JP5341602B2 - 天板スライド式机 - Google Patents

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Description

本発明は、天板支持体上に、天板を、前後方向に移動可能に装着してなる机に係わり、特に、天板を所定位置でロックするロック装置を備える机に関する。
この種のロック装置を備える天板スライド式机としては、天板の下面中央の凹部内に収容した前後方向を向く操作レバーの前端部を上向きに操作することにより、この操作レバーに設けた前後複数の係合孔を、左右の脚体を連結する横杆の中央部に上向き突設した係合軸に選択的に係脱させて、前後方向にスライドさせた天板をロックしうるようにしたもの(例えば特許文献1参照)や、机本体の側端部に前方に引き出し可能に設けたストッパ部材の係止手段により、前方にスライドさせた天板の後方への移動を阻止しうるようにしたもの(例えば特許文献2参照)がある。
また、天板側端部下面に設けたラッチハウジングに、前後複数のラッチ部材を上下方向に回動自在に枢着し、このラッチ部材を、ラッチ解除レバーの回動操作と連動して前後方向に移動するロッドに設けた作動部材により回動させることにより、左右方向向く横架材とラッチ部材との係合を解除し、天板を前方の所定位置にスライドさせて、再度ラッチ部材を横架材に係止することにより、前方にスライドさせた天板を前後複数位置で係止させうるようにしたものもある(例えば特許文献3参照)。
特開2004−298242号公報 特開2002−336057号公報 特開2006−101949号公報(図11〜図14)
上記特許文献1に記載されている天板スライド式机においては、横杆の中央部に突設した係合軸のみにより天板がロックされるようになっているので、左右寸法の大きな大型の天板を有する机では、係合軸を中心として天板が前後方向にぐらつく恐れがある。
また、前後方向を向く操作レバーの前端部を上向きに操作して、操作レバー全体を上向きに回動させ、それに設けた係合孔を係合軸に係脱させなければならないので、操作レバーを強く押し上げる必要がある。
特許文献2に記載天板スライド式机は、ストッパ部材を机本体の前方に一旦引き出したのち、天板を前方にスライドさせ、ストッパ部材の係止手段により天板の後方への移動を阻止するものであるため、2段階の操作が必要であり、操作性が悪い。
特許文献3に記載の天板スライド式机は、ラッチ部材を単に横架材の上縁角部に係止させて、天板の前方または後方への移動を阻止するようになっているので、前後方向の中間位置においてラッチ部材により係止した天板が、簡単に後方に移動してしまう。
また、ラッチ解除レバーの回動操作と、天板のスライド操作との二つの操作を要し、これらの操作を両手で行わなければならないので、操作性が悪い。
さらに、ラッチ部材と横架材との係止部が1箇所であり、かつストッパ部材の強度も小さいので、天板を安定よくロックし得ないだけでなく、天板に前後方向の強い力が加わったり、机を長期間使用したりした際に、ラッチ部材と横架材との係合が外れ易くなる恐れがある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ストッパ部材を強固なものとし、天板をロック位置に確実に保持しうるようにするとともに、容易に天板をロックしたり、ロックを解除したりすることができるようにした天板スライド式机を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)左右1対の側脚同士を、左右方向を向く前後1対の連結杆により連結してなる天板支持体により、天板を前後方向に移動可能に支持し、かつロック装置により、天板を、前方の所定のスライド位置にロックしうるようにしてなる天板スライド式机において、前記ロック装置は、前記前後の連結杆における左右方向の中間部の対向面に固着され、かつ上面に係止部を有する固定ストッパ部材と、この固定ストッパ部材と対向する前記天板の下面に前後方向に移動可能に設けられた操作レバーと、この操作レバーと前記固定ストッパ部材との間に前記天板と共に前後方向に移動しうるように、かつ天板に対する前記操作レバーの前後移動と連係して上下動しうるように設けられ、前記操作レバーの非操作時に前記係止部に係止しうる被係止部を有する移動ストッパ部材とを備えるものとし、前記操作レバーを前方に操作することにより、前記被係止部が前記係止部より離脱して、前記天板のロックが解除されるようにする。
このような構成とすると、固定ストッパ部材を、左右の側脚同士を連結する前後1対の連結杆の対向面に固定してあるので、固定ストッパ部材の取付強度が大きく、かつ前後の連結杆も固定ストッパ部材により補強される。従って、ロック状態において天板に前後方向の強い力が加わっても、固定ストッパ部材や連結杆が撓むなどして、天板が前後方向にがたつく恐れはない。
また、操作レバーを前方に操作すると、それに連係された移動ストッパ部材の被係止部が、固定ストッパ部材の係止部より離脱して、天板のロックが解除されるので、操作レバーによるロック解除操作と天板の前後方向への移動操作とを、一つの動作で同時に、かつ片手で容易に行うことができ、操作性が向上する。
(2)上記(1)項において、固定ストッパ部材が、前後方向を向く水平な板材の左右両側縁に、1対の起立片を有するとともに、両起立片の上端部に上方に開口する、係止部としての凹状の係止溝を備えるものとし、かつ移動ストッパ部材は、前記左右の起立片の離間寸法よりも長寸をなすとともに、両側端部が天板の下面より垂下する左右1対の下向片により上下動可能に支持された板材よりなり、この移動ストッパ部材における両側端部を被係止部として、前記左右の係止溝と係脱しうるようにする。
このような構成とすると、固定ストッパ部材の係止溝は、左右方向に離間して1対設けられ、この左右の係止溝に、左右方向に長寸の移動ストッパ部材の両側端部が係止することにより、天板がロックされるので、ロック状態において天板が前後方向にぐらつく恐れはなく、天板をロック位置に安定よく確実に保持することができる。従って、天板を前方にスライドさせた状態での作業を安全に行うことができる。
また、固定ストッパ部材の係止部を、上方に開口する凹状の係止溝としてあるので、移動ストッパ部材の両側端部を、係止溝に上方より容易に係脱することができる。
(3)上記(1)または(2)項のいずれかにおいて、移動ストッパ部材を、上向き付勢手段により、係止部より離脱する方向に上向きに付勢するとともに、操作レバーを、前記上向き付勢手段よりも大きな付勢力の後向き付勢手段により後方に付勢することにより、操作レバーに連係された移動ストッパ部材を下向きに押圧し、その被係止部が固定ストッパ部材の係止部に係止しうるようにする。
このような構成とすると、移動ストッパ部材は、上向き付勢手段により、係止部より離脱する方向に常時付勢されているので、操作レバーを前方に操作するだけで、天板のロックを確実に解除することができる。
また、操作レバーの非操作時には、移動ストッパ部材は、上向き付勢手段よりも大きな付勢力の後向き付勢手段により下向きに強制的に押圧され、被係止部が固定ストッパ部材の係止部に係止しうるようになっているので、天板はロック位置に確実に保持され、不意に前後方向に移動する恐れがない。
(4)上記(3)項において、移動ストッパ部材の前縁に、斜め前下方を向く下向傾斜片を設け、この下向傾斜片の上面に操作レバーの後端部下面を摺接させることにより、操作レバーの前後方向への移動時に、前記移動ストッパ部材が上下方向に移動して、固定ストッパ部材の係止部と係脱しうるようにする。
このような構成とすると、操作レバーが前後方向に移動するだけで、移動ストッパ部材が上向き付勢手段に抗して上下動し、固定ストッパ部材の係止部に自動的に係脱することができる。
本発明によれば、固定ストッパ部材を、左右の側脚同士を連結する前後1対の連結杆の対向面に固定してあるので、固定ストッパ部材の取付強度が大きく、かつ前後の連結杆も固定ストッパ部材により補強される。従って、ロック状態において天板に前後方向の強い力が加わっても、固定ストッパ部材や連結杆が撓むなどして、天板が前後方向にがたつく恐れはない。
また、操作レバーを前方に操作すると、それに連係された移動ストッパ部材の被係止部が、固定ストッパ部材の係止部より離脱して、天板のロックが解除されるので、操作レバーによるロック解除操作と天板の前後方向への移動操作とを、一つの動作で同時に、かつ片手で容易に行うことができ、操作性が向上する。
本発明の天板スライド式机の斜視図である。 同じく、平面図である。 図2のIII-III線拡大縦断側面図である。 ロック装置取付部の拡大平面図である。 図4のV-V線拡大縦断正面図である。 同じく、VI-VI線拡大縦断側面図である。 操作レバーを操作時の拡大縦断側面図である。 天板を最前部でロックしたときの縦断側面図である。 同じく、最前部でロックを解除したときの縦断側面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の天板スライド式机の斜視図、図2は、同じく平面図、図3は、図2のIII-III線に沿う縦断側面図で、この天板スライド式机は、横長の天板1を、その下方の天板支持体2により、前後方向に移動可能として支持したものよりなっている。
天板支持体2は、前後方向を向き、かつ側面視ほぼコ字状をなす左右1対の側脚3、3の後端同士を、左右方向を向く幕板4をもって連結するとともに、同じく、上部の前部と中間部との対向面同士を、左右方向を向く前後の連結杆5、6をもって連結することにより形成されている。
左右の側脚3、3間における幕板4の前方かつ連結杆6の後方には、前面カバー7が着脱自在に装着されており、この幕板4と前面カバー7との間に、機器収容空間8が形成されている。
天板1の両側端部下面と左右の側脚3の上端との間には、公知のサスペンションレールよりなるガイドレール9、9が設けられ、天板1は、両ガイドレール9により、左右の側脚3の上面及び前後の連結杆5、6の上面より若干離間するようにして、図2、図3に想像線で示す後限位置(A)から、同じく前限位置(B)までの間を、円滑に前後方向に移動しうるように支持されている。
天板1が後限位置(A)に位置しているときは、機器収容空間8の上端の開口は、天板1の後部により完全に閉塞され、また天板1が前限位置(B)に位置しているときは、機器収容空間8の上端の開口は、完全に開放するようにしてある。なお、天板1を後限及び前限位置で停止保持するロック装置21については、後述する。
天板支持体2における機器収容空間8には、3個の機器昇降手段10が、左右方向に並べて配設されている。
各機器昇降手段10は、幕板4に固着された、左右1対のガイドレール11を備える支持フレーム12と、ガイドレール11に昇降可能に支持され、上端に昇降支柱13が立設された昇降体14と、この昇降体14を引き上げるように、かつ機器の重量とバランスするように付勢する定荷重ばね(図示略)とを備え、昇降支柱13の中間部に取り付けたパソコンのディスプレイ15等の機器を、機器収容空間8の上端の開口を開いた状態で、図3に想像線で示すように、機器収容空間8内に収容された収容位置から、同じく実線で示すように、ディスプレイ15が天板1より上方に位置する使用位置まで、昇降させうるようになっている。
なお、図2、図3の実線で示すように、天板1は、その後端が、上昇させたときの昇降支柱13の前面に当接または近接する中間位置(C)においても、後述するロック装置21により停止保持しうるようになっている。
昇降支柱13の前面におけるディスプレイ15より下方の位置には、中間位置(C)に位置している天板1の上面に当接して、上昇している昇降支柱13の下降を阻止するストッパ16が突設されている。
図1に示すように、天板1の下方における左右方向の中央部には、収容ボックス17が設けられ、ここに、パソコン本体18、18を収容し、ディスプレイ15用のキーボード19は、不使用時には、天板1の下方における連結杆5に固着したトレー20に収容しうるようにしてある。
図2に示すように、天板1の左右方向の中央部下面と、前後の連結杆5、6の対向面間の左右方向の中央部とには、天板1のロック装置21が設けられている。
ロック装置21は、図4〜図6に示すように、天板1の下面の中央部に複数のねじ22により固定された前後方向を向く矩形平板状の基板23と、この基板23の下面に沿って前後方向に摺動する平板状の操作レバー24と、この操作レバー24の後半部の下方に位置するようにして、前後の連結杆5、6間に設けられた板材よりなる固定ストッパ部材25とを備えている。
操作レバー24の前端には、下向きの把手24aが、天板1の前端部の下方に位置するようにして、折曲形成され、また、同じく前後の端部には、前後方向を向く左右1対ずつの長孔26、26が穿設されている。
各長孔26に下方より挿入した段付きボルト27を、基板23を貫通させて、天板1の下面に螺挿することにより、操作レバー24は、4個の段付きボルト27により支持され、かつ各段付きボルト27に形成された角軸部27aを、各長孔26に前後方向に摺動可能に嵌合することにより、操作レバー24は、天板1及び基板23に対して前後方向に移動させうるようになっている。
操作レバー24の後端には、下向片28aと、それに連続する後向片28bと、後向片28bの後端部に連設された斜め後上方を向く上向傾斜片28cとからなる側面視L字状断面の押動部28が連設され、下向片28aの両側端部と、基板23の後端に連設された下向折曲片23aの両側端部とには、引張コイルばね29、29の前後の足片29a、29aが係止されている。
左右の引張コイルばね29、29により、操作レバー24は、常時後向きに付勢され、段付きボルト27の角軸部27aが長孔26の前端と当接する後限に位置して停止している(図4、図6参照)。
固定ストッパ部材25の左右寸法は、操作レバー24のそれよりも大とされ、前端に連設された上向片25aと、左右両側縁の後端に連設された外向起立片25b、25bを、それぞれ前後の連結杆5、6の対向面に、ボルト30とナット31により固定することにより、固定ストッパ部材25は、操作レバー24の押動部28の下方に位置するようにして、前後の連結杆5、6の間に取り付けられている。
固定ストッパ部材25の左右の側縁には、前後方向を向く左右1対の起立片32、32が連設され、両起立片32の前後の端部と後部寄りの中間部には、上方に開口する側面視凹状の係止溝33が形成されている。両起立片32の高さは、上記操作レバー24の後向片28bの下面よりも僅かに下位となるようにしてある。
固定ストッパ部材25の両側端部には、前後方向に長いガイド孔34、34が形成されている。
図4及び図5に示すように、基板23の後端部の両側縁には、下向片35aとそれに連続する内向片35bよりなる内向きL字状断面の支持片35、35が、内向片35bに固定ストッパ部材25が載置されるようにして連設されている。
左右の下向片35a、35aに穿設された通孔36、36には、軸受部材37、37が圧嵌され、両軸受部材37には、左右寸法が上記固定ストッパ部材25の左右の起立片32間の離間寸法よりも長寸の、板材よりなる移動ストッパ部材38の両側端部が、上下に移動可能に遊嵌されている。
移動ストッパ部材38の中央部の前縁には、斜め前下方に向かって延出する下向傾斜片38aが一体的に連設されている。なお、下向傾斜片38aを含む移動ストッパ部材38の前後寸法は、操作レバー24を前後限まで移動させても、その後向片28bの前端と上向傾斜片28cの後端から外れない長さとしてある。
左右の内向片35bに穿設された通孔39には、上部に拡径鍔部40aを有する軸受部材40が圧嵌され、両軸受部材40には、下端に拡径頭部41aを有するとともに、上端部が小径のねじ軸41bとなっている支持軸41が、上下に摺動可能に嵌合されている。拡径鍔部40aよりも上方の支持軸41には、圧縮コイルばね42が嵌合されている。
左右の支持軸41のねじ軸41bは、移動ストッパ部材38の両側端部に設けためねじ孔43に螺合され、この際に、圧縮コイルばね42が移動ストッパ部材38と拡径鍔部40a間において圧縮されることにより、移動ストッパ部材38は常時上向きに付勢されている。その結果、図4〜図6に示すように、移動ストッパ部材38の中央部上面が、常時後方に付勢されている操作レバー24の後向片28bの下面と当接し、かつ支持軸41の下端部が、固定ストッパ部材25の下方に突出した状態に保持される。なお、左右の引張コイルばね29による操作レバー24の後方への付勢力は、左右の圧縮コイルばね42による移動ストッパ部材25の上向付勢力よりも十分大きく、移動ストッパ部材38の中央部が、常に操作レバー24の後向片28bにより下方に押圧されるようにしてある。
図4に示すように、左右の軸受部材40、40の拡径鍔部40a、40aは、固定ストッパ部材25の左右のガイド孔34、34に、前後方向に摺動可能に嵌合されており、移動ストッパ部材38は、実質的に左右のガイド孔34に案内されて、天板1と共に前後方向に安定的に移動しうるようになっている。
次に、上記ロック装置21を用いて、天板1の前後移動をロックしたり、ロックを解除したりする要領について説明する。
図2及び図3に示すように、天板1が後限位置(A)に位置して、機器収容空間8の上端の開口を完全に閉塞しているときには、図6に示すように、操作レバー24は、引張コイルばね29の付勢力により後限に位置し、押動部28の後向片28bにより、移動ストッパ部材38が下向きに押圧されている。これにより、移動ストッパ部材38の両側端部が、圧縮コイルばね42に抗して、固定ストッパ部材25における左右の起立片32、32の最後部の係止溝33、33に嵌合して係止され、天板1が前後方向に移動するのがロックされている。
この状態において、把手24aに手を掛けて、操作レバー24を、引張コイルばね29に抗して前限まで引くと、図7に示すように、移動ストッパ部材38の上面を押圧していた押動部28が前方に移動し、上向傾斜片28cが、移動ストッパ部材38の下向き傾斜片38aの前端部上面に位置する。すると、それに連動して、移動ストッパ部材38全体が圧縮コイルばね42の付勢力により上昇させられ、移動ストッパ部材38の両側端部が、最後部の係止溝33より離脱し、ロックが解除される。
これにより、操作レバー24を引いた状態のまま、天板1を前方に移動させることができる。なお、移動ストッパ部材38の両側端部が、最後部の係止溝33の若干前方に位置した時点においては、操作レバー24から手を離して天板1を前方に移動させることができる。すなわち、この際に操作レバー24から手を離しても、移動ストッパ部材38の両側端部が固定ストッパ部材25の左右の起立片32の上端に当接するだけで、係止溝33に再嵌合することがないからである。
操作レバー24から手を離したまま、天板1をさらに前方に移動させ、移動ストッパ部材38の両側端部が、固定ストッパ部材25における起立片32の中間部の係止溝33の上方に到達すると、引張コイルばね29の付勢力により、操作レバー24が後方に移動させられるのと同時に、移動ストッパ部材38が下向きに押動させられ、その両側端部が起立片32の中間部の係止溝33に自動的に嵌合して係止される。これにより、天板1は、図2及び図3に示す中間位置(C)にロックされる。
機器収容空間8の上端を大きく開放して、ディスプレイ15等を機器収容空間8より昇降させる際には、図8に示すように(若干縮小して示す)、操作レバー24を前方に引いたまま、天板1を前方に移動させ、移動ストッパ部材38の両側端部を、固定ストッパ部材25における起立片の32の最前部の係止溝33に係止させればよい。
これにより、天板1は、図2及び図3に示す前限位置(B)でロックされる。なお、この際も、上記と同様、移動ストッパ部材38が中間部の係止溝33を通過した後、操作レバー24から手を離すことにより、移動ストッパ部材38の両側端部を最前部の係止溝33に自動的に嵌合させることができる。
この状態で把手24aを引いて操作レバー24を前方に移動させると、図9に示すように、移動ストッパ部材38が圧縮コイルばね42により上昇させられるので、図7に示すのと同様に、天板1のロックが解除され、天板1を後方に移動させることができる。
以上説明したように、上記実施形態の天板スライド式机においては、固定ストッパ部材25を、左右の側脚3同士を連結する前後の連結杆5、6の対向面に固定してあるので、固定ストッパ部材25の取付強度が大きく、かつ前後の連結杆5、6も固定ストッパ部材25により補強される。従って、ロック状態において天板1に前後方向の強い力が加わっても、固定ストッパ部材25や連結杆5、6が撓むなどして、天板1が前後方向にがたつく恐れはない。
また、固定ストッパ部材25の前後複数の係止溝33は、左右方向に離間して1対ずつ設けられ、これら左右の係止溝33に、引張コイルばね29の付勢力により常時下向きに押圧されている移動ストッパ部材38の両側端部が嵌合して、天板1がロックされるようにしてあるので、ロック状態において天板1が不意に前後方向に移動したり、ぐらついたりするのが防止され、天板1をロック位置に安定よく確実に保持することができる。従って、天板1を前方にスライドさせた状態で、ディスプレイ15等の機器の昇降作業などを安全に行うことができる。
操作レバー24によるロック解除操作と、天板1の前後方向への移動操作とを、一つの動作で同時に、かつ片手で容易に行いうるので、操作性がよい。
1 天板
2 天板支持体
3 側脚
4 幕板
5 連結杆
6 連結杆
7 前面カバー
8 機器収容空間
9 ガイドレール
10 機器昇降手段
11 ガイドレール
12 支持フレーム
13 昇降支柱
14 昇降体
15 ディスプレイ
16 ストッパ
17 収納ボックス
18 パソコン本体
19 キーボード
20 トレー
21 ロック装置
22 ねじ
23 基板
23a下向折曲片
24 操作レバー
24a把手
25 固定ストッパ部材
25a上向片
25b外向起立片
26 長孔
27 段付きボルト
27a角軸部
28 押動部
28a下向片
28b後向片
28c上向傾斜片
29 引張コイルばね(後向き付勢手段)
29a足片
30 ボルト
31 ナット
32 起立片
33 係止溝
34 ガイド孔
35 支持片
35a下向片
35b内向片
36 通孔
37 軸受部材
38 移動ストッパ部材
38a下向傾斜片
39 通孔
40 軸受部材
40a拡径鍔部
41 支持軸
41a拡径頭部
41bねじ軸
42 圧縮コイルばね(上向き付勢手段)
43 めねじ孔

Claims (4)

  1. 左右1対の側脚同士を、左右方向を向く前後1対の連結杆により連結してなる天板支持体により、天板を前後方向に移動可能に支持し、かつロック装置により、天板を、前方の所定のスライド位置にロックしうるようにしてなる天板スライド式机において、
    前記ロック装置は、前記前後の連結杆における左右方向の中間部の対向面に固着され、かつ上面に係止部を有する固定ストッパ部材と、この固定ストッパ部材と対向する前記天板の下面に前後方向に移動可能に設けられた操作レバーと、この操作レバーと前記固定ストッパ部材との間に前記天板と共に前後方向に移動しうるように、かつ天板に対する前記操作レバーの前後移動と連係して上下動しうるように設けられ、前記操作レバーの非操作時に前記係止部に係止しうる被係止部を有する移動ストッパ部材とを備えるものとし、前記操作レバーを前方に操作することにより、前記被係止部が前記係止部より離脱して、前記天板のロックが解除されるようにしたことを特徴とする天板スライド式机。
  2. 固定ストッパ部材が、前後方向を向く水平な板材の左右両側縁に、1対の起立片を有するとともに、両起立片の上端部に上方に開口する、係止部としての凹状の係止溝を備えるものとし、かつ移動ストッパ部材は、前記左右の起立片の離間寸法よりも長寸をなすとともに、両側端部が天板の下面より垂下する左右1対の下向片により上下動可能に支持された板材よりなり、この移動ストッパ部材における両側端部を被係止部として、前記左右の係止溝と係脱しうるようにしてなる請求項1記載の天板スライド式机。
  3. 移動ストッパ部材を、上向き付勢手段により、係止部より離脱する方向に上向きに付勢するとともに、操作レバーを、前記上向き付勢手段よりも大きな付勢力の後向き付勢手段により後方に付勢することにより、操作レバーに連係された移動ストッパ部材を下向きに押圧し、その被係止部が固定ストッパ部材の係止部に係止しうるようにしてなる請求項1または2記載の天板スライド式机。
  4. 移動ストッパ部材の前縁に、斜め前下方を向く下向傾斜片を設け、この下向傾斜片の上面に操作レバーの後端部下面を摺接させることにより、操作レバーの前後方向への移動時に、前記移動ストッパ部材が上下方向に移動して、固定ストッパ部材の係止部と係脱しうるようにしてなる請求項3記載の天板スライド式机。
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