JP5209522B2 - 天板スライド式机 - Google Patents
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(1) 前後方向を向く左右1対の側脚同士を、左右方向を向く連結杆により連結してなる天板支持体上に、天板を前後方向に摺動可能として装着してなる天板スライド式机において、左右の側脚の上面に、上方と内方とに開口する前後方向を向く凹溝を設け、この凹溝内に、固定レールに対して可動レールが前後方向に摺動可能としたガイドレール装置を収容し、前記固定レールを凹溝の外側の側面に固着し、かつ前記可動レールに垂直の取付片を固着したブラケットにおける前記取付片の上端より内側方を向く水平片を、前記凹溝より内側方に向かって延出させ、左右のブラケットの水平片を天板の下面に固着する。
なお、天板を前限位置まで移動させたときは、天板支持体の後部に形成した機器収容空間の上面を開くことができ、その機器収容空間に収容したモニターやコンピューターの端末機器等を上方に取り出すことができる。
また、天板を中間位置まで移動し、その位置で係止手段により天板を係止することにより、機器を天板上に引き上げた状態で、機器の昇降機構や配線を、天板の後方に形成された開口を通して、機器収容空間の後部に挿通させた状態で、機器を使用することができる。ことができる。
図1〜図4に示すように、この天板スライド式机は、横長の天板1を、その下方の天板支持体2により、前後方向に摺動可能として支持したものよりなっている。
天板支持体2は、前後方向を向き、かつ側面視ほぼコ字状をなす左右1対の側脚3、3の後端同士を、左右方向を向く幕板4をもって連結するとともに、同じく、上部の前部同士および中間部同士を、左右方向を向く前後の連結杆5、6(図2および図4参照)をもって連結することにより形成されている。
上片14と内側片15とには、互いに連続して上方と内側方とに開口する前後方向に長い切欠き16が設けられている。
このケース33内には、下方を向く操作レバー34の上端部が、左右方向を向く軸35をもって枢着され、この操作レバー34の上端部から後方を向く作動片34aの後端部には、ケース33の上壁に設けた開口36を通って、ケース33の上面、すなわち天板支持体2の上面より上方に向かって出没しうる角軸状の係合ピン34bが一体的に設けられており、操作レバー34の下端部を前方に回動させることにより、係合ピン34bが下方に回動させられて、天板支持体の上面より下方に没入されるようになっている。
図3および図4に示すように、各機器昇降手段39は、平面視内向きコ字状とした上下方向を向く左右1対のガイドレール40、40の上端部同士および下端部同士を、横連結材41、41をもって連結することにより、支持フレーム42を形成して、これを幕板4に固着し、かつ昇降支柱43を中央に立設した横長方形枠状の昇降体44の両側面に装着した上下1対のガイドローラ45、45を、左右のガイドレール40、40に嵌合し、昇降体44内の両側部に取り付けた左右1対の定荷重ばね46、46における各帯片47の先端部を、上方の横連結材41に止着して、両定荷重ばね46、46により、昇降体44を上方に引き上げるように付勢し、昇降支柱43の上端部に、昇降操作用のハンドル48を設けるとともに、昇降支柱43の中間部に取り付けたブラケット49に、パソコンのディスプレイ50等の機器を、左右方向を向く軸51をもって枢着することにより、ディスプレイ50を上下方向に首振り可能とし、さらに、天板1を前限位置Bまで移動して、機器収容空間7の上端の開口を開いた状態で、ハンドル48をもって、昇降支柱43、およびそれに装着したディスプレイ50を、図4に想像線で示すように、機器収容空間7内に収容された収容位置Dから、同じく実線で示すように、ディスプレイ50が天板1より上方に位置する使用位置Eまで、昇降しうるようにしたものよりなっている。
この例では、中央のディスプレイ50にテキストを表示し、左右のディスプレイ50とキーボード55とを利用して、二人の生徒が学習しうるようにしてある。しかし、3個のディスプレイ50の使用態様は、これに限るものではない。
なお、ディスプレイ50が収容位置Dから飛び出るのを防止するための上がり止め装置が設けられている。
例えば、図8に示すように、左右の側脚60の上面に、上方と内方とに開口する前後方向を向く凹溝61を設け、この凹溝61内に、固定レール62に対して可動レール63が前後方向に摺動可能としたガイドレール装置64を収容し、固定レール62を凹溝61の外側の側面に固着し、かつ可動レール63に垂直の取付片65aを固着したブラケット65における取付片65aの上端より内側方を向く水平片65bを、凹溝61より内側方に向かって延出させ、左右のブラケット65の水平片65bを天板1の下面に固着して実施してもよい。
B 前限位置
C 半開位置
D 収容位置
E 使用位置
S 間隔
1 天板
2 天板支持体
3 側脚
4 幕板
5、6 連結杆
7 前面カバー
8 機器収容空間
9 凹溝
10 ガイドレール受け部材
11 底片
12 固定ねじ
13 外側片
14 上片
15 内側片
16 切欠き
17 補強部材
17a下片
17b起立片
17c上片
18 固定レール
19 可動レール
20 ボール
21 ガイドレール装置
22 固定ねじ
23 作業孔
24 ブラケット
24a取付片
24b水平片
25、26 固定ねじ
27 長溝
28 ピン
29 ガイドローラ
30 軸
31 係止手段
32 開口
33 ケース
33a前向折曲片
34 操作レバー
34a作動片
34b係合ピン
34c弾性舌片
35 軸
36 開口
37、38 係合孔
24 ダンパー
25、26 軸
39 機器昇降手段
40 ガイドレール
41 横連結材
42 支持フレーム
43 昇降支柱
44 昇降体
45 ガイドローラ
46 定荷重ばね
47 帯片
48 ハンドル
49 ブラケット
50 ディスプレイ
51 軸
52 ストッパ
53 収容ボックス
54 パソコン本体
55 キーボード
56 トレー
60 側脚
61 凹溝
62 固定レール
63 可動レール
64 ガイドレール装置
65 ブラケット
65a取付片
65b水平片
Claims (5)
- 前後方向を向く左右1対の側脚同士を、左右方向を向く連結杆により連結してなる天板支持体上に、天板を前後方向に摺動可能として装着してなる天板スライド式机において、
左右の側脚の上面に、上方と内方とに開口する前後方向を向く凹溝を設け、この凹溝内に、固定レールに対して可動レールが前後方向に摺動可能としたガイドレール装置を収容し、前記固定レールを凹溝の外側の側面に固着し、かつ前記可動レールに垂直の取付片を固着したブラケットにおける前記取付片の上端より内側方を向く水平片を、前記凹溝より内側方に向かって延出させ、左右のブラケットの水平片を天板の下面に固着したことを特徴とする天板スライド式机。 - 前後方向を向く左右1対の側脚同士を、左右方向を向く連結杆により連結してなる天板支持体上に、天板を前後方向に摺動可能として装着してなる天板スライド式机において、
左右の側脚の上面に、上方に開口する前後方向を向く凹溝を設け、この凹溝に、上片と、この上片の内側縁および外側縁から垂下する内側片および外側片とを有する前後方向を向くガイドレール受け部材を、その上部が側脚の上面より上方に突出するようにして嵌合して固着し、前記ガイドレール受け部材における上片と内側片とに、互いに連続して上方と内側方とに開口する前後方向に長い切欠きを設け、この切欠き内に、固定レールに対して可動レールが前後方向に摺動可能としたガイドレール装置を収容し、前記固定レールをガイドレール受け部材における外側片に固着し、かつ前記可動レールに垂直の取付片を固着したブラケットにおける前記取付片の上端より内側方を向く水平片を、前記切欠きより内側方に向かって延出させ、左右のブラケットの水平片を天板の下面に固着したことを特徴とする天板スライド式机。 - 左右の側脚の前上部同士を、左右方向を向く連結杆により互いに連結し、かつ前記連結杆の上面に、ガイドローラを、左右方向を向く軸線回りに回転可能として装着し、このガイドローラをもって天板の下面を案内するようにした請求項1または2記載の天板スライド式机。
- 天板の前後方向の移動範囲を規制する規制手段を設けるとともに、前記天板を、後限位置と中間位置とにおいて係止する係止手段を設けた請求項1〜3のいずれかに記載の天板スライド式机。
- 左右の側脚におけるブラケットの移動範囲より前方の部分同士を、左右方向を向く連結杆をもって互いに連結した請求項1〜4のいずれかに記載の天板スライド式机。
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