ3は、摩耗限界となる切断回数を超えて被切断物4を切断すると、切断後の被切断物4が不良品となる可能性が高い。
次に、本実施形態に係るせん断加工装置の不良検知装置100について説明する。図1に示すように、不良検知装置100は、荷重検出部22、位置検出部6、データ処理部7および出力部24を備えている。荷重検出部22は、被切断物4の切断時に駆動部5が被切断物4に付与している荷重を検出する。位置検出部6は、被切断物4の切断時におけるパンチ1のダイ3に対する相対位置を検出する。
図6は、新品状態のパンチ1およびダイ3を用いて被切断物4を切断した際に、荷重検出部22が検出した荷重および位置検出部6が検出した位置の、時間の経過による変化を示したグラフである。
駆動部5が被切断物4に荷重を付与し始めると、駆動部5が付与する荷重は、まず単調増加し、ピーク51を超えると単調減少する。この時点で被切断物4の切断は終了している。
駆動部5が被切断物4に付与している荷重は、パンチ1から被切断物4の部分P1にかかっている荷重と、ストリッパ2の被切断物4の部分P2への付勢力となっている荷重と、を足し合わせたものである。しかし、昇圧過程では、上型20はほとんど下降せずスプリング9の縮み量がほとんど変化しないため、ストリッパ2の被切断物4の部分P2への付勢力となる荷重はほぼ一定とみなすことができる。したがって、昇圧過程における駆動部5が被切断物4に付与する荷重の変化はパンチ1から被切断物4の部分P1にかかる荷重の変化によるものである。
被切断物4の切断時に、パンチ1から被切断物4の部分P1にかかる荷重は、被切断物4の部分P3に加わるせん断応力が降伏点に達するときに最大となる。このときに被切断物4の部分P1にかかる荷重を降伏荷重ということとする。したがって、駆動部5が被切断物4に付与する荷重がピーク51に達するときに、被切断物4の部分P1にかかる荷重が降伏荷重となっている。
荷重検出部22および位置検出部6は、図6に示した荷重および位置のデータをデータ処理部7に送る。データ処理部7は、重検出部22および位置検出部6から送られたデータからピーク51の時点におけるパンチ1のダイ3に対する上下方向の相対位置を算出する。ここで、データ処理部7によって算出されたパンチ1のダイ3に対する上下方向の相対位置を降伏位置ということとする。このように、不良検知装置100において、荷重検出部22、位置検出部6およびデータ処理部7は降伏位置を検出するための検出部を構成している。
降伏位置の検出は、パンチ1およびダイ3による被切断物4の切断のたびに行われ、データ処理部7は、降伏位置と、パンチ1およびダイ3による被切断物4の切断回数と、を一組のデータとして出力部24に送る。出力部24は、データ処理部7から送られたすべての一組のデータを出力する。
パンチ1およびダイ3が摩耗していくと、荷重検出部22が検出する荷重および位置検出部6が検出する位置の、時間の経過による変化は図7に示すようになる。図6と図7とを比較すると、摩耗したパンチ1およびダイ3では、降伏荷重が小さくなり、降伏位置が高くなることがわかる。また、図7の荷重のグラフでは図6の荷重のグラフよりピーク51の位置が左側にずれており、摩耗したパンチ1およびダイ3では、被切断物4の部分P1にかかる荷重が降伏荷重になるまでの時間が早まることがわかる。
出力部24が出力するデータの一例を図8に示す。すなわち、図8は、パンチ1およびダイ3の切断回数による降伏位置の変化を示したグラフである。パンチ1およびダイ3の切断回数が増えるとともに、降伏位置は連続的に徐々に高くなる。
したがって、摩耗限界のパンチ1およびダイ3を用いて被切断物4を切断する際に検出された降伏位置を限界位置として設定し、パンチ1およびダイ3の切断回数による降伏位置の連続的な経時変化により降伏位置の高さが限界位置の高さと一致したときに、このパンチ1およびダイ3が摩耗限界であると判断することができる。
以上のように、本実施形態に係るせん断加工装置では、不良検知装置100によってパンチ1およびダイ3が摩耗限界であることを個別に検知することができるため、パンチ1およびダイ3を摩耗限界まで使用することによりパンチ1およびダイ3の交換頻度を低減することができる。
なお、図8のグラフは線として示しているが、実際には各データにより形成された点の集合であり、図8のグラフの降伏位置が単調に上昇している部分もミクロ的に見ると必ずしも連続的であるとは言えない場合がある。しかし、本実施形態では、降伏位置が、グラフ全体をマクロ的に見たときに単調に上昇する傾向に沿っている場合には、連続的であると判断する。
また、図8に示したグラフにはピーク52が存在し、この部分のみ降伏位置が非連続的な変化を示している。これは、たとえば、パンチ1の位置がダイ3の開口部に対してずれていたり、パンチ1またはダイ3と、被切断物4との間に異物が挟まっていたりして、パンチ1とダイ3との少なくとも一方に何らかの異常が発生している場合に発生するものである。このような金型異常が発生している場合には、切断された被切断物4は不良品となることが多い。
本実施形態に係るせん断加工装置では、降伏位置の高さの許容範囲を限界位置の高さ以下とし、降伏位置の高さが非連続的な変化によって限界位置の高さを超える場合に金型異常であると判断し、そのときに切断された被切断物4を除去することができる。これにより、切断後の被切断物4の不良品を除去することができるため、このせん断加工装置によって切断した被切断物4の品質が向上する。
なお、金型異常と判断する降伏位置の高さの許容範囲の上限は、限界位置の高さとは別に設定してもよい。また、金型異常と判断する降伏位置の高さの許容範囲の下限を設定してもよく、さらに、許容範囲の上限と下限との両方を設定してもよい。
また、不良検知装置100は、降伏位置と、パンチ1およびダイ3の切断回数とから、パンチ1およびダイ3が摩耗限界であるか否かや、金型異常であるか否かを判断する不良判断部(不図示)を有していてもよい。
不良判断部は、たとえば、パンチ1およびダイ3の切断回数ごとの降伏位置の差を算出し、直前の切断時との降伏位置の差が所定の範囲に収まっている場合にパンチ1およびダイ3の切断回数による降伏位置の変化が連続的であると判断し、所定の範囲に収まっていない場合にパンチ1およびダイ3の切断回数による降伏位置の変化が非連続的であると判断する。
そして、不良判断部は、たとえば、降伏位置の連続的な変化により降伏位置の高さが限界位置の高さと一致したときに、このパンチ1およびダイ3が摩耗限界であると判断し、降伏位置の高さが非連続的な変化によって限界位置の高さを超える場合に金型異常であると判断する。
なお、不良検知装置100は、不良判断部を備えている場合には、出力部24は備えていなくてもよい。
1 パンチ
2 ストリッパ
3 ダイ
4 被切断物
5 駆動部
6 位置検出部
7 データ処理部
9 スプリング
22 荷重検出部
24 出力部
100 不良検知装置
101 金型

Claims (8)

  1. 一対のパンチとダイとを備え、前記パンチと前記ダイとの間に被切断物を挟み、前記パンチと前記ダイとによって前記被切断物に荷重をかけて前記被切断物を切断するせん断加工用金型の不良検知装置において、
    前記せん断加工用金型の、前記被切断物の切断時に、前記パンチから前記被切断物に加わる荷重が最大となるときの前記パンチと前記ダイとの相対位置を検出する検出部と、該検出部に検出された前記相対位置の経時変化を示すデータを出力する出力部と、を有することを特徴とするせん断加工用金型の不良検知装置。
  2. 前記出力部は、前記検出部に検出された前記相対位置と、該相対位置が検出された際の前記せん断加工用金型の切断回数と、を示すデータを出力する、請求項1に記載のせん断加工用金型の不良検知装置。
  3. 前記検出部は前記せん断加工用金型が前記被切断物を切断するたびに前記相対位置を検出する、請求項1または2に記載のせん断加工用金型の不良検知装置。
  4. 一対のパンチとダイとを備え、前記パンチと前記ダイとの間に被切断物を挟み、前記パンチと前記ダイとによって前記被切断物に荷重をかけて前記被切断物を切断するせん断加工用金型と、
    前記パンチと前記ダイとの間に荷重をかける駆動部と、
    前記せん断加工用金型の、前記被切断物の切断時に、前記パンチから前記被切断物に加わる荷重が最大となるときの前記パンチと前記ダイとの相対位置を検出する検出部と、該検出部に検出された前記相対位置の経時変化を示すデータを出力する出力部と、を備えた不良検知装置と、
    を有するせん断加工装置。
  5. 前記出力部は、前記検出部に検出された前記相対位置と、該相対位置が検出された際の前記せん断加工用金型の切断回数と、を示すデータを出力する、請求項4に記載のせん断加工装置。
  6. 前記検出部は前記せん断加工用金型が前記被切断物を切断するたびに前記相対位置を検出する、請求項4または5に記載のせん断加工装置。
  7. 一対のパンチとダイとを備え、前記パンチと前記ダイとの間に被切断物を挟み、前記パンチと前記ダイとによって前記被切断物に荷重をかけて前記被切断物を切断するせん断加工用金型の不良検知方法において、
    前記せん断加工用金型の、前記被切断物の切断時に、前記パンチから前記被切断物に加わる荷重が最大となるときの前記パンチと前記ダイとの相対位置を検出し、前記せん断加工用金型が前記被切断物を切断した切断回数の増加に伴う前記相対位置の連続的な変化により、前記相対位置があらかじめ設定された限界位置に達したときに、前記パンチおよび前記ダイが摩耗限界であると判断することを特徴とするせん断加工用金型の不良検知方法。
  8. 前記相対位置の非連続的な変化により、前記相対位置があらかじめ設定された許容範囲外となったときに、前記パンチと前記ダイとの少なくとも一方に異常が発生したと判断する、請求項7に記載のせん断加工用金型の不良検知方法。
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