JP5799526B2 - プレスシャフトの製造方法 - Google Patents

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本発明は、予め設定した曲率半径(R)で形成したパンチ及びダイにより金属板等の母材を湾曲させ、この湾曲させた母材に傾斜した端面を成形する、プレスシャフトの製造方法に関する。
従来、金属板等の母材を湾曲させた状態でその端面を切除して、母材に、傾斜した端面を成形する技術として、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
特許文献1に開示されている技術は、第一のプッシャーと、第二のプッシャーと、カッター本体と、カッター位置調節機構と、カッター姿勢調節機構を備える母材の端部切断装置である。
そして、第一のプッシャーは、搬送されてきた母材を略水平方向に移動可能なテーブル上の後端位置で母材を位置決めし、第二のプッシャーは、第一のプッシャーが位置決めした母材の孔に対して挿入したピンを移動することで、母材を前方に押して移動して、テーブル上の前端位置にて位置決め保持する。
また、カッター本体は、テーブル上の前端位置に位置決めされた母材の両端をカットし、カッター位置調節機構は、母材の大きさや形状に合わせてカッター本体の位置を調節する。さらに、カッター姿勢調節機構は、母材の大きさや形状に合わせてカッター本体の姿勢を調節する。
また、従来では、特許文献1に開示されている技術以外にも、金属板等の母材を湾曲させた状態でその端面を切除する技術として、順送(順送り)金型を用いた技術や、単発金型を用いた技術が提案されている。
順送金型を用いた技術としては、例えば、母材のうちタイバー部(中心付近)を湾曲させることにより、母材の端面が切除パンチの移動方向(例えば、鉛直方向)に対して傾斜するように母材を湾曲させて、この母材の端部を切除するものが提案されている。一方、単発金型を用いた技術としては、例えば、母材の端面が切除パンチの移動方向(例えば、鉛直方向)に対して傾斜するように母材を傾斜させて金型に配置した状態で、母材の端面を切除するものが提案されている。
また、順送金型及び単発金型を用いた技術に共通するものとしては、例えば、カム等を用いて、切除パンチの移動方向を傾斜(例えば、鉛直方向に対して傾斜させる)させることにより、湾曲していない平板状の母材に対し、その端面を切除するものが提案されている。
特開平7‐18994号公報
特許文献1に記載された技術においては、上述したように、複数のプッシャー、カッター本体、カッター位置調節機構、カッター姿勢調節機構等、多数の構成を必要とするため、主にダイ及びパンチと、パンチ等の駆動機構で構成される金型と比較して、構造が複雑となる。
また、上述した、母材のうちタイバー部を湾曲させて、この母材の端部を切除する技術では、タイバー部を湾曲させる工程と、湾曲させた母材の端部を切除する工程と、タイバー部を湾曲させた母材を平板状に戻す工程の、最小でも三つの工程が必要となるため、金型が大型化することとなる。
また、上述した、母材の端面が切除パンチの移動方向に対して傾斜するように母材を傾斜させる技術では、母材の位置決めが困難となり、切除位置がずれて加工品の品質が低下する可能性がある。さらに、上述した、切除パンチの移動方向を傾斜させる技術では、カム等を用いることにより、金型が大型化する可能性がある。また、この技術では、これに加え、切除パンチを斜めに移動させることにより、切除パンチやその周辺の構成に、偏磨耗が発生して母材の品質が低下する可能性がある。
このように、従来の技術においては、母材を湾曲させた状態でその端面を切除して、母材に、傾斜した端面を成形する場合に、加工コストの増加や加工品の品質低下を十分に抑制することが困難であった。
本発明の課題は、傾斜した端面を有する母材を成形する加工において、加工コストの増加や加工品の品質低下を十分に抑制することである。
以上の課題を解決するため、本発明の一態様に係る母材の傾斜端面成形金型は、
湾曲した面である湾曲面を有するダイ(例えば、図1のダイ22)と、前記ダイの前記湾曲面に対応する面を有し、前記ダイに接近させて母材(例えば、図1の母材2)を挟むことにより前記母材を変形させる変形パンチ(例えば、図1の変形パンチ24)と、前記変形パンチと隣接し且つ前記ダイと変形パンチとの配列方向に沿って移動可能な切除パンチ(例えば、図1の切除パンチ26a,26b)とを備え、前記ダイは、前記湾曲面と連続する勾配で傾斜した平面であるダイ側傾斜面を有し、前記変形パンチは、前記ダイ側傾斜面に対応する面であるパンチ側傾斜面を有し、前記切除パンチは、前記配列方向に沿って前記変形パンチ側から前記ダイ側へ移動して、前記ダイと前記変形パンチとの間に挟んで変形させた母材のうち、前記配列方向から見て前記ダイ側傾斜面と前記パンチ側傾斜面との間から突出している部分を、前記母材が突出している方向と直交しない角度から切除することを特徴としている。
このような構成により、傾斜端面成形金型の構成を、ダイと、変形パンチ及び切除パンチと、を備え、ダイ及び変形パンチの構成が、共に、湾曲していない平面を有する構成とすることが可能となる。
これにより、傾斜端面成形金型の構造が複雑化することを抑制することが可能となるとともに湾曲面のみを有する場合と比較して、ダイ及び変形パンチの形成が容易となり、傾斜した端面を有する母材を成形する加工において、加工コストをより低減するとともに、加工品の品質をより向上させることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る母材の傾斜端面成形方法は、
湾曲した面である湾曲面および前記湾曲面と連続する勾配で傾斜した平面であるダイ側傾斜面を有するダイと当該ダイの前記湾曲面に対応する面および前記ダイ側傾斜面に対応する面であるパンチ側傾斜面を有して当該ダイに接近させて母材を挟むことにより前記母材を変形させる変形パンチとの間に挟んで変形させた母材のうち、前記ダイと前記変形パンチとの配列方向から見て前記ダイ側傾斜面と前記パンチ側傾斜面との間から突出している部分を、前記母材が突出している方向と直交しない角度から切除する端面切除工程を含み、前記端面切除工程では、前記変形パンチと隣接し且つ前記配列方向に沿って移動可能な切除パンチを配列方向に沿って前記変形パンチ側から前記ダイ側へ移動させて、前記突出している部分を切除することを特徴としている。
このような構成により、一つの工程において、母材を変形させる動作と、母材のうち、ダイ側傾斜面とパンチ側傾斜面との間から突出している部分を切除する動作とを行うことが可能となる。
これにより、変形させた母材の端部を切除する端面切除工程と、変形させた母材を平板状に戻す工程である平叩き工程との二つの工程を含む方法により、傾斜した端面を有する母材を成形することが可能となる。
このため、従来のような、母材を変形させる工程と、変形させた母材の端部を切除する工程と、変形させた母材を平板状に戻す工程と、の三つの工程を含む方法と比較して、傾斜端面成形金型の構造の複雑化や大型化を抑制することが可能となり、傾斜した端面を有する母材を成形する加工において、加工コストをより低減することが可能となる。
また、本発明の一態様に係るプレスシャフトの製造方法は、
湾曲した面である湾曲面および前記湾曲面と連続する勾配で傾斜した平面であるダイ側傾斜面を有するダイと当該ダイの前記湾曲面に対応する面および前記ダイ側傾斜面に対応する面であるパンチ側傾斜面を有して当該ダイに接近させて母材を挟むことにより前記母材を変形させる変形パンチとの間に挟んで変形させた母材のうち、前記ダイと前記変形パンチとの配列方向から見て前記ダイ側傾斜面と前記パンチ側傾斜面との間から突出している部分を、前記母材が突出している方向と直交しない角度から切除する端面切除工程と、前記端面切除工程において変形させた状態で前記突出している部分を切除した母材の変形部分を、前記ダイと前記変形パンチとの間に挟んで変形させる前の状態に戻す平叩き工程と、前記平叩き工程において前記変形部分を戻した母材を湾曲させて、この湾曲させた母材により円筒形状または略円筒形状の筒状部材(例えば、図11のプレスシャフト80)を形成する円筒状部材形成工程と、を含み、前記端面切除工程では、前記変形パンチと隣接し且つ前記配列方向に沿って移動可能な切除パンチを配列方向に沿って前記変形パンチ側から前記ダイ側へ移動させて、前記突出している部分を切除し、前記円筒状部材形成工程では、前記母材の前記配列方向と直交する二つの面のうち両端間の長さが短い短尺面(例えば、図10の短尺面72)が前記筒状部材の内径面を形成し且つ前記二つの面のうち両端間の長さが長い長尺面(例えば、図10の長尺面74)が筒状部材の外径面を形成するように母材を湾曲させることを特徴としている
このような構成により、端面切除工程において平面であるダイ側傾斜面とパンチ側傾斜面との間から突出している部分を、突出している方向と直交しない角度から切除することで傾斜した端面を形成するとともに、円筒状部材形成工程において長尺面よりも両端間の長さが短い短尺面が、筒状部材の円筒部分のうち周方向への長さが短い内径面を構成し、短尺面よりも両端間の長さが長い長尺面が、筒状部材の円筒部分のうち周方向への長さが長い外径面を構成することとなる。
これにより、周方向に沿って径方向の厚さが均一なプレスシャフトを製造することが可能となる。
このため、
傾斜端面成形金型の概略構成を示す図であり、傾斜端面成形金型の断面図である。 端面切除工程における傾斜端面成形金型の動作を示す図である。 端面切除工程における傾斜端面成形金型の動作を示す図である。 端面切除工程における傾斜端面成形金型の動作を示す図である。 端面切除工程における傾斜端面成形金型の動作を示す図である。 平叩き金型の概略構成を示す図であり、平叩き金型の断面図である。 平叩き工程における平叩き金型の動作を示す図である。 平叩き工程における平叩き金型の動作を示す図である。 平叩き工程における平叩き金型の動作を示す図である。 平板状の端面傾斜母材の構成を示す側面図である。 平板状の端面傾斜母材を使用して形成されたプレスシャフトの構成を示す側面図である。
以下、図面を用いて、本発明に係る母材の傾斜端面成形金型及び母材の傾斜端面成形方法の、実施の形態(実施形態)を説明する。
(第一実施形態)
(構成)
まず、図1を用いて、第一実施形態における、母材の傾斜端面成形金型(以下、「傾斜端面成形金型」と記載する場合がある)の構成について説明する。
図1は、傾斜端面成形金型1の概略構成を示す図であり、傾斜端面成形金型1の断面図である。
図1において、傾斜端面成形金型1は、搬送されてきた母材2に対し、傾斜した端面を成形するために、湾曲させた母材2の端部を切除するためのプレス加工を行なう構成となっている。なお、第一実施形態では、一例として、母材2が、SUS系材またはSECC系材等を材料として形成した金属製の板材である場合について説明する。また、第一実施形態では、母材2の搬送方向を、図1中における左側(上流側)から右側(下流側)とする。なお、母材2としては、金属板以外に、例えば、樹脂材料で形成された樹脂板を用いてもよい。
ここで、傾斜した端面とは、母材2のうち、母材2の板面に対して傾斜した端面であり、図1中では、母材2の左側及び右側の面である。また、母材2の板面とは、図1中では、母材2の上側の面(後述する変形パンチ24と対向する面)と、母材2の下側の面(後述するダイ22と対向する面)である。
また、図1中に示すように、傾斜端面成形金型1は、端面切除用上型ダイセット4と、パンチバッキングプレート6と、パンチプレート8と、ストリッパバッキングプレート10と、端面切除用ストリッパプレート12を備えている。これに加え、傾斜端面成形金型1は、端面切除用ストリッパスプリング14と、端面切除用下型ダイセット16と、端面切除用下型バッキングプレート18と、端面切除用ダイプレート20と、ダイ22と、変形パンチ24と、切除パンチ26を備えている。
端面切除用上型ダイセット4は、図外の駆動機構に連結されており、駆動機構が発生する駆動力を用いて、上下方向(図1中における上下方向)へ移動可能に形成されている。なお、駆動機構とは、例えば、モーターの回転運動を用いた機械式のものや、油等の液体に圧力を加えた液圧式のものがある。また、上下方向とは、母材2の厚さ方向と同一方向であり、これは、以下の説明においても同様である。
パンチバッキングプレート6は、図示しないボルト等を用いて、端面切除用上型ダイセット4の下面に取り付けられている。
パンチプレート8は、図示しないボルト等を用いて、パンチバッキングプレート6の下面に取り付けられている。第一スプリング配置孔8aと、パンチ配置孔28を有している。
第一スプリング配置孔8aは、パンチプレート8を上下方向に貫通する貫通孔である。
パンチ配置孔28は、パンチプレート8を上下方向に貫通する貫通孔である。なお、第一実施形態では、傾斜端面成形金型1の構成が、後述するように、二つのパンチ部材(上流側切除パンチ26a、下流側切除パンチ26b)により、切除パンチ26を形成している。このため、第一実施形態では、パンチプレート8の構成を、二箇所のパンチ配置孔28を有する構成とする。
なお、図1中及び以降の説明では、二箇所のパンチ配置孔28を、母材2の搬送方向下流側に形成した上流側パンチ配置孔28aと、母材2の搬送方向上流側に形成した下流側パンチ配置孔28bとして示す場合がある。
ストリッパバッキングプレート10は、パンチプレート8の下方に配置されており、図示しないボルト等を用いて、端面切除用ストリッパプレート12の上面に取り付けられている。
また、ストリッパバッキングプレート10は、第二スプリング配置孔10aと、第一パンチ挿通孔30を有している。
第二スプリング配置孔10aは、ストリッパバッキングプレート10を上下方向に貫通する貫通孔であり、上下方向から見て、第一パンチ挿通孔30よりも、後述する第二パンチ挿通孔12aから離れた位置に形成されている。
第一パンチ挿通孔30は、ストリッパバッキングプレート10を上下方向に貫通する貫通孔であり、上下方向から見て、後述する第二パンチ挿通孔12aの外周側の一部と重なるとともに、変形パンチ24の外周面に隣接する位置に形成されている。
ここで、第一実施形態では、図1中に示すように、ストリッパバッキングプレート10の構成を、二箇所の第一パンチ挿通孔30、具体的には、母材2の搬送方向上流側及び下流側(図1中では、左右両側)にそれぞれ形成した、二箇所の第一パンチ挿通孔30を有する構成とした場合について説明する。
なお、図1中及び以降の説明では、二箇所の第一パンチ挿通孔30を、母材2の搬送方向下流側に形成した上流側第一パンチ挿通孔30aと、母材2の搬送方向上流側に形成した下流側第一パンチ挿通孔30bとして示す場合がある。
端面切除用ストリッパプレート12は、ストリッパバッキングプレート10の下方に配置されており、第二パンチ挿通孔12aを有している。
また、端面切除用ストリッパプレート12は、端面切除用ストリッパスプリング14及び図示しない端面切除用ガイド部材を介して、パンチバッキングプレート6と、上下方向の距離を変化可能に接続されている。
第二パンチ挿通孔12aは、端面切除用ストリッパプレート12の中心付近及びその周辺を上下方向に貫通する貫通孔である。
また、端面切除用ストリッパプレート12の下面は、母材2の上面と対向している。
端面切除用ストリッパスプリング14は、例えば、コイルスプリングにより形成されており、その伸縮方向は、上下方向に向けられている。
また、端面切除用ストリッパスプリング14の最大長さは、後述するように、端面切除用上型ダイセット4を下降させて、変形パンチ24とダイ22との間に挟んだ母材2を湾曲させた直後の状態で、切除パンチ26の下端面が母材2に接触しない長さに設定されている。なお、図1中には、端面切除用ストリッパスプリング14が最大長さに伸長している状態を示している。
また、端面切除用ストリッパスプリング14の弾性力は、上記のように変形パンチ24とダイ22との間に挟んだ母材2を湾曲させた状態から、さらに端面切除用上型ダイセット4を下降させると、上記の最大長さから収縮する値に設定されている。
端面切除用ストリッパスプリング14の上端側は、第一スプリング配置孔8a内に配置されており、パンチバッキングプレート6の下面に着座している。
一方、端面切除用ストリッパスプリング14の下端側は、第二スプリング配置孔10a内に配置されており、端面切除用ストリッパプレート12の上面に着座している。
また、端面切除用ストリッパスプリング14の内径側に形成された空間内には、端面切除用ストリッパプレート12とパンチバッキングプレート6とを接続する、上述した端面切除用ガイド部材(図示せず)が挿通されている。
端面切除用下型ダイセット16は、図外の基台等に固定されており、第一下型貫通孔32を有している。
第一下型貫通孔32は、端面切除用下型ダイセット16を上下方向に貫通する貫通孔であり、上下方向から見て、第一パンチ挿通孔30と重なる位置に形成されている。
ここで、第一実施形態では、上述したように、ストリッパバッキングプレート10の構成が、母材2の搬送方向下流側に形成した上流側第一パンチ挿通孔30aと、母材2の搬送方向上流側に形成した下流側第一パンチ挿通孔30bを有する構成である。このため、第一実施形態では、端面切除用下型ダイセット16の構成を、二箇所の第一下型貫通孔32を有する構成とする。なお、図1中及び以降の説明では、二箇所の第一下型貫通孔32を、上下方向から見て上流側第一パンチ挿通孔30aと重なる位置に形成された上流側第一下型貫通孔32aと、上下方向から見て下流側第一パンチ挿通孔30bと重なる位置に形成された下流側第一下型貫通孔32bと示す場合がある。
端面切除用下型バッキングプレート18は、図示しないボルト等を用いて、端面切除用下型ダイセット16の上面に取り付けられており、第二下型貫通孔34を有している。
第二下型貫通孔34は、端面切除用下型バッキングプレート18を上下方向に貫通する貫通孔であり、端面切除用下型バッキングプレート18のうち、上下方向から見て、第一下型貫通孔32と重なる位置に形成されている。
ここで、第一実施形態では、上述したように、端面切除用下型ダイセット16の構成が、母材2の搬送方向下流側に形成した上流側第一下型貫通孔32aと、母材2の搬送方向上流側に形成した下流側第一下型貫通孔32bを有する構成である。このため、第一実施形態では、端面切除用下型バッキングプレート18の構成を、二箇所の第二下型貫通孔34を有する構成とする。なお、図1中及び以降の説明では、二箇所の第二下型貫通孔34を、上下方向から見て上流側第一下型貫通孔32aと重なる位置に形成された上流側第二下型貫通孔34aと、上下方向から見て下流側第一下型貫通孔32bと重なる位置に形成された下流側第二下型貫通孔34bと示す場合がある。
また、第二下型貫通孔34の内径は、第一下型貫通孔32の内径と同一または略同一の値に設定されている。
端面切除用ダイプレート20は、図示しないボルト等を用いて、端面切除用下型バッキングプレート18の上面に取り付けられており、ダイ配置孔20aを有している。
ダイ配置孔20aは、端面切除用ダイプレート20を上下方向に貫通する貫通孔であり、端面切除用ダイプレート20のうち、上下方向から見て、第二パンチ挿通孔12aと重なる位置に形成されている。
また、ダイ配置孔20aの内径は、第二パンチ挿通孔12aの内径以上の値に設定されている。
また、端面切除用ダイプレート20の上面は、母材2の下面と対向している。
すなわち、端面切除用ダイプレート20は、端面切除用ストリッパプレート12の下方に配置されており、母材2を間に挟んで、端面切除用ストリッパプレート12と対向している。
ダイ22は、母材2を載置する部材であり、ダイ配置孔20a内に配置されている。また、ダイ22は、曲げダイ部36と、切れ刀ダイ部38を備えている。
曲げダイ部36は、その下面が、図示しないボルト等を用いて、端面切除用下型バッキングプレート18の上面に取り付けられている。
また、曲げダイ部36は、その上面に、所定の曲率半径(R)で湾曲したダイ側湾曲面40を有している。なお、第一実施形態では、一例として、曲げダイ部36が、上方へ突出する曲率半径(R)で湾曲したダイ側湾曲面40を有している場合について説明する。これに伴い、第一実施形態では、ダイ22全体が、上方へ突出する形状に湾曲している。
ここで、ダイ側湾曲面40の曲率半径(R)は、母材2を所望の湾曲度合いで湾曲させるための値に設定する。なお、第一実施形態では、一例として、ダイ側湾曲面40の曲率半径(R)を、R=37.847とした場合について説明する。
切れ刀ダイ部38は、ダイ配置孔20a内において、曲げダイ部36と隣接して配置されており、その下面は、曲げダイ部36と同様、図示しないボルト等を用いて、端面切除用下型バッキングプレート18の上面に取り付けられている。なお、切れ刀ダイ部38は、端面切除用下型バッキングプレート18の上面に取り付けずに、曲げダイ部36に取り付けてもよい。
ここで、第一実施形態では、図1中に示すように、切れ刀ダイ部38の構成を、曲げダイ部36の両側、具体的には、母材2の搬送方向上流側及び下流側(図1中では、左右両側)にそれぞれ配置した、二つのブロックで形成されている構成とした場合について説明する。
なお、図1中及び以降の説明では、切れ刀ダイ部38を形成する二つのブロックを、曲げダイ部36よりも母材2の搬送方向上流側に配置した上流側切れ刀ダイ部38aと、曲げダイ部36よりも母材2の搬送方向下流側に配置した下流側切れ刀ダイ部38bとして示す場合がある。
また、切れ刀ダイ部38は、ダイ側湾曲面40と連続する勾配で傾斜した平面であるダイ側傾斜面42を有している。なお、第一実施形態では、一例として、ダイ側傾斜面42の傾斜(θ)を、θ=12.000[°]とした場合について説明する。なお、図1中及び以降の説明では、上流側切れ刀ダイ部38aが有するダイ側傾斜面42を、上流側ダイ側傾斜面42aとし、下流側切れ刀ダイ部38bが有するダイ側傾斜面42を、下流側ダイ側傾斜面42bとして示す場合がある。
したがって、切れ刀ダイ部38(上流側切れ刀ダイ部38a、下流側切れ刀ダイ部38b)の下面(端面切除用下型バッキングプレート18と対向する面)から上面(母材2の下面と対向する面)までの高さは、曲げダイ部36から離れるにつれて低くなっている。
また、切れ刀ダイ部38の、母材2の搬送方向に沿った長さ(図1中では、左右方向の長さ)は、傾斜した端面を成形した状態の母材2の展開寸法(母材2の搬送方向に沿った長さ寸法)に応じた値に設定する。これは、ダイ側湾曲面40の曲率半径(R)及びダイ側傾斜面42の傾斜(θ)と、曲げダイ部36の、母材2の搬送方向に沿った長さと、後述するパンチ側湾曲面44の曲率半径(R)に関連させて設定する値である。なお、第一実施形態では、一例として、傾斜した端面を成形した状態の母材2の展開寸法を、35.550[cm]とするために、上流側切れ刀ダイ部38a及び下流側切れ刀ダイ部38bの、母材2の搬送方向に沿った長さを、それぞれ、9.521[cm]とし、曲げダイ部36の、母材2の搬送方向に沿った長さを、15.738[cm]とした場合について説明する。
変形パンチ24は、ダイ22に対応して設けられており、第二パンチ挿通孔12a内において中心付近に配置されている。変形パンチ24の上面は、図示しないボルト等を用いて、ストリッパバッキングプレート10の下面に取り付けられている。
また、変形パンチ24は、パンチ側湾曲面44と、パンチ側傾斜面46を有している。
パンチ側湾曲面44は、ダイ側湾曲面40と対向する曲率半径で湾曲している。なお、第一実施形態では、一例として、パンチ側湾曲面44の曲率半径(R)を、R=38.832とした場合について説明する。
パンチ側傾斜面46は、パンチ側湾曲面44と連続する勾配で傾斜した平面である。すなわち、パンチ側傾斜面46は、切れ刀ダイ部38が有するダイ側傾斜面42と対応する面となる。
したがって、変形パンチ24をダイ22に近接させて、変形パンチ24とダイ22(曲げダイ部36及び切れ刀ダイ部38)との間に、平板状の母材2を挟んで(端面切除用上型ダイセット4の下降により)加圧すると、この加圧された母材2は、ダイ側湾曲面40の曲率半径及びパンチ側湾曲面44の曲率半径に応じて湾曲して変形することとなる。
すなわち、第一実施形態では、変形パンチ24の上面(ストリッパバッキングプレート10と対向する面)から下面(母材2の上面と対向する面)までの高さは、変形パンチ24の中心部から離れるにつれて高くなっている。
また、第一実施形態では、上述したように、切れ刀ダイ部38の構成が、上流側切れ刀ダイ部38aと下流側切れ刀ダイ部38bで形成されている構成である。このため、第一実施形態では、変形パンチ24の構成を、二箇所のパンチ側傾斜面46を有する構成とする。なお、図1中及び以降の説明では、二箇所のパンチ側傾斜面46を、パンチ側湾曲面44よりも母材2の搬送方向上流側に形成された上流側パンチ側傾斜面46aと、パンチ側湾曲面44よりも母材2の搬送方向下流側に形成された下流側パンチ側傾斜面46bとして示す場合がある。
切除パンチ26は、第一パンチ挿通孔30内において、上下方向へ移動可能に挿通されている。また、切除パンチ26の上面は、図示しないボルト等を用いて、パンチ配置孔28内において、パンチバッキングプレート6の下面に取り付けられている。
ここで、端面切除用ストリッパスプリング14の最大長さ及び弾性力は、それぞれ、上述した値に設定されている。
したがって、切除パンチ26は、ダイ22と変形パンチ24との配列方向に沿って、変形パンチ24側からダイ22側へ移動して、ダイ22と変形パンチ24との間に挟んでダイ側湾曲面40の曲率半径及びパンチ側湾曲面44の曲率半径に応じて湾曲させた母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との配列方向から見て、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を、母材2が突出している方向と直交しない角度から切除する構成となる。
また、第一実施形態では、上述したように、ストリッパバッキングプレート10の構成が、上流側第一パンチ挿通孔30aと下流側第一パンチ挿通孔30bを有する構成である。このため、第一実施形態では、切除パンチ26の構成を、変形パンチ24の両側、具体的には、母材2の搬送方向上流側及び下流側(図1中では、左右両側)にそれぞれ配置した、二つのパンチ部材で形成されている構成とした場合について説明する。
なお、図1中及び以降の説明では、切除パンチ26を形成する二つのパンチ部材を、変形パンチ24よりも母材2の搬送方向上流側に配置した上流側切除パンチ26aと、変形パンチ24よりも母材2の搬送方向下流側に配置した下流側切除パンチ26bとして示す場合がある。この場合、上流側切除パンチ26aは、上述した上流側第一パンチ挿通孔30a内に挿通されるパンチ部材であり、下流側切除パンチ26bは、上述した下流側第一パンチ挿通孔30b内に挿通されるパンチ部材である。
また、上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bは、それぞれ、第二パンチ挿通孔12a内において、変形パンチ24の外周側に隣接する位置に配置されて、第二パンチ挿通孔12a内に、上下方向へ移動可能に挿通されている。
ここで、第一実施形態では、一例として、上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bが、それぞれ、第二パンチ挿通孔12a内において、変形パンチ24と摺動可能に接触している場合について説明する。これに伴い、第一実施形態では、上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bと変形パンチ24との間に、それぞれ、グリース等の潤滑剤(図示せず)が配置(供給)されている場合について説明する。
(母材の傾斜端面成形方法)
次に、図1を参照しつつ、図2から図9を用いて、傾斜した端面を有する母材(以下、「端面傾斜母材」と記載する場合がある)を成形する工程と、傾斜した端面を有する平板状の母材を成形する工程について説明する。
端面傾斜母材を成形する際には、端面切除工程を含む、傾斜端面成形方法を用いる。
また、傾斜した端面を有する平板状の母材を成形する際には、端面切除工程の後工程として、平叩き工程を用いる。
端面切除工程は、ダイ側湾曲面40の曲率半径及びパンチ側湾曲面44の曲率半径に応じて湾曲させて変形させた母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との配列方向(図1中では上下方向)から見て、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を、母材2が突出している方向と直交しない角度から切除する工程であり、上述した傾斜端面成形金型1を用いて行う工程である。
また、平叩き工程は、端面切除工程において上記の突出部分を切除して、傾斜した端面を有し、さらに、湾曲した状態である母材2の変形度合いを、湾曲させて変形させる前の状態に戻して、傾斜した端面を有する湾曲した状態である母材2を平板状に戻す工程であり、後述する平叩き金型を用いて行う工程である。
(端面切除工程における傾斜端面成形金型の動作)
以下、図1を参照しつつ、図2から図5を用いて、端面切除工程における傾斜端面成形金型1の動作を説明する。
なお、以下の説明は、図1中に示すように、搬送方向(図1中では、左右方向)に沿った母材2の長さが、母材2の搬送方向に沿ったダイ配置孔20aの長さ未満であるとともに、母材2の搬送方向に沿った変形パンチ24の長さを超えている場合を前提として行う。
ここで、搬送方向に沿った母材2の長さは、例えば、母材2に傾斜している端面を形成するために切除する部分(仕上げ代)を確保するとともに、この切除する部分を確保することによる歩留り低下とのバランスを考慮して設定する。
端面切除工程では、まず、図1中に示すように、端面切除用上型ダイセット4が上昇しているとともに、端面切除用ストリッパスプリング14が最大長さに伸長しており、ダイ22と変形パンチ24との間に十分な隙間が形成されている状態で、ダイ22と変形パンチ24との間に、上述した長さの母材2を、前工程から搬送して配置する。なお、前工程とは、例えば、母材2を上述した長さに加工する工程である。また、母材2の搬送には、機械を用いても人力を用いてもよい。
ここで、第一実施形態では、ダイ22と変形パンチ24との間に母材2を配置する際の、母材2の位置を、一例として、搬送方向に沿った母材2の中心と、母材2の搬送方向に沿った曲げダイ部36の中心が上下方向から見て重なる位置とする。これにより、第一実施形態では、母材2のうち、曲げダイ部36と変形パンチ24との配列方向から見た、変形パンチ24と上流側切れ刀ダイ部38aとの間から突出している部分の長さと、変形パンチ24と下流側切れ刀ダイ部38bとの間から突出している部分の長さとを、同じ値とする。
上記のように、ダイ22と変形パンチ24との間に母材2を配置した後、図2中に示すように、端面切除用上型ダイセット4を下降させて、ストリッパバッキングプレート10及び変形パンチ24を下降させる。これにより、変形パンチ24をダイ22に近接させて、母材2をダイ22と変形パンチ24との間に挟んで湾曲させて変形させる。なお、図2は、端面切除工程における傾斜端面成形金型1の動作を示す図である。
母材2をダイ22と変形パンチ24との間に挟んで湾曲させて変形させた後、図3中に示すように、端面切除用上型ダイセット4をさらに下降させて、端面切除用ストリッパスプリング14を収縮させる。なお、図3は、端面切除工程における傾斜端面成形金型1の動作を示す図である。
これにより、第二パンチ挿通孔12a内において、上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bを、変形パンチ24と摺動させながら下降させて、ダイ22と変形パンチ24との配列方向に沿って変形パンチ24側からダイ22側へ移動(下降)させる。
そして、この移動(下降)させた上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bにより、母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との配列方向から見て、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を切除する。
このとき、母材2をダイ22と変形パンチ24との間に挟んで湾曲させた状態で、母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を切除する。すなわち、ダイ22と変形パンチ24との間に挟んで変形させた母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との配列方向から見て、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を、母材2が突出している方向と直交しない角度から切除する。
このため、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を切除した母材2の端面は、後述する平叩き工程で湾曲している母材2を平板状に戻した際に、母材2の傾斜した面となる。
母材2のうち、上流側切除パンチ26aにより切除された部分は、ダイ配置孔20aのうち上流側切れ刀ダイ部38aよりも母材2の搬送方向上流側の部分、上流側第二下型貫通孔34a、上流側第一下型貫通孔32aを介して、傾斜端面成形金型1の外部へ排出されて回収される。
また、母材2のうち、下流側切除パンチ26bにより切除された部分は、ダイ配置孔20aのうち下流側切れ刀ダイ部38bよりも母材2の搬送方向下流側の部分、下流側第二下型貫通孔34b、下流側第一下型貫通孔32bを介して、傾斜端面成形金型1の外部へ排出されて回収される。
母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との配列方向から見て、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を切除した後、図4中に示すように、端面切除用上型ダイセット4を上昇させて、収縮している端面切除用ストリッパスプリング14を伸長させる。なお、図4は、端面切除工程における傾斜端面成形金型1の動作を示す図である。
端面切除用上型ダイセット4の上昇中において、収縮している端面切除用ストリッパスプリング14が最大長さへ伸長するまでの間は、端面切除用上型ダイセット4の上昇に伴い、パンチバッキングプレート6、パンチプレート8及び上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bが上昇し、ストリッパバッキングプレート10及び端面切除用ストリッパプレート12は上昇しない。
このため、端面切除用上型ダイセット4の上昇中において、収縮している端面切除用ストリッパスプリング14が最大長さへ伸長するまでの間は、ダイ22と変形パンチ24との間に母材2が挟まれた状態のままで、上流側切除パンチ26a及び下流側切除パンチ26bが上昇する。
端面切除用上型ダイセット4が上昇を続けて端面切除用ストリッパスプリング14が最大長さまで伸長し、さらに、端面切除用上型ダイセット4が上昇すると、この端面切除用上型ダイセット4と共に、ストリッパバッキングプレート10及び端面切除用ストリッパプレート12が上昇する。
これにより、図5中に示すように、変形パンチ24が上昇して、ダイ22と変形パンチ24との間に、母材2を取り出し可能な隙間が形成される。そして、取り出した母材2は、端面切除工程の後工程である平叩き工程へ搬送される。なお、図5は、端面切除工程における傾斜端面成形金型1の動作を示す図である。
以上説明したように、端面切除工程は、ダイ側湾曲面40の曲率半径及びパンチ側湾曲面44の曲率半径に応じて湾曲させた母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との配列方向から見て、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を、母材2が突出している方向と直交しない角度から切除する工程である。
また、端面切除工程では、母材2を曲げダイ部36及び切れ刀ダイ部38と変形パンチ24との間に挟んで湾曲させ、さらに、切除パンチ26を、曲げダイ部36と変形パンチ24との配列方向に沿って変形パンチ24側からダイ22側へ移動させて、母材2のうちダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を切除する。
また、以上説明したように、第一実施形態では、傾斜端面成形金型1の構成を、ダイ(曲げダイ部36、切れ刀ダイ部38)及びパンチ(変形パンチ24、切除パンチ26)と、パンチ等の駆動機構を備えた構成とすることが可能であり、切除部材(切除パンチ26)の位置や姿勢調節する機構を必要とせずに、傾斜した端面を有する母材2(端面傾斜母材)を成形することが可能となる。
このため、傾斜端面成形金型1の構造が複雑化することを抑制することが可能となり、傾斜した端面を有する母材2(端面傾斜母材)を成形する加工において、加工コストをより低減するとともに、加工品の品質をより向上させることが可能となる。なお、加工品とは、上述したように、傾斜した端面を有する母材2(端面傾斜母材)である。
また、第一実施形態では、切除パンチ26を、上下方向(ダイ22と変形パンチ24との配列方向)に沿って移動させる構成であるため、母材2の位置決めが容易であり、母材2を切除する位置のずれを抑制して、加工品の品質をより向上させることが可能となる。
また、本発明では、切除パンチ26を、上下方向に沿って移動させる構成であり、カム等を用いて切除パンチの移動方向を傾斜させる構成ではないため、傾斜端面成形金型1の大型化を抑制することが可能であり、加工コストをより低減することが可能となる。
また、本発明では、切除パンチ26を、上下方向に沿って移動させる構成であるため、切除パンチ26やその周辺の構成に、偏磨耗が発生する可能性を低減することが可能となり、加工コストの増加や加工品の品質低下を抑制することが可能となる。
また、本発明では、ダイ22の構成を、ダイ側湾曲面40を有する曲げダイ部36と、ダイ側傾斜面42を有する切れ刀ダイ部38を備えた構成とし、変形パンチ24の構成を、パンチ側傾斜面46を有する構成としている。
このため、ダイ22及び変形パンチ24の構成が、共に、湾曲していない平面を有する構成となる。ここで、平面は、湾曲面と比較して、形成や状態の維持管理(手入れ等)が容易である。
したがって、本発明では、ダイ22及び変形パンチ24の構成が、湾曲面のみを有する場合と比較して、ダイ22及び変形パンチ24の形成が容易となるため、加工コストを低減することが可能となる。これに加え、ダイ22及び変形パンチ24の維持管理が容易となるため、傾斜端面成形金型1のメンテナンスコストを低減することが可能となる。
(平叩き金型の構成)
次に、図1から図5を参照しつつ、図6を用いて、第一実施形態における、平叩き工程を行う平叩き金型50の概略構成を説明する。
図6は、平叩き金型50の概略構成を示す図であり、平叩き金型50の断面図である。
図6において、平叩き金型50は、傾斜端面成形金型1で行われた端面切除工程により、傾斜している端面が形成されているとともに湾曲させた状態で搬送されてきた母材2を、平板状に戻すためのプレス加工を行なう構成となっている。
また、図6中に示すように、平叩き金型50は、平叩き用上型ダイセット52と、平叩き用ストリッパプレート54と、平叩き用ストリッパスプリング56と、平叩き用下型ダイセット58と、平叩き用下型バッキングプレート60と、平叩き用ダイプレート62を備えている。
平叩き用上型ダイセット52は、図外の駆動機構に連結されており、駆動機構が発生する駆動力を用いて、上下方向(図6中における上下方向)へ移動可能に形成されている。
平叩き用ストリッパプレート54は、平叩き用上型ダイセット52の下方に配置されている。
また、平叩き用ストリッパプレート54は、平叩き用ストリッパスプリング56及び図示しない平叩き用ガイド部材を介して、平叩き用上型ダイセット52と、上下方向の距離を変化可能に接続されている。
平叩き用ストリッパスプリング56は、コイルスプリングにより形成されており、その伸縮方向は、上下方向に向けられている。
また、平叩き用ストリッパスプリング56の弾性力は、後述するように、湾曲させた母材2を平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に挟んで保持した状態から、さらに平叩き用上型ダイセット52を下降させると、最大長さから収縮する値に設定されている。なお、図6中には、平叩き用ストリッパスプリング56が最大長さに伸長している状態を示している。
平叩き用ストリッパスプリング56の上端側は、平叩き用上型ダイセット52の下面に着座している。
一方、平叩き用ストリッパスプリング56の下端側は、平叩き用ストリッパプレート54の上面に着座している。
また、平叩き用ストリッパスプリング56の内径側に形成された空間内には、平叩き用上型ダイセット52と平叩き用ストリッパプレート54とを接続する、上述した平叩き用ガイド部材(図示せず)が挿通されている。
平叩き用下型ダイセット58は、図外の基台等に固定されている。
平叩き用下型バッキングプレート60は、図示しないボルト等を用いて、平叩き用下型ダイセット58の上面に取り付けられている。
平叩き用ダイプレート62は、図示しないボルト等を用いて、平叩き用下型バッキングプレート60の上面に取り付けられている。
(平叩き工程における平叩き金型の動作)
以下、図6を参照しつつ、図7から図9を用いて、平叩き工程における平叩き金型50の動作を説明する。
平叩き工程では、まず、図6中に示すように、平叩き用上型ダイセット52が上昇しているとともに、平叩き用ストリッパスプリング56が最大長さに伸長しており、平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に十分な隙間が形成されている状態で、平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に、上記の端面切除工程により、傾斜している端面が形成されているとともに湾曲させた状態で搬送されてきた母材2を配置する。なお、母材2の搬送には、機械を用いても人力を用いてもよい。
上記のように、平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に、湾曲している母材2を配置した後、図7中に示すように、平叩き用上型ダイセット52を下降させて、平叩き用ストリッパプレート54を下降させる。これにより、湾曲している母材2を平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に挟んで保持する。なお、図7は、平叩き工程における平叩き金型50の動作を示す図である。
湾曲している母材2を平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に挟んで保持した後、図8中に示すように、平叩き用上型ダイセット52をさらに下降させて、平叩き用ストリッパスプリング56を収縮させながら、平叩き用ストリッパプレート54を下降させる。なお、図8は、平叩き工程における平叩き金型50の動作を示す図である。
平叩き用ストリッパスプリング56を収縮させながら、平叩き用ストリッパプレート54を下降させると、平叩き用ストリッパプレート54は、湾曲している母材2へ、上方から押圧力を加えながら下降して、湾曲している母材2を上方から押圧する。これにより、端面切除工程において変形させた状態で突出している部分を切除した母材2の変形度合いを、ダイ22と変形パンチ24との間に挟んで変形させる前の状態に戻す。
そして、平叩き用ストリッパスプリング56を収縮させながら、平叩き用ストリッパプレート54の下降を継続すると、平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に挟まれている母材2が、上方から加わる押圧力により変形して平板状となり、平板状の端面傾斜母材が形成される。
湾曲して変形している母材2の変形度合いを戻して、平板状の端面傾斜母材を形成した後、平叩き用上型ダイセット52を上昇させて、収縮している平叩き用ストリッパスプリング56を最大長さまで伸長させる。そして、平叩き用上型ダイセット52が上昇を続けて平叩き用ストリッパスプリング56が最大長さまで伸長し、さらに、平叩き用上型ダイセット52が上昇すると、この平叩き用上型ダイセット52と共に、平叩き用ストリッパプレート54が上昇する。
平叩き用ストリッパプレート54が上昇して、図9中に示すように、平叩き用ストリッパプレート54と平叩き用ダイプレート62との間に、母材2を取り出し可能な隙間が形成されると、この隙間から、平板状とした母材2を取り出して、平叩き工程を終了する。なお、図9は、平叩き工程における平叩き金型50の動作を示す図である。
以上説明したように、第一実施形態では、端面切除工程、すなわち、一つの工程において、母材2を変形させる動作と、変形させた母材2のうち、ダイ22と変形パンチ24との間から突出している部分を切除する動作とを行う。
これにより、変形させた母材2の端部を切除する端面切除工程と、変形させた母材2を平板状に戻す工程である平叩き工程との二つの工程により、傾斜した端面を有する母材2(端面傾斜母材)を成形することが可能となる。
このため、母材2を変形させる工程と、変形させた母材2の端部を切除する工程と、変形させた母材2を平板状に戻す工程の、三つの工程を含む方法と比較して、傾斜端面成形金型1の構造の複雑化や大型化を抑制することが可能となり、傾斜した端面を有する母材2(端面傾斜母材)を成形する加工において、加工コストをより低減することが可能となる。
(平板状の端面傾斜母材の使用例)
以下、図1から図9を参照しつつ、図10及び図11を用いて、上述した端面切除工程及び平叩き工程により形成した平板状の端面傾斜母材の使用例を説明する。
図10中に示すように、上述した端面切除工程及び平叩き工程により形成した平板状の端面傾斜母材70は、両端面が傾斜しているため、両端間の長さが短い短尺面72と、短尺面72よりも両端間の長さが長い長尺面74を有する構成となる。なお、図10は、平板状の端面傾斜母材70の構成を示す側面図である。
そして、図10中に示す端面傾斜母材70は、例えば、図11中に示すような、円筒形状の部品、すなわち、プレスシャフト80の材料として使用される。なお、図11は、平板状の端面傾斜母材70を使用して形成されたプレスシャフト80の構成を示す側面図である。また、プレスシャフト80は、例えば、ファクシミリ(FAX:facsimile)が備える紙送り機構(paper handling mechanism)に適用されるものである。
ここで、図10中に示す端面傾斜母材70から図11中に示すプレスシャフト80を形成する際には、円筒状部材形成工程を含むプレスシャフトの製造方法を用いる。
(円筒状部材形成工程)
以下、円筒状部材形成工程について説明する。
円筒状部材形成工程は、上記の平叩き工程において変形度合いを戻した平板状の母材2を湾曲させて、この湾曲させた母材2により円筒形状または略円筒形状の筒状部材であるプレスシャフト80を形成する工程である。
具体的には、変形度合いを戻した平板状の端面傾斜母材70を、例えば、複数回に分けて湾曲させることにより、短尺面72が円筒の内径面を構成し、長尺面74が円筒の外径面を構成するように、端面傾斜母材70の両端面を接触させる工程である。
以上説明したように、第一実施形態では、長尺面74よりも両端間の長さが短い短尺面72が、円筒のうち周方向への長さが短い内径面を構成し、短尺面72よりも両端間の長さが長い長尺面74が、円筒のうち周方向への長さが長い外径面を構成することとなる。
これにより、傾斜した端面を有する母材2を湾曲させる工程により、周方向に沿って、径方向の厚さが均一なプレスシャフト80を製造することが可能となる。
(変形例)
第一実施形態においては、ダイ22の構成を、曲げダイ部36と、切れ刀ダイ部38(上流側切れ刀ダイ部38a、下流側切れ刀ダイ部38b)を備える構成としたが、これに限定するものではなく、ダイ22の構成を、ダイ側湾曲面40及びダイ側傾斜面42を有する一つのブロックで形成した構成としてもよい。
また、第一実施形態においては、ダイ22が備える切れ刀ダイ部38の構成を、二つのブロック、すなわち、上流側切れ刀ダイ部38aと、下流側切れ刀ダイ部38bから形成されている構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、母材2の両端面のうち一方のみを傾斜した端面を成形すればよい場合は、切れ刀ダイ部38の構成を、一つのブロック、すなわち、上流側切れ刀ダイ部38aまたは下流側切れ刀ダイ部38bのみから形成されている構成としてもよい。
また、第一実施形態においては、ダイ22全体が、上方へ突出する形状に湾曲しており、変形パンチ24の上面から下面までの高さが、変形パンチ24の中心部から離れるにつれて高くなっている構成としたが、これに限定するものではない。すなわち、変形パンチ24全体が、下方へ突出する形状に湾曲しており、ダイ22の上面(母材2の下面と対向する面)から下面(端面切除用下型バッキングプレート18と対向する面)までの高さが、ダイ22の中心部から離れるにつれて高くなっている構成としてもよい。
1 傾斜端面成形金型、2 母材、4 端面切除用上型ダイセット、6 パンチバッキングプレート、8 パンチプレート、8a 第一スプリング配置孔、10 ストリッパバッキングプレート、10a 第二スプリング配置孔、12 端面切除用ストリッパプレート、12a 第二パンチ挿通孔、14 端面切除用ストリッパスプリング、16 端面切除用下型ダイセット、18 端面切除用下型バッキングプレート、20 端面切除用ダイプレート、20a ダイ配置孔、22 ダイ、24 変形パンチ、26 切除パンチ、26a 上流側切除パンチ、26b 下流側切除パンチ、28 パンチ配置孔、28a 上流側パンチ配置孔、28b 下流側パンチ配置孔、30 第一パンチ挿通孔、30a 上流側第一パンチ挿通孔、30b 下流側第一パンチ挿通孔、32 第一下型貫通孔、32a 上流側第一下型貫通孔、32b 下流側第一下型貫通孔、34 第二下型貫通孔、34a 上流側第二下型貫通孔、34b 下流側第二下型貫通孔、36 曲げダイ部、38 切れ刀ダイ部、38a 上流側切れ刀ダイ部、38b 下流側切れ刀ダイ部、40 ダイ側湾曲面、42 ダイ側傾斜面、42a 上流側ダイ側傾斜面、42b 下流側ダイ側傾斜面、44 パンチ側湾曲面、46 パンチ側傾斜面、46a 上流側パンチ側傾斜面、46b 下流側パンチ側傾斜面、50 平叩き金型、52 平叩き用上型ダイセット、54 平叩き用ストリッパプレート、56 平叩き用ストリッパスプリング、58 平叩き用下型ダイセット、60 平叩き用下型バッキングプレート、62 平叩き用ダイプレート、70 端面傾斜母材、72 短尺面、74 長尺面、80 プレスシャフト

Claims (1)

  1. 湾曲した面である湾曲面および前記湾曲面と連続する勾配で傾斜した平面であるダイ側傾斜面を有するダイと、当該ダイの前記湾曲面に対応する面および前記ダイ側傾斜面に対応する面であるパンチ側傾斜面を有して当該ダイに接近させて母材を挟むことにより前記母材を変形させる変形パンチと、の間に挟んで変形させた母材のうち、前記ダイと前記変形パンチとの配列方向から見て前記ダイ側傾斜面と前記パンチ側傾斜面との間から突出している部分を、前記母材が突出している方向と直交しない角度から切除する端面切除工程と、
    前記端面切除工程において変形させた状態で前記突出している部分を切除した母材の変形部分を、前記ダイと前記変形パンチとの間に挟んで変形させる前の状態に戻す平叩き工程と、
    前記平叩き工程において前記変形部分を戻した母材を湾曲させて、この湾曲させた母材により円筒形状または略円筒形状の筒状部材を形成する円筒状部材形成工程と、を含み、
    前記端面切除工程では、前記変形パンチと隣接し且つ前記配列方向に沿って移動可能な切除パンチを配列方向に沿って前記変形パンチ側から前記ダイ側へ移動させて、前記突出している部分を切除し、
    前記円筒状部材形成工程では、前記母材の前記配列方向と直交する二つの面のうち両端間の長さが短い短尺面が前記筒状部材の内径面を形成し且つ前記二つの面のうち両端間の長さが長い長尺面が筒状部材の外径面を形成するように母材を湾曲させることを特徴とするプレスシャフトの製造方法。
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