JP5342987B2 - コンクリート表面検査装置 - Google Patents
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Description
コンクリート表面(3)を照明する複数のライト(4A,4B)と、
該複数のライト(4A,4B)を選択的に点灯させる点灯制御部(8)と、
該ライト(4)により照明されるコンクリート表面(3)を撮影するカメラ(5)と、
該カメラ(5)からの画像データを順次二値化処理する二値化処理部(6)と、
前記二値化処理した複数の画像データであって、コンクリート表面(3)の所定の領域(A)に関する複数の画像データ(例えば、図2(a) 及び(b) に示す2枚の画像データ)の差分画像(同図(c) 参照)を生成する差分画像生成部(7)と、を備えたことを特徴とする。
前記ライト制御部(8)によって異種の複数のライトを選択的に点灯させてひび割れを検出し、該ライト制御部(8)によって同種の複数のライトを選択的に点灯させて段差を検出するように構成されたことを特徴とする。
・ コンクリート表面3を照明する複数のライト4A,4Bと、
・ 該複数のライト4A,4Bを選択的に点灯させる点灯制御部8と、
・ 該ライト4により照明されるコンクリート表面3を撮影するカメラ5と、
・ 該カメラ5からの画像データを順次二値化処理する二値化処理部6と、
・ 前記二値化処理した複数の画像データであって、コンクリート表面3の所定の領域(例えば、符号A参照)に関する複数の画像データの差分画像を生成する差分画像生成部7と、
を備えたことを特徴とする。このうちの点灯制御部8としては、
・ 手動でライト4A,4Bの切り換えを行うスイッチ
・ カメラ5のシャッターに同期して自動で点灯切り換えを行うような制御ユニット
などを挙げることができる。
に示すように、欠陥部分の影3bのみが抽出され、欠陥部分の存在を簡単に知ることができる。本発明によれば、差分画像を利用しているので、様々な汚れが付着しているコンクリート表面であっても、ひび割れ等の存在を簡単に知ることができる。また、二値化処理等を利用しているだけなので、フラクタル理論を利用するような装置に比べて構造は簡単であり、コストも低く抑えることができる。
・ 自動車等のような自走式のもの
・ 外部電源からの電気の供給を受けて駆動される台車
・ 人力で移動される台車
などを挙げることができる。残りの二値化処理部6や差分画像生成部7や点灯制御部8は、移動装置2に搭載しておいても、搭載しておかなくても良い。このような移動装置2によって移動しながら撮影するようにした場合には、差分画像上で見つけたひび割れ等がコンクリート表面上のどの位置にあるか(例えば、該ひび割れ等が実際のトンネルのどの部分にあるか)を知る必要があるが、該ひび割れ等が映っている写真が何枚目に撮影されたものであるか等の情報や、他の公知技術に基づいて知るようにすると良い。
・ コンクリート表面3に沿う位置(つまり、コンクリート表面3と各ライトとの距離がほぼ等しくなる位置)であって、
・ しかも、前記カメラ5を囲むような位置(例えば、図3(b) に符号14A,14B,14C,14Dに示すように、カメラ5の上下左右の4つの位置)に、
配置しても良い。その場合、前記点灯制御部8が、これらの複数のライト14A,14B,14C,14Dを順番に(例えば、例えば、矢印に示す順番で)点灯するように構成しておくと良い。そのようにした場合には、ひび割れ等の方向が縦横斜めのどの方向であったとしても該ひび割れ等に影が出来、差分画像からひび割れ等の有無を検出することができる。
・ 一方のライトだけを点灯した状態でのカメラ5による撮影
・ 他方のライトだけを点灯した状態でのカメラ5による撮影
・ 各撮影画像の二値化処理
・ 該二値化処理した画像の差分画像生成
を実施することでひび割れを精度良く検出することができる。つまり、色温度が違うライトの使用は、段差の検出よりもひび割れの検出に向いている。
・ 一方のライトだけを点灯した状態でのカメラ5による撮影
・ 他方のライトだけを点灯した状態でのカメラ5による撮影
・ 各撮影画像の二値化処理
・ 該二値化処理した画像の差分画像生成
を実施することで段差を精度良く検出することができる。つまり、色温度が略同じであるライトの使用は、ひび割れよりも段差の検出に向いている。
・ 所定の間隔で静止画像を得るデジタルカメラであっても、
・ 或いは、動画像を得るビデオカメラであっても、
どちらでも良い。
2 移動装置
3 コンクリート表面
4A,4B ライト
14A,14B,14C,14D ライト
5 カメラ
6 二値化処理部
7 差分画像生成部
8 点灯制御部
Claims (9)
- コンクリート表面を撮影した画像を利用して該表面の検査を行うコンクリート表面検査装置において、
コンクリート表面を照明する複数のライトと、
該複数のライトを選択的に点灯させる点灯制御部と、
該ライトにより照明されるコンクリート表面を撮影するカメラと、
該カメラからの画像データを順次二値化処理する二値化処理部と、
前記二値化処理した複数の画像データであって、コンクリート表面の所定の領域に関する複数の画像データの差分画像を生成する差分画像生成部と、
を備えたことを特徴とするコンクリート表面検査装置。 - 前記複数のライトは、コンクリート表面に沿うと共に前記カメラを囲むように配置されてなる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート表面検査装置。 - 前記点灯制御部は、前記複数のライトを順番に点灯するように構成された、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンクリート表面検査装置。 - 少なくとも前記ライト及び前記カメラを搭載して移動する移動装置、
を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンクリート表面検査装置。 - 前記複数のライトは、色温度が異なる異種のライトである、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンクリート表面検査装置。 - 前記複数のライトの内の一つはハロゲンランプであり、前記複数のライトの内の一つはLEDランプである、
ことを特徴とする請求項5に記載のコンクリート表面検査装置。 - 前記複数のライトは、色温度が略同じの同種のライトである、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンクリート表面検査装置。 - 前記複数のライトは、ハロゲンランプ又はLEDランプである、
ことを特徴とする請求項7に記載のコンクリート表面検査装置。 - 前記複数のライトは、色温度が異なる異種の複数のライト、及び色温度が略同じの同種の複数のライトが混在されてなり、
前記ライト制御部によって異種の複数のライトを選択的に点灯させてひび割れを検出し、該ライト制御部によって同種の複数のライトを選択的に点灯させて段差を検出するように構成された、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンクリート表面検査装置。
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