JP5341627B2 - 半導体装置およびスイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力直流電圧をスイッチング素子にてスイッチングすることにより調整された出力直流電圧を生成するスイッチング電源装置およびスイッチング電源制御用の半導体装置に関する。
従来から、家電製品等の一般家庭用機器には、その電源装置として、消費電力の低減化による電力効率の向上等の目的から、トランジスタなどのスイッチング素子によるスイッチング動作を利用して出力電圧を制御する半導体装置を有するスイッチング電源装置が広く用いられている。
特に近年、さらに地球温暖化防止対策の見地から、家電製品等の機器においては、それらの動作待機(スタンバイ)時における消費電力削減が注目され、スタンバイ時における消費電力をより低減されたスイッチング電源装置が強く要求されている。
一般的に、スタンバイ負荷などの負荷が軽い状態では、スイッチング電源としてのエネルギー損失は、スイッチング動作によるスイッチング損失が支配的である。負荷が軽い状態での電源効率を改善するための技術の一つとして、軽負荷時に間欠発振制御でスイッチング電源装置を動作させることが挙げられる。
図14は、従来の間欠発振制御回路を有する半導体装置を備えたスイッチング電源装置800の構成の一例を示すブロック図である。
図15は、スイッチング電源装置800の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図14および図15を参照しながら、スイッチング電源装置800の間欠発振時の動作を簡単に説明する。なお、スイッチング電源装置800は、通常動作中は電流モードのPWM制御を、例えば、100kHzのスイッチング周波数で実行をしているものとする。
図14のスイッチング電源装置800では、図15の負荷変動状態のように定格負荷状態から出力の負荷電流Ioutが小さくなると、それに伴い出力電圧Voutが上昇する。出力電圧検出回路5からFB端子にフィードバック信号(例えば、出力電圧Voutが高くなるほど大きくなる流出方向の電流IFB)が入力され、フィードバック制御回路11は、電流IFBの大きさに基づき、出力電圧Voutが高いほどスイッチング素子2に流れる電流IDに対して小さな制限値を示す制御信号VEAOを出力する。
さらに負荷が小さくなると、間欠発振制御回路16が動作し、スイッチング動作の停止と実行とを交互に指示するEnable信号がターンオン制御回路18に入力され、図15の第1待機状態のようにスイッチング素子2のスイッチング動作の停止と実行とを繰り返す間欠発振制御へと切り替わる。また、第1待機状態よりもさらに出力負荷電流が小さくなると、第1待機状態よりもさらに停止期間の長い第2待機状態となる。つまり、負荷が軽くなればなるほど、スイッチング素子2のスイッチング動作の実行期間と停止期間とからなる間欠周期は長くなるよう制御される。このように、軽負荷時に間欠発振制御を行うことにより軽負荷時の電源効率を改善している。
このような動作において、通常動作時は100kHzでスイッチングしていたとしても、間欠発振制御状態となると、スイッチング素子2のスイッチングの実行期間と停止期間とを切り替える間欠制御の周波数は、例えば、20kHz以下の可聴周波数領域となってしまう。その結果として、スイッチング電源において一般に使用されるトランスやコンデンサから音鳴りが発生することがある。また、間欠制御の周波数が低下するほど出力リップルが大きくなり、出力電圧の安定性が悪化し、所望の電源仕様を満たせない場合がでてくる。
すなわち、軽負荷時に間欠発振制御を行うことは、軽負荷時の電源効率を改善するためには有効な手段であるが、間欠制御の周波数が低下するため、可聴周波数領域となってトランス等から音が発生したり、出力リップルが大きくなったりといった欠点がある。
この対策としてよく知られた技術は、間欠発振時のスイッチング素子のピーク電流値を低下させることであるが、間欠発振時のピーク電流値を下げ過ぎると間欠発振時のスイッチング回数が増加するため、電源効率の改善効果は薄れる。すなわち、軽負荷時の電源効率と、トランスの音鳴り、または、出力リップルとの間には、間欠発振時のスイッチング素子のピーク電流値によって決定されるトレードオフ関係が存在する。
また、トランスを接着あるいは含浸することで音鳴りが低減できる場合は、ある程度大きなピーク電流値が許容できることや、間欠発振時のスイッチング回数を過度に増加させないために必要なピーク電流値は、想定される負荷によって様々であることから、間欠発振時のスイッチング素子のピーク電流値の最適値は、スイッチング電源装置によって異なる。よって、間欠発振時のスイッチング素子のピーク電流値を、スイッチング電源装置の設計者が自由に、かつ容易に設定できることが望ましい。
このような要望に応えるために有用な、スイッチング電源装置が非特許文献1に開示されている。
図16は、非特許文献1に開示されている技術を従来のスイッチング電源装置800に応用したスイッチング電源装置900の構成例を示すブロック図である。
スイッチング電源装置900では、スイッチング素子電流検出端子ISの内部に定電流源444が内蔵され、スイッチング素子電流検出端子ISから定電流が流出するという、非特許文献1に開示される構成が、スイッチング電源装置800に対して追加されている。
スイッチング素子2を流れる電流を検出するスイッチング素子電流検出回路(電流検出用抵抗46)とスイッチング素子電流検出端子ISの間に挿入されたオフセット調整用抵抗45の値と定電流源444の電流値との積で発生する電圧によるオフセット効果により、オフセット調整用抵抗45の抵抗値が大きいほど、スイッチング素子電流検出値が見かけ上大きくなる。
これにより、間欠発振時のスイッチング素子2のピーク電流値をオフセット調整用抵抗45の抵抗値によって電源装置設計者が容易に調整することができ、軽負荷時に最適な間欠発振制御を行うスイッチング電源装置を実現することができる。
富士電機株式会社 カタログ「Fuji Switching Power Supply Control IC FA5540/5541/5542 Application Note」(July 2007)
しかしながら、非特許文献1に開示される技術を応用した従来のスイッチング電源装置900では、間欠発振時のスイッチング素子のピーク電流値を調整するのと同時に、間欠発振時以外のスイッチング素子のピーク電流値も調整されてしまうので、例えば次のような不具合が生じる。
すなわち、スイッチング電源装置に過電流保護機能が備わっている場合、過電流保護が働くスイッチング素子の最大ピーク電流値も調整される。これは、定電流源の電流値やオフセット調整用抵抗の抵抗値が製造ばらつきや温度特性によって変動した場合に、過電流保護レベルが変動し、スイッチング電源装置の最大出力にばらつきが生じることを意味している。
図17は、スイッチング電源装置900における、フィードバック電流IFBに対する、スイッチング素子に流れるピーク電流値IDPおよびオフセット電流IISを示すグラフである。ピーク電流値IDPは、オフセット調整用抵抗Risの3種類の値について示されている。
オフセット調整用抵抗を変えることにより、間欠発振時(IFB=IFB1)のスイッチング素子のピーク電流値が変化している一方で、過電流保護が働く時(IFB<IFB0)のスイッチング素子の最大ピーク電流値も変化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、間欠発振動作時にスイッチング素子に流れる電流のピーク値を容易に調整でき、かつ前記ピーク値を調整した場合でも過電流保護レベルの変動が少ないスイッチング電源装置およびスイッチング電源制御用の半導体装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のスイッチング電源制御用の半導体装置は、入力直流電圧をスイッチング素子にてスイッチングすることにより前記入力直流電圧を調整された出力直流電圧に変換して負荷に供給するスイッチング電源装置を制御するための半導体装置であって、前記スイッチング素子を周期的にターンオンさせるためのターンオン信号を生成するターンオン制御回路と、前記出力直流電圧の大きさを示すフィードバック信号を参照することにより、前記スイッチング素子に流れる電流に対する、前記出力直流電圧が大きいほど小さい制限レベル値を示す第1基準電圧を生成するフィードバック制御回路と、前記スイッチング素子に流れる電流が大きいほど大きな電圧が印加される電流検出端子と、前記フィードバック信号によって示される前記出力直流電圧が大きいほど大きいオフセット電流を前記電流検出端子から流出させるオフセット電流生成回路と、前記電流検出端子に印加された電圧と前記第1基準電圧とを比較することにより、前記スイッチング素子をターンオフさせるためのターンオフ信号を生成するターンオフ制御回路と、前記ターンオン信号および前記ターンオフ信号に従って、前記スイッチング素子をオンオフさせる駆動回路とを備える。
また、前記スイッチング電源制御用の半導体装置は、さらに、前記スイッチング素子に流れる電流に対する過電流保護レベル値を示す第2基準電圧を生成する過電流保護レベル設定回路と、前記第1基準電圧があらかじめ定められた基準を満たす程度に小さい場合に、前記スイッチング素子をオフ状態に固定する間欠発振制御回路とを備え、前記ターンオフ制御回路は、前記電流検出端子に印加された電圧と、前記第1基準電圧および前記第2基準電圧とを比較することにより、前記ターンオフ信号を生成してもよい。
また、前記オフセット電流生成回路は、前記フィードバック信号が変化するにつれて値が連続的に変化するように前記オフセット電流を生成してもよい。
また、前記オフセット電流生成回路は、前記第1基準電圧が小さくなるにつれて値が連続的に大きくなるように前記オフセット電流を生成してもよい。
また、前記オフセット電流生成回路は、前記第1基準電圧が前記第2基準電圧よりも大きい場合に前記オフセット電流に値を0にしてもよい。
また、前記間欠発振制御回路は、前記ターンオン信号をマスクするためのイネーブル信号を出力することによって前記スイッチング素子をオフ状態に固定し、前記オフセット電流生成回路は、前記イネーブル信号によって前記スイッチング素子がオフ状態に固定されている期間、前記オフセット電流の値を0にすることを特徴とする。
本発明は、スイッチング電源制御用の半導体装置として実現できるだけでなく、スイッチング電源制御用の半導体装置を用いたスイッチング電源装置として実現することもできる。
本発明のスイッチング電源制御用の半導体装置によれば、スイッチング素子に流れる電流が大きいほど大きいセンス電圧が印加される電流検出端子を備え、オフセット電流生成回路は、フィードバック信号によって示される出力直流電圧が大きいほど大きいオフセット電流を電流検出端子から流出させる。
このような構成において、センス電圧を生成する電流検出回路の出力と電流検出端子との間に、所望の抵抗値を持つオフセット調整用抵抗を挿入することにより、センス電圧にオフセット電流とオフセット調整用抵抗とで決まるオフセット電圧が加算された電圧が、電流検出端子に印加される。従って、スイッチング素子に流れる電流値が見かけ上大きく検出される分、スイッチング素子に流れる電流値が小さく調整される。
オフセット電流は、出力直流電圧が大きい軽負荷の状態では大きくなるので、例えばスイッチング素子によるスイッチング動作を間欠的に行うほど負荷が軽い状態において、スイッチング素子に流れる電流のピーク値はオフセット調整用抵抗の抵抗値に応じて適切に調整される。
また、オフセット電流は、出力直流電圧が小さい重負荷の状態では小さく(好ましくは0に)なるので、過電流保護が働くほど負荷が重い状態において、スイッチング素子に流れる電流のピーク値は、オフセット調整用抵抗にほとんど影響されないかまたは全く影響されない。
その結果、間欠発振動作時にスイッチング素子に流れる電流のピーク値を容易に調整でき、かつ前記ピーク値を調整した場合でも過電流保護レベルの変動が少ないスイッチング電源装置およびスイッチング電源制御用の半導体装置が得られる。
本発明の実施の形態1のスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図 実施の形態1のフィードバック制御回路とオフセット電流生成回路の一構成例を示す回路図 実施の形態1の間欠発振制御回路の一構成例を示す回路図 実施の形態1のターンオン制御回路の一構成例を示す回路図 実施の形態1のスイッチング電源装置におけるフィードバック電流に対する、フィードバック制御回路の出力電圧と、間欠発振制御回路の出力信号と、スイッチング素子に流れるピーク電流を示すグラフ 実施の形態1のスイッチング電源装置におけるフィードバック電流に対する、オフセット電流と、オフセット調整用抵抗を変化させた時のスイッチング素子に流れる電流を示すグラフ 本発明の実施の形態2のスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図 実施の形態2のフィードバック制御回路とオフセット電流生成回路の一構成例を示す回路図 実施の形態2のスイッチング電源装置におけるフィードバック電流に対する、オフセット電流と、オフセット調整用抵抗を変化させた時のスイッチング素子に流れる電流を示すグラフ 本発明の実施の形態3のスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図 実施の形態3のスイッチング電源装置におけるフィードバック電流に対する、オフセット電流と、オフセット調整用抵抗を変化させた時のスイッチング素子に流れる電流を示す模式図 実施の形態3のスイッチング電源装置におけるフィードバック電流に対する、オフセット電流と、オフセット調整用抵抗を変化させた時のスイッチング素子に流れる電流を示すグラフ 本発明の変形例のスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図 従来のスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図 従来のスイッチング電源装置におけるスイッチング素子の間欠発振の様子を説明するためのタイミングチャート 従来の他のスイッチング電源装置の一構成例を示す回路図 従来の他のスイッチング電源装置におけるフィードバック電流に対する、オフセット電流と、オフセット調整用抵抗を変化させた時のスイッチング素子に流れる電流を示すグラフ
以下、本発明の実施の形態を示す半導体装置およびスイッチング電源装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1のスイッチング電源装置を説明する。
図1は、本実施の形態1のスイッチング電源装置100の一構成例を示す回路図である。スイッチング電源装置100の制御回路3は、1チップのスイッチング電源制御用の半導体装置によって実現される。
図1において、トランス1は一次巻線1a、二次巻線1b、及び補助巻線1cを有し、一次巻線1aと二次巻線1bの極性は逆になっている。二次巻線1bから得られた交流電圧は、ダイオード6aとコンデンサ6bとで構成される出力電圧生成部6にて出力直流電圧に変換され、負荷7へ供給される。スイッチング電源装置100はフライバック型となっている。
一次巻線1aにはパワーMOSFETなどのスイッチング素子2の第1の端子(ドレイン)が接続されており、第2の端子(ソース)はスイッチング素子電流検出回路である電流検出用抵抗46に接続されている。また、スイッチング素子2の第3の端子、すなわち制御電極(ゲート)には、制御回路3の出力信号が入力され、オンオフのスイッチング制御がなされる。
制御回路3を実現する半導体装置は、外部入出力端子として、VIN端子、GND端子、VCC端子、FB端子、OUT端子、及びIS端子の6つの端子を有している。
VIN端子は、入力電圧Vinの高電位側に接続される。
GND端子は、制御回路3のグランド(接地)と接続されている端子であり、入力電圧Vinの低電位側に接続される。
VCC端子は、ダイオード4aとコンデンサ4bとで構成される整流平滑回路4の出力と、制御回路3に内蔵されたレギュレータ8を接続する端子であり、スイッチング素子2のスイッチング動作により補助巻線1cに発生する交流電圧を整流および平滑し、補助電源電圧VCCとして制御回路3に入力する端子である。
FB端子は、出力電圧検出回路5から出力されるフィードバック信号(例えば、フォトトランジスタによる電流など)を制御回路3のフィードバック制御回路11に入力するための端子である。
OUT端子は、制御回路3の出力端子であり、スイッチング素子2の制御電極(ゲート)に接続される。
IS端子は、スイッチング素子2と電流検出用抵抗46との接続点にオフセット調整用抵抗45を介して接続される。
レギュレータ8は、VIN端子、VCC端子、起動停止回路10および制御回路3の内部回路電圧源9との間に接続されており、トランス1を介して入力電圧Vinが印加されると、VIN端子からVCC端子を介して補助電源電圧VCCを出力する整流平滑回路4のコンデンサ4bに電流を供給し、補助電源電圧VCCを上昇させる。
なお、VCC端子電圧が起動電圧まで達すると、VIN端子からVCC端子への電流供給はカットされ、内部回路への電流供給は補助電源電圧VCCを出力する整流平滑回路4のコンデンサ4bより行なわれる。また、VCC端子電圧が停止電圧まで低下した場合は、起動前と同様に、VIN端子からVCC端子へ電流供給がなされ、再びVCC端子電圧は上昇する。内部回路電圧源9は、レギュレータ8により、一定電圧となるように制御されている。
起動停止回路10は、VCC端子電圧をモニターしており、VCC端子電圧の大きさによって、スイッチング素子2の発振および停止を制御している。VCC端子電圧が起動電圧に達すると、NAND回路20の入力の一方にHレベルを出力し、VCC端子電圧が停止電圧まで低下すると、Lレベルを出力する。
フィードバック制御回路11は、出力電圧検出回路5から出力され制御回路3のFB端子に入力されるフィードバック信号(例えば、FB端子から出力電圧検出回路5へ流出する電流IFB)に応じて、出力電圧Voutを一定に安定させるようスイッチング素子2に流れる電流の制限レベル値を決定し、決定された制限レベル値を表す電圧VEAOを比較器13のマイナス入力へ出力する。
なお、フィードバック制御回路11からの出力電圧VEAOは、負荷が軽く出力電圧Voutが上昇すると、スイッチング素子2に流れる電流を低下させ、また、負荷が重く出力電圧Voutが低下すると、スイッチング素子2に流れる電流を上昇させるよう制御される。
図2は、フィードバック制御回路11およびオフセット電流生成回路44の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。
ここで、フィードバック制御回路11の詳細について、図2を参照して説明する。オフセット電流生成回路44の詳細については、後ほど説明する。
フィードバック制御回路11は、定電流源23および24、P型MOSFET25および26、N型MOSFET27、28、29および31、定電圧源30および34、抵抗32、NPNバイポーラトランジスタ33から構成される。
N型MOSFET29および31、抵抗32、NPNバイポーラトランジスタ33は、IVコンバータを構成している。また、P型MOSFET25と26の対、およびN型MOSFET28と29の対は、それぞれカレントミラー回路となっている。
なお、定電流源23および24はFB端子がGNDとショートした際に電流制限をかけるためのものである。FB端子から流出する電流IFBからIVコンバータにより電圧変換される電圧VEAOは、抵抗32に流れる電流によって決定され、式1に従い変化する。
EAO=VR0−Vbe−R0×I0 (式1)
ここで、
EAO:IVコンバータの出力電圧
R0:定電圧源34の定電圧値
be:NPNバイポーラトランジスタのBE間電圧
0:抵抗32の抵抗値
0:抵抗32に流れる電流
式1から、抵抗32に流れる電流I0が大きい程、電圧VEAOが低下することがわかる。つまり、FB端子から流出する電流IFBが大きい程VEAOが低下し、それに伴いスイッチング素子2に流れる電流が低下する。また、FB端子から流出する電流IFBが小さくなるとVEAOは上昇し、それに伴いスイッチング素子2に流れる電流は上昇する。
再び図1を参照して、過電流保護レベル設定回路41は、スイッチング素子2に流れる電流の過電流保護レベル値ILIMITを設定するため、例えば、スイッチング素子電流検出回路からの出力電圧の最大値に対応する電圧VLIMITを出力する定電圧源と、定電流源とP型MOSFETから構成されるレベルシフト回路を有する。
ターンオフ制御回路12は、3つの電圧信号が入力される比較器13と、駆動回路21の出力信号Gateが入力されるオン時ブランキングパルス発生回路14と、比較器13の出力とオン時ブランキングパルス発生回路14の出力とが入力されるAND回路15から構成される。
スイッチング素子2の電流検出回路であるスイッチング素子電流検出回路は、例えば、電流検出用抵抗46のみで構成され、スイッチング素子2に流れる電流と電流検出用抵抗46の抵抗値との積で決まるセンス電圧を出力する。センス電圧には、オフセット電圧加算回路43にてオフセット電圧が加算され、オフセット電圧が加算されたセンス電圧がレベルシフト回路42を介して比較器13のプラス入力へ出力される。
比較器13は、オフセット電圧が加算されたセンス電圧がフィードバック制御回路11の出力電圧VEAOまたは過電流保護レベル設定回路41の出力電圧VLRと等しくなった時に、AND回路15の一方の入力へHレベルの信号を出力する。なお、オフセット電圧加算回路43の具体的な回路構成例については、後述の動作説明で詳細を説明する。
オン時ブランキングパルス発生回路14は、駆動回路21からスイッチング素子2をオンさせるGate信号の出力後、一定のブランキング時間の間、AND回路15の他方の入力へLレベルのブランキング信号を出力することにより、スイッチング素子2自身の容量による容量性スパイク電流等の誤検出により、スイッチング素子2が誤ってターンオフされてしまわないようにしている。ブランキング解除後、オン時ブランキングパルス発生回路14からAND回路15の前記他方の入力にHレベルのブランキング信号が出力される。
スイッチング素子2がターンオンした時からオン時ブランキングパルス発生回路14によって設定されたブランキング時間が経過した後、かつ、フィードバック制御回路11からの電圧VEAOまたは過電流保護レベル設定回路41からの電圧VLRにより決定される値の電流がスイッチング素子2に流れたとき、AND回路15の入力信号は共にHレベルとなるため、AND回路15からの出力信号はHレベルとなる。
図3は、間欠発振制御回路16の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。
間欠発振制御回路16は、定電流源35および36、抵抗37、比較器38、ならびに、P型MOSFET39から構成される。定電流源35および36はそれぞれI1およびI2の定電流を出力し、抵抗37は抵抗値Rを持つ。
間欠発振制御回路16は、フィードバック制御回路11からの出力電圧VEAOを比較器38の基準電圧VRと比較し、比較結果を示すEnable信号を出力する。比較器の基準電圧VRは次のようなヒステリシスを持って、VR1とVR1よりも高いVR2との間を切り替わる。すなわち、VEAOがVR2を上回ると、Enable信号はHレベルとなって、P型MOSFET39はオフ状態となり、基準電圧VRは、
R1=R×I1 (式2)
に切り替わる。VEAOがVR1を下回ると、Enable信号はLレベルとなって、P型MOSFET39はオン状態となり、基準電圧VRは、
R2=R×(I1+I2) (式3)
に切り替わる。間欠発振制御回路16は、基準電圧VRのヒステリシスにしたがって、VEAOが高い場合、つまり、出力負荷が重い時にはスイッチング動作を実行することを指示するHレベルのEnable信号を出力し、VEAOが低い場合、つまり、出力負荷が軽い場合にスイッチング動作を停止することを指示するLレベルのEnable信号を出力する。
図4は、ターンオン制御回路18の具体的な回路構成の一例を示す回路図である。
ターンオン制御回路18には、クロック生成器69が設けられており、クロック生成器69からTurnOn信号の基となるクロックパルスが出力されている。なお、このクロックパルスは固定周波数であっても可変周波数であっても、さらにランダムな周期のパルスであっても構わない。このクロックパルスはインバータ70を介してNOR回路73の一方の入力へ入力される。また、Enable信号がインバータ71を介してNOR回路73の他方の入力に入力される。NOR回路73は、Enable信号がスイッチング動作を実行することを指示するHレベルの間のみ、クロックパルスをTurnOn信号として出力する。
再び図1を参照して、TurnOn信号は、RSフリップフロップ19のセット入力Sに入力される。
スイッチング電源装置100が起動を完了した状態になると、起動停止回路10は、NAND回路20の一方の入力へHレベルの信号を出力する。また、ターンオン制御回路18によりRSフリップフロップ19のセット入力SにはHレベルのTurnOn信号が入力されるため、RSフリップフロップ19の出力QはHレベルとなり、NAND回路20の他方の入力へHレベルの信号が入力される。
この時、NAND回路20の出力信号はLレベルとなるため、駆動回路21の出力信号はHレベルとなり、スイッチング素子2はターンオンする。
一方、スイッチング素子2のターンオン後、オン時ブランキング時間後に出力電圧検出回路5からのフィードバック信号IFBに応じた電流、または、過電流保護レベル設定回路41で設定された過電流保護レベルの電流ILIMITがスイッチング素子2に流れると、AND回路15からのHレベルの信号は、RSフリップフロップ19のリセット入力Rへ入力される。
したがって、RSフリップフロップ19の出力Qは、Lレベルへと切り替り、NAND回路20の一方の入力がLレベルとなるため、駆動回路21の出力信号はLレベルとなり、スイッチング素子2はターンオフする。
以上のような信号処理により、スイッチング素子2のスイッチング動作が行なわれる。
なお、トランス1の二次巻線1bには、ダイオード6aとコンデンサ6bで構成される出力電圧生成部6が接続されており、スイッチング素子2のスイッチング動作により二次巻線1bに誘起した交流電圧をこの出力電圧生成部6により整流平滑することによって出力電圧Voutが生成され、出力電圧Voutが負荷7に供給される。
また、出力電圧検出回路5は、例えばLEDおよびツェナーダイオード等で構成され、出力電圧Voutの電圧レベルを検出し、その出力電圧Voutが所定の電圧に安定するように制御回路3がスイッチング素子2のスイッチング動作を制御するのに必要なフィードバック信号を出力する。
このスイッチング電源装置では、商用の交流電源が、ダイオードブリッジなどの整流器により整流されて、入力コンデンサにて平滑化されることにより、入力電圧Vinに変換されて、電力変換用のトランス1の一次巻線1aに与えられている。
以上のように構成された図1に示す制御回路3およびスイッチング電源装置100の動作を説明する。
商用電源からの交流電源は、ダイオードブリッジなどの整流器と入力コンデンサとにより、整流および平滑化されて、入力電圧Vinに変換される。この入力電圧Vinは、制御回路3のVIN端子に印加され、レギュレータ8を介して、VCC端子に接続されているコンデンサ4bに起動用充電電流が流れる。この充電電流により制御回路3のVCC端子電圧が起動停止回路10で設定された起動電圧に達すると、スイッチング素子2によるスイッチング動作の制御が開始される。
起動中、図1には明記していないが、起動停止回路10からの出力信号を基に起動パルスが発生し、スイッチング素子2がターンオンする。またこの時、二次側の出力電圧Voutは、起動時低いため、出力電圧検出回路5からのフィードバック信号はフィードバック制御回路11には入力されない。したがって、フィードバック制御回路11内のIVコンバータの変換電圧VEAOは高く、スイッチング素子2を流れる電流は、過電流保護レベル設定回路41で設定された過電流保護レベルの電流ILIMITで制御される。
一旦、スイッチング素子2がターンオンすると、スイッチング素子2に電流が流れ、スイッチング素子2に流れる電流の大きさに応じた電圧がオフセット電圧加算回路43とレベルシフト回路42を介して比較器13のプラス入力に入力される。オン時ブランキングパルス発生回路14によるブランキング時間後、レベルシフト回路42からの出力信号が比較器13のマイナス入力に印加される電圧以上に上昇すると、AND回路15の2つの入力には共にHレベルの信号が入力されるため、AND回路15はRSフリップフロップ19のリセット入力RにH信号を出力し、スイッチング素子2はターンオフする。
スイッチング素子2のターンオフ後、ターンオン制御回路18によって、RSフリップフロップ19のセット入力SにHレベルのTurnOn信号が出力され、スイッチング素子2は再びターンオンする。
以上のようなスイッチング動作が繰り返されて、出力電圧Voutが上昇していく。出力電圧Voutが出力電圧検出回路5で予め定められている電圧以上になると、出力電圧検出回路5は、フィードバック信号として制御回路3のFB端子から電流IFBを流出するよう制御する。電流IFBの大きさに応じて、フィードバック制御回路11内のIVコンバータからの出力電圧VEAOが低下する。電圧VEAOが、過電流保護レベル設定回路41の出力電圧VLRよりも低下すると、スイッチング素子2に流れる電流は減少する。
このようにして、スイッチング素子2のオンデューティは適切な状態に変化していく。つまり、スイッチング素子2のターンオンは、ターンオン制御回路18からの出力パルス信号により行なわれ、ターンオフはスイッチング素子2に流れる電流が、FB端子から流出する電流IFBにより決定される電流レベルまたは過電流保護レベルに達することにより行なわれる。
すなわち、負荷7への電流供給が小さい軽負荷時には、スイッチング素子2に電流が流れる期間が短くなり、重負荷時には、スイッチング素子2に電流が流れる期間が長くなることになる。
このように、制御回路3は、スイッチング電源装置の負荷7に供給される電力に応じて、スイッチング素子2に流れる電流を制御し、オンデューティを変化させるといった制御を行う。
図5は、スイッチング電源装置100がこのようなスイッチング動作を実行するときの、FB端子から流出する電流IFBに対する、フィードバック制御回路11の出力電圧VEAO、間欠発振制御回路16の出力信号Enable、およびスイッチング素子2を流れるピーク電流IDPの関係を示すグラフである。
図5において、電流IFBに対する、電圧VEAO、Enable信号、およびピーク電流IDPが任意単位で表されている。図5におけるIFBは、右に行くほど、FB端子から流出する電流IFBが大きくなり、負荷7への電流供給が小さい(出力電圧Voutが高い)ことを表している。なお、Enable信号およびピーク電流IDPには、間欠発振制御回路16によって与えられるヒステリシス特性が明示されている。また、センス電圧に加算されるオフセット電圧は、便宜的に固定されているとして説明する。
負荷7への電流供給が小さい軽負荷状態では、出力電圧Voutの上昇に伴って流出する電流IFBが増加するので、フィードバック制御回路11内のIVコンバータからの電圧VEAOが低下する。
電流IFBの絶対値がIFB1Lまで増加したとき、電圧VEAOが間欠発振制御回路16内の比較器38の基準電圧VR1よりも低下し、間欠発振制御回路16の出力信号EnableはHレベルからLレベルへと切り替わる。その結果、スイッチング素子2によるスイッチング動作は停止し、IDPLまで減少していたピーク電流IDPは0となる。
スイッチング動作が停止すると、出力電圧Voutは降下するので、電流IFBが減少し、フィードバック制御回路11内のIVコンバータからの電圧VEAOが上昇する。
電流IFBの絶対値がIFB1Hまで減少したとき、電圧VEAOが間欠発振制御回路16内の比較器38の基準電圧VR2よりも上昇し、間欠発振制御回路16の出力信号EnableはLレベルからHレベルへと切り替わる。その結果、スイッチング素子2によるスイッチング動作がピーク電流IDPHで実行される。
負荷7への電流供給が大きく、電流IFBの絶対値がIFB0よりも小さい状態では、スイッチング素子2に流れるピーク電流IDPは、過電流保護レベルの電流ILIMITに制限される。
ここで、オフセット電圧加算回路43の詳細について、図1および図2を参照して説明する。
オフセット電圧加算回路43は、スイッチング素子2と電流検出用抵抗46との接続点に接続されたオフセット調整用抵抗45と、オフセット電流生成回路44とで構成される。
オフセット電流生成回路44は、図2に示すように、フィードバック制御回路11内のN型MOSFET28とともにカレントミラー回路を構成するN型MOSFET51と、P型MOSFET52および53とで構成される。オフセット電流生成回路44は、フィードバック信号として制御回路3のFB端子から流出する電流IFBの絶対値に比例した電流IISをIS端子に流出する。
オフセット電流IISは、オフセット調整用抵抗45と電流検出用抵抗46に流れる。オフセット電流IISと、オフセット調整用抵抗45および電流検出用抵抗46とによるオフセット電圧が発生し、電流検出用抵抗46からの出力信号であるセンス電圧にオフセット電圧が加算されて、レベルシフト回路42に入力される。
ここで、通常は、電流検出用抵抗46(例えば、0.1Ω)はオフセット調整用抵抗45(例えば、数kΩ)よりも非常に小さいため、オフセット電流IISと電流検出用抵抗46により発生する電圧は無視することができ、オフセット電圧はオフセット電流IISと、オフセット調整用抵抗45とから発生する電圧のみを考慮すればよい。したがって、IS端子に印加される電圧VISは、電流検出用抵抗46の抵抗値をRS、オフセット調整用抵抗45の抵抗値をRIS、スイッチング素子を流れる電流をIDとすると、
IS=RS×ID+RIS×IIS (式4)
となる。
なお、オフセット電流IISは半導体装置である制御回路3の内部で設定され、通常は半導体装置の設計者によって設計されるが、オフセット調整用抵抗45の抵抗値は、スイッチング電源装置の設計者が自由に変更することができる。すなわち、オフセット電圧加算回路43により加算されるオフセット電圧の値は、スイッチング電源装置設計者によって自由に設定される。
オフセット電圧加算回路43により、フィードバック信号として制御回路3のFB端子から流出する電流IFBの絶対値が大きいほど大きいオフセット電圧が、電流検出用抵抗46からのセンス電圧に加算される。その結果、実際よりも大きな電流がスイッチング素子2に流れているように見える信号が、レベルシフト回路42に入力される。実際の電流からの見かけの増分は、電流IFBの絶対値が大きいほど、つまりスイッチング素子2のピーク電流IDPが小さいほど大きくなる。
レベルシフト回路42はP型MOSFETの閾値電圧Vth分だけ入力された電圧をシフトし、比較器13へ出力する。すなわち、オフセット電圧加算回路43が無い場合に比べて、オフセット電圧に対応する分だけ、スイッチング素子2を流れる電流が小さいところで比較器13の出力は反転し、スイッチング素子2を流れる電流は制限される。
オフセット電圧加算回路43により加算されるオフセット電圧の値は、フィードバック信号として制御回路3のFB端子から流出する電流IFBによって決まるオフセット電流IISと、オフセット調整用抵抗45の抵抗値から決定される。FB端子から流出する電流IFBが小さいほどオフセット電流IISが小さくなるので、スイッチング電源装置の負荷が重いほどオフセット電流IISが小さくなる。
すなわち、スイッチング電源装置の負荷が重いほどオフセット電圧加算回路43により加算されるオフセット電圧の値は小さくなり、オフセット電圧加算の影響が小さくなる。よって、過電流保護が働くスイッチング素子の最大ピーク電流値に対するオフセット電圧加算の影響を小さくできる。
これにより、オフセット電流IISの電流値やオフセット調整用抵抗45の抵抗値RISが製造ばらつきや温度特性によって変動した場合の過電流保護精度に与える影響を小さくできるので、固定的なオフセット電圧を用いる場合に比べて、スイッチング電源装置の最大出力ばらつきを抑えることができる。
図6は、スイッチング電源装置100において、FB端子から流出する電流IFBに対する、オフセット電流IISおよびスイッチング素子2を流れるピーク電流IDPの関係を示すグラフである。ピーク電流IDPは、3種類(0Ω、1kΩ、2kΩ)のオフセット調整用抵抗45の抵抗値RISで決定されるオフセット電圧が加算された場合をそれぞれ示している。なお、ピーク電流IDPおよびオフセット電流IISが有しているヒステリシス特性の記載は省略されている。
以上から、実施の形態1の制御回路3およびスイッチング電源装置100によれば、間欠発振時のスイッチング素子2のピーク電流をオフセット調整用抵抗45によって自由に設定でき、かつオフセット調整用抵抗45を変更した場合の過電流保護レベルの変動を抑えることができるので、過電流保護の精度を保って、軽負荷時の間欠発振動作を最適化することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のスイッチング電源装置を説明する。なお、図面や説明が本発明の実施の形態1と重複する場合は、適宜記載を省略する。
図7は、実施の形態2のスイッチング電源装置200の一構成例を示す回路図である。スイッチング電源装置200の制御回路103は、1チップのスイッチング電源制御用の半導体装置によって実現される。制御回路103では、実施の形態1の制御回路3から、オフセット電流生成回路144が変更されている。
図8は、オフセット電流生成回路144の一構成例を示す回路図である。便宜上、フィードバック制御回路11とともに示す。
実施の形態1のオフセット電流生成回路44は、出力電圧検出回路5からのフィードバック信号、つまり、FB端子から流出する電流IFBに比例した電流をオフセット電流IISとしてIS端子へ供給していた。
これに対し、実施の形態2のオフセット電流生成回路144では、P型MOSFET53のドレインとGNDとの間に定電流シンク回路56が挿入され、また、P型MOSFET53のドレインとIS端子間にはダイオード57が挿入されている。定電流シンク回路56とダイオード57とにより、電流IFBに比例した電流から所定の電流IIS0が差し引かれてオフセット電流IISとしてIS端子へ供給される。すなわち、FB端子より流出する電流IFBが所定量以下では、オフセット電流IISは0となり、所定量以上では、IFBに比例した電流がオフセット電流IISとして供給される。
よって、電流IFBが所定量以下の領域では、オフセット電圧加算回路143により加算されるオフセット量が0となり、オフセット電圧加算の影響がなくなる。
また、スイッチング素子2を流れるピーク電流値が最大となる時、すなわち、FB端子より流出する電流IFBがIFB0以下である時に、オフセット電流IISが0となるように定電流シンク回路56に流れる電流IIS0を設定すれば、過電流保護が働くスイッチング素子の最大ピーク電流値に対するオフセット電圧加算の影響をなくすことができる。
さらに、オフセット電流生成回路144では、P型MOSFET52と53の対で構成されるカレントミラー回路と内部回路電源電圧との間にP型MOSFET54が挿入される。P型MOSFET54のゲートには、インバータ55を介してEnable信号が入力される。
そのため、Enable信号がLレベルである期間、すなわち、間欠発振制御回路16によってスイッチング動作が停止している期間は、P型MOSFET52、53に電流が供給されず、オフセット電流IISが0となる。こうすることで、オフセット電圧の加算が不要な期間におけるオフセット電圧加算回路143による消費電流を削減することができる。
なお、オフセット電圧加算回路143による消費電流をさらに削減するために、スイッチング素子2がターンオフしてからターンオンするまでの期間はオフセット電流IISを0としてもよい。この場合は、Enable信号の代わりに、駆動回路21からのGate信号をインバータ55に入力すればよい。
図9は、スイッチング電源装置200において、FB端子から流出する電流IFBに対する、オフセット電流IISと、スイッチング素子2を流れるピーク電流IDPの関係を示すグラフである。ピーク電流IDPは、図6と同様、オフセット調整用抵抗45の3種類の抵抗値(RIS=0Ω、1kΩ、2kΩ)について示している。なお、ピーク電流IDPおよびオフセット電流IISが有しているヒステリシス特性の記載は省略されている。
以上から、実施の形態2に係る制御回路103およびスイッチング電源装置200によれば、間欠発振時のスイッチング素子2のピーク電流をオフセット調整用抵抗45によって自由に設定でき、かつオフセット調整用抵抗45を変更した場合の過電流保護レベルの変動を抑えることができるので、過電流保護の精度を保ちながら、軽負荷時の間欠発振動作を最適化することができる。
なお、スイッチング電源装置200において、オフセット電圧の加算が過電流保護の精度に与える影響は、実施の形態1で説明したスイッチング電源装置100と同等以下にすることができ、特に、IFB≦IFB0の領域でIISが0となるように設定し、過電流保護の精度に全く影響が出ないようにすることができる。
間欠発振制御回路16によってスイッチング動作が停止している期間は、オフセット電圧加算回路143による消費電流を削減することができ、スタンバイ時におけるスイッチング電源装置の消費電力を削減することができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3のスイッチング電源装置を説明する。なお、図面や説明が本発明の実施の形態1または実施の形態2と重複する場合は、適宜記載を省略する。
図10は、実施の形態3のスイッチング電源装置300の一構成例を示す回路図である。スイッチング電源装置300の制御回路203は、1チップのスイッチング電源制御用の半導体装置によって実現される。制御回路203では、実施の形態1の制御回路3から、オフセット電流生成回路244と、フィードバック制御回路211が変更されている。
図11は、オフセット電流生成回路244と、フィードバック制御回路211の一構成例を示す回路図である。
実施の形態3のオフセット電流生成回路244は、フィードバック制御回路211内のIVコンバータにて電流IFBから変換された電圧VEAOと過電流保護レベル設定回路41の出力電圧VLRが入力され、オフセット電流IISを出力する。フィードバック制御回路211は、図2および図8に示されるフィードバック制御回路11と比べて、電流IFBをミラーするためにN型MOSFET28のゲートから引き出される配線が省略される。
オフセット電流生成回路244は、電圧VEAOに応じた電流を生成するためのNPNバイポーラトランジスタ258、260、定電流シンク回路259、抵抗261と、抵抗261を流れる電流をミラーするためのP型MOSFET262、263およびN型MOSFET264、265と、電圧VLRに応じた電流を生成するためのNPNバイポーラトランジスタ266、268、定電流シンク回路267、抵抗269と、抵抗269を流れる電流をミラーするためのP型MOSFET270、271と、P型MOSFET271を流れる電流IM1とN型MOSFET265を流れる電流IM2の差分電流(IM1−IM2)をミラーするためのN型MOSFET272、273およびP型MOSFET274、275とで構成される。
以下にオフセット電流生成回路244の動作を説明する。VEAO≧VLRの場合には、IM1≦IM2となるように設定することでN型MOSFET272には電流が流れず、オフセット電流IISは0となる。VEAO<VLRの場合には、IM1>IM2となり、N型MOSFET272に電流が流れ、P型MOSFET274、275によって増幅された電流がオフセット電流IISとしてIS端子へ供給される。なお、オフセット電流IISは、
IS=α×(IM1−IM2)=β×(VLR−VEAO) (式5)
となる。ただし、αおよびβは、オフセット電流生成回路244内のカレントミラー回路のミラー比によって決定される。また、VLRは過電流保護レベル設定回路41で生成され、一定の電圧であるので、VEAO<VLRの場合には、VEAOが低いほどオフセット電流IISは大きくなる。
図12は、スイッチング電源装置300において、FB端子から流出する電流IFBに対する、オフセット電流IISと、スイッチング素子2を流れるピーク電流IDPの関係を示すグラフである。ピーク電流IDPは、図6と同様、オフセット調整用抵抗45の3種類の抵抗値(RIS=0Ω、1kΩ、2kΩ)について示している。なお、ピーク電流IDPおよびオフセット電流IISが有しているヒステリシス特性の記載は省略されている。
以上から、実施の形態3に係る制御回路203およびスイッチング電源装置300によれば、間欠発振時のスイッチング素子2のピーク電流をオフセット調整用抵抗45によって自由に設定でき、かつオフセット調整用抵抗45を変更した場合の過電流保護レベルの変動を抑えることができるので、過電流保護の精度を保ちながら、軽負荷時の間欠発振動作を最適化することができる。
なお、スイッチング電源装置300において、オフセット電圧の加算が過電流保護の精度に与える影響は、実施の形態2で説明したスイッチング電源装置200と同等であり、特に、IFB≦IFB0の領域でIISが0となるように設定し、過電流保護の精度に全く影響が出ないようにすることができる。
なお、実施の形態2のオフセット電流生成回路144と同様に、P型MOSFET274と275の対で構成されるカレントミラー回路と内部回路電源電圧との間にP型MOSFETを挿入し、間欠発振制御回路16によってスイッチング動作が停止している期間は、オフセット電圧加算回路243による消費電流を削減してもよい。
以上、本発明のスイッチング電源制御用の半導体装置およびスイッチング電源装置について、実施の形態に基づいて説明した。本発明は、これらの実施の形態に限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を各実施の形態に施し、また異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、出力電圧Voutの検出を、補助巻線1cの電圧を利用して行う変形例が考えられる。
図13は、そのような変形例に係るスイッチング電源装置500の一構成例を示す回路図である。スイッチング電源装置500の制御回路503では、実施の形態1の制御回路3から、出力電圧検出回路505が追加されている。出力電圧検出回路505は、制御回路503のVCC端子に印加される電圧を利用して、出力電圧Voutを検出することにより、フィードバック信号をフィードバック制御回路11へ出力する。
また、IS端子とGND端子間に抵抗素子や容量素子などを接続したり、フィルタ回路を挿入したりしてもよい。
本発明のスイッチング電源制御用の半導体装置およびスイッチング電源装置はAC−DCコンバータやDC−DCコンバータなどのスイッチング電源装置等に利用できる。
1 トランス
1a 一次巻線
1b 二次巻線
1c 補助巻線
2 スイッチング素子
3、103、203、403 制御回路(半導体装置)
4 整流平滑回路
4a、6a、57 ダイオード
4b、6b コンデンサ
5 出力電圧検出回路
6 出力電圧生成部
7 負荷
8 レギュレータ
9 内部回路電圧源
10 起動停止回路
11 フィードバック制御回路
12 ターンオフ制御回路
13、38 比較器
14 オン時ブランキングパルス発生回路
15 AND回路
16 間欠発振制御回路
18 ターンオン制御回路
19 RSフリップフロップ
20 NAND回路
21 駆動回路
23、24、35、36、444 定電流源
25、26、39、52、53、54、262、263、270、271、274、275 P型MOSFET
27〜29、31、51、264、265、272、273 N型MOSFET
30、34 定電圧源
32、37、45、46、261、269 抵抗
33、258、260、266、268 NPNバイポーラトランジスタ
41 過電流保護レベル設定回路
42 レベルシフト回路
43、143、243、443 オフセット電圧加算回路
44、144、244 オフセット電流生成回路
55、70、71 インバータ
56、259、267 定電流シンク回路
69 クロック生成器
73 NOR回路

Claims (8)

  1. 入力直流電圧をスイッチング素子にてスイッチングすることにより前記入力直流電圧を調整された出力直流電圧に変換して負荷に供給するスイッチング電源装置を制御するための半導体装置であって、
    前記スイッチング素子を周期的にターンオンさせるためのターンオン信号を生成するターンオン制御回路と、
    前記出力直流電圧の大きさを示すフィードバック信号を参照することにより、前記スイッチング素子に流れる電流に対する、前記出力直流電圧が大きいほど小さい制限レベル値を示す第1基準電圧を生成するフィードバック制御回路と、
    前記スイッチング素子に流れる電流が大きいほど大きいセンス電圧が印加される電流検出端子と、
    前記フィードバック信号によって示される前記出力直流電圧が大きいほど大きいオフセット電流を前記電流検出端子から流出させるオフセット電流生成回路と、
    前記電流検出端子に印加されたセンス電圧と前記第1基準電圧とを比較することにより、前記スイッチング素子をターンオフさせるためのターンオフ信号を生成するターンオフ制御回路と、
    前記ターンオン信号および前記ターンオフ信号に従って、前記スイッチング素子をオンオフさせる駆動回路と
    を備える半導体装置。
  2. さらに、
    前記スイッチング素子に流れる電流に対する過電流保護レベル値を示す第2基準電圧を生成する過電流保護レベル設定回路と、
    前記第1基準電圧があらかじめ定められた基準を満たす程度に小さい場合に、前記スイッチング素子をオフ状態に固定する間欠発振制御回路と
    を備え、
    前記ターンオフ制御回路は、前記電流検出端子に印加された電圧と、前記第1基準電圧および前記第2基準電圧とを比較することにより、前記ターンオフ信号を生成する
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記オフセット電流生成回路は、前記フィードバック信号が変化するにつれて値が連続的に変化するように前記オフセット電流を生成する
    請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記オフセット電流生成回路は、前記第1基準電圧が小さくなるにつれて値が連続的に大きくなるように前記オフセット電流を生成する
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記オフセット電流生成回路は、前記第1基準電圧が前記第2基準電圧よりも大きい場合に前記オフセット電流の値を0にする
    請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記間欠発振制御回路は、前記ターンオン信号をマスクするためのイネーブル信号を出力することによって前記スイッチング素子をオフ状態に固定し、
    前記オフセット電流生成回路は、前記イネーブル信号によって前記スイッチング素子がオフ状態に固定されている期間、前記オフセット電流の値を0にする
    請求項2または請求項5に記載の半導体装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の半導体装置と、
    前記半導体装置からの制御により入力直流電圧をスイッチングするスイッチング素子と、
    前記入力直流電圧を前記スイッチング素子にてスイッチングすることにより生成された入力交流電圧を出力交流電圧に変換する変換器と、
    前記出力交流電圧を前記出力直流電圧に変換する整流および平滑回路と、
    前記出力直流電圧の大きさを表すフィードバック信号を生成する出力電圧検出回路と、
    前記スイッチング素子に流れる電流が大きいほど大きな電圧を生成する電流検出回路と、
    前記電流検出回路の出力と前記電流検出端子とを接続するオフセット調整用抵抗と
    を備えるスイッチング電源装置。
  8. 前記オフセット調整用抵抗は抵抗素子である
    ことを特徴とする請求項7に記載のスイッチング電源装置。
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