JP5341814B2 - 無線通信正否判定システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信端末と通信マスタとが無線により通信を行う無線通信正否判定システムに関する。
従来、多くの車両には、IDコードを無線により送信する電子キーによってID照合を実行する電子キーシステム(特許文献1等参照)が搭載されている。この種の電子キーシステムには、車両から送信されたリクエストを電子キーが受信すると、これに応答する形で電子キーがIDコードを車両に自動返信して、ID照合を実行させるキー操作フリーシステムがある。キー操作フリーシステムは、車外でID照合が成立するとドアロック施解錠が許可又は実行され、車内でID照合が実行するとエンジン始動操作が許可される。
特開2005−262915号公報 特開2001−342758号公報
ところで、このような電子キーシステムでは、ユーザの意志によらないところでID照合成立を謀る不正行為として、中継器を使った不正行為(中継器使用不正行為:特許文献2等参照)というものがある。中継器使用不正行為は、例えば電子キーが車両から遠い場所に位置する際に、この電子キーを複数の中継器によって車両と繋いで電波を中継し、これら2者間の通信を成立させる行為である。よって、ユーザが気付かないところでID照合が成立されてしまうので、盗難行為者によって勝手にドア解錠やエンジンが始動されてしまう問題があった。
本発明の目的は、中継器を使用した無線通信の不正成立を生じ難くすることができる無線通信正否判定システムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、通信マスタからの問い合せに対して通信端末が当該通信マスタに応答を返して、前記通信マスタ及び前記通信端末が双方向通信を行う無線通信正否判定システムにおいて、一通信過程時に前記通信マスタが電波を複数送信する際、送信強度を変えてそれぞれの電波を送信させる送信実行手段と、前記通信マスタからの電波を前記通信端末が受信した際、この受信電波の受信強度を前記通信端末において算出する受信強度算出手段と、前記受信強度算出手段が算出した受信強度を基に、通信が正規通信か否かを判定する通信判定手段と、前記通信マスタに設けられ、前記通信マスタが前記一通信過程において前記通信端末に電波を送信する際、当該電波に送信強度情報を付加して該電波を送信させる送信強度通知手段とを備え、前記通信判定手段は、前記通信端末に設けられ、前記通信マスタから受信した複数の前記電波が、前記送信強度情報に応じた値をとるか否かを確認することにより、前記判定を前記通信端末において実行することを要旨とする。
この構成によれば、一通信の課程において、通信マスタから複数の電波をそれぞれ送信強度を切り換えて送信する。通信マスタからのそれぞれの電波を通信端末が受信すると、通信端末において各電波の受信強度が算出される。そして、各電波の受信強度の値を基に、通信マスタ及び通信端末の双方向通信が、正規通信であるのか或いは不正通信であるのかが判定される。
ところで、不正通信の一種には、通信マスタから遠く離れた通信端末を中継器によって繋いで、双方向通信を不正に成立させてしまう行為がある。しかし、中継器には、データ内容は中継できても、電波強度までは中継できない実情がある。よって、中継器を経由した双方向通信の場合、電子キーは通信マスタからどの電波を受信しても、同じ受信強度で受信する。つまり、通信マスタから異なる送信強度で送信された電波を通信端末が受信した際、これら受信強度が送信強度に応じた値をとれば、正規通信であることが分かり、逆にこれら電波の受信強度が同じ値をとれば、不正通信であることが分かる。
よって、本構成のように、通信端末から送信強度を変えて複数の電波を送信し、これら電波の通信端末における受信強度を確認すれば、現在実行中の通信が正規通信と不正通信とのどちらであるのかを判定することが可能となる。よって、通信が不正通信であると認識した際には、通信を停止や無効にすれば通信がその時点で停止されるので、通信を不正成立させずに済む。
この構成によれば、無線通信の正否認証を通信端末側で行うので、不正通信の際には、通信端末に応答の通信を実行させずに済む。よって、通信端末の電源を省電力化することが可能となる。
本発明では、前記通信端末に設けられ、前記受信強度算出手段が算出した受信強度を基に、前記通信マスタの次電波送信時の送信強度を設定する送信強度指定手段と、前記通信端末に設けられ、前記通信端末が前記一通信過程時において前記通信マスタに電波を返信する際、前記送信強度指定手段が設定した次電波送信強度情報を前記通信マスタに通知する次電波送信強度通知手段とを備え、前記送信実行手段は、前記次電波送信強度情報に基づく送信強度によって、前記通信マスタに次送信を実行させることを要旨とする。
この構成によれば、通信マスタが一電波の送信後に出力する次電波の送信強度を、通信端末側で設定することが可能となる。よって、次電波の送信強度設定の処理を通信マスタに課さずに済むので、通信マスタの処理負荷を軽減することが可能となる。
本発明では、前記通信端末に設けられ、前記通信端末が前記一通信過程時において前記通信マスタに電波を返信する際、前記受信強度算出手段が算出した前記受信強度を受信強度情報として前記通信マスタに送信する受信強度通知手段と、前記通信マスタに設けられ、前記受信強度通知手段から取得した前記受信強度情報を基に、前記通信マスタの次電波送信時における送信強度を設定する次電波送信強度指定手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、通信マスタが一電波の送信後に出力する次電波の送信強度を、通信マスタ側で設定することが可能となる。よって、次電波の送信強度設定の動作を通信端末に課さずに済むので、通信端末の処理負荷を軽減することが可能となる。
本発明によれば、中継器を使用した無線通信の不正成立を生じ難くすることができる。
第1実施形態における通信不正成立防止システムの構成を示すブロック図。 スマート通信の通信シーケンスを示すタイミングチャート。 中継器を使用した不正通信の概要を示す説明図。 スマート通信が正規通信のときの通信遷移図。 スマート通信が不正通信のときの通信遷移図。 第2実施形態における通信不正成立防止システムの構成を示すブロック図。 スマート通信が正規通信のときの通信遷移図。 スマート通信が不正通信のときの通信遷移図。 第3実施形態における通信不正成立防止システムの構成を示すブロック図。 スマート通信が正規通信のときの通信遷移図。 スマート通信が不正通信のときの通信遷移図。 第4実施形態における通信不正成立防止システムの構成を示すブロック図。 スマート通信が正規通信のときの通信遷移図。 スマート通信が不正通信のときの通信遷移図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した通信不正成立防止システムの第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両1からから電子キー2に無線による問い合せ(リクエスト信号Srq)を送信して、この問い合せに対する電子キー2の応答(ID信号Sid)によりID照合を行うキー操作フリーシステム3が搭載されている。キー操作フリーシステム3には、車外でID照合が成立するとドアロック施解錠が許可又は実行されるエントリー機能と、車内でID照合が成立すると車内のエンジンスイッチ4による車両1の電源遷移操作及びエンジン始動操作が許可されるエンジン始動機能とがある。なお、電子キー2が通信端末に相当し、リクエスト信号Srqが問い合せに相当し、ID信号Sidが応答に相当する。
この場合、車両1には、電子キー2との間でID照合を実行するキー照合装置5と、ドアロック動作を管理するドアロック装置6と、エンジンの動作を管理するエンジン始動装置7とが設けられ、これらが車内バス8によって接続されている。キー照合装置5には、キー照合装置5のコントロールユニットとして照合ECU(Electronic Control Unit)9が設けられている。照合ECU9のメモリ(図示略)には、車両1と組みをなす電子キー2のIDコードが登録されている。なお、照合ECU9が通信マスタに相当する。
照合ECU9には、車外にLF(Low Frequency)帯の電波を発信する車外発信機10と、車内にLF帯の電波を発信する車内発信機11と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する車両チューナ12とが接続されている。車外発信機10及び車内発信機11は、電子キー2へのID返信要求としてリクエスト信号SrqをLF帯の電波によって送信し、いわゆるスマート通信の成立可否を試みる。
一方、電子キー2には、電子キー2の動作を統括制御するキー制御部13が設けられている。キー制御部13のメモリ(図示略)には、キー固有のIDとしてIDコードが登録されている。キー制御部13には、LF帯の電波を受信可能なLF受信機14と、UHF帯の電波を送信可能なUHF送信機15とが接続されている。
図2に示すように、車両駐車時、車外発信機10からウェイク信号16が断続的に送信され、このウェイク信号16を電子キー2が受信して車外のスマート通信(車外通信)が確立すると、電子キー2からアック信号17が返信される。照合ECU9は、ウェイク信号16の送信後にアック信号17を受信すると、続いてビークルID18を送信する。ビークルID18は、車両1の固有IDである。電子キー2は、ビークルID18を受信するとビークルID照合を行い、ビークルID照合が成立することを確認すると、アック信号19を再度返信する。
照合ECU9は、ビークルID18の送信後にアック信号19を受信すると、続いてチャレンジ20を送信する。チャレンジ20には、チャレンジコードとキー番号とが含まれる。電子キー2は、チャレンジ20を受信すると、まずはキー番号照合を行い、この照合が成立することを確認すると、チャレンジコードを自身の暗号鍵に通してレスポンスコードを演算する。そして、電子キー2は、このレスポンスコードとIDコードとを含むレスポンス21を送信する。
照合ECU9は、チャレンジ20を電子キー2に送信する際、自身も自らの暗号鍵にチャレンジコードを通してレスポンスコードを演算する。照合ECU9は、電子キー2からレスポンス21を受信すると、レスポンスコードの正否を確認するレスポンス照合と、電子キー2のIDコードの正否を確認するIDコード照合とを行う。照合ECU9は、両照合が成立したことを確認すると、スマート照合(車外照合)を成立として処理し、ドアロック装置6によるドアロック施解錠を許可又は実行する。
また、運転者が乗車したことが例えばカーテシスイッチ等により検出されると、車外発信機10に代えて今度は車内発信機11からウェイク信号16の送信が開始されて、車内のスマート通信(車内通信)が実行される。そして、車外照合と同様の手順で車内のスマート照合(車内照合)の成立可否が確認され、車内照合の成立が確認されると、エンジン始動装置7による電源遷移操作及びエンジン始動操作が許可される。
本例の場合、図1に示すように、キー操作フリーシステム3には、図3に示す中継器22を使用したスマート通信の不正成立を防止する通信不正成立防止システム23設けられている。中継器22を使用した不正通信成立とは、電子キー2を所持したユーザが車両1から遠く離れている際に、盗難行為を試みる第三者が、中継器22によって電波を中継して、スマート通信を不正に成立させる行為である。本例の通信不正成立防止システム23は、この中継器22を使用した不正通信成立を防止するためのものである。
ところで、この種の中継器22では、データ内容を中継できるものの、電波強度まで中継(コピー)することはできない現状がある。よって、電子キー2において電波の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)を確認すれば、スマート通信が電子キー2を経由した正規通信なのか、或いは中継器22を使用した不正通信なのかが分かる。このため、本例の通信不正成立防止システム23は、電子キー2における電波の受信信号強度RSSIを確認することにより、スマート通信の通信正否判定を実行する。
この場合、図1に示すように、照合ECU9には、スマート通信時において車両1が電子キー2に各種電波(以降、まとめてLF電波24と記す)を送信する際に、このLF電波24を異なる送信強度で送信させる送信処理部25が設けられている。本例の場合、スマート通信において最初に送信される電波を第1LF電波24a(図4参照)と記す)とし、次に送信される電波を第2LF電波24bとする。送信処理部25は、LF電波24a,24bの送信強度を任意に切り換える。なお、LF電波24は、前述したウェイク信号16、ビークルID18、チャレンジ20のいずれでもよい。なお、送信処理部25が送信実行手段に相当する。
一方、電子キー2のキー制御部13には、電子キー2における受信電波のRSSIを算出する受信強度算出部26が設けられている。受信強度算出部26は、LF受信機14で電波を受信した際、受信電波の振幅を検出することによってRSSIを算出する。受信強度算出部26は、第1LF電波24aや第2LF電波24bを受信すると、各電波24a,24bのRSSIを算出する。なお、電子キー2には、受信電波のRSSIを算出する機能が予め設けられ、本例の場合、この機能を利用して受信電波のRSSIを検出する。また、受信強度算出部26は、受信強度差算出手段に相当する。
また、キー制御部13には、受信強度算出部26が算出したRSSIを車両1に通知する受信強度通知部27が設けられている。受信強度通知部27は、電子キー2が車両1の問い合せに応答して各種電波(以降、まとめてUHF電波28と記す)を送信する際に、UHF電波28の主データ29の他に、受信電波の受信信号強度(RSSI)を表すデータとして受信強度情報30をUHF電波28に乗せる。なお、UHF電波28は、前述したアック信号17,19、レスポンス21のいずれでもよい。また、受信強度通知部27は、受信強度通知手段に相当する。
本例の場合、図4に示すように、電子キー2が第1LF電波24aを受信すると、これに対する応答として第1UHF電波28aを車両1に返信する。第1UHF電波28aには、第1UHF電波28aの主データ29aと、第1LF電波24aの受信強度情報30(第1LF電波受信強度情報30a)とが含まれる。また、電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、これに対する応答として第2UHF電波28bを車両1に返信する。第2UHF電波28bには、第2UHF電波28bの主データ29bと、第2LF電波24bの受信強度情報30(第2LF電波受信強度情報30b)とが含まれる。
照合ECU9には、電子キー2から取得した受信強度情報30a,30bを基に、実行中のスマート通信が正規通信か否かを判定する通信正否判定部31が設けられている。通信正否判定部31は、受信強度情報30a,30bを比較し、これらが異なる値をとれば、スマート通信が正規通信であると認識する。一方、通信正否判定部31は、これら受信強度情報30a,30bが同じ値をとれば、スマート通信が不正通信であると認識する。なお、通信正否判定部31が通信判定手段に相当する。
次に、本例の通信不正成立防止システム23の動作を図4及び図5に従って説明する。
まず、図4に示すように、車両1が電子キー2と正規のスマート通信を実行する場合を想定する。照合ECU9は、スマート通信時において、最初に第1LF電波24aを送信する。このとき、送信処理部25は、第1LF電波24aをV1の送信強度で送信させる。なお、V1は、毎回同じ値をとってもよいし、送信の度に値が変わるものでもよい。
電子キー2が第1LF電波24aを受信すると、受信強度算出部26は、第1LF電波24aのRSSIを算出する。このとき、受信強度算出部26は、受信強度がV1であることを確認する。そして、電子キー2が第1LF電波24aの応答として第1UHF電波28aを返信する際、受信強度通知部27は、第1LF電波24aのRSSIがV1であることを通知する第1LF電波受信強度情報30aを、第1UHF電波28aに乗せて送信させる。
送信処理部25は、第1LF電波24aを送信した後の所定時間内に第1UHF電波28aを受信できたことを確認すると、今度は送信強度を切り換えて、第2LF電波24bを送信させる。このとき、送信処理部25は、第2LF電波24bをV2(>V1)の送信強度で送信させる。なお、V2は、毎回同じ値をとってもよいし、送信の度に値が変わるものでもよい。
電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、受信強度算出部26は、第2LF電波24bの受信強度を算出する。このとき、受信強度算出部26は、受信強度がV2であることを確認する。そして、電子キー2が第2LF電波24bの応答として第2UHF電波28bを返信する際、受信強度通知部27は、第2LF電波24bのRSSIがV2であることを通知する第2LF電波受信強度情報30bを、第2UHF電波28bに乗せて送信させる。
車両1が第2UHF電波28bを受信すると、通信正否判定部31は、受信強度情報30a,30bを比較して、スマート通信が正規通信か否かを判定する。ここでは、正規スマート通信を想定しているので、第1LF電波24aと第2LF電波24bとは、それぞれ異なる送信強度で電子キー2に至り、結果として受信強度情報30a,30bが互いに異なる値をとる。よって、通信正否判定部31は、受信強度情報30a,30bが異なる値をとることを確認するので、スマート通信を正規通信として処理する。
続いて、図5に示すように、スマート通信が中継器22によって不正に成立させられた場合を想定する。ところで、中継器22の特性として、データ内容は中継できるものの、信号強度までは中継できないことは前述した。このため、中継器22は、第1LF電波24aを電子キー2に中継する際、車両1から送信強度V1で送信された第1LF電波24aを、例えば一定値Vx(>V2)の信号強度で電子キー2に送信することになる。
電子キー2は、中継器22を経由した第1LF電波24aを、送信強度がVxの電波として受信する。このとき、受信強度算出部26は、第1LF電波24aのRSSIをVxとして算出する。そして、電子キー2が第1LF電波24aの応答として第1UHF電波28aを車両1に返信する際、受信強度通知部27は、第1LF電波24aのRSSIがVxであることを通知する第1LF電波受信強度情報30cを、第1UHF電波28aに乗せて送信させる。この第1UHF電波28aは、中継器22を経由して車両1に到達する。
送信処理部25は、第1LF電波24aの応答として所定時間内に第1UHF電波28aを受信すると、今度は第2LF電波24bをV2の送信強度で送信させる。このとき、第2LF電波24bも中継器22によって電子キー2に中継されることになるが、中継器22は送信強度を中継することができないため、第2LF電波24bをこのときも一定値Vxの送信強度で電子キー2に中継する。
電子キー2は、中継器22を経由した第2LF電波24bを、送信強度がVxの電波として受信する。つまり、電子キー2は、第1LF電波24aを受信したときと同じRSSIで第2LF電波24bを受信する。そして、電子キー2が第2LF電波24bの応答として第2UHF電波28bを車両1に返信する際、受信強度通知部27は、第2LF電波24bのRSSIがVxであることを通知する第2LF電波受信強度情報30dを、第2UHF電波28bに乗せて送信させる。この第2UHF電波28bも、中継器22を経由して車両1に到達する。
通信正否判定部31は、2つの受信強度情報30c,30dを取得すると、これらに含まれるRSSIの値を比較することにより、スマート通信が正規通信か否かを判定する。このときは、中継器22を使用した通信であるので、受信強度情報30c,30dのRSSIが同じ値、つまりVxとなる。よって、通信正否判定部31は、受信強度情報30c,30dが同じ値をとることを確認するので、スマート通信を不正通信として処理して、スマート照合を成立に移行させない。
以上により、本例においては、スマート通信の際に車両1がLF電波24を送信する際、LF電波24をそれぞれ異なる送信強度で複数送信し、各LF電波24を電子キー2が受信したときのそれぞれのRSSIを算出する。そして、これらRSSIが送信強度に応じた値をとっていれば、スマート通信を正規通信として処理し、一方でこれらRSSIが送信強度に怖じた値をとらなければ、中継器22を使用した不正通信として処理する。よって、中継器22を使用した不正通信を見分けることが可能となるので、不正通信を成立として処理させてしまうことを防ぐことが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)車両1から複数のLF電波24を異なる送信強度で送信し、これらLF電波24を電子キー2が受信したときのRSSIが、送信強度に応じた値をとるか否かを確認することにより、スマート通信の通信正否を判定する。このため、スマート通信が中継器22を使用した通信か否かを見分けることが可能となるので、中継器22を使用した不正通信を成立させ難くすることができる。よって、車両1の不正使用や盗難に対するセキュリティ性を確保することができる。
(2)スマート通信の正否認証を車両1側で行うので、この種の認証機能を新たに電子キー2に設ける必要がない。よって、今まで使用していた電子キー2をそのまま継続使用することができ、かつ電子キー2を簡素な構造で済ますことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図6〜図8に従って説明する。なお、第2実施形態は、スマート通信の通信正否判定を電子キー2側で行う点のみが第1実施形態と異なっている。よって、第1実施形態と同一箇所は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図6に示すように、照合ECU9には、車両1がLF電波24を送信する際に、LF電波24の送信強度を電子キー2に通知する送信強度通知部35が設けられている。送信強度通知部35は、車両1がLF電波24を電子キー2に送信する際、LF電波24の主データ36の他に、LF電波24の送信強度を表すデータとして送信強度情報37とLF電波24に乗せる。なお、送信強度通知部35が送信強度通知手段に相当する。
ところで、送信強度情報37には、現在送信するLF電波24の送信信号強度データのみ乗せてもよいが、例えば現在及び次送信するLF電波24の両方の送信信号強度データを乗せてもよい。なお、ここでは、送信強度情報37に現在送信する送信信号強度データを乗せる例を挙げることとする。
また、図7に示すように、送信処理部25は、車両1からLF電波24を電子キー2に送信する際、LF電波24を異なる送信強度で連続して2回送信させる。つまり、送信処理部25は、最初に第1LF電波24aを送信し、一定時間経過後に、第2LF電波24bを連続的に送信する。第1LF電波24aには、第1LF電波24aの主データ36aと、第1LF電波24aの送信強度がV1である通知として送信強度情報37(第1LF電波送信強度情報37a)とが含まれる。また、第2LF電波24bには、第2LF電波24bの主データ36bと、第2LF電波24bの送信強度がV2である通知として送信強度情報37(第2LF電波送信強度情報37b)とが含まれる。
一方、キー制御部13には、LF電波24内の送信強度情報37を基にスマート通信の正否判断を行う通信正否判定部38が設けられている。通信正否判定部38は、第1LF電波24a及び第2LF電波24bを受信すると、受信強度算出部26により求まるこれら電波のRSSI比率が、送信強度情報37a,37bにより通知される送信強度比率と一致するか否かを見ることにより、スマート通信が正規通信か否かを判定する。通信正否判定部31は、LF電波24a,24bのRSSI比率と、送信強度情報37a,37bの送信強度比率とが一致すれば、スマート通信が正規通信であると認識する。
さて、まずは図7に示すように、車両1が電子キー2と正規のスマート通信を実行する場合を想定する。照合ECU9は、スマート通信時において、最初に第1LF電波24aを送信する。このとき、送信強度通知部35は、第1LF電波24aの送信強度がV1であることを通知する送信強度情報37aを第1LF電波24aに乗せて、第1LF電波24aを電子キー2に送信させる。
電子キー2が第1LF電波24aを受信すると、受信強度算出部26は、第1LF電波24aのRSSIを算出する。また、通信正否判定部38は、電子キー2が第1LF電波24aを受信した際、第1LF電波24aに含まれる送信強度情報37aを読み取り、第1LF電波24aが実際のところ、どの程度の値の送信強度で送信されたのかを確認する。
送信処理部25は、第1LF電波24aを送信してから一定時間が経過すると、続いて第2LF電波24bを第1LF電波24aとは異なる送信強度でを送信する。このとき、送信強度通知部35は、第2LF電波24bの送信強度がV2であることを通知する送信強度情報37bを第2LF電波24bに乗せて、第2LF電波24bを電子キー2に送信させる。
電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、受信強度算出部26は、第2LF電波24bのRSSIを算出する。また、通信正否判定部31は、電子キー2が第2LF電波24bを受信した際、第2LF電波24bに含まれる送信強度情報37bを読み取り、第2LF電波24bが実際のところ、どの程度の値の送信強度で送信されたのかを確認する。
ここでは、スマート通信が正規通信であることを想定しているので、第1LF電波24a及び第2LF電波24bとのRSSI比率(V1:V2)と、送信強度情報37a,37bから分かる送信強度比率とが、同じ比をとる。よって、通信正否判定部38は、LF電波24a,24bのRSSI比率と、これら電波の送信強度情報37から判明する送信強度比率とが一致することを確認するので、このときのスマート通信を正規通信として認識する。従って、電子キー2は第2LF電波24bに応答してUHF電波28を車両1に返信し、スマート通信が確立する。
続いて、図8に示すように、スマート通信が中継器22によって不正に成立させられた場合を想定する。第1LF電波24が中継器22によって電子キー2に中継される際には、中継器22では電波強度まで中継することができないので、第1LF電波24aは例えば一定値Vxの信号強度に切り換えられて、電子キー2に送信される。
よって、電子キー2は、車両1からの第1LF電波24aを、中継器22を経由することによって、送信強度がV1ではないVxをとり、かつ送信強度情報37aを持つ電波として受信する。つまり、電子キー2は、実際の送信強度と、送信強度情報37により通知される送信強度とが異なった第1LF電波24aを、LF受信機14で受信する。電子キー2は、第1LF電波24aを受信すると、続いて車両1から送信される第2LF電波24bに備えて待機する。
車両1から第2LF電波24bが送信されると、中継器22は第2LF電波24bを電子キー2に中継する。中継器22は送信強度を中継することができないため、第2LF電波24bをこのときも一定値Vxの信号強度で電子キー2に中継する。よって、電子キー2は、第2LF電波24bを、送信強度がVxで、かつ送信強度情報37bを持つ電波として取り込む。
通信正否判定部38は、第1LF電波24a及び第2LF電波24bの両方を受信すると、第1LF電波24aと第2LF電波24bとのRSSI比率(Vx:Vx)と、送信強度情報37a,37bから分かる送信強度比率とを比較して、スマート通信の正否を判定する。ここでは、2つのLF電波24a,24bがVxという同じ送信強度をとるので、これら比率が一致しない。よって、通信正否判定部38は、スマート通信を不正通信と認識し、電子キー2に応答動作をとらせない。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)に加え、以下の効果を得ることができる。
(3)スマート通信の正否認証を電子キー2側で行うので、中継器22を使用した不正通信の際には、電子キー2にUHF電波28の返信動作を実行させずに済む。よって、電子キー2に電波送信動作を課さずに済むので、電子キー2の電源を省電力化することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図9〜図11に従って説明する。なお、第3実施形態は、第2LF電波24bの送信強度の設定を電子キー2で行う点のみが第1及び第2実施形態と異なっている。よって、本例も、異なる部分についてのみ詳述する。
図9に示すように、キー制御部13には、電子キー2が第1LF電波24aを受信した際のRSSIを基に、車両1が次に第2LF電波24bを送信するときに好適な送信強度を割り出す送信強度指定部41が設けられている。ところで、LF電波24のRSSIは、車両1と電子キー2との間の離れ距離に応じて変わるため、最初に送信してくる第1LF電波24aのRSSIが分かれば、間接的に車両1と電子キー2との間の距離が分かり、車両1が形成すべきLF電波24の通信エリアはどの程度のものかが判断可能である。なお、送信強度指定部41が送信強度指定手段に相当する。
よって、本例の送信強度指定部41は、第1LF電波24aのRSSIを確認し、このRSSIに応じた値を、車両1が次に第2LF電波24bを送信するときの送信強度として割り出す。例えば、送信強度指定部41は、第1LF電波24aのRSSIが大きい場合、第2LF電波24bの送信強度を小さめに設定し、第1LF電波24aのRSSIが小さい場合、第2LF電波24bの送信強度を大きめに設定する。
キー制御部13には、送信強度指定部41が割り出した送信強度を車両1に通知する送信強度通知部42が設けられている。送信強度通知部42は、電子キー2が車両1からの第1LF電波24aに応答して第1UHF電波28aを返信する際、車両1が第2LF電波24bを送信する際にとるべき送信強度の指令として送信強度指定通知43を第1UHF電波28aに乗せる。なお、送信強度通知部42が次電波送信強度指定手段に相当し、送信強度指定通知43が次電波送信強度情報に相当する。
一方、照合ECU9には、電子キー2から取得した送信強度指定通知43から第2LF電波24bの送信強度を設定する送信強度設定部44が設けられている。送信強度設定部44は、送信強度指定通知43から分かる送信強度を送信処理部25に通知する。よって、送信処理部25は、第2LF電波24bを送信する際、送信強度指定通知43から決まる送信強度によって第2LF電波24bを送信する。
なお、スマート通信が正規通信か、或いは中継器22を使用した不正通信かの正否認証は、第1実施形態及び第2実施形態のどちらを採用してもよい。本例の場合、第1実施形態に述べた認証形式、つまり車両1側で正否認証を行う方式が採用されているとする。
さて、まずは図10に示すように、車両1が電子キー2と正規のスマート通信を実行する場合を想定する。照合ECU9は、スマート通信時において、最初に第1LF電波24aを送信する。このとき、送信処理部25は、第1LF電波24aを例えば送信強度V1の電波によって送信させる。
電子キー2が第1LF電波24aを受信すると、受信強度算出部26は、第1LF電波24aの受信強度を算出し、第1LF電波24aの受信強度がV1であることを確認する。また、送信強度指定部41は、第1LF電波24aのRSSIがV1であることを基に、車両1が第2LF電波24bを送信するときの最適な送信強度を割り出す。このとき、第1LF電波24aの受信強度が大きければ、車両1の極近傍に電子キー2が存在するとして、第2LF電波24bの通信エリアを通常エリアに設定すべきと認識する。一方、第1LF電波24aの受信強度が小さければ、車両1から遠く離れた位置に電子キー2が位置するとして、第2LF電波24bの通信エリアを大きめに設定しなければならないと認識する。
電子キー2が第1LF電波24aを受信した後、電子キー2は第1UHF電波28aを車両1に返信する。このとき、送信強度通知部35は、第2LF電波24bをV1に応じた送信強度で送信させる指令として送信強度指定通知43aを乗せる。よって、第1UHF電波28aには、主データ29a、第1LF電波受信強度情報30a及び送信強度指定通知43aが含まれている。
車両1が第1UHF電波28aを受信すると、送信強度設定部44は、第1UHF電波28a内の送信強度指定通知43aを基に、第2LF電波24bがとるべき送信強度が、送信強度V1の第1LF電波24aのRSSIに応じた値、つまりVrであることを送信処理部25に通知する。よって、送信処理部25は、第2LF電波24bをVrの送信強度で送信する。このため、第2LF電波24bは、車両1と電子キー2との距離に応じた送信強度で送信される。
電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、第2LF電波24bのRSSIが受信強度算出部26によって算出される。そして、電子キー2が第2UHF電波28bを車両1に送信する際には、第2LF電波24bのRSSIが第2LF電波受信強度情報30bによって車両1に通知される。通信正否判定部31は、2つの受信強度情報30a,30bを比較し、これらRSSIが一致しないことを確認するため、スマート通信を正規通信と認識する。
続いて、図11に示すように、スマート通信が中継器22によって不正に成立させられた場合を想定する。第1LF電波24aが中継器22によって電子キー2に中継される際には、中継器22では電波強度まで中継することができないので、第1LF電波24aは例えば一定値Vxの信号強度に切り換えられて、電子キー2に送信される。よって、電子キー2は、第1LF電波24aを、RSSIがVxの電波として受信する。
電子キー2は、第1LF電波24aを受信すると、第1LF電波24aのRSSIを算出するとともに、これに応答して第1UHF電波28aを車両1に返信する。第1UHF電波28aには、主データ29bと、第1LF電波24aのRSSIがVxであることを表す第1LF電波受信強度情報30cと、第2LF電波24bをVxに応じた送信強度で送信させる指令である送信強度指定通知43bとが含まれている。なお、この送信強度指定通知43bは、中継器22の送信強度に基づく通知となっているが、第2LF電波24bの通信エリアが何を条件に生成されるかは本例の思想の本質ではないので、問題はない。
送信強度設定部44は、第1UHF電波28aを受信すると、送信強度指定通知43bを基に、第2LF電波24bがとるべき送信強度が、Vxの第1LF電波24aのRSSIに応じた値、つまりVsであることを送信処理部25に通知する。よって、送信処理部25は、第2LF電波24bをVsの送信強度で送信する。また、車両1が第1UHF電波28aを受信した際、通信正否判定部31は、第1UHF電波28a内の受信強度情報30cから第1LF電波24aのRSSIを取り込む。
車両1から第2LF電波24bが送信されると、中継器22は第2LF電波24bを電子キー2に中継する。中継器22は送信強度を中継することができないため、第2LF電波24bをこのときも一定値Vxの信号強度で電子キー2に中継する。よって、電子キー2は、第2LF電波24bを、RSSIがVxの電波として受信する。
電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、第2LF電波24bのRSSIが受信強度算出部26によって算出される。そして、電子キー2が第2UHF電波28bを車両1に送信する際には、第2LF電波24bのRSSIが第2LF電波受信強度情報30dによって車両1に通知される。通信正否判定部31は、2つの受信強度情報30c,30dを比較し、これらRSSIが一致することを確認するため、スマート通信を不正通信と認識する。
本実施形態の構成によれば、前記実施形態に記載の(1)〜(3)に加え、以下の効果を得ることができる。
(4)車両1が第2LF電波24bを送信するときの送信強度を電子キー2側で設定するので、送信強度設定の処理を車両1に負わせずに済む。よって、車両1の処理負荷を軽減することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態を図12〜図14に従って説明する。なお、第4実施形態は、第2LF電波24bの送信強度の設定を車両1で行う点のみが第1及び第2実施形態と異なっている。よって、本例も、異なる部分についてのみ詳述する。
図12に示すように、照合ECU9には、電子キー2から受信した第1UHF電波28a内の受信強度情報30を基に、第2LF電波24bの送信強度を設定する送信強度設定部51が設けられている。送信強度設定部51は、第1UHF電波28a内の受信強度情報30から第1LF電波24aのRSSIを把握し、このRSSIに基づく値に第2LF電波24bの送信強度を設定する。そして、送信強度設定部51は、自らが設定した送信強度を送信処理部25に通知し、この送信強度で送信処理部25により第2LF電波24bを送信させる。また、送信強度設定部51が次電波送信強度指定手段に相当する。
なお、本例においても、スマート通信の正否認証は、第1実施形態及び第2実施形態のどちらを採用してもよく、本例の場合も、車両1側で正否認証を行う形式が採用されているとする。
さて、まずは図13に示すように、車両1が電子キー2と正規のスマート通信を実行する場合を想定する。照合ECU9は、スマート通信時において、最初に第1LF電波24aを送信する。このとき、送信処理部25は、第1LF電波24aを例えば送信強度V1の電波によって送信させる。
電子キー2が第1LF電波24aを受信すると、受信強度算出部26は、第1LF電波24aの受信強度を算出し、第1LF電波24aの受信強度がV1であることを確認する。そして、受信強度通知部27は、第1LF電波24aのRSSIがV1であることを通知する第1LF電波受信強度情報30aを第1UHF電波28aに含ませ、電子キー2から送信させる。
車両1が第1UHF電波28aを受信すると、送信強度設定部51は、第1UHF電波28a内の第1LF電波受信強度情報30aを基に、第2LF電波24bがとるべき送信強度を、送信強度V1の第1LF電波24aのRSSIに応じた値、つまりVrに設定する。つまり、第2LF電波24bの送信強度を、車両1側において設定する。よって、送信処理部25は、第2LF電波24bをVrの送信強度で送信する。
電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、第2LF電波24bのRSSIが受信強度算出部26によって算出される。そして、電子キー2が第2UHF電波28bを車両1に送信する際には、第2LF電波24bのRSSIが第2LF電波受信強度情報30bによって車両1に通知される。通信正否判定部31は、2つの受信強度情報30a,30bを比較し、これらRSSIが一致しないことを確認するため、スマート通信を正規通信と認識する。
続いて、図14に示すように、スマート通信が中継器22によって不正に成立させられた場合を想定する。第1LF電波24aが中継器22によって電子キー2に中継される際には、中継器22では電波強度まで中継できないので、第1LF電波24aは例えば一定値Vxの信号強度に切り換えられて、電子キー2に送信される。よって、電子キー2は、第1LF電波24aを、RSSIがVxの電波として受信する。
電子キー2は、第1LF電波24aを受信すると、第1LF電波24aのRSSIを算出するとともに、これに応答して第1UHF電波28aを車両1に返信する。第1UHF電波28aには、主データ29bと、第1LF電波24aのRSSIがVxであることを表す第1LF電波受信強度情報30cとが含まれている。
送信強度設定部51は、第1UHF電波28aを受信すると、第1LF電波受信強度情報30cを基に、第2LF電波24bがとるべき送信強度を、強度がVxの第1LF電波24aのRSSIに応じた値、つまりVsに設定する。よって、送信処理部25は、第2LF電波24bをVsの送信強度で送信する。なお、ここでは、第2LF電波24bの送信強度が、中継器22によって決定されてしまうが、これは本例の思想の本質ではないので、特に問題はない。また、車両1が第1UHF電波28aを受信した際、通信正否判定部31は、第1UHF電波28a内の受信強度情報30cから第1LF電波24aのRSSIを取り込む。
車両1から第2LF電波24bが送信されると、中継器22は第2LF電波24bを電子キー2に中継する。中継器22は送信強度を中継することができないため、第2LF電波24bをこのときも一定値Vxの信号強度で電子キー2に中継する。よって、電子キー2は、第2LF電波24bを、RSSIがVxの電波として受信する。
電子キー2が第2LF電波24bを受信すると、第2LF電波24bのRSSIが受信強度算出部26によって算出される。そして、電子キー2が第2UHF電波28bを車両1に送信する際には、第2LF電波24bのRSSIが第2LF電波受信強度情報30dによって車両1に通知される。通信正否判定部31は、2つの受信強度情報30c,30dを比較し、これらRSSIが一致することを確認するため、スマート通信を不正通信と認識する。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)〜(3)に加え、以下の効果を得ることができる。
(5)車両1が第2LF電波24bを送信するときの送信強度を車両1側で設定するので、送信強度設定の処理を電子キー2に負わせずに済む。よって、電子キー2の処理付加を軽減することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・第1〜第4実施形態において、1つの発信機10(11)から送信強度の異なるLF電波24を送信することに限定されない。例えば、車両1に複数の発信機(アンテナ)を設け、これらから各々送信強度が異なるLF電波24を送信して、スマート通信の正否判定を行うようにしてもよい。
・第1〜第4実施形態において、LF電波24は、ウェイク信号16、ビークルID18及びチャレンジ20のいずれかに限定されない。例えば、同じ信号を2回送信するようにし、これらを第1LF電波24a及び第2LF電波24bとしてもよい。なお、これはUHF電波28でも同様に言える。
・第1〜第4実施形態において、LF電波24は2回送信されることに限らず、3回以上としてもよい。
・第1〜第4実施形態において、LF電波24やUHF電波28のデータ構造は、実施形態に述べた例に限定されず、必要な情報が乗っていれば、適宜変更可能である。
・第3実施形態において、次電波送信強度情報は、車両1がとるべき動作を指示する指令情報に限らず、単なる記号でもよい。
・第1〜第4実施形態において、一通信課程とは、スマート通信が開始されてから終了するまでの一括りの通信単位を言う。
・第1〜第4実施形態において、電子キーシステムは、キー操作フリーシステム3に限定されず、例えばイモビライザーシステムとしてもよい。
・第1〜第4実施形態において、キー操作フリーシステム3の双方向通信は、往路と復路とで周波数が異なることに限らず、同じとしてもよい。
・第1〜第4実施形態において、双方向通信に使用する周波数は、LFやUHFに限定されず、例えばHF(High Frequency)等の他の周波数を使用してもよい。
・第1〜第4実施形態において、通信マスタは、照合ECU9に限らず、通信を管理する他のECUとしてもよい。
・第1〜第4実施形態において、通信端末は、電子キー2に限らず、無線通信が可能な端末であればよい。
・第1〜第4実施形態において、問い合せは、リクエスト信号Srqに限らず、他の信号が採用可能である。また、応答は、ID信号Sidに限定されず、電子キー2が車両1に返信する信号であればよい。
・第1〜第4実施形態において、通信不正成立防止システム23は、車両1に使用されることに限らず、他の機器や装置に応用可能である。
2…通信端末としての電子キー、9…通信マスタとしての称号ECU、25…送信実行手段としての送信処理部、26…受信強度算出手段としての受信強度算出部、27…受信強度通知手段としての受信強度通知部、30(30a〜30d)…受信強度情報、31…通信判定手段としての通信正否判定部、35…送信強度通知手段としての送信強度通知部、37(37a,37b)…送信強度情報、41…送信強度指定手段としての送信強度指定部、42…次電波送信強度通知手段としての送信強度通知部、43(43a,43b)…次電波送信強度情報としての送信強度指定通知、51…次電波送信強度指定手段としての送信強度設定部、Srq…問い合せとしてのリクエスト信号、Sid…応答としてのID信号、RSSI…受信強度、V1,V2…送信強度。

Claims (3)

  1. 通信マスタからの問い合せに対して通信端末が当該通信マスタに応答を返して、前記通信マスタ及び前記通信端末が双方向通信を行う無線通信正否判定システムにおいて、
    一通信過程時に前記通信マスタが電波を複数送信する際、送信強度を変えてそれぞれの電波を送信させる送信実行手段と、
    前記通信マスタからの電波を前記通信端末が受信した際、この受信電波の受信強度を前記通信端末において算出する受信強度算出手段と、
    前記受信強度算出手段が算出した受信強度を基に、通信が正規通信か否かを判定する通信判定手段と
    前記通信マスタに設けられ、前記通信マスタが前記一通信過程において前記通信端末に電波を送信する際、当該電波に送信強度情報を付加して該電波を送信させる送信強度通知手段とを備え、
    前記通信判定手段は、前記通信端末に設けられ、前記通信マスタから受信した複数の前記電波が、前記送信強度情報に応じた値をとるか否かを確認することにより、前記判定を前記通信端末において実行する
    ことを特徴とする無線通信正否判定システム。
  2. 前記通信端末に設けられ、前記受信強度算出手段が算出した受信強度を基に、前記通信マスタの次電波送信時の送信強度を設定する送信強度指定手段と、
    前記通信端末に設けられ、前記通信端末が前記一通信過程時において前記通信マスタに電波を返信する際、前記送信強度指定手段が設定した次電波送信強度情報を前記通信マスタに通知する次電波送信強度通知手段とを備え、
    前記送信実行手段は、前記次電波送信強度情報に基づく送信強度によって、前記通信マスタに次送信を実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信正否判定システム。
  3. 前記通信端末に設けられ、前記通信端末が前記一通信過程時において前記通信マスタに電波を返信する際、前記受信強度算出手段が算出した前記受信強度を受信強度情報として前記通信マスタに送信する受信強度通知手段と、
    前記通信マスタに設けられ、前記受信強度通知手段から取得した前記受信強度情報を基に、前記通信マスタの次電波送信時における送信強度を設定する次電波送信強度指定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信正否判定システム。
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